JPS63133437A - カラ−ブラウン管およびこれに用いる電子銃 - Google Patents

カラ−ブラウン管およびこれに用いる電子銃

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JPS63133437A
JPS63133437A JP62039003A JP3900387A JPS63133437A JP S63133437 A JPS63133437 A JP S63133437A JP 62039003 A JP62039003 A JP 62039003A JP 3900387 A JP3900387 A JP 3900387A JP S63133437 A JPS63133437 A JP S63133437A
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JP
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electron beam
focusing
electric field
electrode
electron
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JP62039003A
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アレン、ピー、ブラッカー、ジュニア
ジョン、エー、クリステンセン
ケム、ケー、エス、ゲアウォル
ウェイン、アール、チオディ
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Original Assignee
Zenith Electronics LLC
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/51Arrangements for controlling convergence of a plurality of beams by means of electric field only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/50Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般に、テレビ受像用ブラウン管の改良型電子
銃に関するものであり、特に、外側電子ビームの通路中
において非対称電界成分を作り、同時にその強度がスク
リーンを横断して掃引する電子ビームに対応して変動す
るように電子銃の特定の電極に対して波形信号を加えて
前記外側電子ビームを中心電子ビームとスクリーン面に
おいて遭遇させる事により、大きな電子ビーム歪みなし
で電子ビームの集中を得る事のできる電子銃に関するも
のである。
本発明は自己集中型ヨークおよび均一電界ヨークに依存
する型を含めてあらゆる型のカラーTV受像管およびあ
らゆる型の電子ビーム集中系に応用される。本発明は電
子銃に関しては、家庭用テレビおよびコンピュータのデ
ィスプレーモニタに使用される多くの型の電子銃に応用
される。また、本発明は、拡大電界型主集束レンズを使
用した電子銃系にも応用される。本発明1ζよる電子銃
は特に、緊張ホイル型シャドウ・マスクを使用しスクリ
ーン隅部および縁部の解像力の劣化が特に問題となる平
坦なブラウン管の解像力の改良に有効である。
〔従来技術と問題点〕
カラーTV受像系のブラウン管の所望の性能特性は優れ
た解像力、画像の明るさおよび色の純度を含む。解像力
はブラウン管の電子銃によって放射される電子ビームス
ポットの寸法と対称性とに大いに依存している。電子ビ
ームは小さく、丸くスクリーンのすべてにおいて均一寸
法を有する事が望ましい。電子ビームスポットの形状に
影響を加える多くのファクタの故にこのような理想を達
成する事が困難である。このようなファクタの結果、映
像の中心点において小さく対称的な電子ビームスポット
が下記のような理由から映像の外周部において拡大し、
ゆがめられる。
3電子ビーム型電子銃を含むTV受像管において電子ビ
ームスポットの寸法、均一性および対称性に影響する主
たるファクタは次の通りである。
(a)電子銃の設計、特に集束系の設計、(b)ブラウ
ン管のスクリーン電位、 (c)電子ビーム電流の大きさ、 (d)電子銃からスクリーンまでの「スロー」距離、お
よび (e)集中系。
本発明は主として集束系と集中系に関するものである。
電子銃が小さな対称的な電子ビームスポットを形成する
能力は最適解像力を得るための主要なファクタである。
この解像力を有する電子銃を設計する仕事は、ブラ°ウ
ン管首部の直径の縮小の故にますます困難になってきた
。このような物理的制約は、米国特許第3,995,1
94号に記載の拡大電界型主集束レンズを有する電子銃
などの新規な有効な電子銃設計によって大幅に克服され
た。
TV受像管系においてインライ゛ン型電子銃の3本の電
子ビームの集中は主として自己集中型ヨークによって得
られる。この型のヨークは、円環形垂直偏光コイルとサ
ドル形水平コイルとから成るハイブリッド型である。ヨ
ークは、スクリーンを掃引する電子ビームを集中状態に
保持する効果を持つ収差電界成分を発生する巻線を含ん
でいる。
この集束効果を第1図において簡略に示す。この図にお
いて電子銃10は3本の電子ビーム12゜13および1
4を放出し、これらの電子ビームが共通面16から放散
して湾曲スクリーン19に衝突する。3本の電子ビーム
はスクリーン18の中心点20において集中している。
自己集束型ヨークの作用により、3本の電子ビームは屈
折面16から点22までの走行距離が面16から中心点
20までの走行距離より大であるにもかかわらず、スク
リーンの側面の点22において集中させられている。
しかし、第3図に見られるように電子ビームスポットは
スクリーンの外周区域において歪みを受けるのでこの集
中には問題がある。通常のブラウン管においては、自己
調整型ヨークの利点と節約が信頼度よりも重要であるか
らこのような歪みは許される。
しかしスクリーンが第2図のスクリーン24のように平
坦である場合、通常の自己集中型ヨークは、スクリーン
側面26のスポット28の広がりに見られるように電子
ビームの集中を保持する事ができない。スポット28は
広がっているだけでなく細長い事が注意される。このよ
うな細長い形状は主として自己集中型ヨークに原因があ
る。収差電界成分は電子ビームを自己集中させるが、電
子ビームがスクリーンの中心点からずれた場合に電子ビ
ームを焦点はずれさせる収差偏光を導入する欠点がある
。この欠点は第3図の電子、ビームスポット34によっ
て示されている。面板の外周部における電子ビームスポ
ットの細長い形状とスポット寸法の増大を第3A図にお
いて拡大して示す。
電子ビームスポット34は、暗い「ハロ」34Bと直行
する明るいコア34Aから成る。中心の電子ビーム36
は、スクリーンの隅部におけるスポット寸法の増大と歪
みの大きさを示している。このような電子ビームを集束
させる試みは収差効果の故にはなはだ効果がない。集束
の結果、単にコアがハロとなり、ハロがコアとなるよう
なスポットの「反転」を生じるに過ぎないからである。
先に述べたように、このような効果は第1図に示すよう
なスクリーンの湾曲した通常のブラウン管の場合には許
され、電子ビームを過度の歪みなしで集中させる事は自
己集中型ヨークの能力の範囲内にある。しかし、スクリ
ーンが第2図に示すように平坦な゛場合、特に高解像カ
ブラウン管の場合に自己集中型ヨークの収差効果はもは
や許されない。自己集中型ヨークの電界の形状を平坦ス
クリーンに適合させようとする試みは、許容範囲以上の
歪みを増大する。平坦な緊張シャドウ・マスク型ブラウ
ン管の出現前に、ヨークの自己集中能力は湾曲スクリー
ンについてその限度にまで拡大されていた。
電子ビームを静的に集中する従来の構造は、ブラウン管
包囲体の内部および外部において磁気作用を使用する事
、また静i電荷板を使用する事など種々の技術に基づい
ている。また従来技術は、相互に離間された2電極の対
向面に形成された静電電界の中に非対称性を誘導する事
によって静的電子ビーム集中を生じる多くの実施例を示
している。静電電界非対称性を誘導する従来技術は、2
電極の対向面を片寄らせ、単数または複数の対向面を傾
斜させてその間隙をくさび状にする方法を含んでいた。
これは米国特許第 4.058,753号および第 2.957,106号に記載されている。
デルタ電子銃の電子ビーム集中は、その電子ビーム放出
点近傍においてブラウン管首部の周囲に方位角方向に1
20度離開きれた電磁石によって得られる。電磁石の電
界は、セットアツプ中に電子ビームを配置するために使
用される対応の永久磁石極片の電界を支援しまたは対抗
するように設計される。電磁石に対して走査速度で変調
される電圧を加える事によって電子ビームが動的に集中
される。このような集中手段の例は米国特許第3.37
9,923号に開示されている。
動的集中手段は米国特許第3,448,316号に記載
されている。3個の陰極から発生された3本のインライ
ン電子ビームが主レンズの静電電界において交差する。
中心電子ビーム(緑)は直線通路を通るが、外側の赤と
青の電子ビームはレンズから拡散通路に沿って出る。電
子銃から電子ビームが出る出口の先方に配置された電子
鏡によって、電子ビーム通路が集中されるように反射さ
れる。鏡の外側の2枚のプレートの電位を調整して、シ
ャドウ・マスクにおける赤と青の電子ビームの静的集中
を生じる。中心電子ビームは、その通過する2枚の内側
プレートの電位が不変であるから影響されない。外側の
2枚のプレートに対する集中制御電圧を水平走査周波数
で変動させる事によって動的集中が得られる。集中電圧
の波形は放物線である。
米国特許第4,520.292号は、3電子ビーム型電
子銃の外側の2本の電子ビームを中心電子ビームに集中
させるために電子銃のスクリーングリッドの中に形成さ
れた手段を開示している。
このスクリーングリッドの形状は、実質三角形の末端部
を有する横方向くぼみ部分を含む。その全体的効果は外
側電子ビームが集中するようにくぼみ部分の内部で電界
線を傾斜させるにある。
米国特許第4.058.753号においては、拡大電界
型主集束レンズ手段を有するカラーブラウン管用の3電
子ビーム型電子銃が開示されている。集束レンズ手段は
各電子ビームについて、少なくとも3個の電極を有し、
これらの電極は、電子ビームの焦点を電気的に調整する
ために可変電位を受ける集束電極を含む。その下流に、
少なくとも2個の対応の電極が配置され、これらの電極
に加えられる電位は、電極の間隙の中に顕著な主集束電
界成分を形°成する。電子ビーム集束を調整するため、
第1電界成分の強度は集束電極の受ける電圧の調整によ
って制御される。第2電界成分の強度は第1電界成分よ
り比較的低い。各レンズ手段は第2?I!界成分を限定
する対応電極の対向面を有する。これらの対向面は、第
2電界成分を非対称的と成し、第1電界成分の電子ビー
ム集束調整とは実質的に無関係に、電子ビームの顕著な
歪みなしに電子ビームをその通路から顕著に偏光させて
集中させるような構造と配置を有する。非対称電界成分
を生じる電極構造は、前方外側に傾斜した間隙と、くさ
び状間隙と、放射方向に片寄ったアパチュアとを含む。
米国特許第4,334.169号は、3要素から成る主
集束レンズ(Gl、G2およびG3)と、中心電極(G
2)と加速電極(G3)の間の電界に配置された外側電
子ビーム集中手段とを有する電子銃を開示している。集
中手段は、電極間の電界を非対称と成すように電子銃軸
線に対して片寄ったアパチュアと一定角度を成すアパチ
ュアとを含む。G1およびG2電極は電気的に連結され
、集束電圧を受ける。アパチュア電極は主集束レンズの
電極G1と62の中間に配置され、予集束部の加速電極
に接続されている。この特許の目的は、集束電圧の変動
にもかかわらず外側電子ビームの予設定集中度を保持す
るにあると述べられている。
電子ビームの集中に影響する電極構造を有する他の代表
的開示は下記を含む。
米国特許第3,952,224号 米国特許第3,772,554号 米国特許第4,473,775号 米国特許第4,513,222号 前述したように、多電子ビーム電子銃の電子ビームの集
中度は、電子ビームが実質的に平面の面板を弧状に走査
する際に変動する。走査中の電子ビームの相対角度を僅
かに変更させる事によって電子ビーム集中が動的に達成
される。回路手段による動的集中において、放物線特性
を有する動的集中−修正信号を生じるため、TV受像管
またはモニタの水平または垂直回路から、動的集中誘導
信号が得られる。集中−修正信号の電圧は映像の中心に
おいてゼロであるが、スクリーンの縁部分に近づくに従
って集中を成すために変動する。この、ような動的集中
信号は、ブラウン管首部分または電子銃の末端から懸垂
された集中プレートに隣接配置された集中コイルに対し
て印加される。米国特許第3,834,911号に記載
のこのような動的集中においては、抵抗回路および誘導
リアクタンス回路のパルスおよびのこぎり波状電圧の積
分によって得られる。
またブラウン管の性能は電子銃とその付属系がスクリー
ン上のすべての点において焦点を成しこれを保持する性
能に対応する。通常の湾曲−スクリーンおよび湾曲シャ
ドウ・マスクを有するブラウン管は、スクリーンの曲率
の故に、動的集束なしで、スクリーン上のすべての点に
おいて許容されうる集束性能を得る事ができる。しかし
、平坦面板を有するブラウン管は、スクリーンの縁部分
において、特にスクリーン曲率がないため、集束の問題
を悪化させる。高性能平坦面ブラウン管については、電
子ビームの動的集束が必要である。
電子ビームの焦点を動的に変動させる技術は業界公知で
ある。映像の縁部分と中心において電子ビームの焦点を
成すために動的集束が使用される。
動的集束の必要は、前述の比較的平坦な面板に対する電
子ビームの弧状走査から生じる。
電子ビームの動的集束は、走査周波数で変調される集束
制御信号を発生しこれを適当な電子ビーム集束電極に印
加する事によって電子的に達成される。動的集束手段は
米国特許第 3.412.281号に記載されている。この特許によ
れば、ブラウン管面に固有の焦点はずれによる歪みは比
例したA、  C,制御信号が使用される。このA、 
C,制御信号がり、 C,制御信号に変換され、この信
号がブラウン管集束回路の比較的高レベルの定電圧に印
加される。前記以外の動的集束法が米国特許第2,80
1,363号および第3,084,276号に記載され
ている。
〔発明の目的および効果〕
一般に本発明の目的は、カラーブラウン管、特に平面シ
ャドウ・マスクと平面スクリーンとを有するブラウン管
の改良型電子銃を提供するにある。
〔発明の概要〕
従って本発明は、電子ビームを発生する陰極手段と、前
記電子ビームを受けてブラウン管のスクリーン上に集束
電子ビームスポットを形成するため共通軸線上に配置さ
れた複数の電極を有する主集束レンズ手段と、前記電極
間に単数または複数の集束電界成分を形成する事のでき
る電位を発生しこれを前記電極に印加する手段とを含み
、前記のレンズ手段は通過電子ビームを直線路から所定
角度をもって顕著に偏光させる事のできる少なくとも1
つの非対称集束電界成分を隣接電極間に形成させるよう
に構成配置され、また前記電極の少なくとも1つに対し
て可変電圧を発生し印加して前記の非対称電界および前
記電子ビームの偏光角を前記可変電圧に対応して変動さ
せる手段を含むカラーブラウン管用電子銃を提供する。
本発明の好ましい第1アスペクトにおいては、電子銃は
動的集束性能を得るため、動的集中と動的集束とを成す
本発明のこのアスペクトにおいては、カラーブラウン管
は自己集中型ヨークを具備し、また動的電子銃は動的集
束を成す際に、対応のヨークの自己集中要求度を大幅に
減少させるに十分な動的集中手段を成すという特性を持
っている。
本発明のこのアクペクトの他の特色は、主として自己集
中型ヨークによって電子ビームの集中されるスクリーン
の外周区域の電子ビームスポットの対称性を増進する電
子銃を提供するにある。
本発明の他の好ましいアスペクトは、電子ビームの動的
集中を可能となし、動的集中ヨークの必要を完全にまた
は部分的になくし、また多くの用途において自己集中型
ヨークの代わりに均−電界型ヨークを使用する事のでき
る電子銃を提供するにある。
この第ニアスペクトの利点は、ヨーク装置、システムの
セットアツプ、ライトハウジング書オプティックスおよ
びマスク格付けに関する厳しい要求を和らげる事により
素材コストおよび製造コストを低下できるに°ある。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。
本発明はユニット化された、またはユニット化されてい
ない種々の型の電子銃について応用する事ができる。し
かし本発明による図示の実施態様はインライン型ユニッ
ト化電子銃である。この型がカラー電子銃において最も
普及しているからである。マルチビーム型カラーブラウ
ン管の主旨の範囲内において、本発明の第1アスペクト
は、スクリーンの全面に亙って片寄り軸線電子ビームを
中心電子ビームに対して動的の集中する際に自己集中型
ヨークを支援するために使用される。本発明による集中
手段は、家庭用TV受像管およびカラーモニタに使用さ
れる中解像力および高解像カブラウン管を含めて種々の
型のカラーTV受像管に応用される。
本発明を適用する平面シャドウ・マスクと平面面板とを
有するカラーブラウン管を第4図に示す。
第4図において、TV受像管67は、実質的に平坦なガ
ラス面板70を具備するブラウン管68を存するものと
して図示されている。シャドウ・マスク支持フレーム7
2は、シャドウ・マスク73を支持するため面板70に
取り付けられている。
面板70はブラウン管68の後方包囲体に対して接合さ
れ、この包囲体はこの場合、狭い首部76まで先細るフ
ァネル74として図示されている。
首部76は電子銃78を包囲し、この電子銃は、スクリ
ーン82を含む面板70の内側面に対して3本の電子ビ
ーム80R,80G、80Bを投射するように図示され
ている。スクリーン82は、その上に3種のリン化合物
のパターンを堆積され、これらの組成物がそれぞれの電
子ビーム80R180G、80Bによって励起されたと
きに赤、緑、青の光を放射する。陽極ボタン84が、ブ
ラウン管作動用の高電位の入り口を成す。電子銃78作
動用の比較的低い電位は、複数の導電性ビン88を介し
てブラウン管基部86を通して導通される。
第4図に図示のように、自己集束ヨークとして構成され
たヨーク90がスクリーン82を通して面板70を電子
ビーム80R,80G、80Bをもって走査し、シャド
ウ・マスク73の多孔媒体を通して、スクリーン上に堆
積されたリンを選択的に励起する。
ブラウン管74の3本の電子ビーム80R。
80G、80Bはスクリーン82上に堆積されたそれぞ
れのリン化合物上のラスタを走査させられる。電子ビー
ムが変調される。すなわち電子ビーム電流が画像を描く
ように変動される。公知のように電子ビーム走査は、ブ
ラウン管の自己集束ヨークに走査信号を加える水平およ
び垂直走査回路の産物である。
陰極活性化、電子ビーム走査、および電子ビーム輝度を
生じ、隣接電極の間隙に電界成分を形成する電位を発生
する回路は、ブロック92によって略示されている。前
記のように、対応の導電ピン88によって電子銃成分に
対して電位が加えられる。またこれらの回路は、後述の
ように本発明による動的集中−集束系の作動用の可変信
号を与える。
本発明による電子ビームを動的に集中し集束するための
電子銃系94を第5図に示す。この電子銃系94は、電
子銃96と、複数の電極手段に対して電位パターンを加
えて、その間隙に電界成分を形成する手段98とを含む
。この手段はブロック98によって略示されている。各
電子ビームに対する複数の電極、この場合4個の電極が
電子ビームの形成と、集束と、本発明によるブラウン管
のスクリーン上の集中とを生じる。
前述のように、原則として電位は電子銃96の絶縁性基
部102を気密的に通過する導電性ピン100の対応の
ものを通して電子銃の電極に伝達される。しかしこの図
においては、説明の便宜上、電位は手段98から直接に
電極に対して加えられるように図示されている。最終電
極すなわち「陽極」電極に加えられる非常に高い電位(
例えば20〜30KV)は代表的にはブラウン管ファネ
ルの陽極ボタン84(第4図)を通して、ファネルの内
側面の導電性被覆に達し、そこからカップ状電極101
と、この電極101の正面から突出した複数の電子銃定
心バネ103とを通って最終的陽極電極に加えられる。
本発明のこの第1アスペクトの好ましい実施態様におい
ては、電子銃96は、電子銃の中心軸線107に対して
平行な3本のインライン電子ビーム108R,108G
、108Bを発生する手段104を含む。この手段10
4は一般に「予集束部」と呼ばれ、これは陰極手段10
6と、それぞれ「制御グリッド」および「加速グリッド
」と呼ばれる電極部材109と112とを含む。これら
3本の電子ビームは業界公知のように陰極手段106の
熱イオン放射によって発生される。
本発明によって電子ビームを集束させブラウン管上の電
子ビームの集中を支援するために2個の主集束レンズ手
段116が3本のインライン電子ビーム108R,10
8Gおよび108Bを受ける。この主集束レンズ手段1
16は同形の主集束電極手段を有し、これらの電極手段
はレンズ軸線に沿って相互に平行にまた電子銃の中心軸
線に対して平行に離間されている。中心電子ビーム10
8Gは電子銃の中心軸線107と整列するものとする。
また、用語「主集束レンズ手段」は全ての電子ビームを
集束するために使用される集束レンズ構造を意味するも
のとする。用語r主集束電極手段」は、単一の光のため
の別々の集束電極、または他の電子ビームと共通の電極
の割り当て部分を指す。第5図に図示の主集束レンズ手
段は2要素から成る2電位レンズである。
第5図における2本のレンズ軸線120と122は中心
軸線127に対して「片寄り軸線」として図示されてい
る。各集束レンズ手段は、集束電極手段124と、この
手段124の陰極手段104と反対側に隣接する第2電
極手段126とを含む。この第2電極手段126は電子
ビーム加速用の高電圧を受ける「陽極電極」を成す。
各電子ビームについて第3?!!極手段112が備えら
れる。この第3電極手段は集束電極手段124に隣接し
て陰極手段104の側に配置されている。
本発明によれば゛、集束電極手段124と、第2電極手
段126および第3電極手段112とに対して電位を発
生し加圧する手段が備えられ、これによって電極手段1
12と124との間、および電極手段112と126と
の間に電界成分を形成する。前記の電極手段は、これら
の電界成分を非対照的に成し、片寄り軸線電子ビーム1
08Rと108Bを集中させるように構成されている。
第1および第2の非対称電界成分の強さは、集束電極1
24に加えられる動的集束電圧の変化に対応して変動す
る。
ブロック98によって略示された電位発生印加手段は下
記の代表的固定電位を与える。
ブロックNo、  Ti位、■  電極に加えられる電
位98A     O109 98B   725      11298C7,00
0124 98D   25.000   126集束電極に加え
られる電位は実際に固定されているものでなく、本発明
によれば静的および動的に調整可能である。この電位の
静的調整に関しては、例えば3本の電子ビームをスクリ
ーンの中心に集束させる「セットアツプ」行程を成す場
合に手動的に±400ボルトの範囲で変動させる事がで
きる。1度設定されると、この電位は必要のない限り変
動されない。
本発明によれば、電子ビームがスクリーンを横断して移
動させられるときに、これを動的に集束させるため、各
電子ビームについて集束電極手段124に対して動的可
変集束電圧を加える手段が備えられる。この動的集束電
圧は円形の中の放物線130の形を成す。
片寄り軸線電子ビーム108Rと108Bのそれぞれに
ついて複数の電極手段の少なくとも選ばれたものは、電
界成分を非対称的に成し、これらの電子ビーム108R
と108Bを集束させるように構成されている。非対称
電界成分の強さは、前記の電極手段124に加えられる
動的集束電圧の変化に対応して変動する。
第5図に示す本発明の実施態様においては、電子ビーム
108R−と108Bのそれぞれについて複数の電極手
段は、これらの電子ビームの通路の中に第1非対称電界
128を生じるように構成されている。第1非対称電界
の位置を矢印で示す。
また本発明によれば、これらの電子ビーム108Rと1
08Bの通路に第2非対称電界129が作られる。これ
らの別個の2非対称電界128゜129の強さは、集束
電極手段124に加えられる動的集束電圧130の変化
に対応して変動する。
第1および第2非対称電界129と130を形成するた
めの各電極手段112,124および126の構造は、
片寄り軸線電極の対向面が相互に平行でありまた中心軸
線107に対して一定角度を成して所望の非対称性を成
すように構成される。
本発明の関連のアスペクトについて下記に説明する。第
1アスペクトは、動的集束能力と動的集中能力とを有す
る電子銃系に関するものである。
本発明の電子銃系にお゛いては、スクリーンのすべての
点において電子ビーム焦点を保持するために動的集束が
行なわれる。この電子銃の新規な構造の結果、またこの
動的集束を実施するために集束電極に対して動的波形を
使用する結果、副産物の利点として、動的電子ビーム集
中手段が得られる。
現今、カラーブラウン管はそのコストを低減するため自
己集中性ヨークと共に使用されるのが普通である。前述
のように、スクリーンの前面において自己集中を成す現
在の自己集中型ヨークの能力は、湾曲面板を有する通常
のブラウン管の場合に一定限度に限定される。平坦な面
板を有するブラウン管の出現に伴って、現在の自己集中
型ヨークの設計は、スクリーンの縁部分で許容できない
程度の電子ビームスポットと形状の劣化を生じない満足
な自己集中を実施する事ができない。本発明によれば、
集束電極に対して動的集束電圧を加える副産物として動
的集中手段が得られるので、現在の自己集中型ヨークを
もってスクリーンのすべての点に許容出来る集中を成す
事ができる程度に、ヨークの集中機能に対する要求度が
低減される。
本発明による非対称電界成分は、電極の構造および配置
並びに電圧パターンの印加によって、動的集束電圧レベ
ルの変化が、共通の片寄り軸線電子ビームを共通の角度
方向に追加的に片寄らせる方向に非対称電界成分の強さ
を変動させるような極性と強さを有する。その結果、片
寄り軸線電子ビームの集中度が集束電圧の変動に強く依
存する結果、本発明のブラウン管系において得ようとす
る自己集中度の一部は、電子ビームが動的に集束される
際の電子ビーム集中によって達成される。このようにし
てヨークに対する自己集中要求度が低下される。
先に述べたように、米国特許第 4.334.169号においては、電子銃はその中に形
成される非対称電界によつて電子ビームの静的集中を成
すように設計された電極を有する。
静的電子ビーム集中を静的集束電圧の調整から免疫化す
るため、タケナカほかの電子銃は静的集束:A整が静的
集中に及ぼす影響を消去する片寄り非対称電界を生じる
。言い換えるならば、タケナカほかは、本発明によって
得ようとするのと正反対の効果を得ようとしており、ま
た静的効果のみを取り扱っている。本発明の電子銃系に
おいては、集中作用に対する集束作用を防止する手段を
講じるのではなく、集束作用の変動に対する集中作用の
依存度が強化される。
この効果は、第5図の上部を拡大図示する第5A図にお
いて更によく理解されよう。この図において電子ビーム
108Rが電子銃96を通過する。
電極112と114との間に第1非対称電界成分113
が作られ、また電極124と126との間に作られる第
2成分115は図示のように電子ビーム集束レンズと電
子ビーム偏光クサビを有するものと考えられる。図示の
ように、第1非対称電界113に入る電子ビーム108
Rはレンズ軸線120から角度“a”に偏光される。次
に電子ビーム108Rは第2非対称電界115の中に入
ったときに角度“boだけ反対方向に偏光される。
本発明によれば、両方の非対称電界成分の作用が電子ビ
ームを追加的に片寄らせ、集束電圧の変化に対する集中
度の依存性を良い意味で強化する事が分かる。前記のタ
ケナカ特許においては、非対称電界は電子ビームに対し
て逆の消去作用を成し、静的集束電圧に対する集中性の
依存度を免疫化している。
集束電圧の変動に対する集中度の依存性が強化される効
果は第5B図に略示されている。第58−1図は、第2
非対称電界115における電子ビーム集中の細部を示す
。第1および第2非対称電界113と115を通過する
3本の電子ビーム108R,108Gおよび108Bを
それぞれ二重ダッシュ線で示す。いずれの電界113と
115においても、電位が左から右に増大している。す
なわち電子が加速される。中心電子ビーム108Gは電
子銃の中心軸線107に沿っており、偏光されていない
。2本の片寄り軸線108Rと108Bは、集中電子ビ
ームとして非対称電界から出る前に、相異なる2通路に
沿って偏光されている。集中電位の第1状態において、
実線で示す電子ビーム108R−1は第1非対称電界1
13を通る結果、電子ビーム軸線120から角度“a。
だけ偏光している。この電子ビーム108R−1が第2
非対称電界115を通過する際に、反対方向に角度“b
”だけ偏光されている(第5B−1参照)。
ダッシュ線で示す電子ビーム108R(108−2)は
、第1状態の電位より実質的に高い電位を有する集束電
位の第2状態のちとに生じたものである。この状態にお
いて、電子ビーム108R−2は第1非対称電界113
を通過する際に電子ビーム軸線120から角度“C#だ
け偏光されている。角度“C″は角度“a”より大であ
る。これは、集束電極に対する電位の増大により非対称
電界113の強さが増大した事による。電子ビーム10
8R−2が第2非対称電界115を通過する際に、その
通路から角度“d”だけ偏光される(第5B−1図参照
)。角度′d”は角度“b“より小である事がわかる。
これは、集束電位の増大が非対称電界115の強さを低
下させた事による。このような第2状態は、電子ビーム
がスクリーンの中心から放射方向外側に走査されるとき
に生じ、スクリーン上のすべての点において集中(集束
)状態になる。電子ビーム108Rについて述べた事は
電子ビーム108Bについても同様である。電子ビーム
108Bの形状は電子ビーム108Rの鏡像となす事が
できる。
また非対称電界の少なくとも一方または両方は、アパチ
ュアを対応の面の中において片寄らせる事によって作る
事もできる。このような片寄らされたアパチュア形状は
第5C図に図示されている。
この場合、電子ビーム108Rと108Gのアパチュア
132と134が集束電極124Aの中において、それ
ぞれのレンズ軸線120Aおよび122Aから片寄りま
たは「非整列」にある事以外は第5図の構造と同様であ
る。このような片寄り条件はアパチュア132と134
の中心線132Aと134Aによって示されている。第
1および第2非対称レンズを作る構造は前記の手段に限
定されるものではない。すなわち、一方の非対称電界を
作るために片寄りアパチュアを使用し、他方の非対称電
界を作るために対向面を傾斜させる事ができる。また本
発明によれば、非常に強力な電界が望まれる場合、一つ
の非対称電界を作るために片寄リアバチュアと傾斜対向
面とを使用する事もできる。
このようにして、非対称電界113と115においては
、電子ビームの偏光による動的集束に際して集束電圧の
レベルの変動が各非対称電界113と115の強さの変
化を生じる事がわかる。
電界113と115の強さの変化は共通の電子ビームを
共通の方向に偏光させる方向にある。これにより集束電
圧の変動に対して片寄り軸線電子ビームの集中が強く依
存する。
これは前記のタケナカ特許において、一対の非対称電界
の極性と強さが、静的集束電圧の設定レベルの変化に際
して電子ビームの偏光を消去するように非対称電界の強
さを変化させる構造と大いに相違している。タケナカほ
かの主要目的は、[集束電極電圧の制御に対応して、他
の角度の電子ビームの偏光を修正するように一つの角度
の電子ビームを偏光させる」にある。言い換えれば、集
束電圧レベルの変化は電子ビームの集中に影響しない。
すなわち、集束調整に対する集中調整の依存性が排除さ
れる。本発明によれば、集中電圧変化に対する集中変化
の依存性が増大され、その結果として動的集束電圧の施
用による集中手段を使用じる。片寄ったアパチュアと傾
斜対向面とを有する本発明による電子銃138を具備し
た電子銃系136の実施例を第6図に示す。この電子銃
138は二重電位主集束レンズ142を有する事におい
て第5図の電子銃96と類似である。予集束電極146
と隣接集束電極148との間に第1非対称電界144が
形成される。この第1非対称電界144を形成する手段
は、電極146と148の対向面が相互に平行であって
電子銃138の中心軸線154に対して傾斜している構
造にある。第2非対称電界156は、集束電極148と
隣接陽極電極158の間に形成されている。第2非対称
電界を形成する手段は、それぞれの片寄り軸線電子ビー
ム150と152のアパチュア160と162を片寄ら
せるにある。この片寄らせはアパチュア160と162
の中心線160Aと162Aによって示されている。ま
た、この電子銃系136は、第5図の電子銃系94と同
様に、その作動用電位源159を有する。さらに、放物
線161によって示される動的集束電圧は本発明による
2非対称電界の強度を変動させる。
本発明による動的自己集中型電子銃系の概念は、第5図
と第6図に示す二重電位電子銃系96゜138のほか、
他の型の電子銃にも同様に適用される。例えば、それぞ
れ第7図と第8図に図示のように、3個または4個の主
集束レンズ素子を有する拡大型レンズを具備した電子銃
についても有効に使用される。拡大型主集束レンズを有
する電子銃とその作動原理は同−所有権者の米国特許第
3.895,253号、第3,995,194号、およ
び第4,058,753号に記載されている。
第7図について述べれば、集束電極手段170と、陽極
電極手段172と、手段170と172との間に介在さ
れた中間電極174とを含む主集束レンズ168を有す
る゛電子銃166から成る電子銃系164が図示されて
いる。また電子銃166は、制御電極手段178と加速
電極手段180とを含む予集束手段176を有する。電
極手段180と、集束電極手段170と、主集束レンズ
168の介在電極手段174は、相互間に第1および第
2非対称電界を形成し、これらの非対称電界は、第5図
と第6図について前述したように、その強度が集束電極
手段170に加えられる集束電圧の変化に対応して変動
する。電子銃系164はブロック179で示されたその
作動用電位源を有する。放物線181で示された動的集
束電圧が本発明による2非対称電界の強度の変動を生じ
る。
本発明は、第7図に示す3個の主集束レンズ以上の拡大
型電界を有する電子銃にも応用される。
第8図の実施態様は、本発明の4素子主集束レンズを有
する電子銃184を具備した電子銃系182を示す。第
7図の電子銃の場合と同様に、第6図の拡大電界型主集
束レンズを有する電子銃166と実質的に相違する部分
についてのみ説明する。電子銃184の主集束レンズ1
86は第1、第2、第3、第4電極手段188,190
゜192および194を有する。それぞれの電極の電位
パターンは次の関係にある。第1電極手段−一中、第2
電極手段−一低、第3電極手段−一中、第4電極手段−
一高。第8図のレンズを有する電子銃は米国特許第3,
995.194号に記載し説明されている。予電極手段
196は第1電極188の陰極手段198に向けられた
側面に隣接して配置されている。電極196と188、
電極188と190の間の相互作用の本発明による原理
は第6図と第7図について述べたと同様である。
また前記の電子銃系と同様に、電子銃系182は、ブロ
ック197によって示された操作電位源と、2非対称電
界の強度を変動させる放物線198で示す動的集束電圧
とを有する。電極192のアパチュア193と195が
電子ビームの中心軸線に対して片寄らされている。この
片寄りは各アパチュア193と195の中心線193A
と195Aによって示されている。
業界公知の他の標準型テレビ信号発生回路と共に、本発
明による動的集束−動的集中型電子銃系は、水平および
垂直走査信号を発生し、これから可変動的集束信号を誘
導する手段を備えている。
この可変的動的集束信号は本発明の主旨の範囲内におい
て、動的集束と動的集中の両方を生じるものであ−る。
本発明の主旨を使用する事のできるモニタおよびTV受
像系は公知の型のものである。その結果、本発明の最良
の応用モードに関する説明は適当回路の簡単な説明に限
定される。現在市販されている多種多用のTV受像系お
よびモニタにおいては、機能は同一であっても、使用さ
れる各種の素子の細部、それぞれの回路値、その入力お
よび出力信号電圧の作動値は大幅に相違している。従っ
て基本的な機能回路の説明にとどめ、当業者はその細部
を容易に理解して、基本的ビデオ回路の特定のTV受像
系およびモニタ系に応用する事ができょう。
動的集束−集中信号は本質的に、TV受像系(またはモ
ニタ系)の水平および垂直掃引回路によって発生された
放物線波形の組合せである。波形組合せ回路を示す第9
図について述べれば急速水平掃引波形200が示されて
いる。この波形は、大部分のTV掃引回路について共通
の“S″ (掃引)コンデンサ202の出力をサンプリ
ングによってとる事ができる。この波形200は放物線
の形状を成し、その周波数は代表的には15KHzであ
る。増幅段階204がこの掃引波形を高ボルテージまで
増幅する。逆転放物線状の出力波形206は例えば50
0ボルトの振幅を有する。
放物線208は垂直掃引波形を示し、垂直掃引回路の適
当な点からとられる。これは60Hzの周波数を有する
「遅い」放物線波形である。この信号を増幅器210の
中で約500ボルトまで増幅する。両方の増幅器の出力
を図示のように最終出力としてAC接続し、点212に
おいて結合が生じる。コンデンサ211は信号接続を成
し、また抵抗213は絶縁を成す。複合信号波形214
を前記のように集束レンズの特定の電極、例えば第7図
の集束電極手段170に加える事によって、本発明によ
る動的集束と動的集中とが生じる。電圧レベルは、簡単
に図示した抵抗回路216によって制御される。
本発明の第1アスペクトによる電子銃形は多くの利点を
与える。例えば、偏光焦点はずれ収差(第3図)が減少
される。これは、本発明の手段によらない動的集中によ
って修正する事ができず、また集中電圧の静的制御によ
って改良する事のできない収差である。本発明による系
は、3時と9時の位置における垂直線の集中変動を除去
する手段を与える。これは、回路手段によって動的集束
波形の振幅を調整する事によって達成される。例えば3
時と9時の位置において垂直線の集中を成すため波形を
変更するように電位差計調整を使用する事ができる。他
の利点は動的集束を成す波形と同一の波形によって動的
集中を実施できる事にある。
さらに本発明による電子銃系は、平坦マスクを備えたブ
ラウン管について自己集中型ヨークを使用する事を可能
にする。本発明による電子銃系がなければ、平坦な面板
の外周部分で電子ビーム集中を達成するためにヨークの
自己集中電界を遥かに強力にしなければならないであろ
うが、その場合、偏光焦点はずれの故に歪みが大幅に増
大する。
本発明による自己集中型電子銃系は、スクリーンの縁部
においても電子ビームの集中を生じ、ヨークに対する自
己集中要求度を低下させる。
不均一なヨーク電界成分の強度が低下され、その結果ヨ
ークの収差が減少し、従ってコストが低下する。例えば
、X2+Y2集束波形を使用すれば、水平コイルおよび
垂直コイルにおけるヨーク収差を低下させる事ができる
。これに対して、もしX2集束波形を使用すれば水平コ
イルにおけるヨーク収差を低下させる事ができる。
前記において本発明の特定の実施態様について説明した
が、本発明の主旨範囲内において種々の変更を成しうる
事は明らかである。例えば、前記の種々の実施態様は各
種の型の電子銃について応用される本発明の詳細な説明
するものであって、2電位型、拡大電界型、または主集
束レンズ中の第1電極が中間電位を有し、次の集束電極
が低電位を受け、後続の電極が高い電位を受ける型の電
子銃(第8図)にってい述べた。これらの実施態様は、
集束電圧の変動に対する集中の強い依存関係をうるに必
要な強度の非対称性電界を生じるために種々の技術を使
用できる事を示している。前記の実施態様は、片寄リア
バチュアを使用する事ができ、また傾斜面の平行配向を
有する電極間隙を使用できる事を示している。また本発
明は非対称電界を生じるためにクサビ型間隙を用いる実
施態様にも応用される。非対称電界の極性すなわち本発
明の目的を達成するために電界が電子ビームを偏光させ
る方向は、電子ビームが非対称電界を通過する際に加速
されているかまたは減速されているかによって決定され
るのはもちろんである。
与えられた電界強さに対して、アパチュアの片寄り度、
または平行な間隙面の角度、またはクサビ面角度が、非
対称電界成分によって生じる電子ビーム偏光度を決定す
る。集束電圧の変化に対応して電子ビームを多かれ少な
かれ偏光させる本発明の原理に基づいて他の多くの技術
を考案する事ができよう。それぞれの電極間隙における
非対称電界成分のそれぞれの極性は、電極に加えられる
電圧パターンと、電子ビームの集中または偏光を生じる
ための機構に依存して変動する。しかし重要な事は、各
非対称電界において、偏光電圧の変動に対する集中の依
存性を増大する方向に電子ビームを湾曲させるようなゼ
オメトリを選ぶ事である。
また本発明はその第2基本アスペクトによってマルチビ
ーム型カラーTV受像管について実施する事ができ、こ
の場合に本発明は片寄り軸線電子ビームを中心電子ビー
ムと共役してスクリーン全体に動的集中させるために使
用する事ができる。
この本発明の第2アスペクトによる集中手段は、第10
図に示すような通常の湾曲型面板を有するカラーTV受
像管についても、第4図に示すような平面のシャドウ・
マスクと面板とを有するTV受像管についても応用可能
である。
第10図はダッシュ線によって包囲されたTV受像管系
またはモニタ系238を示す。この場合には本発明によ
る動的集中型電子銃系を使用する事が望ましい。系23
8は通常型のマルチカラー線走査型TV受像管240を
有する。このTV受像管240は真空包囲体を有し、こ
の包囲体は多色放射リンを付着した湾曲型映像面板24
2と、ファネール244と首部246と基部248とを
含み、この基部から密封包囲体240の内部に配置され
た成分と接続する複数の導線250が突出している。陽
極ボタン251が高電圧をTV受像管と電子銃の走査の
ために包囲体の中に導入する。
首部246の中に、電子銃252が格納されている。電
子銃252は3本の電子ビーム253R。
253Gおよび253Bを発生するインライン電子銃と
して示され、これらの電子ビームが電子銃の集束レンズ
254によって、面板242の内側面にリンを堆積され
たスクリーン255の上に集束される。スクリーン25
5の境界はダッシュ線256によって示されている(第
10図の面板242のスクリーン255の一部の拡大図
を示す第11図を参照されたい)。
電子ビームによって励起されたときに発光する発光物質
の線から成るマルチ力ラーリンターゲツ′トは、面板2
42のスクリーン255上に堆積された赤色発光リンス
ドライブ258R,緑色発光リンスドライブ258G、
および青色発光リンスドライブ258Bを含む。これら
のターゲットは、隣接の色選択シャドウ・マスク262
の対応のアパチュア259に組合わされたトリアットの
形に配置され、それぞれのアパチュアが対応のターゲッ
トと整列される。これらのターゲットは、光吸収性「ブ
ラックサラウンド」263の介在ストライブによって相
互に分離される。ストライブ258R,258Bおよび
258Bを含むリンターゲットは、それぞれ電子ビーム
253R。
253G、253Bによって発光させられる。電子ビー
ムはカラー選択マスク262を通して、前記の赤色発光
ターゲットと緑色発光ターゲットを選択的に発光させる
ように面板242のスクリーン255を走査する。電子
ビーム253R。
253Gおよび253Bは、ファネル244と首部24
6の継目区域においてTV受像管240を包囲するヨー
ク261に接続された水平および垂直走査回路によって
スクリーン255を走査する。
第10図に示すTV受像管は線スクリーンを有する型の
ものである。また本発明は、映像スクリーンがリンドツ
トのトリアットパターンから成り、各トリアットの赤色
光、緑色光および青色光を発光するようにした型の映像
管においても使用する事ができる。下記に述べるように
、隣接の色選択シャドウQマスクがリンターゲットと整
列した丸いアパチュアを有する。また電子銃はデルタ形
の電子銃とする事ができる。ストライブスクリーン管の
場合と同様に、リンのドツトターゲットは介在アパチュ
アシャドウΦマスクを通して3本の走査電子ビームによ
って選択的に励起される。
電子銃系238は、TV受像管240と電子銃252を
走査する電位を供給するためブロック264で示す回路
を含む。この電気回路は、隣接電極の間隙の中に電界成
分を形成する電位を含み、また電子ビーム253R,2
53Gおよび253Bの水平および垂直走査用電位およ
び輝度制御用電位を動的に偏光変動させる。またこれら
の回路は、後述のように、本発明による動的集中電子銃
系の作動用電位を供給する。これらの電位は、基部24
8を通る導体ビン250の対応のものを通して包囲体2
40の中に導入される。
本発明のこの第2アスペクトは、第4図に示すような平
面シャドウ−マスクと平面面板を有するカラーTV受像
管にも応用される。本発明のこの第2アスペクトに適合
するためには、このTV受像管の中の動的集中電子銃系
を作動する可変的動的集中信号をこの平面面板TV受像
管の電子銃系に加える必要がある。
第4図のカラーブラウン管に使用される本発明の第2ア
スペクトによる動的集中電子銃系294を第12図に示
す。この電子銃は拡大型電界レンズの原理を使用してい
る。この電子銃系294は家庭用TV受像管系、および
高解像力平面ホイルマスク管を使用するモニタにおいて
使用する事ができ、その両方について下記に説明する。
電子銃系294は基本的には電子銃296と、隣接の電
極の間隙の中に電界成分を形成する事のできる電位を発
生し加える手段とを含む。この手段はブロック298に
よって略示されている。また陰極を活性化するためのフ
ィラメント電圧など、ブラウン管の走査に必要な電位が
供給される。
これらの電位は、TV受像管296の絶縁基部302の
中の気密シールを通る導電性ビン300によって電子銃
296の各電極に伝達される。しかしこの図においては
、便宜上、それぞれの電位を手段298から直接に各電
極に伝達するものとして示した。最終電極または「陽極
」電極に加えられる非常に高い電位(例えば20〜30
KV)は代表的にはブラウン管包囲体の陽極ボタンを通
して、ファネルの内側面の導電性被覆に送られ、そこか
ら、電子銃296の前方に突出する定心バネ303を有
する集中カップ301を通って電子銃の最終的陽極電極
まで送られる。
本発明のこの第2アスペクトの好ましい実施態様におい
て、電子銃296は、3本のインライン電子ビーム30
8R,308Gおよび308Bを発生するための陰極手
段306を含む手段304を備える。この手段304は
一般に「予集束部」と呼ばれ、これは本発明の実施態様
においては、陰極手段306と、電極手段309,31
0゜312および314を含む。これらの電子ビーム用
の3種の電子源は業界公知のように陰極手段306の熱
イオン放射によって発生される。
3個の主集束レンズ手段316が、3本のインラインビ
ーム308R,308G、308Bを受けて、これをブ
ラウン管のスクリーン上に集束−集中させる。各集束レ
ンズ手段316は、他のレンズ軸線に対して平行に、ま
た電子銃の中心軸線318に対して平行に、レンズ軸線
に沿って相互離間して配置された複数の同形の主集束電
極手段を有する。中心電子ビーム318Gは電子銃の中
心軸線318と整列する。用語「主集束レンズ手段」は
、すべての電子ビームを集束するために使用される集束
レンズ構造を指す。また用語「主集束電極手段」はそれ
ぞれの電子ビームの単独の集束電極、または他の電子ビ
ームと共通に使用される電極の割り当てられた部分を指
す。
第12図に示すレンズ軸線の少なくとも二つ、この場合
レンズ軸線320と322は電子銃の中心軸線318に
対して「片寄り軸線」である。各集束レンズ手段は、集
束電極手段324と、陽極電極手段326と、少なくと
も一つの介在電極手段(この実施例においては1個の介
在電極手段328)を含む。
隣接電極の間隙に電界成分を形成する電位を発生する手
段298がそれぞれの電極に対して下記の代表的電位を
加える。回路手段298Aは予集束部分304に対して
電位を加えるものであって、それぞれ下記の表の代表的
電位を与える。
電極No、   電圧 312  7.000 本発明の主旨は図示のような4電極から成る4電位予集
束部304に限定されるものでなく、業界公知の他の予
集束部も使用する事ができる。回路手段298Bによっ
て供給される集束電極324の電位は代表的には約7,
0OOVの電位である。この電位は例えば業界公知のよ
うに3本の電子ビーム308R,308Gおよび308
Bをスクリーンの中心にセットアツプ集束するため、手
動的に約±400ボルトの範囲内で変動させる事ができ
る。
陽極電極326に加えられる電位は代表的には25キロ
ボルトである。これは回路部分298Cによって加えら
れる固定電位である。回路部分298Dによって介在電
極328に加えられる電位は、本発明により静的電位と
、動的集中信号330との両方を含む。
軸線320と322上にある片寄り軸線レンズ手段の少
なくとも2個の隣接電極の対向面は、対応の電極要素を
非対称に成し、片寄り軸線電子ビーム308Rと308
Bを直線通路から所定の集中角度だけ集中させるように
構成配置されている。
電子銃296のこの実施例において、それぞれ電極32
4と328.326と328の対向面が相互間の電界要
素を非対称的に成すように構成配置されている。中心電
子ビーム308Gに関して、電極の対向面は相互に平行
であり、従って非対称的ではなく、従って集中が導入さ
れない。
介在電極328と隣接電極324,326の対向面は対
応の非対称性を成すように、相互に平行であって、また
中心軸線318に対して傾斜されている。主集束レンズ
の好ましい傾斜角度は約5度である。これより角度が大
になれば、電界の非対称性に対する作用、従って集中作
用が増大する。
また電極328と326の間の対向面を傾斜させる事に
よって非対称性を同様に導入する事ができる。あるいは
一方の電極の一方の対向面のみを傾斜させ、隣接電極の
対向面を中心軸線318に対して直角とする事もできる
本発明の第2アスペクトの他の実施態様を第12A図に
示す。この場合、3要索から成る主集束レンズ手段31
6Aが略示されている。各月寄り軸線レンズ手段の介在
レンズ手段328Aの対向面は、この電極手段328A
の両側の電界要素を非対称的に成し、片寄り軸線電子ビ
ーム308Rと、308Bを所定の集中角度だけ顕著に
集中させるように構成配置されている。
隣接電極間に電界要素の非対称性を導入して集中を成す
他の方法は、一つの片寄り電極手段のアパチュアを隣接
電極のアパチュアに対して放射方向に片寄せるにある。
註:電極面を傾斜させる事により、また電極のアパチュ
アを片寄らせる事によって導入される「非対称性」は通
過する電子ビームの対称性それ自体に対してはわずかの
効果しか有しない。本発明のコンテキストにおける電界
非対称性効果は、片寄り軸線電子ビームをその電子銃の
軸線から所望の方向に発散または集中させるにある。
本発明による動的集中電子銃系によって生じるスクリー
ン全面集中は、前記の構造と動的集中信号330の発生
およびこれを介在電極328に対して印加する事の結果
である。動的集中信号の発生手段は、第12図において
は回路部分298Dとして示されている。動的集中信号
330はブラウン管のスクリーン全体の電子ビーム走査
と相互に関連している。本発明による信号は非対称電界
成分と電子ビーム集中の強度を電子ビーム偏光に対応し
て変動させる。
第13図は米国特許第3,995,194号および第4
,058,753号に記載の拡大型電界レンズの原理を
使用した本発明による動的集中電子銃系332を示す。
前述した電子銃と同様にこの電子銃334は家庭用TV
受像管およびモニタについて、また緊張マスクブラウン
管についても使用する事ができる。動的集中電子銃系3
32は前記の電子銃系294と類似である。必要のない
繰り返しを避けるため、電子銃系332の顕著な相違点
のみを説明する。
電子銃系332は基本的に、7要素から成る拡大電界型
電子銃334と、電子銃の走査に必要な電圧と動的電子
ビーム集中電圧とを供給する手段(ブロック336)と
を含む。電子銃334は3本の電子ビーム340R,3
40G、340Bを発生する予集束部338を含む手段
を有する。この子集束部338は3本の別々の電子ビー
ム発生用電極342と制御グリッド344とを含む。ま
た電子銃334は3本の電子ビーム340R。
340Gおよび340Bを集束し集中するためのカッコ
348で示された4個の集積(単位化)拡大電界型主集
束レンズ手段を含む。この手段348の4個の電極は集
束電圧を受けるための第1集束電極手段350と、その
下流に第2電極手段352と、第3電極手段354と、
これにつづく陽極電極手段356とを含む。
作動電圧を供給する手段336は予集束部338に給電
する部分336Aを含む。他の部分336B−336E
は集束レンズ手段350゜352.354,356の電
極手段に電位を加えこれらの隣接電極間に電界成分を形
成する。部分336Eは定心バネ358を通して陽極電
極356に作動電位を加え、このバネ358は、集中カ
ップ360に取り付けられ、このカップ360は陽極電
極356に対して機械的にまた電気的に接続されている
主集束レンズ348の片寄り軸線レンズ手段の軸線は3
62と364で示される。第3電極354と隣接の陽極
電極356上の片寄り軸線レンズの対向面は相互に平行
であって、電子銃334の中心軸線366に対して傾斜
し、これら電極間の電界要素の中に非対称性を生じ、片
寄り軸線電子ビーム340Rと340Bを直線通路から
所定の集中角度をもって顕著に集中させる。
焦点レンズ電位を発生し印加する手段331の部分33
6Dは電極間隙の中に電界要素を形成する電位のほかに
、第3電極354に対して可変的動的集中信号368を
加える。この信号368は放物線波形によって略示され
、ブラウン管のスクリーン全体の電子ビームの走査と関
連させられている。本発明による信号368は非対称性
電界要素の強度を変動させ従って集中角度と電子ビーム
の集中を電子ビームの偏光に対応して変動させる。
主集束レンズ348のユニット化電極に対して手段33
6によって加えられる固定電位と変動電位は下記の表に
示す通りである。
m圧供給 供給される電極   供給電圧m( 336B 第1電極350 固定12KV 5336C
第2電極352 固定7KV*336D 第3電極35
4 固定12Kvおよび可変的動的集中 信号 (〜2KVp−p) 336E 陽極電極3す6 固定27KV本動的集束電
圧波形(〜300p−p)を含む事ができる。
本発明による動的集中電子銃系は、業界公知のテレビ信
号を発生する他の標準的回路と共に、水平および垂直走
査信号を発生する手段、およびこの信号から可変動的集
中信号を誘導する手段を備える。
本発明の主旨を利用するに適したTV受像管系は公知の
型のものである。従って、本発明の実施態様の細部につ
いては、公知のテレビ回路および段階と共に使用される
動的集中信号の発生供給回路の簡単な説明に限定する。
現在入手される多くの機種のTV受像装置においては、
機能は類似であるが、使用される成分の型の細部、特定
の回路値およびその入力および出力信号電圧値は著しく
相違している。従って基本的機能回路の説明を成し、そ
の細部については当業者がこの基本的回路を特定の受信
系に応用する際に容易に実施されよう。
動的集中信号は、TV受像装置またはモニタ系の水平お
よび垂直掃引回路によって発生された放物線波形の組合
せである。波形組合せ回路手段を示す第14図において
、急速水平掃引波形370が図示されている。この波形
は大部分のテレビまたはモニタの掃引回路に共通の“S
″ (掃引)コンデンサ372の出力をサンプリングす
る事によって得られる。波形370は放物線状であり、
周波数はTV受像管の場合、代表的には15KHz。
モニタ回路の場合には30〜60KHzまたはこれ以上
の範囲である。増幅段階374は掃引波形を高圧まで増
幅する。逆型放物線としての出力波形376は例えば2
,000ボルトの振幅を有する。
放物線378は垂直波形を示し、垂直掃引回路中の適当
点からとられる。これは代表的には60Hzまたはこれ
以上の周波数を有する「遅い」放物線波形である。この
信号は増幅器380の中で約2,000ボルトまで増幅
される。両方の増幅器の出力がコンデンサ381を通し
て出力にAC接続され、出力点382において結合され
る。抵抗383は絶縁を成す。複合信号波形384は前
記のようにこの信号を主集束レンズの特定の電極に加え
る事によって本発明による動的集中を成す。
電圧レベルは略示された抵抗回路386によって制御さ
れる。
動的静電型集中電圧はアナログまたはデジタルエレクト
ロニクスによって発生する事ができる。
アナログ回路から出る放物線波形については説明した。
デジタルベースの修正電圧はブラウン管の全面をカバー
する個々の小面積について必要な修正電圧をROM (
リード・オンリ・メモリ)マツピングによって発生する
事ができる。修正電圧を発生するためにROMマツピン
グを使用する事により、修正「波形」における対称性の
必要が除かれる。ROM修正電圧の原理は、走査電子ビ
ームのそれぞれの位置について索引番号があり、これに
よって、その電子ビーム位置に適当な静電的集中修正電
圧をROMに発生させるにある。理想的には、この方法
は本発明と共に使用すれば、完全に集中されたブラウン
管を提供する事ができる。
適当な修正電圧を発生する系は米国特許第4.386,
368号に記載されている。
本発明の実施により多くの利点が得られる。例えば、自
己集中型ヨークの代わりに、均質な「均−電界型」ヨー
クを使用する事ができる。直接コストの節約のみならず
製造コストも節約される。
純度と集中の調整用磁石を弱くする事ができ、従ってコ
ストが低下する。また調整時間が少なくなリ、電子ビー
ムがひずみを受ける事が少なくなる。
均一電界ヨークの設置には比較的わずかの時間と労力が
要求され、純度とラスタ配向が急速に実施されて、時間
のかかるヨークの傾斜が必要ない。
特殊のヨーク調整機(YAM)が必要とされない。
性能については均質電界ヨークによって固有収差が少な
くなる。最も重要な事は偏光電子ビームのスポットのサ
イズが極めて縮小する事である。
さらに本発明の利点について、「ライトハウス」と呼ば
れる光スクリーニング装置を使用した面板のスクリーニ
ングに関してオプティックスが簡単になる。例えば、セ
グメント要素を必要とする複雑な非球形レンズを使用す
る代わりに、球形修正レンズを使用する事ができる。ま
たシャドウ・マスクを「グレード」する必要が少なくな
り、電子ビーム集中の欠点を補正するためにアパチュア
のピッチ、サイズおよび形状を変更する必要が減少し、
グレーディングが簡単になる。さらに、シャドウ・マス
クのアパチュアの対称的な簡単な放射方向配分により、
シャドウ・マスクの加熱が少なくなり、従ってスクリー
ン上のリン堆積物のパターンに対するシャドウ・マスク
のアパチュアの移動が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自己集中型ヨークの収差集中型電界成分による
湾曲型スクリーン上の所望の電子ビーム集中効果を示す
略図、第2図は平坦な面板を有するブラウン管のスクリ
ーンの外周区域における電子ビーム集中に対する自己集
中型ヨークの望ましくない効果を示す略図、第3図は自
己集中型ヨークによるスクリーン角部分における望まし
くない電子ビームスポット形状の略図、第3A図は第3
図に図示された望ましくない電子ビームスポット形状の
拡大図、第4図はダッシュ線で囲まれたテレビまたはデ
ィスプレー装置の平坦なシャドウ・マスクと対応の面板
とを有し本発明の電子銃系を使用したブラウン管の部分
断面立面図、第5図はダッシュ線で囲まれた本発明の第
1アスペクトによる自己集中型電子銃系において2要素
から成る拡大電界型主集束レンズを有する電子銃系の平
面図、第5A図は第5図の部分拡大図、第5B図は本発
明による集束電位の変動に対応する2本の片寄り軸線電
子ビームの通路の略図、第5B−1図は第5B図の電子
ビーム通路の拡大図、第5C図は本発明による電極構造
の他の実施態様を示す第5図と類似の図、第6図は本発
明による手段の組合わせを含む電子銃の第5図と類似の
図、第7図は3要素拡大電界型主集束レンズを有する本
発明の電子銃系の第5図と類似の図、第8図は本発明の
別な実施例に係る電子銃の平面図、第9図は本発明によ
る動的電子ビーム集束−集中信号を発生する回路図、第
10図はダッシュ線で囲まれたテレビまたはディスプレ
ー装置の中に使用される湾曲型面板を有する線スクリー
ンブラウン管の部分断面斜視図、第11図は第10図の
ブラウン管の面板−シャドウ・マスク組立体の一部の拡
大図、第 12図は本発明に第2アスペクトによる動的
集中型電子銃系の平面図であって3要素から成る拡大電
界型主集束レンズを有する電子銃系の平面図、第12A
図は第12図によって湿れる主集束レンズの他の実施態
様を示す部分図、第13図は4亦素から成る拡大電界型
主集束レンズを使用した事態外は第12図と類似の図、
また第14図は可変型動的集中信号を発生する回路図で
ある。 104.140,176.196,304゜338−・
・予集束部、116,142,168゜186.316
,348・・・集束レンズ、13o。 161.181,498・・・集束信号、13o。 168・・・集中信号。 出願人代理人  佐  藤  −雄 FIG、5 FIG、5C FIG、5A FIG、8 FIG、10 FIG、12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電子ビームを発生する陰極手段と、前記電子ビーム
    を受けてブラウン管のスクリーン上に集束電子ビームス
    ポットを形成するため共通軸線上に配置された複数の電
    極を有する主集束レンズ手段と、前記電極間に単数また
    は複数の集束電界成分を形成する事のできる電位を発生
    しこれを前記電極に印加する手段とを含み、前記のレン
    ズ手段は通過電子ビームを直線路から所定角度をもって
    顕著に偏光させる事のできる少なくとも1つの非対称集
    束電界成分を隣接電極間に形成させるように構成配置さ
    れ、また前記電極の少なくとも1つに対して可変電圧を
    発生し印加して前記の非対称電界および前記電子ビーム
    の偏光角を前記可変電圧に対応して変動させる手段を含
    むカラーブラウン管用電子銃。 2、前記集束レンズ手段は、前記電子ビームを受けてブ
    ラウン管のスクリーン上に3個の集束電子ビームスポッ
    トを形成するための3個の主集束レンズ手段の1つであ
    って、前記の集束レンズ手段はそれぞれ他のレンズの軸
    線に対して平行に、電子銃の中心軸線に対して平行にレ
    ンズ軸線に沿って離間配置された複数の電極手段を有し
    、前記レンズ軸線の少なくとも二つは前記電子銃中心軸
    線に対して片寄った軸線であり、前記電子銃は、前記主
    集束レンズ手段のそれぞれの前記電極手段に対して、こ
    れら電極手段間に単数または複数の電界成分を形成する
    電位を発生し印加する手段を含み、前記片寄り軸線主集
    束レンズ手段はそれぞれ、前記電界要素の少なくとも1
    つを非対称に成し片寄り軸線電子ビームをスクリーンの
    近傍において集中させるように構成配置されている特許
    請求の範囲第1項による電子銃。 3、スクリーンの面に沿った電子ビーム走査に関連した
    振幅変動を有する電圧を発生しこの電圧を前記集束レン
    ズ手段のそれぞれの前記電極の少なくとも1つに印加し
    て、前記片寄り軸線電子ビームに影響する前記非対称電
    界成分の強度を変動させ、従って電子銃から電子ビーム
    の集中点までの距離を変動させる手段を含み、これによ
    って、振幅変動を有する電圧はすべての電子ビームを動
    的に集束させる事のほかに、電子ビーム集中手段を成す
    ようにした特許請求の範囲第2項による電子銃。 4、スクリーンの面に沿った電子ビーム走査に関連した
    振幅変動を有する電圧を発生しこの電圧を前記集束レン
    ズ手段のそれぞれの前記電極の少なくとも1つに印加し
    て、前記の各電子ビームの焦点距離を変動させ、同時に
    前記片寄り軸線電子ビームに影響する前記非対称電界成
    分の強度を変動させ、従って電子銃から電子ビームの集
    中点までの距離を変動させる手段を含み、これによって
    、振幅変動を有する電圧はすべての電子ビームを動的に
    集束させる事のほかに、電子ビーム集中手段を成すよう
    にした特許請求の範囲第2項による電子銃。 5、マルチカラー発光リン素子を付着されたスクリーン
    を有するカラーブラウン管構造において、前記構造は、
    スクリーン上の位置に対応して電子ビームを部分的に動
    的に集中させる手段と、電子銃系とを含み、前記電子銃
    は、3電子ビームを発生するための陰極手段と、前記電
    子ビームを受けてブラウン管のスクリーン上に3個の集
    束電子ビームスポットを形成するための3個の主集束レ
    ンズ手段とを含み、前記の集束レンズ手段はそれぞれ他
    のレンズの軸線に対して平行に、電子銃の中心軸線に対
    して平行にレンズ軸線に沿って離間配置された複数の電
    極手段を有し前記レンズ軸線の少なくとも二つは前記電
    子銃中心軸線に対して片寄った軸線であり、また前記主
    集束レンズ手段のそれぞれの前記電極手段に対して、こ
    れら電極手段間に単数または複数の電界成分を形成する
    電位を発生し印加する手段を含み、前記片寄り軸線主集
    束レンズ手段はそれぞれ、前記電界要素の少なくとも一
    つを非対称に成し片寄り軸線電子ビームをスクリーンの
    近傍において集中させるように構成配置され、またスク
    リーンの面に沿った電子ビーム走査に関連した振幅変動
    を有する電圧を発生しこの電圧を前記集束レンズ手段の
    それぞれの前記電極の少なくとも一つに印加して、前記
    の各電子ビームの焦点距離を変動させ、同時に前記片寄
    り軸線電子ビームに影響する前記非対称電界成分の強度
    を変動させ、従って電子銃から電子ビームの集中点まで
    の距離を変動させる手段を含み、振幅変動を有する電圧
    がこれによって、すべての電子ビームを動的に集束させ
    る事のほかに、電子ビーム集中手段を成すようにしたカ
    ラーブラウン管。 6、ブラウン管は自己集中型ヨーク手段を有し、この際
    に、集束電極レンズ手段のそれぞれに対する動的集束電
    圧の印加が追加的電子ビーム集中手段を成し、自己集中
    型ヨークに対する要求度を低下させる特許請求の範囲第
    5項によるカラーブラウン管。 7、ブラウン管は実質的に平坦な面板とこれに組合わさ
    れた平坦な緊張シャドウ・マスクとを有し、前記集束電
    極手段のそれぞれに加えられる動的集束電圧が追加的電
    子ビーム集中手段を成して、面板の平坦性から生じる自
    己集中型ヨークに対する過大な要求を減少させる特許請
    求の範囲第5項または第6項によるカラーブラウン管。 8、ブラウン管はマルチカラー発光リン素子を付着され
    たスクリーンを有する湾曲型面板を有し、前記ブラウン
    管系は自己集中型ヨーク手段を含む特許請求の範囲第5
    項または第6項によるカラーブラウン管。 9、カラーブラウン管構造の電子ビーム集中を成す電子
    銃において、前記電子銃は、この電子銃の中心軸線に対
    して平行な3本の電子ビームを発生し、その2本の電子
    ビームが中心軸線に対する片寄り軸線となるようにする
    陰極手段と、前記の各電子ビームについて、この電子ビ
    ームを成形し集束させブラウン管のスクリーン上の集中
    を支援する複数の電極手段と、前記複数の電極手段の間
    隙の中に電界成分を形成する電位パターンを発生し前記
    の各電極に印加する第1手段と、各電子ビームについて
    前記電極手段の少なくとも一つに対して可変的動的集束
    電圧を発生して印加し、前記電子ビームが前記スクリー
    ン面に沿って片寄らされる際にこの電子ビームを動的に
    集束させる第2手段を含み、前記片寄り軸線電子ビーム
    のそれぞれの複数の電極の少なくとも選ばれた電極は、
    前記複数の電界成分を非対称的に成し前記片寄り軸線電
    子ビームを集中させるように構成配置され、前記非対称
    電界成分の強度は、前記電極手段に印加される前記動的
    集束電圧の変化に対応して変動し、前記非対称電界要素
    は、前記電極の構造および配置の故にまた前記印加され
    る電圧パターンの故に、前記動的集束電圧のレベルの変
    化によって、片寄り軸線電子ビームを共通方向に追加的
    に片寄らせるように前記非対称電界成分の強度を変化さ
    せる極性と強度を有し、このようにして、前記片寄り軸
    線電子ビームの集中を一層前記集束電圧の変動に依存さ
    せるようにした電子銃。 10、ブラウン管は自己集中性ヨークを有し、電子銃は
    、前記ブラウン管系において得ようとする自己集中度の
    一部は前記電子ビームが動的に集束される際の集中によ
    って得られるように設計され、このようにしてヨークに
    対する自己集中作用の要求度を低下させる特許請求の範
    囲第9項による電子銃。 11、自己集中型ヨークと電子銃が電子ビーム集中を支
    援してヨークに対する自己集中要求度を低下させ、また
    電極手段は、各電子ビームを受けてこの電子ビームを集
    束させブラウン管のスクリーン上の集中を支援する主集
    束レンズ手段を含み、前記集束レンズ手段は、少なくと
    も第1集束電極手段と、この第1集束電極手段の前記陰
    極手段と反対側に隣接した第2電極手段と、前記第1電
    極手段の前記陰極手段側に隣接した第3電極手段とを含
    み、第1電圧発生手段は前記集束電極手段と前記第2お
    よび第3電極手段に対して電位パターンを加え、この電
    位が、それぞれ前記第3電極手段と前記集束電極手段の
    間の、また前記集束電極手段と前記第2電極手段との間
    の間隙の中にそれぞれ第1および第2電界成分を形成し
    、前記第3電極手段と前記集束電極手段、および前記集
    束電極手段と前記第2電極手段は、前記のそれぞれの片
    寄り軸線電子ビームについて、その間の前記電界成分を
    非対称的に成し前記片寄り軸線電子ビームを集中させる
    ように構成配置され、前記第1および第2非対称電界成
    分の強度は、前記集束電極手段に加えられる動的集束電
    圧の変化に対応して変動し、前記の非対称電界成分は、
    前記片寄り軸線電子ビームの集中度を前記集束電圧の変
    動に強く依存させる事により、前記ブラウン管において
    得ようとする自己集中度の一部が前記電子ビームの動的
    集束の際の集中度によって達成されて、ヨークに対する
    自己集中要求度を減少させるようにした特許請求の範囲
    第9項または第10項による電子銃。 12、前記第3電極手段と前記集束電極手段の対向面お
    よび/またはアパチュアと、前記集束電極手段および前
    記第2電極手段の対向面および/またはアパチュアは、
    それぞれの前記片寄り軸線電子ビームについて、それら
    の間の電界成分を非対称的に成し、前記集束電極手段に
    加えられる動的集束電圧の変化に対応して前記片寄り軸
    線電子ビームを集中させるように構成配置されている特
    許請求の範囲第11項による電子銃。 13、前記の対向面は、前記電界成分の中において非対
    称性を成すように、相互に平行であり、また前記中心軸
    線に対して傾斜している特許請求の範囲第12項の電子
    銃。 14、前記非対称電界成分の少なくとも一つは前記アパ
    チュアを片寄らせる事によって作られる特許請求の範囲
    第12項または第13項による電子銃。 15、前記非対称電界要素の一つに隣接した少なくとも
    一つの開口が前記中心軸線から片寄らされて非対称電界
    を作り、また他の非対称電界成分に隣接する電極の対向
    面が相互に平行であって、前記中心軸線に対して傾斜す
    る事によってこの非対称電界を成す特許請求の範囲第1
    2項による電子銃。 16、電子銃は3素子から成る拡大電界型主集束レンズ
    を有し、この主集束レンズはそれぞれの電子ビームにつ
    いて、少なくとも一つの集束電極手段と、陽極電極手段
    と、これらの電極間に配置された少なくとも一つの介在
    電極とを含み、また前記電子銃は、前記集束電極手段の
    前記陰極手段に対向する側面に隣接配置された予集束電
    極手段を含み、前記の第1電圧発生手段は、前記の予集
    束電極手段と、前記の集束電極手段と、前記の陽極電極
    手段と、前記の介在電極手段とに接続されて、前記の予
    集束電極手段と前記集束電極手段との間隙、および前記
    の集束電極手段と前記の介在電極手段との間隙にそれぞ
    れ第1および第2電界要素を形成する電位パターンを印
    加し、前記予集束電極手段と前記の集束電極手段、およ
    び前記の集束電極手段と前記の介在電極手段は、それぞ
    れの間の電界要素を非対称的に成し、また前記集束電極
    手段に加えられる動的集束電圧の変化に対応して前記の
    片寄り軸線電子ビームを集中させるように構成配置され
    ている特許請求の範囲第10項による電子銃。 17、電子銃は4素子から成る主集束レンズを有し、こ
    の主集束レンズは少なくとも第1、第2、第3および第
    4電極手段を含み、それぞれの電子ビームについて予集
    束電極手段が前記第1電極手段の陰極側に隣接配置され
    、第1電圧発生手段が、これらの電極の間隙に電界成分
    を形成する電位パターンを加え、これらの電位パターン
    は、第1電極手段が中電位、第2電極手段が低電位、第
    3電極手段が中電位、第4電極手段が高電位の関係にあ
    り、前記第1電極手段と前記第2電極手段、および前記
    第2電極手段と前記第3電極手段はそれぞれの片寄り軸
    線電子ビームについて、その間の電界成分を非対称的に
    成し、前記片寄り軸線電子ビームを集中させるように構
    成配置され、前記非対称電界成分の強度は前記集束電極
    に加えられる動的集束電圧の変化に対応して変動する特
    許請求の範囲第10項の電子銃。 18、電子ビームを発生する陰極手段と、前記電子ビー
    ムを受けてブラウン管のスクリーン上に集束電子ビーム
    スポットを形成するため共通軸線上に配置された複数の
    電極を有する主集束レンズ手段と、前記電極間に単数ま
    たは複数の集束電界成分を形成する事のできる電位を発
    生しこれを前記電極に印加する手段とを含み、前記のレ
    ンズ手段は通過電子ビームを直線路から所定角度をもっ
    て顕著に偏光させる事のできる少なくとも1つの非対称
    集束電界成分を隣接電極間に形成させるように構成配置
    され、前記の複数の電極手段の第1電極は、前記集束電
    圧を受けて前記電子ビームの焦点距離を決定する集束電
    極手段を成し、前記複数の電極手段の第2電極は他の電
    極と協働して前記の非対称電界成分を成し、また前記第
    2電極手段に対して可変電圧を発生印加して前記非対称
    電界成分の強度を、従って前記電子ビームの偏光角度を
    、前記可変電圧に対応して変動させる手段を含む電子銃
    。 19、前記集束レンズ手段は、前記電子ビームを受けて
    ブラウン管のスクリーン上に3個の集束電子ビームスポ
    ットを形成するための3個の主集束レンズ手段の1つで
    あって、前記の集束レンズ手段はそれぞれ他のレンズの
    軸線に対して平行に、電子銃の中心軸線に対して平行に
    レンズ軸線に沿って離間配置された複数の電極手段を有
    し、前記レンズ軸線の少なくとも二つは前記電子銃中心
    軸線に対して片寄った軸線であり、前記電子銃は、前記
    主集束レンズ手段のそれぞれの前記電極手段に対して、
    これら電極手段間に単数または複数の電界成分を形成す
    る電位を発生し印加する手段を含み、前記片寄り軸線主
    集束レンズ手段はそれぞれ、前記電界要素の少なくとも
    一つを非対称に成し片寄り軸線電子ビームをスクリーン
    の近傍において集中させるように構成配置され、前記の
    片寄り軸線主集束レンズ手段をそれぞれ構成する複数の
    電極手段の第1電極は集束電圧を受けて対応の片寄り軸
    線電子ビームの焦点距離を決定する集束電極手段を成し
    、第2電極は他の電極と協働して非対称電界成分を形成
    する集中電極を成し、またスクリーンの電子ビームの面
    に沿った電子ビームの走査に関連した振幅変動を有する
    動的集中電圧を発生し、このような電圧を前記集中電極
    に印加して、前記非対称電界成分の強度を変動させ、従
    って電子銃から電子ビームの集中点までの距離を変動さ
    せる手段を含み、低い電子ビーム収束効果をもって前記
    の動的集中電圧が前記電子ビームを動的に集中させるよ
    うにした特許請求の範囲第18項による電子銃。 20、マルチカラー発光リン素子を付着されたスクリー
    ンを有するカラーブラウン管において、前記ブラウン管
    は均一電界ヨーク手段と、前記リン素子を励起するため
    の3電子ビーム型インライン電子銃とを含み、前記の電
    子銃は、前記電子ビームを発生するための陰極手段と、
    前記電子ビームを受けてブラウン管のスクリーン上に3
    個の集束電子ビームスポットを形成するための3個の主
    集束レンズ手段とを含み、前記の主集束レンズ手段はそ
    れぞれ複数の電極手段を含み、これらの電極は他のレン
    ズ軸線に対して平行に、また電子銃の中心軸線に対して
    平行にレンズ軸線に沿って離間配置され、前記レンズ軸
    線の一つは前記中心軸線上にあり、また他の2軸線は前
    記電子銃中心軸線に対して片寄った軸線であり、また前
    記の各主集束レンズ手段の電極に対して、これらの電極
    間に単数または複数の電界成分を形成する電位を発生印
    加する手段を含み、前記の片寄り軸線主集束レンズ手段
    は、前記の電界成分の少なくとも一つを非対称的に成し
    、スクリーンの近傍において片寄り軸線電子ビームを集
    中させるように構成配置され、前記複数の電極手段の第
    1電極は対応の片寄り軸線電子ビームの焦点距離を決定
    するために集束電圧を受ける集束電極手段を成し、第2
    電極は他の電極と協働して非対称電界成分を形成する集
    中電極を成し、またスクリーン全面に沿った電子ビーム
    の走査に関連した振幅変動を有する動的集中電圧を発生
    し、この電圧を前記の集中電極手段に印加して、前記非
    対称電界成分の強度を変動させ、従って電子銃から電子
    ビームの集中点までの距離を変動させる手段を含み、低
    い電子ビーム収束効果をもって前記の動的集中電圧が前
    記の電子ビームを動的に集中させるようにしたカラーブ
    ラウン管。 21、スクリーンが平坦な緊張シャドウ・マスクを備え
    た実質平坦な面板上に配置され、均一電界ヨークを使用
    してスクリーンの側面における電子ビームの焦点はずれ
    と歪みを減少する事のできる特許請求の範囲第20項に
    よるカラーブラウン管。
JP62039003A 1986-02-21 1987-02-21 カラ−ブラウン管およびこれに用いる電子銃 Pending JPS63133437A (ja)

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