JPS63113328A - 荷重検出器 - Google Patents

荷重検出器

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Publication number
JPS63113328A
JPS63113328A JP61258520A JP25852086A JPS63113328A JP S63113328 A JPS63113328 A JP S63113328A JP 61258520 A JP61258520 A JP 61258520A JP 25852086 A JP25852086 A JP 25852086A JP S63113328 A JPS63113328 A JP S63113328A
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JP
Japan
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load
strain
strain gauge
parallel plate
moment
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Pending
Application number
JP61258520A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Ogata
緒方 浩二郎
Kozo Ono
耕三 小野
Ryuji Takada
龍二 高田
Takami Kusaki
貴巳 草木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP61258520A priority Critical patent/JPS63113328A/ja
Publication of JPS63113328A publication Critical patent/JPS63113328A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の物体に加わる荷重を、直交する軸方向
の力とそれらの軸まわりのモーメントとに分離して検出
する荷重検出器に関する。
〔従来の技術〕
物体に加わる荷重(力、モーメント)を検出することは
多くの分野において不可欠のことである。
例えば、高機能ロボットにより組立作業や研摩、パリ取
り作業を行う場合、当該ロボットのハンドに作用する力
を正確に検出することが必要であるし、又、航空機、船
舶、車両等のモデル試験を実施する場合も、各部にかか
る荷重の検出が主要な項目となる。このような荷重を検
出する荷重検出器として優れた性能を有するものが、特
開昭60−62497号公報により提案されている。以
下、図によりその概略構成を説明する。
第11図は従来の荷重検出器の斜視図である。図で、1
は柱状体、la、lb、Ic、ldは柱状体1において
X軸方向およびY軸方向に張出した張出し部、2は柱状
体lの中心においてX軸方向に形成された貫通孔である
。3a +  3b +  3c 13dはそれぞれ各
張出し部1a +  lb +  lc =  ldに
おいてX軸方向の方形貫通孔により構成される平行平板
構造である。又、4a +  4b +  4c 、4
dはそれぞれ各張出し部1a、lb、lc、ldの中間
部分から中央の貫通孔2に達する方形貫通孔により構成
される平行平板構造である。各平行平板構造3a〜3d
、4a〜4dは、方形貫通孔により構成される互いに平
行な薄肉部5,5′およびストレンゲージSを有する。
これら薄肉部5゜5′およびストレンゲージSは平行平
板構造3aについてのみ符号が付され、他は符号の記載
が省略されている。ストレンゲージSは、薄肉部5゜5
′と、これと連結している部分との境界(図中破線で示
されている)付近に貼着されている。6は張出し部1b
、ldと連結された一方の荷重伝達部、7は張出し部1
a、lcと連結された他方の荷重伝達部である。このよ
うに構成された荷重検出器は、通常、単体のブロックに
対して旋削加工、穴明は加工等を施すことにより製造さ
れる。
上記荷重検出器において、荷重伝達部6,7間にZ軸方
向の力Fz、X軸まわりのモーメントMX。
Y軸まわりのモーメントMvが作用すると、これらは平
行平板構造4a、4b、4c、4dにより検出され、又
、X軸方向の力F、、Y軸方向の力Fv、Z軸まわりの
モーメントM2が作用すると、これらは平行平板構造3
a、3b、3c、3dにより検出される。即ち、この荷
重検出器は3軸方向の力成分および3軸まわりのモーメ
ント成分を検出することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の荷重検出器は既に実用化され、その優れた性
能が認められている。しかしながら、その製造時、平行
平板構造38〜3d、4a〜4dを構成するため8つの
穴明は加工を実施しなければならず、加工が面倒である
という問題があった。
さらに、各ストレンゲージSを貼着する場合、その貼着
面の数は、平行平板構造3a〜3dで計8面、平行平板
構造48〜4dで計2面(図で上下面)、合計10面と
なり貼着作業が面倒であるという問題もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、加工
およびストレンゲージのような検出素子の設置作業が容
易であり、構造簡単な荷重検出器を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、リング形状の第
1の荷重伝達部およびこれと対向する第2の荷重伝達部
を配設し、第2の荷重伝達部に角柱形状の第1の荷重検
出部の一端を連結し、この第1の荷重検出部の他端に円
・柱を連結するとともにこの円柱と第1の荷重伝達部と
の間に薄板を連結することにより第2の荷重検出部を構
成し、第1の荷重検出部に、互いに重文する2つの平行
平板構造を構成し、それら平行平板構造の所定個所に検
出素子を設けるとともに、第2の荷重検出部の薄板にも
その所定個所に検出素子を設けたことを特徴とする。
〔作 用〕
第1の荷重伝達部および第2の荷重伝達部間にZ軸方向
の力F2.X軸まわりのモーメントMx。
Y軸まわりのモーメントM、が作用すると、これら荷重
は第2の荷重検出部を構成する薄板の変形を検出素子で
検出することにより検出され、又、X軸方向の力FX、
Y軸方向の力Fv、Z軸まわりのモーメントM2が作用
すると、これら荷重は第1の荷重検出部に構成された平
行平板構造の変形を検出素子で検出することにより検出
される。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る荷重検出器の正面図、第
2図は同じく平面図、第3図は第2図に示す線■−■に
沿う断面図である。各図で、10は荷重が作用する荷重
伝達部、11は荷重伝達部IOと結合した柱状荷重検出
部である。柱状荷重検出部11は断面四角形の柱体であ
り、この柱体に、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ貫
通孔を形成することにより、平行平板構造12.13が
構成される。
平行平板構造12の薄肉部の境界近傍における図示位置
(中央のZ軸に沿う線上に2つ、およびその1つの両側
の長い等距離位置に1つずつ)にはストレンゲージS!
+−3:+4が貼着されている。なお、括弧内は反対面
の対応する位置に貼着されたストレンゲージの符号を示
す。同じく、S IIn  S l t*S 21+ 
 aftは平行平板構造13において中央の2軸に沿う
線上に貼着されたストレンゲージを示す。
15は荷重伝達部10と対向して設けられたリング形状
の他方の荷重伝達部である。
16は第2図に示すように柱状荷重検出部11の端部(
図では上端部)に連結された円柱である。17はリング
形状の荷重伝達部15と円柱16との間に連結された薄
板であり、リング形状となっている。
薄板17の裏面(第2図において裏面、第1.3図にお
いて下面)には、リング中心を通ってX軸に沿う線上に
おいて、ストレンゲージS aft  S &2+およ
びこれらと対向する側にストレンゲージS cl+se
tが貼着されている。ストレンゲージS□、Setはほ
ぼ荷重伝達部15との境界上に位置し、ストレンゲージ
S aft  Sctは円柱16との境界近くに位置す
る。ストレンゲージS。rsetに接近してY軸方向両
側にそれぞれストレンゲージS M!+  San+お
よびストレンゲージS C31S C4が貼着されてい
さらに、リング中心を通ってY軸に沿う線上において、
ストレンゲージS bl+  S b!+およびこれら
と対向する側にストレンゲージS□、S4.が貼着され
ている。ストレンゲージSb+、S□はほぼ荷重伝達部
15との境界上に位置し、ストレンゲージS b!+ 
 S axは円柱16との境界近くに位置する。
ストレンゲージS。、Soに近接してX軸方向両側にそ
れぞれストレンゲージS b3+  S b4+および
ストレンゲージS 42*  S 44が貼着されてい
る。このように各ストレンゲージが配置された薄板17
により薄板状荷重検出部が構成される。
柱状荷重検出部11の各平行平板構造12.13および
薄板状荷重検出部の薄板17に貼着されたストレンゲー
ジは、それぞれ所定のものどうしの組合せによりホイー
トストンブリッジ回路を構成する。
第4図(a)〜(flはこれらホイートストンブリッジ
回路の回路図である。各図で、20は電源、fll+f
Y+f2.mx 、mV、mzは出力信号を示す。なお
、各ストレンゲージには第1〜3図に示す符号と同一符
号が付しである。
次に、荷重伝達部io、 15間に3軸方向の力および
3軸まわりのモーメントが作用した場合の本実施例の検
出動作を、上記第4図(a)〜(f)および以下に示す
第5図〜第9図を参照しながら説明する。
(1)力F2の検出動作 荷重伝達部10.15間に第5図に示す矢印向きの力F
2が作用すると、薄板17の全周に亘って第5図に示す
ような変形が生じる。なお、第5図は第3図と同じ断面
を示す、このような変形により、薄板17に貼着された
各ストレンゲージにはその変形に応じたひずみを生じ、
これらストレンゲージのうち第4図(a)に示すストレ
ンゲージを選択して図示のようにホイートストンブリッ
ジ回路を構成することにより、力F2に比例した信号r
2を得ることができる。このような信号を得るために、
最も単純には各ストレンゲージのひずみの絶対値が等し
くなるように各ストレンゲージの貼着位置を定める必要
がある。以下、第4図(a)に示す回路を構成するスト
レンゲージの位置について第6図(5)、(b)により
説明する。
第6図(a)は第5図の一部拡大断面図、第6図山)は
第6図(a)に示す薄板の各部分の半径方向の応力分布
図である。第6図(blで、σ1.は荷重伝達部15と
薄板17との連結部の応力(したがってストレンゲージ
SC1の応力)σ1.は円柱16と薄板17との連結部
の応力を示す。この場合、応力σ1.は引張り応力(正
)、応力σ1.は圧縮応力(負)となり、それらの絶対
値は次式の関係にある。
1σ、、1〈1σ1,1 このような分布において、薄板17における円柱16に
近い側に、ストレンゲージSCIの貼着位置に生じる応
力とは絶対値が等しく正負が逆である応力σ、c、(l
σ1゜1−σI’!l l +  σscz<0)を生
じる個所が存在する。そこで、当該個所にストレンゲー
ジを貼着すればストレンゲージSCIのひずみと絶対値
が等しく正負が逆であるひずみを生じる。
上記のような個所に貼着されるのがストレンゲージSc
2である。これは、ストレンゲージs、2゜S b!*
  S 41についても同様である。かくして、第4図
(a)に示す回路から力F2に比例した信号f2を得る
ことができる。
上記の力F、が作用したとき、第4図(a)に示すホイ
ートストンブリッジ回路以外の回路からは出力が生じな
い、即ち、まず第4図(b)のホイートストンブリッジ
回路についてみると、これを構成するストレンゲージは
前述の如くストレンゲージSag、  Sbt*  S
c!l  Soに接近して貼着されているので、上記の
説明から明らかなようにいずれも同一量、同一符号(引
張又は圧縮)のひずみを生じる。このため、この回路か
ら出力は生じない。
これは第4図(C)のホイートストンブリッジ回路につ
いても同様である。
次に、第4図(dl、 (el、 (f)に示すホイー
トストンブリッジ回路についてみる。柱状荷重検出部1
1の平行平板構造12.13に対して、力F、はそれら
の各薄肉部の面に沿って作用する。したがって、力F1
に対して各薄肉部の剛性は極めて高く、それら各薄肉部
に貼着された各ストレンゲージにはほとんどひずみが発
生せず、又、発生したとしてもそれらは同一量、同一符
号のひずみとなる。このため、第4図(d)、 (eL
 (riに示すホイートストンブリッジ回路から出力は
生じない。
このように、力F、が作用したときには、第4図(a)
に示すホイートストンブリッジ回路からそれに比例した
信号f、を得ることができ、他の回路からの出力はない
ので、高い精度の検出ができる。
(2)モーメントM買の検出動作 荷重伝達部10.15間にX軸まわりのモーメントM、
が第7図に示す矢印向きに作用した場合を考える。なお
、第7図は第2図に示す線■−■に沿う一部断面図であ
る。この場合、薄板17には図示の変形が生じ、ストレ
ンゲージS b*+  S bs+  S haには引
張りひずみが、又、ストレンゲージS 4 ! *Sd
S+  s−4には上記引張りひずみと大きさが等しい
圧縮ひずみが生じる。そこで、第4図(blに示すよう
にストレンゲージを選択してホイートストンブリッジ回
路を構成すると、モーメントMXに比例した信号mXを
得ることができる。
ここで、上記モーメントM、が作用したときの第4図(
a)に示す回路の出力についてみると、モーメントM、
によっては薄板17におけるリング中心を通るX軸に沿
う部分は、この部分が変形の中立軸となっているので変
形せず、したがって、ストレンゲージS @l+  S
 az+  S el+  S czにはひずみは生じ
ない。そして、第7図に示す変形から明かなようにスト
レンゲージS b l r  S d lには同一量、
逆符号のひずみが、又、ストレンゲージSht*  S
4gにも上述のように同一量、逆符号のひずみがそれぞ
れ生じるので、第4図(a)に示す回路からの出力はな
い。
次に、第4図(C)に示す回路の出力についてみる。
この場合、その回路を構成するストレンゲージS m3
+ S c2.S m4+  S C4は上記変形の中
立軸から外れた位置に貼着されており、したがってひず
みを生じる。このひずみをみるため、モーメントMxが
作用したときの*vi17におけるストレンゲージS 
ah  S C3+  S mar S C4の貼着部
分の変形について考察する。モーメントM8による第7
図に示す変形において、荷重伝達部15は充分に剛性が
太きいので、同一平面を保持したままの状態にある。
このため、上記部分は円柱16と荷重伝達部15との間
で僅かな捩れ変形を生じる。この捩れ変形はストレンゲ
ージS m2+ S mar S c3+  S ca
の貼着位置が当該捩れ変形の中立軸に近接しているので
極めて微小ではあるが、それでも、ストレンゲージS 
m3+ Sc4に微小引張りひずみを、又、ストレンゲ
ージS、、、S、3に微小圧縮ひずみを生じる。そして
、モーメントMXに対する対称性からそれらのひずみの
絶対値は等しい。
以上のことから、第4図(C1に示す回路では、ストレ
ンゲージSa3+  Sm4が互いに同一量、逆符号の
ひずみとなり、同じくストレンゲージS C1+ S 
C4も同一量、逆符号のひずみとなるので、当該回路か
らの出力はない。
次に、第4図(d)、 (e)、 (f)に示す回路の
出力についてみる。モーメントM8が作用すると、柱状
荷重検出部11の平行平板構造12の両薄肉部には、−
方に圧縮応力、他方に引張応力が生じるが、これらの応
力は薄肉部の面に沿って生じるので、これに対し薄肉部
は高い剛性を示す、したがって、平行平板構造12の薄
肉部にはほとんど変形を生じない、そして、仮に変形を
生じたとしても、ストレンゲージs!+”ssaに微小
圧縮ひずみ(又は微小引張りひずみ)、ストレンゲージ
Sat〜S44に微小引張りひずみ(又は微小圧縮ひず
み)を住し、それらの絶対値は等しい0以上のことから
、モーメンI” M xが作用しても第4図(e)、 
(rlに示すホイートストンブリッジ回路からの出力は
ない。
又、平行平板構造13についてみると、モーメントMX
が作用したとき、その両薄肉部は、それらに生じる応力
がそれらの面に沿うものであるため、極めて高い剛性を
示し、はとんど変形を生じない。
しかも、ストレンゲージS、、、S目、S!厘、S2!
は、Y−Z平面においてモーメントMXの中心軸(X軸
)を通る垂直線上にあるので、はとんどひずみを生じる
ことはない。したがって、第4図(d)に示すホイート
ストンブリッジ回路からの出力はない。
このように、モーメントMXが作用したときには、第4
図中)に示すホイートストンブリッジ回路からそれに比
例した信号mzを得ることができ、他の回路からの出力
はないので高い精度の検出ができる。
(3)モーメントMYの検出動作 この場合の検出動作は、モーメン)MXが作用したとき
の検出動作と同じであるのは明らかである。そして、第
4図(C)に示すホイートストンブリッジ回路から、作
用したモーメントM7に比例した信号myを得ることが
できる。
ただし、モーメントMvの検出動作においては、モーメ
ントMXが作用したときの平行平板構造12の薄肉部に
生じたと同じ応力が平行平板構造13の薄肉部に生じ、
逆に、平行平板構造13の薄肉部に生じたと同じ応力が
平行平板構造12の薄肉部に生じる点で、それら平行平
板構造12.13のストレンゲージに微小ひずみが生じ
るときその微小ひずみに相違がみられる。しかしながら
、それらストレンゲージの貼着位置関係から、モーメン
)Myが作用したとき第4図(d)、 (El)に示す
回路から出力がないのは明らかである。そこで、第4図
(f)に示す回路について考える。
モーメントMYが作用すると、平行平板構造12の薄肉
部にはこれに応じて応力が生じる。しかし、この応力は
当該薄肉部の面に沿うものであるので、薄肉部の剛性は
極めて高く、各ストレンゲージにはほとんどひずみを生
じない。特に、ストレンゲージS 3++  S 3t
+  S 41+ S 42はX−Z面上ニオケるモー
メント中心軸(Y軸)を通る垂直線上にあるので、ひず
みは0に近い。これに対して、ストレンゲージS 33
r S 341  S a2+  S 44は前記中心
軸から相当離れた位置に貼着されているので、極く僅か
ではあるがひずみを発生する。即ち、前記中心軸の一方
側に引張りひずみ、他方側に圧縮ひずみが生じる。そし
て、そのひずみの量は、両側のストレンゲージが前記中
心軸から等しい位置に貼着されているので同一である。
これを、第4図(f)に示される回路でみると、ストレ
ンゲージS34゜S43は同一量で逆方向のひずみ、ス
トレンゲージ53ff+  S44も同一量で逆方向の
ひずみを往じるので、当該回路の出力はないことになる
このように、モーメントMvが作用したときには、第4
図(e)に示すホイートストンブリッジ回路からこれに
比例した信号m、が出力され、他の回路からの出力はな
いので、高い精度の検出ができる。
(4)力FXの検出動作 荷重伝達部10.15間にX軸方向の力Fxが第8図に
示す向きに作用した場合を考える。なお、第8図は第2
図に示す線I[[−IIIに沿う一部断面図である。こ
の場合には、平行平板構造の特性から、第8図に示すよ
うに平行平板構造13の薄肉部に顕著な変形を生じる。
この変形により、ストレンゲージ5ill  St2は
引張りひずみ、ストレンゲージSl!+  st+は圧
縮ひずみを生じ、それらひずみの量は同一である。した
がって、第4図(dlに示すホイートストンブリッジ回
路からは、力Fxに比例した信号fxを得ることができ
る。
ここで、力FXが作用したときの第4図(al〜(C)
(e)、 (flに示される回路の出力について考察す
る。
まず、力F、は各薄板17に対してそれらの面に沿って
作用する。したがって、各薄板17は力FXに対して高
い剛性を示しほとんど変形しない、このうち、ストレン
ゲージS al+  S ml+  S CI+  S
 c!の貼着部分には変形を生じる可能性もあるが、仮
に変形を生じたとしても、その変形は極めて小さく、ス
トレンゲージS□、Smtに微小引張りひずみ、ストレ
ンゲージSCI+  setに微小圧縮ひずみとなって
現れ、これらのひずみの量は同一である。−方、ストレ
ンゲージ3に1〜Sba、  S□〜sa4の貼着部分
は力F、に対して剪断変形の態様となるので、それらの
部分に貼着されたストレンゲージにはひずみは生じない
0以上のことから、第4図(a)。
山)に示す回路からの出力がないのは明かである。
前述のように、ストレンゲージS□+ Sal+ SC
1+Sctの貼着部分には変形を生じる可能性があり、
その場合、ストレンゲージS11!+  Sadに引張
りひずみ、ストレンゲージSc!、  Sc、に圧縮ひ
ずみが生じるが、これらのひずみは極めて微小である。
したがって、これらのストレンゲージにより構成された
第4図(C)に示すホイートストンブリッジ回路からは
信号が出力されることもあるがこの信号は極めて微小で
あり、充分に無視し得る程度のものである。
次に、平行平板構造12の各薄肉部には力FXが作用し
たとき剪断力が作用することとなり、そこに貼着された
ストレンゲージSsI+  Sst*  Sm++84
□はひずみを生じない、しかだって、第4図(e) 。
(f)に示すホイートストンブリッジ回・路から信号は
出力されない。
このように、力F8が作用したときには、第4図(dl
に示すホイートストンブリッジ回路からこれに比例した
信号fXが出力され他の回路からの出力はほとんど0で
あるので、高い精度の検出ができる。
(5)力FVの検出動作 この場合の検出動作は、力FXが作用したときの検出動
作と同じであり、平行平板構造12の薄肉部に顕著な変
形が生じ、この変形に応じて第4図(e)に示すホイー
トストンブリッジ回路から、作用した力FYに比例した
信号fYを得ることができる。そして、力FVが作用し
ても、第4図(a)〜(dlに示すホイートストンブリ
ッジ回路からは、力FXの場合の説明から明らかなよう
にほとんど出力を生じない。
ただ、力Fvの作用により平行平板構造12の薄肉部に
変形を生じると、そこに貼着された各ストレンゲージ5
ffl+ S3g+  Sa++  Satにひずみを
生じるばかりでなく、第4図(f)に示す回路を構成す
る各ストレンゲージS 31  S !41  S a
s+  S a、にもひずみを生じる。この場合、スト
レンゲージS!!+334は圧縮(引張り)ひずみ、ス
トレンゲージSo、S44は引張り (圧縮)ひずみと
なる。しかし、これらひずみの大きさはすべて等しい。
したがって、第4図ff)に示す回路からは出力を生じ
ない。
このうよに、力Fyが作用したときには、第4図(8)
に示すホイートストンブリッジ回路からこれに比例した
信号fvが出力され、他の回路からの出力はほとんど0
であるので、高い精度の検出ができる。
(6)モーメントM2の検出動作 荷重−伝達部10.15間に2軸まわりのモーメントM
2が第9図に示す向きに作用した場合を考える。
なお、第9図には、理解を容易にするため、平行平板構
造12のみを示し、他は除去しである。モーメン)MZ
が作用すると、平行平板構造12の薄肉部が接合してい
る上下の剛体において、下部の剛体(荷重伝達部10側
)に対して上部の剛体が同軸を保持したまま回転する態
様となるので、各薄肉部はモーメントM2によりその面
外荷重を受けることになり、図示のように捩れ変形を生
じる。この変形により、ストレンゲージS。、S、4に
は引張りひずみが、又、ストレンゲージ54ffi+ 
 S24には圧縮ひずみが生じ、それらひずみの大きさ
は等しい、したがって、第4図(f)に示すホイートス
トンブリッジ回路からは、モーメントM2に比例する信
号mzが出力される。
ここで、モーメントM2が作用したときの第4図(a)
〜(81に示す回路の出力について考察する。モ−メン
トM2は、薄板17に対してはそれらの面に沿う荷重で
あり、剪断力として作用するので、薄板17には変形を
生じることはなく、そこに貼着された各ストレンゲージ
にはひずみを生じることはない。したがって、第4図(
a)〜(C)に示す回路からの出力はない。
モーメン)Mzが作用すると、平行平板構造13の各薄
肉部には平行平板構造12の各薄肉部に生じるのと同じ
変形を生じる。しかしながら、平行平板構造12.13
の各薄肉部におけるストレンゲージSII+  S、t
+  Sz++  Szz+  S3++  S1z+
  5411  Satの貼着位置は捩れ変形の中立軸
上にあるので、それら各ストレンゲージにひずみは生じ
ない。したがって、これらストレンゲージで構成されて
いる第4図!d)、 (e)に示す回路からの出力はな
い。
このように、モーメントMzが作用したときには、第4
図(flに示すホイートストンブリッジ回路からこれに
比例した信号m2が出力され、他の回路からの出力はな
いので、高い精度の検出ができる。
以上、第1図〜第3図に示す本実施例の荷重検出器の検
出動作について説明した0本実施例の荷重検出器は、作
用する6つの荷重成分に対して上記のように高精度の検
出が可能であるが、そればかりではなく、図から明らか
なように、第11図に示す従来の荷重検出器に比較して
貫通孔は2つ形成するだけであり、全体構成が簡素であ
るので、加工が極めて容易となる。又、ストレンゲージ
の貼着面も半減し、貼着作業も容易となる。
第10図は本発明の他の実施例に係る荷重検出器の正面
断面図である0図で1.第3図に示す部分と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
さきの実施例においていは、薄板17は円柱16におけ
る柱状荷重検出部11側の面から延出するように連結さ
れていた。これに対して本実施例では、薄板17′は円
柱16における柱状荷重検出部11側と反対の面から延
出するように連結されている。又、薄板に貼着されるス
トレンゲージのうち、内側に貼着されるストレンゲージ
S、〜S @4+  S b!〜S ha、  S e
x〜S C41S az〜S a<は外側に貼着される
ストレンゲージS m I+  S b t r  S
 e l+  S a +とは反対面(表面)に貼着さ
れる。これら内側に貼着されるストレンゲージにはダッ
シュが付されている。
本実施例における各荷重検出動作は、さきの実施例と同
じであるので説明は省略する。又、本実施例の効果につ
いても、さきの実施例と同じである。
なお、上記各実施例におけるストレンゲージの貼着位置
は1例を示すものであり、高精度の検出動作を実行させ
るための貼着位置はこれに限ることはない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、第2の荷重伝達部に連
結された角柱状の第1の荷重検出部、およびこの第1の
荷重検出部に連結された円柱と第1の荷重伝達部の間に
連結された薄板の第2の荷重検出部を設け、第1の荷重
検出部に、ストレンゲージのような検出素子を設けた2
つの平行平板構造を構成し、又、第2の荷重検出部の薄
板の適宜個所に検出素子を設けるようにしたので、従来
の荷重検出器に比べて加工、および検出素子の設置作業
を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の実施例
に係る荷重検出器の正面図、平面図および断面図である
。第4図(al、 (b)、 (C1,(d)、’(G
)、 (f)は第1図、第2図および第3図に示すスト
レンゲージで構成されるホイートストンブリッジ回路の
回路図、第5図、第6図fa1. (b)、第7図、第
8図。 および第9図はそれぞれ第1図に示す荷重検出器の動作
を説明する変形状態図、第10図は本発明の他の実施例
に係る荷重検出器の断面図、第11図は従来の荷重検出
器の斜視図である。 10、15・・・荷重伝達部、11・・・柱状荷重検出
部、12゜13・・・平行平板構造、16・・・円柱、
17・・・薄板。 第1図 Z to、ts :箱重仏t−sう Il:槌畑重桟峠 12.13s *!tr早猛棲正 第2図 ↑ 16二円才上 ty:*扱 第3図 第4図 (Q)              (b)(C)  
          (d)(e)         
    (f)第5図 ↑ ■ ムク 第6図 第7図 第8図 5W(542) 第9図 第17因

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リング形状の第1の荷重伝達部と、この第1の荷重伝達
    部と対向する第2の荷重伝達部と、この第2の荷重伝達
    部に一端が連結されかつ所定個所に検出素子が設けられ
    た直交する2つの平行平板構造を有する角柱形状の第1
    の荷重検出部と、この第1の荷重検出部の他端に連結さ
    れた円柱と、この円柱と前記第1の荷重伝達部とに連結
    されかつ所定個所に検出素子が設けられた薄板より成る
    第2の荷重検出部とを備えていることを特徴とする荷重
    検出器。
JP61258520A 1986-10-31 1986-10-31 荷重検出器 Pending JPS63113328A (ja)

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