JPS63133051A - 配列分析法及び装置 - Google Patents

配列分析法及び装置

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JPS63133051A
JPS63133051A JP62280836A JP28083687A JPS63133051A JP S63133051 A JPS63133051 A JP S63133051A JP 62280836 A JP62280836 A JP 62280836A JP 28083687 A JP28083687 A JP 28083687A JP S63133051 A JPS63133051 A JP S63133051A
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JP
Japan
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gel
electrode
electrodes
plate
electrophoresis
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Application number
JP62280836A
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English (en)
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マーティン・フランシス・フィンラン
マイケル・アンソニー・ワーバートン・ブラディー
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GE Healthcare Ltd
Original Assignee
Amersham International PLC
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/447Systems using electrophoresis
    • G01N27/44704Details; Accessories
    • G01N27/44717Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones
    • G01N27/4473Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones by electric means

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  • Analytical Chemistry (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は配列分析技術特に生化学配列分析法及び装置に
関する。
背景 巨大分子、例えばDNA等の核酸の配列分析では、一般
に生化学的に断片化した後、ゲル電気泳動をかける。そ
して、配列検出のため、ゲルを放射線写真フィルム(a
utoradiographic film)に写して
2次元の像を得、この像から個々のヌクレチオド塩基を
読み取る。巨大分子の断片化技術として2つの方法が主
に使用されている。ひとつはマクサムギルバート法で、
この方法では化学物質を2段階に分けて加えることでD
NA分子を切断する。もうひとつはサンガー法であり、
この方法では4種類の塩基C,G、A、T(シトシン、
グアニン、アデニン、チミン)のジデオキシヌクレチオ
の試料を個別に用意し、酵素を使って検査対象のDNA
と相補なりNA鎖を成長させる。いずれの方法でも、異
なる長さの断片から成る4つの塩基の識別を可能にする
4つの異なる試料が得られる。各断片を放射性同位体ま
たは螢光体で標識し、オートラジオグラフィーによる配
列検出ができるようにする。電気泳動にかける場合、標
識されたそれぞれの断片を別々のウェルに配置すること
により、電気泳動が進むにつれ別のトラックがゲルに形
成されるようにする。電気泳動の後は、ゲルを取り外し
て乾燥させ、その後、フィルムに写して標識された異な
る長さしたがって異なるヌクレチオド群を成す断片パタ
ーンの像を得る。
オートラジオグラフィーは感度や分解能の点ではよいが
操作の面で不便でよい結果を得るのに相当の技術を必要
とする。さらに、フィルムへの照射にかなりの時間、と
きには数週間もの時間が必要である。さらに、電気泳動
の後ゲルを分離する際、十分に注意しないと損傷する。
また、照射に先立ちゲルを乾燥させなげればならないが
、これも微妙であって、意味ある結果を得るためにはゲ
ルが収縮しないようにしなげればならない。
発明の概要 本発明にあっては、電気泳動ゲル内部で発生する現象を
直接検出することにより、オートラジオグラフィーを不
要にしている。この検出は、静止した大面積の固体検出
器を用いることで電気泳動の進行中に行うこともできれ
ば、電気泳動の完了したゲルをこの種の検出器で走査す
ることでも行える。検出器は1個の結晶から切り出した
純粋な半導体材料、例えばシリコン、ガリウムひ素、ヨ
ウ化水銀(n)、テルル化水銀のプレートを成し、プレ
ートの両面には、検出器のタイプ(その例は後述する)
に応じて異なるパターンの電極が形成される。
十分に検討した検出器の例はシリコン検出器であり、3
000Ω口を超える(好ましくは5000Ωmの)抵抗
率をもつシリコンプレートからつくつたものでちる。こ
のプレートの少なくとも片面に複数の平行なストリップ
電極を形成する。これらのストリップに電子回路を接続
して検出器の出力を読み取る。プレートのもう一方の面
には金属サブストレートまたは上記片面に形成したスト
リップ電極と平行に複数のストリップ電極を形成する。
プレート間に電位勾配をかげる(詳細は後述する)こと
により、プレート材から少数キャリアを除去して読み取
りの非線形効果をなくす。
プレートを横切る荷電粒子またはフォトンにより半導体
内部に電子正孔対が発生し、これが上記電位勾配による
電界の方向に従ってプレートのいずれかの面の電極に向
って移動する。これにより、関連する電極に電流のパル
スが流れ、これが電子回路によりピックアップされて分
析される。粒子のエネルギーが高いほど生成される電子
正孔対の数は多くなり、より大きな振幅の電流パルスと
なる。ストリップ電極のピッチは代表的には20μmで
あり、この場合、読み取りの分解能は約3μmとなる。
本発明において、上記検出器は電気泳動ゲル表面の近く
に平行に配置される。電気泳動中、それぞれ特定長の断
片群を表わす放射性同位体のバンドがウェルから出発し
てゲルを移動し検出器を通過する。■試料につき4つの
平行なトラック(それぞれ特定のヌクレチオド群を表わ
す)によりDNA分子の特徴が完全に示され、検出器の
ストリップ電極をトラックの方向と直角に配置すること
により、放射性同位体のバンドがトラックを進むにつi
L静止検出器のストリップ導体を横切るため、配列パタ
ーンを表わす出力信号が電極に発生することになる。
4つのトラックを検出するのに、1トラック当り1つの
検出器で合計4つの独立な検出器を使用することができ
る。この代りに、一枚の半導体材料に複数の組の電極を
形成して4つの検出器をつくってもよい。これは、トラ
ックごとに全く別の組のストリップ電極を形成すること
で実現でき、あるいは、シリコンドリフト検出器(詳細
は後述する)の場合は、ス) +7ツプ電極を4つのト
ラックにわたらせ、トラック別にアノードを設けること
で実現できる。
実用上、電気泳動は多数の試料を同時に行5ことが多い
。このためには、4トラツクより多いトラックを同時に
処理可能な検出器が必要である。
目下のところ、15C1rL幅のシリコン片が入手でき
、これを使えば4試料(すなわち16トラツク)のモニ
ターを同時に行える。
実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず、第1図と第2図を参照してシリコン検出器の原理
を説明する。本検出器は単結晶がら切り出した高純度の
nタイプシリコンのプレート1を有し、その厚みは代表
的には280μmである。
結晶の上面にはボロン等でP十材料2で形成さiLる整
流接合部を介して約20μmのピッチのストリップ電極
3が形成されている。結晶の露出表面には2酸化シリコ
ンの絶縁層4がつげられる。結晶の下面にはひ素等のか
十材料5でできた整流接合部を介して約1μm厚のアル
ミニウム製の背面6が形成される。後述するように、背
面6は電極3と直角な複数のストリップ電極であっても
よい。
各ストリップ電極3よりシリコンを通って背面に至る径
路は2個の直列接続したダイオードと電気的に等価であ
る。この背面6と端子7との間に、これらのダイオード
を逆バイアスする方向で電位差、代表的には100ボル
トを印加する。この電位によりシリコン内の少数キャリ
アは消え去り、シリコン内には電子と正孔の動きを制御
する電界ができる。
各端子7はリード8を介して関連するストリップ電極3
に接続される。さらにリード8は後述するストリップ別
の読取回路の入力に接続される。
第1図では読取回路を絶縁コンデンサC1と増幅器A1
で示しである。
各リードは接続パッドの(第2図参照)を介して関連す
るストリップ電極3につながる。図示のようにすべての
ストリップ電極3に接続パッド9が付いているのではな
(、これにより読取回路の規模を小さくしている。すべ
てのストリップ電極3にリード8をつなぐことは必須で
な(、それがもたらす不利は空間分解能の低下だけであ
る。例えば20μmピッチのストリップ電極の場合、全
電極を接続すると3μmの空間分解能(解像度)が得ら
れる。60μmのピッチで接続した場合、すなわち、3
つ置きに電極を接続したときの分解能は4.5μmに下
がる。全電極を接続しなし・場合において、接続してい
ない電極は容量結合により信号を最寄りの読取ラインに
伝える。すべての電極の間は抵抗接続にもなっており、
これにより全電極の電位を背面に対して同じ電位に保っ
ており、シリコンプレート1内部に一様な電界分布を形
成している。
いずれにしても、動作原理は基本的に同じである。すな
わち、放射性現象によりβ粒子等の粒子あるいはフォト
ンが矢印Aで示すように検出器を貫通することにより、
シリコン内の矢印Aのまわりに電子正孔対が生成され、
これがシリコン内の電界の方向に従って上または下方に
移動する。この移動を矢印E(電子の場合)とH(正孔
の場合)で図示しである。この電荷の移動は粒子または
フォトンが通った近くのストリップ電極に電流パルスと
なって現われ読取回路に読み取られる。このようにして
検出器は放射性粒子またはフォトンの通過を高分解能で
検出する。
代表的な読取回路を第3図に例示する。各接続パッド9
の出力はアンプA1で増幅され、コンデンサCstor
gに一時記障される。シフトレジスタ10が多数のチャ
ンネルをサイクリックに動作して各チャンネルのスイッ
チS1を順次閉じ、そのチャンネルのコンデンサに信号
があるときは+5Vのレベルを出力バス11に出力する
。したがって、出力バス11には、ストリップ電極3を
連続的に順次走査した直列信号が乗ることになる。
第3図に示す簡単な回路は粒子またはフォトンが検出器
を通過したかどうかを検出できるがそれ以上のことは行
わない。しかしながら、直列バス上に粒子またはフォト
ンの通過により発生した電流の大きさを表わす信号を出
力させることも容易な変更で実現できる。このようにし
て、放射性粒子のエネルギーを測定できるようにすれば
、単一トラックによる電気泳動装置も可能である。すな
わち、断片化処理により分離された各断片は、その塩基
配列に応じ、異なる塩基配列のものとは異なるエネルギ
ーの放射性同位体で標識されることになる。したがって
、電子回路に振動レベルの差を識別する回路を組み込む
ことにより、電気泳動のために、元の試料を4つの試料
に分ける必要はなくなる。これにより、決められた大き
さの電気泳動装置で同時に検査できる試料の数を2倍あ
るいはそれ以上にすることができる。
このようなエネルギーの識別を行えば、シリコン内で勝
手に起こる無関係な現像、したがってノイズの影響を読
取回路から除くこともできる。
別のタイプの検出器としてシリコンドリフト検出器と呼
ばれるものを第4図に示す。構成は上述した第1図と第
2図のものと非常によ(似ており、異なるところはべた
の背面6の代りに電極3と同様なストリップ電極12を
使用している点である。
また、上面の一番右のストリップ電極13はアノードと
して使用される。ドリフト検出器の動作はシリコンプレ
ート1内に形成された電界の分布に依存し、この電界が
粒子またはフォトンの通過(矢印A参照)により自由に
なった電子を矢印Bで示す径路に沿って右方向にドリフ
トさせ、最終的にアノード13に集める。一方、正孔は
最寄のストリップ電極3または12に流れ込む。したが
って、粒子またはフォトンが通るとアノード13と1ま
たはそれ以上のストリップ電極3.12との間に電流が
流れる。
電子のドリフトの制御はストリップ電極の各電位を選択
することで行える。図示のように、上の電極と下の電極
とで対向する電極対が形成されている。各電極対を構成
する電極3と12は同じ電位になるようにして、シリコ
ンプレート1を直角に横切る電界成分はなくす。しかし
、電極対相互には順次電位差をつげ、プレート1に沿っ
て上昇または減少する電位勾配をつける。例えば、アノ
ード13はグラウンド電位とし、その隣りにある電極3
およびこの電極3と対を放す対向電極12は負の100
ボルトとする。次の電極対はさらに高い負の電位、例え
ば110ボルトをかげ、以下、同様に左端まで勾配をつ
げる。これによる電界分布はシリコンプレートの中心に
沿って傾斜した「ミゾ」をつくり、このミゾに沿って自
由電子が第4図の左から右へとドリフトする。右端の電
界分布は歪んでおり、上述のように電子はアノードに流
れ込む。
ドリフト検出器の1つの利点は、マルチアノードの検出
器を構成できることであり、これによって現象を2次元
に検出できる。この種の検出器を第5図に示す。この図
は上面からみたものでストリップ電極3と複数のアノー
ド13のみが示されている(電極12はかくれている)
。アノード13とストリップ電極3.12は適当な読取
回路(図示せず)に接続される。
この種の検出器では、粒子またはフォトンの通過により
自由となった正孔は前と同様に最寄のストリップ電極3
.12に達し、電子の方はストリップ電極とは直角な径
路に沿って右方向にドリフトし、アノード13のいず乳
かに入り、これにより、電流パルスが生じ、読取回路で
増幅されて処理される。したがって、電流パルスが生じ
たストリップ電極とアノードの位置から、粒子またはフ
ォトンが通ったXY座標を求めることができる。
実用上は、ストリップ電極とアノードを2次元的に連続
走査してシリコンプレート1内で生じた現象の像を得る
。  。
第6図と第7図は上述したタイプのシリコン検出器を電
気泳動装置に適用したものである。電気泳動装置の基本
構成は標準どおりであるので詳細は図示しない。電気泳
動装置には1対のガラス板14.15があり、この間に
ポリアクリルアミドゲルの層16(代表的には0.4關
厚)が狭まれる。
ゲルの上面には分析しようとする試料を入れる4つのウ
ェルが形成されている。右側のガラス板15は左側のガ
ラス板14より、上下方向に突き出ており、そこに、塩
の溶液20を入れた槽18.19が形成されており、端
子21と22の間に適当な電圧を印加すると、溶液20
を通じて電極23と24の間に電流が流れるようになっ
ている。
この電流は上下の溶液20と接触しているゲルの層16
を通る。分析する試料は上述した方法で断片化し、4種
類の塩基を同定可能な4種類のサブ試料に分ける。1つ
のウェル17に1つのサブ試料を配置し、端子21.2
2間に電位を加える。
電気泳動中、ゲルは案内孔(5kg1etal foa
m )として働き、電流の影響下において試料が内部に
形成された孔を通って移動する。電流の作用により、断
片はゲル内を移動し、各ウェルがらトラックが延びてゆ
き、ゲルの下方へと進む。ゲルを進む場合、断片化処理
によりつくられた断片は同じ長さのものが群を成して移
動し、長さの短い断片群は長い断片群より速い速度で進
む。したがって、ゲルの上面近く(ウェルは近)では各
種の群がかたまっているが、速度の違いのため、ゲルを
下降するにつれ分画されていく。断片のゲルの進行の模
様は肉眼では見えなし・が、染料を用いることでその動
きを視覚可能にし得る。
ガラス板の一方、ここではガラス板15には大面積のシ
リコン検出器25(例えば、上述したいずれかの検出器
)が取り付けられる。例えばポリイミドのような薄層2
6がゲル表面と検出器との間に介在するが、検出器はで
きるだけゲル表面に近くする。検出器25はそのストリ
ップ電極3が電気泳動のトラックと直交するように配置
する。
これにより、電気泳動が進むにつれ、同じサイズの断片
群で形成されるバンドがストリップを横切ることになる
トラックに沿う検出器の取付位置には注意しなければな
らない。検出器をトラックの開始位置、すなわちウェル
17の近くに設置すると、この領域ではかたまって動(
ので検出器の選択能力が悪化する。逆にウェルからあま
り遠くに設置するとまった(検出しない断片群があるか
も知れない。
上述したいずれの検出器も使用できる。第4図の検出器
を使用する場合には、アノード13のピッチとトラック
の間隔とを一致させる。したがって4トラツクの電気泳
動装置に対しては4つのアノードをもつ検出器が必要と
なる。第1図の検出器の場合には1トラツク分のモニタ
ーしかできない。解決策の1つは、個別の検出器を使用
し、トラック別に各検出器をガラス板15に配置する。
検出器には全くの別体でもよいし、あるいは共通のシリ
コンプレート上に形成した別個の電極であってもよい。
さらに別の案は、アルミニウム背面6をス) IJツブ
電極3と直角で相互に絶縁された複数のストリップ電極
に分けることである。この背面ストリップは各トラック
上に位置するよう:(形成するが、これには注意が必要
でシリコン内の電界パターンの歪みが大きくなりすぎな
いようにしないと分解能が下がってしまう。このため、
背面ストリップ間の長さはできるだけ短く、例えば6〜
10μmとする。
以下、装置の動作を説明する。上述したように分析しよ
うとする各サブ試料を放射性同位体または螢光体で標識
する。各種の同じ長さをもつ断片群がそれぞれのトラッ
クに沿ってゲル内を移動し、検出器に接近し、通過する
。したがって、各群が検出器を横切るときに発生した放
射性現象により、β粒子等の放射性粒子あるいはフォト
ンがシリコン内に送り込まれ、第1図、第4図、の矢印
Aで示すように通過する。ゲル内の特定のエリアから放
出された粒子またはフォトンに基づく電流キャリアの大
部分は特定の電極3で受は取られる。このようにして、
特定の群の進行は、その群が順次、電極3.12を通過
する際にモニターされる。その際、同じ長さの断片群が
電極を通過する時間、タイミングを計時することにより
、その移動速度を知ることができる。この情報を用いる
ことにより、検査終了時点における特定群の位置(その
時点ではその群は検出器をずっと前に通過してしまって
いるであろう)を計算できる。
第4図と第5図で説明したマルチアノード検出器と、第
1図の検出器の背面をスプリット構造にしたものの場合
は、トラック方向に沿う発生現象の情報に加え、トラッ
クとは直角方向の発生現象の情報を得ることができる。
すなわち検出器を複数トラックにわたらせた場合、「ど
の」トラックの情報かを知ることができる。
適轟な電子回路を用いることで元の試料のヌクレチオド
の配列の情報を分析でき、従来のようなオートラジオグ
ラフィーは不要であり、その像の解説を熟練オペレータ
が行う必要もない。したがって、本システムは信頼性が
高(、迅速であり、既存技術よりもトータル的にコスト
安になり得る。
第7図では第1図の検出器を用い、その背面6の方をゲ
ルに近づけて配置している。放射性粒子の場合、背面6
(グラウンド面)を形成した面あるいは電極3を形成し
た面のいずれをゲルに向けるかは問題でなく、いずれの
場合も放射性粒子が通過することに変わりはない。螢光
体で標識した場合は、グラウンド面の方をゲルから離す
ようにする。同様の問題は第4図と第5図の検出器の場
合には発生せず、アノードをゲルに一番近づけてもよい
し、その逆の場合でも検出器の動作は変わらない。さら
に、電気泳動トラックの移動方向に対してアノードの方
を先行させても後続させてもよい。
以上、複数のトラックを同時に、かつ電気泳動中にモニ
ターする電気泳動装置を説明した。代表的な装置では、
同時に複数の試料を検査する。例えば、4つの試料を同
時に検査する場合、検出器は16トラツク分の幅が必要
であり(1試料当り4トラツクとした場合)、トラック
ピッチを1のとすると一個の検出器の場合、15CTL
幅のシリコン板が必要となる。これは間もなく入手でき
る大きさである。
単一のストリップ電極3しかもたない検出器でも理論上
は動作するが、複数、例えば50個のストリップ電極を
用いればそれ以上の有用な情報、特に同じ長さをもつ断
片群の移動速度を計算できる。さらに、マルチ電極の検
出器にフィードバックループを組み込んで電気泳動の条
件を調整可能にすれば処理速度を分解能をさらに改善で
きる。
例えば群相互が近すぎるため読取の区別がつかないよう
な場合、フィードバックループにより自動的に電気泳動
の電位を下げて移動速度を下げてやれば後続の電極によ
る検出間隔を広げることが可能である。
さらに別の態様においては(図示せず)、第1の検出器
とは別の検出器を他方のガラス板14の(第6図参照)
、第1の検出器と対向する位置に取り付ける。これによ
り、同時計測が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置に適したシリコンス) IJツブ
検出器の側面図、 第2図は第1図のシリコンストリップ検出器の平面図、 第3図は第1図と第2図に示す検出器の出力を読み取る
電子回路のブロック図、 第4図は本発明の装置に適したシリコンドリフト検出器
の側面図、 第5図はマルチアノードドリフト検出器の平面図、 第6図は大面積半導体検出器を組み込んだ電気泳動装置
の断面図、 第7図は第6図の部分拡大図である。 1・・・半導体プレート  3・・・ストリップ電極6
・・・背面(グラウンド)電極  13・・・アノード
16・・・電気泳動ゲル   25・・・検出器C5t
oro・・・信号記憶用コンデンサ10・・・シフトレ
ジスタ (外4名) Fta、7 Fta、2 F/64 Fta、5

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気泳動ゲルと平行に配置される半導体プレート
    を有し、電気泳動中、上記ゲルから放出される荷電粒子
    またはフォトンが上記プレートに入るようにし、上記プ
    レートの少なくとも片面には電気泳動中にゲルに形成さ
    れるバンドの移動方向に沿つて間隔がつけられた複数の
    電極を形成されて成る大面積のシリコン検出器を用いて
    、電気泳動試験結果から生化学配列を分析する配列分析
    法において、 電気泳動試験の間、ゲル内部の放射性現象または螢光現
    象に基づいて生じる電極の電流をモニターし、バンドが
    検出器を通過する際上記信号を分析して電気泳動試験の
    進行をモニターする配列分析法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の配列分析法において
    、上記現象は、その現象の最寄りにある電極に生じる電
    流パルスをモニターすることで観察され、ゲル内におけ
    る現象の発生位置を、上記電流パルスが発生した電極の
    空間位置から求める配列分析法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項記載の配列分
    析法において、さらに半導体プレートに入る粒子または
    フォトンのエネルギーを測定する配列分析法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項、第2項または第3項に記
    載の配列分析法において、ゲル内を移動する同じ長さの
    断片群が上記電極を通過するタイミングを計時すること
    により、その移動速度を計算し、この速度情報から、試
    験完了時点を表わす所定時間後の特定断片群の位置を計
    算し、ゲル内の断片のパターンを生成する配列分析法。
  5. (5)半導体材料のプレートを有し、このプレートの少
    なくとも片面に電極を形成して成る大面積の半導体検出
    器と、 上記半導体検出器を層状試料に対して取り付け、試料か
    ら発生した荷電粒子またはフォトンが上記半導体材料の
    プレートに入つて上記1以上の電極に信号を発生させる
    ようにする取付手段と、上記電極の信号出力を分析して
    試料内における放射性現象または螢光現象の分布をモニ
    ターする分析手段と から成る生化学試験装置。
  6. (6)特許請求の範囲第5項記載の生化学試験装置にお
    いて、上記試料は電気泳動装置の一部を成す電気泳動ゲ
    ルであり、上記プレートはゲル表面に対して平行に配置
    されることを特徴とする生化学試験装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項記載の生化学試験装置にお
    いて、上記プレートの片面には複数の平行なストリツプ
    電極が形成され、これらのストリツプ電極は、電気泳動
    中に電気泳動ゲル内で成長し、同じ長さの断片群を表わ
    すバンドの移動方向とほぼ平行な方向に間隔をあけて配
    置されることを特徴とする生化学試験装置。
  8. (8)特許請求の範囲第7項記載の生化学試験装置にお
    いて、上記片面とは反対のプレート面には単一の平面電
    極が形成されることを特徴とする生化学試験装置。
  9. (9)特許請求の範囲第7項記載の生化学試験装置にお
    いて、上記片面とは反対のプレート面には、上記片面の
    電極および相互に平行に複数のストリツプ電極が形成さ
    れることを特徴とする生化学試験装置。
  10. (10)特許請求の範囲第8項または第9項記載の生化
    学試験装置において、上記片面の電極と反対の面の電極
    との間にDC電位が形成されてプレート材料から少数キ
    ヤリアが除去されることを特徴とする生化学試験装置。
  11. (11)特許請求の範囲第9項記載の生化学試験装置に
    おいて、上記電極の電位により、自由キヤリアが移動す
    る径路が形成され、さらに少なくとも1つの別の電極に
    ある電位が与えられ、上記自由キヤリアは上記径路を通
    つてこの別の電極に集められることを特徴とする生化学
    試験装置。
  12. (12)特許請求の範囲第11項記載の生化学試験装置
    において、上記別の電極は上記ストリツプ電極を隔てる
    方向とは直角方向に隔てられており、上記別の電極のそ
    れぞれが、電気泳動ゲル内において上記バンドの移動に
    より形成されるそれぞれのトラツク上に置かれることを
    特徴とする生化学試験装置。
JP62280836A 1986-11-06 1987-11-06 配列分析法及び装置 Pending JPS63133051A (ja)

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