JPS63144804A - 多段クラスタ型圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、圧延材特に薄手硬質材に対するクラウン、形
状（平坦さ）の制御能力にすぐれた、多段クラスタ型圧
延機に関する。

（従来の技術） 一般に、例えばステンレス鋼のような、薄手硬質材の冷
−間圧延においては、「機械工学便覧、改訂第６版」　
（昭和５７年３月２０８、日本機械学会発行）の第１７
−３７頁に記載されている、ゼンジミアミルのような、
ワークロール径が５０ｍ−前後の多段クラスタ圧延機が
、多用される。

このような、多段クラスタ型圧延機における、圧延材に
対する形状（平坦さ）の制御手段としては、 ■ワークロールを、その軸心な含む鉛直な面内でたわま
せる（ワークロールベンディング）方法■中間ロールを
ベンディングさせる方法■中間ロールを軸方向に変位さ
せ、圧延材に対する圧延荷重分布を制御する、中間ロー
ルシフト方式 ■分割型補強ロール（たとえば、ベアリングを軸方向に
複数箇並べた形式のもの）の分割片の圧下方向への押し
こみ量（偏心量）を変化させる方法 等がある。

これらの、多段クラスタ型圧延機における。圧延材に対
する形状制御手段は、それぞれ効果が認められ、普通、
これらの手段を複数併せ持つ圧延機が多い。

一方、多段クラスタ型圧延機にあって、その一端が漸次
径小となる如き胴部形状をもつ中間ロールを具備する圧
延機が、特開昭５８−５０１１０号公報に開示されてい
る。

また、これらの圧延機にあっては、ワークロールには中
央凸型のロールクラウンを付けることが常識となってい
る。このように、ワークロールおよび中間ロールのクラ
ウンを、圧延条件に応じて適正に付けることによって、
圧延材に対する形状制御を行うことも既知である。

しかしながら、如何に少ないワークロールおよび中間ロ
ールの数で、種々の圧延条件に対応して幅広く、圧延材
の形状制御を行い得るかが問題となっている。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、前述のような問題を解決した、圧延材に対す
る形状制御能力にすぐれた多段クラスタ型圧延機を提供
することを目的としてなされた。

（問題点を解決するための手段） □本発明の特徴とする処は、１対のワークロールと、該
ワークロールを支持し、上下で点対称な、左右対称の、
軸方向に移動可能な中間ロールと、該中間ロールを支持
する複数本の補強ロールとからなる多段クラスタ型圧延
機であって、軸方向の一端か漸次径大であり、他端が漸
次径小である中間ロールを有することにある。

以下に、この発明の詳細な説明する。第１図（ａ）　（
ｂ）に、この発明になる多段クラスタ型圧延機の一実施
例を示す。第１図（ａ）　（ｂ）において、ｌは、ワー
クロールであって、この実施例では直径：ｌｈｍ、胴長
４５ｈｍの超硬ロールである・。ワークロールｌの胴部
には、２０ｇｍの凸型クラウンを放物線パターンで付け
である。

２は、中間ロールてあって、この実施例ては、直径７０
■、胴長４５０■の鍛鋼ロールである。中間ロール２に
は、第１図（ｂ）に示すように、軸方向の一端に漸次径
大となる部分を、他端に漸次径小となる部分を設けであ
る この実施例においては、中間ロール胴部の軸方向の一端
から１２５＋＋ｍ軸方向中央へ向かった位置を起点とし
て、ワークサイドには＋３０ｇｍの端部へ向かう漸次径
大部分を、ドライブサイドには一３０ｇｍの端部へ向か
う漸次径小部分を放物線パターンて付けである。また、
この中間ロールは、上下は点対称に、左右は対称に配設
されており、かつ正、負の軸方向に３５ｍｍ移動可能で
ある。

３は、サイド分割バックアップロール、４は、センター
分割バックアップロールである。５は、圧延材てあって
、この実施例では、幅３７０■■、厚さ２５ｇｍのステ
ンレス鋼である。

（実施例） 上に述べた、本発明の圧延機を用いて、前述のステンレ
ス鋼を圧延した。圧延機入側におけるストリップ張力は
、３５ｋｇｆ／ｖｓ２．出側におけるストリップ張力は
、４０ｋｇｆ／ａｍ２テあす、圧延速度ハ。

１０ｍ　／ｗｉｎであった。圧延潤滑剤として、鉱物油
系のエマルジョンを用いた。圧延機出側におけるストリ
ップのゲージ（厚さ）は、２０ｇｍであった。

この圧延過程での圧延材に対する形状制御性の結果を、
第２図に示す。

第２図において、従来法として示した圧延機の中間ロー
ルは、特開昭５８−５０１１０号公報に開示されている
ような胴部プロフィルを有する中間ロールであって、ロ
ールめ軸方向の一端から軸方向中央へ向かって１２５ｍ
ｍの位置を起点として端部へ向かって漸次３０Ｂｍ径小
となる部分を、放物線パターンで付けである。第２図か
ら明らかなように、本発明になる多段クラスタ型圧延機
か、格段に大きな、圧延材に対する形状制御能力を有し
ている。第２図において、Δ２は、ストリップ側縁部の
応力を、Δ４は、ストリップ幅方向中心から距離立、（
文ｒ　／　１２＝１／２　、　ｆＬ２　＝ｂ／２　ｂ　
：圧延材（ストリップ）の＠）の位置の応力を示してい
る。

（発明の効果） この発明は、以上述べたように構成しかつ、作用せしめ
るようにしたから、小盲な中間ロールシフト量で、従来
技術に比し飛躍的に大きな、圧延材に対する形状制御能
力を有する圧延機とすることがてき、ステンレス鋼等硬
質材のストリップをすぐれた形状（平坦さ）を有する圧
延製品とすることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　（ｂ）はこの発明になる多段クラスタ型
圧延機を示す図、第２図はこの発明になる多段クラスタ
型圧延機の、圧延材に対する形状制御性を示す図である
。 １−・・ワークロール、２・・・中間ロール、３・・・
サイドバックアップロール、４・・・センターバックア
ップロール、５・・・圧延材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １対のワークロールと、該ワークロールを支持し、上下
   で点対称な、左右対称の、軸方向に移動可能な中間ロー
   ルと、該中間ロールを支持する複数本の補強ロールとか
   らなる多段クラスタ型圧延機であって、軸方向の一端が
   漸次径大であり、他端が漸次径小である中間ロールを有
   することを特徴とする多段クラスタ型圧延機。