JPS63123427A - 脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 悪臭の公害発生源となる臭気気体の脱臭や塗装ヒユーム
の脱臭処理等の一般税臭における脱臭装置の改良に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、臭気気体の脱臭には、触媒を利用した触媒脱臭と
、バーナにより加熱燃焼する直火焚脱臭等がある。

〔発明の解決しようとする問題点〕

触媒を利用して実施する触媒式脱臭装置は、小型ではあ
るが、処理気体には触媒毒が混在している場合が多く、
触媒寿命が短いため、触媒の交換が常に必要であり、且
つ、高価な触媒が多量に必要であり、触媒交換費用が非
常に嵩むという欠点があった。一方、直火型脱臭方式の
場合は、処理温度で約６５０℃〜７００℃の温度が必要
であり、しかも臭気気体と燃焼火焔との接触時間が０．
６秒以上必要とされているため、脱臭は良好でも装置が
大きくなるという欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では上記問題点を解決するために、直火式の脱臭
装置において、 ■流動槽（１）内を格子にて上下に仕切り、格子（３）
より下を臭気気体導入用の加熱室（２）とする。

■更に、臭気気体加熱用のバーナ（５）を加熱室（２）
に設置する。

■加熱室（？）内で５００℃程度迄加熱され、格子（３
）を通過して上昇した臭気気体によって流動層を形成す
る小粒層（４）を格子（３）上に堆積する。

；という技術的手段を採用している。

〔作　　　用〕

まず、脱臭被処理用の臭気気体を流動槽（１）の加熱室
（２）内に送入する。臭気気体の温度が加熱室（２）の
入口で約５００℃以下ならば、バーナ（５）にて適温ま
で昇温し、然る後、格子（３）を通って上昇させ、小粒
層（４）の堆積にて構成される流動層へ圧送する。する
と、上昇せる臭気気体は小粒層（４）を押し上げて溢流
となって流動層内を上昇し、小粒の触媒性と小粒の間を
溢流として通過する時の混合効果と相俟って悪臭成分の
酸化が促進され、良好な脱臭効果を示す。

〔実　施　例〕

本発明の実施例として、塗装ヒユームの脱臭についての
１例を示す。第１図は、本発明の概略要領図で、（１：
は流動槽でその底部に塗装オーブン（図示せず）から流
入した塗装ヒユームの加熱室（２）があり、加熱室（２
）の天井面を構成する格子（３）上にアルミナ小粒（４
）が積載されている。（５）は補助バーナで、加熱室（
２）に流入した塗装ヒユームの温度が低い時に加熱昇温
させるためのものである。（６）はサイクロンで、飛散
したアルミナ小粒を回収し、底部から流動槽（１）につ
ながっており、還流用管路（１６）を通してアルミナ小
粒（４）を流動槽（１）へ還す様になっている。又、流
動槽（１）を通り抜けた脱臭処理済みの脱臭ガスは、サ
イクロン（６）を経て、熱交換器（８）　　（１１）へ
と流通し、最後に大気に排出されるように構成されてい
る。第１熱交換器（８）は、塗装ヒユームと脱臭ガスと
の間で熱交換して、塗装ヒユームの温度を上昇させるた
めのものである。（９）は、オープンと第１熱交換器（
８）とを接続してオーブンから流出した塗装ヒユームを
第１熱交換器（８）へ流通させるための一次側低温配管
である。（１０）は、第１熱交換器（８）と加熱室（２
）とを接続する二次側高温配管で、熱交換によって昇温
した塗装ヒユームが流通する。第２熱交換器（１１）は
、清浄空気と脱臭ガスとの間で熱交換をするもので、清
浄空気入口配管（１２）と清浄空気出口配管（１３）が
それぞれ第２熱交換器（１１）に接続されている。この
清浄空気出口配管（１３）は分岐され、補助バーナ（５
）の燃焼空気配管（Ａ）と塗装オーブンへとそれぞれ接
続されている。

以上のように構成しであるので、今、塗装オーブンから
排出された塗装ヒユームが一次側低温配管（９）を流通
して熱交換器（８）に流入し、更に、二次側高温配管（
１０）を経て流動槽（１）の加熱室（２）へと流入する
。加熱室（２）内に流入した塗装ヒユームは補助バーナ
（５）の燃焼火炎により脱臭温度の約５００℃以下温さ
れ、格子（３）を通過して、アルミナ小粒層（４）へと
上昇流入する。アルミナ小粒層（４）内で塗装ヒユーム
は溢流となり、通過時は乱流となってアルミナ小粒の流
動層を形成し、塗装ヒユーム内の活性ガス成分は酸素分
子と結合して酸化燃焼し、ここで更に６００℃〜６５０
℃に昇温して完全に乳臭される。脱臭された脱臭ガスは
アルミナ小粒（４）を伴いつつサイクロン（６）へ流入
する。サイクロン（６）では説具ガスの流速が落ち、脱
臭ガスに混入して流入したアルミナ小粒（４）や脱臭ガ
ス内に含まれていた微粉体とが脱臭ガスより分離し、昇
温脱臭ガスは一次側低温配管ガス配管（７）を通って第
１熱交換器（８）へと流入する。一方、サイクロン（６
）で分離されたアルミナ小粒（４）と微粉体とは、還流
用管路（１６）を通って流動槽（１）内へと返還され、
再度脱臭作用に利用される。第１熱交換器（８）内に流
入した脱臭ガスは前述のように塗装オーブンより一次側
低温配管（９）を流通して来る塗装ヒユームと熱交換し
て、塗装ヒユームを昇温した後、２次側脱臭ガス低温配
管（１４）を経て第２熱交換器（１１）に流入する。

第２熱交換器（１１）へと流入した脱臭ガスは、前述の
ように清浄空気入口配管（１２）を流通して来る低温外
気と熱交換して外部へ大気放出される。

尚、−次側低温配管（９）を流通して第１熱交換器（８
）へ流入する塗装ヒユームの温度が高い場合は、点線で
示すバイパス配管（１５）を通して直接第２熱交換器（
１１）に流すようにする。

〔発明の効果〕

本発明によれば、流動槽内を格子にて上下に仕切り、格
子より下を臭気気体導入用の加熱室とすると共に臭気気
体加熱用のバーナを加熱室に設置しであるので、加熱室
に導入された臭気気体は脱臭処理開始に必要な温度（約
５００℃）まで昇温され、続いて格子を通過して上昇し
た加熱臭気気体によって流動層を形成する小粒層を格子
上に堆積しであるので、小粒の高温流動層を臭気気体が
乱流となって通過し、その結果高温流動層との接触時間
が長くなり、脱臭時における脱臭効率が著しく向上し、
且つ、脱臭温度を低くしても流動効果と小粒の触媒性と
相俟って充分な脱臭が可能であり、脱臭装置の小型化と
省エネルギーに多大の効果があるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図は概略要領をホサ折面口。 （１）・・・流動槽、　　　　　（２）・・・加熱室、
（３）・・・格子、　　　　　　（４）・・・アルミナ
小粒、（５）・・・補助バーナ、　　　（６）・・・サ
イクロン、（７）・・・−次側高温脱臭ガス配管、（８
）・・・第１熱交換器、　　（９）・・・−次側低温配
管、（１０）・・・二次側高温配管、（１１）・・・第
２熱交換器、（工２）・・・清浄空気入口配管（１３）
・・・清浄空気出口配管、（１４）・・・二次側低温脱
臭ガス配管、（１５）・・・バイパス配管、　　（１６
）・・・還流用管路。 旨　　・　　１ 間　　　　　　森　　　　義　明・　　　　１°、−−
−−１−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）流動槽内を格子にて上下に仕切り、格子より下を
   臭気気体導入用の加熱室とすると共に臭気気体加熱用の
   バーナを加熱室に設置し、格子を通過して上昇した加熱
   臭気気体によって流動層を形成する小粒層を格子上に堆
   積して成る事を特徴とする脱臭装置。
2. （２）アルミナ小粒にて小粒層を形成した事を特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載の脱臭装置。