JPS63109116A - 連続式加熱炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、スラブ等の金属材料を圧延前に連続して加
熱する連続式加熱炉に関する。

［従来の技術］ 例えば、連続鋳造機により鋳造されたスラブは、圧延を
容易にするために連続式加熱炉に搬送され、ここで所定
の温度に加熱された侵に、圧延機に搬送されて圧延され
る。連続式加熱炉内には、ガスバーナが配置され、スラ
ブを加熱するとともに加熱炉内の雰囲気を高温に保持し
ている。

加熱炉内には、加熱するべきスラブを装入する装入口と
、加熱後のスラブを取出す抽出口とが設けられており、
装入口側からスラブの搬送路に治って、順次煙道、予熱
帯、加熱帯、均熱帯が設けられている。装入口には、ス
ラブを連続式加熱炉内に装入する際に開く装入０扉が設
けられ、スラブの非装入時に装入口を閉じて炉内の熱が
装入口から逃げるのを防止している。抽出口にも、装入
口と同様に隣が設けられ、加熱後のスラブを抽出する際
に開き、非抽出時には閉じて炉内の熱がここから散逸す
るのを防上している。

［発明が解決しようとしている問題点］しかしながら、
従来の連続式加熱炉においては、膚（装入扉または抽出
１ｆりが開いた際には、スラブの装入または抽出ととも
に炉内の熱が逃げあるいは、冷たい外気が侵入し、その
為にエネルギの損失が生じるという問題点がある。特に
、抽出口付近には、均熱帯がありその付近の雰囲気が装
入口付近に比較して、温度が高く、エネルギの損失が激
しいという問題がある。

この発明は、斯る事情に鑑みなされたもので、エネルギ
の損失を削減することができる連続式加熱炉を提供する
ことを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る連続式加熱炉は、金属材料を装入口から
装入して加熱し、加熱後の金属材料を抽出する抽出口と
を有し、金属材料を順次取込んでこれを加熱する連続式
加熱炉において、前記抽出口近傍には、抽出口に向けて
ガスをカーテン状に噴出させるガス噴出手段を備え、加
熱後の金属材料を抽出する際に炉内を外気から遮断する
ことを特徴とする。

［作用］ この発明の連続式加熱炉によれば、抽出弁が開いた際に
、ガス供給手段により抽出口にカーテン状にガスを噴出
して炉内を外気から遮断する。これにより、金属材料の
抽出時に、抽出口から炉内の火炎または高い温度の雰囲
気が外に逃げるのを防止する。

［実席例］ 以下に添附図面の第１図及び第２図を参照して、この発
明の一実施例を詳細に説明する。

第１図に示すように、金属材料としてのスラブ１０を連
続的に加熱する連続式加熱炉１２には、スラブ１０を搬
送する搬送路１４が設けられているとともに、炉体１６
には、ここに加熱すべきスラブ１０が装入される装入口
１８と、加熱後のスラブ１０を抽出する抽出口２０が搬
送路１４上に形成されている。

炉体１６には、装入口１８付近に炉内の廃ガス煙を導く
煙道２２が形成されている。また炉体１６内は装入口１
８から抽出口にかけて、予熱帯２４、加熱帯２６、均熱
帯２８がこの順序で設けられている。加熱帯２６は炉内
の略中央部を占め、ガスバーナ３０が搬送路１４の上下
に等間隔に配置されている。

装入口１８には、通常ここを閉じ、スラブ１０を炉体内
に導入する際に、上方に移動して装入口を開く、装入０
腫３２が設けられている。

一方、抽出口２０には、装入０１８と同様に、上下動に
よりここを開閉する抽出口１１３４が設けられている。

この抽出０爵３４には、抽出口に沿ってカーテン状に空
気を噴射するガス噴射器３６が取着されている。

ガス噴射器３６は、第２図に示すように、断面が略コの
字形形状に形成され、抽出口の横方向に沿って延出した
ケース３８が設けられ、このケース３８内には、長方向
に沿って細溝状のスリット４０が形成されたパイプ４２
が配置されいる。バイブ４２にはその略中央部には、こ
こに空気を導入する弗素樹脂からなる可撓性のガス導入
管４４が接続されている。このガス導入管４４は、ここ
に空気を供給するエアー供給装置４６に接続されている
。このエアー供給装′Ｒ４６からは、抽出０虎３４が開
く際に、これに同期してガス導入管４４に空気を供給し
ている。

抽出口２０の前には、搬送ローラテーブル４７が配置さ
れ、別にスラブを取出すスラブ抽出機（図示せず）が設
けられている。このスラブ抽出機は、油圧で昇降し、′
Ｒ動式ラうクピニオン機構で前進、後退するビームを有
しており、搬送路１４からスラブ１０を僅かに上に持上
げて、連続式加熱炉１２から取り出し搬送テーブル上に
置く動作を繰返す。

次にこの実施例の動作について説明する。

搬送路１４に沿ってスラブ１０が連続式加熱炉１２に搬
送されてくると、装入０酢３２が上がり、装入口を開く
。続いて、スラブ１０が装入口を通過するとｍ３２が下
がり装入０１８が閉じられる。

連続式加熱炉１２内は通常外気圧より２ｍｍＨ２Ｏ程度
高い圧力に設定されているが、炉内の廃ガスは矢印Ａに
示すように煙道２２へ導かれているとともに、予熱帯に
は通常ガスバーナが取付けられていないので、装入扉３
２を開いた際に、火炎ガスまたは高い熱量の雰囲気が装
入口１８を介して外に散逸することは殆どない。

スラブ１０は搬送路１４に沿って移動し、予熱帯２４、
加熱帯２６、均熱帯２８を通過して、充分に加熱されな
がら連続加熱炉内を進行する。加熱後のスラブ１０が抽
出口２０にさしかかると、抽出０扉３４が上昇しはじめ
、同時にガス噴出機３６から、空気が噴出し始め、エア
ーカーテンを形成しつつ上昇する。従って、抽出０扉３
４が開いた場合に、抽出口２０は、エアーカーテンによ
り外気から遮断される。この場合、エアー供給装＠４６
からガス導入管４４を介してバイブ４２に空気が供給さ
れるが、バイブ４２からはスリット４０を介して空気が
噴出されるとともに、噴出された空気はケースに案内さ
れカーテンを形成する。

従って、抽出口ｒ＃３４が開いていた場合に、エアーカ
ーテンにより炉内を遮断しているから、炉内の高温ガス
または火炎が抽出口２０から放散することを防止してい
る。従って、エネルギの損失を防止でき、これによって
この実施例では、スラブ１トンあたり約１０００Ｋｃａ
ｌ　（キロカロリー）のエネルギを節約することができ
る。

次に、スラブ抽出機のアームが前進、上昇し、これにス
ラブ１０を乗せる。スラブ１０はアームの後退動作と共
に、エアーカーテンを通過して加熱炉１２から取出され
る。スラブ１０がエアーカーテンを通過した後、再び抽
出０酢３４を降ろして抽出口２０を閉じ、同時にエアー
供給装置４６からの空気の供給を停止する。

この発明は上述した一実施例に限らず、この発明の要旨
を逸脱しない範囲で梯々変形可能である。

例えば、ガス噴射器３６から噴射するガスは、空気に限
らず窒素ガス等であっても抽出口を遮断するものであれ
ば何でもよい。

ガス噴出器のバイブに形成されるスリットは細溝状に形
成することに限らず、細孔を無数に形成しても同様な効
果を得ることができる。

また、装入日脚にも、抽出０辱と同様なガス噴出器を取
付け、扉が開いた際に装入口を遮断するガスカーテンを
形成してもよい。この場合、更に炉内のエネルギの損失
を防止できる。

［発明の効果］ この発明の連続式加熱炉によれば、炉の抽出口近傍には
抽出口に向けてガスをカーテン状に噴射するガス噴射手
段が設けられているから、金属材料を炉内から取出す際
に、炉内を外気から遮断しつつ金属材料を取出すことが
できる。従って、炉内の火炎または高い湿度の雰囲気の
散逸を防ぎ、エネルギの損失を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例にかかる連続式加熱炉の概
略断面図、第２図はガス噴射器の主要部を示した斜視図
である。 １２・・・連続式加熱炉、１８・・・装入口、２０・・
・抽出口、３２・・・装入０酢、３４・・・抽出０扉、
３６・・・ガス噴射機。 出願人代理人　弁理士　鈴江　武彦 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属材料を装入口から装入して加熱し、加熱後の金属材
   料を抽出する抽出口とを有し、金属材料を順次取込んで
   これを加熱する連続式加熱炉において、前記抽出口近傍
   には、抽出口に向けてガスをカーテン状に噴出させるガ
   ス噴出手段を備え、加熱後の金属材料を抽出する際に炉
   内を外気から遮断することを特徴とする連続式加熱炉。