JPS63113354A - 水棲動物による水質監視方法 - Google Patents

水棲動物による水質監視方法

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JPS63113354A
JPS63113354A JP25830186A JP25830186A JPS63113354A JP S63113354 A JPS63113354 A JP S63113354A JP 25830186 A JP25830186 A JP 25830186A JP 25830186 A JP25830186 A JP 25830186A JP S63113354 A JPS63113354 A JP S63113354A
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fish
water
carbon dioxide
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JP25830186A
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English (en)
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Toshio Yahagi
矢萩 捷夫
Kenji Baba
研二 馬場
Shoji Watanabe
昭二 渡辺
Naoki Hara
直樹 原
Mikio Yoda
幹雄 依田
Masahiko Ishida
昌彦 石田
Takashi Iida
飯田 高士
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は浄水場や下水処理場の流入水中及び処理水中、
並びに河川水において水棲動物の画像認識、呼吸排ガス
検出及び水棲動物に刺激を与え。
毒物の有無を判定する方法に関し、水棲動物による水質
監視を精度よく行う方法に関する。
【従来の技術〕
浄水場では原水中に毒物が混入したか否かを判定するた
めに、原水の一部を水槽に導きこの水槽でフナ、コイ、
ウグイ、タナゴ、ハヤ及びオイカワなどの水棲動物を飼
育している。すなわち、原水中に毒物が混入した場合に
は、前記魚類が異常に行動したり死んだりする現象を利
用して原水中の毒物流入を監視している。また、下水処
理場では法律で禁止された毒物が流入下水中に流入した
か否かを知る必要があり、人手による間欠的な水質分析
に頼っている。同様に、浄水場や下水処理場の処理水並
びに河川水について水中の毒物の有無を監視する必要が
ある。
このように、水中の毒物監視は現状では人間の目視や繁
雑な手分析に依頼している。このため連続監視と早期検
出が出来ない欠点があった。
魚の監視方法の一つとして、水槽中の魚を工業用テレビ
カメラ(ITV)で検出し1画像処理する方法(特願昭
60−22358.及び特願昭60−220098)が
ある、さらに他の方法として魚の死亡以前に現昭52−
13921 )がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
水中の毒物監視する方法として、水槽中の魚の行動を画
像で監視、さらには魚の呼吸活動で発生する炭酸ガスを
測定して行う方法がある。前記した二方法は、水中に毒
物が混合した場合、通常は、魚の行動量が増えてると同
時に、呼吸活動による炭酸ガス量も増えると云う関係に
あるものと考えられる。ただし、魚の行動は、健康状態
及び水質状態(水温、pH,Do等)などの変動によっ
て異なり、毒物混入によって魚の呼吸活動が大きくなり
、炭酸ガス量が増えたにもかかわらず、行動量は通常と
さほど変動がなく画像監視では異常を検知出来ない場合
がある。一方、この反対の現象として、毒物混入によっ
て魚の行動量は増えたにもかかわらず、炭酸ガスの検知
遅れ及びセンサーの劣化などによって、炭酸ガス量に変
化がなく呼吸活動からの異常検知が出来ない場合もある
。さ難な場合もある。
本発明の目的は、魚の行動を画像監視により、また魚の
呼吸活動により発生する炭酸ガス量を測定し、さらに魚
に外部から刺激を与えて、魚の活動状況を把握し、水質
監視を精度よ〈実施する方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、魚の行動を画像監視する装置と、魚の呼吸活
動により発生する炭酸ガスを測定する装置と魚に外部か
ら刺激を与えることを組合せることにより、水中への毒
物混入を精度よく検出できるようにしたことに特徴があ
る。
〔作用〕
魚の行動を撮像し、画像認識する装置と、呼吸排ガスか
らの炭酸ガスを検出する装置と、魚に外部から刺激を与
える手段を備えることにより、魚の行動の誤動作時には
炭酸ガス測定から水質を監視し、一方魚の呼吸排ガスで
の炭酸ガス測定誤動作時には、魚の行動の画像認識から
、さらには魚C’7−1 7、の静止状態での生死不明時には、魚に刺激を与え(
、− ゛る゛ことにより水質監視を行う。
〔実施例〕
以下に図面を用いて実施例を説明する。
第1図を用いて実施例の構成を説明する。10は水槽で
給水管11と給水ポンプ12によって水が供給される。
水槽10は矩形形状であって側面の材料はガラスや透明
アクリルのような透明物質である。水槽10内に導かれ
た水は排水管13によって排水される。水槽10内には
金網や多孔板などの仕切板18A及び18Bによって仕
切られた飼育空間19に魚14を飼育する。ここで、仕
切板18A及び18Bは、水を通すが魚14を通さない
。飼育空間19の底には底部板18Cti−設置する。
照明装置15は水槽10内の魚14を照らす、照明装置
15と水槽1oとの間にはスリガラスや紙などの半透明
物質を材質とする半透明板16を設ける。照明装置15
からみて水槽1oの反対側に工業用テレビカメラCIT
V)などの撮像装置20を配置する。すなわち、撮像装
置20を撮像する。ここで、撮像装置20はAで示す領
域の内側にある水と魚とを撮像する。撮像装置20の信
号は画像処理装置30に導かれて魚を画像認識する。警
報装置50は画像処理装置30で得られた魚の画像から
魚の行動を評価して異常の場合には警報を発する。モニ
ターテレビ60は撮像画像や画像認識結果並びに魚の移
動速度の評価結果を表示する。
次に、水棲動物の呼吸活動に伴う炭酸ガス測定では、水
槽10には散気管77を介して計量された空気が送られ
る。水槽10には覆蓋を施してサンプルガス76が全て
サンプルガス出口管75に集まるようになっている。水
槽10では魚14が飼育されている。魚14の呼吸に伴
って発生する炭酸ガスは散気管77からの空気で水中か
ら外気中に放散され、サンプルガス出口管75を経て、
サンプルガス76として水分除去器70.及び吸湿剤と
してシリカゲル72を充てんしであるシリカゲル充てん
塔71を介して炭酸ガス計73に導かれる。炭酸ガス計
73としては非分散赤外線分析計を用いており、サンプ
ルガス76中の炭酸ガス濃度を測定する。74は記録計
である。
ここで、炭酸ガスと水の赤外線吸収領域が一部重なって
いるため炭酸ガス計73に導かれるサンプリングガス7
6中に水分が存在すると炭酸ガス計の精度が低下する。
これを補償するために、水分除去器70とシリカゲル充
てん塔71が設けられている6更に炭酸ガス濃度を正確
に求めるために、水槽10内の水面位が一定になるよう
に排水量が制御されている。
さらに、水棲動物に刺激を与える手段では、水槽10内
の仕切板18A及び18Bを、f!電極板しても使用す
るもので、刺激用電圧発生器78がらの電圧は正電極用
導線79及び負電極用導線80を経て、電極板18A及
び18Bに印加される。
続いて、本実施例の構成の詳細並びに動作を以下に説明
する。
水管11によって水槽10に供給する。被検水は浄水場
では河川、沼及び浄水場内の水など(図示せず)であり
、下水処理場では流入下水や処理水であり、また、河川
の毒物を監視する場合では河川水である。水槽10内の
水は排水管13によって排水される。水槽10内は水を
通過させるが魚を通過させないような金網や多孔板など
の仕切板18A及び18Bを設置する。
次に、照明装置15、半透明板16.水槽10並びに撮
像装置20の構成について説明する。照明装置15と撮
像装置20とは水槽10をはさんで各々反対方向に配置
する。照明装置15と水槽1oとの間にはスリガラスや
紙などの半透明物質を材質とする半透明板16を設ける
。照明装置15の光は半透明板16に照射されるので、
半透明板16全体が明るく輝く、このため、照明装置1
5は1基でよい。勿論、複数の照明装置を設置して照明
をさらに一様にして良いことは言うまでもない、また、
−様な光を照射できる照明装置であれば、半透明板16
を省略してもよい。半透明板16全体から発する光は水
槽10を照射し、通過した光を撮像装置20で検出する
。このため、水の部分は光が透過して明るい輝度で検出
され、一方、魚14は光を透過させないので暗い輝度で
検出される。すなわち、魚14は暗い部分として認識で
きる。このようにして、撮像装置20は照明装置15か
らの光を半透明板16を通し第1図でAで示した領域を
撮像する。
次に、撮像された魚14を第2図により詳細に説明する
。この画像は明るさにむらがある濃淡画像であり、背景
の水の輝度はGB、魚の体の輝度はOF、ヒレの輝度は
OHである。ここで、最も明るいのは背景であり、次に
ヒレ、最も暗いのは魚の体である。魚14は照明を後ろ
から受けて暗い部分として撮像されるので、魚14の向
きが変化しても魚肉体の輝度は変化しない。例えば、魚
14が反転しても腹部などが光で反射することない、ま
た、照明装置15から発した光は半透明板16を介して
水槽10の全体を照射するので、照明が直接点14にあ
たらない、このため、本発明の実施例では魚14に強い
光が常時照射されないので魚14に与えるストレスも従
来の方式に比べて小さい。
なお、飼育空間19内には魚14が飼育されるわけであ
るが、飼育空間19内に複数の魚を飼育しても良く、ま
た、複数の仕切板で仕切られた複数の飼育空間19に1
匹毎に魚を飼育しても良い。
魚14は通常給水される水に棲息する種類のものが飼育
される。例えば、フナ、コイ、ウグイ、りナゴ及びオイ
カワなどである。また、場合によってはヤマメやイワナ
、マス、金魚及びメダカなどを飼育してもよい、浄水場
の水を検出する場合には塩素が魚に及ぼす影響が無視で
きないので脱塩素剤などを前もって投与しておく。
続いて、撮像方法について説明する。工業用テレビカメ
ラ(ITV)などの撮像装置20では領域A内の画像を
横方向についで縦方向に順次走査していき、各々の点の
明るさをその程度に応じて逐次電気信号に変換する。つ
まり、領域Aの画像を縦横に細かく分割し、この分割し
た各画素の明るさをその程度に応じて出力電圧の異なる
電気信号に変換する。撮像装置20から出た電気信号は
電圧などのアナログ信号である。wl像装置l!20か
ら出た電気信号は画像処理装置1930に送信される。
画像処理装置30は撮像装置20で得た領域Aの画像に
基づいて魚14を画像認識すると共に、この認識結果に
基づき魚14がどれ位・の移動速度Vで遊泳しているか
を検出する。
次に1画像処理装置30の構成を第7図に示してこの構
成を説明する。ただし、本実施例では説明を簡単にする
ために、飼育空間19に魚14が1匹の場合を説明する
A/D変換器31は撮像装置20の信号を受けてデジタ
ルに変換された濃淡画像信号を濃淡画像メモリ31Mに
入力する。濃淡画像メモリ31Mに格納された濃淡画像
はタイマ30Tから指令されたタイミングに基づいて2
値化回路32に送信される。タイマ30Tにはフラグ設
定回路Fからフラグの値が設定される。また、タイマ3
0Tでは画像処理の繰り返しのタイミングや計測時間を
制御する。2値化回路32では濃淡画像メモリ31Mの
信号を受けて2値化しこれを2値化メモリ32Mに格納
する0重心座標計算回路33は2値化メモリ32Mの信
号を受けて魚14の重心座標を計算する。フラグ判定回
路34ではフラグの値を判定して重心座標の値を重心座
標メモリ33M2に、または33M1と33M2に重心
座標を格納する。移動速度計算回路35は魚14の座標
から移動速度を計算してこの値を遊泳時間判定回路36
に送信する。遊泳時間判定回路36では移動速度Vを判
定し遊泳時間分布メモリ36Mに格納する1重心座標変
更回路37は重心座標メモリ33M2に格納された重心
座標の値を重心座標メモリ33M1に移す。フラグ設定
回路38はフラグの値を再度設定してタイマ30Tにも
どる。タイマ30Tでは画像処理の積算時間Tが1回の
計測時間Taを越えるまで前述した動作を繰り返す。
積算時間Tが1回の計測時間Taを越えたら、タイマ3
0Tは遊泳時間分布メモリ36Mの値を速度頻度分布計
算回路39に送信する。速度頻度分布計算回路39では
速度頻度分布を計算し結果を速度頻度分布メモリ39M
に格納する。移動速度評価回路40では速度頻度分布メ
モリ39Mの値と最大値設定器40Aの値と最小値設定
器40Bの値を受けて魚14の移動速度を評価する。移
動速度判定回路41は評価結果の信号と設定器41Aと
41Bとの値を受けて移動速度を判定する。この判定信
号を警報装置50に送信される。
次に1画像処理装置30の動作を第7図を用いて詳細に
説明する。
A/D変換器31は撮像装置20の信号を受けて濃淡画
像信号をアナログ値からデジタル値に変換し、デジタル
の濃淡画像信号を濃淡画像メモリ31Mに入力する。撮
像装置20では濃淡画像が細かい升目の画素に分割して
撮像されており、各画素の明るさが信号となって出力さ
れている。本実施例では縦を256分割、横を256分
割するA/D変換器31は各画素の明るさのアナログ信
号をデジタル値に順次変換して、デジタル値を濃淡画像
メモリ31Mに格納する。濃淡画像メモリ31Mには縦
が256個、横が256個の記憶場所があり、各々の記
憶場所に対応する画素の輝度信号がデジタル値で格納さ
れる。こ、の記憶場所のi行j列(i=1〜256.j
=1〜256)目の信号すなわち輝度をG(j、、j)
と表すものとする。A/D変換器31がアナログ値を7
ビツトのデジタル値に変換するものであればG(xtj
)は128レベルのデジタル値をもつ。
濃淡画像メモリ31Mに格納された濃淡画像の輝度a(
i、j)はタイマ30Tから指令されたタイミングに基
づいて2値化回路32に送信される。
なお、タイマ30Tにはフラグ設定回路Fからフラグの
値として0が設定される。後で説明する一連の画像処理
を実行するタイミングはタイマ30Tにより与えられる
0画像処理を実行する時間間隔をhとすると、このhは
0.1秒ないし2秒に1回程度であり、この時間間隔で
以下の画像処理を実行する。また、タイマ30Tでは積
算時間T(1回の画像処理時間がhであるからn回の画
像処理ではT=nhとなる)を計算すると共に、積算時
間Tが1回の計測時間Taを越えるまで次に説明する画
像処理動作を繰り返す、1回の計測時間Taは10秒な
いし1時間程度である。
2値化回路32では濃淡画像メモリ31Mの輝度G (
1+ j)を受けて閾値りよりも明るい画素を全て“0
″レベルとし、逆に閾値りよりも暗い画素を全て“1″
レベルとして、この信号を2値化メモリ32Mに格納す
る。この2値化された信号の集合をB(i、j)とする
と、2値化の計算は次式で表される。
G(x*j)≧Lならば、B (i 、 j)= O・
・・(1)G(i、j)<Lならば、 B (ie j
) = ’  ・・・(2)第2図で明らかなように、
魚14の体の輝度GFとヒレの輝度GHは背景の輝度O
Bよりも暗く1体の輝度GFが最も低い。すなわち、O
F<GH<OB          ・・・(3)した
がって、閾値りをOBとOHとの間に設定すると、体の
輝度OFとヒレの輝度GHは閾値りより低く背景の輝度
GBは閾値りより高いので、(1)(2)式を各画素に
ついて全て計算することによって、背景を“0”レベル
、魚14を“1″レベルとすることができる。この結果
、1”レベルの部分が魚を表し、′0”レベルの部分が
背景を表す、第3図のA 1− A z線上の輝度を第
4図に示し、閾値りで2値化した結果を第6図に示し、
得られた2値化画像を第5図に示す、第7図の画像が2
値化メモリ32Mに格納される。
なお、2値した画像の最大面積の物体を魚とみなすとよ
い。
重心座標計算回路33は2値化メモリ32Mの信号を受
けて魚14の重心座標を計算する。2値化メモリ32M
において“1″レベルの画素の個数をN、各々の座標を
B(Xi、Xj)とすると。
魚14の重心床4FJFg(Xg、Yg)は次式で計算
する。
Xg=Σ X i / N           ・・
・(4)i=1 〜 計算された重心座標Fg(XgpYg)は、フラグ判定
回路34に送信される。フラグ判定回路34では計測が
1回目か否かを判定するためのもので、フラグの値が0
であれが重心座標の値は重心座標メモリ33M1及び3
3M2に同じ重心座標を格納する。最初の画像処理では
フラグ設定回路30Fでフラグの値はあらかじめ0と設
定されでいるので、重心座標の値は重心座標メモリ33
M1及び33M2に格納される。後述するが、重心座標
メモリ33M2に格納された値は後で重心座標メモリ3
3M1に移動させるので、2回目の画像処理以降は重心
座標Fg(Xg、Yg)を常に重心座標メモリ33M2
のみに格納する。
重心座標メモリ33M1及び33M2に格納された重心
座標を各々CXgxe Ygz)及び(Xgz。
Ygz)  とすると、これらの値は移動速度計算回路
35に入力されて魚14の移動速度を次式で計算する。
・・・(6) 1回目の計算だけは移動速度は0になるが、2回目以降
は時間り経過した後の移動速度が正しく計算される。移
動速度Vが計されたら、この値Vは遊泳時間判定回路3
6に送信される。遊泳時間判定回路36では移動速度V
がどの速度領域になるかを逐次判定し判定結果を遊泳時
間分布メモリ36Mに格納する。遊泳時間分布とはある
速度で泳いでいた時間がどれくらいあったかを表すもの
で、第8図に示すように横軸が速度V、縦軸が遊泳時間
Hの長さを表す。遊泳時間分布メモリ36Mにはに個の
記憶場所があり、これらの値をH(i)としこの初期値
をH(i)oとすると、ここにはあらかじめOの値を格
納しておく、遊泳時間判定回路36では移動速度Vがど
の速度領域になるかをつぎのようにして逐次判定し時間
りを加算して遊泳時間分布メモリ36Mに格納する。
0≦V < V 1  ならばH(1)=H(1)o 
+hv1≦V < V 2ならばH(2)=H(2)o
 + hVz≦V < V sならばH(3) : H
(3) o + hVh−z≦V < V kならばH
(K) = H(K)o + hこの計算が終了したら
、次に重心座標変更回路37が動作する0重心座標変更
回路37は重心座標メモリ33M2に格納された重心座
標の値を重心座標メモリ33M1に移す8次に、フラグ
設定回路38が動作してフラグの値を1に設定してタイ
マ30Tにもどる。タイマ30Tでは積算時間Tが1回
の計測時間Taを越えるまで前述した画像処理動作を繰
り返す、このため、遊泳時間分布メモリ36Mに格納さ
れた値H(i )は魚14の遊泳時間のトータルの長さ
を表す。
積算時間Tが1回の計測時間Taを越えたら。
タイマ30Tは遊泳時間分布メモリ36Mの値H(i 
)を速度頻度分布計算回路39に送信する。
速度頻度分布計算回路39では次式で速度頻度分布を計
算し、計算結果を速度頻度分布メモリ39Mに格納する
Hv(K)=H(i)/T        −(7)速
度頻度分布とは遊泳時間分布を計測時間Tで基準化した
ものである6次に速度頻度分布メモリ39Mの値は移動
速度評価回路4oに送信される。
一方、移動速度評価回路40には最大値設定器40Aと
最小値設定器40Bとから各々移動速度の最大基準値K
maxと最小基準値K winとが入力される。第9図
は速度頻度分布と最大基準値Kmaxと最小基準値K 
winとを図示しである。最大基準値Kmaxは魚14
の動きが異常に早すぎると見なせる移動速度に設定され
、 Kmaxより大きい値が計測時間Taの間に頻繁に
でると毒物流入による異常行動であることを示す。最小
基準値Kmj、nは魚14の動きが異常に少ないと見な
せる移動速度に設定され、Kminより小さい値が計測
時間Taの間に頻繁にでると毒物流入により魚14の動
きが極端に少なくなったかまたは死んだことを示す。
移動速度評価回路40では速度頻度分布メモリ39Mの
値と最大値設定器40Aの値と最小値設定器40Bの値
を受けて次の計算を実行する。
K=1 Hmax=ΣHv (K)          ・・(
9)K=にwin HminとHmaxとは第12図に示すような面積を表
す。移動速度判定回路41はこれらHwinとHmax
との値を受けると共に、設定器41Aと41BとからH
min拳とHmax・との値が入力され次式の判定が実
行される。
Hmin≧HIIlins           −(
10)Hmax  ≧Hmax拳          
           −(11)これらの式で示すよ
うにHminがHmin・より大きいか又はHmaxが
Hmax*よりも大きければ魚14が異常に早く遊泳し
たか又は異常に遅く遊泳したかを意味するので魚の行動
は異常であるとみなす。移動速度判定回路41は魚14
の動きが正常であると判定したらタイマ30Tに戻り次
の計測を開始するが、異常であると判定されたら警報装
置50に信号を送信して警報を出力される0例えば、異
常状態がオンで示されるとすると、警報装置50は警報
を鳴らしたり、監視者に水質調査を促すためのメツセー
ジを音声で出力したりする。
なお、最大値設定器40Aと最小値設定器40Bとから
設定する最大基準値Kmaxと最小基準値K minは
魚の種類や水温などの環境条件に応じて変更できる。こ
の変更操作は手動または自動で行い1例えば、水温変化
に対して最大°基準値Kmaxと最小基準値Kminと
を自動変更する場合は、まず、水槽中の水温を計測(図
示しない)し、この計測値に基づいて最大基準値K m
axと最小基準値K minとを変更する。
また、モニターテレビ60は撮像装置Q20の画像を表
示したり、2値化メモリ32Mの画像や第9図に示すよ
うな速度頻度分布メモリ39Mのグラフなどを表示する
次に、水棲動物の呼吸活動に伴う炭酸ガス検出装置の動
作について第1図を用いて説明する。
給水ポンプ12は被検水をサンプリングして給水管11
によって水槽10に連続供給する6また空気は散気管7
7を介して、連続して一定量水中に送られる。被検水に
有害物質が混入しない場合には、魚14の呼吸に伴って
発生する炭酸ガス量は一定であり、炭酸ガス計73で測
定され、記録計74に示される炭酸ガス濃度の指示値も
一定となる。ところが原水に毒物が流入してきた場合に
は、給水ポンプによって毒物を含む被検水は水槽10に
導かれる。その結果水槽10内の魚14の呼吸活動が変
化し、炭酸ガス発生速度も変化する。
よって、炭酸ガス計73で測定している炭酸ガス濃度が
変化する。したがって、炭酸ガス計73の出力値を監視
しておけば水質の変動を検出できる。
第10図に水槽に毒物が混入したときの魚の炭酸ガス発
生状況の例を示した。水質の変動に伴う炭酸ガス発生量
の変動量は、魚14の生体活動に伴う炭酸ガス発生量の
変動量に比べ数倍以上あり、明確に区別できる。したが
って、ある濃度以上になった場合に、警報装置50に信
号を出し警報を鳴す。
さらに、水棲動物に刺激を与える手段の動作について説
明する。
水槽1o内の魚の行動がほとんどなく、一定位置に静止
状態のとき、電気刺激を与えるものであり、刺激用電圧
発生器78からの電圧は正電極用導線79を経て正電極
18Aに、また負電極用基a80を経て負電極18Bに
導く。この操作によって水槽10内の魚14は電気刺激
によって行動を起す。
第11図に魚14の速度頻度分布を示した。この第11
図は第9図の最小基準値に当るもので、この状態になる
と警報袋T150から警報が鳴る。
そして警報装置50から信号を電圧発生78に送り、電
気刺激を与える。その行動は、魚14の健康状態によっ
て異なり、真に毒物混入によって健康状態を損なった場
合には、電気刺激を与えても、行動は鈍い、これに対し
て、健康に異常がなく、単に静止状態にある魚は電気刺
激によって鋭い行動を起す。以上、魚の反応により、水
槽白魚の生体活動が把握でき、水質の変動を検出できる
〔発明の効果〕
本発明によれば、魚の行動を画像監視、また、  □魚
の呼吸活動で発生する炭酸ガス量を測定し5さらに魚に
外部から刺激を与えることを組合せることにより、水質
の安全性監視を精度よ〈実施できる。
〔他の実施例並びに先行発明〕
魚に刺激を与える手段として、本発明の実施例では電気
による刺激法を記述したが、その他の手段として振動を
与える方法、光パルスを与える方法、魚に噴射水を当て
る方法などがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を表す図、第2図は本発明によ
る魚撮像画像の図、第3図、第4図並びに第5図は画像
処理動作を表す図、第6図は本発明の画像処理の実施例
を表す図、第7図は第1図の実施例における画像処理装
置の構成を詳細に説明するための図、第8図は魚の遊泳
時間と速度を表す図、第9図及び第11図は魚の速度頻
度分布を表す図、第10図は水槽に毒物が混入したとき
の魚の炭酸ガス発生状態を表す図である。 10・・・水槽、14・・・魚、15・・・照明装置、
16・・・半透明板、18A、B・・・仕切板、20・
・・撮像装置、30・・・画像処理装置、50・・・警
報装置、60・・・モニターテレビ、73・・・炭酸ガ
ス計、74・・・炭酸ガ第3囚 第5図 築6図 第7口 第81 第90 にrntn  Kmax Hnlin    K

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水中の毒物流入検知のために水棲動物を飼育する飼
    育空間と、該水棲動物の画像情報を電気信号に変換する
    撮像装置と、該水棲動物を撮像するための照明装置と、
    該撮像装置から得られる画像情報により前記水棲動物を
    画像認識する画像認識装置と、水棲動物の生体活動によ
    る炭酸ガスを捕集する装置と、該捕集装置で捕集した炭
    酸ガスの濃度を測定する炭酸ガス計と、水棲動物に刺激
    を与える刺激手段を具備したことを特徴とする水棲動物
    による水質監視方法。 2、特許請求の範囲第1項において、前記飼育空間を複
    数に仕切板で仕切り、水棲動物の画像監視と呼吸排ガス
    検出を、前記仕切り空間で別個に行なうことを特徴とす
    る水棲動物による水質監視方法。 3、特許請求の範囲第1項において、飼育空間を仕切つ
    た仕切板を、刺激用電極板として使用することを特徴と
    する水棲動物による水質監視方法。
JP25830186A 1986-10-31 1986-10-31 水棲動物による水質監視方法 Pending JPS63113354A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529453A (ja) * 2007-06-08 2010-08-26 バイオニア コーポレーション 水質測定装置
JP2010271192A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Nippon Steel Corp 水中の有害物質の検知方法
CN102749100A (zh) * 2012-06-27 2012-10-24 烟台凯思环境技术有限公司 基于四极阻抗及三维示踪的生物行为传感器及监测方法

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