JPS6312386A - 除染方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば原子炉の汚染されている天井、床、壁
の表面をはつって除去する除染方法およびその装置に関
する。

Ｌ従来技術〕 原子炉の天井、床、壁の汚染度があまり高くない場合は
、人が入って汚染した表面をはつって除去していた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上記のは方法っつり作業は主として人力によっ
て行っていたので、効率的でないという問題があった。

し発明の目的〕 したがって本発明の目的は、汚染部を効率的に除去でき
る除染およびそのｇｍを提供することにある。

［目的を達成するための手段］ 本発明によれば、汚染場所の床と天井との間にメインポ
ストとサブポストとを固定し、それらメインポストとサ
ブポストとの間にレールを張設し、そのレール上を自走
横行する台車にコンクリート表面ケレン機を取付け、そ
のコンクリート表面ケレン機を天井または床に圧着して
天井または床の表面を所定深さにはつり、または床と天
井との間にメインポストを固定し、その固定されたメイ
ンポストに沿ってレールを設け、そのレール上を自走昇
降する台車にコンクリート表面ケレン機を取付け、その
コンクリート表面ケレン機を壁に圧着して壁の表面を所
定深さにはつり、そのはつり屑を集塵機で集めることを
特徴とする除染方法が提供される。

さらに本発明によれば、メインボス１〜、サブボス１〜
および集ｒ！！！機からなり、メインポストは移動台車
と、その移動台車に枢着されたポスト基部と、そのポス
ト基部部に摺動自在に挿嵌されたポストと、そのポスト
を移動させる上部押付ジヤツキと、前記移動台車を昇降
させる下部押付ジヤツキと、前記ポストの任意の位置に
固定可能に枢着されたレールと、そのレールに自走自在
に取付けられた台車と、その台車に取付けられ汚染面を
はつるコンクリート表面ケレン機と、そのコンクリート
表面ケレン機を汚染面に圧着するスプリングとからなり
、サブポストは、移動台車と、その移動台車に立設され
たボス！−基部と、そのポスト基部に摺動自在に挿嵌さ
れたポストと、そのポストを昇降させる上部押付ジヤツ
キと、前記移動台車を昇降させる下部押付ジヤツキと、
前記移動台車に設けられワイヤを介し前記メインポスト
またはレールを引き起こす手巻ウィンチと、その手巻ウ
ィンチで引き起こされたレールの端部を係止するととも
に支持するレールジヨイントとからなり、集塵機はホー
スを介して前記コンクリート表面ケレン機に接続されて
いることを特徴とする除染装置が提供されている。

［発明の作用効果］ したがって、メインポストとサブポストとの間に張設さ
れたレール上を自走横行する台車のコンクリート表面ケ
レン機を天井または床に圧着し、あるいはメインポスト
のレール上を自走昇降する台車のコンクリート表面ケレ
ン機を壁に圧着して天井または床あるいは壁の表面を所
定深さにはつり、そのはつり屑を集ｎ機で集めて汚染部
を効率的に除去することができる。

［実施例］ 以下第１図ないし第６図を参照して本発明を実施する装
置について説明する。

第１図および第２図において、本装置は、メインポスト
１、サブポスト３０および集ＭＲ５０から大略構成され
ている。

メインボス］−１は、４輪を有する移動台車２を備え、
その移動台車２上には筒状のポスト基部３が枢着されて
おり、移動台車２の下部には移動台車２を床面に対し昇
降させる下部押付ジＶツキ４が設けられている。なお、
５は直立させたポスト基部３を支持するステーである。

前記ポスト基部３には棒状のポスト６がＩＩ’ＩｖＪ自
在に挿嵌され、そのポスト６はポスト基部３の上端に設
けられた上部押付ジヤツキ７ａによりポスト基部３に対
し移動が自在なようになっている。

なお７は当て板である。このポスト６にはブラケット８
がｌＦ！初自在に取付けられており、そのブラケット８
はボス１−６に設けられた複数個のノック孔９に係合す
るノックボルト１０によりボスト６の任意の位置に固定
できるようになっている。このブラケット８には角柱状
の走行レール１１が枢着されており、その走行レール１
１には、走行台車１２が取付けられている。そしてその
走行台車１２は台車上のモータ１３により駆動され走行
レール１１上を走行するようになっている。

なお、１４はリミットスイッチで、走行レール１１の両
端に立設されたリミットスイッチ用プレート１５により
作動し、走行台車１２を反転走行させるようになってい
る。この走行台車１２には、カッタ１６ではつりを行う
コンクリート表面ケレンｎ１７が取付けられており、そ
のコンクリート表面ケレン１１７は第３図および第４図
に丞すように、走行台車１２との間に設けられたスプリ
ング１８によりはつり面に圧着され、走行台車１２に設
けられた押付ハンドル１９の回動により圧着度合が変え
られるようになっている。そして、コンクリート表面ケ
レン１ａ１７には集塵ホース５１を介してはつり屑を集
める集Ｊａ！機５０が接続されている。

サブボスト３０は、４輪を有する移動台車３１を備え、
その移動台車３１上には筒状のポスト基部部３２が立設
され、またフレーム３３を介して手巻きウィンチ３４が
設けられており、移動台車３１の下部には移動台１１３
１を床面に対して昇降させる下部押付ジヤツキ３５が設
けられている。前記ボスト基部３２には棒状のボスト３
６が！！初自在に挿嵌され、そのボスト３６はボ１スト
基部３２の上端に設けられた上部押付ジヤツキ３７によ
りポスト基部３２に対し貸降されるようになっている。

なお、３８は当て板で、３９は第５図に示すように手巻
きウィンチ３４でワイヤ４４によりメインボスト１を引
起こす際、または第２図に示すように走行フレーム１１
を引き起こす際にワイヤ４４をガイドするワイヤガイド
である。このボスト３６にはレールジヨイント４０が摺
動自在に取付けられており、そのレールジヨイント４０
はボスト３６に設けられた複数個のノック孔４３に係合
する図示しないノックボルトによりボスト３６に任意の
位置に固定できるようになっている。このレールジヨイ
ント４０は第６図に示すように、上部レール受け４１と
下部レール受け４２とからなり、第２図に示すように走
行レール１１を引き起こす際に、上部レール受け４１は
走行レール１１の端部上面のストッパ１１ａに係合して
走行レール１１を位置決めし、下部レール受け４２はそ
の後にＩ１ｍ位置から実線位置に回動して走行フレーム
１１の端部下面のストッパ１１ｂに当接して走行レール
１１を支持するようになっている。

以上のように構成された本装置の走行レール１１とコン
クリート表面ケレンＲ１７廻りとを除いたメインボスト
１の概算重量は約６０　Ｋｇ、サブポスト３０の概算重
量は約５０　Ｋｇ、走行レール１１とコンクリート表面
ケレン機１７廻りとのＲ算重伍は約１０（ｌｙ、集塵機
５０のＲ算重ωは約５０幻であり、使用電源は３相２０
０Ｖであって、消耗品はカッタ１６のブレードと集１１
１１５０のフィルタである。

次に第７図ないし第９図を参照して本発明を実施する方
法について説明する。

第７図は天井の除染作業の工程（１）ないしく７）を示
している。

メインボスト１を補助台車２０を用いて搬入する（１）
。次に、サブポスト３０の上部押角ジヤツキ３７により
ボスト３６を上昇させるとともに、下部押付ジヤツキ３
５により移動台車３１を持ち上げてサブポスト３０を天
井Ｃと床Ｆとの間に押付は固定したのち、手巻きウィン
チ３４によりワイヤ４４でメインボスト１を引き起こし
て立てる（２）。次に、メインポスト１の上部押付ジヤ
ツキ７によりボスト６を上昇させるとともに、下部押付
ジヤツキ４により移動台車２を持ら上げてメインボスト
１を天井Ｃと床Ｆとの間に押付は固定する（３）。次に
、走行レール１１を手巻きウィンチ３４によりワイヤ４
４で引き起こしてサブポスト３０に固定する（４）。次
に、バーハンドル２３により押付ハンドル１９を回して
コンクリ−ト表面ケレン機１７を天井Ｃに圧着する（５
）。

次に、コンクリート表面ケレン機１７にホース５１を介
して集！！！機５０を接続したのち、走行台車１２を往
復走行させてコンクリート表面ケレン機１７で天井Ｃの
表面を所定深さにはつり、はつり屑を集塵機５０で集め
る（６）。次に、両ボスト１．３０の下部押付ジヤツキ
４．３５により移動台車２．３０を下して着地させ、必
要に応じ上部押込ジヤツキ７．３７によりポスト６．３
６、を降下させて両ボスｌ−１，３０の天＃４Ｃ１床Ｆ
への押付固定を解除したのち次の作業場所に移動する（
７）。以降、両ボスト１．３０を天井Ｃと床Ｆに押付は
固定し、前記と同様の行程（５）および（６）を行う。

第８図は床の除染作業の行程（１）ないしく４）を示し
ている。

メインボスト１を第７図行程（１）ないしく３）と同様
に搬入して天井Ｃと床Ｆとの間に押付は固定し、メイン
ボスト１のブラケット６を最下位置に固定して走行レー
ル１１の端部をサブボスト３０の最下位置に固定したレ
ールジヨイント４ｏに固定し、コンクリート表面ケレン
機１７を床Ｆ側に向けて走行レール１１に取付ける（１
）。次に、両ボスト１．３０を天井Ｃと床Ｆに押付は固
定したのち、押付ハンドル１９を回してコンクリート表
面ケレン機１７を床Ｆに圧着する（２）。次に、走行台
車１２を往復走行させてコンクリート表面ケレンｎ１７
で床Ｆの表面を所定深さにはつり、はつり屑を集塵機５
０で集める（３）。次に、両ボスト１．３０の天井Ｃと
床Ｆへの押付は固定を解除したのち、次の作業場所に移
動する（４）。

以降、前記と同様の行程（２）および（３）を行う。

第９図は壁の除染行程（１）ないしく３）を示している
。

メインボスト１を壁Ｗの付近の天井Ｃと床Ｆに押付は固
定し、押付ハンドル１９を回してコンクリート表面ケレ
ン機１７を壁Ｗに圧着する（１）。

次に、走行台車１２を４降走行させてコンクリート表面
ケレンｎ１７で壁Ｗの表面を所定深さにはつり、はつり
屑を集ｔＩ機５０で集める（２）。次に、メインボスト
１の天井Ｃと床Ｆへの押付は固定を解除したのち、次の
作業場所へＩＷと平行に移動する（３）。以降、前記と
同様の行程（１）および（２）を行う。

上記作業において、装置の設置組立所要時間は２名で２
時間であり、次の作業場所への移動所要時間は約３０分
であり、装置の解体所要時間は約１時間である。そして
、施工能率は集塵機５０の能力が毎分当り６ゴで、切、
削幅が約１０ｃ１１、切削深さが４ないし６Ｍのとぎ、
毎時当り４ないし６Ｉであった。

第１０図は本発明を応用した入隅出隅部の除染作業を示
している。

入隅出隅部にの除染を行うには、サブボスト３０をｇＷ
の付近の天井Ｃと床Ｆに押付は固定し、ボスト３６に固
定したブラケット４５にアーム４６を枢支する。そのア
ーム４６の上端に第１１図に示すような３連式エアビッ
ク４７を取イ」け、アーム４６の下端にバランサアーム
４８を取付け、バンサアーム４８を持ってアーム４６を
前後進、回動しブラケット４５を上下してエアビック４
７で汚染部をはつり、そのはつり屑を集ｌ！！機５０で
集める。なお、４７ａはエアビック４７のフード、４９
はエアビック４７にエアを供給するエアボースである。

［まとめ］ 以上説明したように本発明によれば、メインボストとサ
ブボストとの間に張設された走行レール上を自走横行す
る台車のコンクリート表面ケレン機を天井または床に圧
着しあるいはメインボストのレール上を自走昇降する台
車のコンクリート表面ケレン機を壁に圧着して天井また は床あるいは壁の表面を所定深さにはつり、そのはつり
屑を集塵機で集めて汚染部を効率的に除去することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明を実施する装置の１実施例
を示し、第１図はメインボストおよび集塵機の斜視図、
第２図は全体組立図、第３図は走行レールとコンクリー
ト表面ケレン機回りの側面図、第４図はコンクリート表
面ケレン機の押付ハンドル回りの断面図、第５図はザブ
ボストによりメインボストを引き起こす際の説明図、第
６図はサブボストのレールジヨイント回りの側面図、第
７図（１）〜（７）、第８図（１）〜（４）および第９
図（１）〜（３）は本発明を実施する方法を示し、第７
図（１）〜（７）はそれぞれ天井除汚作業工程図、第８
図（１）〜（４）はそれぞれ床除染作業工程図、第９図
（１）〜（３）はそれぞれ壁除染作業工程図、第１０図
は本発明を応用した入隅出隅部の除染作業説明図、第１
１図はエアビックの説明図である。 １・・・メインボスト　　２・・・移動台車３・・・ボ
スト基部　　４・・・下部押付ジヤツキ　　６・・・ボ
スト　　７・・・上部押付ジヤツキ　　１１・・・走行
レール　　１２・・・走行台車　　１７・・・コンクリ
ート表面ケレン機　　１９・・・押付ハンドル　　３０
・・・サブボスト　　３１・・・移動台車　　３２・・
・ポスト基部　　３４・・・手巻きウィンチ　　３６・
・・ボスト　　４０・・・レールジヨイント４４・・・
ワイヤ　　５０・・・集塵機第３図 第７図 第７図 ４　　　　　　ｊコ 第９図 第８ 、（１） 図 第１０図 ム７

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）汚染場所の床と天井との間にメインポストとサブ
   ポストとを固定し、それらメインポストとサブポストと
   の間にレールを張設し、そのレール上を自走横行する台
   車にコンクリート表面ケレン機を取付け、そのコンクリ
   ート表面ケレン機を天井または床に圧着して天井または
   床の表面を所定深さにはつり、または床と天井との間に
   メインポストを固定し、その固定されたメインポストに
   沿つてレールを設け、そのレール上を自走昇降する台車
   にコンクリート表面ケレン機を取付け、そのコンクリー
   ト表面ケレン機を壁に圧着して壁の表面を所定深さには
   つり、そのはつり屑を集塵機で集めることを特徴とする
   除染方法。
2. （２）メインポスト、サブポストおよび集塵機からなり
   、メインポストは移動台車と、その移動台車に枢着され
   たポスト基部と、そのポスト基部に摺動自在に挿嵌され
   たポストと、そのポストを移動させる上部押付ジャッキ
   と、前記移動台車を昇降させる下部押付ジャッキと、前
   記ポストの任意の位置に固定可能に枢着されたレールと
   、そのレールに自走自在に取付けられた台車と、その台
   車に取付けられ汚染面をはつるコンクリート表面ケレン
   機と、そのコンクリート表面ケレン機を汚染面に圧着す
   るスプリングとからなり、サブポストは、移動台車と、
   その移動台車に立設されたポスト基部と、そのポスト基
   部に摺動自在に挿嵌されたポストと、そのポストを昇降
   させる上部押付ジャッキと、前記移動台車を昇降させる
   下部押付ジャッキと、前記移動台車に設けられワイヤを
   介し前記メインポストまたはレールを引き起こす手巻ウ
   インチと、その手巻ウインチで引き起こされたレールの
   端部を係止するとともに支持するレールジョイントとか
   らなり、集塵機はホースを介して前記コンクリート表面
   ケレン機に接続されていることを特徴とする除染装置。