JPS63140033A - 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法 - Google Patents

耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Info

Publication number
JPS63140033A
JPS63140033A JP28595986A JP28595986A JPS63140033A JP S63140033 A JPS63140033 A JP S63140033A JP 28595986 A JP28595986 A JP 28595986A JP 28595986 A JP28595986 A JP 28595986A JP S63140033 A JPS63140033 A JP S63140033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
steel
amount
segregation
slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28595986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0774374B2 (ja
Inventor
Akira Ito
昭 伊藤
Hiroshi Takezawa
博 竹澤
Takaharu Konno
今野 敬治
Koichi Endo
公一 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP61285959A priority Critical patent/JPH0774374B2/ja
Publication of JPS63140033A publication Critical patent/JPS63140033A/ja
Publication of JPH0774374B2 publication Critical patent/JPH0774374B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は硫化水素あるいはさらに二酸化炭素を含む潤環
境下(以後サワー環境と言う)において。
特にこれを高濃度に含むサワー環境下において、極めて
優れた耐水素誘起割れ特性を有する鋼材(:関するもの
である。
(従来の技術) サワー環境において使用されるラインパイプ。
タンク類等の鋼材には水素誘起割れ(以後HICと言う
)と称する割れが発生し、構造物の破損につながること
が知られている。
HICの発生機構は、サワー環境下で起る鋼材表面の腐
食(=よって生じた原子状の水素が鋼材中に侵入し、鋼
材中のMnSや酸化物系クラスター状介在物のような帯
状な広がりをもつ介在物のまわりに集積して割れが生じ
るものと考えられている。
介在物を起点に発生したHICは、鋼材中の成分、組織
、硬さ等の不均質な部分に沿って伝播・助長する。この
不均質部分は特に鋳片の最終凝固部つまり均等冷却で凝
固した鋳片の所謂中心部に相当する位置(以下中心偏析
帯と言う。)に発生しやすく、この位置にHICが発生
しやすいことも知られている。
この問題を解決するため、従来次に示すような方法が試
みられている。
(1)  鋼材表面の腐食を抑制するか、あるいは表面
に安定被膜を形成する元素であるCu、Ni、Cr等を
添加して、腐食に伴う鋼中への侵入水素を低減させる方
法。
(2)S含有量の低減あるいはQ、 、 REM 等を
添加し、MnSを減少させ、あるいは有害度の小さい球
状介在物に形態制御し、HICの発生を抑制する方法。
(3)C,Mlll、P 等の含有量を低減し、あるい
は鋳片を均熱拡散処理して、中心偏析帯の凝縮した成分
を稀釈し、HICの伝播・助長を抑制する゛方法。
(4)適切な熱延方法によ!11w4材の組織や硬さを
均一化し、HICの伝播・助長を抑制する方法。
しかし、従来試みられた方法には次のような問題点を有
している。即ち(1)の方法に関しては、石油・天然ガ
ス用ラインパイプを例にとると、通常定期的に行われる
内部清掃の際に、内部を通す器具(ピグ; Pigと称
す)によってパイプの内面に傷を生じることがあり、一
度傷を生ずるとこれが原因となって局部的な腐食が発生
する。そのため、(1)の方法のみでは十分な効果は望
み得す、他の方法を併用しているのが一般的である。
(2)の方法に関しては、HICの発生起点となるMf
i8を消滅させるために、Sを低減する方法が試みられ
ている。
しかし鋳片の最終凝固部は合金および不純物元素を多く
含む液化溶鋼が存在するので、MnSが発生しやすく、
最終凝固部を含む鋳片全断面において、MnSを消滅さ
せる程度までSを低減させることは、現在の工業的規模
の生産工程においては極めて困難である。
従って、Ca、REM等を添加しMnSを形態制御する
方法が、Sを低減させる方法とともに試みられてきた。
しかし、C4あるいはREMを過剰に添加するとクラス
ター状介在物が多く生成し有害となり、添加量が不足す
るとMnSを完全(=形態制御できず目的を達し得ない
そのため、MnSを完全に形態制御し、かつクラスター
状介在物を生じさせない適正なCaあるいは1M添加量
を8およびO含有量との関係において求めようとする試
みが種々行われている。
例えば、このMn’lの生成防止に必要な鋼中のCa濃
度については、特公昭57−16184号公報および特
公昭60−7686号公報に開示がある。
これは、MnSの生成を防止するためには、Sの全量を
CaS化するに必要なCa量があればよく、そのために
、若干の余剰Ca量の存在を考慮することが望ましいこ
とを開示している。
(発明が解決しようとする問題点) これらの技術は、MnSの生成を防止するために溶鋼段
階からCcLSを優先生成させることを提案し、この際
C4を効果的(二添加するため、CcLSの生成に優先
してCaOを生成する量を低減することを提案し、具体
的にはC,添加に先立って溶鋼を脱酸し、更には溶鋼中
Sを低減することを提案している。
また、この場合に必要な鋼中のC,i□i□については
、溶鋼段階ですでにCaSおよびCaOとなっているC
a、F3,0  量をも含めた全Ca量を規制したもの
である。
換言すれば、全Ca量が、鋳造機内に至るまでの溶鋼段
階および鋳造機内の区別なく、同様な反応過程を経てM
nS 、 CtLO、CaSの生成に寄与する考え方に
もとづき規制されたものである。
一般(=、溶鋼から鋼材を得るには、鋳造機内での凝固
過程があり、ここでは成分偏析が不可避的に発生する。
例えば、連続鋳造鋳片では中心偏析部での成分偏析度が
あることは衆知の通りである。
この部分では各成分の濃度が局所的に高くなる。
従って、Mn、S等偏析傾向の著しい元素の挙動が問題
となる。MnSの生成を防止するため(二は、との偏析
の影響を考慮することが必須である。しかも精錬技術の
進歩により、鋼中sm度が20ppm以下の極低硫域に
まで低減することが容易となった現状では、この中心偏
析部のみにMnSが生成するため、この現実に立って偏
析の実体(一対応することが極めて重要な技術課題にな
る。
前記した従来技術はいずれも、この偏析部のみi:Mn
sが存在することを知得しておらず、したがって、それ
ぞれの提案通りに実施しても、中心偏析部においてはM
nSを完全に形態制御し得す、所要の効果が常に得られ
ないのが現実である。
一方、溶鋼段階で生成するCaS 、 CeLOの量は
精錬条件によって変化するため、全C4量を規制する従
来技術では、製造条件が変わる毎に必要Ca量の適正範
囲が異なる。
特に、全Ca中に占めるC40 、 CtLSに消費さ
れたCa 量の割合が高い場合には、仮に従来技術の提
案;;上記した偏析の影響を考慮した場合でも、鋳造機
内でのMnS生成防止が図れない場合が多々生じる。
これは偏析の影響、および溶鋼段階におけるCaの好ま
しい存在形態の把握がセされないため、鋳片の偏析部に
おいても、MnSの生成を完全に防止するための必要C
,L添加量を決定することができないためである。
(3)の方法(=関しては、C,Mnの低減は、経済的
理由を考慮して、鋼材の強度および靭性な確保する点か
ら自ずから下限が規制され、Pの低減についても、実質
的に無害な程度まで低減することは、現在の工業的規模
の生産工程においては作業上および経済的障害が極めて
大きい。
また鋼片を均熱拡散して偏析を軽減する方法も、耐水素
誘起割れ性の優れた鋼材を得るには極めて長時間かつ高
温の均熱(例えば1200℃以上の温度で3時間)が必
要であり、製造コストさら(=は省エネルギーの観点か
ら問題である。
本発明は先ず上述した問題点を解消した鋼鋳片を得、次
いで本鋳片に適切な熱間圧延を施すことにより、中心偏
析部(二おけるMnSの生成を安定かつ確実に防止した
耐水素誘起割れ性に優れた鋼材を製造することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段、作用)本発明者等は、
中心偏析部でのMnSの生成を防止するために、種々実
験、検討を重ねた。
その過程で、(4添加を行ってw44量の凝固過程にお
けるMnSの生成を防止するに当たっては、溶鋼段階で
既にCaO,Ca8として存在しているCa。
O,Sは、鋳造機内で起こる凝固過程でMnSの生成反
応に関与しないことを見いだした。
すなわち、鋳造機内で起こる偏析を伴わない凝固におい
ても、溶鋼中の全Ca量、全0量、 全S貴から溶鋼段
階で既にCaO1およびCaSの生成に消費されている
Ca量、0量、S量を各々差引いた残ca量、残O量、
残S量が重要な意味をもつことを知見した。
さらに、上記した知見にもとづき、実鋳造材を詳細に調
査研究し、凝固過程(−起こるMnS 、 Cab。
Cooの生成反応および、各成分の偏析による濃縮を詳
細に検討した結果、MnS生成を防止できるとして、残
Ca、fio+  残S量が、鋼中の各成分の凝固偏析
率によって大きく変化することを知見した。
なお、ここで用いる溶鋼段階とは、鋳造機のモールドに
注入される直前、直後の溶鋼を指し、例えば連続鋳造機
においてはノズルよりモールド内に注入された直後の溶
鋼、ならびに注入容器であるタンディシュ内の溶鋼を対
象とするものである。
本発明は、上記した2つの知見にもとづいてなされたも
のであり、溶鋼段階における残0量および残S量が、凝
固偏析率に応じて鋳造機内でCa0およびCaSを形成
するのに必要な偏析補正Ca量以上に、溶鋼段階におけ
る残Ca量を確保することによって、偏析部におけるM
nSの生成を防止し得たのである。
すなわち、第2図に連続鋳造鋳片の1例で示すように、
偏析率がある一定条件下における鋳片の偏析部のMn8
個数は、溶鋼段階(=おける残Ca量と、鋳造機内で残
O1残Sと反応するCa量との比と相関関係かあり、(
1)式のととく偏析率一定条件下におけるMnS生成防
止条件が成りたつ。
ここで、Q、b、およびCは、鋳造機の凝固条件(=よ
って変化する定数であるが、鋳造機の凝固条件が一定の
場合には、α、b、Cは一定である。
例えば第2図に示した連続鋳造鋳片の場合には、α==
0.8. b=1.4.C=8を用いること(二よって
、各偏析率一定条件下におけるMnS生成量の増減と良
く対応する。
また、には偏析率によって変わる値であるが、(1)式
をさらに(2)式のように変換することができる。
すなわち、溶鋼段階における残0および残S量が、前記
した凝固偏析率に応じて、鋳造機内でCa0およびCa
S化するに必要な偏析補正Ca量が、(2)式の左辺の
分母のように表わされ、(2)式の左辺が1以上になる
ように残Ca量を制御することによって、偏析部におい
てもMnS生成が防止できるのである。
以下、Kについては偏析補正係数と称して説明する。
さらに偏析補正係数には、偏析の評価方法によって定義
方法が異なるが、偏析の評価方法が一定であれば、その
定義式が一義的に求められるのである。
通常用いられる偏析の評価方法としては、EPMAとコ
ンピュータを組合せた新X線マイクロアナライザ;二よ
る画像解析法、ピクリン酸水溶液等の腐食液を用いる鋳
片の偏析部の腐食法等によって、Mn、S、P、C等の
偏析濃化領域を検出し、その偏析粒径や面積率等を求め
る方法があり、本発明の偏析補正係数Kを定義するため
にはいずれもが適用できる。
中でも、 Mn偏析の大きさを測定する方法は、鋼中M
n濃度が他成分に比べて高いこと、凝固鋼中におけるM
nの拡散が遅く、凝固直後の偏析の実態を良く再現でき
ること、MnSの溶解度積におよぼすMn  の影響を
も合わせて考慮できる等、利点が多く極めて高精度に上
記した偏析補正係数を定義することができるのである。
例えば、溶鋼段階のMn濃度に対して、Mnがある濃度
以上に濃化したMn偏析粒の円相当径をd (m)とす
るとMn偏析率にとdには(3)式のような関係が成立
する。
K : xd+y           (3)ここで
、X、 yはMn 偏析粒が定義されるMnの濃化塵に
よって変わる定数である。
1例として溶鋼段階のMnfi度に対して、Mnが1.
32倍以上に濃化した部位をMn偏析粒と定義した場合
には、x=2.y=0.3とすることによって、第1図
に示すように、全ての偏析状況下において、鋳片のMn
S生成が防止できるのである。
したがって、(2) 、 (3)式より、鋼鋳片の偏析
部においてもkAns生成を防止するだめの条件を(4
)式、あるいは(5)式のように表わすことができる。
残ca≧(xD+y)(a(残o )+b (残S )
−c j  (4)すなわち、(4)式の右辺、(5)
式の左辺の分母で示される偏析補正必要Ca量以上に、
鋳造開始前の溶鋼中の残Ca量を確保することによって
、添加したCaがMnS  生成防止のために有効に作
用するのである。
したがって溶鋼段階のMnn変度一対して、Mnが1.
32倍以上に濃化した部位をMn偏析粒と定義すると、
第1図、第2図で示す連続鋳造鋳片の場合には、第3図
に示すとと< 、(6)式に示す条件を確保することに
よって、中心偏析部におけるMnSの生成が防止できる
のである。
次いで、本発明者らは、この知見をもとじ、更に実験検
討を重ねた結果、HICは、MnS以外の炭化物や窒化
物或は酸化物を起点として発生し、この様な介在物起因
のHICを防ぐためには、鋳片の熱間圧延をオーステナ
イト温度域あるいはオーステナイト・フエライト二相共
存温度域で温度を限定し、かつ断面減少率を限定して実
施するか、最終熱間圧延の圧延終了温度、冷却停止点お
よびそこまでの冷却速度を限定するか、更に両者を併用
することにより、耐旧C性は更に向上することを見出し
た。
本発明者等は上記の知見をもとにC9・Mn、P等の偏
析を軽減ないし消滅させることが、偏析帯に相当する位
置のHICの発生、伝播・助長を無くすには不可欠と考
え、凝固する迄の段階でC,Mn。
P等の偏析を実質上無害な程度まで低減することを検討
し、現在の工業的規模の生産工程には経済的に極めて困
難であり、これにかえて、鋳片内に発生した成る程度の
偏析を、均熱拡散により実質上無害な程度に低減するこ
とが、コスト的にも有利な方法で、しかもこれを効果的
に実施するには、比較的低いオーステナイト温度域で、
鋳片に十分な加工を加え、加熱拡散処理に供することが
、鋳片内の偏析元素の拡散を著しく促進、助長させるこ
とができ、HICの伝播・助長を抑制する効果大なるこ
とを見出した。
以下本発明の構成要件の限定理由について述べる。
まず、A/B≧1.0の関係を満足する量をCa添加量
としたのは、鋼鋳片の溶鋼段階からの凝固過程を考慮し
て、中心偏析部でMnSの生成を防止するためである。
t 即ち、溶鋼段階で既にCa0やCaSと相存在している
Ca、O,S  は鋳造機内で起こる凝固過程が起こる
MnSの生成反応に関与しないため、溶鋼中に存在し、
かつ凝固過程でSや0と反応するCa量を求める場合に
は、溶鋼中の全Ca量から溶鋼中のCa0やCcLSの
生成に消費されている04量を差し引き、この量をAと
する。
次いで、鋳造機内での凝固偏析率に応じて、溶鋼が凝固
するまでの間に、Ca0及びCa Sを形成するのに必
要な偏析補正必量CcL量を求め、この量をBとする。
A/B≧1.0の関係を成立させるようにCa添加量を
決定することにより、いずれの中心偏析部に於てもMn
Sの生成防止が図られる。
なお、MnS生成防止を目的として添加される元素とし
ては、上記したCcLの他、REM、Ti  等がある
。これらの元素を用いて、MnSの生成を防止する場合
においても、本発明を適用することによって、同様の作
用効果が期待できる。
中心偏析部でのMnSの生成を防止した基スラグを用い
、最終熱間加工を行うにおいて、Ar3温度以上の温度
で最終熱間加工を終了し、加工終了後平均冷却速度5〜
40℃/secで400℃以上600℃以下の範囲まで
冷却し、その後放冷する方法を必須要件としたのは、か
かる条件を満足しない場合は鋼材中、特に厚み方向最終
凝固部つまり中心偏析帯に相当する位置に、バンド状の
不均一組織を生じ、あるいは異常硬化した硬さ不均一部
を生じて、HICの発生および伝播を阻止し得ないから
である。
第5図及び第6図は熱間加工終了温度および冷却停止温
度とHIC発生率の関係を示すものであるが、熱間加工
終了温度が、Ar3温度以上で冷却停止温度が400〜
600℃の領域ではPH4,3のサワー環境下において
も全くHICの発生はなく、優れた耐水素誘起割れ特性
を有している。
即ち、熱間加工終了温度がAr、温度未満では、オース
テナイトーフエライトニ相域圧延のため、延伸したまま
で回復しない硬化した組織が発生し、冷却停止温度が6
oo℃超においても、バンド状組織が発生する。
また冷却停止温度が400℃未満では、中心偏析帯に相
当する位置に異常硬化した硬さ不均一部を生じる。
加工終了後の平均冷却速度が5°C/sec未満では。
第7図に示すようi:、HIc発生率が増加する。その
理由はやは9バンド状組織の発生による。
また、40℃/ sec超では厚み方向最終凝固部つま
9中心偏析帯に相当する位置に、異常硬化した硬さ不均
一部を生じるため、やはり HIC発生率が高くなる。
最終熱間圧延における前述の構成要件を満足した鋼材に
おいては、鋼材中の組織および硬さが均一となり、HI
Cの伝播・助長が阻止され、優れた耐水素誘起割れ性が
得られる。
次いで鋳片の中心温度を1000℃以上で30分以上保
定するのは、前記製造工程に本工程を付加することによ
プ、中心偏析部の偏析が軽減され、尚一層優れた耐サワ
ー特性が得られるためである。
10.100℃未満では偏析拡散の効果が小さいため下
限を1000℃とする。又、1000℃での保定時間が
30分未満では偏析拡散の距離が小さいため、下限を3
0分とする。
さらに、1.0≦A/Bの鋳片に1200 ”(:以下
のオーステナイト温度域、或はAr、温度以上AC3@
度以下のオーステナイト・フエライト二相共存温度域で
、断面減少率20チ以上の熱間加工を施し、その後、鋳
片の中心温度を1000’C以上で30分以上保定する
工程を付加したのは、水熱間加工を1000℃以上での
偏析拡散熱処理前に実施することにより、偏析拡散の効
果が一層促進され、さらに優れた耐サワー特性が得られ
るからである。
第7図は、前記した加工による偏析元素の拡散促進効果
の一つでちる拡散定数の増大効果と、熱間加工温度との
関係を示したもので、本発明はこの効果を活用してHI
C特性を更に改善できるものである。
偏析元素としては、St−Mn  系普通鋼のPに着目
し、各熱間加工温度において鋳片の断面減少率45%の
加工を加え、その後、l =l O0℃において保定し
た場合の結果である。
破線■は熱間加工を加えなかった場合の1100℃にお
けるPの拡散定数、実線■は熱間加工を加えた場合の1
100℃におけるPの拡散定数を示す。
あらかじめ熱間加工を加えておくことにより、その後の
高温保定における拡散定数の値が、熱間加工を加えなか
った場合に比べ増大していることがわかる。その場合、
熱間加工による拡散定数の増大効果は、熱間加工温度が
1200〜1150℃以下で顕著であり、1200℃以
上ではほとんど効果はない。
鋳片に熱間加工を加えるためには、変形抵抗を低くする
観点からは、オーステナイト温度域で加工するのがよい
が、加工の効果を与えるためには、オーステナイト・フ
エライト二相共存温度域で加工してもよい。
特に、鋳片または鋼片を加熱して熱間加工を行う場合に
は、全体がオーステナイト化する以前に加工をすること
がしばしば実際的である。
鋳片の一次熱間加工量は大きい方が、その後の偏析元素
の拡散を促進する効果が大きく、実質的な効果を得るた
めには、鋳片の断面減少率で20チ以上が必要である。
鋳片の断面減少率が20チ未満の熱間加工量では、偏析
元素の拡散に対する効果が少ない。
第8図は、拡散定数の塊大効果と熱間加工量との関係を
示したものである。
第4図と同様に偏析元素としては51−Mn  系普通
鋼のPに着目し、1000℃において鋳片に各断面減6
少率の熱間加工を加え、その後、1100℃において保
定した場合の結果である。
破線◎は熱間加工を加えなかった場合の110゜°Cに
おけるPの拡散定数、実線■は熱間加工を加えた場合の
1100℃におけるPの拡散定数を示す。
熱間加工による拡散定数が20q6以上の場合に顕著で
あり、20%以下ではほとんど効果がない。
熱間加工工程には鋳片を加熱して加工温度に到達させて
もよいし、連続鋳造鋳片のような場合には、凝固後の冷
却過程で加工に入ってもよい。
次に鋳片の熱間加工後の加熱拡散条件における保定につ
いて述べる。
鋳片の熱間加工によシ導入された欠陥を媒介とする偏析
元素の拡散が十分に行われるように、鋳片の中心温度が
1 o o O’C以上で保定は30分以上が必要であ
る。
鋳片内に存在する偏析の状態(偏析領域の大きさ、偏析
比、偏析元素等)および所要の鋼材特性により必要保定
時間は異なり、例えば、通常の連続鋳造鋳片から製造さ
れた鋼板が、硫化水素飽和PH3の溶液中で、割れの発
生が著しく低減するためには、1時間以上の保定か必要
である。
また、保定時間が著しく長くなる場合は、経済的に本発
明の効果が減少するので、5時間の保定時間を上限とす
る。なお保定時間とは拡散が効率的におこる温度範囲で
の積算時間であって、一定温度に保たれる時間を意味し
ない。
尚、偏析比とは、ある合金元素もしくは不純物元素の平
均温度と偏析領域での最高温度との比をさす。
鋳片の熱間加工工程からその後の加熱拡散工程へは、熱
間加工および高温保定の設定温度条件に従って、連続的
に移行してもよいし、再加熱によって移行してもよい。
この熱間加後の加熱拡散工程の温度は1000℃以上と
指定したが、合金元素もしくは不純物元素の拡散常数は
、温度にたいして連続的・に変化するものであり、10
00℃以下であっても保定時間を十分に長くとれば均一
化は可能である。
だだ長時間を要するので経済的な利点が減少し、実用性
が低下する。
また加熱拡散工程の温度は熱間加工温度よりも高い場合
には拡散促進効果が大きいことは、経験的(二見出され
たことであり、1000℃以上でかつ熱間加工開始温度
よりも高くすることが有効である。
尚、加熱拡散工程の上限温度に対しても経済的な利点を
考慮すれば、l 2 s o ’(:、以下であること
が望ましい。
従来から鋼材の製造においては、鋼塊あるいは連続鋳造
鋳片の分塊圧延が行われている。この場合の分塊圧延の
目的は、鋼材圧延機の能力の範囲内で、圧延後の鋼材か
ら所定寸法の製品が歩留りよく得られるように、鋼片の
大きさを調整することにある。
最近、省エネルギーの観点から分塊圧延時の加熱温度お
よび圧延温度を低下させる傾向にあるが、これは−塊あ
るいは連続鋳造鋳片内に存在する偏析を、偏析元素の拡
散により軽減せしめるとの観点から行われているもので
はない。
むしろ、一般的には分塊圧延時の加熱温度および圧延温
度の低下は、偏析軽減効果に対して逆の作用をもたらす
と考えるのが普通である。
また分塊圧延後の鋼片の圧延に先たつ再加熱工程は、鋼
片を圧延に必要な温度に均熱化させることが目的であり
、本発明の中心をなす鋳片の熱間加工工程と組み合わさ
れた高温保定工程とは目的。
作用、効果ともζ二異なるものである。
従って、本発明における加工および保定は、上記の鋼塊
あるいは連続鋳造鋳片の分塊圧延とは、本質的に異る全
く新しい目的のもとに、全く新しい作用効果をもたらす
ものである。
尚本発明においては、化学成分について特に限定するも
のではないが、好ましい範囲を示せば、Cは主として脱
酸剤および強度確保の目的で添加するものであり、耐サ
ワー性、靭性および溶接性確保の面からできるだけ少い
方がよく、両者の兼合いから適当な含有量が決定される
もので、通常0.02〜0.14%(重量比、以下同じ
)が望ましい。
Mn  は主として強度および靭性確保の目的で添加す
るが、耐サワー性の確保およびコストの点からできるだ
け少い方がよく、0.5〜1.4%が好ましく、 Sl  は脱酸剤として添加するものであるが、過大な
添加は靭性劣化を招くおそれがあり、0.40係以下が
望ましい。
Mは同じく脱脂の目的で添加するものであるが、過大な
添加は酸化物系介在物の増加、靭性劣化等を招くおそれ
があり、好捷しくは0.08%以下とする。
Pは耐サワー性の面からできるだけ少い方がよく、工業
的規模における通常の製造方法においては、好ましき範
囲を0.015%以下(尚、さらに好ましくは0.00
6%以下)とする。
全SはPと同様にできるだけ姦い方がよく、好ましくは
0.004チ以下、 全0は介在物生成の面からできるだけ少い方がよく、好
ましくは0.004%以下のそれぞれが望ましい。
尚、全C4はSおよび0含有量(二基いて、必要添加量
が決まるものであるが、全Sおよび全0をできるだけ低
くして、全Ca添加量を必要量少眼にすることが、酸化
物系クラスター状介在物の増加を避ける意味から望まし
く、Ca添加コストをも考えて好ましくはo、oos%
以下とする。
上記成分の他に、本発明の鋼材の特性を損うことなく鋼
材の腐食防止、水素後入の低減による耐サワー性の確保
1強度、靭性並びに溶接性の確保等の目的で必要に応じ
て、Cu:O,1〜0.5%。
wl;  0.1〜0.5%、  Nb  ;  0.
0 1〜O,1%、  V  ;0.01〜0.1 %
、Ti;0.003〜0.05 %、  M。
≦0.50%、B;0,0005〜0.005チ等の一
種又は二種以上の元素を添加することは好ましい。
(実施例) 連続鋳造鋳片より降伏強さが30〜56 Kg/mAで
あるラインパイプ用素材の製造を行った。
ラインパイプはその使用環境から、前述の如く水素誘起
側nが発生し、破損につながることがある。
そこで本発明を実施することにより、HICの発生しや
すい苛酷なサワー環境(PH4,3からPH2,7へと
PHが低くなるほど厳しい条件となる)においても、H
xc%’=、あるいは実質的に無害な程度の優れた耐水
素誘起割れ用鋼材を製造することを意図した。
成分、鋳片の処理条件、均熱拡散条件、最終熱間圧延条
件と、得られたラインパイプ用素材の水素融起割れ試験
結果を第1表及び第2表に示す。
尚、本発明でAr、温度とは鉄または鋼を冷却した場合
に、オーステ・ナイトからフェライトへの変態が終了す
る程度、Ac、温度とは鉄または鋼を加熱した場合にフ
ェライトからオーステナイトへの変態が終了する温度を
いう。又、Ar、とは鉄又は鋼を冷却した場合に、オー
ステナイトからフェライトへの変態が開始する温度をい
う。
水素誘起割れ試験は、硫化水素を飽和させた5%NaC
J、溶液に於て、PH4,3、3,5、2,7とした試
験液を25゛C±3°C1=保ち、その中に試験片を9
6時間浸漬した後、試験片を超音波探傷(UST)によ
り、欠陥面積率を求め、耐サワー特性を評価した。
実施例Nal〜3は本発明鋼(1)の構成要件を満足し
ない場合の比較例である。一方、階4〜13は本発明m
 (1)の実施例であり、PH= 4.3  のサワー
環境に於て比較鋼N11l〜3のHIC発生率が18〜
25%であるの1′一対して、本発明鋼(1)はHIC
が皆無であり、A/Bの値を1以上、かつAr3温度以
上で最終熱間加工を終了し、加工終了後の平均冷却速度
を5〜b 以下の範囲まで冷却する理由の妥当性が明確である。
次にl@14〜23は本発明鋼(1)に従属する本発明
鋼(2)の実施例、N[124〜33は本発明鋼(1)
に従属する本発明鋼(3)の実施例である。
PH= 4.3とPH= 3.−5,1で−の欠陥面積
率を醜4〜13と随14〜23で地歌すると、スラブを
均熱保定することの妥当性が明確である。
さらにPH= 3.5と2.7 での欠陥面積率を、階
14〜23と124〜33で比較すると、スラブの熱間
加工後に均熱拡散熱処理を施す理由が明瞭であり、本発
明における各構成要件を全て満足することを必須とした
理由の妥当性が明確である。
尚、本発明は鋼塊からなる鋼片および連続鋳造鋳片のい
ずれにおいても適用が可能であるが、同一母溶鋼全体を
、均一な凝固状態に保つことが、より困難な連鋳材にお
いて適用の効果が太きい。
また本発明における加工には圧延の他、プレス。
鋳造を用いることができ、また本発明は鋼板、形鋼、棒
鋼、鋼管等の製造に適用できる。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、従来不可能であった苛酷なサワー
環境下における耐水素誘起割れ皆無ないし実質的無害な
程度を完全に保証し得る、極めて優れた耐水素誘起割れ
用鋼材の製造を、初めて可能にしたものである。
即ち、従来最大の懸案であった鋼材の厚み方向中心部に
発生する水素誘起割れを、中心偏析部でのMnSの生成
を完全に防止すべく、Ca添加量を管理し、更には鋳片
を低温で熱間加工し、加えて低温・短時間の均熱拡散、
最終熱間加工での加工温度、冷却停止温度およびその間
の冷却速度を限定して、経済的に完全に消滅したもので
ある。
かかる鋼材の使用環境が益々苛酷さを増し、鋼材に対す
る耐水素誘起割れ性保証の信頼性が高度に要求されるよ
うになりつつある現状において、本発明の及ぼす効果は
極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は連!鋳造鋳片中心偏析部のMnS生成におよぼ
すMn偏析径(溶鋼中のMn9度に対して1.32倍以
上(二濃化したMn偏析粒径)と、残Ca/(O,S(
残0)+1.4(残5)−s)  の関係、および実線
はMnS生成が防止できるKとMn偏析径との関係を示
す図表、第2図は連続鋳造鋳片においてMn偏析径(溶
鋼中のMnJ度に対して1.32倍以上に濃化した)7
1n偏析粒径)が0.3.0.5.1.0mmの場合の
残c、L/ (0,8(残0)+1.4(残5)−s’
1と中心偏析部のMnS個数の関係を示す図表、第3図
は連続鋳造鋳片における残Ca / (2,4d +0
.3 ) (0,8(残0)+1.4(残5)−S) 
 と中心偏析部のMn偏析粒内のMnS個数の関係を示
す図表、第4図はA/BとP)14.3 のサワー環境
下でのUST  による欠陥面積率の関係を示す図表、
第5図はA/B≧1.0を満足する鋼の耐サワー性と最
終熱間圧延終了温度−Ar、 g度と最終熱間圧延終了
後の冷却停止温度の関係を示す図表、第6図はA/B≧
1.0を満足する鋼の耐サワー性と熱間圧延終了後の平
均冷却速度を示す図表、第7図は鋳片処理での熱間加工
温度とPの拡散定数の関係を示す図表、第8図は鋳片熱
間加工での断面減少率とPの拡散定数の関係を示す図表
である。 代理人 弁理士  茶野木 立 夫 第1図 廟庫XT粒径a 第2図 第3図 第4図 4−ππ耶へ脂フC9’X5)−8) 第5図 第6図 第7図 第S図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶鋼へのCa添加に際し、溶鋼中の全Ca量から
    溶鋼中のCaO及びCaSの生成に消費されているCa
    量を差し引いて残Ca量を求め、これをAとし、一方溶
    鋼中の全O量及び全S量から、溶鋼中のCaO及びCa
    Sの生成に消費されているO量及びS量を各々差引いて
    求めた残O及び残Sが、凝固偏析率に応じて鋳造機内で
    溶鋼が凝固するまでの間に、CaO及びCaSを形成す
    るのに必要な偏析補正必要Ca量を求めこれをBとした
    時、1.0≦A/Bの関係を満足する量をCa添加量と
    して得られた鋼鋳片を、所望の温度に加熱し、引き続き
    Ar_3温度以上で最終熱間加工を終了し、加工終了後
    の平均冷却速度5〜40℃/secで、400℃以上6
    00℃以下の範囲まで冷却し、その後放冷することを特
    徴とする耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法。
  2. (2)最終熱間加工に先立ち、鋳片の中心温度を100
    0℃以上で30分以上保定することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の
    製造方法。
  3. (3)鋳片に1200℃以下のオーステナイト温度域あ
    るいはAr_1温度以上Ac_3温度以下のオーステナ
    イト・フエライト二相共存温度域で、断面減少率20%
    以上の熱間加工を施し、その後、鋳片の中心温度を10
    00℃以上で30分以上保定、Ar_3温度以上で最終
    熱間加工を終了し、加工終了後の平均冷却速度5〜40
    ℃/secで、400℃以上600℃以下の範囲まで冷
    却し、その後放冷することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法
JP61285959A 1986-12-02 1986-12-02 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0774374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61285959A JPH0774374B2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61285959A JPH0774374B2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63140033A true JPS63140033A (ja) 1988-06-11
JPH0774374B2 JPH0774374B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=17698169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61285959A Expired - Lifetime JPH0774374B2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774374B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992009387A1 (fr) * 1990-11-28 1992-06-11 Kawasaki Steel Corporation Procede de coulage continu d'acier calme a l'aluminium, a teneur ultra faible en carbone
JP2013190319A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Jfe Steel Corp 鋼材の耐hic性の評価方法およびそれを利用したラインパイプ用高強度厚鋼板の製造方法
JP2015058473A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 株式会社神戸製鋼所 耐サワーラインパイプ鋼スラブの品質判定による向け先変更方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976818A (ja) * 1982-10-22 1984-05-02 Nippon Steel Corp 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976818A (ja) * 1982-10-22 1984-05-02 Nippon Steel Corp 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992009387A1 (fr) * 1990-11-28 1992-06-11 Kawasaki Steel Corporation Procede de coulage continu d'acier calme a l'aluminium, a teneur ultra faible en carbone
JP2013190319A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Jfe Steel Corp 鋼材の耐hic性の評価方法およびそれを利用したラインパイプ用高強度厚鋼板の製造方法
JP2015058473A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 株式会社神戸製鋼所 耐サワーラインパイプ鋼スラブの品質判定による向け先変更方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0774374B2 (ja) 1995-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5423324B2 (ja) 耐水素誘起割れ性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板及び高強度ラインパイプ用鋼管
EP2832879B1 (en) High-strength steel pipe for line pipe having excellent hydrogen-induced cracking resistance, high-strength steel plate for line pipe using same, and method for manufacturing same
JP5079793B2 (ja) 高温特性と靭性に優れた鋼材及びその製造方法
JP5423323B2 (ja) 耐水素誘起割れ性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板及び高強度ラインパイプ用鋼管
JP5079794B2 (ja) 高温強度、靭性に優れた鋼材並びにその製造方法
JP6728455B1 (ja) 溶接性および表面性状に優れる高耐食Ni−Cr−Mo鋼とその製造方法
JP3633515B2 (ja) 耐水素誘起割れ性に優れた熱延鋼板およびその製造方法
EP3246424B1 (en) High-strength steel sheet and production method therefor
JPS631369B2 (ja)
JPS63140033A (ja) 耐水素誘起割れ性の優れた鋼材の製造方法
JP2721420B2 (ja) 耐サワー電縫鋼管用鋼
JP3091795B2 (ja) 引抜き加工性に優れた棒鋼の製造方法
JPH07268467A (ja) 高靭性耐サワー鋼管用ホットコイルの製造方法
JP3518517B2 (ja) 高クロム・フェライト系耐熱鋼材の製造方法
JPH022925B2 (ja)
JPH0114965B2 (ja)
JP4190617B2 (ja) ステンレス鋼の熱間圧延板を製造する方法
JPH0359124B2 (ja)
JP7160213B2 (ja) 液体アンモニア輸送用及び貯蔵用鋼材、および、液体アンモニア輸送用及び貯蔵用鋼材の製造方法
JP4759818B2 (ja) 熱間圧延鋼材の製造方法
JPS6364516B2 (ja)
JP2000042604A (ja) 表面性状に優れた鋼板の製造方法
JP3298519B2 (ja) 水素性欠陥のない鋼板およびその製造方法
JP3456498B2 (ja) Ni含有鋼の連続鋳造時における表面割れ防止方法
JPH0625739A (ja) 優れた低温靭性を有する耐サワー鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term