JPS6313880Y2 - - Google Patents
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- JPS6313880Y2 JPS6313880Y2 JP5200180U JP5200180U JPS6313880Y2 JP S6313880 Y2 JPS6313880 Y2 JP S6313880Y2 JP 5200180 U JP5200180 U JP 5200180U JP 5200180 U JP5200180 U JP 5200180U JP S6313880 Y2 JPS6313880 Y2 JP S6313880Y2
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- Japan
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- spindle
- workpiece
- center
- die
- attached
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 27
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 8
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 6
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はラツク型工具を使用して被加工物の
転造を行なう転造盤に関する。
転造を行なう転造盤に関する。
従来、ラツク型工具を使用して歯車等を転造す
る転造盤としては、油圧ポンプ等を使用し工具を
油圧シリンダ等により作動させる、油圧式の転造
盤が使用されている。従来の転造盤は上記のよう
に油圧式であり、油圧ポンプユニツトを必要とす
るため、据付け用のスペースを多く必要としてい
た。又、油圧式は油圧シリンダによりラツクの送
りをするため機械効率が悪く、転造荷重の変化が
あると転造中に送りむらが発生した。又油圧ポン
プユニツトは高圧の油(例えば70Kg/cm3)を使用
するため、配管部その他からの油もれが起きやす
く、さらに、油圧ポンプユニツトの騒音、振動等
が発生するという不具合があつた。
る転造盤としては、油圧ポンプ等を使用し工具を
油圧シリンダ等により作動させる、油圧式の転造
盤が使用されている。従来の転造盤は上記のよう
に油圧式であり、油圧ポンプユニツトを必要とす
るため、据付け用のスペースを多く必要としてい
た。又、油圧式は油圧シリンダによりラツクの送
りをするため機械効率が悪く、転造荷重の変化が
あると転造中に送りむらが発生した。又油圧ポン
プユニツトは高圧の油(例えば70Kg/cm3)を使用
するため、配管部その他からの油もれが起きやす
く、さらに、油圧ポンプユニツトの騒音、振動等
が発生するという不具合があつた。
また、上記の不具合を無くしたものとして、特
公昭46−9931号公報に、ねじ転造機が示されてい
る。このねじ転造機では、転造用のダイスを作動
させるため、従来のように油圧装置を使用せず、
電動機を使用している。そして、このねじ転造機
では、転造用ダイスの一方を固定して固定ダイス
とし、他方のダイスを電動機により作動される歯
車やリンク機構を介して往復動させ、かつねじを
転造する往復時には、移動ダイスの移動速度を速
くするようになつている。
公昭46−9931号公報に、ねじ転造機が示されてい
る。このねじ転造機では、転造用のダイスを作動
させるため、従来のように油圧装置を使用せず、
電動機を使用している。そして、このねじ転造機
では、転造用ダイスの一方を固定して固定ダイス
とし、他方のダイスを電動機により作動される歯
車やリンク機構を介して往復動させ、かつねじを
転造する往復時には、移動ダイスの移動速度を速
くするようになつている。
しかし、このねじ転造機は、往動時の移動ダイ
スの移動速度が一定でないため、ねじの転造には
使用できても、歯車やスプラインのように、転造
の精度を必要とするものに対しては使用できない
という欠点があつた。
スの移動速度が一定でないため、ねじの転造には
使用できても、歯車やスプラインのように、転造
の精度を必要とするものに対しては使用できない
という欠点があつた。
すなわち、歯車やスプラインの歯を転造するに
は、ピツチの精度が要求されるため、ダイスに一
定の圧力が加わりかつ圧接時間が各ピツチ毎に一
定である必要があり、かつ被加工物の軸が変移し
ないように、被加工物の回転軸の両端を支持する
センタが必要となる。
は、ピツチの精度が要求されるため、ダイスに一
定の圧力が加わりかつ圧接時間が各ピツチ毎に一
定である必要があり、かつ被加工物の軸が変移し
ないように、被加工物の回転軸の両端を支持する
センタが必要となる。
また、ダイスの一方のみが移動可能に構成され
ているため、ダイスの移動範囲が長く、装置の設
置面積が大きくなるという欠点を有している。
ているため、ダイスの移動範囲が長く、装置の設
置面積が大きくなるという欠点を有している。
これに対し、特公昭53−24017号公報において、
一対のダイスを上下に対向配置し、これらのダイ
スの間に被加工物を挟むとともに、両ダイスを互
いに逆方向へ同期して移動させることにより、被
加工物をセンタで支持して状態で転造可能とした
装置が開示されている。これによれば、被加工物
をセンタにより支持することができ、かつダイス
の移動範囲は減少する。
一対のダイスを上下に対向配置し、これらのダイ
スの間に被加工物を挟むとともに、両ダイスを互
いに逆方向へ同期して移動させることにより、被
加工物をセンタで支持して状態で転造可能とした
装置が開示されている。これによれば、被加工物
をセンタにより支持することができ、かつダイス
の移動範囲は減少する。
しかしながら、前記2つの従来装置は、共にダ
イスを水平方向へ移動させる構造のため、その分
だけ、装置の横方向の設置面積が大きくなるとい
う欠点があつた。
イスを水平方向へ移動させる構造のため、その分
だけ、装置の横方向の設置面積が大きくなるとい
う欠点があつた。
また、後者の従来装置は、ダイスを上下に対向
配置してあるため、上下のダイスの自重により、
上下のダイスに荷重の差が生じ、転造精度劣化の
要因となつていた。
配置してあるため、上下のダイスの自重により、
上下のダイスに荷重の差が生じ、転造精度劣化の
要因となつていた。
この考案は、上記に鑑み、装置の据付けスペー
スが従来よりも少なく、機械効率が高く、ラツク
の送りムラを無くし、加工精度を高めることがで
き、かつ比較的簡単な構造により、これらを達成
することができる歯車転造盤の提供を目的とする
ものである。
スが従来よりも少なく、機械効率が高く、ラツク
の送りムラを無くし、加工精度を高めることがで
き、かつ比較的簡単な構造により、これらを達成
することができる歯車転造盤の提供を目的とする
ものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
第1図、第2図において、転造盤1は床面F上
に支承されるベース1aがあり、このベース1a
の前部(以下図の右方を前方、左方を後方とい
う。)に長方形板状の支持板2が一対所定の距離
をおいて立設されている。各支持板2は両支持板
2,2の中心側の上下方向に、スライドウエイ固
定板3,3が固着されている。このスライドウエ
イ固定板3,3はその内側の前後端部に長方形板
状のスライドウエイ4,4が上、下方向にそれぞ
れ取りつけられている。両スライドテーブル5は
断面が形をしており、凹部の面5aがスライド
ウエイ4の内側面に、又両端の外側に固着した裏
金6,6がスライドウエイ4の前後端の外側面に
対してそれぞれ摺動可能に取りつけられている。
上記のようにして、一対のスライドウエイ4,4
により摺動可能に支承されたスライドテーブル5
は、ベース1aの上方においてベース1aに対し
て垂直方向へ移動可能になつており、両スライド
テーブル5,5が摺動する時、両スライドテーブ
ル5,5の相対する平板状の内側面5b,5bは
平行を維持して摺動するようになつている。
に支承されるベース1aがあり、このベース1a
の前部(以下図の右方を前方、左方を後方とい
う。)に長方形板状の支持板2が一対所定の距離
をおいて立設されている。各支持板2は両支持板
2,2の中心側の上下方向に、スライドウエイ固
定板3,3が固着されている。このスライドウエ
イ固定板3,3はその内側の前後端部に長方形板
状のスライドウエイ4,4が上、下方向にそれぞ
れ取りつけられている。両スライドテーブル5は
断面が形をしており、凹部の面5aがスライド
ウエイ4の内側面に、又両端の外側に固着した裏
金6,6がスライドウエイ4の前後端の外側面に
対してそれぞれ摺動可能に取りつけられている。
上記のようにして、一対のスライドウエイ4,4
により摺動可能に支承されたスライドテーブル5
は、ベース1aの上方においてベース1aに対し
て垂直方向へ移動可能になつており、両スライド
テーブル5,5が摺動する時、両スライドテーブ
ル5,5の相対する平板状の内側面5b,5bは
平行を維持して摺動するようになつている。
両スライドテーブル5,5はその内側面5b,
5bの後部に、後述するピニオン15とかみ合う
一対のラツク7,7が相対向して取りつけられて
いる。このラツク7のスライドテーブル5に対す
る上下方向の移動は図示しないキーにより、又横
方向(前、後方向)の移動はスライドテーブル5
に取りつけたブロツク8により止められている。
両スライドテーブル5,5には、ラツク7より前
方にそれぞれカツタホルダ9,9が取りつけられ
ている。そして、カツタホルダ9はスライドテー
ブル5に対する上下方向の移動はキー38(第4
図参照)により、又横方向の移動はスライドテー
ブル5に取りつけたブロツク10により止められ
ている。カツタホルダ9はその側部にブラケツト
39が取りつけられており、カツタホルダ9の側
壁9aとブラケツト39との間に形成された凹部
にアジヤストブロツク40及びダイス11が取り
つけられるようになつている。カツタホルダ9は
凹部の面に勾配S(1/60)がついており、この
勾配面9bにはこの面と同一の勾配Sをもつたア
ジヤストブロツク40が摺動可能に取りつけられ
る。そして、このアジヤストブロツク40の上面
に丸棒状の被加工物の外側に歯形を形成するため
のダイス11が取りつけられるようになつてい
る。アジヤストブロツク40はその長手方向の一
端にねじ付フランジ41が固着されており、この
ねじ付フランジ41にねじシヤフト42の一端が
ねじ込まれている。そして、ねじシヤフト42
は、その他端部がカツタホルダ9に取りつけられ
たブロツク43と、このブロツク43の外側に取
りつけたキヤツプ44とにより保持されて、その
軸方向の移動ができなくなつている。このため、
ねじシヤフト42を回転させると、アジヤストブ
ロツク40が移動して、ダイス11が上下方向に
移動し、ダイス11の高さが調整される。ナツト
45はねじシヤフト42をブロツク43に固定す
るためのものである。ブラケツト39はねじシヤ
フト42のある位置と反対側にダイス11をその
長手方向から固定するためのねじシヤフト46が
あり、このねじシヤフト46はナツト47により
ブラケツト39に固定される。さらに、ブラケツ
ト39にはダイス11をその側方からカツタホル
ダ9に固定するためのねじシヤフト48が2個取
りつけられており、このねじシヤフト48はナツ
ト49によりブラケツト39に固定される。
5bの後部に、後述するピニオン15とかみ合う
一対のラツク7,7が相対向して取りつけられて
いる。このラツク7のスライドテーブル5に対す
る上下方向の移動は図示しないキーにより、又横
方向(前、後方向)の移動はスライドテーブル5
に取りつけたブロツク8により止められている。
両スライドテーブル5,5には、ラツク7より前
方にそれぞれカツタホルダ9,9が取りつけられ
ている。そして、カツタホルダ9はスライドテー
ブル5に対する上下方向の移動はキー38(第4
図参照)により、又横方向の移動はスライドテー
ブル5に取りつけたブロツク10により止められ
ている。カツタホルダ9はその側部にブラケツト
39が取りつけられており、カツタホルダ9の側
壁9aとブラケツト39との間に形成された凹部
にアジヤストブロツク40及びダイス11が取り
つけられるようになつている。カツタホルダ9は
凹部の面に勾配S(1/60)がついており、この
勾配面9bにはこの面と同一の勾配Sをもつたア
ジヤストブロツク40が摺動可能に取りつけられ
る。そして、このアジヤストブロツク40の上面
に丸棒状の被加工物の外側に歯形を形成するため
のダイス11が取りつけられるようになつてい
る。アジヤストブロツク40はその長手方向の一
端にねじ付フランジ41が固着されており、この
ねじ付フランジ41にねじシヤフト42の一端が
ねじ込まれている。そして、ねじシヤフト42
は、その他端部がカツタホルダ9に取りつけられ
たブロツク43と、このブロツク43の外側に取
りつけたキヤツプ44とにより保持されて、その
軸方向の移動ができなくなつている。このため、
ねじシヤフト42を回転させると、アジヤストブ
ロツク40が移動して、ダイス11が上下方向に
移動し、ダイス11の高さが調整される。ナツト
45はねじシヤフト42をブロツク43に固定す
るためのものである。ブラケツト39はねじシヤ
フト42のある位置と反対側にダイス11をその
長手方向から固定するためのねじシヤフト46が
あり、このねじシヤフト46はナツト47により
ブラケツト39に固定される。さらに、ブラケツ
ト39にはダイス11をその側方からカツタホル
ダ9に固定するためのねじシヤフト48が2個取
りつけられており、このねじシヤフト48はナツ
ト49によりブラケツト39に固定される。
スピンドル12は本体に設けた円筒状のスピン
ドル支持部1bの前端部内側に設けた円すいころ
軸受13と、支持部1bの後端部近傍の内側に設
けた円すいころ軸受14とにより水平に、かつ、
回動自在に支承されており、前述の一対のラツク
7,7とかみ合うピニオン15は円すいころ軸受
13より前部にあるスピンドル12の小径部12
aの外側に取りつけられている。このようにし
て、スピンドル12に取りつけられたピニオン1
5はその軸線がスピンドル12の軸線と一致して
いる。回転方向はピン(図示しない)、前後方向
はボルト(図示しない)によつて固定されている
スピンドル支持部1bの前端には、前部の円錐コ
ロ軸受13の前部をカバーするために、カバー1
6が取りつけられており、このカバー16には、
小径部12aの後方にあるスピンドル12の大径
部12bの外側から油のもれるのを防ぐためにオ
イルシール17が取りつけられている。スピンド
ル12は円すいころ軸受13,14にナツト19
及び20により円すいころ軸受13,14に予圧
を加えて締めつけて、本体フレーム1cに回転自
在に取りつけられる。スピンドル12は円すいこ
ろ軸受14より後方へ突出した後端部がサイクロ
減速機18の前軸18aに固定されたキー18c
によりサイクロ減速機18に連結されている。
ドル支持部1bの前端部内側に設けた円すいころ
軸受13と、支持部1bの後端部近傍の内側に設
けた円すいころ軸受14とにより水平に、かつ、
回動自在に支承されており、前述の一対のラツク
7,7とかみ合うピニオン15は円すいころ軸受
13より前部にあるスピンドル12の小径部12
aの外側に取りつけられている。このようにし
て、スピンドル12に取りつけられたピニオン1
5はその軸線がスピンドル12の軸線と一致して
いる。回転方向はピン(図示しない)、前後方向
はボルト(図示しない)によつて固定されている
スピンドル支持部1bの前端には、前部の円錐コ
ロ軸受13の前部をカバーするために、カバー1
6が取りつけられており、このカバー16には、
小径部12aの後方にあるスピンドル12の大径
部12bの外側から油のもれるのを防ぐためにオ
イルシール17が取りつけられている。スピンド
ル12は円すいころ軸受13,14にナツト19
及び20により円すいころ軸受13,14に予圧
を加えて締めつけて、本体フレーム1cに回転自
在に取りつけられる。スピンドル12は円すいこ
ろ軸受14より後方へ突出した後端部がサイクロ
減速機18の前軸18aに固定されたキー18c
によりサイクロ減速機18に連結されている。
ローリングセンタ30はアダプタ21にモール
ステーパにより固定される。アダプタ21はキー
(図示しない)によりスピンドル12に前後方向
自在に固定され、スピンドル12にボルト(図示
しない)付けされたナツト22により取りつけら
れる。又ナツト22を(ボルトをはずして)回転
させることにより、ローリングセンタ30を前後
方向に調整することができる。減速機18はその
後端部から後方に突出した後軸18bにプーリ2
3が取りつけられている。
ステーパにより固定される。アダプタ21はキー
(図示しない)によりスピンドル12に前後方向
自在に固定され、スピンドル12にボルト(図示
しない)付けされたナツト22により取りつけら
れる。又ナツト22を(ボルトをはずして)回転
させることにより、ローリングセンタ30を前後
方向に調整することができる。減速機18はその
後端部から後方に突出した後軸18bにプーリ2
3が取りつけられている。
ベース1aはその前端部に、支持板2,2に対
して直角に一対の補強板24,24が各支持板
2,2に対してそれぞれ直角に取りつけられてい
る。そして、各補強板24は一端が支持板2の前
端に固着されており、他端は支持板2の外側に位
置している。各補強板24にはその前側にテンシ
ヨンバー取付用のブラケツト25,25がそれぞ
れ固着されており、両ブラケツト25,25には
上、下に所定の間隔をおいて一対の穴25a,2
5aがあけられている。テンシヨンバー26は一
端に頭部26aがあり、他端にねじ部26bがあ
る。このテンシヨンバー26はそのねじ部26b
を、一つのブラケツト25の穴25aから挿入し
た後、その外側に円筒状のカラー27を嵌め、他
方のブラケツト25の穴25aからねじ部26b
を突出させ、その突出したねじ部26bにナツト
28をねじ込むことにより、両ブラケツト25,
25に取りつけられる。このようにして両ブラケ
ツト25,25に取りつけられた上、下一対のテ
ンシヨンバー26は、補強板24の前面に対して
平行で、かつ、水平になつている。そして、スピ
ンドル12の軸線の延長は両テンシヨンバー26
の中間を通るようになつている。両テンシヨンバ
ー26,26はダイス11,11による被加工物
の加工時に、両支持板2,2の開くのを防止する
ために設けられており、テンシヨンバー26には
ナツト28の締付けによる引張力が加えられてい
る。そしてカラー27はテンシヨンバー26に引
張力が加えられた時、両支持板2,2の間隔が変
わるのを防止するために設けられている。なお、
ナツト28の外側からテンシヨンバー26のねじ
部26bにねじ込まれたナツト29は、ナツト2
8の回り止めとして作用する。アダプタ21のモ
ールステーパ部に一端部を挿入して、アダプタ2
1に固定されるローリングセンタ30は、このロ
ーリングセンタ30と対向する位置に適宜手段に
より支持されるローリングセンタ31とにより、
被加工物Wを回転自在に支承するとともに、その
軸線をスピンドル12の軸線と一致させる。
して直角に一対の補強板24,24が各支持板
2,2に対してそれぞれ直角に取りつけられてい
る。そして、各補強板24は一端が支持板2の前
端に固着されており、他端は支持板2の外側に位
置している。各補強板24にはその前側にテンシ
ヨンバー取付用のブラケツト25,25がそれぞ
れ固着されており、両ブラケツト25,25には
上、下に所定の間隔をおいて一対の穴25a,2
5aがあけられている。テンシヨンバー26は一
端に頭部26aがあり、他端にねじ部26bがあ
る。このテンシヨンバー26はそのねじ部26b
を、一つのブラケツト25の穴25aから挿入し
た後、その外側に円筒状のカラー27を嵌め、他
方のブラケツト25の穴25aからねじ部26b
を突出させ、その突出したねじ部26bにナツト
28をねじ込むことにより、両ブラケツト25,
25に取りつけられる。このようにして両ブラケ
ツト25,25に取りつけられた上、下一対のテ
ンシヨンバー26は、補強板24の前面に対して
平行で、かつ、水平になつている。そして、スピ
ンドル12の軸線の延長は両テンシヨンバー26
の中間を通るようになつている。両テンシヨンバ
ー26,26はダイス11,11による被加工物
の加工時に、両支持板2,2の開くのを防止する
ために設けられており、テンシヨンバー26には
ナツト28の締付けによる引張力が加えられてい
る。そしてカラー27はテンシヨンバー26に引
張力が加えられた時、両支持板2,2の間隔が変
わるのを防止するために設けられている。なお、
ナツト28の外側からテンシヨンバー26のねじ
部26bにねじ込まれたナツト29は、ナツト2
8の回り止めとして作用する。アダプタ21のモ
ールステーパ部に一端部を挿入して、アダプタ2
1に固定されるローリングセンタ30は、このロ
ーリングセンタ30と対向する位置に適宜手段に
より支持されるローリングセンタ31とにより、
被加工物Wを回転自在に支承するとともに、その
軸線をスピンドル12の軸線と一致させる。
逆回転可能なブレーキ付電動機32はベース1
aの上方に設けられたモータ取付板1dの上面に
取りつけられており、電動機32の軸32aには
プーリ付トルデンダー33が取りつけられてい
る。そして、プーリ付トルデンダー33のプーリ
33aとサイクロ減速機18のプーリ23とには
Vベルト34が掛装されている。
aの上方に設けられたモータ取付板1dの上面に
取りつけられており、電動機32の軸32aには
プーリ付トルデンダー33が取りつけられてい
る。そして、プーリ付トルデンダー33のプーリ
33aとサイクロ減速機18のプーリ23とには
Vベルト34が掛装されている。
両支持板2,2の上面には天板35が取りつけ
られており、天板35の上部にはシヨツクアブソ
ーバ36が取りつけられている。このシヨツクア
ブソーバ36ははスライドテーブル5の上端に取
り付けられた当金37が天板35の穴35aから
突出した時、作動してスライドテーブル7を停止
させる非常停止用ストツパである。
られており、天板35の上部にはシヨツクアブソ
ーバ36が取りつけられている。このシヨツクア
ブソーバ36ははスライドテーブル5の上端に取
り付けられた当金37が天板35の穴35aから
突出した時、作動してスライドテーブル7を停止
させる非常停止用ストツパである。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
始めに、一つのカツタホルダ9と他のカツタホ
ルダ9との高さを違えて、一つのカツタホルダ9
に取りつけられたダイス11と他のカツタホルダ
9に取りつけられたダイス11との高さを違えた
状態にする(第3図参照)。ついで、二個のロー
リングセンタ30と31との間に、一端にフラン
ジW1を有する丸棒状の被加工物Wを支持する。
この時、被加工物Wは丸棒部の端部近くにダイス
11が位置している。この状態で、サイクロ電動
機31を作動させると、クーラントタンク37か
らクーラントがダイス11,11に供給されると
ともに、プーリ付トルデンダー33,Vベルト3
4及びプーリ23を介して減速器18の後軸18
bが駆動される。後軸18bが回転すると、この
軸18bの回転は減速機18内において減速され
て前軸18aに伝達される。減速機18の前軸1
8aが回転すると、この軸18aに連結されたス
ピンドル12が低速で回転し、このスピンドル1
2に取りつけられたピニオン15が一定角速度で
回転する。ピニオン15が回転すると、ピニオン
15とかみ合う左、右のラツク9,9が、一方は
下方に又他方は上方に移動する。左、右のラツク
9,9が移動することにより、ラツク9,9の取
りつけられたスライドテーブル5,5がスライド
ウエイ4,4にガイドされてそれぞれラツク9,
9と同方向に移動する。両スライドテーブル5,
5が上、下逆方向に移動することにより、スライ
ドテーブル5,5にカツタホルダ9,9を介して
それぞれ取りつけられた一対のダイス11,11
が反対方向に同期して移動し(第3図に矢印で示
す。)被加工物Wに歯形を転造する。
ルダ9との高さを違えて、一つのカツタホルダ9
に取りつけられたダイス11と他のカツタホルダ
9に取りつけられたダイス11との高さを違えた
状態にする(第3図参照)。ついで、二個のロー
リングセンタ30と31との間に、一端にフラン
ジW1を有する丸棒状の被加工物Wを支持する。
この時、被加工物Wは丸棒部の端部近くにダイス
11が位置している。この状態で、サイクロ電動
機31を作動させると、クーラントタンク37か
らクーラントがダイス11,11に供給されると
ともに、プーリ付トルデンダー33,Vベルト3
4及びプーリ23を介して減速器18の後軸18
bが駆動される。後軸18bが回転すると、この
軸18bの回転は減速機18内において減速され
て前軸18aに伝達される。減速機18の前軸1
8aが回転すると、この軸18aに連結されたス
ピンドル12が低速で回転し、このスピンドル1
2に取りつけられたピニオン15が一定角速度で
回転する。ピニオン15が回転すると、ピニオン
15とかみ合う左、右のラツク9,9が、一方は
下方に又他方は上方に移動する。左、右のラツク
9,9が移動することにより、ラツク9,9の取
りつけられたスライドテーブル5,5がスライド
ウエイ4,4にガイドされてそれぞれラツク9,
9と同方向に移動する。両スライドテーブル5,
5が上、下逆方向に移動することにより、スライ
ドテーブル5,5にカツタホルダ9,9を介して
それぞれ取りつけられた一対のダイス11,11
が反対方向に同期して移動し(第3図に矢印で示
す。)被加工物Wに歯形を転造する。
スライドテーブル5,5が所定位置まで移動し
て、ダイス11,11による被加工物Wの転造が
終了すると、スライドテーブル5に設けたドツグ
(図示しない)がリミツトスイツチ(図示しない)
を打つ。これにより、電動機32に流れた電流が
遮断され、同時にブレーキが作用して電動機32
の回転を直ちに停止させる。
て、ダイス11,11による被加工物Wの転造が
終了すると、スライドテーブル5に設けたドツグ
(図示しない)がリミツトスイツチ(図示しない)
を打つ。これにより、電動機32に流れた電流が
遮断され、同時にブレーキが作用して電動機32
の回転を直ちに停止させる。
上記のようにして、被加工物Wの加工が終了す
ると、これを両ローリングセンタ30,31から
取り外し、電動機32を逆方向に回転させて原位
置に復帰させ、他の被加工物Wを再び両ローリン
グセンタ30,31の間に取りつけて、電動機3
2を回転させると、次の被加工物Wの転造が行な
われる。
ると、これを両ローリングセンタ30,31から
取り外し、電動機32を逆方向に回転させて原位
置に復帰させ、他の被加工物Wを再び両ローリン
グセンタ30,31の間に取りつけて、電動機3
2を回転させると、次の被加工物Wの転造が行な
われる。
以上説明したように、この考案は、スピンドル
を水平方向に回転軸を有するように支持し、該ス
ピンドルに、第1のセンタ及びピニオンを取付
け、かつピニオンに噛合う一対のラツクを、一対
のダイスとともに、スライドテーブルに近接して
取付け、ラツクをピニオンの回転により互いに逆
方向へ同期して上下動させることにより、スライ
ドテーブル及びダイスを前記ラツクと一体に上下
動させる構成としたことによつて、ダイスの移動
を上下方向としたことにより、装置の横方向の設
置スペースを減少させることができ、また、ダイ
スの一方が固定されている場合に比して、ダイス
の移動範囲が減少し、かつ、被加工物を一定位置
に停止させた状態で加工ができるため、設置スペ
ースの削減とともに、ラツクの送りムラを無くし
て加工精度の向上を図ることができる。
を水平方向に回転軸を有するように支持し、該ス
ピンドルに、第1のセンタ及びピニオンを取付
け、かつピニオンに噛合う一対のラツクを、一対
のダイスとともに、スライドテーブルに近接して
取付け、ラツクをピニオンの回転により互いに逆
方向へ同期して上下動させることにより、スライ
ドテーブル及びダイスを前記ラツクと一体に上下
動させる構成としたことによつて、ダイスの移動
を上下方向としたことにより、装置の横方向の設
置スペースを減少させることができ、また、ダイ
スの一方が固定されている場合に比して、ダイス
の移動範囲が減少し、かつ、被加工物を一定位置
に停止させた状態で加工ができるため、設置スペ
ースの削減とともに、ラツクの送りムラを無くし
て加工精度の向上を図ることができる。
さらに、ダイスを上下方向に相対移動させる構
成により、ダイスの自重による被加工物への荷重
の差が生じることも無く、前記ダイスの同期した
相対移動と被加工物の一定位置での保持との効果
と相俟つて、加工精度を大幅に向上させることが
できる。
成により、ダイスの自重による被加工物への荷重
の差が生じることも無く、前記ダイスの同期した
相対移動と被加工物の一定位置での保持との効果
と相俟つて、加工精度を大幅に向上させることが
できる。
また、スピンドルにピニオンを取付け、かつラ
ツクをダイスとともにスライドテーブルに取付け
たことにより、ダイスの駆動機構を簡単化、小型
化、軽量化できるとともに、動力の伝達経路を短
縮して伝達誤差を減少させることができ、これに
より、機械効率を高め、加工精度向上効果をさら
に促進することができる。
ツクをダイスとともにスライドテーブルに取付け
たことにより、ダイスの駆動機構を簡単化、小型
化、軽量化できるとともに、動力の伝達経路を短
縮して伝達誤差を減少させることができ、これに
より、機械効率を高め、加工精度向上効果をさら
に促進することができる。
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は転造
盤の正面図、第2図は第1図の−線矢視要部
断面図、第3図はダイスによる被加工物の転造状
態を示す図、第4図はカツタホルダ部を示し、イ
は一部切欠き正面図、ロはイの−線断面図、
ハはイの−線断面図である。 1……本体、1a……ベース、5……スライド
テーブル、7……ラツク、11……ダイス、12
……スピンドル、30,31……ローリングセン
タ、32……ブレーキ付電動機、W……被加工
物。
盤の正面図、第2図は第1図の−線矢視要部
断面図、第3図はダイスによる被加工物の転造状
態を示す図、第4図はカツタホルダ部を示し、イ
は一部切欠き正面図、ロはイの−線断面図、
ハはイの−線断面図である。 1……本体、1a……ベース、5……スライド
テーブル、7……ラツク、11……ダイス、12
……スピンドル、30,31……ローリングセン
タ、32……ブレーキ付電動機、W……被加工
物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 床面に設置されるベース上に立設された本体フ
レームに水平方向に回転軸を有するように回転可
能に支持されたスピンドルと、 該スピンドルの後端に取付けられた減速機を介
して、前記スピンドルを回転させる電動機と、 前記スピンドルの前端に取付けられ、被加工物
の一端を支承するとともに、スピンドルと同軸上
で回転する第1のセンタと、 該第1のセンタに対向して同軸上で回転可能に
配置され、前記被加工物の他端を支承する第2の
センタと、 前記第1のセンタの両側において前記ベース上
に垂設固定された一対の支持板のそれぞれに、上
下方向へ摺動可能に取付けられた一対のスライド
テーブルと、 該スライドテーブルのそれぞれの内面の前記第
1のセンタ前方位置に固定され、前記被加工物を
両側から転動可能に挟むとともに、前記スライド
テーブルと一体に上下動するダイスと、 前記第1のセンタの直後における前記スピンド
ル外周に固定され、該スピンドルと同軸上で回転
するピニオンと、 前記スライドテーブルのそれぞれの内面の前記
ダイス後方に固定され、前記ピニオンの両側にお
いて噛合う一対のラツクとを具備し、 前記電動機による前記スピンドルの回転により
前記ピニオンを回転させて、前記一対のラツクを
互いに逆方向へ同期して上下動させることによ
り、前記スライドテーブル及び前記ダイスを前記
ラツクと一体に上下動させて、前記ラツクに挟ま
れた被加工物の転造を行うことを特徴とする歯車
転造盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200180U JPS6313880Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200180U JPS6313880Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56152129U JPS56152129U (ja) | 1981-11-14 |
JPS6313880Y2 true JPS6313880Y2 (ja) | 1988-04-19 |
Family
ID=29646879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200180U Expired JPS6313880Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6313880Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101655722B1 (ko) * | 2016-02-04 | 2016-09-07 | 주식회사 휴텍엔지니어링 | Cnc 카운터 플로 전조기 |
-
1980
- 1980-04-15 JP JP5200180U patent/JPS6313880Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56152129U (ja) | 1981-11-14 |
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