JPS6311403B2 - - Google Patents

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JPS6311403B2
JPS6311403B2 JP55158202A JP15820280A JPS6311403B2 JP S6311403 B2 JPS6311403 B2 JP S6311403B2 JP 55158202 A JP55158202 A JP 55158202A JP 15820280 A JP15820280 A JP 15820280A JP S6311403 B2 JPS6311403 B2 JP S6311403B2
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JP
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aluminum
heating
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steel plate
layer
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JP55158202A
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Toshisada Aoyama
Sanezumi Nagai
Ichiro Kono
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ASIA IND CO Ltd
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ASIA IND CO Ltd
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  • Chemically Coating (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特殊有機高分子化合物を結合剤とし
て鉄材面に塗布された表面活性アルミニウム微粉
末が、加熱によつて有機成分が分解する際に発生
する雰囲気中で示現する従来未知見の特殊性を利
用し、その表面にアルミニウム層を均一強固に接
着させた工業的に利用価値のあるアルミニウム被
覆鉄材の製造法に関するものである。
[従来の技術] 従来、鉄材、特に各種鋼材の表面に、その外観
の美化、更にその防錆耐食性の向上、若しくは塗
料膜付着性などの改良を目的とした他種金属、特
にアルミニウムの被覆加工が行われている。その
主なものとしては、アルミニウム溶射法と溶融ア
ルミニウム中への浸漬法が実用されている。しか
し前者本質的には網目状アルミニウム被覆であ
り、後者の表面は著しい凹凸のあるアルミニウム
粗面で、大型構築物若しくは一般建築用鉄材の被
覆法としてはともかく、鉄材面に100μm単位の厚
さで、均質平滑なアルミニウム被覆層を得ること
は実技上不可能であつた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の発端は次の事実の発見であつた: 本発明者の一人が新構想による耐熱塗料開発の
研究中、その熱分解温度が300〜450℃のアクリル
系樹脂の有機溶剤性溶液に一般塗料用アルミニウ
ムペーストを加えた原液を磨き鋼板上に塗布し、
室温において自然乾燥後、これを空気中で400〜
450℃に加熱したところアクリル樹脂分は完全に
揮散消失し、後にアルミニウム層が残つた。そし
て、そのアルミニウム層は金属面に密着し、水中
における布片による強力摩洗によつて既に半光沢
のある金属性粗面となり、更に市販金属研磨剤で
研磨して、アルミニウムメツキ面に準ずる平滑な
アルミニウム輝面が得られた。
周知のようにアルミニウムの溶融点は約660℃
であり、アルミニウムの鉄中への拡散による鉄―
アルミニウム合金の生成には約800℃以上の加熱
が必要とされていることから、この400〜450℃に
おける加熱によつてその表面に安定なアルミニウ
ムの密着層を持つた鋼板が製造できることは全く
予想し得なかつた新事実であつた。
発明者はこの新事実を次のように理解した:す
なわち、現在市販されている塗料用アルミニウム
ペーストは業界では周知のように、金属アルミニ
ウム箔をステアリン酸及びミネラルスピリツトと
共にボールミル若しくはスタンプミル中で微粉砕
して製造される。アルミニウムは元来非常に酸化
されやすく、従つてボールミル中での粉砕によつ
て生成した新鮮な金属面の他分子吸着力は極めて
強く直ちに酸化被覆で覆われるはずであるが、生
成と同時に共存するステアリン酸と結合して再凝
集が阻まれ、さらにミネラルスピリツトに包ま
れ、新鮮なまま市販ペースト中に保存されてい
る。このことは市販アルミニウムペーストをステ
アリン酸及びミネラルスピリツトを溶解する親水
性有機溶剤で処理し、直ちに水中に投入すれば、
発熱しつつ水と反応して水素ガスが発生すること
から又水素発生反応による塗料用水性アルミニウ
ムペーストの自然発熱及び同品収容缶の膨満事故
発生の事実によつても明らかである。次にアクリ
ル樹脂液中に配合されたアルミニウムペースト表
面の新鮮さは第一次固相である被覆層中でもなお
樹脂層に包まれて保護されているが、400〜650℃
の加熱によつて樹脂層が熱分解される瞬間にはじ
めて外界に露出する。しかしそのとき、周囲に充
満している還元性の樹脂分解ガスのためにすぐに
は酸化されず、前処理されて同じく新鮮に保たれ
ていた鋼板面に直接に接触する。ここにほとんど
真空中にある宇宙飛行体の回転部分の金属面同士
に強固な接着が起こることによつても明らかにさ
れた新鮮金属面間に異常な密着力が発生し、その
まま固定してしまつたという推定である。この際
最も必要な条件に両金属面間に異物の存在しない
ことで、加熱後に残留分の生じるポリ塩化ビニル
その他の樹脂を用いた場合にはこのアルミニウム
の均一な密着が困難であつたことによつて上記の
推定は更に裏付けされた。
ここで発明者が注目したことは上記アルミニウ
ム層の鋼材面への密着という新事実以外に、その
新事実発現の過程において確認した次の2点であ
つた: (1) 特殊有機高分子化合物を用いれば、ある温度
以上で、それが熱分解によつて実際上完全に熱
分解によつて揮散消失し、塗膜中に含有されて
いた微粉末成分の基材面への接触、それ以後の
両成分の相互作用には何ら影響を及ぼさないこ
と。
(2) その特殊有機高分子化合物に、非水溶性で、
有機溶媒に溶けて造膜性溶液となるものを選べ
ば、在来塗料の一般塗装法によつて極めて容易
に、非水溶性で密着性の強い、従つて機械的磨
擦、振動などにも安定、水分に対しても安全
で、しかも可撓性のある、微粉状成分含有塗膜
が得られること。
従つて、この新事実を活用して本発明の方法
によれば、表面活性微粉末を含有した第一次被
膜層を形成させた後の鉄材は、その防錆保管な
どが極めて容易となり、更にその変形、加工
は、第一次塗膜の可撓性を利用し自由に行える
から、薄鉄板、薄鉄帯、鉄線の場合は、塗布の
容易な平面状、若しくは直線状で塗装して貯蔵
し、必要に応じて変形加工したものを加熱する
だけで目的の形状を有するアルミニウム被覆鉄
製品が得られる。
[問題点を解決するための手段] 上記の着想によつて本発明を完成させるために
まず必要であつた主要件は次の2項であつた: (1) 非水溶性有機高分子化合物で、それぞれ特定
の温度で熱分解して実質的に完全に揮散消失す
るものの選出。
(2) (1)に属する有機高分子化合物中、常温で有機
溶媒に溶けて、基材に密着し、その塗膜は非水
溶性で、機械的摩擦、振動にも安定で、可撓性
を有するものの選出。
発明者らは(1)の要件を満たすものとして非水溶
性有機高分子化合物の中で、空気中、望ましくは
窒素中において測定された熱重量分析曲線
(TGA曲線)が300〜650℃において95%又はそれ
以上の分解率を示すものに着目し、次にそれらの
中から(2)の要件を満たすものを選出した。研究者
らが本発明の目的に合致するものとして選定した
ものは次の通りである: アクリル酸のメチル―、エチル―、イソプロピ
ル―、n―ブチル―、2―エチルヘキシル―、2
―ヒドロキシエチル―、ヒドロキシプロピル―エ
ステル、メタクリル酸のメチル―、エチル―、イ
ソプロピル―、n―ブチル、n―ヘキシル―、ラ
ウリル―、2―ヒドロキシエチル―、ヒドロキシ
プロピル―エステルのようなアクリル酸及びメタ
クリル酸のエステル類。
上記のものは単品若しくはそれらの混合物、若
しくは共重合物として使用できる。 これらの有
機高分子化合物はすべて非水溶性であるが、それ
ぞれアルコール類、ケトン類、エステル類、セロ
ソルブ類、カルビトール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどの有機溶剤の1種若しくはそれらの混合物
に可溶で、その溶液は溶剤の揮散後基材の表面で
造膜し、それぞれ上記( )内の温度域で熱分解
して、被覆系から実質的に完全に消失する。これ
に反し、同じく非水溶性で、有機溶剤には可溶な
造膜性のあるポリ塩化ビニル、アルキツド樹脂ウ
レタン結合を含まないエポキシ系樹脂、フエノー
ル系樹脂、ポリシリコーン系樹脂、繊維素系樹脂
は窒素気流中での加熱では700℃に達しても、20
〜65%の残留分があり、空気中で加熱すれば酸化
燃焼を伴うので残留分は減少するが、特にアルミ
ニウム粉末などの耐熱性添加物を含んだ被膜中で
は完全に燃焼せず、相当量の炭素分その他が残留
するか又はアルミニウム粉末を含んだまま表面か
ら剥離するので本発明実施の材料としては不適当
である。
また、本発明の実施に適当な上記非水溶性有機
高分子化合物は既述の有機溶剤溶液以外に水中又
は有機溶剤中でのコロイド状分散液としても使用
できる。特に上記(b)に属する化合物からいわゆる
エマルジヨン重合法によつて製造された各種合成
樹脂の水性分散原液はそのまゝ本発明実施の好適
な原料として使用し得るものである。
[発明の作用と効果] 次に本発明によるアルミニウム被覆鉄材の製造
方法が従来の鉄材アルミニウム被覆工程に及ぼす
作用とその効果ついて略述する: (a) まず第一に挙げられるのは、設備の簡単化で
ある。
本発明の方法は第二工程において400〜650℃
の加熱が必要であるから、屋外に組立てられた
大型鉄材への施行は困難であるが、それ以外の
鉄材ならば、300℃以上の加熱炉のある熱加工
工場ならば、簡単な塗装装置と排ガス処理設備
を付加するだけで、特殊のアルミニウム溶射装
置、若しくは巨額の設備費と大規模の付属運轉
施設が必要な溶融アルミニウム浸漬装置などを
設置せずに、任意の規模で鉄材のアルミニウム
被覆が実施できる。この点が本発明の製造方法
の最大特長である。
(b) 第2の特長は加工工程の簡略化である。
第一工程で使用するアルミニウム含有塗材中
には油性薬剤を溶解して鉄材面を露出させる有
機溶剤が含まれているので、一般金属表面加工
の際の必須工程として実施されている基材表面
の厳密な前処理、特に冷間圧延鉄板の場合な
ど、たとえその表面が除錆された光沢面であつ
ても必要とされる、圧延用減摩油若しくは防錆
油などの除去を行わず、直接に塗材の塗布がで
きること、更に、樹脂の加熱分解によつて発生
する還元性ガスによつてその表面が還元される
ために薄い酸化鉄層で覆われた、いわゆる「黒
皮付鋼材」でも、表面の研磨を必要とせず、そ
のままでもアルミニウム被覆が可能なことであ
る。
更に、500〜600℃゜における加熱によつて形
成された上記アルミニウム被覆層にケイ酸リチ
ウムの水溶液を塗布乾燥したのち、再び300℃
で30分以上加熱すればその防錆力は一段と強化
される。
(c) 更に、本発明による上記鋼板面へのアルミニ
ウム層の密着は、適当な構造、成分比率の熱分
解性樹脂を用いれば650℃における、鋼板の厚
さ1mm当り1〜2分間の加熱によつても完成す
ることを確認した。この新事実を利用すれば現
在工業的に大規模に実施されている730℃の共
折変態A1点以下の加熱と冷却による鋼鉄材の
応力除去焼なまし、その他の熱処理工程に本発
明の方法を組込むことによつて鋼板原材から防
錆力の高いアルミニウム被覆材を極めて経済的
に製造することができる。なお、このアルミニ
ウム被覆鋼材は、錆止め下塗りなしに、アルミ
ニウムに付着性のよいアクリル―ウレタン系共
重合樹脂塗料による堅ろう塗装が可能である。
(d) また本発明の方法によつて鋼板上に形成され
る密着アルミニウム層は均質平滑であるから、
それを媒体とし、アルミニウム用ほうろうを用
いてのほうろう鉄器の製造が可能である。
一般に鉄材表面へのほうろう加工には鉄材用
のほうろう釉薬を用い850〜900℃の加熱が必要
である。これに反しアルミニウム面へのほうろ
う加工は専用釉薬を用いれば520〜560℃の加熱
で十分である。しかしその際には施釉に先立つ
て、500℃以上の加熱による施工アルミニウム
面の完全酸化処理を必要とする。したがつてこ
の前処理の代わりに、約500℃において上記の
本発明方法を実施して鉄材面へのアルミニウム
層の形成を行えば、形成アルミニウム層の表面
は完全に酸化されているから、続いてその上に
一般アルミニウムほうろう釉スリツプ、若しく
は発明者の発明した有機溶剤性アルミニウムほ
うろう釉スリツプを用いて施釉し、550℃前後
の焼付けを行えば現有の設備を利用してアルミ
ニウム用ほうろうによるほうろう加工鉄製機器
を製造することができる。
エネルギー消費節約時代に平均540℃と850℃
以上との標準作業温度差による燃料費節約の利
益は無視し得ない(実施例5参照)。
以下本発明を具体的に示すために若干の実施例
を掲げるが、以下に示す材料、数量若しくは実施
態様によつて何らの制限を受けるものではない。
実施例中に示された「部」は特別に摘示しない限
り重量部である。
実施例 1 常温乾燥性アクリル樹脂溶液(三井東圧化学、
アルマテツクスL―1060、不揮発分40%)80部を
トルエン50部で希釈したものをかきまぜながら、
塗料用アルミニウムペースト(昭和電工、
Sap205N、加熱残分65%)21部を添加、3時間
かきまぜて得た銀灰色粘ちよう性のアルミニウム
スラリーを厚さ0.8m/mの市販冷間圧延鋼板
[JIS G3141(SPCC―SB)]そのままで、脱脂、
研磨などの下地前処理を施さないものに塗布した
ものは室温においても極めて短時間内に乾燥し
た。これを650℃に加熱した電気炉中で3分間加
熱し、炉外で空冷して、銀灰色アルミニウム層に
被覆された焼なまし鋼板を得た。そのアルミニウ
ム層は極めて安定で、水中における布片による強
度の摩擦に耐え、市販金属研磨剤によつて半光沢
平滑面となり、こヽに得られたアルミニウム層は
特にアクリル―ウレタン系共重合樹脂塗料に対し
て良好な付着性を示した。
実施例 2 メタクリル酸メチル、スチレン、マレイン酸及
びプロピレンポリエーテルの共重合によつて得ら
れたメタクリル酸樹脂50部をトルエン+エチルセ
ロソルブ(1:1重量)50部に溶解したものに、
塗料用アルミニウムペースト(昭和電工、Sap
260N、加熱残分65%)26部を少量ずつ添加し、
3時間かきまぜて完全に分散させた。ここに得ら
れた銀色粘性スラリーを実施例1と同一の厚さ
0.8mm鋼板に塗布、室温で乾燥後、更に1回同様
の塗布を繰返し、電気炉内で60分かけて350℃に
加熱、同温度に1時間保つた後500℃に昇温、同
温度に2時間保つて実施例1によつて得られたも
のと同様なアルミニウム層被覆鋼板を得た。ここ
に得られたアルミニウム層を市販金属研磨剤(日
本磨料工業、ピカール金属磨)で研磨してアルミ
ニウムの半金属光沢面で覆われた鋼板を得た。
実施例 3 まず、アルミニウム水性ペースト(昭和電工、
Sap500W、加熱残分68%)150部を水75部中に分
散させ、これにエチルセロソルブ75部に、安定剤
[西独マリンクロツト(Mallinckrod)社、BYK
―P104S]3部及び防錆剤(吉富製薬、ラスレ
ス)4.5部を溶解したものを添加し、かきまぜ混
合して均一なアルミニウムスラリーを調製した、
これを厚さ0.8mmの冷間圧延鋼板に塗布し、室温
で完全に乾燥した後、電気炉中で280〜400℃に加
熱して、塗膜中のアクリル樹脂成分を完全に分解
揮散させ、続いて、炉温を500℃に上げ、同温度
に約1時間保つて鋼板を均一なアルミニウム層で
被覆させた。ここに形成されたアルミニウム層は
極めて安定で、引続き500℃で連続400時間加熱し
てもそのままの密着状態を保ち、鋼板の酸化を完
全に防止する。上記と同様にアルミニウムスラリ
ーを塗布した同上鋼板を500℃で150時間連続加熱
した後、形成アルミニウム層にケイ酸リチウム水
溶液(日産化学、LSS―35の4部希釈品、
Li2SiO4含有量約8.8%)を塗布し、室温で乾燥し
た後、再び500℃で250時間連続加熱したものを放
冷後、開放容器中の水道水に浸漬し、室温(25〜
36℃)に放置したが90日後もアルミニウム層は剥
離せず、内部鋼板からの発錆も認められなかつ
た。
実施例 4 厚さ0.8mmの冷間圧延鋼板[JIS C3141(SPCC
―BS)]を酢酸エチルで洗浄した後、その表面を
#280耐水性研磨紙で縦横両方向から研磨し、更
にパークロロエチレンで洗浄後、乾燥したものに
実施例2で製造したアルミニウムスラリーを下塗
りし、室温で乾燥後、500℃で2時間加熱してア
ルミニウム被覆鋼板を調製した。このアルミニウ
ム被覆鋼板を水洗し、表面に浮上した僅少量のア
ルミニウム粉層を除去して乾燥した。別にメタク
リル酸メチルを重合して得たMMA樹脂溶液(不
揮発分35%)20部をトルエン20部で希釈し、これ
にケイ石24.1部、鉛丹37.0部、炭酸リチウム5.1
部、ソーダ灰14.4部、炭酸カリウム11.1部及び酸
化チタン8.3部をアルミナるつぼ中1000℃で溶融
し、水中に注いで急冷、粉砕したアルミニウム用
ほうろう釉薬フリツト20部を加え、ボールミル中
で24時間摩砕して有機溶剤性アルミニウム用ほう
ろう釉薬スリツプを調製した。
これを上に用意したアルミニウム被覆鋼板に塗
布し、乾燥後、電気炉中560℃で30分加熱した後
徐冷して、アルミニウム層が均質な帯緑黄色の釉
で覆われた光沢のあるほうろう鋼板を得た。ここ
に生成したほうろう層は径36.51mmの鋼球(JIS
B 1501)を45cmの高さから落下させて落球部位
のほうろう層剥離の有無を調べるJIS R 4301―
5.5項の密着試験に合格した。
また上記と同じ規格の冷間圧延鋼板を酢酸エチ
ルで洗浄し、その表面を#280耐水研磨紙で縦横
両方向から研磨し、更にパークロロエチレンで洗
浄後乾燥しただけで、本発明の方法によるアルミ
ニウム被覆を施さない鋼板面に上記有機溶剤性ア
ルミニウム用ほうろうスリツプを施釉し、同一条
件で焼成したものは溶融したほうろう釉薬が、鋼
板面に均一に展張せず、酸化鋼板面上に分散点状
に融着しただけであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 加熱によつてそれ自体が実質的に分解消
    失しうる、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
    メタクリル酸エステル樹脂、ポリアクリル酸エ
    ステルとポリメタクリル酸エステルとの共重合
    物及びこれらの樹脂混合物から成る群より選ば
    れる高分子有機化合物と塗料用アルミニウムペ
    ーストを含有する分散液を鉄材面に塗布して第
    一次被膜を形成させる第一工程と、 (ロ) これを400〜650℃に加熱して鉄材面上に高分
    子有機化合物を実質的に含有しないアルミニウ
    ム被覆層を形成させる第二工程 とから成るアルミニウム被覆鉄材の製造方法。
JP15820280A 1980-11-12 1980-11-12 Formation of heat resistant inorganic phase Granted JPS5782184A (en)

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