JPS63134115A - 放電加工機用電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、メイン加工電源の出力電圧をスイッチングし
て得られたメインパルスと、メイン加工電源に並列接続
されたサブ加工電源の出力電圧をメインパルスに同期し
てスイッチングして得られたサブパルスとを極間に印加
する放電加工機用電源装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種の装置においては、加工電流や放電の安定
化などのため、メイン及びサブの面加工電源側に各々電
流制限用抵抗（以下、ダミー抵抗という）が設けられて
いる。このうちサブ加工電源側のダミー抵抗は、サブ加
工電源が主として荒加工の際に用いられることからも比
較的大形のものが用いられる。

［発明が解決しようとする問題点コ このため従来装置では、サブ加工電源側のダミー抵抗の
設置スペースが大きく、また発熱量が多大であるという
問題点があった。

そこで、サブ加工電源の出力電圧をメインパルスのオン
タイムにて微少時間でスイッチング（メインパルスに同
期したパルスを細分化）してサブパルスを得、ダミー抵
抗の削除を計った装置が考えられた。

しかしこのような装置では、サブ加工電源の出力電圧の
スイッチングは単に適宜周波数に固定されたパルス発生
回路からのパルスによってスイッチング素子を駆動する
ことにより行っているに過ぎなかった。このため、加工
状態によって通電電流に過不足が生じ、スイッチング素
子の破壊や加工エネルギの立ち消えなどが発生するとい
う問題点があった。

本発明は、上述したような問題点を解消するためになさ
れたもので、スイッチング素子の破壊や加工エネルギの
立ち消えなどを生じさせることなくサブ加工電源側のダ
ミー抵抗を削除できる放電加工機用電源装置を提供する
ことを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、放電電流を検出する電流検出器からの出力信
号に応じてサブパルスのオンタイム総時間（換言すれば
サブパルスの細分化の程度）及びピーク電流値を加工エ
ネルギが持続する範囲内で制御する、ことにより上述目
的の達成を計ったものである。

［作　用コ サブ加工電源の出力電圧をメインパルスのオンタイムに
て微少時間でスイッチングすることにより電流制限が可
能となってダミー抵抗を削除することができ、発熱量の
減少、省スペース化が計れる。そして、放電電流検出器
からの出力信号に応じてサブパルスのオンタイム総時間
及びピーク電流値を加工エネルギが持続する範囲内で制
御することにより定電流化することができ、スイッチン
グ素子の破壊や加工エネルギの立ち消えなどが防止でき
る。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明装置が適用された放電加工機の一例を示
す回路図で、図中１はメイン加工電源、２は同電源１の
出力電圧をスイッチングするメインスイッチング素子、
３は同素子２に直列接続されたダミー抵抗、４は同素子
２をオン、オフ駆動するパルス発生回路である。５は前
記電源１に並列接続されたサブ加工電源、６は同電源５
の出力電圧をスイッチングするサブスイッチング素子、
７は同素子６をオン、オフ駆動する細分化パルス発生回
路、８は放電電流を検出する電流検出器である。以上が
本発明装置番構成する。

９は電極、１０は被加工物、１１は極間状態検出器、１
２はモータアンプ、１３は加工間隙（極間）コントロー
ル用モータである。

次に動作について説明する。メイン加工電源１の出力電
圧はメインスイッチング素子２によってスイッチングさ
れてメインパルスとなされ、ダミー抵抗３を介して極間
に与えられる。また検出器１１は極間状態を検出し、モ
ータアンプ１２を介してモータ１３を駆動して加工間隙
を制御するとともに、パルス発生回路４を制御し、極間
状態に応じてメインパルスのオンタイムを制御する。

一方、サブ加工電源５の出力電圧はサブスイッチング素
子６によってスイッチングされてサブパルスとなされ、
極間に与えられる。ここで、スイッチング素子６を駆動
する細分化パルス発生回路７は、検出器１１からの極間
状態により前記メインパルスに同期した基本パルスを得
、これを、前記検出器８からの放Ｔ￥Ｌ電流検出信号に
応じ、加工エネルギが持続する範囲内で細分化し、スイ
ッチング素子６に与え、サブパルスを制御する。これに
より、サブパルスのオンタイム総時間及びピーク電流値
が、加工エネルギが持続する範囲内で制御され、定電流
化されるもので、スイッチング素子６の破壊や加工エネ
ルギの立ち消えなどを生じさせることなくサブ加工電源
側のダミー抵抗を削除できる。

第２図は、上述構成における極間放電電圧波形Ａ、メイ
ンスイッチング素子２に与えられるパルス波形Ｂ、メイ
ンスイッチング素子２に流れる電流波形Ｃ、サブスイッ
チング素子６に与えられるパルス波形り及びサブスイッ
チング素子６に流れる電流波形Ｅを示す。本発明装置で
は、サブスイッチング素子６を駆動するパルス（メイン
パルスに同期するパルス＝基本パルス）を放電電流に応
じて細分化してパルス波形りを得ることにより過電流を
防止し、また電流値を所望値の範囲内に保持し、これに
より所定の放電パルスエネルギを効果的に得ることがで
きる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、スイッチング素子の
破壊や加工エネルギの立ち消えなどを生じさせることな
くサブ加工電源側のダミー抵抗を削除でき、従来必要と
していたダミー抵抗の設置スペースが節減できるととも
に１発熱量の問題も解消できるという効果がある。なお
本発明装置においては、サブスイッチング素子に高速ス
イッチング性が要求されるが、近年のパワーＭＯ３−Ｆ
ＥＴの発展によりそのようなスイッチングの高速性は容
易に達成でき、実施上、何ら支障はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置が適用された放電加工機の一例を示
す回路図、第２図は第１図中の要部信号波形図である。 １・・・メイン加工電源、２・・・メインスイッチング
素子、３・・・ダミー抵抗、４・・パルス発生回路、５
・・・サブ加工電源、６・・・サブスイッチング素子、
７・・・細分化パルス発生回路、８・・・電流検出器、
９・・・電極、１０・・・被加工物、１１・・・極間状
態検出器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、メイン加工電源の出力電圧をスイッチングして得ら
   れたメインパルスと、前記メイン加工電源に並列接続さ
   れたサブ加工電源の出力電圧を前記メインパルスのオン
   タイムにて微少時間でスイッチングして得られたサブパ
   ルスとを極間に印加する放電加工機用電源装置において
   、放電電流を検出する電流検出器と、この検出器からの
   出力信号に応じて前記サブパルスのオンタイム総時間及
   びピーク電流値を加工エネルギが持続する範囲内で制御
   するサブパルス制御手段とを具備することを特徴とする
   放電加工機用電源装置。