JPS63109800A - Dna塩基配列決定法 - Google Patents

Dna塩基配列決定法

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JPS63109800A
JPS63109800A JP25499486A JP25499486A JPS63109800A JP S63109800 A JPS63109800 A JP S63109800A JP 25499486 A JP25499486 A JP 25499486A JP 25499486 A JP25499486 A JP 25499486A JP S63109800 A JPS63109800 A JP S63109800A
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Takehiko Shibata
武彦 柴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はDNA塩基配列の決定法に関する。更に詳しく
は、rec A蛋白によるDループ生成反応を利用した
DNA塩基配列決定法に関する。
〔従来の技術〕
DNAの塩基配列の解析に、現在、M13など単鎖DN
Aファージベクター、単鎖DNA断片(プライマー)、
DNA合成酵素、ヂデオキシ3リン酸を用いた方法が広
く使われている(第2法:第2図)。これは、ヂデオキ
シ3リン酸が合成されつつあるDNA鎮に取り込まれる
とそこで、合成反応が停止するという特性を利用し、特
定の塩基のある部位で合成反応を止め、更にこの合成さ
れたり、NAO鎖長を、ゲル電気泳動で解析する事によ
って、鋳型となったDNAの塩基配列を読み取る事がで
きるという原理を用いている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この方法の欠点として次のような事が挙げられる。
(1)塩基配列を解析しようとする被検体DNAを、M
13ベクターにクローニングし直さなければならない(
第2図、第11第■段階)。このクローニングの操作は
、繁雑である。
(2)被検体DNAによっては、M13ベクターにクロ
ーニングする事ができない。この事は、その部分の塩基
配列の解析は不能である事を意味する。
(3)被検体DNAによっては、M13ベクターにクロ
ーニングして、鋳型となる単鎖DNAとして調製する間
に高い率で変異を受ける。この事は、塩基配列の解析結
果の精度を下げる事となる。単鎖DNAベクターを用い
る事に起因する第3の欠点を除く為に、二重鎖DNAブ
ラスミドヲ用いたクローニング専用のベクターも開発さ
れているが、(1)、(2)の点についてはM13を用
いる方法となんら変りはない。
そこで本発明の方法は、M13ベクターを用いる方法の
もつ上記の3つの欠点を解決する事を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、 (a)  被検体DNAを有する二重鎖DNAと単鎖D
NA断片とを、rec A蛋白又はその類似蛋白及びA
TPの存在下で共存させて該単鎖D N A断片を上記
二重鎖DNA上の被検体DNAと隣接する部位にDルー
ズの形で載せ、 (b)(a)で得られた単鎖DNA断片を載せた二重鎖
DNA上の単鎖DNA断片をプライマーとし、該二重鎖
DNA上の被検体DNAを鋳型とし、DNA合成酵舅を
用い、かつ4種のdNTPおよび該dNTPの1種の塩
基に対応する2’  、 3’−ジデオキシヌクレオシ
ド三リン酸類似体(ddNTP)の存在下行う相補的D
NAの合成を、各dNTPに対応する4種のddNTP
についてそれぞれ行い、鎖長の異なるDNA分子を合成
し、 (c)  (b)で得られたDNA分子を二重鎖DNA
から分離し、次いでゲル電気泳動法により該DNA分子
を展開し、各バンドに対応する塩基を同定する、 諸工程を含むDNA塩基配列決定法に関する。
以下本発明について第1図に従って説明する。
まず本発明の決定法においては、被検体DNAを有する
二重鎖 D N Aとプライマーとして働く単鎖DNA
断片とを、rec A蛋白又はその類似蛋白及びATP
の存在下で共存させて該単61 D N A断片を上記
二重鎖DNA上の被検体DNAと隣接する部位にDルー
プの形で載せる(工程(a))。
本発明においては、ATPの存在下rec A蛋白又は
その類似蛋白の作用によってプライマーとなる単鎖DN
A断片を二重鎖DNA上の被検体DNAと隣接する部位
にDルーズの形で載せることができる。
本発明において被検体DNAのベクターとなる二重鎖D
NAとしては、従来からベクターとして知られている種
々の閉環状二重鎖DNAを制限なく用いることができる
。例えばpBR322の系統、Co42E1の系統、p
MB9の系統、pSClolの系統、R六にの系統、ラ
ムダ・ファージの系統を挙げることができる。また、該
二重鎖DNAへの被検体DNAのクローニングは、既知
の方法、例えばマニアティらの文献(Maniatis
Fr1tsch and Sambrook ”Mo1
ecular cloning : alaborat
ory manual”、  Co1d Spring
 ftarborLaboratory 1982)に
記載の方法に基いて行うことができる。ただし、この方
法に限定されるものではない。
尚本発明において被検体DNAの大きさについて特に制
限はないが1例えば約100塩基対程度のDNA断片で
あることが好ましい。
本発明は従来の単鎖DNAであるM13ベクターを用い
る方法と異なり、塩基配列を調べようとしている被検体
DNAをクローニングした二重鎖DNAをそのまま検体
として用いるものである。
ここでrec A蛋白としては大腸菌(Escheri
chiaCOII)のrecA蛋白を挙げることができ
、例えば柴田らの文献(Shibata et al、
 (19133) !Jethods inEnzym
ology  100:197)の記載に基いて、入手
することができる。又、rec A蛋白に類似の蛋白と
しては、T4ファージ由来のuvs X蛋白、枯草菌(
Bac i 11ussubt i 1 is)由来の
rec蛋白及び黒穂菌(tlstilago)由来のr
ec l蛋白等を例示することができる。これらの蛋白
は、例えば[uvs X :Yonesaki et 
al、  (1985) Enr、 J、 Bioch
em。
148:12? 、 rec蛋白; Lovett a
nd Roberts(1985) J、 Blol、
 Chem、 260:3305 、 rec 1 ;
Kmiec and Holloman (1982)
 Ce1l 29:367 Eの記載に基いて入手する
ことができる。
プライマーとして働く単鎖DNA断片は、挿入された被
検体DNAに隣接するベクター(二重鎖DNA)の部位
の塩基配列と同一の塩基配列を有する単鎖D N A 
Ir片である。該単鎖DNA断片としては化学的合成し
たDNA又は天然のDNAから制限酵素等を用いて分離
したDNAのいずれであってもよい。該DNA断片の大
きさは例えば約100塩基対であることが好ましい。
尚、本発明においては、工程(a)においてrec A
蛋白又はその類似蛋白に加えて抗rec A蛋白単クロ
ーン抗体(例えばARM 193 ;Makinoら、
<1985)、J、  Biol、  Chem、、 
 260  :15402)を存在させることが、Dル
ープの形成を容易にさせることができるために好ましい
次に本発明においては、前記工程Ca)で得られた単鎖
DNA断片を載せた二重鎖DNA上の単鎖DNA断片を
プライマーとし、該二重鎖DNA上の被検体DNAを鋳
型とし、DNA合成酵素を用い、かつ4種のd N T
 Pおよび該dNTPの1種の塩基に対応する2’  
、 3’ −ジデオキシヌクレオシド三リン酸類似体(
ddNTP)の存在下行う相補的DNAの合成を、各d
NTPに対応する4種のd d N T Pについてそ
れぞれ行い、鎖長の異なるDNA分子を合成する(工程
(b))。
諸工程(b)は、ヂデオキシヌクレオチド法を応用する
ことにより行える。より詳しくは、工程(a)で得た二
重鎖 D N Aを含む試料にDNA合成酵素を添加し
た後に、該試料を4分割し、各試料に4種のdNTP 
(dGTP、dTTP、、dCTP。
dATP)を加え、さらに各試料にddNTPとしてd
dATP :ddTTPSddGTP及びddCTPを
それぞれ加え、室温で15〜20分間反応させる。
該反応において、d d N T Pとして例えばdd
ATPを用いた試料については、ddTTPが取込まれ
た位置で補相的DNAの伸長反応は停止し、その結果鎖
長の異なるDNA分子が生成する。ddNTPとしてd
dTTP等を用いた場合にもそれぞれ同様の機構によっ
て、鎖長の異なるDNA分子が生成する。
該工程(b)において、DNA合成酵素としては例えば
大腸菌DNAポリメラーゼ工大フラグメント(Klen
ow Fragn;ent)を挙げることができる。
さらに本発明においては、dNTPの少なくとも1種に
放射性同位元素(例えば353や32P)を含むdNT
Pを用いることが、後の電気泳動法によるDNA配列決
定の際に好ましい。
次いで本発明において、前記工程b)で得られたDNA
分子を二重鎖D N Aから分離し、次いでゲル電気泳
動法により該DNA分子を展開し、各バンドに対応する
塩基を同定する(工程(c))。
工程(c)におけるDNA分子の二重鎖DNAからの分
離は、工程(b)において4分割されて得られたそれぞ
れの合成されたDNA分子を含む二重鎖DNAを熱処理
することで行うことができる。
該熱処理は、90〜100℃で5〜10分間の条件で行
うことができる。
次いで分離された相補的に合成された単鎖DNA分子は
ゲル電気泳動によって各フラグメントに分離(展開)し
、各フラグメントをラジオオートグラフ等により検知し
て、その結果から塩基配列を求めることができる。
尚、工程(a)においてDループを作らせるにrecA
蛋白等の活性を用いずに、ただ高温(二重鎖DNAの融
解温度より幾らか低い温度)で保温する方法も有る。し
かし、rec A蛋白等を用いると、反応を10’〜1
06倍と速くする事ができる。これは、プライマーの必
要量の削減1反応時間の短縮、またはDループの収量の
増加につながる。また、rec A蛋白等を用いると、
Dループ形成反応(第1図、工程〔a〕)をDNA合成
反応の行える条件下(常温、中性pH)で行う事ができ
るので、工程(a)とDNA合成反応(第1図、工程(
b))とを組み合わせて1度で行い、操作の行程を簡単
にする事も可能である。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例 (1)塩基配列゛を調べようとしている被検体D N 
Aをクローニングした閉環状二重鎖DNA (pBR3
22)(10PM;ヌクレオチド残基の濃度で)、被検
体DNAの挿入された部位に隣接するベクタ一部位の塩
基配列をもつ単鎖DNA断片(0,4μM;ヌクレオチ
ド残基の濃度で)、rec A蛋白(大腸菌由来; 0
.1μM) 、ATP(1,3m!、1  ) 、31
  m!、1  )リス・HC1緩衝液(pH7,5)
、13 mM塩化マグネシウム、1.8ms! ジチオ
スレイトーノベ88μg/ml牛血清アルブミンを25
μβ程度の反応液として、37°で30分保温した。
(2)保温後、反応液に”5−dATP (1μM、6
00ロi/mfnoβ)と、大腸菌DNAポリメラーゼ
工大フラグメント(Klenow Fragment 
)(0,06unit/mfりとを加えた。
(3)それを、5μβずつに、分割した(a、t。
g、c)。
(4)aにdGTP(30AIM  ) 、  dTT
P(30μ!、I  ) 、  dCTP(30μM 
) 、 ddATP(70PM >を、tにclGTP
 (50μMA ) 、  dTTP(2,5μM )
 、  dCTP(50PM ) 、 ddTTP(2
00μ;4)を、gにdGTp (2,5μM  ) 
、  dTTP(50μM ) 、  dCTP(50
PM ) 、 ddTGP<100μM)を、C(こd
CTP(50μ!、l  )、  clTTP(50μ
M  )、  dCTP(2,5μ74 ) 、 dd
CTP(100μ入1)を、それぞれ加えたく最終体積
、7μβ)。
(5)以下の操作を、a、t、g、cそれぞれの検体に
就いて、別々に行った。
(6)検体を、室温で15〜20分保温した。
(7)  dATP(50PM ) 、 dGTP(5
μλI ) 、 dTTP(5μNl)。
dCTP(5μM)、大腸菌DNAポリメラーゼ■大フ
ラグメント(0,015unit/mf)の混合液を2
μm加え、更に15〜20分、室温で保温した。
(8)0.3%キシレンシアノーノベ0.3 %ブロモ
フェノールブルー、10m)。l EDTAの混合液を
7μ!加え、混合した。
(9)100° 10分、熱処理した。
α■ 4種の検体を、1枚の6%ポリアクリルアミドゲ
ルの平板の、異なるレーンで電気泳動により、展開し、
ラジオオートグラフによってDNA断片の位置を同定し
、塩基配列を読み取った。
得られた結果を、鋳型にしたDNAの塩基配列とともに
第3図に示す。
尚、(1)の反応と(2)〜(7)の反応とを同時に行
う事もできる。この時反応は、37°で行わなければな
らない。反応時間、用いるD N 、4.ポリメラーゼ
1大フラグメントの量は、調節する必要がある。
〔発明の効果〕
本発明のDNA塩基配列決定法は以下のような優れた効
果を有する。
被検体DNAをM13ベクターにクローニングする必要
がない。その結果M13ベクターへのクローニングの手
間を省くことができ、かつクローニングの際に生じる可
能性のある変異を避けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のrecΔ蛋白によるDループ生成反応
を利用した二重鎖D N Aの塩基配列決定法のスキー
ムである。 第2図はM13単鎖DNAファージベクターを利用した
塩基配列の決定法のスキームである。 第3図はゲル電気泳動による、ヂデオキシヌクレオチド
存在下で合成、標識したDNAの解析と塩基配列読み取
りの例を示す。 尚第1図及び第2図中、N、N’  はA、T;T。 A;G、CTC,Gのいずれかの対を表わす。また間隔
が一定の2本の線は二重ラセンを表わす。 昭和  4 し2 8 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示   昭和61年特許願第254994
号2、発明の名称   DNA塩基塩基配列性定法3正
をする者 事件との関係  出願人 名称 (679)理化学研究所 4、代理人 5、補正命令の日付  自  発 (1)特許請求の範囲を別紙の如(訂正する。 0) 明細書中、下記個所の誤記を各々訂正する。 (3)第1図及び第2図を別紙の如く訂正する。 特許請求の範囲 (1) (a)  被検体DNAを有する二重鎖DNA
と単鎖DNA断片とを、rec A蛋白又はその類似蛋
白及びATPの存在下で共存させて該単鎖DNA断片を
上記二重鎖DNA上の被検体DNAと隣接する部位にD
ルーズの形で載せ、(b)(a)で得られた単鎖DNA
断片を載せた二重鎖DNA上の単鎖D N A断片をプ
ライマーとし、該二重鎖DNA上の被検体DNAを鋳型
とし、DNA合成酵素を用い、かつ4種のdNTPおよ
び該d N T Pの1種の塩基に対応する2’  、
  3’  −ジデオキシヌクレオシド三リン酸(dd
NTP)の存在下で行う相補的DNAの合成を、各dN
TPに対応する4種のddNTPについてそれぞれ行い
、鎖長の異なるDNA分子を合成し、 (c)  (cl)で得られたDNA分子を二重鎖DN
Aから分離し、次いでゲル電気泳動法により該DNA分
子を展開し、各バンドに対応する塩基を同定する、 諸工程を含むDNA塩基配列決定法。 (2)  工程(a)で用いるrecΔ蛋白が大腸菌r
eCA蛋白である特許請求の範囲第(1)項記載の決定
法。 (3)工程(a)で用いるrec Aの類似蛋白がT4
ファージ由来のuvs X蛋白、枯草菌由来のrec蛋
白又は黒穂菌(Ust i lago)由来のrecl
蛋白である特許請求の範囲第(1〕項記載の決定法。 (4)  工程1llb)で用いるDNA合成酵素が大
腸菌DNAポリメラーゼ1大フラグメントである特許請
求の範囲第(1)項記載の決定法。 (5)dNTPの少なくとも1種に放射性同位元素を含
むdNTPを用いる特許請求の範囲第(1)項記載の決
定法。 (6)放射性同位元素が355又は32pである特許請
求の範囲第(5)項記載の決定法。 〔7〕工程(5)を、工程(a)で得た二重鎖DNAを
含む試料にDNA合成酵素を添加した後に、該試料を4
分割し、各試料に4種のdNTPを加え、さらに各試料
にddNTPとして、ddATP、ddTTP、dd(
1,TP、、(]、dCTPをそれぞれ加えることによ
って実施し、かつ得られた相補的DNA分子を含む各試
料についてそれぞれゲル電気泳動法を行う特許請求の範
囲第〔1〕項記載の決定法。 (8)工程(c)におけるDNA分子の二重鎖DNAか
らの分離を、工程(b)において得られた合成されたD
NA分子を含む二重鎖DNAを熱処理することによって
行う特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。 (9)工程(a)においてrecΔ蛋白又はその類似蛋
白に加えて抗rec A蛋白単クローン抗体を存在させ
る特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)被検体DNAを有する二重鎖DNAと単鎖
    DNA断片とを、recA蛋白又はその類似蛋白及びA
    TPの存在下で共存させて該単鎖DNA断片を上記二重
    鎖DNA上の被検体DNAと隣接する部位にDループの
    形で載せ、 (b)(a)で得られた単鎖DNA断片を載せた二重鎖
    DNA上の単鎖DNA断片をプライマーとし、該二重鎖
    DNA上の被検体DNAを鋳型とし、DNA合成酵素を
    用い、かつ4種のdNTPおよび該dNTPの1種の塩
    基に対応する2′,3′−ジデオキシヌクレオシド三リ
    ン酸類似体(ddNTP)の存在下で行う相補的DNA
    の合成を、各dNTPに対応する4種のddNTPにつ
    いてそれぞれ行い、鎖長の異なるDNA分子を合成し、 (c)(b)で得られたDNA分子を二重鎖DNAから
    分離し、次いでゲル電気泳動法により該DNA分子を展
    開し、各バンドに対応する塩基を同定する、 諸工程を含むDNA塩基配列決定法。
  2. (2)工程(a)で用いるrecA蛋白が大腸菌rec
    A蛋白である特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。
  3. (3)工程(a)で用いるrecAの類似蛋白がT4フ
    ァージ由来のuvsX蛋白、枯草菌由来のrec蛋白又
    は黒穂菌(Ustilago)由来のrec1蛋白であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。
  4. (4)工程(b)で用いるDNA合成酵素が大腸菌DN
    AポリメラーゼI大フラグメントである特許請求の範囲
    第(1)項記載の決定法。
  5. (5)dNTPの少なくとも1種に放射性同位元素を含
    むdNTPを用いる特許請求の範囲第(1)項記載の決
    定法。
  6. (6)放射性同位元素が^3^5S又は^3^2Pであ
    る特許請求の範囲第(5)項記載の決定法。
  7. (7)工程(b)を、工程(a)で得た二重鎖DNAを
    含む試料にDNA合成酵素を添加した後に、該試料を4
    分割し、各試料に4種のdNTPを加え、さらに各試料
    にddNTPとして、ddATP、ddTTP、ddG
    TP、ddCTPをそれぞれ加えることによって実施し
    、かつ得られた補相的DNA分子を含む各試料について
    それぞれゲル電気泳動法を行う特許請求の範囲第(1)
    項記載の決定法。
  8. (8)工程(c)におけるDNA分子の二重鎖DNAか
    らの分離を、工程(b)において得られた合成されたD
    NA分子を含む二重鎖DNAを熱処理することによって
    行う特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。
  9. (9)工程(a)においてrecA蛋白又はその類似蛋
    白に加えて抗recA蛋白単クローン抗体を存在させる
    特許請求の範囲第(1)項記載の決定法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1991017267A1 (en) 1990-05-07 1991-11-14 Sri International Process for nucleic acid hybridization and amplification
EP1386006A4 (en) * 2001-04-20 2004-09-15 Penn State Res Found METHOD FOR MANIPULATING NUCLEIC ACIDS

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