JPS631091Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS631091Y2 JPS631091Y2 JP1982029200U JP2920082U JPS631091Y2 JP S631091 Y2 JPS631091 Y2 JP S631091Y2 JP 1982029200 U JP1982029200 U JP 1982029200U JP 2920082 U JP2920082 U JP 2920082U JP S631091 Y2 JPS631091 Y2 JP S631091Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- plate
- tapered surface
- rib
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、水力発電所における水車への導水部
の大口径入口弁などに用いられる複葉型バルブに
関する。
の大口径入口弁などに用いられる複葉型バルブに
関する。
一般に複葉バルブ(Biplane valve)では、弁
板にリブ板を介して補強板が取付けられており、
その弁開放時には流路内において上記のリブ板お
よび補強板が流れの方向に沿う状態になるが、そ
れらの後縁にカルマン渦が周期的に発生すること
により、各部材の固有振動数との同調の際に激し
い振動を生じるという問題点がある。
板にリブ板を介して補強板が取付けられており、
その弁開放時には流路内において上記のリブ板お
よび補強板が流れの方向に沿う状態になるが、そ
れらの後縁にカルマン渦が周期的に発生すること
により、各部材の固有振動数との同調の際に激し
い振動を生じるという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解消をはかろう
とするもので、上記のリブ板や補強板の後縁に生
じるカルマン渦を非周期的なものとすることによ
り、振動の発生を十分に抑制できるようにした複
葉型バルブを提供することを目的とする。
とするもので、上記のリブ板や補強板の後縁に生
じるカルマン渦を非周期的なものとすることによ
り、振動の発生を十分に抑制できるようにした複
葉型バルブを提供することを目的とする。
このため本考案の複葉型バルブは、周囲にシー
ルリングを有して流路の対向する壁部間に回動可
能に軸支された弁板と、複数のリブ板を介し上記
弁板と平行に一体化された補強板とから成り、バ
ルブ開放時における上記のリブ板および補強板の
各後縁部に、板厚の中心線に関しその一側方から
他側方へわたつて傾斜した主テーパ面が、上記中
心線を越えるように設けられるとともに、同主テ
ーパ面の後端からその尖端部を挟むように前方へ
逆傾斜したカツト面が設けられていることを特徴
としている。
ルリングを有して流路の対向する壁部間に回動可
能に軸支された弁板と、複数のリブ板を介し上記
弁板と平行に一体化された補強板とから成り、バ
ルブ開放時における上記のリブ板および補強板の
各後縁部に、板厚の中心線に関しその一側方から
他側方へわたつて傾斜した主テーパ面が、上記中
心線を越えるように設けられるとともに、同主テ
ーパ面の後端からその尖端部を挟むように前方へ
逆傾斜したカツト面が設けられていることを特徴
としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての複
葉型バルブについて説明すると、第1図はその弁
体の正面図、第2図はその弁体の側面図、第3図
は第2図の−線に沿う部分断面図である。
葉型バルブについて説明すると、第1図はその弁
体の正面図、第2図はその弁体の側面図、第3図
は第2図の−線に沿う部分断面図である。
第1,2図に示すように、このバルブの弁体
は、円形の弁板1と、複数のリブ板2を介し弁板
1と平行に一体化された補強板3とで構成され
て、支軸4により図示しない円形断面をもつ流路
の対向する壁部間に回転可能に軸支されている。
は、円形の弁板1と、複数のリブ板2を介し弁板
1と平行に一体化された補強板3とで構成され
て、支軸4により図示しない円形断面をもつ流路
の対向する壁部間に回転可能に軸支されている。
そして、弁板1の周囲にはシールリング5が取
付けられており、弁板1がシールリング5を介し
流路の壁部に接触するように、図示しない駆動機
構で軸4を介し回動せしめられると、上記流路の
流れAが遮断され、弁板1および補強板3が上記
流れAに沿うごとく回動せしめられると、このバ
ルブは全開状態となり、その際各リブ板2も流れ
Aに沿うようになつている。
付けられており、弁板1がシールリング5を介し
流路の壁部に接触するように、図示しない駆動機
構で軸4を介し回動せしめられると、上記流路の
流れAが遮断され、弁板1および補強板3が上記
流れAに沿うごとく回動せしめられると、このバ
ルブは全開状態となり、その際各リブ板2も流れ
Aに沿うようになつている。
ところで、バルブ開放時における各リブ板2の
後縁部には、第3図に示すように、板厚の中心線
6に関し、その一側方から他側方へわたつて傾斜
した主テーパ面2aが、中心線6を越えるように
設けられるとともに、この主テーパ面2aの後端
2bから、その尖端部2cを挟むように前方へ逆
傾斜したカツト面2dが設けられている。
後縁部には、第3図に示すように、板厚の中心線
6に関し、その一側方から他側方へわたつて傾斜
した主テーパ面2aが、中心線6を越えるように
設けられるとともに、この主テーパ面2aの後端
2bから、その尖端部2cを挟むように前方へ逆
傾斜したカツト面2dが設けられている。
また補強板3についても、その後縁部は、リブ
板2の場合と同様に、主テーパ面の後端から逆傾
斜したカツト面を含む非対称形の断面をもつよう
に形成されている。
板2の場合と同様に、主テーパ面の後端から逆傾
斜したカツト面を含む非対称形の断面をもつよう
に形成されている。
上述のごとく、本考案の複葉型バルブでは、そ
のリブ板2の後縁部に、板厚の中心線6の一側方
から他側方へわたつて傾斜する主テーパ面2aが
中心線6を越えるように設けられるのみならず、
その後端2bから、その尖端部2cを挟むように
前方へ逆傾斜したカツト面2dが設けられて、上
記後縁部の断面形状の非対称性が強められてお
り、補強板3についても同様に、その後縁部の断
面形状の非対称性が強められているので、バルブ
開放時に、流路内の流れAによつてリブ板2や補
強板3の後縁でカルマン渦が発生しても、それが
周期的振動とならず、ランダム振動となり、共振
現象による振動の増大が防止されるのである。
のリブ板2の後縁部に、板厚の中心線6の一側方
から他側方へわたつて傾斜する主テーパ面2aが
中心線6を越えるように設けられるのみならず、
その後端2bから、その尖端部2cを挟むように
前方へ逆傾斜したカツト面2dが設けられて、上
記後縁部の断面形状の非対称性が強められてお
り、補強板3についても同様に、その後縁部の断
面形状の非対称性が強められているので、バルブ
開放時に、流路内の流れAによつてリブ板2や補
強板3の後縁でカルマン渦が発生しても、それが
周期的振動とならず、ランダム振動となり、共振
現象による振動の増大が防止されるのである。
このようにして、本考案の複葉型バルブによれ
ば、広い流速範囲にわたつて、カルマン渦による
流体振動が軽減され、その損傷が防止されて、水
力発電所等における大規模な設備における安全性
の向上に寄与しうる利点がある。
ば、広い流速範囲にわたつて、カルマン渦による
流体振動が軽減され、その損傷が防止されて、水
力発電所等における大規模な設備における安全性
の向上に寄与しうる利点がある。
図は本考案の一実施例としての複葉型バルブを
示すもので、第1図はその弁体の正面図、第2図
はその弁体の側面図、第3図は第2図の−線
に沿う部分断面図である。 1……弁板、2……リブ板、2a……主テーパ
面、2b……主テーパ面の後端、2c……尖端
部、2d……カツト面、3……補強板、4……支
軸、5……シールリング、6……板厚の中心線、
A……流路内の流れ。
示すもので、第1図はその弁体の正面図、第2図
はその弁体の側面図、第3図は第2図の−線
に沿う部分断面図である。 1……弁板、2……リブ板、2a……主テーパ
面、2b……主テーパ面の後端、2c……尖端
部、2d……カツト面、3……補強板、4……支
軸、5……シールリング、6……板厚の中心線、
A……流路内の流れ。
Claims (1)
- 周囲にシールリングを有して流路の対向する壁
部間に回動可能に軸支された弁板と、複数のリブ
板を介し上記弁板と平行に一体化された補強板と
から成り、バルブ開放時における上記のリブ板お
よび補強板の各後縁部に、板厚の中心線に関しそ
の一側方から他側方へわたつて傾斜した主テーパ
面が、上記中心線を越えるように設けられるとと
もに、同主テーパ面の後端からその尖端部を挟む
ように前方へ逆傾斜したカツト面が設けられてい
ることを特徴とする、複葉型バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2920082U JPS58132267U (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | 複葉型バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2920082U JPS58132267U (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | 複葉型バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58132267U JPS58132267U (ja) | 1983-09-06 |
JPS631091Y2 true JPS631091Y2 (ja) | 1988-01-12 |
Family
ID=30041008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2920082U Granted JPS58132267U (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | 複葉型バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58132267U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5440335A (en) * | 1977-09-06 | 1979-03-29 | Tokyo Shibaura Electric Co | Double leaf valve |
-
1982
- 1982-03-02 JP JP2920082U patent/JPS58132267U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5440335A (en) * | 1977-09-06 | 1979-03-29 | Tokyo Shibaura Electric Co | Double leaf valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58132267U (ja) | 1983-09-06 |
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