JPS631144Y2 - - Google Patents

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JPS631144Y2
JPS631144Y2 JP1980035285U JP3528580U JPS631144Y2 JP S631144 Y2 JPS631144 Y2 JP S631144Y2 JP 1980035285 U JP1980035285 U JP 1980035285U JP 3528580 U JP3528580 U JP 3528580U JP S631144 Y2 JPS631144 Y2 JP S631144Y2
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JP
Japan
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heat medium
auxiliary tank
temperature
pipe
pump
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JP1980035285U
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JPS56136258U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱媒体温度制御装置に関し、更に詳し
くは、応答性にすぐれ、かつ、コンパクトな熱媒
体温度制御装置を提供するものである。
例えば、熱可塑性材料を取扱う射出成形機の射
出機バレル、或いは成形用金型等を適当な温度に
保つために、油等の熱媒体を射出機バレル、成形
用金型等の温度調節対象部、加熱手段及び冷却手
段を通して循環させ、加熱手段及び冷却手段の作
用によつて適温に調節された熱媒体により、バレ
ル、成形用金型等の温度を適温に保つ如くなした
温度調節手段が広く使用されている。第1図はこ
の種の温度調節手段として従来から一般に使用さ
れている熱媒体温度制御装置の一例を示すもの
で、ポンプ1から温度調節対象部2へ熱媒体を圧
送する熱媒体管路3の中途に、ヒータ5、クーラ
6及び補助タンク7が配置され、温度調節対象部
2に付設された温度感知器及び該温度感知器に連
動する制御系の作動によつて、ヒータ5、又はク
ーラ6が選択的に作動させられて、循環する熱媒
体を介して温度調節対象部2を適温に保たせるよ
うに構成されている。補助タンク7は熱媒体の温
度変化に伴なう管系の内部容積の変化に応じて管
系内の熱媒体の量を増減させるか、或いはポンプ
軸部等においいて熱媒体の漏洩があつたときに、
これを補充する等のために設けられるものである
が、補助タンク7が熱媒体管路3中にポンプ、ヒ
ータ等と直列に配置されているために、熱媒体が
熱媒体管路3の戻り側から補助タンク7の上部へ
放流され、次いで補助タンク7内の熱媒体の液面
下からポンプ1側へ吸入されるように配管され、
その結果として補助タンク7は相当の容積を備え
ることを要求されて大型になり、更に補助タンク
7内の熱媒体もヒータ5及びクーラ6による加
温、冷却の対象となるので、温度調節対象部2に
対する温度調節能力を高く保つて温度変化に対す
る対応が速やかになされるようにするためには、
ヒータ5及びクーラ6の能力を強化させることを
要し、この面からも装置が大型化するのを避ける
ことができない。又、温度調節対象部が複数個あ
る場合には、ポンプ、温度調節対象部、ヒータ及
びクーラを含む管路のそれぞれに対し、1個の補
助タンクを設けることが必要である。更に、加温
された熱媒体は空気と接触したとき変質する性質
を備えているので、加温状態にある補助タンク7
内熱媒体の変質を防止するために補助タンク7を
密閉型式となし、空気に代えて圧縮された窒素ガ
スを封入する等の手段を必要とし、この種の手段
を講じられたものにおいてはガス洩れによる装置
の機能低下やガス補充等の問題が派生する。
本考案は上記した従来技術による熱媒体温度制
御装置における問題点に鑑み、補助タンクをポン
プ、ヒータ、クーラ及び温度調節対象部を連ねる
管系から外し、該管系のポンプ吸入側に付した吸
込み側分岐管の端部を補助タンクの液面下に連接
させるとともに、温度調節対象部の出口側に設け
た放出側分岐管の端部を補助タンクの液面上に開
放して、温度調節対象部を通過する熱媒体だけが
管系を循環し、補助タンク内の熱媒体は管系内を
循環せず、温度の変化に伴なつて管系の容積が増
加したとき又は管系内の熱媒体に漏洩による減量
が生じたときに、補助タンク内の熱媒体によつて
補充し、温度変化に伴なう管系内容積の減少時
に、管系内の熱媒体の一部が補助タンク内へ収容
されるようになして、ヒータ及びクーラによる加
温、冷却の対象を補助タンク以外の管系内にある
熱媒体に限定させることにより、ヒータ及びクー
ラの能力を増強させることなく、温度変化に対す
る応答性を向上させるものである。補助タンクは
上記した如く、温度変化に伴なう管系の容積の変
化、漏洩による管系内の熱媒体の減量等に対応す
るものであつて、従来技術による熱媒体温度制御
装置における補助タンクの如く、循環する熱媒体
の放流及び吸込みに対応するものではないので、
容量は極く限られたもので足り、更に、ポンプ、
温度調節対象部、ヒータ及びクーラを連ねる管系
の複数組に対し、唯1個の補助タンクを連接させ
て、各管系における熱媒体の増減量に対し、個別
に対応させるようになすことも可能である。
以下、図面に基づいて本考案による熱媒体温度
制御装置の実施例について説明する。第2図及び
第3図の実施例においては、ポンプ1、ヒータ
5、温度調節対象部2及びクーラー6を連ねる熱
媒体管路3のポンプ吸入側に分岐管10が付設さ
れ、その端末は補助タンク7内の熱媒体の液面に
付し下方において補助タンク7に連接されてい
る。第2図の実施例においてはヒータ5とクーラ
6が直列に配置されているのに対し、第3図の実
施例においてはヒータ5とクーラ6が並列に配置
されて上流側に配置されたソレノイドバルブ11
によりいずれか一方がポンプ1と連通するように
なされている。クーラ6又は温度調節対象部2の
下流側に付設された放出側分岐管12が、エア抜
きバルブ13を介して補助タンク7内熱媒体の液
面に対し上方において開放されている。第4図の
実施例おいては、ポンプ1、温度調節対象部2、
ヒータ5、及びクーラ6を連ねる熱媒体管路3,
3,…の吸込側に付設されたそれぞれの吸込み側
分岐管10,10,…が、いずれも補助タンク7
の熱媒体液面下に連接され、ヒータ5の下流から
分岐する放出側分岐管12,12,…がそれぞれ
のエア抜きバルブ13,13,…を介して補助タ
ンク7の熱媒体液面上に開放されている。温度調
節対象部には温度感知器が付され、感知温度の程
度に応じてソレノイドバルブ11を作動させると
ともに、ヒータ5及びクーラ6を適宜ON,OFF
させる制御手段が併設される。
上記の構成になる熱媒体温度制御装置において
ポンプ1が駆動されたときには、熱媒体管路3の
吸込み側分岐管10を付された部分はポンプ1の
吸込側に位置しているために、この部位において
は負圧、もしくは負圧に近い圧力となつており、
一方、補助タンクの液面は大気開放となつている
ので、熱媒体管路3を通つて循環する熱媒体が吸
込み側分岐管10を通つて補助タンク7内へ流入
することはなく、熱媒体管路3内を循環している
熱媒体の量に増減の必要が生じたときに、補助タ
ンクから補充するか、或いは補助タンク7へ戻す
ことにより調節される。エア抜きバルブ13は管
系中に混在する空気を抜き取るためのもので、主
として熱媒体を管系内へ最初に充填するときに使
用される。
本考案による熱媒体温度制御装置が上記した構
成要件を備えていることにより、下記する作用効
果がもたらされる。補助タンク7が、ポンプ1、
温度調節対象部2、ヒータ5及びクーラ6を連ね
る熱媒体管路3のポンプ吸込側に付された吸込み
側分岐管10の端末に連接されて、熱媒体管路3
内を循環する熱媒体が補助タンク7を通らないの
で、ヒータ5及びクーラ6がさほど大容量を保有
していなくても、熱媒体に対する温度調節が鋭敏
になされ、更に、熱媒体の補助タンク内への放流
及び補助タンク内からの吸込みがなされず、補助
タンクは専ら、温度変化に伴なつて熱媒体管路3
の容積に増減を生じたとき、或いは熱媒体管路3
内の熱媒体が漏洩により減量したときに、熱媒体
を補充或いは収容する機能を担うだけであるの
で、補助タンク7の容量は極く少量で足り、複数
組の管系に対しても、唯1個の補助タンクにより
対応することができるので、装置は全体として小
型化され、しかも温度変化に対する応答性が確保
される。更に加温された熱媒体は密閉管路内を巡
環して、補助タンク7内の熱媒体は常温に保たれ
るので、補助タンク7内の熱媒体液面の大気接触
による変質については何ら考慮することを必要と
せず、従来技術による制御装置の補助タンクにお
いて必要とされる窒素ガスの封入、補充等の煩雑
さから解放される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による熱媒体温度制御装置の
一例の配置図、第2図乃至第4図は、それぞれ本
考案による熱媒体温度制御装置の実施例を示す配
置図である。 1…ポンプ、2…温度調節対象部、3…熱媒体
管路、5…ヒータ、6…クーラ、7…補助タン
ク、10…吸込み側分岐管、11…ソレノイドバ
ルブ、12…放出側分岐管、13…エア抜きバル
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度調節対象部2を加温又は冷却する熱媒体を
    圧送するポンプ1から出発し、ヒータ5、クーラ
    6及び前記温度調節対象部2を経て前記ポンプ1
    へ復帰する熱媒体管路3に、補助タンク7の液面
    下から前記ポンプ1の吸入管側へ連なる吸込み側
    分岐管10及び前記温度調節対象部2の出口側に
    連なつて前記補助タンク7の液面上に開放された
    放出側分岐管12を備えていることを特徴とする
    熱媒体温度制御装置。
JP1980035285U 1980-03-18 1980-03-18 Expired JPS631144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980035285U JPS631144Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18

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JP1980035285U JPS631144Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56136258U JPS56136258U (ja) 1981-10-15
JPS631144Y2 true JPS631144Y2 (ja) 1988-01-12

Family

ID=29630925

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314354B2 (ja) * 1972-06-30 1978-05-17
JPS5399505A (en) * 1977-02-14 1978-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Water supply pressurized circulator

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536740Y2 (ja) * 1976-07-19 1980-08-29

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314354B2 (ja) * 1972-06-30 1978-05-17
JPS5399505A (en) * 1977-02-14 1978-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Water supply pressurized circulator

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JPS56136258U (ja) 1981-10-15

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