JPS63117248A - コンクリ−トの温度ひび割れ評価方法および装置 - Google Patents
コンクリ−トの温度ひび割れ評価方法および装置Info
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- JPS63117248A JPS63117248A JP26227186A JP26227186A JPS63117248A JP S63117248 A JPS63117248 A JP S63117248A JP 26227186 A JP26227186 A JP 26227186A JP 26227186 A JP26227186 A JP 26227186A JP S63117248 A JPS63117248 A JP S63117248A
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、コンクリートの温度応力によるひび割れの発
生の有無を評価する方法と装置に関するしのである。
生の有無を評価する方法と装置に関するしのである。
「従来の技術」
設計・施工の対象となるコンクリートの打設後の部材の
温度経過や強度発現等を適切に予測し、コンクリートの
ひび割れ発生の有無を評価することは、コンクリート部
材の信頼性の確保と向上を図る上において重要な点であ
る。特に、コンクリート部材の中でも、構造体断面の大
きなマスコンクリートにあっては、構造体断面が大きい
ために水和熱が部材内に蓄積され、部材が高温状態にな
るとともに温度応力が発生するために、設計時および施
工時に温度ひび割れに対ずろ配慮が要求され、従って、
コンクリート強度の状態を施工者が適切に予測し管理す
る必要が生じていた。
温度経過や強度発現等を適切に予測し、コンクリートの
ひび割れ発生の有無を評価することは、コンクリート部
材の信頼性の確保と向上を図る上において重要な点であ
る。特に、コンクリート部材の中でも、構造体断面の大
きなマスコンクリートにあっては、構造体断面が大きい
ために水和熱が部材内に蓄積され、部材が高温状態にな
るとともに温度応力が発生するために、設計時および施
工時に温度ひび割れに対ずろ配慮が要求され、従って、
コンクリート強度の状態を施工者が適切に予測し管理す
る必要が生じていた。
ところが、このようなマスコンクリートでは、コンクリ
ートの打込み直後から非定常な高温状態を履歴するため
に、温度ひび割れ発生の危険性を適切に予測することは
極めて錐しいこととなっている。従ってマスコンクリー
トのコンクリート打込み後の温度ひび割れ発生の有無を
簡便かつ適切に予測するための手段の開発が望まれてい
る。
ートの打込み直後から非定常な高温状態を履歴するため
に、温度ひび割れ発生の危険性を適切に予測することは
極めて錐しいこととなっている。従ってマスコンクリー
トのコンクリート打込み後の温度ひび割れ発生の有無を
簡便かつ適切に予測するための手段の開発が望まれてい
る。
ところで従来行なわれているコンクリートの温度ひび割
れ発生の評価方法は、例えば第6図のフローに示すよう
に、以下に説明する■〜■の作業が必要であった。
れ発生の評価方法は、例えば第6図のフローに示すよう
に、以下に説明する■〜■の作業が必要であった。
すなわち、
■熱伝導率、熱拡散率、比熱、熱伝達率などの熱的諸特
性の実験と調査によって、コンクリートの温度経過を予
測する。
性の実験と調査によって、コンクリートの温度経過を予
測する。
■線膨張係数と弾性係数、更にはポアソン比等の物性値
を実験し、調査する。
を実験し、調査する。
■コンクリート構造物の外部拘束条件を評価する。
■温度応力を解析する。
■コンクリート強度の実験と調査を行う。
■温度応力とコンクリート強度の関係を比較検討する。
■ひび割れ発生の危険性を評価する。
「発明が解決しようとする問題点」
しかしながら、前記■〜■の作業を必要とする従来の温
度ひび割れの評価方法にあっては、以下に示すような解
決すべき問題点があった。
度ひび割れの評価方法にあっては、以下に示すような解
決すべき問題点があった。
(1)ひび割れ発生の危険性を評価するまでに種々の実
験と調査を必要とするために作業が極めて繁雑である。
験と調査を必要とするために作業が極めて繁雑である。
(2)前記■の作業で求められろ物性値は不明な点も多
く、適切な値を得る事は困難である。
く、適切な値を得る事は困難である。
(3)適切な物性値が求められないために、適切な温度
応力を求めることか困難であり、このためひび割れ発生
の危険性を的確に評価できない。
応力を求めることか困難であり、このためひび割れ発生
の危険性を的確に評価できない。
そこで本願発明者はコンクリートのひび割れ発生の危険
性を評価する新たな手段を追及し、種々の実験を行った
。その結果、実験から得られた定数である温度分布係数
を導入することによってひび割れの発生を評価できるこ
とを知見し本願発明に至った。
性を評価する新たな手段を追及し、種々の実験を行った
。その結果、実験から得られた定数である温度分布係数
を導入することによってひび割れの発生を評価できるこ
とを知見し本願発明に至った。
本発明方法は、前記背景に鑑みてなされたちのであり、
コンクリートの温度経過の値から温度分布係数を求め、
これを基にl温度応力によるひび割れ発生の有無を評価
することができ、種々の物性値の実験調査や温度応力解
析を行うことなく簡便かつ確実にコンクリートのひび割
れ評価を行うことができる方法を提供することを目的と
する。
コンクリートの温度経過の値から温度分布係数を求め、
これを基にl温度応力によるひび割れ発生の有無を評価
することができ、種々の物性値の実験調査や温度応力解
析を行うことなく簡便かつ確実にコンクリートのひび割
れ評価を行うことができる方法を提供することを目的と
する。
本発明の装置は、前記背景に鑑みてなされたもので、コ
ンクリートの温度経過の値からデータ処理装置によって
温度分布係数を算出し、この温度分布係数からデータ処
理装置がひび割れ評価を行い、その結果を表示装置によ
り作業者に知らせることができ、種々の物性値の実験調
査や温度応力解析を行うことなくひび割れ評価結果を確
実かつ容易に知ることができる評価装置を提供すること
を目的とする。
ンクリートの温度経過の値からデータ処理装置によって
温度分布係数を算出し、この温度分布係数からデータ処
理装置がひび割れ評価を行い、その結果を表示装置によ
り作業者に知らせることができ、種々の物性値の実験調
査や温度応力解析を行うことなくひび割れ評価結果を確
実かつ容易に知ることができる評価装置を提供すること
を目的とする。
「問題点を解決するための手段」
前記問題点を解決するために本発明は、コンクリートの
温度応力によるひび割れ発生の危険性を評価する方法に
おいて、打設後のコンクリートの温度経過の値を求め、
この値かう温度分布係数を求め、この温度分布係数を基
阜として温度応力によるひび割れ発生の危険性を評価す
る乙のである。
温度応力によるひび割れ発生の危険性を評価する方法に
おいて、打設後のコンクリートの温度経過の値を求め、
この値かう温度分布係数を求め、この温度分布係数を基
阜として温度応力によるひび割れ発生の危険性を評価す
る乙のである。
前記問題点を解決するために本発明はコンクリートの温
度経過の値を計測して算出する予測装置とコンクリート
の温度の解析値を求めろ解析装置の少なくとも一方と、
前記装置が;I出しノー温度の値を基に温度分布係数を
算出し、この温度分布係数を基にひび割れ発生の有無を
判断して信号を出すデータ処理装置と、前記データ処理
装置が光信した信号を表示する表示装置とから構成した
乙のである。
度経過の値を計測して算出する予測装置とコンクリート
の温度の解析値を求めろ解析装置の少なくとも一方と、
前記装置が;I出しノー温度の値を基に温度分布係数を
算出し、この温度分布係数を基にひび割れ発生の有無を
判断して信号を出すデータ処理装置と、前記データ処理
装置が光信した信号を表示する表示装置とから構成した
乙のである。
「作用」
コンクリートの温度経過により算定されろ温度分布係数
を指標として、定量的にコンクリートの温度ひび割れ発
生の危険性を把握オろことが可能になる。また、算定さ
れた温度分布係数の値によって、温度ひび割れ発生の危
険性が高い場合にはデータ処理装置が表示装置を作動さ
せるために、作業者が温度ひび割れ発生の危険性を容易
に知ることができる。
を指標として、定量的にコンクリートの温度ひび割れ発
生の危険性を把握オろことが可能になる。また、算定さ
れた温度分布係数の値によって、温度ひび割れ発生の危
険性が高い場合にはデータ処理装置が表示装置を作動さ
せるために、作業者が温度ひび割れ発生の危険性を容易
に知ることができる。
「実施例」
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、本実施例の装
置は、温度予測装置1および熱伝導解析装置1aと、温
度予測装置lおよび熱電導解析装置に接続されたパーソ
ナルコンピュータ等のデータ処理装置2と、このデータ
処理装置2に接続されたプリンタ3およびブロック4と
、プリンタ3に接続された表示装置5を主体として構成
されている。
置は、温度予測装置1および熱伝導解析装置1aと、温
度予測装置lおよび熱電導解析装置に接続されたパーソ
ナルコンピュータ等のデータ処理装置2と、このデータ
処理装置2に接続されたプリンタ3およびブロック4と
、プリンタ3に接続された表示装置5を主体として構成
されている。
前記温度予測装置lは、マスコンクリートのシュミレー
ション装置を用いてなされる打設コンクリートの温度経
過を計測する装置である。前記シュミレーション装置は
、断熱材により囲まれた空間にマスコンクリートを打設
してコンクリート部材を構成し、このコンクリート部材
内の各所に温度測定センサを埋設して構成され、コンク
リート部材内の各所における温度経過を実測する装置で
ある。前記マスコンクリートのシュミレーション装置に
より得られたマスコンクリートの温度測定値は温度経過
予i+j値としてデータ処理装置2に人力される。また
、前記熱伝導解析装置1aは、熱伝導率や熱拡散率、比
熱、熱伝達率等からマスコンクリートの温度経過の計算
値を算出するマイクロコンピュータ等から構成され、そ
の算出結果を前記データ処理装置2に、前記温度予測装
置1とは別個にデータを人力できるようになっている。
ション装置を用いてなされる打設コンクリートの温度経
過を計測する装置である。前記シュミレーション装置は
、断熱材により囲まれた空間にマスコンクリートを打設
してコンクリート部材を構成し、このコンクリート部材
内の各所に温度測定センサを埋設して構成され、コンク
リート部材内の各所における温度経過を実測する装置で
ある。前記マスコンクリートのシュミレーション装置に
より得られたマスコンクリートの温度測定値は温度経過
予i+j値としてデータ処理装置2に人力される。また
、前記熱伝導解析装置1aは、熱伝導率や熱拡散率、比
熱、熱伝達率等からマスコンクリートの温度経過の計算
値を算出するマイクロコンピュータ等から構成され、そ
の算出結果を前記データ処理装置2に、前記温度予測装
置1とは別個にデータを人力できるようになっている。
前記データ処理装置2は、後述する式により与えられる
温度分布係数F。0を前記温度経過予測値、あるいは、
温度経過の計算値から自動的に算出し、このFo。値を
基に後述の第4図に示すデータと比較検討してひび割れ
発生の危険性の有無を判定し、その結果を出力するもの
である。
温度分布係数F。0を前記温度経過予測値、あるいは、
温度経過の計算値から自動的に算出し、このFo。値を
基に後述の第4図に示すデータと比較検討してひび割れ
発生の危険性の有無を判定し、その結果を出力するもの
である。
前記プリンタ3とプロッタ4はデータ処理装置2が算出
した結果を作図し、図示するためのらのであり、表示装
置5はデータ処理装置2が出力した結果においてひび割
れ発生に危険性が高い場合にランプやブザーで警告する
自動表示盤から構成されている。
した結果を作図し、図示するためのらのであり、表示装
置5はデータ処理装置2が出力した結果においてひび割
れ発生に危険性が高い場合にランプやブザーで警告する
自動表示盤から構成されている。
また、前記データ処理装置2には、実施工コンクリート
部材6における温度経過の実測値を計測する計測装置7
が接続され、この計測装置7が測定した温度経過の値が
データ処理装置2に入力されろようになっている。なお
、前記実施工のコンクリート部材6は実際に打設された
コンクリート構造体である。
部材6における温度経過の実測値を計測する計測装置7
が接続され、この計測装置7が測定した温度経過の値が
データ処理装置2に入力されろようになっている。なお
、前記実施工のコンクリート部材6は実際に打設された
コンクリート構造体である。
前記構成の装置によりひび割れ発生の危険性を評価する
場合は、第2図に示すフローに従って評価がなされる。
場合は、第2図に示すフローに従って評価がなされる。
まず、温度予測装置lによりマスコンクリートの温度経
過予測を行い、この予測の徐に外部拘束条件の評価を行
い、更に、データ処理装置2によって温度分布係数F。
過予測を行い、この予測の徐に外部拘束条件の評価を行
い、更に、データ処理装置2によって温度分布係数F。
。の算定を行い、温度分布係数F。0をパラメータとし
てひび割れ発生の危険性をデータ処理装置2が評価する
。この温度分布係数F。0をプリンタ3とブロック4が
記録するとともに、温度分布係数F。。の値の大小によ
りデータ処理装置2がひび割れ発生の危険性が高いこと
を評価すると表示装置5がランプの点灯やブザー音で作
業者に警告を発する。これにより作業者はひび割れ発生
の危険性が高いことを知ることができる。また、前記装
置を用いて行うひび割れ評価方法に際し、実測する必要
があるデータはマスコンクリートの温度経過予測値であ
り、第6図に示す従来方法において必要であった物性値
の実験や測定と温度応力の解析、更には、強度の実験と
調査が不要になるために、従来方法に比較して簡単にひ
び割れ評価ができるようになる。
てひび割れ発生の危険性をデータ処理装置2が評価する
。この温度分布係数F。0をプリンタ3とブロック4が
記録するとともに、温度分布係数F。。の値の大小によ
りデータ処理装置2がひび割れ発生の危険性が高いこと
を評価すると表示装置5がランプの点灯やブザー音で作
業者に警告を発する。これにより作業者はひび割れ発生
の危険性が高いことを知ることができる。また、前記装
置を用いて行うひび割れ評価方法に際し、実測する必要
があるデータはマスコンクリートの温度経過予測値であ
り、第6図に示す従来方法において必要であった物性値
の実験や測定と温度応力の解析、更には、強度の実験と
調査が不要になるために、従来方法に比較して簡単にひ
び割れ評価ができるようになる。
また実施工時には、実施工のコンクリート部材の温度経
過を測定し、その値に基きデータ処理装置2により温度
分布係数F。0を算出する。そしてこの温度分布係数F
0゜の値に基づき、車面に行った予測値との食い違いを
確認し、実施工のコンクリート部材のひび割れ発生の危
険性の管理がなされろ。
過を測定し、その値に基きデータ処理装置2により温度
分布係数F。0を算出する。そしてこの温度分布係数F
0゜の値に基づき、車面に行った予測値との食い違いを
確認し、実施工のコンクリート部材のひび割れ発生の危
険性の管理がなされろ。
ところで以下に、本願発明者が実験から規定した温度分
布係数F0とFo。について説明する。
布係数F0とFo。について説明する。
まず、温度分布係数にはマスコンクリートの温度変化速
度が大きい場合に算出されるF。と、マスコンクリート
の温度変化が小さい場合に算出されるF。。の2種があ
る。
度が大きい場合に算出されるF。と、マスコンクリート
の温度変化が小さい場合に算出されるF。。の2種があ
る。
まず、Foについて説明する。
弾性温度応力の算定式は、一般に線膨張係数α(℃−’
)、ポアソン比νと弾性係数E (kg/cm’)の物
性値を変数とする関数部分と、温度T(”C)と中心か
らの位置r(cm)を変数とする関数部分の2つに区分
することができる。
)、ポアソン比νと弾性係数E (kg/cm’)の物
性値を変数とする関数部分と、温度T(”C)と中心か
らの位置r(cm)を変数とする関数部分の2つに区分
することができる。
そして、Tとrを変数とする関数部分をF(T、r)と
して平面歪状態を考えると、弾性温度応力σ。
して平面歪状態を考えると、弾性温度応力σ。
は一般に、以下の(1)式で与えられる。
σ、=αE −F (T 、 r ) ・・・・・・
(1)1− ν ここで、マスコンクリートが中実円盤からなる場合、そ
の円盤の円周方向に対するF(T、r)は以下の(2)
式で与えられる。
(1)1− ν ここで、マスコンクリートが中実円盤からなる場合、そ
の円盤の円周方向に対するF(T、r)は以下の(2)
式で与えられる。
ただし、roは半径(cm)、T (r)はrの位置の
温度を示す。
温度を示す。
ここで、最大引張応力σa maxがコンクリートの引
張強度「tと一致した時にひび割れが発生すると考え、
σ9 maXが生じる位置をrmとすると、前記(1)
式からひび割れ発生時には後記の(4)式が成立する。
張強度「tと一致した時にひび割れが発生すると考え、
σ9 maXが生じる位置をrmとすると、前記(1)
式からひび割れ発生時には後記の(4)式が成立する。
=1 ・・・・・・(4)また、弾性
歪εが近似的にε−σ/Eによって表され、最大引張歪
が一定の全能力ε。と一致した時にひび割れが発生する
と考えると、ひび割れ発生時には以下の(5)式が成立
する。
歪εが近似的にε−σ/Eによって表され、最大引張歪
が一定の全能力ε。と一致した時にひび割れが発生する
と考えると、ひび割れ発生時には以下の(5)式が成立
する。
ただし、rmは最大引張温度応力(または歪)を生じる
位置の中心からの距離(cm) ここで、前記(4)、(5)式に対してα/(1−ν)
=(一定)、が近似的に成立すると仮定すると、(5)
式からひび割れ発生条件はF (T 、rm)X E
/ ft=a(一定)となり、Eと「tとの間に一定の
関係が存在するなら、F (T 、rm)とひび割れ発
生条件との間に一定の成立する可能性がある。また、(
5)式に基づくとF (T 、rm)−b(一定)がひ
び割れ発生条件となり、F (T 、rm)の大きさに
よってひび割れ発生の危険性を評価できる。
位置の中心からの距離(cm) ここで、前記(4)、(5)式に対してα/(1−ν)
=(一定)、が近似的に成立すると仮定すると、(5)
式からひび割れ発生条件はF (T 、rm)X E
/ ft=a(一定)となり、Eと「tとの間に一定の
関係が存在するなら、F (T 、rm)とひび割れ発
生条件との間に一定の成立する可能性がある。また、(
5)式に基づくとF (T 、rm)−b(一定)がひ
び割れ発生条件となり、F (T 、rm)の大きさに
よってひび割れ発生の危険性を評価できる。
このため、最大引張温度応力または最大引張歪を示す位
置にrmrmにおける温度と距離の関数部の値F (T
、rm)を温度分布係数F0と定義してF。
置にrmrmにおける温度と距離の関数部の値F (T
、rm)を温度分布係数F0と定義してF。
の大きさと1量度ひび割れの関係を検討できる。
ここで、中実円盤円周方向の温度分布係数F0は以下の
(6)式で与えられ・る。
(6)式で与えられ・る。
Fo(円盤)= F (T 、rm rm)−T(□)
・・・・・・(6)また、矩形断面の
マスコンクリートの場合、位置rが断面中心軸からの距
離りとなり、F (’D 、h)が以下の(7)式で与
えられるので、この場合の温度分布係数1?。は以下の
(8)式で与えられろ。
・・・・・・(6)また、矩形断面の
マスコンクリートの場合、位置rが断面中心軸からの距
離りとなり、F (’D 、h)が以下の(7)式で与
えられるので、この場合の温度分布係数1?。は以下の
(8)式で与えられろ。
Fo(矩形板)= F (T 、hm hm)ただし、
hは矩形断面中心からの距離(cm)、hoは中心軸か
ら表面までの距離(cm)、hmは最大引張温度応力(
または歪)を生じる位置の中心軸からの距離(am)を
示す。
hは矩形断面中心からの距離(cm)、hoは中心軸か
ら表面までの距離(cm)、hmは最大引張温度応力(
または歪)を生じる位置の中心軸からの距離(am)を
示す。
更にここで、σθmaxまたはε、 maxは円盤外周
面部に生じるから、rm= roの条件を前記(6)式
に代入することによって円盤状のマスコンクリートの温
度分布係数F。は以下に示す(9)式によって与えられ
ろ。
面部に生じるから、rm= roの条件を前記(6)式
に代入することによって円盤状のマスコンクリートの温
度分布係数F。は以下に示す(9)式によって与えられ
ろ。
(9)式において、マスコンクリートの半径方向の温度
分布状態T (r)を温度実測結果を基に近似し、これ
を(9)式に代入することによってF。の値を算出する
ことができる。
分布状態T (r)を温度実測結果を基に近似し、これ
を(9)式に代入することによってF。の値を算出する
ことができる。
第3図は本願発明者らが作成した複数のマスコンクリー
ト試験体(厚さが各々100 mm、直径が200n+
mと350n+n+と700mmの3種類の試験体)を
用いて行ったひび割れ発生試験の結果とF。値と引張強
度低下率の関係を示した線図である。
ト試験体(厚さが各々100 mm、直径が200n+
mと350n+n+と700mmの3種類の試験体)を
用いて行ったひび割れ発生試験の結果とF。値と引張強
度低下率の関係を示した線図である。
マスコンクリート試験体は、その上下両面中央に加熱用
ヒータが設置され、試験体の上下両面を断熱材で覆って
設置されるとと乙に、マスコンクリート試験体の内部に
は複数の温度センサを埋設して試験体各部の温度を実測
できるようにした。
ヒータが設置され、試験体の上下両面を断熱材で覆って
設置されるとと乙に、マスコンクリート試験体の内部に
は複数の温度センサを埋設して試験体各部の温度を実測
できるようにした。
そして各マスコンクリート試験体をヒータで加熱し、試
験体の中心部と表面部との間に強制的に温度差を生じさ
せた。試験体に与える中心部と表面部の温度差は10〜
50℃の範囲に設定したしのと、特に設定せずにひび割
れ発生に至るまで増加させたものの2種類とした。なお
、温度差の増加速度は306C/時間を目安としている
。
験体の中心部と表面部との間に強制的に温度差を生じさ
せた。試験体に与える中心部と表面部の温度差は10〜
50℃の範囲に設定したしのと、特に設定せずにひび割
れ発生に至るまで増加させたものの2種類とした。なお
、温度差の増加速度は306C/時間を目安としている
。
前述のひび割れ発生試験において、ひび割れ発生に至ら
なかった試験体は、発生している温度応力の大きさを間
接的に評価することを目的として、試験体中心部と外周
表面部の温度差を一定に保ちなからJIS11+3に嘔
じて引張り強度f”tkg/cm’を求めた。また、こ
れと並行して加熱していない同一形状寸法の試験体の引
張り強度rt(kg/ am’)を求め、f’tとft
とから以下の(10)式に基いて引張強度低下率(%)
を求めた。
なかった試験体は、発生している温度応力の大きさを間
接的に評価することを目的として、試験体中心部と外周
表面部の温度差を一定に保ちなからJIS11+3に嘔
じて引張り強度f”tkg/cm’を求めた。また、こ
れと並行して加熱していない同一形状寸法の試験体の引
張り強度rt(kg/ am’)を求め、f’tとft
とから以下の(10)式に基いて引張強度低下率(%)
を求めた。
1を
第3図に前記(10)式に基いて算出された各試験体の
引張強度低下率と温度分布係数F。の関係を示した。
引張強度低下率と温度分布係数F。の関係を示した。
第3図から、温度分布係数F。を指標として、マスコン
クリートの温度変化速度が大きい場合のひび割れ発生状
況を把握できることが明らかである。そして、第3図に
示す結果から、Foの値によりマスコンクリート状態を
次の4つに区分できることが明らかとなった。
クリートの温度変化速度が大きい場合のひび割れ発生状
況を把握できることが明らかである。そして、第3図に
示す結果から、Foの値によりマスコンクリート状態を
次の4つに区分できることが明らかとなった。
l)安全域 (0℃≦Pa≦6℃)2)危険
域 (6℃< F o≦9℃)3)ひび割れ
発生限界 (9°<Fo≦12°)4)ひび割れ領域
(FO>12°C)次に、マスコンクリートにおけ
る温度変化速度が小さい場合の温度分布係数F0゜につ
いて説明する。
域 (6℃< F o≦9℃)3)ひび割れ
発生限界 (9°<Fo≦12°)4)ひび割れ領域
(FO>12°C)次に、マスコンクリートにおけ
る温度変化速度が小さい場合の温度分布係数F0゜につ
いて説明する。
温度変化速度が小さく、応力や歪が緩やかに進行する場
合、マスコンクリートの温度応力は経時的に進行ずろ流
動によって顕著な影響を受ける。
合、マスコンクリートの温度応力は経時的に進行ずろ流
動によって顕著な影響を受ける。
従って流動の影響を受ける場合、ひび割れ発生を評価す
るためのの指標となるF。0を求めるには流動影響によ
る補正係数Rを利用して前記F。を補正する必要を生じ
る。
るためのの指標となるF。0を求めるには流動影響によ
る補正係数Rを利用して前記F。を補正する必要を生じ
る。
ところで、前記F。と最大引張温度応力σ、 maXの
関係は、流動を無視した場合、形状や方向にかかわらず
一般に以下の(11)式で示される。
関係は、流動を無視した場合、形状や方向にかかわらず
一般に以下の(11)式で示される。
また、弾性歪εが近似的にε−σ/Eによって表される
とすると、Foと最大引張歪ε9 maXとの間に以下
の(I2)が成立する。
とすると、Foと最大引張歪ε9 maXとの間に以下
の(I2)が成立する。
l −ν
ここで、流動による影響を無視できない場合を考え、温
度変化開始材令がt。で温度変化開始後の経過時間がt
の時の真の弾性係数をE ’ (t、to)とすると、
実際に発生する温度応力はσl 1IlaXは以下の(
13)式により与えられる。
度変化開始材令がt。で温度変化開始後の経過時間がt
の時の真の弾性係数をE ’ (t、to)とすると、
実際に発生する温度応力はσl 1IlaXは以下の(
13)式により与えられる。
a ’e max=−E ’ (t、to)X F o
−−(13)■−ν ここで先に説明した温度変化速度が大きな場合のLが約
1〜2時間程度であったことと、通常のコンクリート構
造物において1時間以下でひび割れに至る可能性は事故
等の特殊な場合以外には考えられないことなどから、t
=1時間を基準としてt>1時間における流動による影
¥!lff1を評価し把握してみる。
−−(13)■−ν ここで先に説明した温度変化速度が大きな場合のLが約
1〜2時間程度であったことと、通常のコンクリート構
造物において1時間以下でひび割れに至る可能性は事故
等の特殊な場合以外には考えられないことなどから、t
=1時間を基準としてt>1時間における流動による影
¥!lff1を評価し把握してみる。
即ち、t=1時間におけるE ’ (t、to)を基準
とすることにより任意のt(ただしt≧1時間)に対す
るE ’ (t、to)を以下の(14)式で与え、こ
の(14)式におけるR (t、tQ)を実験結果から
求めることにより、Rを利用して流動による影響量を評
価し把握することにした。なお、(14)式を前記(1
3)式に代入することにより以下の(15)式が得られ
る。
とすることにより任意のt(ただしt≧1時間)に対す
るE ’ (t、to)を以下の(14)式で与え、こ
の(14)式におけるR (t、tQ)を実験結果から
求めることにより、Rを利用して流動による影響量を評
価し把握することにした。なお、(14)式を前記(1
3)式に代入することにより以下の(15)式が得られ
る。
ここで、流動による影響が無視できない場合のコンクリ
ートの熱挙動においては、流動による影響を補正した最
大引張温度応力σ’a maxがコンクリートの引張強
度nと一致したときに温度ひび割れが発生ずると考える
と、ひび割れ発生時には前記(15)式から以下の(1
6)式が成立する。
ートの熱挙動においては、流動による影響を補正した最
大引張温度応力σ’a maxがコンクリートの引張強
度nと一致したときに温度ひび割れが発生ずると考える
と、ひび割れ発生時には前記(15)式から以下の(1
6)式が成立する。
−□ = 1 ・・・・・・(16)t
ところで、前述したように比較的急激な温度変化の場合
の(11)式と(12)式において、σ6 mayがコ
ンクリートの引張り強度と一致した時にひび割れが発生
すると考えると(11)式よりひび割れ発生時には以下
の(17)式が成立し、ε、 may、がコンクリート
の全能力ε。と一致した時にひび割れが発生すると考え
ると、前記(12)式よりひび割れ発生時には以下の(
18)式が成立する。
の(11)式と(12)式において、σ6 mayがコ
ンクリートの引張り強度と一致した時にひび割れが発生
すると考えると(11)式よりひび割れ発生時には以下
の(17)式が成立し、ε、 may、がコンクリート
の全能力ε。と一致した時にひび割れが発生すると考え
ると、前記(12)式よりひび割れ発生時には以下の(
18)式が成立する。
また、ひび割れ発生時には近似的にF。勾(一定)が成
立するという条件を前記(17)式と(18)式に代入
すると以下の(19)式と(20)式が誘導される。
立するという条件を前記(17)式と(18)式に代入
すると以下の(19)式と(20)式が誘導される。
・−一□ ζ B(一定)・・・・・・(20)!−ν
ε。 Pa 前記(19)式は比較的急激な温度変化の場合に導き出
された式であるため、流動による影響を考慮した場合を
基準としたt=1時間におけるE’(t=1時間、 t
o)に対して以下の(21)式が成立する。また、(2
1)式を前述の(16)式に代入することによって、流
動による影響を補正した最大引張温度応力σ+amaX
と温度分布係数F。との間に(22)式が成立する。
ε。 Pa 前記(19)式は比較的急激な温度変化の場合に導き出
された式であるため、流動による影響を考慮した場合を
基準としたt=1時間におけるE’(t=1時間、 t
o)に対して以下の(21)式が成立する。また、(2
1)式を前述の(16)式に代入することによって、流
動による影響を補正した最大引張温度応力σ+amaX
と温度分布係数F。との間に(22)式が成立する。
ここで(22)式に基づくと、流動による影響を補正し
た最大引張温度応力の大きさとコンクリートの引張り強
度の関係で温度ひび割れ発生の危険性を評価することと
、流動による影響の補正係数Rを導入してF、/(1+
11)の大きさによって評価を行うことは、近似的に等
しい関係にあるものと判断される。ここに、流動による
影響量を補正係数Rによって補正した温度分布係数をF
。。とするとF。0は以下の(23)式によって与えら
れる。
た最大引張温度応力の大きさとコンクリートの引張り強
度の関係で温度ひび割れ発生の危険性を評価することと
、流動による影響の補正係数Rを導入してF、/(1+
11)の大きさによって評価を行うことは、近似的に等
しい関係にあるものと判断される。ここに、流動による
影響量を補正係数Rによって補正した温度分布係数をF
。。とするとF。0は以下の(23)式によって与えら
れる。
ただし、温度変化開始後の経過時間t>1時間「計算例
」 次に前記(23)式に基き、実際にF。0を算出する例
について説明する。
」 次に前記(23)式に基き、実際にF。0を算出する例
について説明する。
まず、幅400 m1ll、長さ1200 mm、厚さ
125mmの矩形板コンクリートの試験体を用意し、こ
の試験体の表面中央部に加熱器を設置し、全体を断熱材
で覆った試験モデルを作成した。この矩形板コンクリー
トを加熱器で強制的に加熱した場合のF。0を算出して
みる。
125mmの矩形板コンクリートの試験体を用意し、こ
の試験体の表面中央部に加熱器を設置し、全体を断熱材
で覆った試験モデルを作成した。この矩形板コンクリー
トを加熱器で強制的に加熱した場合のF。0を算出して
みる。
本試験では、矩形板コンクリートの長辺方向に最大引張
り温度応力が発生するので、温度分布係数F。は前出の
(8)式から以下の(24)式で与えられる。
り温度応力が発生するので、温度分布係数F。は前出の
(8)式から以下の(24)式で与えられる。
−T(y=±C) ・・・・・・(24)
ただし、Cは中心軸から゛矩形板コンクリート表面まで
の距離(=板厚/2)を示す。
ただし、Cは中心軸から゛矩形板コンクリート表面まで
の距離(=板厚/2)を示す。
ここで矩形板コンクリートの短辺方向の温度分布状態は
矩形板コンクリートの中心軸に対して軸対象であるため
、前記(24)式の第2項は消去され、この場合のF。
矩形板コンクリートの中心軸に対して軸対象であるため
、前記(24)式の第2項は消去され、この場合のF。
は以下の(25)式で与えられる。
即ち、前記(25)式により算定したF。を前出の(2
3)式に基づき補正することによって矩形板コンクリー
トにおける流動による影響を補正した温度分布係数F。
3)式に基づき補正することによって矩形板コンクリー
トにおける流動による影響を補正した温度分布係数F。
0を算定できる。
ここで、本考案者は種々の実験からR(t、to)を求
める複数の算定式を得ている。
める複数の算定式を得ている。
これら算定式のうち、コンクリートの打ち込み後12時
間までの極めて流動的と思われる領域におけるR値は1
、631ogt+ 0.696 (logt)!の式
によって計算できることを確認している。
間までの極めて流動的と思われる領域におけるR値は1
、631ogt+ 0.696 (logt)!の式
によって計算できることを確認している。
従って、例えば、前記試験体における材令12時間の場
合のR値、即ち、R(12Hr、OHr)を算定するに
は前記式のtに12を代入することによって2.57を
算出することができる。更に、前記試験体におけるF。
合のR値、即ち、R(12Hr、OHr)を算定するに
は前記式のtに12を代入することによって2.57を
算出することができる。更に、前記試験体におけるF。
の値は前記(25)式から17.55を得ることができ
る。
る。
従って、前記(23)式のF。に17.55を代入し、
R(t、to)に2.57を代入してFoo=4.92
を得ることができる。
R(t、to)に2.57を代入してFoo=4.92
を得ることができる。
ところで、コンクリート打ち込み後のFo。の経時的な
変化の場合には、以下の(26)式と(27)式と(2
8)式によりR(t、to)を算定することができる。
変化の場合には、以下の(26)式と(27)式と(2
8)式によりR(t、to)を算定することができる。
R(t、to)=alogt+b(logt)’
−−−−−−(26)a= (1,345−0,572
・lOgto) ” ・・’ ・” (27)b=0
.1856 0.08341ogto ・・・・
・・(2g)一方、第4図に前記各式に基づいて算出さ
れた種々の試験体の引張り強度低下率と温度分布係数F
ooの関係を示した。
−−−−−−(26)a= (1,345−0,572
・lOgto) ” ・・’ ・” (27)b=0
.1856 0.08341ogto ・・・・
・・(2g)一方、第4図に前記各式に基づいて算出さ
れた種々の試験体の引張り強度低下率と温度分布係数F
ooの関係を示した。
第4図から、温度分布係数F。0を指標として、マスコ
ンクリートの温度変化速度が遅い場合のひび割れ状況を
把握できることが明らかになった。
ンクリートの温度変化速度が遅い場合のひび割れ状況を
把握できることが明らかになった。
そして第4図に示す結果から、Fooの値によりマスコ
ンクリートの状態を次の4つに区分できろことが明らか
となった。
ンクリートの状態を次の4つに区分できろことが明らか
となった。
l)安全域 (0°C≦Foo≦6°C)
2)危険域 (6℃<Foo≦9°C)3
)ひび割れ発生限界 (9℃くF。。612°C)4
)ひび割れ領域 (FOO>12°C)従って前
述の各計算式をデータ処理装置2に人力し、温度予測装
置lが計測したデータを処理さU・てF。0を算出し、
その値を前記l)〜=1 )に当てはめ、その結果によ
りひび割れ発生の危険性が大きい場合にデータ処理装置
2が表示装置5を作動させろようにしておけば良い。
2)危険域 (6℃<Foo≦9°C)3
)ひび割れ発生限界 (9℃くF。。612°C)4
)ひび割れ領域 (FOO>12°C)従って前
述の各計算式をデータ処理装置2に人力し、温度予測装
置lが計測したデータを処理さU・てF。0を算出し、
その値を前記l)〜=1 )に当てはめ、その結果によ
りひび割れ発生の危険性が大きい場合にデータ処理装置
2が表示装置5を作動させろようにしておけば良い。
第5図は本願発明者らが行った実験において、種々の条
件下におけるコンクリート部材の温度ひび割れ発生の有
無を示している。
件下におけるコンクリート部材の温度ひび割れ発生の有
無を示している。
第5図に示す結果によれば%FOOが安全域の値の場合
、ひび割れを発生したコンクリート部材は皆無であり、
また、ひび割れ領域に至ったコンクリート部材は総てに
ひび割れが発生していることが判明している。各コンク
リート部材は、危険域からひび割れ発生限界にかけて次
々にひび割れ発生に至るものと考えられ、Fo。を指標
とする温度ひび割れ発生の危険性評価方法が実施工のコ
ンクリート部材に対して適用できることが判断できる。
、ひび割れを発生したコンクリート部材は皆無であり、
また、ひび割れ領域に至ったコンクリート部材は総てに
ひび割れが発生していることが判明している。各コンク
リート部材は、危険域からひび割れ発生限界にかけて次
々にひび割れ発生に至るものと考えられ、Fo。を指標
とする温度ひび割れ発生の危険性評価方法が実施工のコ
ンクリート部材に対して適用できることが判断できる。
「発明の効果」
以上説明したように本発明の方法は、打設後のコンクリ
ートの温度経過の値を基に温度分布係数を算出し、この
温度分布係数の値によりひび割れ発生の危険性を評価す
るものであるために、極めて確実、かつ容易にひび割れ
発生の危険性を評価できる。また、ひび割れ発生の評価
に際し、コンクリートの温度経過の予測値を測定するこ
とにより評価できるために、従来行っていた物性値の測
定や応力計算の必要がなくなり、その分評価作業が容易
になる効果がある。
ートの温度経過の値を基に温度分布係数を算出し、この
温度分布係数の値によりひび割れ発生の危険性を評価す
るものであるために、極めて確実、かつ容易にひび割れ
発生の危険性を評価できる。また、ひび割れ発生の評価
に際し、コンクリートの温度経過の予測値を測定するこ
とにより評価できるために、従来行っていた物性値の測
定や応力計算の必要がなくなり、その分評価作業が容易
になる効果がある。
また、本発明の装置は、測定された温度経過の予測値か
ら温度分布係数をデータ処理装置が算出し、温度分布係
数の値によりデータ処理装置が表示装置を作動させてひ
び割れ発生の危険性を知らせるために温度経過の予測値
を測定することによって容易にひび割れ発生状況を知る
ことができる。
ら温度分布係数をデータ処理装置が算出し、温度分布係
数の値によりデータ処理装置が表示装置を作動させてひ
び割れ発生の危険性を知らせるために温度経過の予測値
を測定することによって容易にひび割れ発生状況を知る
ことができる。
また、従来行っていた物性値の測定や応力計算の必要が
なくなるために、ひび割れ発生の評価作業を従来より容
易にできる効果がある。
なくなるために、ひび割れ発生の評価作業を従来より容
易にできる効果がある。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は本発明方法によるひび割れ評価法の一例のフローチャ
ート、第3図は温度分布係数F。とひび割れ発生状況を
示す線図、第4図は温度分布係数F0゜とひび割れ発生
状況を示す線図、第5図はひび割れ発生状況を示す説明
図、第6図は従来のひび割れ評価方法のフローチャート
である。 1・・・・・・温度予測装置、2・・・・・・データ処
理装置、3・・・・・・プリンタ、 4・・・・・
・プロッタ、5・・・・・・表示装置。
は本発明方法によるひび割れ評価法の一例のフローチャ
ート、第3図は温度分布係数F。とひび割れ発生状況を
示す線図、第4図は温度分布係数F0゜とひび割れ発生
状況を示す線図、第5図はひび割れ発生状況を示す説明
図、第6図は従来のひび割れ評価方法のフローチャート
である。 1・・・・・・温度予測装置、2・・・・・・データ処
理装置、3・・・・・・プリンタ、 4・・・・・
・プロッタ、5・・・・・・表示装置。
Claims (2)
- (1)コンクリートの温度応力によるひび割れ発生の危
険性を評価する方法において、打設後のコンクリートの
温度経過の値を求め、この値から温度分布係数を求め、
この温度分布係数の値を基準として温度応力によるひび
割れ発生の危険性を評価することを特徴とするコンクリ
ートの温度ひび割れ評価方法。 - (2)コンクリートの温度経過の値を計測して算出する
予測装置とコンクリートの熱伝導解析による温度の解析
値を算出する算出装置の少なくとも一方と、前記装置が
算出した温度の値を基に温度分布係数を算出し、この温
度分布係数を基にひび割れ発生の有無を判断して信号を
出すデータ処理装置と、前記データ処理装置が出力した
信号に応じてひび割れ発生の危険性を表示する表示装置
とからなることを特徴とするコンクリートの温度ひび割
れ評価装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26227186A JPH0772725B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | コンクリ−トの温度ひび割れ評価方法および装置 |
CA000551020A CA1305769C (en) | 1986-11-04 | 1987-11-04 | Method for predicting and controlling the strength development of concrete and apparatus therefor |
US07/453,189 US5041987A (en) | 1986-11-04 | 1989-12-19 | Method for predicting and controlling the strength development of concrete and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26227186A JPH0772725B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | コンクリ−トの温度ひび割れ評価方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117248A true JPS63117248A (ja) | 1988-05-21 |
JPH0772725B2 JPH0772725B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=17373472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26227186A Expired - Lifetime JPH0772725B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | コンクリ−トの温度ひび割れ評価方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772725B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065983A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-03-05 | Kumagai Gumi Co Ltd | パイプクーリングによるコンクリート冷却効果の解析方法 |
JP2013252983A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Takenaka Doboku Co Ltd | 温度応力解析に基づいたコンクリート養生管理システム |
CN112632654A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-04-09 | 中国一冶集团有限公司 | 一种基于ansys平台的管廊施工过程的温度场及应力场的仿真方法 |
CN117954021A (zh) * | 2024-03-21 | 2024-04-30 | 徐州市江山新型建材有限公司 | 混凝土温度智能测量方法及系统 |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP26227186A patent/JPH0772725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065983A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-03-05 | Kumagai Gumi Co Ltd | パイプクーリングによるコンクリート冷却効果の解析方法 |
JP2013252983A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Takenaka Doboku Co Ltd | 温度応力解析に基づいたコンクリート養生管理システム |
CN112632654A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-04-09 | 中国一冶集团有限公司 | 一种基于ansys平台的管廊施工过程的温度场及应力场的仿真方法 |
CN112632654B (zh) * | 2020-11-04 | 2024-02-27 | 中国一冶集团有限公司 | 一种基于ansys平台的管廊施工过程的温度场及应力场的仿真方法 |
CN117954021A (zh) * | 2024-03-21 | 2024-04-30 | 徐州市江山新型建材有限公司 | 混凝土温度智能测量方法及系统 |
CN117954021B (zh) * | 2024-03-21 | 2024-05-28 | 徐州市江山新型建材有限公司 | 混凝土温度智能测量方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0772725B2 (ja) | 1995-08-02 |
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