JPS63112224A

JPS63112224A - 電子制御自動変速機

Info

Publication number: JPS63112224A
Application number: JP26022986A
Authority: JP
Inventors: Toshibumi Koshizawa; 俊文越沢
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 1986-10-31
Filing date: 1986-10-31
Publication date: 1988-05-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車両に搭載する電子制御自動変速機に関する
。

（従来の技術）車両の自動変速機としては、流体式トルクコンバータを
使用したものが一般的であるが、トルクコレバータによ
る動力伝達エネルギ損失が大きいこと、加速性能が劣る
こと等の問題があり、最近では一般に広く用いられてい
る手動変速機構の同期１噛み合い歯車式変速機と摩擦ク
ラッチとをそのまま使用し、変速機の変速操作および摩
擦クラッチの接・断操作の制御を電子制御装置により行
なわせる電子制御自動変速機が開発されている。

本件出願人は、かような電子制御自動変速機の一連の技
術を開発しているが、その１つとして例えば特開昭６０
−１１７６９号公報に開示されたものがある。この従来
の電子制御自動変速機は、アクセルペダルの踏込量と車
速とによって定められるシフトマツプに基いて自動変速
制御を行なうものであり、特に暖機時において最適変速
段にシフトさせることにより暖機時に見合ったエンジン
出力を確保しようとするものである。また、従来の電子
制御自動変速機では、運転者がセレクトレバーにより選
択したレンジ内のギヤにのみシフトされる構成になって
いるので、例えば運転者がセレクトレバーをニュートラ
ル位置に入れたまま車両のキー（イグニッションキー）
をＯＦＦにすると、変速機のギヤがニュートラルにシフ
トされた状態で電子制御装置による制御が終了してしま
うことになる。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、運転者がセレクトレバーをニュートラル位置
に入れたまま車両のキーを０ＦＦＬ、て駐車しようとす
る場合、もしもパーキングブレーキを引き忘れていたり
あるいは引き方が甘いと、駐車中に車両が動き出してし
まうことがあり、特に坂路で駐車する場合には非常に危
険な事態を招くおそれがある。

従って本発明の目的は、運転者がセレクトレバーをニュ
ートラル位置に入れた状態で車両のキーをＯＦＦにした
場合には、強制的にギヤ駐車を行なわせることにより上
記問題点を解決できる電子制御自動変速機を提供するこ
とにある。

（問題点を解決するための手段）」；足口的を達成するため１本発明によれば、変速機の
変速操作および摩擦クラッチの接・断操作の制御を電子
制御装置により行なう電子制御自動変速機において、パ
ーキングブレーキ引き忘れ検出手段と、ギヤニュートラ
ルでの駐車検出手段と、ギヤ駐車実行手段とを設けたこ
とを特徴とする電子制御自動変速機が提供される。

（作用）本発明では、電子制御装置に電源遅延回路を設け、運転
者がセレクトレバーをニュートラル位置に入れた状態で
車両のキーをＯＦＦした場合に、もしもパーキングブレ
ーキが引かれていないときは、変速機のギヤ段をいずれ
かのギヤ段に入れるべくシフト操作を行ない、かつ、摩
擦クラッチの接操作を行なった後で、電子制御装置が自
身の電源をＯＦＦするようになっている。

（実施例）以下１本発明の電子制御自動変速機の一実施例を図面を
用いて説明する。

第１図は本発明の電子制御自動変速機の概略構成を示す
ブロック図であり、図中、１はエンジン、２は摩擦クラ
ッチである。摩擦クラッチ２は、流体（油圧又は空気圧
）制御回路４からの油圧又は、空気圧により駆動される
クラッチアクチュエータ３のピストンロッド３ａに連結
されたし八−２ａを介して接・断操作が行なわれる。６
は変速機であり、従来の手動変速機に広く使用されてい
る同期噛み合い歯車式変速機である。該変速ｎ、６は、
流体制御装置４からの油圧又は空気圧により駆動される
変速機アクチュエータ５によってセレクト操作およびシ
フト操作が行なわれる。流体制御装置４、クラッチアク
チュエータ３および変速機アクチュエータ５にはそれぞ
れ電磁バルブ（図示せず）が含まれており、該電磁バル
ブは電子制御装置９からの制御信号により制御されるよ
うになっている。電子制御装置９はマイクロコンピュー
タで構成されており、エンジン回転数検出上ンサ１ａ、
変速機１の入力軸回転数検出センサ８ａ、変速機１の出
力軸６ｂの回転数から車速を検出するセンサ８ｂ、変速
機１のギヤ段（ギヤ位置）検出センサ６ｃ、クラッチ位
置検出センサ３ｂ、セレクトレバー７のセレクト位置検
出センサ７ａ、アクセルペダル１２の踏込量（アクセル
ペダル開度）検出センサ１２ａ、パーキングブレーキ１
１の引き込み量検出センサｌｌａおよび車両のキー（イ
グニッションキー）１３の０Ｎ−ＯＦＦ検出センサ１３
ａ等からの信号が入力され、車速およびアクセルペダル
踏込量等の入力信号に基き、予め電子制御装置９に記憶
させであるシフトマツプから最適のギヤ段を選択し、ク
ラッチアクチュエータ３および変速機アクチュエータ５
を制御することによって自動変速制御が行なわれる。

次に第２図に示すフローチャートに基き本発明の電子制
御装置の作動を説明する。

（１）ステップ３１〜Ｓ６まず、これらのステップ５ｌ−３６において、センサ８
ｂにより検出した車速信号、センサ１３ａにより検出し
たキー信号、センサｌｌａにより検出したパーキングブ
レーキ信号、センサ１ａにより検出したエンジン回転信
号、センサ６ｃにより検出した現ギヤ段信号、およびセ
ンサ３ｂにより検出したクラッチ位置信号の読込みを行
なう。

（２）ステップＳ７上記ステップＳ１にて読込まれた車速信号がら、車両が
停車状態にあるか否かの判定を行なう、車速＝０の場合
は車両が停車状態にあると判定され、車速＃０の場合は
停車状態にはないと判定される。停車状態にはないと判
定したときは、通常の制御を行なうためステップ５１６
へ移行する。

（３）ステップＳ８上記ステップＳ２にて読込まれたキー信号から、車両の
イグニッションキー１３がＯＦＦになっているか否かを
判定する。イグニッションキー１３がＯＮであると判定
したときは、駐車する状態ではないので通常の制御を行
なうためステップＳ１６へと移行する。一方、イグニッ
ションキー１３がＯＦＦであると判定したときは駐車す
る状態にあり５本発明の制御を行なうべく次のステップ
Ｓ９に移行する。

（４）ステップＳ９上記ステップＳ３にて読込まれたパーキングブレーキ信
号から、パーキングブレーキ１１が引かれているか否か
を判定する。ここで、パーキングブレーキが「引かれて
いる」とは、車両が動き出さないように充分な制動力が
得られるところまでパーキングブレーキ１１が引かれて
いることを意味する。従って、パーキングブレーキ１１
が引かれていても、引き方が甘く充分な制動力が得られ
るところまでは引かれていないときは、パーキングブレ
ーキがｒ引かれていない」ものと判定される。パーキン
グブレーキが引かれていると判定したときは通常のギヤ
制御を行なうためステップＳ１６へ移行し、パーキング
ブレーキが引かれていないと判定したときは本発明の制
御を行なうべく次のステップ３１０に移行する。

（５）ステップ３１０上記ステップＳ４にて読込まれたエンジン回転信号から
、エンジンｌが現に回転しているか停止しているかを判
定する。エンジンが回転していると判定したときは未だ
駐車の状態にないので通常のギヤ制御を行うべくステッ
プ５１６へ移行し、エンジンが停止していると判定した
ときは駐車の状態にあるので本発明の制御を行なうべく
次のステップＳｌｌへ移行する。

（６）ステップＳｌｌ上記ステップＳ５にて読込まれた現ギヤ段信号から、変
速機６の現ギヤ段がニュートラルに入っているか入って
いないにニュートラル以外のギヤ段にシフト済み）かを
判定する。現ギヤ段がニュートラルであると判定した時
はニュートラル以外のギヤ段にシフトすべくステップＳ
１２に移行し、シフト済みであると判定したときはステ
ップＳ１３に移行する。

（７）ステップ３１２ステップＳ１１において変速４Ｉ！６の現ギヤ段がニュ
ートラルであると判定されたときは、ギヤシフト操作を
行ないニュートラル以外のギヤ段に強制的にシフトする
。シフトすべきギヤ段は、ギヤ駐車の効果があるギヤ段
であればどのギヤ段でも構わないが、ｌ速又は２速の低
速段あるいはＲ（後退段）が望ましい、また、車両が上
昇路で駐車するときはｌ速又は２速に、下降路で駐車す
るときはＲ（後退段）にシフトするように構成すれば、
−層確実なギヤ駐車の確実性が得られる。

（８）ステップＳ１３上記ステップＳｌｌにおいて現ギヤ段がニュートラル以
外のギヤ段に既にシフト済であることを確認したときあ
るいはステップＳ１２においてギヤシフト操作を完了し
たときは、ステップＳ６にて読込んだクラッチ位置信号
から現にクラッチが接の状態にあるか断の状態にあるか
の判定を行なう。

（９）ステップＳ１４上記ステップ３１３において、現にクラッチが断の状態
にあると判定されたときはクラッチ接操作を行なう、こ
れにより、ギヤ駐車できる状態が完全に整ったことにな
る。

（１０）ステップ３１５上記ステップ５１３においてクラッチが接の状態にある
と判定されたときあるいはステップＳ１４でクラッチ接
操作を完了したときは、ギヤ駐車できる状態が完全に整
ったわけであるから、全ての制御を終了し、電子制御装
置は自身の電源を切る。

（１１）ステップＳ１６上記ステップＳ７〜５１０において、車速が〇でないこ
と、キー信号がＯＮであること、パーキングブレーキが
引かれていること、およびエンジンが回転していること
のいずれか１つの条件を満たすときは、ギヤ駐車させる
必要のないときであるから、通常のギヤ制御（すなわち
、セレクトレバー７により選定したギヤ段へのシフト又
は自動ｉ速パターンに応じたギヤ段へのシフト）を行な
う。

（１２）ステップＳ１７上記ステップ５１６にて通常のギヤ制御を行なうときは
、クラッチについても通常の接・断制御を行なう。

尚１本発明においてパーキングブレーキ引き忘れ検出手
段はパーキングブレーキ１１の引き込み量検出センサｌ
ｌａおよび電子制御装置９からなり、ギヤニュートラル
での駐車検出手段は変速機１のギヤ位置検出センサ６ｃ
および電子制御装置９からなり、ギヤ駐車実行手段は摩
擦クラ、チ２、変速機６、クラッチアクチュエータ３、
変速機アクチュエータ５、流体制御回路４および電子制
御装置９からなる。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、変速機の変速操作および
摩擦クラッチの接−断操作の制御を電子制御装置により
行なう電子制御自動変速機に、パーキングブレーキ引き
忘れ検出手段とギヤニュートラルでの駐車検出手段とが
設けてあって、ギヤ駐車させるべき条件（車速＝０、キ
ー信号＝　ＯＦ　Ｆ　、パーキングブレーキ引かれてい
ない、エンジン−停止）を満たす場合には、ギヤ駐ｉ１
ｊ実行手段によってギヤ駐車操作（ギヤシフト操作、ク
ラッチ接操作）を行ない、最後に電子制御装置自身の電
源を遮断するように構成されているため、運転車が車両
を駐車するとき、もしもパーキングブレーキを引き忘れ
たり、ギヤ駐車をし忘れたりするようなことがあっても
、ギヤ駐車が必要とされるときには常に自動的にギヤ駐
車されるため、駐車中の車両が不意に動き出してしまう
危険を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子制御自動変速機の概略構成を示す
ブロック図、第２図は第１図の電子制御自動変速機の制
御を示すフローチャートである。１・・・エンジン、２・・・摩擦クラッチ、３・・・ク
ラッチアクチュエータ、４・・・流体制御回路、５・・
・変速機アクチュエータ、６・・・同期噛み合い式歯車
変速機、７・・・セレクトレバー、９・・・電子制御装
置、１１・・・パーキングブレーキ、１３・・・イグニ
ッションキー。

Claims

【特許請求の範囲】

　変速機の変速操作および摩擦クラッチの接・断操作の
制御を電子制御装置により行なう電子制御自動変速機に
おいて、パーキングブレーキ引き忘れ検出手段と、ギヤ
ニュートラルでの駐車検出手段と、ギャ駐車実行手段と
を設けたことを特徴とする電子制御自動変速機。