JPS63133972A - 食品防腐用組成物 - Google Patents

食品防腐用組成物

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JPS63133972A
JPS63133972A JP27962186A JP27962186A JPS63133972A JP S63133972 A JPS63133972 A JP S63133972A JP 27962186 A JP27962186 A JP 27962186A JP 27962186 A JP27962186 A JP 27962186A JP S63133972 A JPS63133972 A JP S63133972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vol
fatty acid
composition
acid ester
food
Prior art date
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Pending
Application number
JP27962186A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Suneya
強谷 洋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DE-BAA YOUSHIYU BOEKI KK
Original Assignee
DE-BAA YOUSHIYU BOEKI KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品防腐用組成物に関し、この組成物は特に生
菓子、野菜、果物等の食品の防腐のために有効である。
〔従来の技術〕
75%前後のエチルアルコールが殺菌作用を有すること
はよく知られている。乳酸ナトリウムが保湿性を有する
ことも知られている。グリセリン脂肪酸エステルが防腐
・殺菌作用を有することが知られている。界面活性剤で
ある蔗糖脂肪酸エステルが殺菌作用を助長することも知
られている。
また、これらの幾つかを混合した防腐用組成物も知られ
ている。
しかしながら、食品保存用として最も理想的なこれらの
成分の組成については知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って本発明は、食品、特に生菓子、野菜及び果物の防
腐・保存剤として特に有用な新規な組成物を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的は、エチルアルコール75〜85v/v%、
乳酸ナトリウム1〜3 w / v%、グリセリン脂肪
酸エステル0.5〜1,5w/v%、蔗糖脂肪酸エステ
ル0.02〜0.05w / v%及び水11〜27 
v / v%から成る食品防腐用組成物を提供すること
により達成される。
〔具体的な説明〕
食品類、特に生菓子、野菜、果物等、特にデフレーショ
ンケーキ類に使用されるイチゴは損みやすく、その店頭
での保有が問題となっている。
エタノール75%前後の濃度の水溶液が殺菌作用を有す
ることはよく知られており、しかもエタノールは毒性を
有しないことから、これを食品防腐用に使用することが
行われている。しかしながら、上記のような損みやすい
食品の保存のためにアルコール水溶液を使用しようとす
る場合、これを多量に使用しなければならず、他方エタ
ノールは特有の香味を有するためこれを多量に使用すれ
ば食品製品の味や香りを損う結果となる。これらの理由
によりエタノール水溶液を単独で前記のような食品のた
めの防腐剤として使用するのは適当でない。このため、
比較的強力な殺菌作用を有するグリセリン脂肪酸エステ
ル及び殺菌作用を助長する蔗糖脂肪酸エステルをエチル
アルコールと組み合わせて使用することが考えられる。
しかしながら、グリセリン脂肪酸エステル及び蔗糖脂肪
酸エステルはいずれも個有の臭い及び味を有しており、
これらをあまり多く使用すれば、最終食品製品の品質を
損う結果となる。また、これらは高価な材料であって、
これらを多く使用すれば食品製品のコストを押し高げる
ことになる。
従って、最も強力な殺菌力を発揮する濃度のエタノール
水溶液に前記のごとき添加剤を必要最少量加えることに
より前記のごとき食品の保存のために十分な殺菌力を得
ることが望ましい。本発明者は、以上のような観点から
種々検討した結果、前記のような組成物が最も理想的で
あることを見出し、この発明を完成させた。
本発明の組成物に使用するエタノールとしては、食用に
供することができるものとして一般に使用されているエ
タノール製品を使用することができる。乳酸ナトリウム
としては、食品添加用として常用されている製品を使用
すればよい。グリセリン脂肪酸エステルは、例えば炭素
原子数が8〜10個である脂肪酸のモノグリセライド、
例えばカプリル酸モノグリセライドを主とするものを使
用することができる。蔗糖脂肪酸エステルとしては、例
えば結合脂肪酸の組成がステアリン酸約70%及びバル
ミチン成約70%であり、エステル組成がモノエステル
約75%及びジー又はトリーエステル約25%である市
販製品を使用することができる。水としては精製水、例
えば蒸留水、脱イオン水等を使用するのが好ましい。
次に、本発明の食品保存用組成物の効果を説明する。
次の組成を有する組成を調整した。
エチルアルコール        77 v/v%乳酸
ナトリウム液         2w/v%グリセリン
脂肪酸エステル    0.7w/v%(商品名:ホモ
テソクスPT; 成分二カプリル酸モノグリセライド を主とする) 蔗糖脂肪酸エステル       0.04w/v%(
商品名:リョウトウ シュガーエステルP 1670 ; 結合脂肪酸組成ニステアリン酸約30%+パルミチン酸
約70%; エステル組成:モノエステル約75% +ジートリエステル約25%) 精製水             24.4 v / 
v%上記の成分を均一に混合して溶液にした。
次に、この組成物の各種の食品の保存性に対する効果を
しらべた。
生−スポンジケーキ 実験方法 スポンジケーキを密封できる容器に入れ、上部より前記
組成物を噴霧したものと、噴霧しないものを作り、15
℃恒温器で保管し、カビの発生を観察した。
結果 1、 スポンジケーキ(黄色) 十 カと発生   −カビ発生せず 2、スポンジケーキ(褐色、コーヒー風味)十 カと発
生   −カビ発生せず ユ11シ1L工二」1 実験方法 生クリームに砂糖5%を加えてホイップクリームを作り
、ビーカーにいれて前記組成物を噴霧したものと、噴霧
しないものを作り、15℃恒温器で保管し、カビの発生
を観察した。
結果 + カビ発生   −カビ発生せず イチゴ 実験方法 イチゴを密封できる容器に入れ、上部より前記組成物を
噴霧したものと、噴霧しないものを作り、15℃恒温器
で保管し、カビの発生を観察した。
結果 ÷ カビ発生   −カビ発生せず (1)前記組成物を水滴が出来るほど噴霧するとイチゴ
の新鮮さがなくなるので、均一になるように、多少遠く
のほうから噴霧した。
次に、各種の微生物に対する本発明の組成物の抗菌作用
を試験した。
1)使用菌株 大腸菌(Escherichia  colt) IF
O3301枯草閑(Bacillus  5ubtil
is) ATCC66332)菌液の調製 大腸菌菌液・・・普通寒天斜面培地で37℃−夜培養し
た菌体を、滅菌生理食塩水に 浮遊させて菌液とした。
枯草菌芽胞液・・・あらかじめ普通寒天斜面培地で充分
に培養後、形成゛した芽胞を 滅菌精製水に浮遊させ、加熱処 理を行い芽胞液とした。
3)測定用液体培地 普通ブイヨン培地(栄研化学) 4)連続式吸光度測定計 東洋科学産業側型「バイオフォトメーター」を使用した
5)培養および測定 「バイオフォトメーター」を用いて振とう培養(L字管
上下振とう)し、660nmの吸光度を連続的に測定し
た。
6)操作 あらかじめ本発明の組成物を3%添加した液体培地、7
5%エタノールを3%添加した液体培地、および無添加
液体培地を調製した。
次に、各液体培地に1m42当りの菌数が約103個と
なるように、大腸菌菌液、又は枯草菌芽胞液を添加し、
上記培養法で培養して生育曲線を測定した。なお菌無接
種液体培地についても同様にインキュベーションを行い
、吸光度の変化が生じないことを確認した。
この結果を第1図〜第2図のグラフに示す。このグラフ
から明らかなように、本発明の組成物は、エタノール水
溶液に比較して非常に強い抗菌力を示す。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は、最も強い殺菌力を発揮する濃度のエ
タノール水溶液に、生菓子、野菜、果物等の食品を保存
するのに必要な最少量のグリセリン脂肪酸エステル、蔗
糖脂肪酸エステル等が添加されている。従って、本発明
の組成物を食品に適用すれば、食品の味や香りを損うこ
となく安全に保存することができる。また、本発明の組
成物を食品製造又は加工用器材に適用することにより、
食品の防腐を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の組成物の各種の微生物に
対する抗菌活性を示すグラフである。 1・・・無添加液体培地 2・・・「75%エタノールJ3cI)添加液体培地3
、・、「本発明の組成物」3t4添加液体培地4・・・
菌無接種液体培地 大腸菌 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチルアルコール75〜85v/v%、乳酸ナトリ
    ウム1〜3w/v%、グリセリン脂肪酸エステル0.5
    〜1.5w/v%、蔗糖脂肪酸エステル0.02〜0.
    05w/v%及び水11〜27v/v%から成る食品防
    腐用組成物。 2、エチルアルコール77v/v%、乳酸ナトリウム2
    w/v%、グリセリン脂肪酸エステル0.7w/v%、
    蔗糖脂肪酸エステル0.04w/v%及び精製水24.
    4v/v%から成る特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。
JP27962186A 1986-11-26 1986-11-26 食品防腐用組成物 Pending JPS63133972A (ja)

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