JPS63143335A - 多機一軸式ガスタ−ビン装置の排気装置 - Google Patents

多機一軸式ガスタ−ビン装置の排気装置

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JPS63143335A
JPS63143335A JP29211686A JP29211686A JPS63143335A JP S63143335 A JPS63143335 A JP S63143335A JP 29211686 A JP29211686 A JP 29211686A JP 29211686 A JP29211686 A JP 29211686A JP S63143335 A JPS63143335 A JP S63143335A
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JP
Japan
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exhaust
gas turbine
turbine engine
power
lubricating oil
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JP29211686A
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Inventor
Hiroshi Ogawa
博史 小川
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガスタービンエンジンにより例えば発電線等
の作業機を駆動するようにしたガスタービン装置に関し
、特に詳しくは2個以上のガスタービンエンジンからな
るパワーモジュールの動力を1本の出力軸に取出すよう
にした多機一軸式ガスタービン装置の排気装置に関する
ものである。
(従来技術及びイの問題点) 本件出願人は、3個以上のガスタービンエンジンを有す
る、この種の多機一軸式ガスタービン装置について特願
昭61−27089号を既に出願している。
しかしながら、この種のガスタービン装置では3台のガ
スタービンエンジンの内、任意の1f−7或は2台を停
止して低燃費運転するために、停止しているガスタービ
ンエンジンに運転中のガスタ−ビンエンジンからの排気
ガスが逆流することを防止する必要がある。
特にガスタービンエンジンは通常の内燃機関と比較して
排気ガスが高温、大通であるので、排気ガスの逆流を防
止することは小型である。
(発明の目的) 本発明は、複数のガスタービンエンジンを有するガスタ
ービン装置において、停止しているガスタービンエンジ
ンに排気ガスが逆流することを防止できる多機一軸式ガ
スタービン装置の排気装置を提供することを目的として
いる。
(発明の構成) (1)技術的手段 本発明は、動力を発生するパワーユニットと、パワーユ
ニットからの動力をワンウェイクラッチを介して減速し
、1本の出力軸に出力する減速機とを組合わせて設け、
パワーユニットを、それぞれ単体のガスタービン機関か
らなる複数のパワーモジュールで形成し、パワーユニッ
トに要求される出力特性に応じて任意のパワーモジ1−
ルを停止し1!する多機一軸式ガスタービン装置におい
て、各ガスタービン機関からの排気管を1本の集合排気
通路に連通して設【す、各排気管の開口端部に排気管か
ら排気ガスが排出されている時だけ排気管の開口端部を
開く排気ダンパー機構を設けたことを特徴とする多機一
軸式ガスタービン装置の排気装置である。
(2)作用 排気ダンパー機構で停止しているガスタービン機関の排
気管の開口端部を塞ぎ、排気ガスが逆流することを防止
する。
(実施例) 第1図は本発明実施例の装置の正面略図、第2図は本発
明実施例の側面略図である。第2図において、発電機セ
ットはパワーユニット1と発電機2並びに両省の間に配
置される減速装置3とで構成されており、キユービクル
4(室)内の台床5上に配置されている。線Qは発電機
セット全体の水平な基準線(中心線)で、この基準線Q
に沿ってパワーユニット1、減速機3、発?’1iF3
2が1列にならんでいる。
パワーユニット1は3個のパワーモジュール6(第2図
には2個のみ図示)で構成されている。
各パワーモジュール6は1台のガスタービンエンジンで
構成された概ね筒状の!A置で、その中心線Pは基準線
Qと平行に伸びている。各、パワーモジュール6の後述
する出力軸は減速機3を介して発電機2の入力軸7に連
結されている。入力軸7は基準線Qと向応の位置にあり
、発電様2本体から減速機3側へ突出している。
発電機2の上方において、キューごクル4には吸気口1
0と吸気サイレン丈11が設りである。
吸気口10から流入した外気は吸気サイレン丈11を通
過してキユービクル4内へ流入する。この流入空気は発
ffft12の冷却空気として使用され、発電機2の内
部を流れるようになっている。パワーユニット1には、
その上方に位置する吸気ダクト12が接続している。吸
気サイレン丈′11を通過した空気の一部は吸気ダクト
12を経てパワーモジュール6に供給される。吸気ダク
ト12の上部近傍には換気ファン13が設(プてあり、
換気ファン13の上方に換気サイレン丈14と換気口1
5が設けである。キユービクル4内の空気は換気ファン
13により換気サイレン丈14を経て換気口15から外
部へ排出される。
キユービクル4の発電機2と反対側の端部には排気室1
6が形成されている。各パワーモジュール6の排気デフ
ユーザに接続する排気ダクト17は排気室16内へ突出
している。排気室16の上方には排気サイレン丈18が
設けてあり、その上方に排気口19が設けである。
前記排気ダクト17の出口端部には詳しくは後述する排
気逆流防止用の排気ダンパー20が設けてあり、この排
気ダンパー20で1台又しよ2台のパワーモジュール6
だけを運転する時に、運転中のパワーモジュール6から
排出された高温、高圧の排気が、停止中のパワーモジュ
ール6の排気ダクト17に流入することを防止するよう
になっている。
第1図において、3個のパワーモジュール6は基準線Q
の両側かつ斜め下方と、基準rAQの真上とに設けてあ
り、より詳細には、基準線Qを中心とする同心円上に等
しい角度間隔を隔てて位置している。
各パワーモジュール6には燃焼筒21が筒状本体から突
出した状態で設けである。上方のパワーモジュール6の
燃焼筒21と第1図で左下方のパワーモジュール6の燃
焼n21は、水平方向側方かつ他の1個のパワーモジュ
ール6と反対の方向へ突出している。上記他の1個のパ
ワーモジュール6の燃焼筒21はパワーモジュール本体
から上方へ突出しており、上側のパワーモジュール6の
側方に位置している。
前記減速t13は、詳しくは後述するように、各パワー
モジュール6のタイル軸からガスタービンエンジンの出
力を受けて、減速Ia3に内蔵されている3個の遊星歯
車機構(第1段減速機栴)、中間軸を有する平歯車機構
(第2段減速機構)で、発電機2に最適な回転数にまで
タイル軸の入力回転数を減速して、1本の出力軸22か
ら弾性継手23を介して発電R2に動力を伝達する構造
である。
第1図のa矢視図である第1a図に示すように、減速機
3の第1a図中の右端面には、3個のパワーモジュール
6に対応して各1個づつ合計3個のスターター25が設
けられている。
更に、第1a図のb矢視図である第1b図において、減
速1113の上部には燃料ポンプ26、ガバナ28、燃
料FJ!Jm弁29等から構成される燃料調量装置24
が配置されている。減速813の上部左側面には3個の
燃料戻し弁30が設けられている。
また、減速13の右下端部には潤滑油ポンプ31が設け
られ、潤滑油ポンプ31からのT8滑油を調圧弁32で
調圧した後に、各パワーモジュール6毎に設けられたT
IJ消油遮油遮断弁33して給油するようになっている
前記燃料調量装置24の配管系統を示す第3図で、各ガ
スタービン機関のそれぞれに設けられた燃料ポンプ26
の下流側には各パワーモジュール6毎に1個ずつ設けら
れた燃料調量弁29が、燃料供給配管34a、34b、
34cによりそれぞれ独立して繋がっている。この燃料
供給配管34は各パワーモジュール6の燃焼筒21(第
1図)に設けられた燃料噴射用のスプレイヤー35に繋
がっている。スプレイヤー35と燃料調量弁29の間の
燃料供給配管34には遮断弁36が介装されている。
また、燃料調量弁29の下流側近傍の燃料供給配管34
には、エンジン停止時に余剰燃料を還流する燃料戻し配
管37の一端が分岐接続しており、燃料戻し配管37の
他端部は燃料ポンプ26より上流側位置の燃料供給配管
34に分岐接続している。燃料戻し配管37の途中には
前記燃料戻し弁30が介装されている。燃料調m弁29
には、燃料調量弁29の調量動作で燃料供給配管34か
ら取出す燃料をバイパスするバイパス配管38が接続し
、バイパス配管38の端部は燃料戻し配管37と同様に
燃料供給配管34に分岐接続している。
以上のように燃料調量弁29をスプレイヤー35と燃料
ポンプ26の間に配置したので、実際の配管組立状態を
示す第4図、第4a図、第4b図のように、燃料調量装
置24の配管系統が簡素化されるようになっている。
また、燃料調量弁29が第4図のように横一列に並んで
いるので、ガバナ28と燃料[1弁29を繋ぐリンク機
構298(第1b図)の取回しが容易で構造が簡単にな
る。
第1b図中のv−■断面部分図である第5図を参照して
前記減速機3の詳細構造を説明する。第5図中で、クイ
ルIr1l140は各パワーモジュール6(第1図)の
ガスタービンエンジンの出力軸であり、タイル軸40は
最高3万ppm 、以上の高速で回転する小径の軸であ
る。このタイル軸40から減速機3に導入されたガスタ
ービンエンジンの動力は、まず遊星減速機構41(第1
段減速機構)で減速された後に、各パワーモジュール6
@に1本ずつ合計3本設けられた中径の中間軸42に伝
わり、中間軸42から平歯車減速機構43(第2段減速
機構)で更に減速されて、大径の1本の出力軸44から
出力されるようになっている。
これらのlft星減速機構41、中間軸42、平歯車減
速機構43等はハウジング45.46内に収容されてい
る。まず、遊星減速機構41はサンギtz 40 a 
1遊星ギt41aS1星キヤリヤ41b1インターナル
l’?41c等から構成されている。
インタープルギヤ41Gはフランジギヤ42aに噛み合
い、押え板42bで固定されているフランジギヤ42a
は中間軸42にスプライン嵌合している。中間軸42と
インターナルギヤ41Cの間には、詳しくは侵述する潤
滑機構の一部である連結軸47(連結部材)が配置され
ている。
中間軸42の第5図中の下端部にはスターターギt42
cが形成され、スターターギtF42cにはスターター
25のピニオンギヤ25aがスターター25bで噛み合
い自在に設けられている。
平歯車減速機構43は、中間ギt43a、出力ギヤ43
bから構成され、中l)uギ↑743atよりンウェイ
クラッチ48を介して中間軸42(こ軸支されている。
ワンウェイクラッチ48は中間1抽42から中間ギヤ4
3a側へのみ動力を伝達し、逆方向には空転するように
なっている。したがって、3個のパワーモジュール6の
全部を゛常時運転する必要はなく、任意のパワーモジュ
ール6を停止自在である。
出力ギヤ43bはポル1〜43cで出力軸44に固定さ
れており、出カギsy 43 bには各中間軸42に軸
支されている3個の中間ギヤ4.38が噛み合っている
(図中では2個の中間ギヤ43aだ1〕を図示)。
第5図で右側に位置する第3ガスタービンエンジン用の
中間ギヤ43aには、中間!(? 1743 aの図中
の下面に動力取出しギヤ49がボルト49aで固定され
ており、動力取出しギv49には補機駆動ギヤ50が噛
み合っている。補義駆動ギヤ50は補機駆a軸50aに
固着されており、補機駆動’11+ 50 aは潤滑油
ポンプ51(補機)を駆動するようになっている。また
、図中で左側に位置する第2ガスタービンエンジン用の
中間ギヤ43aによって同様に燃料ポンプ26(補機)
が駆動されるようになっている。
第1b図中のVT−VI断面部分である第6図に示すよ
うに、3個並列に配列された各がバナ28(補機)は、
第1ガスタービンエンジン用の中間ギせ43a(第5図
)に噛み合う平ギヤ55、軸55aに固着された平ギヤ
55b1ガバナ28駆動用の平ギヤ55cを介して駆@
される構造である。
したがって、fl’]滑油ポンプ51、燃料ポンプ26
等の補機は、ワンウェイクラッチ48を介して空転自在
な中間ギヤ43aで駆動されるので、3台のガスタービ
ンエンジンのいずれか1台が運転していれば、すべての
補機類が駆動される構造である。
第5図で左側の第2ガスタービンエンジン用の中間軸4
2のスターターギ17420には、スターターギヤ42
cの回転数を検出する近接スイッチ53が非接触状態で
設けられており、近接スイッチ53のパルス検出信号5
3bはピックアップ53aを介して速度制御回路54に
入力される。速度制御回路54は外部から入力されてい
る指令信号52と近接スイッチ53からの検出信号53
bとを比較して、偏差を演偉し、スターターギヤ42C
の回転数を指令されている回転数に一致させるような速
度制御信号54aを前記ガバナ28(第1b図)に送出
Jるようになっている。
なa3、第5図中では近接スイッチ53、速度制御回路
548は左側の第2ガスタービンエンジンにだり図示し
であるが、他の2台のガスタービンエンジンにも同様に
近接スイッチ53、速度制御回路54等の速度制御機構
が設けられており、夫々のガスタービンエンジンを指令
されている回転数に1ill 13X!するようになっ
ている。
このガバナ28は、平ギヤ55(第6図)から取出した
動力を油圧力に変換し、速度制御信号54aに基づいて
調整される該油圧力でリンク機構29a(第1b図)の
移動量を増減する所謂電気−油圧式のガバナーである。
以上の速度制御機構とは別に、パワーユニツ1〜1全体
に要求される負荷特性に応じて、ガスタービンエンジン
を燃料消費率の少ない状態で運転するだめの制御装置を
説明する。
第3図中で各燃料遮断弁36には制御回路39からの出
力信号39aが夫々伝達し得るように構成されており、
出力信号39aによって3台の内の任意のガスタービン
エンジンへの燃料供給を停止するようになっている。制
御回路39には外部からのパワーユニット1への負荷指
令信号39bが入力されている。制御回路39は、負荷
指令信号39bが低下した時には1台或は2台のガスタ
ービンエンジンを停止させるように出力信号39aを出
力するようになっている。
したがって、パワーユニット1に要求される負荷率りに
対する各ガスタービンエンジンの燃料消費率R(g/P
S−h )の変化を表す第3a図に示すように、負荷率
りが3/3の時は3台のガスタービンエンジンを運転し
て、燃料消費率Rは特性×1になる。負荷率りが2/3
にまで低下して点P1に達すると、制御回路39によっ
て任意の1台の燃料遮断弁36へ出力信号39aを出力
し、残りの2台を高負荷で運転して特性×2に燃料消費
率Rを下げる。更に負荷率りが1/3にまで低下して点
P2に達すると、任意の2台の燃料遮断弁36へ出力信
号39aを出力し、特性×3に燃料消費率Rを下げる。
ガスタービンエンジンは低負荷で運転するよりも高負荷
で運転する方が燃料消費率が少なく、燃費が安くなるの
で、パワ−ユニット1仝体への要求負荷が低下した時に
は、以上のような制御回路39によって、3台のガスタ
ービンエンジンを低負荷で運転するよりも、2台或は1
台のガスタービンエンジンを高負荷で運転した方が燃費
が安くなる。
次に、第5図でワンウェイクラッチ48の潤滑機構につ
いて、説明する。潤滑油ポンプ31(第1b図参照)か
ら吐出された潤滑油は潤滑油漉し2S56、冷却器57
、調圧弁32(第1b図)を経て、ジヨイント58aか
らハウジング45の肉Jゾ内の潤滑油通路5Bに流入す
る。潤滑油通路58は潤滑油通路58bを経て前記遊星
キャリヤ41bの環状の溝5つに連通し、通路59a、
59bから前記連結@47に形成されたL1通孔47a
に繋がっている。
連結軸47と押え板42bとの間には、略ピストンリン
グ状のシールリング60(シール部材)が介装されてお
り、シールリング60で中間軸42の潤滑油通路61内
に貫通孔47aから流れ込む潤滑油の圧力を保持し、こ
の油圧力でワンウェイクラッチ48に潤滑油を圧送する
ようになっている。
すなわち、ガスタービンエンジンが運転している時には
、中間軸42も回転するので、潤滑油通路61内に油圧
を保持しなくても、潤滑油は通路62から遠心力でワン
ウェイクラッチ48に流れ込むが、中間軸42が回転せ
ず、ワンウェイクラッチ48が空転して大量の潤滑油が
必要なガスタービンエンジンの停止時には、前述の遠心
力が働かず、特にシールリング60で潤滑油通路61内
の油圧を保持し、ワンウェイクラッチ48に潤滑油を圧
送するようになっている。
一方、各パワーモジュール6への潤滑油は、潤滑通路5
8から潤滑油遮断弁33を経て、通路75aから各パワ
ーモジュール6のガスタービンエンジンへ供給されるよ
うになっている。
各パワーモジュール6のガスタービンエンジン65を示
す第7図で、潤滑油通路58(第5図)から圧送される
潤滑油は配管64及び前記通路75aを通って、第1ベ
アリング66と第2ベアリング67に供給される。第1
ベアリング66はインペラ68の左端部を軸支するため
の玉軸受であり、第2ベアリング674よインペラ68
の右端部を軸支するための玉軸受である。
第7a図に示すように、これらの第1ベアリング66、
第2ベアリング67の周囲はコンプレッサ70内の圧縮
空気で膨張して液密を保持するラビリンスシール71.
72(エアシール)で囲まれており、第1ベアリング6
6、第2ベアリング67に供給された潤滑油が漏洩する
ことを防止する構造である。
ラビリンスシール71.72はガスタービンエンジン6
5自身のコンプレッサ70から圧縮空気を受けるので、
第2ベアリング67用のラビリンスシール72にはガス
タービンエンジン65が運転中にのみコンプレッサ70
からの圧縮空気が供給されている。
ところが第1ベアリング66は減速機3のハウジング4
5(第5図)内の室458に面しているので、ガスター
ビンエンジン65自身が停止している状態でも、他のガ
スタービンエンジン65の運転によって室45a内はオ
イルミストが充満しており、このオイルミストをシール
づるために第1ベアリング66用のラビリンスシール7
1には、第7図とは異なる断面位置の部分図である第7
b図に示すように、エア配管73を通って他の2台のコ
ンプレッサ70からの圧縮空気が常時供給されるように
なっている。
更に、前記第1ベアリング66、第2ベアリング67へ
潤滑を流す配管64の途中には潤滑油遮断弁33(第1
b図)が介装されており、この潤滑油遮断弁33で運転
を停止しようとするガスタービンエンジン65の第1ベ
アリング66、第2ベアリング67への潤滑油供給を停
止づる機能を果ず。
潤滑油遮断弁33には第7図に示すように、タイマー7
6からの閉弁信号76aが伝達される構成になっており
、閉弁信@76aで潤滑油遮断弁33は閉弁する。タイ
マー76には、ガスタービンエンジン65への停止指令
信号69が伝達されるようになっており、タイマー76
は停止指令信号69が入力された時点から、詳しくは後
述する所定の時間遅れを設けた後に閉弁信号76aを閉
弁する機能を備えている。
づ−なわら、ガスタービンエンジン65は停止指令信号
69が指令されるのと同時に、回転を停止し得るもので
はなく、ある程度の時間は慣性で空転を続けた後に、回
転を停止するので、空転している間は、第1ベアリング
66、第2ベアリング67に潤滑油を供給する必要があ
り、一方では余り長時間の時間遅れではガスタービンエ
ンジン65が回転を停止した後にも、第1ベアリング6
6、第2ベアリング67へ潤滑油を供給し続けることに
なり、前述の通りラビリンスシール71.72のシール
機能が喪失しているために潤滑油を漏洩させてしまう。
したがって、第1ベアリング66、第2ベアリング67
に必要な時間だけ潤滑油を供給し、かつラビリンスシー
ル71.72からオイル漏れが発生しない程度の所定の
時間遅れを設けるように前記タイマー76が構成されて
いる。例えば、本実施PA装置ように1台のガスタービ
ンエンジン65の出力が100OPS程度の場合には、
時間を一エンジン回転数Vのグラフである第8図に示す
ように点P3で停止指令信号69(第7図)が発信され
た後に略5秒〜15秒の時間遅れ王を設けてから、点P
4で潤滑油遮断弁33を閉弁する閉弁信号76a(第7
図〉を出力するのが最適である。
以上のように第1ベアリング66、第2ベアリング67
への潤滑油供給を制御すると、時間t、エンジンスピー
ド■−シール用エア圧COP 、 fl滑油圧力LOP
のグラフである第9図に示すようにガスタービンエンジ
ン65に停止指令信@6つが発信された後のラビリンス
シール72へのシール用エア圧CDPは特性Y1を示し
、−力筒1ベアリング66、第2ベアリング67への潤
滑油圧力LOPは特性Y2を示し、特性Y1と特性Y2
との間に圧力差Hが発生しても、前述のように潤滑油遮
断弁33(第6図)が閉弁されるので、オイル漏れは発
生しない。
第2図のX部を拡大して示す第10図で前記排気ダンパ
ー20を説明する。排気ダンパー20は排気室16内に
開口した排気連結管81aの開口端部82を開閉するよ
うに構成されており、排気連結管81aは排気連結管8
1b、伸縮継手83を介して各ガスタービンエンジン6
5の排気ダクト17(第7図)に連結している。なお、
第10図では2台分の排気ダンパー20だけを図示して
いるが、3台すべてのガスタービンエンジン65の排気
ダクト17に排気ダンパー20が設けられている。
排気ダンパー20は、弁板85、軸86、ウェイト87
等から構成されており、排気連結管81から排気室16
内にガスタービンエンジン65の排気ガスが排出されて
いない時はウェイト87の重さで弁板85を閉塞位置に
付勢し、排気連結管81からガスタービンエンジン65
の排気ガスが排出される時には、排気ガスの圧力で弁板
85を開弁位置に回動する構造である。軸86は、排気
室16に軸支されており、ウェイト87は弁板85と一
体に連結している。このウェイト87の型開は弁板85
の1閤より僅かに軽く設定されており、排気ガスの圧力
で開弁じ易いように配慮されている。
一般にガスタービンエンジン65の排気ガスは内燃機関
と比較して遥かに高温、かつ大量に排出されるが、本実
施例装置のガスタービンエンジン65は前述のように任
意の1台或は2台を停止して、残りの1台或は2台だけ
で運転する場合があり、このような場合に停止している
ガスタービンエンジン65の排気連結管81aから高温
、高圧の排気ガスが逆流して第2図の吸気サイレンサ1
1内に排気ガスが流れ込む恐れがある。
ところが、本実論例の排気連結管81aには排気ダンパ
ー20が設けられているので、停止しているガスタービ
ンエンジン65の排気連結管81aは排気ダンパー20
の弁板85で閉塞され、排気ガスが逆流する恐れはない
以上のような構成では、第1b図に示すようにガバナ2
8が3台のガスタービンエンジン65に1台づつ設けら
れているので、ガスタービンエンジン65の速度制御を
個別に行なうことが可能になるばかりか、パワーユニッ
ト1に要求される負荷率に応じて任意のガスタービンエ
ンジン65を停止して、第3a図のように低燃費運転が
可能である。
また、補機駆動ギヤ50、潤滑油ポンプ31等の補機類
は3台のガスタービンエンジン65の内、少なくとも1
台が運転していれば、動力を取出して駆動され、減速磯
に内蔵されているワンウェイクラッチ48(第5図)に
はシールリング60による圧力保持機能で充分な潤滑油
が供給され続ける。
更に、第6図の第1ベアリング66、第2ベアリング6
7に供給される潤滑油は潤滑油遮断弁33で制御され、
第1ベアリング66、第2ベアリング67から潤滑油が
漏洩することはなく、しかも必要な潤滑は確保しである
したがって、本実施例装置は3台のガスタービンエンジ
ン65を有する発電機セットに要求される各種の性能、
機能を高レベルで満足する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による多機一軸式ガスタービ
ン装置の排気装置では、第10図に示すように、各ガス
タービンエンジン65からの排気管を1本の集合排気通
路(例えば排気室16)に連通して設け、各排気管の開
口端部82に排気管から排気ガスが排出されている時だ
け排気管の開口端部82を開く排気ダンパー20を設け
たので、次の効果を奏する。
停止しているガスタービンエンジン65の排気連結管8
1を排気ダンパー20の弁板85で閉塞でき、排気ガス
が排気ダクト17、ガスタービンエンジン65の内部を
通って吸気サイレンサ(第2図)に逆流することを防止
できる。ガスタービンエンジン65の場合は、通常の内
燃機関よりも排気ガスが高温、大量であるので、排気ガ
スが吸気ザイレンサ11(第2図)に逆流すると、他の
運転中のガスタービンエンジン65の燃焼に悪影響を及
ぼす恐れがあるが、以上の排気ダンパー20でこの問題
を解消できる。
本発明の場合は複数(例えば実施例では3台)のガスタ
ービンエンジン65を備えており、各ガスタービンエン
ジン65をパワーユニット1への負荷要求に応じて第3
a図に示すように、任意の1台或は2台ガスタービンエ
ンジン65を停止して低燃費運転を行なうので、少なく
とも1台のガスタービンエンジン65が運転していれば
、停止しているガスタービンエンジン65に排気ガスが
逆流することを防止する機構が必要であり、以上のにう
な排気ダンパー20は複数のガスタービンエンジン65
を有するパワーユニット1には必須の機構であり、排気
ダンパー20で装置全体の信頼性を向上させることがで
きる。
特に、排気ダンパー20を、回動自在に軸支され排気管
の開口端部82を塞ぐ弁板85と、この弁板85に排気
圧力が作用した時以外は弁板85を閉塞状態に付勢する
ウェイト87で構成した場合には、第10図の開口端部
82から排出されるガスタービンエンジン65(第5図
)の排気ガス圧力で、運転しているガスタービンエンジ
ン65の開口端部82に設けられている弁板85だけを
簡単な構造で開弁することができる。
(別の実施例) (1) 本発明実施例装置の場合には第5図に示づよう
に、M1減速機構41を使用しているので、中間軸42
のワンウェイクラッチ48は中間軸42から中間ギヤ4
3a方向にだけ動力を伝達するようになっているが、第
11図に示すように1lli2W減速ta構41の代り
に平ギヤ100を第1段減速i構として使用する場合に
は、逆に平ギヤ100から中間軸42方向にだけ動力を
伝達するワンウェイクラッチ102を採用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の装置の正面略図、第1a図tよ
第1図のa矢視図、第1b図は第1a図のb矢視図、第
2図は本発明実施例の側面略図、第3図は燃料調量装置
を示す配管系統図、第3a図は負荷率−燃料消費率のグ
ラフ、第4図は第3図の配管を実施例装置に組立てた状
態を示す正面組立図、第4a図は第4図のa矢視図、第
4b図は第4図のb矢視図、第5図は第1b図のv−■
断面部分図、第6図は第1b図のVl−Vl断面部分図
、第7図はパワーモジュールを構成するガスタービンエ
ンジンの縦断面部分図、第7a図は第7図の要部拡大図
、第7b図は第7図とは異なる断面位置の要部縦断面部
分図、第8図は時間−エンジン回転数のタイミングチャ
ート、第9図は時間、エンジンスピード−シール用エア
圧、潤滑油圧力のグラフ、第10図は第2図のX部拡大
図、第11図はワンウェイクラッチの別の実施例を示す
要部縦断面図である。1・・・パワーユニット、2・・
・発電機、3・・・減速機、6・・・パワーモジュール
、20・・・排気ダンパー、24・・・燃料調量装置、
26・・・燃料ポンプ、28・・・ガバナ、40・・・
タイル軸、41・・・遊星減速機構、42・・・中間軸
、43・・・平歯車減速機構、44・・・出力軸、48
・・・ワンウェイクラッチ、60・・・シールリング 第4δ図 3・・・系達代 6・・・パワーモジュール 7・パ11a置のへ〃軸 第1図 第9図 エンジシスと一ドV/%ノーーー嘲− 第3a図 貢看幸L −

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)動力を発生するパワーユニットと、パワーユニッ
    トからの動力をワンウェイクラッチを介して減速し、1
    本の出力軸に出力する減速機とを組合わせて設け、パワ
    ーユニットを、それぞれ単体のガスタービン機関からな
    る複数のパワーモジュールで形成し、パワーユニットに
    要求される出力特性に応じて任意のパワーモジュールを
    停止し得る多機一軸式ガスタービン装置において、各ガ
    スタービン機関からの排気管を1本の集合排気通路に連
    通して設け、各排気管の開口端部に排気管から排気ガス
    が排出されている時だけ排気管の開口端部を開く排気ダ
    ンパー機構を設けたことを特徴とする多機一軸式ガスタ
    ービン装置の排気装置。
  2. (2)排気ダンパー機構は、回動自在に軸支され排気管
    の開口端部を塞ぐ弁板と、この弁板に排気圧力が作用し
    た時以外は弁板を閉塞状態に付勢するウェイトとから構
    成されている特許請求の範囲第1項記載の多機一軸式ガ
    スタービン装置の排気装置。
JP29211686A 1986-12-08 1986-12-08 多機一軸式ガスタ−ビン装置の排気装置 Pending JPS63143335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010514981A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ヨルゲン スコムスヴォルド,アーゲ 回転装置
JP2011080400A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Niigata Power Systems Co Ltd ガスタービン装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010514981A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ヨルゲン スコムスヴォルド,アーゲ 回転装置
JP2011080400A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Niigata Power Systems Co Ltd ガスタービン装置

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