JPS6310870Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアルカリ水製造装置に必要な付属品を
容器本体内に収容可能ならしめたアルカリ水製造
装置の容器本体に関するものである。

一般に飲料水のアルカリ水は電解槽中において
水を電気分解せしめることにより製造せしめてお
り、かかる機能を有する装置としては実公昭58−
47981号公報に記載される様に容器本体内に電源
部、電解槽、生成水の収容容器を備えているもの
が一般的である。

ところでアルカリ水の製造に際しては生成され
た水の水素イオン濃度（PH値）を測定するための
器具や生成水への添加物等の付属品が必要である
が、従来のアルカリ水製造装置の容器本体にはか
かる付属品の収容機能を有しないため、付属品の
取扱が不便であると共に、紛失する恐れがある等
の欠点を有していた。

本考案はかかる欠点に鑑み、電源部と電解槽を
内蔵せしめて成るアルカリ水製造装置において、
容器本体の前面に収容容器の取出し用の蓋体を開
閉自在に装着せしめ、該蓋体の内面には付属品を
収容せしめるポケツトを装着せしめたアルカリ水
製造装置の容器本体を提供して上記欠点を解消せ
んとしたものにして、以下本考案の一実施例を図
面に基づいて説明すると、 １は箱体に形成されたアルカリ水製造装置の容
器本体であり、該容器本体１内には直流電流を供
給せしめる電源部２を備え、上部には電解槽３の
収容部４を形成せしめて電解槽３を着脱自在に嵌
合載置せしめる様に成している。

又電解槽３の内部において対向する内壁５、５
ａには夫々電極板６、６ａを装着せしめると共
に、該電極板６、６ａには端子７、７ａ介して電
源部２の陽極、陰極に夫々接続せしめ、又電極板
６、６ａ間における電解槽３の中央部にはイオン
交換膜８を配設せしめて電解槽３を陽極側９と陰
極側１０に区割形成せしめている。

１１、１１ａは電解槽３の陽極側９と陰極側１
０の底部前面に装着せしめたバルブであり、操作
パネル１２前面に装着せしめたタイマー１３の設
定により各電極板６、６ａに所定時間通電されて
陰極側１０、陽極側９に夫々アルカリ水、酸性水
が生成された後電磁装置１４によりバルブ１１、
１１ａが開弁操作され、容器本体１下部に収容せ
しめた収容容器１５、１５ａ内に電解槽３内のア
ルカリ水、酸性水を供給せしめる様に成してい
る。

又容器本体１の下部前面には収容容器１５、１
５ａ取出し用の蓋体１６を一端を枢支点として開
閉自在に装着せしめ、該蓋体１６の内面には収容
すべき付属品１７の形状に対応して有底波状に形
成せしめたカバー体１８をネジ１９、１９ａにて
装着せしめてポケツト２０、２０ａ…を形成せし
めている。

尚、付属品１７は生成水のPH値を測定せしめる指
示薬の入つた指示容器２１、測定すべき生成水を
採水せしめる測定用カツプ２２、採用水のスポイ
ト２３、カルシウムイオンの補充用として添加さ
れる乳酸カルシウムの入つた添加剤容器２４、添
加剤を取出すスプーン２５等である。

要するに本考案は、電源部と電解槽を内蔵せし
めて成るアルカリ水製造装置において、容器本体
１の前面に収容容器１５、１５ａの取出し用の蓋
体１６を開閉自在に装着せしめ、該蓋体１６の内
面には付属品１７を収容せしめるポケツト２０、
２０ａ…を装着せしめたので、生成水のPH値の測
定時および添加剤の混入時には蓋体１６を開いて
ポケツト２０、２０ａ…内の付属品１７を取出す
ことにより即座に対応操作せしめることが出来、
付属品１７の使用後はポケツト２０、２０ａ…内
に収容せしめることにより付属品１７の粉失を防
止出来ると共に、衛生的に保管出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すものにして、第１
図は本考案に係るアルカリ水製造装置の容器本体
の分解斜視図、第２図は同上断面図、第３図は要
部の拡大斜視図である。 １……容器本体、２……電源部、３……電解
槽、１６……蓋体、１７……付属品、２０、２０
ａ……ポケツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源部と電解槽を内蔵せしめて成るアルカリ水
   製造装置において、容器本体の前面に収容容器の
   取出し用の蓋体を開閉自在に装着せしめ、該蓋体
   の内面には付属品を収容せしめるポケツトを装着
   せしめたことを特徴とするアルカリ水製造装置の
   容器本体。