JPS6311954Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は指圧盤に関するものである。

本考案の目的は簡単な構造で身体に良くなじ
み、つぼを効果的に刺激できる指圧盤を提供する
ことにある。

即ち本考案は可撓性基盤１の表面に多数の指圧
突起２を所定パターンで列設し、前記基盤１の裏
面に指圧突起２に位置的に対応する支持突起３を
列設して成る指圧盤において、指圧突起２又は支
持突起３の一方又は両方をそれ自体に設けたねじ
により着脱可能に取付けたことを特徴とする指圧
盤である。以下図面を参照して説明すると、第１
図、第３図乃至第５図の実施例は、合成樹脂製可
撓基盤１の全面に縦横多数の透孔４を列設すると
ともに指圧突起２と支持突起３を第２図に示すよ
うにねじ合わせ可能に形成し、該透孔４に基盤１
の表面Ｓ側から多数の指圧突起２の下端ねじ部２
ａを挿入するとともに、裏面S′から支持突起３の
そのねじ部３ａを螺合することにより指圧突起２
及び支持突起３共着脱できるようになつている
（第６図）。

而して指圧突起２は高さの異なるものを多数用
意し基盤１の一方から他方へ高さが徐々に高くな
るように、また平面井桁状に列設してあり、支持
突起３も同様のパターン、形状であるが、指圧突
起２のみ高さを変化させて支持突起３は同一のも
のとしても（第４図）、逆に指圧突起２は同一の
高さとし支持突起のみ高さを変化させるようにし
ても良い（第５図）。指圧突起２の高さを揃え、
支持突起３の高さを変えると、支持突起３の高さ
と身体各部例えば背中の弯曲形により基盤１が主
に変形して略均等な圧力による指圧がなされ、ま
た指圧突起２の高さを例えば身体背中の弯曲形に
合わせて配設すると基盤１を余り弯曲させずに同
様の作用を行なわせ得るから指圧作用が安定す
る。

各突起２，３の形状、基盤１への取付け方は前
記に限らず、例えば予め基盤１と一体に指圧突起
２を成形しておき、裏面にねじを有する突部を多
数成形し、各突部の外周のねじに支持突起３をそ
のねじ３ａで螺合することができ（第８図）、ま
た指圧突起２と支持突起３を一体に連結した形状
に成形しこれを基盤１の透孔４に嵌合または螺合
しても良い（第９図）。第７図の例は突起取付け
の他の変形例で、予め基盤１の所定位置の表裏に
おねじ１ａとめねじ１ｂを有する突部を夫々突設
し、これらに指圧突起２′及び支持突起３′を夫々
のめねじ２ｂ及びおねじ３′ａで螺着したもので
ある。尚、指圧突起２の基部等に蛇腹状構造部分
５を形成し圧力を緩和することもある（第９図参
照）。

本考案は以上のように構成されているので指圧
突起２或いはその対応位置に設けた支持突起３の
位置を自由に決められかつ夫々の高さも自由に変
えることができ、かつ基盤１は可撓性を有するの
で指圧面の曲がり具合や椅子等の支持面の具合に
より指圧突起２が曲面に倣つて傾斜すると基盤１
もそれに対応して撓み（第１０図、第１１図）従
つて身体の弯曲形状に適合させて指圧突起２を配
設できるため身体に良くなじみつぼを効果的に刺
激できる効果がある。特に本考案によれば、板状
基盤１の表面及び裏面に設置する指圧突起２及び
支持突起３の一方又は両方はねじ込み手段により
着脱可能に設けてあるから、表面又は裏面のいず
れか一方又は両方において突起配列の変更や高さ
調整が行なえ、その結果身体形状により良く適合
した指圧効果が得られ、突起２，３の着脱はそれ
らの一部に設けたねじによる螺合手段で容易に行
なえるから外力に対して丈夫であり、また使い勝
手も良い特徴がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の指圧盤の実施例を示すもので第１
図は全体斜視図、第２図は指圧突起、支持突起の
拡大斜視図、第３図、第４図及び第５図は各突起
の配設例を示す側面図、第６図乃至第９図は突起
取付部の例を示す断面図、第１０図、第１１図は
使用状態図である。 １……基盤、２……指圧突起、３……支持突
起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓性基盤１の表面に多数の指圧突起２を所
   定パターンで列設し、前記基盤１の裏面に指圧
   突起２に位置的に対応する支持突起３を列設し
   て成る指圧盤において、指圧突起２又は支持突
   起３の一方又は両方をそれ自体に設けたねじに
   より着脱可能に取付けたことを特徴とする指圧
   盤。 (2) 基盤１の所定位置に縦横多数の透孔４を列設
   し、指圧突起２と支持突起３はねじ合せ可能に
   形成し、基盤表裏から両突起２，３をねじ合
   せ、基盤１を挾持して取付けた実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の指圧盤。 (3) 所定の指圧突起２を多数一体に突設形成した
   基盤１の裏面にねじを有する突部を多数形成
   し、その突部に支持突起３をねじ部で螺合させ
   た実用新案登録請求の範囲第１項記載の指圧
   盤。 (4) 基盤１の所定位置の表裏に、ねじを有する突
   部を縦横多数成形し、その突部に指圧突起２と
   支持突起３を夫々のねじ部で螺合させた実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の指圧盤。 (5) 基盤１の所定位置に、めねじを有する透孔
   ４′を縦横多数列設し、その透孔４に嵌合又は
   螺合するおねじを指圧突起２と支持突起３が一
   体化した部分に設けた実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の指圧盤。 (6) 各突起２，３は蛇腹状構造部分５を有する実
   用新案登録請求の範囲第１項又は第５項のいず
   れかに記載の指圧盤。