JPS6313278Y2 - - Google Patents

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JPS6313278Y2
JPS6313278Y2 JP13391483U JP13391483U JPS6313278Y2 JP S6313278 Y2 JPS6313278 Y2 JP S6313278Y2 JP 13391483 U JP13391483 U JP 13391483U JP 13391483 U JP13391483 U JP 13391483U JP S6313278 Y2 JPS6313278 Y2 JP S6313278Y2
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JP
Japan
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shavings
brush roll
paper
cylinder
making liquid
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JP13391483U
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JPS6040500U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、木質繊維板等を抄造する丸網式湿式
抄造装置に関するものである。
従来、上記抄造装置としては、例えば、特開昭
57−29694号公報に開示される構成からなるもの
がある。この抄造装置は、シリンダの金網面に吸
着した被抄造物を吸引脱水しつつ、フエルト等か
らなる回転多孔性ベルトにより圧縮脱水し、その
脱水した被抄造物をシリンダから剥離して乾燥装
置で乾燥した後、所定の寸法に切断して製品であ
る繊維板を製造する。
ところで、一般に、被抄造物の厚さが大である
場合には、上記多孔性ベルトの上流側に、ブラシ
ロールを設けて被抄造物の厚さ調整を行なうが、
ブラシロールで掻き取られた含水率の大なる削り
屑は、木質繊維板の場合、微細な繊維の濃縮物を
含んで黒褐色を呈し、これがブラシロール下流側
の被抄造物表層部に飛散付着して一部抄き込んだ
状態となる。この場合、十分脱水した被抄造物と
脱水不十分な被抄造物とでは、色調が異なるた
め、製品にシミができるばかりか、被抄造物表層
部に付着した削り屑はサンダー等で削つても除去
しにくいため、製品面に凹凸が生じるという不具
合がある。
本考案は、ブラシロールによつて生ずる削り屑
の飛散付着を防止することにより、外観良好な製
品の製造が可能な丸網式湿式抄造装置を提供する
ことを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、被抄造
物の厚さを調整するために抄造液面近くにブラシ
ロールを備えた丸網式湿式抄造装置において、上
記ブラシロールの上方に並設するとともに、外周
面に上記ブラシロールの回転研削によつて飛散す
る削り屑を付着させ、端部で上記削り屑を落下さ
せる回動可能なベルトコンベアを備えた削り屑除
去装置を設け、削り屑を被抄造物の表面に飛散付
着しないように構成したものである。
次に、本考案を一実施例である図面にしたがつ
て説明する。
本装置は、抄造液1を貯留するベツセル2と、
ベツセル2内の抄造液1に一部浸漬して回転する
シリンダ3と、シリンダ3が抄き上げた被抄造物
4の表面を掻き削つて厚さを調整するとともに、
削り屑をベツセル2内に戻すため抄造液1の液面
近くに設けたブラシロール5と、ブラシロール5
の回転研削によつて生じた削り屑が被抄造物4の
表面に飛散付着することを防止する削り屑除去装
置6と、シリンダ3上方に設けた押圧装置7と、
シリンダ3が抄き上げた上記被抄造物4を剥離す
る剥離板8とからなる。
シリンダ3の表面は、多数の小室9が仕切ら
れ、その外側は金網10で覆つてある。小室9の
裏側には、複数の小室9ごとに区画して、それぞ
れに管11が接続してある。管11は、図示しな
いロータリージヨイントを介して、機外の加減圧
装置に接続してあり、一回転する間に回転角度に
応じて加減圧装置等との接続が切換わるようにな
つている。例えば、シリンダ3の表面部は、抄造
液1に浸漬している部分から吸引部12となり、
つづいて、遮断部13、剥離部14、遮断部13
と切換わつてゆくように構成されている。
削り屑除去装置6は、ゴム、ビニロン等からな
るベルトコンベア15を駆動ロール16、支持ロ
ール17により回動可能に取付けてあり、ブラシ
ロール5によつて飛散する削り屑をベルトコンベ
ア15の外周面に付着させ、ベルトコンベア15
の端部に位置するスクレーパー18によつて、ベ
ツセル2内に落下させるように成してある。
上記押圧装置7は無端帯状体19を駆動ロール
20、支持ロール21,22により回動可能に取
付けて構成したもので、上記無端帯状体19は従
来のフエルト等の多孔物質に代えて、合成ゴム、
軟質ポリエチレン樹脂あるいは、布ベルトに耐久
性を有するとともに、非通気性を有するゴム、硬
質合成樹脂等をコーテイングしたものであつても
よい。
したがつて、従来例と同様、吸引部12の領域
において被抄造物4の層がシリンダ3の回転とと
もに金網10の表面に形成され、遮断部13へと
移行してゆく。
被抄造物4が抄造液1から離れると同時に、シ
リンダ3の吸引力によつて脱水が始まり、被抄造
物4がブラシロール5の位置に達するとブラシロ
ール5によつて掻き削られ、一定の厚さになるよ
うに調整される。このとき、削り屑の大部分はベ
ツセル2内の抄造液1に落下して再使用に供され
るが、一部の削り屑はブラシロール5の上方へ飛
散し、ブラシロール5の上方に設けたベルトコン
ベア15の外周面に付着する。そして、ベルトコ
ンベア15に付着した削り屑は、駆動ロール16
および支持ロール17によつて図中矢印方向へ移
動し(第2図参照)、端部に位置するスクレーパ
ー18によつてベルトコンベア15からはく離
し、抄造液1内へと落下する。したがつて、本実
施例によれば削り屑が被抄造物4の表面に飛散し
て付着することがなくなるとともに、削り屑のす
べてを有効に再利用できる。
さらに、被抄造物4は吸引部12において吸引
脱水されつづけ、その後、押圧装置7に達する
と、被抄造物4は押圧装置7の無端帯状体19に
よつても押圧脱水される。そして、被抄造物4は
剥離板8に達すると金網10から剥離してゆく。
以下同様に連続した製造工程がくり返される。
なお、無端帯状体19およびベルトコンベア1
5は強度を高めるため、網入りの帯状体を使用す
るものであつてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る丸網式湿式抄造装置によれば、ブラシロールに
よつて生じた削り屑が飛散してもベルトコンベア
の外周面に付着するので、被抄造物の表面に削り
屑が付着することがなくなり、外観良好な製品を
製造することができる。しかも、ベルトコンベア
によつて削り屑を抄造液内に落下させるため、被
抄造物の原料を有効に利用することができる。さ
らに、ベルトコンベアを設けることによつて削り
屑が被抄造物の表面および無端帯状体に付着しな
くなるため、押圧装置を構成する無端帯状体の目
詰が減少し、無端帯状体の水洗周期が長くなつて
作業能率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る丸網式湿式抄造装置の部
分断面側面図、第2図は第1図の正面図である。 1……抄造液、2……ベツセル、3……シリン
ダー、4……被抄造物、5……ブラシロール、6
……削り屑除去装置、7……押圧装置、8……剥
離板、10……金網、15……ベルトコンベア、
16,17……ロール、19……無端帯状体、2
0,21,22……ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抄造液を貯留するベツセルと、外周が金網から
    なり、内部が真空源に連通し、上記ベツセル内の
    抄造液に一部浸漬して回転するシリンダと、抄造
    液面近くに設けたブラシロールと、シリンダ上方
    に設けた押圧装置と、シリンダ上の被抄造物を剥
    離させる剥離板とからなる丸網式湿式抄造装置に
    おいて、上記ブラシロール上方に並設するととも
    に、外周面に上記ブラシロールの回転研削によつ
    て飛散する削り屑を付着させ、端部で上記削り屑
    を落下させる回動可能なベルトコンベアを備えた
    削り屑除去装置を設けたことを特徴とする丸網式
    湿式抄造装置。
JP13391483U 1983-08-30 1983-08-30 丸網式湿式抄造装置 Granted JPS6040500U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13391483U JPS6040500U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 丸網式湿式抄造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13391483U JPS6040500U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 丸網式湿式抄造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6040500U JPS6040500U (ja) 1985-03-22
JPS6313278Y2 true JPS6313278Y2 (ja) 1988-04-14

Family

ID=30301912

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JP13391483U Granted JPS6040500U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 丸網式湿式抄造装置

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JP (1) JPS6040500U (ja)

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Publication number Publication date
JPS6040500U (ja) 1985-03-22

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