JPS6314575Y2 - - Google Patents

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JPS6314575Y2
JPS6314575Y2 JP1981113441U JP11344181U JPS6314575Y2 JP S6314575 Y2 JPS6314575 Y2 JP S6314575Y2 JP 1981113441 U JP1981113441 U JP 1981113441U JP 11344181 U JP11344181 U JP 11344181U JP S6314575 Y2 JPS6314575 Y2 JP S6314575Y2
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JP
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pipe
tank
seeds
fluid
seeding machine
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JP1981113441U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体播種機の改良に関する。畝に形成
した種まき溝などに種をまくに当つて、種の形状
が球形、卵形など、その表面が平滑で、その大き
さが比較的揃つたものであるときは、乾燥状態で
機械播き操作に乗せ易いが、表面が凹凸であつた
り、羽毛状被覆物,とげ、催芽した種子などは通
常、機械播きが困難である。
そのため、これを解決する策として、最近では
自重の数十倍から数千倍の水を吸収してそのまま
保持する高吸水性高分子が開発され、種子混合懸
濁液の状態で圃場に播種する、所謂流体播種が行
なわれつつある。
この種、流体播種機としては既に特開昭54−
117723号公報によつてその概要が説明されている
が、孔から種が落下して自重により播かれる孔あ
きベルト使用の種まき機の改良として例えば種を
アルギン酸塩ゲルや壁紙用のりの懸濁液としたも
のをスラツジポンプによつて圧送して播くこと、
英国特許第1045732号明細書に下面に吐出口をも
つ中空の鋤に圧縮ポンプによつて種の懸濁液を供
給して播く方法などが提案されて来た。
しかし、これらの各機械はこれまでのところ実
用化に至らないとして前記特開昭54−117723号公
報により改良された種まき装置の提案がなされて
いる。
同公報の記載によれば、同流体播種方式は、そ
れ以前の方式が前記各方式を含め懸濁液は地上に
注入するものであるとの観点に立脚しているのに
対し、懸濁液は地面に注入されるべきではなく、
地面の上部から落下されるべきであるとの考えの
下に提案されたもので、少くとも1個の接地車
輪,種の懸濁液を貯えたタンク,種まき用の鋤,
一端が該タンクに接続されたパイプを備えた圧縮
ポンプ手段,および該パイプの他方端を鋤の後部
かつ下部の上方に支持する手段を有するものであ
る。
しかしながら、この改良された種まき装置は、
接地車輪を前輪1個としている関係上、安定性に
乏しく、又、接地車輪と同軸上に取り付けられた
多数の回転ローラーと、ブラケツトと、両者の間
に配設された弾性パイプにより圧縮ポンプ手段が
構成されていることから圧縮ポンプの位置が特定
され、圧縮ポンプよりパイプ開口落下端に至る距
離が長くなり、実際の播種に際しては、結局、自
重落下させるものと大差がないとの欠点を有して
いる。
本考案は、上述の如き実情に対処し、更に前記
種まき装置の改良を試みたもので、前輪の外、更
に左右2個の後輪を装置後部に配し、これら前後
輪間にフレームを架設すると共に、該フレーム中
間に、一方が固定又は他方に対し相対速度を異に
し、他方が前記一方に対し相対速度を異にして移
行し、その間、パイプ内部に存在する種懸濁流体
を所定区間長さにわたり絞出する圧縮ポンプ手段
を配設したこと、ならびにパイプと種懸濁流体収
容タンクとの連結部を特に径大筒状部で連結し、
前記懸濁流体の落下効率を高めたことを特徴とす
るものである。
以下、添付図面を参照し本考案流体播種機の実
施例について説明する。
第1図は本考案播種機の1例を示す側面図、第
2図は同一部分解説明図で、これら第1図及び第
2図において、1は駆動前輪,3,4は前記駆動
前輪を含む平面に対し左右対称に設けられた後輪
であり、前記前輪1の外周にはラグ2が設けられ
ており、前輪1と後輪3,4との間には前記前輪
1の中心軸5に前端が軸支されたフレーム6が後
方に延び、平座金7,7′により両端が保持され
た車軸8に軸支され、中間でナツト9,9′によ
り固定された固定軸10を介設した支持杆11,
11′の前端とボルト12及びナツト13により
締着一体化され、機体の骨格部を形成している。
そして、この機体骨格部における前記フレーム
6にはその上部において支持ブラケツト14を介
して種を懸濁して収容するタンク15が配設され
ており、その前方寄り下部には種をまく溝を作る
ための作条爪16が取り付けられ、これと一体を
なして更にその後方に覆土板17が設けられてい
る。
この場合、作条爪16,覆土板17の形状は別
段、図示のものに限られるものではなく、作条爪
16と覆土板17を夫々別個に取り付けても差支
えない。
又、種を懸濁して収容する前記タンク15は、
従来、一般に上面及び下面が比較的平坦な円筒又
は角筒の容器が用いられていたが、下方への落下
効率が余り良好でないところから本考案構造にお
いては、下方へ漸次テーパーをなしてその横断面
積を減ずる漏斗状底部をもつタンク15が使用さ
れている。なお、下方へのテーパー角度としては
40〜50゜位の傾斜角が良好である。
このタンク15内には水を吸収させた高吸水性
高分子の水溶液に種を混合したものが収容されて
おり、種は当該高分子の性状よりタンク内に沈澱
することなく後述のパイプを通して地面に播種さ
れる。ここで、前記高吸水性高分子としては、例
えばビニルエステル−アクリル酸誘導体共重合け
ん化物,ポリアクリル酸ナトリウム架橋体などで
ある。
図中、18は前記種を混合した懸濁流体、通常
は混合液であるが、これを地面に搬送し、落下播
種するためのパイプを示し、前記収容タンク15
の下部に径違エルボ19,ジヨイント20を介し
て一端が連結されており、タンク15下部の連結
部はパイプ18の径より大径の筒状部21となつ
ている。
一方、前記パイプ18の他端側はフレーム6の
中間位置を通りその他端開口が前述した作条爪1
6の後方において、作条爪16の低部より稍上方
位置に開口する如く支持されており、中間位置
に、パイプ18内を通過する種懸濁流体を所要区
間長さにわたり絞り出す挾持圧縮ポンプ手段22
が設けられている。
このポンプ手段22は図示例においては、前記
前輪1の中心軸部に同軸に設けられた駆動スプロ
ケツト23にチエン24などの伝動部材を介して
被動されるスプロケツト25と同軸をなし、該ス
プロケツト25と共に前記フレーム6に軸着され
た回転円板26と、該回転円板26の円周を等分
する位置に、則ち図では4等分する位置で円板2
6に設けられた各ローラー27と、前記円板26
ならびにローラー27の走行軌跡外周を覆い、円
板26の少くとも一部を被覆して固着され、ロー
ラー27の走行軌跡外周面との間にパイプ18の
径より小なる間隙を存してローラー外周との間で
両者間を通過するパイプ18を圧緒するローラー
ガイド28とによつて構成されている。
従つて、図においては回転円板26の回転と共
にローラー27は回動し、ローラーガイド28と
の間でパイプ18を圧縮し、ローラー27が円板
26の回転によつてパイプ18より離隔するまで
パイプ18内の種懸濁流体を絞り出すのである。
この場合、パイプ18の内径は通常7〜20φmm
位であり、絞り出す区間はローラー27がパイプ
18を圧縮する区間で、図では90度の範囲におい
て、ローラーガイド28が設けられ、圧縮区間を
形成しているが、この区間はパイプの径と共に適
宜、播種量に合わせ調節可能である。
なお、上記ポンプ手段は1例であり、かかる手
段に限られることなく、同効の手段の適用が可能
である。しかし、パイプを挾持する両部材は少く
とも相対速度を有する移動部材であることが肝要
である。例えばベルト様部材の使用がそれであ
る。
又、パイプ18は前述のように圧縮されること
が必要であり、とりわけ絞出作用後は直ちに復元
する復元性良好な材料で作ることが望ましい。か
かる材料としては弗素ゴム系透明パイプが挙げら
れる。
図中、29は適宜、長さ調節可能に形成された
把手杆である。
本考案播種機は以上のような構成からなり、こ
れを使用し、播種するに際しては、収容タンク1
5内へ播種しようとする所定の種を混合した懸濁
流体を収容し、把手杆29を掴持して播種機を圃
場面上を移行させればよく、前輪1の回動によつ
て与えられる駆動力によりスプロケツト23、チ
エン24,被動スプロケツト25を介して回転円
板26は同調して回動し、前記ローラー27とロ
ーラーガイド28間のパイプしごき作用により作
条爪16が形成した種まき溝内へ種を落下させ播
種する。
かくして、本考案播種機は後輪によつて走行安
定性を確保しつつタンクから効率よく種を落下さ
せ、播種作業を圃場に対し実施することができ
る。
本考案は以上の如く流体播種を行なうことによ
り、従来機械まきが困難であつた種々の種子に対
しても、種子を損傷なく圃場に均一に播種するこ
とができると共に、収容タンクとパイプとの連結
部を大径の筒状部となしたことにより、タンク内
の種懸濁流体の落下が円滑で、パイプ内への移行
が迅速、かつ正確となつて均一な播種を確保さ
せ、しかも挾持圧縮ポンプ手段をパイプ開口他端
に近く、フレーム中間位置に設けたことにより、
開口を通じて落下する種に対するパイプ内の抵抗
が少なく、より一層の均一播種を可能とする効果
を有しており、更には、前輪のみならず後輪をも
設けて走行安定性を向上させ、使用,取扱を容易
ならしめて実用上の有用性を高める等、従来の装
置に比し、今後における流体播種の普及にその役
割が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る流体播種機の1例を示す
側面概要図、第2図は同一部分解斜視図である。 1……前輪、2……ラグ、3,4……後輪、6
……フレーム、15……タンク、16……作条
爪、17……覆土板、18……パイプ、21……
大径筒状部、22……ポンプ手段、26……回転
円板、27……ローラー、28……ローラーガイ
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外周にラグを有する1個の前輪と、該前輪を
    含む平面に左右対称的に設けられた2個の後輪
    を備え、前記前輪と後輪との間に架設されたフ
    レームに種を懸濁して収容するタンクと作条爪
    及び覆土板を取り付け、かつ弾性パイプ一端を
    前記タンクに連結し、他端を前記作条爪後方に
    開口せしめた流体播種機において、前記弾性パ
    イプと前記収容タンクとの連結部をパイプ径よ
    り径大の筒状部をもつて構成し、かつ前記連結
    部とパイプ他端との間で前後輪の略中間位置に
    前記パイプ径より狭い間隙でパイプを挾持し、
    パイプ内部を通過する前記種懸濁流体を所要の
    区間長さにわたり絞出する、少くとも一方が他
    方に対し相対速度を有する移動部材である一対
    の挾持圧縮ポンプ手段を配設してなることを特
    徴とする流体播種機。 2 一対の挾持圧縮ポンプ手段が円周等分位置に
    ローラーを取り付けた回転円板と、該回転円板
    の外周の少くとも一部において前記ローラー走
    行面を被覆し、ローラー走行外周面との間にパ
    イプ絞出部を形成するローラーガイドからなる
    しごきポンプ手段である実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の流体播種機。 3 種を懸濁して収容するタンクの底部が40〜50
    度のテーパー状に漸次狭められている実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載の流体播
    種機。
JP11344181U 1981-07-29 1981-07-29 流体播種機 Granted JPS5818414U (ja)

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JP11344181U JPS5818414U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 流体播種機

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JP11344181U JPS5818414U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 流体播種機

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JPS5818414U JPS5818414U (ja) 1983-02-04
JPS6314575Y2 true JPS6314575Y2 (ja) 1988-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177903A (ja) * 1985-01-31 1986-08-09 中国農業試験場長 催芽種子の播種装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54117723A (en) * 1978-02-28 1979-09-12 Uiriamu Kuruuzu Jiyon Seeder

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JPS54117723A (en) * 1978-02-28 1979-09-12 Uiriamu Kuruuzu Jiyon Seeder

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