JPS63134014A

JPS63134014A - ストレ−ナ

Info

Publication number: JPS63134014A
Application number: JP61280631A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Fujimoto; 正和藤本; Osayuki Inoue; 修行井上
Original assignee: Ebara Corp
Current assignee: Ebara Corp
Priority date: 1986-11-27
Filing date: 1986-11-27
Publication date: 1988-06-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、液体のストレーナに関するものであ〔従来の
技術」従来、ストレーナとして、ケーシング内に円筒状のが適
用の多孔性エレメントを配備すると共に、該エレメント
による捕捉物をエレメントから除去するための清掃部材
としてエレメント内周面擦洗用のブラシを設けたものが
知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記のストレーナはエレメントから剥離
した捕捉物の効率の良い排出が困難で、構造が複雑で高
コストとなったり、面倒な保守管理を要するという問題
点があった。

本発明は、上記問題点が解消された、捕捉物の効率の良
い排出が可能で、かつ構造簡単で安価なストレーナを提
供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上述の従来の問題点を解決するための手段と
して、円筒状の多孔性エレメントをケーシング内に配備
し、液体を前記エレメントの一端の開口部から流入させ
、エレメント内を流過させつつ液体中の固形物を捕捉し
、透過液を前記ケーシングに設けた開口部から流出させ
ると共に、清掃部材をエレメントの内周面に沿って相対
的に走行させて前記捕捉物を除去し、該捕捉物をエレメ
ントの他端の開口部を介して排出せしめるようにしたス
トレーナにおいて、吸引部を前記他端の開口部に連通せ
しめたエジェクタを設けたことを特徴とするストレーナ
を提供しようとするものである。

〔作　用〕

本発明は、エレメントの他端の間口部である捕捉物の排
出口に吸引部を連通せしめてエジェクタ（噴流ポンプ）
を備えているので、吸引部付近の圧力がストレーナ内の
圧力も低くなるようにエジェクタを駆動すれば、排出口
付近で液体中に混在している捕捉物は液体に同伴されて
吸引部に吸引されストレーナ外に効率良く排出される。

〔実施例〕

本発明の各実施例を図面に基づいて説明すると、まず第
１図に示すストレーナ１は、回転作動式の？Ｗ掃郡部材
ストレーナ内を流過する液体の流動力を利用して回転さ
せるようにしたものであり、該流動力利用の手段として
回転翼を清掃部材の回転軸に固定配備し、水車回転の原
理によりこれを回転することによって、清掃部材を回転
させるもので、エレメントによる捕捉物を傾斜板型の擦
洗式清掃部材で除去し、エジェクタの吸引力により排出
しうるように構成したものである。

すなわち、軸方向各端部に、それぞれフランジ１３．１
４を有し軸方向中間部に透過液の流出管８を有する円筒
状ケーシング２内に同心状に、円筒状の多孔性エレメン
ト３が前記２枚のフランジ１３．１４に跨がって固定配
備されている。

さらに、このエレメント３内には同心状に回転軸５が設
けられ、この回転軸に傾斜板型の清掃部材５１が固定配
備されている。この回転軸５は円柱状のものであって、
前記フランジ１３の中央開口部内に設けた十文字状の板
体からなるステー１０＋により支持される軸受１１と、
前記フランジ１４と接合されるフランジ１５の中央開口
部内に設けた、前記ステー１０．と形状・構造が同様の
ステー１０□により支持される軸受１２とにより支承さ
れている。前記清掃部材５１は平板状の基板５２と、こ
の基板に固着されたブラシ５１′とにより構成され、回
転軸５に３枚固定配備されているが、基板５２は平板状
の取付金具５３にボルト・ナツト５４を介して取り付け
られ、さらにこの取付金具はボス５５を介して回転軸５
に固定され、しかもこれらの清掃部材５１は相互に１２
０ｍの角度間隔をあけて、かつ回転軸５の軸線に対し同
一角度（交角）で傾斜させて配設され、ブラシ５１′の
先端部はエレメント３内周面に当接している。

この場合、清掃部材５１０回転軸５に対する傾斜の向き
は、回転翼６の回転により回転軸５が回転したときに、
エレメント３内の液体に液体流入側から捕捉物排出側に
向かう流過推進力を賦与できるものに設定することが好
ましい。また、前記交角θは、前記流過推進力の大きさ
と、液体流通時の流過抵抗の大小とを勘案し、液体及び
これに同伴する固形物が可及的円滑に流通できる僅に設
定される。又清掃部材５１をらせんスクリュ状にしても
良い、この場合はより一層の流過推進力を得ることがで
きるが、接続されるポンプの吸込抵抗も大きくなる。前
記基板５２や取付金具５３の長さや幅（エレメント３の
直径方向の寸法）を設定する場合においても同様の配慮
をすることが大切である。なお、図中、５７は回転軸５
に対しボス５５を固定する止めねじである。

前記回転軸５はエレメント３の中心部を貫通しているが
、その一端部すなわちエレメント３の液体流入側の開口
部外に突出している部分には、回転翼６が固定配備され
ている。この回転翼６は、エレメント３に流入する液体
の流動力を受けて所定方向、すなわち前記清掃部材の回
転によりエレメント内の液体を後記する捕捉物排出管９
へ向けて移送できる方向に回転しうるように羽根の形状
等が設定されたものである。

前記フランジ１３には液体流入管７が回転軸５と同心状
に、かつ回転翼６を包囲した形態で突設され、さらに必
要に応じてこの流入管７を包囲するべく、粗目の貫通孔
を多数有する回転翼ガード２３がフランジ１３に固定配
備されている。

一方、エレメント３の他端の開口部に位置する前記フラ
ンジ１５には捕捉物の排出の向きに先細りの円錐管であ
る捕捉物排出管９が接続され、その排出側端部には、エ
ジェクタ４が設けられている。

エジェクタ４はその吸引部２０が捕捉物排出管９に連通
する如く接続されており、吸引部２０は捕捉物排出管９
を介してエレメント３の他端の開口部に連通している。

エジェクタ４のノズル部２１には第２図及び第３図に示
すようにストレーナｌに接続する水中ポンプ２４、陸用
ポンプ２５の吐出部側配管から高圧水配管２６を分岐し
て接続するのがよいが、別のラインのポンプ吐出液を使
用することもできる。

またこのように、噴流として液体流を用いて水噴射ポン
プの作用を行うものに限らず、蒸気や空気などの気体を
エジェクタ４の駆動流体とすることもできる。

なお、第１図中１７．１８及び１９はいずれもボルト・
ナンドであり、流出管８に設けたフランジ１６はポンプ
の吸引側と直接または間接的に接続できるものとなって
いる。

次に、実施例の作用効果について説明する。

第１図例のストレーナ１は例えば第２図のように（流出
管８を介して）水中ポンプ２４の吸込側と接続したり第
３図のように陸用ポンプ２５に接続して取水装置を形成
するが、河川水や水路中から取水する場合は、回転翼６
の回転動力を増大させるために流入管７を水流の上流側
に、排出管９を下流側に配置すると効果的である。

しかして、第１図例のものにおいては固形物を同伴する
例えば河川水は流入管７を経てエレメント３内に流入し
、透過水はエレメントの通水孔を通り流出管８を経て水
中ポンプ等に吸入される。

この場合、河川水の流入と同時に回転翼６したがって清
掃部材５１が回転するが、河川水の流入が円滑に継続し
ている限り清掃部材５１も順調に回転する。したがって
、前記固形物の殆どは、エレメントにより捕捉されると
共に、清掃部材５１により剥離される。そして排出管９
付近に存在する固形物はストレーナ１内の圧力より低圧
の吸引部２０に水に同伴されて吸引され、エジェクタ４
のディフューザ部２２から外部へ排出される。しかも清
掃部材を構成する基板５２先端部に設けたブラシ５１′
はエレメント内周面全面を擦洗するものであるから、該
内周面はストレーナ使用中、清掃状態に維持される効果
がある。

第４図は溜池等の区画された槽から取水する場合の実施
例である。捕捉物を同じ槽内に排出することは好ましく
ない為、エジェクタ４のディフューザ部２２に連結して
槽外への排出管２７を設けたものである。

ところで、本発明では捕捉物をエジェクタ４の吸引力に
より排出するので、捕捉物の排出管９への移送は必須要
件ではない。従って、清掃部材５１を固定としエレメン
ト３を回転させてもよいし、流過推進力を与えない形状
の清掃部材であってもよい。

また、ストレーナ１内を流過する流体の流動力を利用し
て清掃部材５１を回転させたが、その場合はポンプなど
により流体が流れていないとエレメント３から捕捉物を
＠Ｒすることができない欠点がある。この対策として回
転軸５をモーフなどの外部動力源を用いて回転できるよ
うにすれば流れのないときでも捕捉物を剥離することが
できる。

例えば、取水装置のストレーナとして用いている場合、
取水していないときに清掃部材とエジェクタを駆動すれ
ば、捕捉物のエレメントからの剥離、剥離した捕捉物の
排出を完全に行うことができる。

なお、所望によりエレメントを円錐状にしたり、回転翼
を複数枚設けたり、これをエレメント内に配設したりす
ることもできる。

以上、取水装置に用いられるストレーナとして説明した
が、生活排水、原油、重油、各種化学薬液、各種ガスな
どの自動洗浄に用いられた廃液、等の一般のストレーナ
としても用いられる。

〔発明の効果〕

本発明は、エジェクタの吸引力を利用して捕捉物を排出
することができるので、捕捉物排出効率の良いストレー
ナを、構造簡単、保守管理も楽な形轡として提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図〜第４図は
それぞれ第１図例のものの相違なる使用状態の説明図で
ある。 ■・・・ストレーナ、２・・・ケーシング、３・・・エ
レメント、４・・・エジェクタ、５・・・回転軸、６・
・・回転翼、７・・・流入管、８・・・流出管、９・・
・排出管、１０、．１０□・・・ステー、１１．１２・
・・軸受、１３〜１６・・・フランジ、１７．１８．１
９・・・ボルト　ナツト、２０・・・吸引部、２１・・
・ノズル部、２２・・・ディフューザ部、２３・・・ガ
ード、２４・・・水中ポンプ、２５・・・陸用ポンプ、
２６・・・高圧水配管、２７・・・排水管、５１・・・
清掃部材、５１′・・・ブラシ、５２・・・基板、５３
・・・取付金具、５４・・・ボルト・ナツト、５５・・
・ボス、５７・・・止めねし、θ・・・交角。第２図／′／

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円筒状の多孔性エレメントをケーシング内に配備
し、液体を前記エレメントの一端の開口部から流入させ
、エレメント内を流過させつつ液体中の固形物を捕捉し
、透過液を前記ケーシングに設けた開口部から流出させ
ると共に、清掃部材をエレメントの内周面に沿って相対
的に走行させて前記捕捉物を除去し、該捕捉物をエレメ
ントの他端の開口部を介して排出せしめるようにしたス
トレーナにおいて、吸引部を前記他端の開口部に連通せしめたエジェクタを設けたことを特徴とするストレーナ。