JPS63109503A - 自動制御装置 - Google Patents

自動制御装置

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JPS63109503A
JPS63109503A JP61254672A JP25467286A JPS63109503A JP S63109503 A JPS63109503 A JP S63109503A JP 61254672 A JP61254672 A JP 61254672A JP 25467286 A JP25467286 A JP 25467286A JP S63109503 A JPS63109503 A JP S63109503A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔I既  要〕 本発明は、制御に悪影響を及ぼすむだ時間を分離し、制
御性を高めた自動制御系を構成できるようにするために
、むだ時間を含む制御対象の伝達関数をむだ時間を分離
した形で同定すると共にむだ時間を分離検出し、この伝
達関数とむだ時間により最適なPIDパラメータの調整
とむだ時間補償とを自動的に行っている。
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動制御装置、特に比例と時間依存特性の両方
、例えばPI、PIDを得るための手段を有する自動制
御装置に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕自動
制御はある目的をはだすためにとる行動の過不足を修正
することであり、このために一般に第14図に示す自動
制御系が構成される。自動制御系の各要素は、調節部1
、操作部2、検出部3、制御対象4などある。
調節部1は設定信号とフィードバックされた測定信号と
の偏差によって次の操作部2へ送りだす操作信号をつく
り、操作部2は調節部1からの操作信号を増幅して制御
対象4に対して制御動作を行う。検出部3は制御対象4
でつくりだされた制御量を検出し、該検出部3でつくり
だされた検出信号は、フィードバックされて設定信号と
比較される。
自動制御系中の調節部に設定信号とフィードバックによ
る測定信号との偏差を送りこんだとき、どんな操作量が
つくりだされるかは、制御対象4、従って自動制御系の
特性を決定する上できわめて重要な要素であり、動作特
性としては、比例と時間依存特性の両方を得る制御動作
、すなわちPID動作が一般的である。
なお、図において、調節部1を含む1点破線で囲んだ部
分をデジタル計算機で置き換えると、デジタル計算機の
出力で直接制御対象4の操作部2を動かして制御を行う
DDCで代表されるデジタル自動制御系となる。
上記PID動作を行うための演算式は、偏差をe (t
l、操作信号をm (tlとすれば、連続(アナログ)
系では、 (ただし、Kpは比例ゲイン、Tiは積分時間、Tdは
微分時間である。)、またはラプラス変換形で、 のように表わされる。これを離散(デジタル)系で制御
するには、微分演算を後退差分で近似して、速度形差分
式を作り、 Δmll =m、l −m11−+ のような計算を実行する。
制御をアナログ系、デジタル系のいずれで行うにせよ、
P、I 、DのパラメータKp、Ti、Tdは、入力に
対する制御対象、例えばプロセスの過渡応答が、例えば
製品品質などの見地から、好ましい形となるように決め
るのが普通である。たばこの工程であれば、あまり大き
な行き過ぎ量を生じさせた(ないとか、安定するまでに
余り長時間かかっては困るといったことがある。
好ましい応答が得られるようにPIDパラメータを定め
るのに、プロセスの伝達特性が明らかでなくてはならな
い。一般には、プロセスにステップ入力や周期入力を加
えてステップ応答や周波数応答を測定する伝達特性測定
試験を行わないとPIDの最適設定ができないことにな
る。
PIDパラメータの自動調整とは、このようなプロセス
伝達特性の測定を自動化し、PIDパラメータを自動的
に最適設定しようとするものであるが、一般にプロセス
にはむだ時間が含まれており、この場合、むだ時間e−
Liは、 という無限次元の微分を含むので、PIDのような存限
次数の調節部では制御することが困難である。
むだ時間と時定数を「−時遅れ+むだ時間」の形で近似
した場合の等価むだ時間Leと等価時定数Teで評価し
たとき、Le/Te>1.0になると、pIDgJM節
部では制御不能になる。このような場合、デジタル計算
機によるサンプル値制御が有効とされているが、それで
も必ずしもうまく行かない。
要するに、従来は、制御に悪影響を及ぼすむだ時間を分
離したプロセス伝達特性の自動測定及び該測定結果によ
るPIDパラメータの自動的な最適設定を行うことので
きるものがなく、このため制御性を高めた形でフィード
バック制御を行うことができなかった。
本発明は上述した点に鑑み、制御に悪影害を及ぼすむだ
時間を分離したプロセス伝達特性を自動的に測定してP
IDパラメータの最適設定を自動的に行い、制御性を高
めた自動制御装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 上述の問題点を解決するために本発明によりなされた自
動制御装置は、第1図の基本構成図に示す如く、制御対
象Aに入力される入力信号と制御対象からの出力信号と
をサンプリングするサンプリング手段Bを備える。該サ
ンプリング手段により得られる入力データと出力データ
は記憶手段Cに記憶される。該記憶手段Cに記憶されて
いるデータに基づいて差分データ生成手段りが後進、差
分データを生成する。差分データ生成手段りにより生成
された差分データについての相互相関又は相互共分散の
計算に基づいてむだ時間検出手段Eが制御対象Aのむだ
時間を検出する。該検出したむだ時間分データシフトし
た上記差分データと上記記憶手段C中の入力データに基
づいて係数算出手段Fが最小二乗計算を行い制御対象A
の伝達関数の推定係数を算出する。
また、上記係数算出手段Fにより算出された制御対象A
の伝達関数の推定係数に基づいてPIDパラメータ調整
手段GがPIDパラメータを調整する。また、上記むだ
時間検出手段Eにより検出されたむだ時間と上記係数算
出手段Fにより算出された推定係数により同定した制御
対象Aの伝達関数に基づいてむだ時間補償手段Hがむだ
時間補償を行う。
以上の構成により、係数算出手段Fによって算出された
推定係数により同定される伝達関数はむだ時間を含まな
いようになり、また、むだ時間検出手段Eにより検出し
たむだ時間Eと上記同定されたむだ時間を含まない伝達
関数とにより分離したむだ時間の補償をむだ時間補償手
段Hが行っている。このことにより、むだ時間を分離し
た自動制御系を想定してPIDパラメータ調整手段Gが
希望する特性の自動制御系を構成するようにPIDパラ
メータを調整することが可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明による自動制御装置の一実施例を図に基づ
いて説明する。
第2図はDDC系として構成した本発明による自動制御
装置の一実施例を示すブロック図である。
図において、11は中央処理ユニット(CPU)12は
リードオンリーメモリ (ROM) 、13はランダム
アクセスメモリ(RAM) 、14はシリアル入出力(
SIO)、15はキー人力、16は計算ユニット、17
はアナログデジタルコンバータ(ADC) 、18はデ
ジタルアナログコンバータ(DACう、19はマルチプ
レクサ(MPX)、20はアドレスバス及びデータバス
である。
上記MPX19の入力が装置入力、DAC19の出力が
装置出力となっており、入力には図示しないプロセスの
任意点からの測定信号が入力され、出力からはプロセス
への操作信号などが出力される。また、5IO14には
表示装置としての図示しないCRTが、キー人力15に
は入力装置としての図示しないキーボードがそれぞれ接
続されている。
CPUIIはバス20を介してROM12、RAM13
.5IO14、キー人力15、計算ユニット16、AD
C17及びDAC19と相互に接続されており、ROM
12に記憶されている予め定められたプログラムに従っ
て、バス20を介して各部との間で信号の授受を行って
後述する自動制御のための各種の仕事を行う。
上述した構成の自動制御装置は、バッチ処理により制御
対象(操作部及び検出部を含めたもの)の伝達関数を同
定し、得られた伝達関数のパラメータをもとに最適のP
ID値を自動的に調整すると共に、制御対象のむだ時間
を伝達関数と別に分離検出し、これをもとにスミスのむ
だ時間補償を行って自動制御を行っているものである。
以下、その処理手順を示す。
まず、制御対象の伝達関数の同定を行うが、この際PI
D動作は行わせず、かつフィードバックループをオープ
ンにする。すなわち、制御対象を伝達関数の測定対象と
してみて、その入力端に設定信号にランダム信号を重ね
合わせたものを印加して2定時間データをサンプリング
することにより、制御対象の連続時間伝達関数を推定す
る。
観測された入出力データから伝達関数を求める概念は、
制御対象の入力信号をX is)、伝達関数をG fs
)及び制御対象の出力信号をY (Slとすると、Y 
(S) = G (51・X (3)のように、有理関
数で表現することができる。なお、ao  、a、、a
2”’及びす、、b2−・・は伝達関数を同定するため
のパラメータ、Lはむだ時間、Sはラプラス変換で用い
る複素変数である。
以下、むだ時間を分離した連続時間系の伝達関数を同定
する処理手順を説明する。
第3図の簡略図に示す如く、制御対象入力は、デジタル
DC出力信号に同定のためのデジタルランダム信号を加
え合せたものをデジタル/アナログコンバータ(DAC
)、19によりアナログ信号に変換したものである。
この入力に応じて制御対象40から出力される制御対象
出力は、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)17
によりデジタル変換されて入力信号として受は取られる
上記DAC19により変換される前のデジタル信号と、
デジタル信号である入力信号とをサンプリングして時系
列データが抽出される。この抽出した時系列データから
適当な階数までの差分データを作り、これらから入力デ
ータベクトルと差分データマトリックスを作る。
人力データベクトル(X)は、以下のように入力データ
Xを時間的に旧いものの順に上から並べたものである。
差分データマトリックスCD)は、以下のように、出力
データ、1階からn階までの出力データの差分及び1階
からn階までの入力データの差分からなる。
次に、入力データと出力データの対応する階数(0階〜
n階)の差分データの相互相関または相互共分11kを
計算し、最大値または最小値が得られる時間差を検出す
る。この検出された(n+1)個の時間差が一致する場
合には、これをむだ時間とする。一致しない場合には、
むだ時間検出に失敗したものと見なし、エラーメツセー
ジを出力して処理を終了する。
むだ時間検出に成功した場合には、サンプリングデータ
をシフトすることにより、むだ時間を被測定システムの
特性から分離する。
上記入力データベクトル(X)及び差分データマトリッ
クスCD)から以下のような連立差分方程式が得られる
X=a6 y+a+ Δy+azΔ2 y + 、°。
+a+、Δ” y−b、Δx−b2ΔZ x  、、・
−す、Δfix Δy4  sΔ2y8.・・・、Δ″y、は後進差分で
あり、 Δy1 =y=   Y=−+ Δ2 yl =Δy4−Δyt−+  = yi   
2 )’ 1−1(iはn、n+1.・・・、Nである
。)上式において、データは時刻t=o、1.・・・。
n、・・・、Nまでサンプリングしているが、初期条件
を設定するため、0〜n−1時点までのデータはt舎て
られる。
上記連立方程式が最小二乗解を持つためには、未知パラ
メータao  、・・・t”I’1tblj・・・、b
nの数(2n+1)よりも、式の数(N−n+1)の方
が多くなくてはならない。また、むだ時間によるシフト
がL個であったとすると、 N > 3 n + L であることが必要である。Nはデータ数、nは階数、L
はむだ時間である。
上記連立方程式を (x)= (D)  ・ 〔α〕 ただし、〔X〕 :入力データベクトル(N−n+1)
行×1列 〔D〕 :差分データマトリックス (N−n+1)行X (2n+1)列 〔α〕 :係数ベクトル(2n+1)行×1列 と表せば、未知パラメータ〔α〕の最小二乗解は、を計
算することにより求められる。なお、ID)’この結果
得られる制御対象の伝達関数は、ao +a、s+a2
  s2 +−・−+a、1 s’であり、この式は差
分(f(tl−f  (t −T) ) /T))/T
SSを近似したことに相当している。
上記式中の回帰係数aist’iのなかには本来0とな
るべきものが、統計計算上の誤差の影古で0とはならな
いで残るかも知れない。これを避けるために、普通、統
計処理で行われる回3F4の有意性検定(を検定)を行
って、有意でない変数については、強制的に当該パラメ
ータを0とする。その後、回帰が有意でないと判定され
た変数を除いて、有意な変数、だけで再度擬似逆行列演
算を行う。
これにより次数の決定が自動的に行える。
そして上記回帰計算の結果得られる重相関係数R<0.
95の場合には、充分な精度で同定できなかったものと
して、所定のメツセージを出力して処理を終了する。
R≧0.95の良好な結果が得られた場合、係数ベクト
ル〔α〕の内容をサンプリング周期で補正して出力する
今、サンプリング周期に関するマトリックスを、(ただ
し、diagは対角マトリックスを、カッコ内は対角成
分を表す。) とすれば、その逆マトリックスは、 である。
後進差分で求めたパラメータを、 [α]=(1,b) (Tは転置マトリックスを表す。) とすれば、その補正値は 〔α“〕−〔τ〕  ・ 〔α〕 となる。
上記むだ時間の求め方を以下説明する。むだ時間は無限
次元の関数であるから、有理関数形で求めるには本来無
理があるので、同定処理の中では切り離している。むだ
時間の定義は「入力信号が変化してから出力信号が変化
するまでに経過する時間」である。この定義に従えば、
入出力信号の不連続点を検出することができればむだ時
間が分かることになる。そこで、差分データの相互相関
を計算することによりサンプリング周期を最小羊位とし
てむだ時間を求めている。理論的には、これは安定な多
重極を持たない系についてのみ有効であるが、実在の多
くの制御対象はこの範口3に入るものが多い。
不連続点を求めるのなら理屈の上では何階の微分を用い
てもよいが、ここでは相互相関の計算は例えば3次まで
の差分について行えばよい。原理的には1種類の差分て
求まる筈であるが、検出確度を高めるために多数決の原
理を用いている。
サンプリング周期はパラメータ検出に影響を及ぼす。す
なわち、サンプリング定理によれば、「信号x (t)
がo−r o  (HZ )に帯域制限された信号であ
れば、T≦1/2fO(秒)毎の標本値(x (nT)
)を知ることにより、x (t)は、として完全に復元
できる。逆にサンプリング周期によって、復元できる信
号の高周波域には限界がある。
上述した後進差分によるパラメータと通常の最小二乗法
によるパラメータとは相互に変換可能な関係にある。た
だし、この変換に際してサンプリング周期の大小により
数値計算上の困難が生ずる。
すなわち、前に導入した差分データマトリックスについ
て、 と分離すると、〔ΩX〕 、〔Ωy〕は通常の最小二乗
法で使われるデータマトリックスになっている。
上述のように、サンプリング周期に関するマトリックス
を、 (r’ )  =diag (1、1/T、l/T  
、1/T  、・、1/T )後進差分により求めたパ
ラメータを、 〔α) = (a 、 b) (Tは転置マトリックスを表す。) また、通常の最小二乗法によるパラメータを、〔β)=
(ptq) とすれば、 〔Ωyl  (c〕 (τ’)〔a)=(Ωx)(c)
(τ′〕(b)+ (V)(c)Cτ′〕 (a) (〔V〕は説明できないノイズを表わす。)及び 〔Ωy)(p〕=(Ωx)(q〕+ (V′、(p)が
成り立つことから、 または という関係がある。
であるから、サンプリング周期Tが1でなければ、パラ
メータの変換の際、高次項に桁落ち、桁あふれなどの計
算誤差が生じ易い。一般に、サンプリング周期が小さい
ほど、離散時間系が連続時間系に近づくので良いとされ
ているが、このパラメータ変換に関する限り、単純にT
を小さくしたのでは、高次項パラメータを求めることが
難しく、後で数値計算上に問題を残すことになる。
通常の最小二乗法によってパラメータを求めても、上述
の方法を使えばそれを近似連続時間伝達関数に変換する
ことができるけれど、本発明では差分データを利用して
むだ時間を検出・分離している。
初期条件を設定するには、指定した求解次数から定まる
ある次数までの差分が必要である。これをCPU内で自
動的に処理するために、測定データの最も古い部分を初
期設定のために用いている。
n階後進差分式は、 であり(ここでiはn、n+1.・・・、Nである)、
i=0〜n−1までのデータは、この計算の後播てられ
る。
ラプラス変換を微分形式に直した場合の初期値、f  
(0) 、 f’ (0)  、・・・については、い
ずれも0としている。
初期値をすべて零とおけば、演算子の対応は、となる。
次数の決定は以下のようにして行う。
すなわち、差分は、高階になればなるほど小さな値とな
るのが普通である。ところが、元の値に誤差が含まれて
いる場合、高階になるほど誤差が次第に累積してその値
自体が無意味になる(SN比が悪くなる)ところがある
。本来微小であるべき高階差分を、誤差の混入を考えな
いで不必要にパラメータ推定計算の中に加えると、求め
られたパラメータ自体の推定精度も低下する。また、上
述のように後進差分は微分の線形近似であるから、高次
(または高周波)情報量は少なくなっていると考えられ
る。
そこで、純統計処理により差分データの回帰の有意性検
定(を検定)を行って無意味な項は最終的にカットする
ようにしている。
サンプルデータ点数(ロ)に対する求解次数(nl及び
むだ時間(L)からの条件は以下のようにして求める。
すなわち、むだ時間りが検出された場合、出力データを
シフトするので有効データ数はしたけ減少する。続いて
初期条件の設定にn個のデータを用いる。従って、(m
−L−n)個のデータが最終的に有効となる。
左側擬似逆行列を適用するためには、(行数)〉(列数
)の条件が成立しなければならないから、(m−L−n
) >2n+1 となり、よって、 m > l、 + 3 n + 1 となる。すなわち、むだ時間の大きな制御対象であれば
、それだけ多数のデータが必要であることが分る。
自動制御系から制御対象のむだ時間を分離し、第4図に
示す自動制御系が構成できるようにするため、スミスの
むだ時間補償法を採用している。
スミスのむだ時間補償法は、第5図に示すような自動制
御系を構成することによって、G e (31# G 
p (s) なる条件のもとて第4図の系と同じ制御ができるという
ものである。図中、G C(3)が調節部の伝達関数、
G p (S)が制御対象のむだ時間を含まない伝達関
数、e−Lsはむだ時間、G e (s)は制御対象の
し推定伝達関数であり、上述のようにして同定したむだ
時間を含まない制御対象の伝達関数の推定係数と分雛・
検出したむだ時間とを用い、Ge(si  (1−e−
” ) なる特性を有するスミスのむだ時間補償ループをCPU
I l内に構成し、調節部の出力、すなわち制御対象の
入力信号を該ループを介して調節部の入力に負帰還して
いる。
本例では、ITAE (Integrated  Ti
me  AbsoluteError)が最小に近く、
等価減衰係数が約0.7、インデンシャル応答のオーバ
シュートが約10%、位相余裕が約60°、ゲイン余裕
が7〜8dB、そして整定時間が限界周期の1〜2倍と
いう好ましい制御系を得ることができる北森によるPr
Dパラメータの調整方法が採用されている。
この方法は、第6図に示すようなむだ時間を含まない伝
達関数を有する制御対象の場合、グラハム−ラスロープ
の標準形 WfS)=□ αG+α1 σS+α2σ2 s 2 ÷α3σ3s3
+・・・で表わされる制御系の閉ループの伝達関数(σ
は時間スケール変換係数)において、(α1)=(1,
1,0,5,0,15,0,03,0,003,・・・
)なる推奨値を設定し、PIDパラメータを以下のよう
に調整するものである。
すなわち、制御対象の伝達関数を、 調節部の伝達関数を、 とおけば、閉ループ伝達関数(調節部人力−制御対象出
力)は、 1+Gpfs)・G c (sl Co         c6 ■ +()’(dzco −dlc(lcl + doc。
C。
dococg)S’  +・”) で表わされる。
PIDについて、σの満たすべき方程式は、0.0Q5
do 6’  0.1dl 7F 2+ o、5d26
−dx =0である。この三次方程式を解いて正の最小
実根σを求めると、得られたσがら、 Kp=d+/σ−0,s a 。
Tt=d、/d0 0.5σ としてPIDパラメータが調整される。なお、Tdが負
になる場合はTd=Qとする。
上述した処理手順に従って、自動制御装置中のCP U
 11 カROM 12に格納されているプログラムに
従って行う動作を第7図乃至第13図のフローチャート
図に基づいて説明する。
第7図は全体フローを示し、フローの実行開始により、
まず初期設定プログラムを実行し、以下データサンプリ
ングプログラム、差分データ計算・むだ時間検出プログ
ラム、差分による伝達関数計算プログラム、PIDパラ
メータを求めるプログラム、スミスのむだ時間補償制御
プログラムを順次実行し、フローの実行を終了する。
初期設定プログラムは第8図に示すように、そのスター
ト後変数・データの初期設定を行った後データサンプリ
ングプログラムの繰返しの起動を行ってエンドとなる。
上記初期設定では、共通領域の変数定義を以下のように
行い、各変数の初期値がキーボード13からの入力によ
り設定され、サンプリング周期はPTM22により設定
される。
共通領域の変数定義 SET・・・出力設定値 DT・・・サンプリング周期(sec)MODE・・・
処理モード CV・・・システム入力(操作量) pv・・・システム出力(制御量) IY・・・乱数発生初期パラメータ(倍精度整′Pl)
22・・・同定信号用正規ランダム変数FMAXI・・
・アナログ入力上限値 FM I N I・・・アナログ入力下限値I POL
・・・系の極性指定 N・・・次数 M・・・観測回数 MX・・・観測回数指定用変数 NY・・・出力の次数 YD(MM屓、 NMAX)・・・出力データとその差
分、入力データの差分マトリックス X (HMAX 、 1)・・・入力データマトリソク
スA (NMAX、1)・・・係数パラメータマトリッ
クスA A (NMAX 、 l)・・・分母係数パラ
メータマトリックス A B (NMAX 、 1)・・・分子係数バラメー
クマトリックス YT  (NMAX)・・・初期値マトリックスτ (
NMAX 、 NMAX)・・・サンプリング周期補正
マトリックス R・・・重相関係数 L・・・むだ時間 AL  (NMAX)・・・係数パラメータ変換マトリ
ックスBE(NMMX)・・・係数パラメータ変換マト
リックスXP・・・比例ゲイン TI・・・積分時間 TD・・・微分時間 ENIO・・・偏差(OLD) DENIO・・・偏差の差(OLD) Ml、・・・M−L 上記データサンプリングプログラムは第9図に示すよう
に構成され、そのスタートにより初期設定プログラムと
同じ共通領域の変数定義を行い、その後ステップS1に
おいて制御対象の伝達関数の測定モードか否かを判定す
る。この判定は例えばサンプリングデータが所定個数格
納されたが否かによって行うことができる。スタート直
後は判定がYESであるので、次にステップs2に進み
、ここでランダム変数ZZを発生し、続くステップS3
においてアナログ出力(システム人力c■)を送出する
。このアナログ出力c■に続いてアナログ出力がダミー
出力であるか否かがステップS4において判定される。
判定がYESのときにはプログラムがエンドとなり、以
後サンプリング周期DT毎に再スタートされる。ステッ
プS4の判定がNo、例えば、測定中の制御対象がスタ
ンバイ状態から測定可能状態になったことを判断すると
、ステップS5に進み、ここで制御モードであるか否か
が判定される。測定モード中はこのステップS6を飛ば
してステップS7に進む。
ステップS7ではアナログ出力データをRA M2S中
の2つの所定の記憶領域にそれぞれ格納し、続いてステ
ップS8で制御対象の出力信号P■であるアナログ入力
を受は入れる。その後、ステップS9で再び制御モード
であるか否かを判定し、判定がNOの場合は、そのアナ
ログ入力データをRAM13中の上記とは別の2つの所
定の記憶領域にそれぞれ格納する。
続いてステップSllに進み、ここで予め指定された所
定回数(観測回数指定用変数MX)のサンプリングが終
了したか否かが制定される。判定がNOのときにはプロ
グラムがエンドとなり、以後サンプリング周期DT毎に
再スタートされる。
ステップSllの判定がYESのときには、測定に必要
なデータ数MをサンプリングしたとしてステップS12
において差分データ計算・むだ時間検出プログラムの起
動を行い、エンドとなるが、上述の場合と同様に、サン
プリング周期DT毎に再スタートする。しかし、ステッ
プSllの判定がYESとなった後測定モードから制御
モードに切換ねるので、以後のスタートでは、ステップ
S1の判定がNO、ステップS5及びS9の判定がYE
Sとなる。
ステップS1の判定がNoのときは、ステップS2を飛
ばし、ステップS3に進み、ここでアナログ出力を送出
する。その後、ステップS4.S5を通ってステップS
6に進み、ここで一方のアナログ出力データ領域を1つ
シフトし、そこに次のステップS7において新しいアナ
ログ出力データを格納する。なお、他方の出力データ記
憶領域中の出力データはそのまま保持される。
ステップS9の判定がYESのときは、ステンプS13
に進み、ここで一方のアナログ入力データ領域を1つシ
フトし、それに前のステップS8において受は入れたア
ナログ入力データを次のステップS14で格納し、エン
ドとなる。他方の出力データ記i!領域のデータは保持
されている。
その後、サンプリング周期DT毎に、ステップSL、3
3〜S9、S13.S14を通じての処理を行い、後述
するスミスのむだ時間補償制御プログラムの繰返し起動
がされるまで一方の出力データ領域と入力データ領域の
データを新しいもので更新している。すなわち、このプ
ログラムは、差分データ計算・むだ時間検出プログラム
、差分による伝達関数計算プログラム及び伝達関数から
PIDパラメータを求めるプログラムと並行して実行さ
れる。
上記入出力データサンプリングにおけるランダム変数Z
Zの発生は、正規乱数発生サブルーチンの実行により行
われる。この際、平均値、標準偏差を指定して、その正
規分布に従う正規乱数を発生し、この乱数発生時に上記
定義した乱数発生初期パラメータIYを使用する。
なお、上記アナログ入力の格納に当って、アナログ入力
の上下限FMAXI 、FMINIがチェックされる。
差分データ計算・むだ時間検出プログラムは第10図に
示すように構成され、そのスタートにより、初期設定プ
ログラムと同じ共通領域の変数定義を行うと共にローカ
ル変数の定義 COV (MMAX)・・・相互共分散関数を行う。
その後、最初のステップS21において、システム入力
、出力差分データの生成を行う。すなわち、システム出
力差分については、τ≦J≦NYYD (1、J)=Y
D (1、J−1)−YD (I−1,J−1) システム入力差分については、NY+1≦J<NYD 
(I 、 J) =X (I−1) −X (1、1)
YD (I 、J)=YD (1、J−1)−YD (
I−1、J−1) を求める。
その後ステップS22に進み、ここでむだ時間を検出す
るか否かの判定を行う。判定がNOのときには、ステッ
プS25に飛んで差分による伝達関数計算プログラムの
起動を行う。ステップS22の判定がYESのときには
、ステップ323に進み、ここでデータマトリックスY
Dの差分データについて相互共分散を計算し、システム
について指定された極性I POLに応じてその最大値
(MAX”)または最小値(M I N)を検出し、各
階の差分毎にむだ時間の候補値を求める。このステップ
S23のために、むだ時間候補値の計算サブルーチンが
設けられている。
その後ステップS24に進み、ここで上記ステップS2
3によって求められたむだ時間の候補値について、多数
決の原理を適用し過半数以上を占める値があればそれを
むだ時間りとして決定する。
このステップS25のために、むだ時間の決定サブルー
チンが設けられている。上記ステップS24の実行後ス
テップS25に進み、差分による伝達関数計算プログラ
ムの起動を行う。
差分による伝達関数計算プログラムは第11図に示すよ
うに構成され、そのスタートにより、上記初期設定プロ
グラムと同じ共通領域の変数定義を行うと共に以下のよ
うなローカル変数の定義を行う。
Y D T (NMAX 、 MMAX)・・・差分デ
ータマトリックスの転置マトリックス H(NMAX 、 NMAX)・・・逆マトリツクス計
算用P (NMAX、MMAX)・・・マトリックス計
算(ワーク)用 XE (MMAX、 1)・・・入力推定値YBAR・
・・(NMAX)・・・出力データ平均値S X Y 
(NMAX)・・・平方和S X X (IIIMAX
 、 NMAX)・・・平方和マトリックスT (NM
AX)・・・を確率格納領域ER(MMAX)・・・測
定値−推定値Y D 2 (?1MAX 、 NMAX
)・・・差分化データマトリックス(予備) FR・・・回J1■の自由度 FE・・・誤差の自由度 FT・・・全自由度 その後、最初のステップS31及びS32においてデー
タシフトを行う。ステ・ノブ531においては、むだ時
間によるシフトで、 YD (I 、 J) =YD (1+L 、 J)を
、ステップS32においては、次数によるシフトで、 X  (1−NY、1)=X  (I 、1)YD  
(I−NY、J)=YD  (I 、J)をそれぞれ行
う。
続いてステップS33に進み、ここで観測回数の減少、
すなわち M=M−L−NY を行う。
そして続(ステップS34において、凝似逆行列による
最小二乗計算を行い、パラメータを求める。このステッ
プS34では、 VDT (J 、I)=YD (1、J)・・・(差分
データマトリックス の転置マトリックス) H(I 、 J)  =YDT (1、K)  ・YD
(K、J)・・・(逆マトリツクス計算用) H(1,J)→H(I、J) P (I、J)=H−(1,K)  ・VDT (K、
J)A(1,1)=P(1,J)  ・X (J 、 
1)・・・(係数パラメータマトリックス)XE (1
、1) =YD (I 、 J)  ・A(J、1)・
・・(入力推定値) を求める。
ステップS34の実行後、ステップS35に進み、統計
計算を行う。この統計計算では、平均値、平方和、平方
和マトリックスの逆行列、自由度、F検定、重相関係数
などを求める。すなわち、以下の計算を行う。
・・・(出力データ平均値) SXY (J)=Σ(YD (1、J) −VBAI?
(J) )  ・(X (1,1)−XBAR) ・・・(平方和) SXX(J 、 K) =Σ(YD (1、J) −Y
BAR(J) )  ・(YD (1、K)−YBAR
(K))・・・C平方和マトリックス) S X X (N 、 N)→SXX  (N、N)S
R=Σ A(J、1)  ・SXY (J)・・・(回
帰による平方和) SE=l  (SXX2−3R)1 ・・・(回帰からの平方和(残差)) ST=SR+SE    ・・・(弁平方和)FR=N
        ・・・(回帰の自由度)FE=M−N
−1・・・(誤差の自由度)FT=M−1・・・(全自
由度) VR=SR/FR・・・(回帰の不偏分散)VE=SE
/FB    ・・・(誤差の不偏分散)F O= V
 R/V E    ・・・(分 散 比)R2=SR
/5XX2   ・・・(寄 与 率)R=fi爾−5
−    ・・・(重相関係数)続いて、上記ステップ
S35で求めた重相関係数Rが所定の値(0,95)以
下であるか否かの判定をステップS36において行う。
このステップS36における判定がYESのときはステ
ップS37に進み、ここでエラーメソセージ(後述)を
行い、エンドとなる。
ステップS36の判定がNoのときは、ステップS38
に進み、ここで自由度FE、危険率0.05のt ii
I率TPの計算を行う。このステップのためにt分布の
確率計算サブルーチンが設けられ、ここでt検定の際の
危険率α、自由度FEを与えてt確率TPを TP=T (FE、α) により計算する。
次に、ステップS39において、各変数のt確率T(1
) = IA (I 、 1) /fT晶瓦π7W■を
求める。そして、次のステップ340において、T (
I)>TPであるか否かを判定する。判定がYESであ
るときは、回帰は有意であるとして、ステップ541を
飛ばしてステップS42に進み、ここで全ての変数につ
いての判定が終了したか否かを判定し、判定がNoのと
きにはステップS39に戻る。上記ステップS40の判
定がNOのときにはステップS41に進み、ここで有意
でない変数をVDから削除する。この結果、全ての変数
の判定が終了した時点で新たにVD2  (1、Jンが
作られる。
全ての変数の判定が終了し、ステップS42の判定がY
ESとなると、ステップS43において2回目の擬似逆
行列による最小二乗計算、ステップS44において2回
目の統計計算、そしてステップS45においてR<0.
95であるか否かの判定をそれぞれ行う。
ステップS43においては、以下の計算を行う。
VDT (J 、I)=YD (I 、J)H(I 、
 J) =YDT (I 、 K)  ・YD(K、J
)H(1、J)→H(1,,7) P (I 、J) =H−(1,K)・VDT (K 
、 J)A (1,1)=P (1,J)  ・X(J
、1)XE (1、1)±YD(1,J)  ・A(J
、1)ステップS44においては、以下の計算を行う。
(X (1,1)−XBAR) SXX(J  、  K)  = Σ (YD  (1
、J)  −YflAI?(J)  ]   −(YD
  (I 、K)−YBAR(K))SXX (N、N
)−3XX−(N、N)SE=l  (SXX2−3R
)  l5T=SR+SE FR=N FB=M−N−1 FT=M−1 V R= S R/F R VE=SE/FE F O= V R/V E R2=SR/5XX2 上記ステップS45の判定がYESのときには、ステッ
プS37においてエラーメツセージを出力してエンドと
なる。一方、判定がNoのときにはステップS46に進
み、ここでサンプリング周期による係数の補正を行う。
すなわち、 r  (N、N)=diag(1?DTl・ 、DT 
  。
を計算する。
その後、ステップS47に進み、良好な結果を出力する
。この出力↓こは、入出力データ、入出力データの平均
値、次数(パラメータ)、むだ時間、推定誤差、分散分
析表、重相関係数について行ねれる。すなわち1.これ
らは X (I、1)、YD (1,J) XBAR、YBAR(J) A (I 、 1)  、T (I) ER(1) =X (I 、 1) −XE (1、1
)SR,FR,VR,FO 3E、FE、VE ST、FT R2,R の例えば印刷の形で行われる。
ステップS47で結果を出力した後ステップ848に進
み、伝達関数からPIDパラメータを求めるプログラム
を起動し、処理がエンドとなる。
なお、上記ステップS34及びS43の凝似逆行列によ
る最小二乗計算とステップ335及び、S44の統計計
算などのために、 XT  (J、  I)  =X  (1、J)を求め
る転置マトリックスへの変換サブルーチンび A  (N 、N)  →A   (N、N)すなわち
、任意の正方行列の逆行列を計算する逆行列の計算サブ
ルーチンの他、を検定の際の危険率α、自由度FEを与
えてt frM率TPを計算するt分布の確率計算サブ
ルーチンがそれぞれ設けられている。
伝達関数からPTDパラメータを求めるプログラムは第
12図に示すように構成され、そのスタートにより、上
記初期設定プログラムと同じ共通領域の変数定義を行う
と共に以下のようなローカル変数の定義を行う。
X2.X3・・・複素変数 WORK (3)・・・作業頭載 その後、最初のステップS51において、推定係数パラ
メータマトリックスA (NMAX 、1)から分母系
列パラメータを求める。これは上記第11図のプログラ
ムで求めた伝達関数が有理関数形であるからであり、 に変換するためのものである。この係数変換は以下のよ
うにして行う。
A=0.005・A (1、1) B = −0,1・ (A (2,1) −A (1、
1)  ・A (NY+2.1)) C= 0.5  ・ ((A  (3,1)−A  (
1,1)  ・A  (NY+2 、I)) A  (N Y + 1  +  1 )  ・ (A
(2,1)−A  (1,1)  ・A  (NY+ 
1 .1)))D=(((A(4,1)−A(1、l)
  ・A (NY+3.1))−A (Y+2.1) 
 ・(A  (2,1)−A  (1’、1)  ・A
 (NY+2.1)”)−A  (NY+ 1)  ・
(A  (2,1)−A  (1,1)  ・A (N
Y+1.1))) ) その後ステップ352に進み、3次方程式、0−005
d6 σ’−o、Id + σ” +〇 、5d F 
σ−dz =0の正の最小実根σを求める。この3次方
程式の求解のため三次方程式の解を求めるサブルーチン
に三次方程式の係数A、B、C,Dを与えてその解XI
、X2.X3を求め、その中から最小の正実根σを求め
る。また、このステップでは、以下の係数変換も行って
いる。
A O= 200.0・A A1=−10,0・B A2=2.0−C 続いてステップS53に進み、PID制御パラメータの
計算を以下のように行う。
比例ゲイン XP=A1/σ−0,5・AO 積分時間 TI=A1/AO−0,5・σ 微分時間 TD= (A2/σ−0,5・A I + 0.1・A
O・σ)/XP 次にステップS54においてTDが負かどうか判定し、
負であればステップS55でT D = 0.0とした
後、負でなければ直接にステップ356に進み、ここで
データサンプリングプログラムの繰返し起動の、取消し
を行う。そして次のステップS57でスミスのむだ時間
補償制御プログラムの繰返し起動を行い、このことによ
り自動制御動作に入る。
スミスのむだ時間補償制御プログラムは第13図に示す
如く構成、そのスタートにより、上記初期設定プログラ
ムと同じ共通領域の変数定義を行う、そして、その最初
のステップ561においてアナログ入力を受は入れた後
、次のステップS62において偏差(EN)=設定値(
SET)−実測値(pv)の計算を行い制御偏差を求め
る。
続いてステップS63に進み、ここでプログラムのスタ
ートが1回目であるか否かを判定し、1回目であるとき
には、ステップS64に進む。ステップS64において
は、上記差分による伝達関数計算プログラムで求めたS
関数の係数パラメータマトリックスA (NMAX 、
1)を2関数への係数パラメータ変換マトリックスAL
 (NMAX)、BE (NMAX)によりパラメータ
変換を行う。
このために以下の計算を行う。
AL (NMAX) = (C)  (r) AA(N
MAX  、1)BE (NMAX)= (C)(τ〕
AB(NMAX  、 1)次に、ステップS67に進
み、ここで制御対象の出力予測値の計算を次のように行
う。
その後、ステップ368において、 EN1=EN−YY (M)(e+ =e、−y(k)
>DEN 1 =EN I  ENIO(Δel=el
   eo)DDENI =DEN 1−DENIO(
Δe、 =Δe、−Δeo)を計算し、次のステップS
69に進む。
ステップS69では、システム入力すなわち速度操作量
、 を、 DMV=XP・ (DEN1+ENL・DT/TI+T
D −DDENl/DT) により、ステップS70では、操作ffim=m+Δm
を、 CV=CV+DMV により計算し、そしてステップS71では、ENI 0
=EN1  (e0=e+)DEN10=DEN1  
(Δeo=Δe+)を計算する。
その後、ステップS72に進み、ここでXXすなわちx
(k)、YYすなわち)l(k)のデータシフトをXX
 (1−1)=XX (I) YY (1−1)=YY (1) のように行い、次のステップ373でそこにXX (M
)=CV (x(k)=m)を可能し、続くステップS
74でアナログ出力し1回の処理がエンドとなる。以後
、サンプリング周期毎に再スタートし、上述のステップ
を繰返し実行するが、2回目以降はステップ364〜S
66は飛ばす。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、むだ時間を含む制
御対象の伝達関数をむだ時間を分離した形で同定し、ま
た伝達特性とは別に分離検出したむだ時間を用いてむだ
時間補償も行っているため、PIDパラメータの最適設
定を自動的に行い、制御性を高めた自動制御系を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動制御装置の基本構成を示すブ
ロック図、第2図は本発明による装置をCPUを用いて
実現した一実施例を示すブロック図、第3図は制御対象
の伝達関数の同定の仕方を説明するための説明図、第4
図乃至第6図はスミスのむだ時間補償及びPIDバラメ
ーク調整の仕方を説明するための説明図、第7図乃至第
13図は第2図中のCPUが行う仕事を示すフローチャ
ート図、及び第14図は一般的な自動制御系を示すブロ
ック図である。 A・・・制御対象、B・・・サンプリング手段、C・・
・記憶手段、D・・・差分データ生成手段、E・・・む
だ時間検出手段、F・・・係数算出手段、G・・・PI
Dパラメータ調整手段、H・・・むだ時間補償手段。 特許出願人    日本たばこ産業株式会社第1図 第2図 第3図 第14図 第4図 第5図 第6図 第7図 −X(k−L)) スミスの士ぞ時藺矛1囃1壽弓mフちづ)1乙、第13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 制御対象に入力される入力信号と制御対象からの出力信
    号とをサンプリングするサンプリング手段と、 該サンプリング手段により得られる入力データと出力デ
    ータとを記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されているデータに基づき後進差分デ
    ータを生成する差分データ生成手段と、該差分データに
    ついての相互相関又は相互共分散の計算に基づいてむだ
    時間を検出するむだ時間検出手段と、 該検出したむだ時間分データシフトした差分データと前
    記記憶手段に記憶されている入力データに基づいて最小
    二乗計算を行い前記制御対象の伝達関数の推定係数を算
    出する係数算出手段と、該係数算出手段により算出した
    制御対象の伝達関数の推定係数に基づいてPIDパラメ
    ータを調整するPIDパラメータ調整手段と、 前記むだ時間検出手段により検出したむだ時間と前記係
    数算出手段により算出した推定係数により同定した制御
    対象の伝達関数に基づいてむだ時間補償を行うむだ時間
    補償手段と、 を備えることを特徴とする自動制御装置。
JP61254672A 1986-10-28 1986-10-28 自動制御装置 Granted JPS63109503A (ja)

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