JPS63134700A

JPS63134700A - 連続電解研摩装置

Info

Publication number: JPS63134700A
Application number: JP27887786A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Kobayashi; 康宏小林; Shigeko Sujita; 筋田　成子; Masao Iguchi; 征夫井口; Ujihiro Nishiike; 西池　氏裕; Kazuhiro Suzuki; 一弘鈴木
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1986-11-25
Filing date: 1986-11-25
Publication date: 1988-06-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、特に金属ストリップの表面を電解研摩するた
めの装置に関するものである。

（従来の技術）昨今、ステンレスなどの金属ストリップの表面を平滑化
するために、電解研摩法が用いられている。この電解研
摩法は、被研摩物である金属ストリップを陽極として、
電解研摩液中にある陰極との間で通電し、金属を溶出さ
せて平滑で、光沢のある金属ストリップに仕上げる方法
である。この方法に用いられる電解研摩装置としては、
第１図に示す装置がある。即ち、この電解研摩装置は、
電解研摩槽２上に被研摩物である金属ストリップ１を陽
極とするためのコンダクトロール３８〜３ｄと、電解研
摩槽内で金属ストリップ１の進行方向を変えるためのガ
イドロール５ａ〜５ｃと金属ストリップの対極となる陰
極４ａ〜４ｃとが設けられている。金属ストリップ１は
、ガイドロール７ａによす進行方向が変えられ、コンダ
クトロール３ａ〜３ｄとガイドロール５８〜５ｃを通過
する間に、電解研摩槽内の陰極４ａ〜４ｃに対応する金
属ストリップ表面が電解研摩され、表面が平滑で、光沢
のある金属ストリップとなる。

また、金属ストリップの電解研摩装置としては、第２図
に示す電解研摩装置がある。この装置は、電解研摩槽２
内の電解研摩液６中に浸漬し金属ストリップ１を陽極と
するためのコンダクトロール３と、金属ストリップの対
極となる陰極４が設けである。金属ストリップは、ガイ
ドロール５ａ、　５ｂにより金属ストリップの進行方向
を変えて、陰極４と対応する金属ストリ・ノブ表面が電
解研摩される。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、前者の電解研摩装置に於いては、コンダクトロ
ールから電解研摩液面までの金属ストリップは、電流に
よるジュール熱でその温度が上昇する。この時に、金属
ストリップ表面に付着している電解研摩液が乾燥し、焼
付いたり、或いは酸性の電解研摩液の場合には、エツチ
ングによる研摩面の損傷が著しい。これを防止するため
に、薬液をスプレーすることにより金属ストリップの発
熱を防止することが可能であるが、コンダクトロールが
溶解することを助長する場合があり、電解研摩液を劣化
させる。

また、後者の電解研摩装置に於いては、金属ストリップ
の板幅方向に電流が流れ、金属ストリップが電解研摩液
中に浸漬されているために、金属ストリップの温度上昇
が少なく、前述した電解研摩装置のように、金属ストリ
ップに電解研摩液が焼付くという問題点は生じないが、
コンダクトロールが溶出し、電解研摩液の劣化を防止す
る手段がない。また、この電解研摩装置は、金属ストリ
ップの片面を処理するだけであるので、金属ストリップ
の裏面を処理するために、更に一基の電解研摩装置が必
要となる。この為、電解研摩装置間を金属ストリ・ノブ
が移動する際に、金属ストリップの研摩面が変質したり
、設備上の不利があるという問題が生じる。

本発明の目的は、金属ストリップに電解研摩液が乾燥し
焼付くことを防止し、電解研摩液の劣化を防止すること
にある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、槽内にガイドロールと一対の電極を有する電
解研摩槽と、ストリップを陽極とするための少なくとも
１個のコンダクトロールと該コンダクトロールを囲み且
つ一対のスリットを有するコンダクトロールカバーを前
記槽壁に設けた連続電解研摩装置、とすることで前述し
た問題点を解決した。

次に、本発明の一実施例を第３図に基づき詳細に説明す
る。

電解研摩槽２内には、電解研摩槽内で金属ストリップ１
の進行方向を変えるためのガイドロール５ａ、　５ｂと
、金属ストリップ１の対極となる陰極４が設けられてい
る。また、電解研摩槽２の壁面には、一対のスリ・ノド
を有するコンダクトカバー９ａ。

９ｂが設けられており、このコンダクトカバー９ａ＋９
ｂ内にはコンダクトロール３ａ、　３ｂが設けられ、コ
ンダクトロールの端面にコンダクトロールへの給電装置
８ａ、　８ｂが取付けられ、電解研摩槽の外部で結線さ
れている。

第４図及び第５図にコンダクトロールとコンダクトロー
ルカバーを含む装置の正面図及び側面図を示す。コンダ
クトカバーは、コンダクトロールをその内側に納めるた
めに空洞を有する円筒体となっており、円筒面上に一対
のスリット１２が設けられている。また、円筒状のコン
ダクトカバーの端面ば、コンダクトロールの給電装置８
ａと接するようになっており、給電装置８ａがコンダク
トカバーの端面と接触する部分には、シール用のＯリン
グ１３を設けである。

被研摩物である金属ストリップ１は、ガイドロール７ａ
、　７ｂを通過しその進行方向を変えて、コンダクトカ
バー９８のスリットを通して、電解研摩液中− トロール３ａに巻回され、ガイドロール５ａ、陰極４を
通過し、その間に金属ストリップ１の表面が研摩される
。研摩された金属ストリップ１は、ガイドロール５ｂ、
コンダクトカバー９ｂのスリット１２を通しコンダクト
ロール３ｂに巻回され、電解研摩槽外に導かれる。

電解研摩槽１の外壁側には、コンダクトカバー９ａ、　
９ｂのスリット１２より漏出した不純物を含む電解研摩
液６を受けるために予備槽１０ａ、　１０ｂが設けられ
ており、ポンプｌｌａ、　ｌｌｂにより外部に廃棄した
り、或いは再処理して電解研摩槽に戻すことも可能であ
る。

（発明の効果）以上説明したように本発明によれば、金属ストリップが
コンダクトロールから陰極に至るまで電解研摩液中を通
過するために、金属ストリップの温度上昇が少なく、電
解研摩液の乾燥、焼付き等が避けられ、コンダクトロー
ルが溶解してもコンダクトロールカバーのスリットを通
して不純物を含む電解研摩液が系外に流出するので、電
解研摩液の劣化を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電解研摩装置を示す図、第２図は、コ
ンダクトロールの一部を浸漬する従来の電解研摩装置を
示す図、第３図は、本発明の電解研摩装置の一実施例を示す図、第４図は、電解研摩装置のコンダクトロールカバーの正
面図、第５図は、その側面図である。１・・・金属ストリップ　　２・・・電解研摩槽３ａ、
　３ｂ・・・コンダクトロール４・・・陰極５ａ、　５ｂ・・・ガイドロール６・・・
電解研摩液　　　　７ａ、　７ｂ・・・ガイドロール８
ａ、　８ｂ・・・給電装置９ａ、　９ｂ・・・コンダクトロールカバーｌＱａ、　
１０ｂ−予備槽　　　１１ａ、　１ｌｂ−ポンプ１２・
・・スリット　　　　　１３・・・０リング特許出願人
　　川崎製鉄株式会社第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１、槽内にガイドロールと一対の電極を有する電解研摩
槽と、ストリップを陽極にするための少なくとも１個の
コンダクトロールと、該コンダクトロールを囲み且つ一
対のスリットを有するコンダクトロールカバーを前記槽
壁に設けた連続電解研摩装置。