JPS6311031B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311031B2 JPS6311031B2 JP13899284A JP13899284A JPS6311031B2 JP S6311031 B2 JPS6311031 B2 JP S6311031B2 JP 13899284 A JP13899284 A JP 13899284A JP 13899284 A JP13899284 A JP 13899284A JP S6311031 B2 JPS6311031 B2 JP S6311031B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- sensing
- temperature sensing
- memory alloy
- shape memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は消火設備の感温部に関するものであ
る。
る。
従来の消火設備用スプリングクラーヘツドはヒ
ユーズメタルからなる感温部が組込まれており、
火災時の熱により、スプリングクラーヘツド全体
が熱せられヒユーズメタルが溶け、あらかじめ加
圧されている配管内圧力によりスプリングクラー
ヘツドのノズル先端の栓が開かれ、消火剤を噴出
して消火を行なうものである。
ユーズメタルからなる感温部が組込まれており、
火災時の熱により、スプリングクラーヘツド全体
が熱せられヒユーズメタルが溶け、あらかじめ加
圧されている配管内圧力によりスプリングクラー
ヘツドのノズル先端の栓が開かれ、消火剤を噴出
して消火を行なうものである。
このスプリングクラーヘツドを例えば浮屋根式
石油タンクの自動消火設備に使用する場合は、従
来浮屋根側板と石油タンク側板間のリムスペース
内に配管が設けられ、この配管の先端にスプリン
グクラーヘツドが取付けてある。
石油タンクの自動消火設備に使用する場合は、従
来浮屋根側板と石油タンク側板間のリムスペース
内に配管が設けられ、この配管の先端にスプリン
グクラーヘツドが取付けてある。
一般に石油タンクにおいては、地震時の現象と
して、スロツシングが考えられ、浮屋根式石油タ
ンクの貯油上にある浮屋根は油と同様に揺れを起
こす。この時リムスペース内の配管、スプリング
クラーヘツド及び配管サポートが石油タンク側板
に衝突することが予測される。このことは消防か
らの通達にも示され、改善するよう指導されてい
る。
して、スロツシングが考えられ、浮屋根式石油タ
ンクの貯油上にある浮屋根は油と同様に揺れを起
こす。この時リムスペース内の配管、スプリング
クラーヘツド及び配管サポートが石油タンク側板
に衝突することが予測される。このことは消防か
らの通達にも示され、改善するよう指導されてい
る。
また、地震時以外においても石油タンクの不等
沈下による石油タンク側板の変形により、リムス
ペースが狭くなり、浮屋根の動作中に同様に配管
等が石油タンク側板に接触することが考えられ発
火の原因になる。
沈下による石油タンク側板の変形により、リムス
ペースが狭くなり、浮屋根の動作中に同様に配管
等が石油タンク側板に接触することが考えられ発
火の原因になる。
上記した地震時のスロツシング現象あるいは不
等沈下を考えると、従来の浮屋根式石油タンクの
自動消火設備のようにリムスペース内に配管、ス
プリングクラーヘツド等の突起物を設けることは
設備の破損及び発火の原因になりかねないことか
ら、消火設備をリムスペース内に設けることを避
けるため、スプリングクラーヘツドを浮屋根上板
上に配置しなければならない。
等沈下を考えると、従来の浮屋根式石油タンクの
自動消火設備のようにリムスペース内に配管、ス
プリングクラーヘツド等の突起物を設けることは
設備の破損及び発火の原因になりかねないことか
ら、消火設備をリムスペース内に設けることを避
けるため、スプリングクラーヘツドを浮屋根上板
上に配置しなければならない。
しかしながら、スプリングクラーヘツドを浮屋
根上板上に配置すると、スプリングクラーヘツド
に組込まれたヒユーズメタルの熔融速度が遅れ、
火災感知が鈍くなり初期消火の点から問題があつ
た。
根上板上に配置すると、スプリングクラーヘツド
に組込まれたヒユーズメタルの熔融速度が遅れ、
火災感知が鈍くなり初期消火の点から問題があつ
た。
この発明は上記した問題点を改善し、火災感知
の感度の向上を図つた消火設備の感温部を提供す
ることを目的とするものである。
の感度の向上を図つた消火設備の感温部を提供す
ることを目的とするものである。
この発明の消火設備の感温部は温度感知部、感
知信号発生部及び作動部から構成している。温度
感知部は熱容量の小さい形状記憶合金よりなり、
火災発生時に所定の温度を感知して作動する。感
知信号発生部は、先端部はガラス等破壊され易い
材料を使用し、後端部を加圧された感知ラインに
接続するように構成し、先端部の破壊により火災
信号を発する。作動部は上記温度感知部の作動に
より、上記感知信号発生部の先端部を破壊するハ
ンマーを有する。
知信号発生部及び作動部から構成している。温度
感知部は熱容量の小さい形状記憶合金よりなり、
火災発生時に所定の温度を感知して作動する。感
知信号発生部は、先端部はガラス等破壊され易い
材料を使用し、後端部を加圧された感知ラインに
接続するように構成し、先端部の破壊により火災
信号を発する。作動部は上記温度感知部の作動に
より、上記感知信号発生部の先端部を破壊するハ
ンマーを有する。
第1図a,bはこの発明の一実施例を示し、a
は正面図、bは側面図である。図において1は先
端部に先端を密閉したガラス管2を設け、後端部
には感知ラインに接続するための接続金具3を設
けた感知信号発生部である。4は、ねじりコイル
ばね5を取付けたシヤフト6に直角方向で取付け
たハンマー、7は線材からなる形状記憶合金であ
り、ボルト8に一端を固定し、他端をピン9に引
掛けたアーチ状として、ハンマー4の回転力を拘
束しておく。形状記憶合金7は、あらかじめ所定
の温度で形状が直線状になるよう記憶させてお
く。
は正面図、bは側面図である。図において1は先
端部に先端を密閉したガラス管2を設け、後端部
には感知ラインに接続するための接続金具3を設
けた感知信号発生部である。4は、ねじりコイル
ばね5を取付けたシヤフト6に直角方向で取付け
たハンマー、7は線材からなる形状記憶合金であ
り、ボルト8に一端を固定し、他端をピン9に引
掛けたアーチ状として、ハンマー4の回転力を拘
束しておく。形状記憶合金7は、あらかじめ所定
の温度で形状が直線状になるよう記憶させてお
く。
上記のように構成した感温部を第2図に示すよ
うに感知ライン21に接続する。図において22
は複数の感温部、23は先端に複数の開放型スプ
リングクラーヘツド24を接続した消火液ライ
ン、25は感知ライン21と消火液ライン23を
切換える三方ボール弁であり、三方ボール弁25
は通常時には感知ライン21方向を開とし、消火
液ライン23方向を閉としている。26は加圧さ
れた消火液を貯蔵している消火液タンクである。
なお感知ライン21の内圧は感温部22内のガラ
ス管2を破壊しない程度に不図示の減圧弁で低く
してある。
うに感知ライン21に接続する。図において22
は複数の感温部、23は先端に複数の開放型スプ
リングクラーヘツド24を接続した消火液ライ
ン、25は感知ライン21と消火液ライン23を
切換える三方ボール弁であり、三方ボール弁25
は通常時には感知ライン21方向を開とし、消火
液ライン23方向を閉としている。26は加圧さ
れた消火液を貯蔵している消火液タンクである。
なお感知ライン21の内圧は感温部22内のガラ
ス管2を破壊しない程度に不図示の減圧弁で低く
してある。
上記のように構成し、接続された感温部22に
おいて、火災発生時に形状記憶合金7が所定の温
度に達すると、形状記憶合金7はあらかじめ記憶
している直線状に復帰しハンマー4の拘束を解
く。するとシヤフト6はねじりコイルばね5のね
じり力により回転し、ハンマー4がガラス管2を
破壊し、感知ライン21の内圧降下を不図示の制
御装置で検出し、三方ボール弁25を切換え、消
火液ライン23に消火液を供給して開放型スプリ
ングクラーヘツド24から消火液を噴出する。こ
の場合、温度感知部は熱容量の小さい線材からな
る形状記憶合金7で構成しているため、所定温度
に達するとただちに作動するため火災発生時の温
度感知の感度の向上が図れる。
おいて、火災発生時に形状記憶合金7が所定の温
度に達すると、形状記憶合金7はあらかじめ記憶
している直線状に復帰しハンマー4の拘束を解
く。するとシヤフト6はねじりコイルばね5のね
じり力により回転し、ハンマー4がガラス管2を
破壊し、感知ライン21の内圧降下を不図示の制
御装置で検出し、三方ボール弁25を切換え、消
火液ライン23に消火液を供給して開放型スプリ
ングクラーヘツド24から消火液を噴出する。こ
の場合、温度感知部は熱容量の小さい線材からな
る形状記憶合金7で構成しているため、所定温度
に達するとただちに作動するため火災発生時の温
度感知の感度の向上が図れる。
第3図a,bは、この発明の他の実施例を示
し、aは正面図、bは側面図である。図において
1〜6は上記第1図a,bと同一のものである。
7Aは線材からなる形状記憶合金であり、一端を
ボルト9で固定したS字形状である。
し、aは正面図、bは側面図である。図において
1〜6は上記第1図a,bと同一のものである。
7Aは線材からなる形状記憶合金であり、一端を
ボルト9で固定したS字形状である。
この実施例の場合も形状記憶合金7Aは、所定
の温度に達すると形状が直線状になるように、あ
らかじめ記憶させてある。11はベース12に回
転できるように取付けたレバーであり、形状記憶
合金7Aに接しながらハンマー4を拘束してい
る。
の温度に達すると形状が直線状になるように、あ
らかじめ記憶させてある。11はベース12に回
転できるように取付けたレバーであり、形状記憶
合金7Aに接しながらハンマー4を拘束してい
る。
火災発生時に形状記憶合金7Aが所定の温度に
達すると、レバー11を回転させて、ハンマー4
の拘束を解く。したがつて、この実施例の場合も
第1図a,bに示した実施例と同様に火災発生時
の温度感知の感度向上が図れる。
達すると、レバー11を回転させて、ハンマー4
の拘束を解く。したがつて、この実施例の場合も
第1図a,bに示した実施例と同様に火災発生時
の温度感知の感度向上が図れる。
以上述べたように、この発明の感温部は温度感
知感度の向上が図れる結果、第4図a,bに示す
ように感温部22及び開放型スプリングクラーヘ
ツド24を浮屋根式石油タンクの浮屋根41の浮
屋根上板42上でウエザーフード43内に設け
て、浮屋根側板44とタンク側板45間のリムス
ペース46内に設けなくても、火災発生時に火災
感知が鈍くなることを防止できる。
知感度の向上が図れる結果、第4図a,bに示す
ように感温部22及び開放型スプリングクラーヘ
ツド24を浮屋根式石油タンクの浮屋根41の浮
屋根上板42上でウエザーフード43内に設け
て、浮屋根側板44とタンク側板45間のリムス
ペース46内に設けなくても、火災発生時に火災
感知が鈍くなることを防止できる。
この発明は以上説明したように、熱容量の小さ
い形状記憶合金を使用して火災発生を感知するた
め火災発生時の温度感知感度を向上させることが
でき、さらに感知信号発生部の内圧降下により火
災感知信号を発するため、火災発生から消火液噴
出までの時間が短縮され、初期消火に寄与する効
果が大である。
い形状記憶合金を使用して火災発生を感知するた
め火災発生時の温度感知感度を向上させることが
でき、さらに感知信号発生部の内圧降下により火
災感知信号を発するため、火災発生から消火液噴
出までの時間が短縮され、初期消火に寄与する効
果が大である。
第1図a,bはこの発明の実施例を示し、aは
正面図、bは側面図、第2図は第1図a,bに示
した実施例を使用時の配管系統図、第3図a,b
はこの発明の他の実施例を示し、aは正面図、b
は側面図、第4図a,bはこの発明を浮屋根式石
油タンクに使用した場合の配置図である。 1……感知信号発生部、2……ガラス管、4…
…ハンマー、5……ねじりコイルばね、6……シ
ヤフト、7,7A……形状記憶合金、21……感
知ライン、22……感温部、23……消火液ライ
ン、24……開放型スプリングクラーヘツド、4
1……浮屋根、43……ウエザーフード、45…
…タンク側板。
正面図、bは側面図、第2図は第1図a,bに示
した実施例を使用時の配管系統図、第3図a,b
はこの発明の他の実施例を示し、aは正面図、b
は側面図、第4図a,bはこの発明を浮屋根式石
油タンクに使用した場合の配置図である。 1……感知信号発生部、2……ガラス管、4…
…ハンマー、5……ねじりコイルばね、6……シ
ヤフト、7,7A……形状記憶合金、21……感
知ライン、22……感温部、23……消火液ライ
ン、24……開放型スプリングクラーヘツド、4
1……浮屋根、43……ウエザーフード、45…
…タンク側板。
Claims (1)
- 1 熱容量の小さい形状記憶合金からなる温度感
知部と、先端部はガラス等破壊され易い材料を使
用し、後端部を加圧された感知ラインに接続する
感知信号発生部と、上記温度感知部の作動により
上記感知信号発生部の先端部を破壊するハンマー
を備えた作動部とを有し、火災発生時に感知ライ
ン内圧を降下することにより火災信号を発するよ
うにした消火設備の感温部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13899284A JPS6120569A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 消火設備の感温部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13899284A JPS6120569A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 消火設備の感温部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6120569A JPS6120569A (ja) | 1986-01-29 |
JPS6311031B2 true JPS6311031B2 (ja) | 1988-03-10 |
Family
ID=15234949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13899284A Granted JPS6120569A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 消火設備の感温部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6120569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500871A (ja) * | 2004-06-03 | 2008-01-17 | ロックステック アクティエボラーグ | 防火装置 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP13899284A patent/JPS6120569A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500871A (ja) * | 2004-06-03 | 2008-01-17 | ロックステック アクティエボラーグ | 防火装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6120569A (ja) | 1986-01-29 |
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