JPS63140748A - デイスクホイル状成形品の成形方法 - Google Patents

デイスクホイル状成形品の成形方法

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JPS63140748A
JPS63140748A JP61284219A JP28421986A JPS63140748A JP S63140748 A JPS63140748 A JP S63140748A JP 61284219 A JP61284219 A JP 61284219A JP 28421986 A JP28421986 A JP 28421986A JP S63140748 A JPS63140748 A JP S63140748A
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mold
gas
mold cavity
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Takashi Mihara
三原 毅史
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は竪型ダイカストマシンないしは竪型スクイズキ
ャスティングマシンによるディスクホイル状成形品の成
形方法に関するものである。
〔従来の技術〕
例えばアルミニウム製の自動車用ディスクホイルの鋳造
は、溶湯射出時におけるガスの巻込みが少ないことなど
にtり竪型ダイカストマシンによることが多い、第7図
は従来におけるこの種竪型ダイカストマシンの金型と射
出装置との概略縦断面図であって、これを同図に基づい
て説明すると、マシンベース上に固定された固定プラテ
ン1には、中心部に円筒状の凸部を有する固定金型2が
装着されており、また、図示しない型締シリンダに支持
されて上下動する可動プラテン3には、中心部に低い凸
部を有する可動金型4が装着されている。5は両全型2
,4間へ円周方向を複数等分する位者から水平方向へ移
動自在に挿入された複数個の中子であって、可動プラテ
ン3側に支持されたシリンダ6のピストンロッド7に固
定されており、油圧によるピストンロッド7の進退によ
り水平方向へ進退するように構成されている。そして、
両方の金型2,4と、閉じられた中子5とによってキャ
ビティ8が形成されている。固定プラテン1と固定金型
2とに形成されたスリーブ孔には、射出スリーブ9が下
方から挿抜目在に装入されており、この射出スリーブ9
には、図示しない射出シリンダによって進退するプラン
ジャチップ10が進退自在に嵌合されている。11は射
出スリーブ9をスリーブ孔から抜いた状態でこれに注入
された溶湯である。
以上のように構成されていることにより、射出スリーブ
9に溶湯11を入れてスリーブ孔に装入したのち、プラ
ンジャチップ10を前進させると、溶湯11がキャビテ
ィ8内へ射出されるので、この溶illが固化して冷却
されたのち、可動プラテン3を上昇させて型開を行なう
とともに、中子5を側方へ開き、キャビティ8内で固化
した製品を図示しない製品押出装置で押出して機外へ取
出す。
ところで、このようなダイカストにおいては、溶湯の鋳
込が比較的に短時間で行なわれないと、溶湯の温度が低
下して粘度が増大し、金型キャビティ内での湯回り不良
を誘発して成形品の品質が低下するので、可能な限り短
時間で溶湯を鋳込む必要があるが、その反面、射出速度
を上げるほど、射出スリーブまたは金型キャビティ内の
溶湯面が乱れて飛散状態となり、その雰囲気を巻込んで
成形過程で気泡を含んでしまうことにより、成形品に巣
ができたりして強度や耐圧性、防液性の面で問題になる
ことが多い。
そこで、前記竪型ダイカストマシンによるディスクホイ
ルの成形では、金型キャビティ内での溶湯の流れをでき
るだけ乱さず、ガスの巻込みを極力避けるために、射出
のためのプランジャチップ10の前進速度を例えば20
〜100 mm/ sec程度の比較的低速とし、しか
も射出開始から充填完了まで一定速度で行なういわゆる
スクイズキャスト法によっているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのようなスクイズキャスト法によるディ
スクホイルの成形方法においては、例えばディスクホイ
ルの・径が13〜14インチで成形時の平均肉厚が5〜
6mm程度である場合には、高品質、高強度の円形量が
得られるが、軽量化の目的で薄肉化しようとして肉厚を
4mm以下にすると、金型の保温等をいくら強化しても
湯回りが極度に劣化して成形がきわめて困難になるとい
う問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕 このような問題点を解決するために本発明では、金型に
ガス抜き装置を付設してスクイズキャスト法を行なうこ
とによってディスクホイル状成形量を成形するようにし
た。そして、溶湯が金型キャビティの入口に到達したと
きの射出速度を低速にしておき、溶湯がそれからディス
クホイルのリム相当部を通過し終るまで、ガス抜き装置
の排出能力以下の低速にして射出し、溶湯がリム相当部
のかなりの部分を通過し終った以降に、ガス抜き装置へ
弁閉信号を与えてガス抜き装置の弁を閉塞させるように
した。または、溶湯が金型キャビティの入口に到達して
ディスクホイルのリム相当部をは(通過し終るまで、金
型キャビティの断面積変化にはC応じた段階状低速で射
出を行なうようにした。
〔作用〕
ガス抜き装置の排気弁を開いて射出を開始し、溶湯が金
型キャビティの入口に達するまでは溶湯面を乱さない範
囲で高速にして溶湯の保温を計り、金型キャビティの入
口に達したときに減速する。あるいは、あらかじめ溶湯
温度を少し高めにした状態か、溶湯の保温をより充分に
はかれるように射出スリーブ回りを保温しておいて、比
較的に低速のままで溶湯を押上げて金型キャビティの入
口まで溶湯を到達させる。そのおと溶湯が金型キャビテ
ィのディスクホイルハブ相当部からディスク相当部を経
てリム相当部を通過し終るまで、単に低速で射出するか
、ないしは、これら各相当部の断面積にほぼ応じた段階
状の低速で射出するとともに、ガス抜き装置の排気弁を
通して金型キャビティ内のガスを外部に排出する。溶湯
がリム相当部のかなりの部分を通過し終った以降に、ガ
ス抜き装置へ弁閉信号を与えてガス抜ぎ装置の弁を閉じ
、溶湯が外部に出ないようにして、射出を完了する。
[実施例] 第1図ないし第6図は本発明に係るディスクホイルの成
形方法を説明するために示す図であって、第1図は金型
と射出装置との概略縦断面図、第2図および第3図はガ
ス抜き装置の拡大縦断面図、第4図(a)〜(d)は射
出開始から充填完了までの各時点での金型と射出装置と
の縦断面図、第4図(a+)、(d+)は射出開始と充
填完了時のガス抜き装置要部の横断面図、第5図はプラ
ンジャチップのストロークと速度との関係線図、第6図
は本発明方法の他の実施例を示す金型部の縦断面図であ
る。なお、第1図は右半分と左半分とを円周方向へ45
°位相をずらした状態で破断して示している0図におい
て第7図に示す従来のものと同構成の部材にはこれと同
符号を付してその詳しい説明を省略し、以下これを簡単
に説明する。なお、第1図に示すものと第7ffiに示
すものとでは、キャビティ8の形状が上下方向に逆であ
って固定金型?、可動金型4、および中子5の形状が異
なるが同符号を付して示している0図において、固定プ
ラテン1に装着された固定金型2と、可動プラテン3に
装置された可動金型4と、シリンダ6によって水平方向
へ進退する複数個(本実施例では円周方向へ90°ずつ
位相を違えた4個)の中子5とを結合することにより、
キャビティ8が形成されている。このキャビティ8は、
成形品としてのディスクホイルの相a部として、ビスケ
ット部8a、ハブ部8b、ディスク部8Cおよびリム部
8dで形成されている。
そして、金型2,4には、全体を符号12で示すガス抜
き装置が、例えば固定金型2側に支持され、シリンダ6
とは円周方向へ45°位相を違えて付設されている。す
なわち、例えば、固定金型2側に固定されたブラケット
13の先端部にはシリンダ14が装着されており、その
流体圧で進退するピストンロッド15の作用端である端
部フランジ部15aには、ホルダ16を介して、円筒状
のスプール17が両全型2,4の型合わせ部に形成され
だ円孔18内へ挿抜自在に係入されて固定されている。
そして、型締、型開に際しては、シリンダ14の作動に
よりピストンロッド15とホルダ16を介してスプール
17が円孔18内へ抜き押しされるように構成されてい
る。スプール17の装入端先方には、キャビティ8と連
通されたガス抜き溝19が両金型2.4に半分ずつ分か
れて形成されており、その開口端には、弁室20が同じ
両金型2,4に半分ずつ分かれて形成されている。そし
て、ガス抜き溝19と弁室20とは、横へ迂回するバイ
パス21によって連通されている。また、スプール17
の開口端には、弁室20へ臨む弁座22が形成されてい
る。
第2図および第3図はガス抜き装置要部の断面図であっ
て、以下、ガス抜き装置12を説明する。スプール17
は部材17aと部材17bとに分割されていて、その間
には内孔17cに嵌合された弁ガイド23のフランジ部
が挟持されており、この状態で部材17a、17bと弁
ガイド23とが一体化されている。24は弁ガイド23
の外側に位置して部材17aの内孔17dに摺動自在に
嵌合されたピストンであって、その中心ねじ孔には、弁
ガイド23の内孔23aに進退自在に嵌合された弁棒2
5のねじ部が螺入されて一体化されており、この弁棒2
5の下端には、弁体26が一体形成されている。弁体2
6と弁座22とは、第2.3図に示す開状態から弁体2
6が後方に移動することにより閉状態となるように構成
されている。なお、図示の弁開状態において、弁体26
はガス抜き溝19の開口段部と係合しこれを閉塞してい
る。第3図に符号17eで示すものは、弁開状態でバイ
パス21を通ってスプール17の弁室17fへ導かれる
ガスを外部へ排出する排出孔である。
ピストン24の反弁体側室、すなわちピストン24とと
もにシリンダを形成するスプール17の部材17aに対
するヘッド側室27には、ボート28a、28bが開口
されており、ボート28bは、ソレノイド5QL−Aを
有する切替弁29と減圧弁30とを備えた配管31を介
してエア源32に接続されている。一方、ピストン24
の弁体側段部にはフランジ24aが形成されていて、こ
のフランジ24aの反弁体側と弁体側とには、ロッド側
主室33とロッド側副室34とがそれぞれ形成されてお
り、ロッド側副室34にはOリング35が嵌装されてい
る。そして、ロッド側主室33に設けたボート36は、
ソレノイド5QL−Bを有する切替弁37と減圧弁38
とを備えた配管39を介してエア源32に接続されてお
り、またロッド側副室34に設けたボート40は、ソレ
ノイド5QL−Cを有する切替弁41と前記減圧弁38
を備えた配管42を介してエア源32に接続されている
このように構成されていることにより、ソレノイド5Q
L−Aが励磁でソレノイド5QL−Bおよび5QL−C
が消磁のとき、流体がボート28b、28aからヘッド
側室27に流入してピストン24を押すと弁座22が開
くので、この状態テソレノイド5OL−Bを励磁し、続
いてソレノイド5OL−Aを消磁すると、ピストン24
は第2.3図に示すようにその一端面が0リング35に
押付けられる。このときヘッド側室27は大気圧であり
、ロッド側副室34内の流体は、弁棒25と弁ガイド2
3の内孔23aとのすき間を通って洩れるためは−C大
気圧である。
そして本装置においては、第3図に示すように、フラン
ジ24aのロッド側主室33側受圧面積S1よりもロッ
ド側副室34側受圧面積s2の方が大きく形成されてお
り、この結果、次のように動作する。すなわち、上記弁
開状態では、ピストン24はSIX流体圧で表される力
でOリング35に押付けられているが、この状態のとき
に、ソレノイド5QL−Cを励磁して切替弁41を切替
えてロッド側副室34に波体圧を作用させるか、あるい
は、溶湯の慣性力などによる外力により弁体26が閉方
向へわずかでも押上げられて0リング35から離れると
、このすき間からロッド側副室34にも流体が入り、S
zX流体圧の力がピストン24の下側に作用するので、
32>31によりピストン24が急速に上昇する。した
がって弁座22が素早く閉じ、弁閉状態が保持される。
つぎに、前記各ソレノイド5QL−A、5QL−B 、
5QL−Cの制御装置について説明する。
第1図はプランジャチップ10の位置検出装置を用いた
制W装置と金型および金型用ガス抜き装置の概要構成図
である。
第1図において、43は固定ブラケット44に対して揺
動自在に取付けた射出シリンダ、45は射出シリンダ4
3のピストンロッド、46はカップリング、47はプラ
ンジャであり、プランジャ47の先端部にはプランジャ
チップ10が取付けられている。一方、射出スリーブ9
はシリンダブロック48の上端部に固定されており、シ
リンダブロック48は、射出シリンダ43の上側フラン
ジ部43aに取付けたラム棒49に、シリンダブロック
48内のシリンダ部50を介して、摺動自在に取付けら
れている。51は射出シリンダ43を揺動させるための
シリンダであり、射出スリーブ9とプランジャチップ1
0を固定盤1の下まで下降させた後、揺動用のシリンダ
50を作動させて、射出シリンダ43とともに射出スリ
ーブ9を横方向に揺動させ、そこで射出スリーブ9内に
溶湯を注湯し、射出シリンダ43等を垂直状態に戻す、
この状態でシリンダ部50に作動油を供給して、シリン
ダブロックを上昇させ、射出スリーブ9とプランジャチ
ップ10を上昇させて、射出スリーブ9を固定金型2に
ドツキングさせる。61は油圧ポンプ、62はパルス信
号によって弁開度と弁開閉速度が自由に制御できる流量
調整弁、63は電磁切替弁であり、流量調整弁62の制
御により、射出速度Vを、例えば第5図に示すように、
射出ストロークSによって自由に変えることができる。
図において、ピストンロッド45とプランジャ47とを
連結したカップリング46には、射出シリンダ43の軸
方向に延びた磁気スケール51が固定されており、この
磁気スケール51の近傍位置には磁気センサ52が射出
シリンダ43の一部に固定されて配設されている。そし
て、プランジャ47とともに磁気スケール51が移動す
ると、磁気センサ52からパルス信号を抽出し、このパ
ルス信号が比較器53へ送られて入力するように構成さ
れている。一方1図示していないタイマの作動により、
および、プランジャ47のストロークのどの位置で前記
切替弁29,37.41を開くかを設定する条件設定装
置54が設けられており、これからの信号も比較器53
に入力されている。比較器53は前記各切替弁29゜3
7.41のソレノイド5QL−A 、5QL−B 、5
QL−Cと電気接続されており、比較器53で再入力が
比較された結果、一致したとき、ないしは、タイマが所
定の時間を計時し終ったときには信号が発せされ、各ソ
レノイドが所定のタイミングで励磁、非励磁となるよう
に構成されている。とりわけ、磁気センサ52からの弁
閉指令により、ソレノイド5QL−Cが励磁して、弁体
26が閉じるようになっている。55はモニタまたは記
録装置であり、また56は手動で切替弁29.37.4
1をそれぞれ開閉する操作盤である。
〜 なお、射出途中で弁閉指令を発するものとしては、
磁気センサによるだけでなく、通常多用されているリミ
ットスイッチなどの他の電気的指令発生装置を用いるこ
ともできる。
以上のように構成された射出装置によるディスクホイル
の成形方法を説明する。溶湯11を供給した射出スリー
ブ9を第1図および第4図(a)に示すように固定金型
2のスリーブ孔に装入するとともに、ガス抜き装置12
のスプール17を円孔18に係入して弁体26を第2.
3図に示すように開いておく、そして、プランジャチッ
プ10を前進させて溶湯11の射出を開始する、第4図
(a)は溶湯11がキャビティ8の入口まで達した状態
を示しており、射出開始からこの状態までのプランジャ
チップ10のストロークを第4図(a)では符号31で
示している。
第5図は横軸にプランジャチップ1oのストロークSを
とり、縦軸にプランジャチップ1oの、速度■をとって
示す関係線図であって、上記スト−ゝ′°\ ゛ローフ31間の速度Vlは、溶湯11の面を乱さない
範囲で比較的高速にし、溶湯11の保温を計る。この間
において、第2.3図と第4図(al)に示すようにキ
ャビティ8内のガスはガス抜き溝19とバイパス21お
よび弁室20を経て弁体26と弁座22との間からスプ
ール17内に入り排気孔17eから大気内へ自然に排出
される。
引続き、プランジャチップ10をストロークS2で示す
まで前進させると、溶湯11はハブ部8bからディスク
部8cに向うが、この間におけるプランジャチップ10
の速度v2は、溶湯11がキャビティ8内のガスを巻込
まないように比較的低速に減速する。ガスは引続き排出
される。
さらに第4図(b)に示すようにプランジャチップ10
をストロークS3で示すまで前進させると、溶湯11は
リム部8dに達するが、このとき少し増速して溶湯ll
がリム部8dないしはリム部8dのかなりの部分を通過
する間の低速速ために、速度V2よりもや−高い速度■
3で充填する。この場合、複雑な形状をしているディス
ク部8Cとリム部8dとの接合部を既に通過しているの
で、リム部8dで充填速度をv3に増速しても、単純な
形状のリム部8dのみのガスを排気すればよいだけであ
るから、溶湯11へのガスの巻込みが避けられる。
さらに第4図(C)に示すように、プランジャチップ1
0をストロークS4で示すまで前進させると、溶湯ll
はリム部8dのかなりの部分ないしはリム部8dをはC
通過し終る。このとき、溶湯11の流動性を確保できる
限り速度v3のままで充填することが望ましいが、特に
ディスクホイルを薄肉化すると、流動性が極端に落ちる
ので、速度v3から速度v4に少し増速して充填するこ
ともできる。
この時点、あるいは、それよりも少し後で溶湯11が弁
体26部に達する頃、ないしは、場合に5QL−Cを励
磁させて切替弁41を切替え、ピストン24および弁体
26を移動させて弁を閉じる。そうすると、続いて進ん
で来た溶湯は、閉じた弁体26で遮断されて外部には飛
出さない、第4図(d)、(d+)は、弁体26が閉じ
た後。
溶湯11が弁室20に達するとともに、ガス抜き溝19
とバイパス21内の溶湯11が排出を遮断されていると
ころを示している。なお、溶湯11がリム部8dを通過
し終ってからは、速度をv4に増速しでも、残存するガ
スの体積がわずかであってガス抜き装置12の排気能力
がその数倍ないし十数倍であるから、リム部8d端部の
成形にガスの巻込みがほとんど見受けられない。
上記はガス抜き装ML2の排気孔17eを大気へ開放す
る例について説明したが、この排気孔17eに真空装置
を連結すればさらに効果的である。すなわち、第6図に
示すように排気孔17eに切替弁57を備えた配管58
を接続してこの配−、?!58を真空タンク59に接続
し、真空タンクII。
ン59には真空ポンプ60を接続する。そして、切替弁
57ないし配管58には、切替弁57が開いたときに閉
じ、切替弁57が閉じたときに開く大気開放の排気孔を
設ける。こうすることにより前記速度V3から速度■4
へ増速するよりもわずかに早く切替弁57を開いて排気
孔17eと真空タンク59とを連通させると、キャビテ
ィ8内が減圧されるので、薄肉でしかも表面積が大きい
箇所の充填)速度■4で行なっても、溶湯11の放熱が
少なく、また流動性が低下することがなくて効果的であ
る。さらに、キャビティ8内を減圧しているために、溶
湯11へのガスの巻込みも少なく、リム部8dでのガス
の巻込みはほとんど見受けられなくなる。なお、減圧の
ための切替弁41の開放と速度v4への指令とのタイム
ラグは通常0.3〜0.5秒程度でよく、この間にキャ
ビティ8内の減圧が完了する。あるいは速度V4への切
替と同時に真空引きを始めてもよい、また、真空引きを
、も少し早くから行なっておいても良い。
この実施例において、溶湯が金型キャビティ8にさしか
かった直後は、射出速度を低速にし、キャビティ8内の
空気をガス抜き装at12を通して自然に排気させなが
ら射出を続けるようにしたが、これは溶湯の温度が比較
的に高いときは、湯流れが良いので、湯流れにさしつか
えない範囲において、溶湯内にガスが巻込まれないよう
に低速射出にしたものであり、また、キャビティ8内の
空気をガス抜き装置12を通して初めから真空で引くと
、プランジャチップ10の外周面と射出スリーブ9の内
周面との間や金型の合わせ面等から外部の空気を吸込む
量が多くなり、溶湯の中に外部の空気が巻込まれ、射出
成形品に巣ができる度合が多くなるからであり、これは
真空で引いても、なかなかとれないからである、また、
当然、真空で引くべき空気量が多くなり、不効率、不経
済であるからである。しかし、射出の後半では溶湯の温
度がさがり、湯流れも多少悪くなるので、キャビティ8
内の空気を抜きながら、早く鋳込むようにした。すなわ
ち、低速射出時においては、゛、キャビティ8肉で溶湯
が進むにつれて、射出速度力5少しずつ増すように、段
階的に低速射出速度を上げるようにした。そして、溶湯
が成形品本体に相当するキャビティ8の空間部をほとん
ど埋めつくしたとき、あるいはその直前のキャビティ8
の空間部のかなりの部分を埋めつくしたときからは射出
速度をも少し上げても成形品本体を形成する溶湯内への
空気の巻込みの心配がないので、真空引きを開始すると
ともに、溶湯の移動速度を若干早めるようにした0例え
ば、アルミホイルのダイカストの場合、溶湯が金型キャ
ビティ8内に入り始めてから射出終了に至るまでの全工
程を低速で射出すれば、湯回りも良く、ガス抜きも充分
に行なえて、巣のない良品質の熱処理や溶接も可能な成
形品が得られる、かつ、従来のものに比べても非常に肉
厚の薄いアルミホイルの成形品が得られる。
なお1例えばディスクホイルの径が13インチでリム部
8dの平均肉厚が3.5mm程度の場合、前記v1〜v
4の速度は以下、示す速度が適切である。
Vl =250鳳■/sec前後 V  2  =  5 0〜1 2 0+++n/5e
cV 3 = 100〜150mm/5ecV4=10
0 〜170層層7sec なお、前記実施例においては、射出初期において、溶湯
をキャビティ8の入口まで押上げるとき、溶湯温度がで
きるだけ下がらないように高速v1で押上げるようにし
たが、これは、あらかじめ、溶湯温度をかなり高くして
おくか、射出スリーブ9の外面からの加熱を少し高めに
しておけば、溶湯がキャビティ8の入口まで押上げられ
て来たときに充分な温度を保っているので、第5図に示
すように、始めから比較的に低速■1゛で溶湯を押上げ
ることもできる。
勿論、第5図に示す各速度v+Zv2 、v3 。
v4を同一速度にすることもできる。
また、第6図においては、金型キャビティ8のディスク
ホイルリム相当部8dの上端部からだけでなく、下端部
からもガス抜き1fi19を設け、上下のガス抜き溝1
9を連通させてガス抜き装置−ニー :、’12の弁室20に通じさせるようにした。第6図
−において、64はリム相当部8dの上下端部の外周に
離して設けた環状溝、65はリム相当部8dの上下端部
と環状溝64を放射方向の数箇所で連結した比較的に薄
い通路である。このようにして、リム相当部8dの上下
両端部からガスを排出するようにすると、ガスの排出が
更に一層良くなる。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように1本発明によれば、デ
ィスクホイルの回転軸に相当する金型キャビティの型輪
を垂直状態にしてこの型軸方向へ下方から溶湯を射出し
て行なうディスクホイル状成形品の成形方法において、
金型にガス抜き装置を付設し、溶湯が金型キャビティの
入口に到達したときの射出速度を低速にしておき、引続
いて、溶湯が金型キャビティのディスクホイルハブ相当
部からディスク相当部を経てリム相当部を通過し終るま
での射出速度を、リム相当部の端部でりの部分を通過し
終った以降に、前記ガス抜き装置へ弁閉信号を与えてガ
ス抜き装置の弁を閉塞させるようにして射出を続行し、
溶湯を金型キャビティ内へ充填し終るようにしたことに
より、ガスを溶湯へ巻込ませることもなく、ガスを常に
良好に排出させて、巣のない良品質の成形品を容易に得
ることができる。
なお、ハム部、リム部への射出に際してはガス抜き装置
で自然の排気をさせながらキャビティ断面積に対応した
しかも適宜な湯流れ性を確保し得る低速で射出を行なえ
ば、溶湯へのガスの巻込みが少なく湯回りもよく、成形
品の品質が向上する。
また、射出前期では、金型ガス抜き装置を介してキャビ
ティ内のガスを自然に排気させ、射出終期で真空引きに
よりキャビティ内の残ガスを強制的に素早く抜いてやれ
ば、キャビティ内のガスの排出が効率よくかつ確実容易
に行なえ、より一層良品質の成形品が得られるようにな
る。
また、リム相当部の上下両側からガスを排出させれば、
さらに、ガス排出期力が良く、一層、良品質の成形品を
得ることができる。
したがって、従来は不可能であった肉厚3〜4mmない
しはそれ以下の非常に薄肉のアルミホイルなどでも確実
容易に得ることができる。また、熱処理や溶接の可能な
アルミホイルのダイカスト成形品も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係るディスクホイルの成
形方法を説明するために示す図であって、第1図は本発
明方法を実施するための装置の1実施例を示す概略縦断
面図、第2図は第1図のn −II線拡大縦断面図、第
3図は第2図の一部拡大図、第4図(a)〜(d)は射
出開始から充填完了までの各時点での金型と射出装置と
の縦断面図、第4図(a+)、(d+)は第4図(a)
。 (d)に対応したガス抜き装置要部の横断面図、第5図
はプランジャチップのストロークと速度との関係線図、
第6図は本発明方法を実施するための他の実施例を示す
もので、ガス抜き装置に真空装置と上下2箇所のガス抜
き溝を付設した金型と射出装置との概略縦断面図、第7
図は従来におけるディスクホイルの成形方法を説明する
ために示す金型ど射出装置との概略縦断面図である。 2・・・固定金型、    4・・・可動金型、5・・
・中子、      8・・・キャビティ、8b・・・
ハブ部、    8C・・・ディスク部、8d・・・リ
ム部、    9・・・射出スリーブ、10・・・プラ
ンジャチップ、 11・・・溶湯、     12・・・ガス抜き装置、
17・・・スプール、   17e・・・排気孔、19
・・・ガス抜き溝、 22・・・弁座、24・・・ピス
トン、   26・・・弁体、29.37.41.63
・・・切替弁。 32・・・エア源、    43・・・射出シリンダ、
51・・・磁気スケール、52・・・磁気センサ、53
・・・比較器、    59・・・真空タンク、60・
・・真空ポンプ、   61・・・油圧ポンプ、62・
・・流量調整弁。 特許出願人  宇部興産株式会社 9f 第1図 A− 第3図 ワ 第4図 (a) 第4図 ′$5図 第6図 第7図 手続補正書 昭和63年 1月22−日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスクホイルの回転軸に相当する金型キャビテ
    ィの型軸を垂直状態にしてこの型軸方向へ下方から溶湯
    を射出して行なうディスクホイル状成形品の成形方法に
    おいて、溶湯が金型キャビティの入口に到達したときの
    射出速度を低速にしておき、引続いて、溶湯が金型キャ
    ビティのディスクホイルハブ相当部からディスク相当部
    を経てリム相当部を通過し終るまでの射出速度を、リム
    相当部の端部で金型に付設したガス抜き装置のガス排出
    能力以下の低速の射出速度とし、溶湯がリム相当部のか
    なりの部分を通過し終った以降に、前記ガス抜き装置へ
    弁閉信号を与えてガス抜き装置の弁を閉塞させるように
    して射出を続行し、溶湯を金型キャビティ内へ充填し終
    るようにしたディスクホイル状成形品の成形方法。
  2. (2)溶湯が金型キャビティのディスクホイルハブ相当
    部からディスク相当部を経てリム相当部を通過し終るま
    での低速の射出速度を、前記各相当部の断面積変化にほ
    ぼ応じた段階状の低速の射出速度にした特許請求の範囲
    第1項記載のディスクホイル状成形品の成形方法。
  3. (3)リム相当部の端部で金型に付設したガス抜き装置
    を介して金型キャビティ内のガスを外部に排出するとき
    、溶湯を金型キャビティ内へ充填する工程において、金
    型キャビティ内のガスを、溶湯の射出が進むにしたがっ
    て自然に排気させるようにした特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載のディスクホイル状成形品の成形方法。
  4. (4)リム相当部の端部で金型に付設したガス抜き装置
    を介して金型キャビティ内のガスを外部に排出するとき
    、溶湯を金型キャビティ内へ充填するときに、金型キャ
    ビティ内のガスを真空吸引によって排出させるようにし
    た特許請求の範囲第1項または第2項記載のディスクホ
    イル状成形品の成形方法。
  5. (5)リム相当部の端部で金型に付設したガス抜き装置
    を介して金型キャビティ内のガスを外部に排出するとき
    、上下両方のリム相当部の端部からガスを排出するよう
    にした特許請求の範囲第1項ないし第4項記載のディス
    クホイル状成形品の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04258358A (ja) * 1991-02-08 1992-09-14 Kobe Steel Ltd 縦型高圧鋳造機における金型内のガス抜き方法およびガス抜き装置

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