JPS6310830Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はダストボツクス上にシユレツダー本体
を着脱自在に設置して使用するようにしたシユレ
ツダーに関し、特にダストボツクスを組立式とす
ることによつて梱包，運搬面などに便宜を図つた
ものである。

従来、この種シユレツダーにあつては、ダスト
ボツクスがかさばり、梱包および運送コスト高の
因になつていた。

そこで最近は組立式のダストボツクスが考えら
れているが、４枚の側板および１枚の底板のほか
に４本の組立用支柱が必要で、しかも結合用に複
数のビスを用いていた。したがつて、構成が複雑
となるだけでなく組立にも手間がかかる欠点があ
つた。

本考案は側板および底板のみを使つてダストボ
ツクスを構成し得るようにして上記従来の欠点を
解消したもので、以下その実施例を添附図面とと
もに説明する。

図において、１は上方開口状のダストボツク
ス、２はその上端に着脱自在に載置されたシユレ
ツダー本体で、投入口３、排出口４を有するとと
もに、カツターおよび減速機、モーターなどが内
蔵してある。

上記ダストボツクス１はプラスチツクスより構
成された４枚の側板５と１枚の底板５′とからな
る。

各側板５の両側は第３，４図に示すごとく、直
角状に屈曲しており、この屈曲部の内側には凹条
６，７が、外側には凸条８，９がそれぞれ縦方向
に形成してある。また１０は側板５の内面下方に
設けた係止溝である。

なお、上記一方の凹条７はくい切りにより複数
形成した略Ｊ字状のリブ１１によつて設定されて
いる。

上記の構成において、ダストボツクス１の組立
は、各側板５の屈曲部を重合させると同時に、内
側に位置する側板５の凸条９を外側の側板５の凹
条６に、また内側々板５の凹条７に外側々板５の
凸条８をそれぞれ係合させる。次いで、四角状に
結合された側板５内に底板５′を挿入し、プラス
チツクスの弾性を利用して各係止溝１０に周縁を
係止すれば組立が完了する。

上記ダストボツクス１において、各側板５は凹
条６，７と凸条８，９の係合によつて左右、前後
のがたつきが、また底板５′によつて上下のがた
つきが防止されるものである。

このように本考案によれば、ダストボツクスが
組立式のために、梱包、運送コストを低減し得る
のはもちろん、差込操作のみで簡単に、手間をか
けずに組立ができるものである。また従来のよう
な支柱などの別部材が不必要であるので材料コス
トそのものも低減できる。

さらに、注目すべきは、側板に屈曲部があつ
て、しかもそれらが重合している点で、これより
高強度のものが得られ、プラスチツクスで成形し
たものであつてもシユレツダーの重量に充分耐え
るものを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す斜視図、第２図
はダストボツクスの縦断面図、第３図は組立状態
を示す斜視図、第４図は同要部断面図である。 １……ダストボツクス、２……シユレツダー本
体、５……側板、５′……底板、６，７……凹条、
８，９……凸条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ダストボツクス上にシユレツダー本体を着脱自
   在に装着したものにおいて、上記ダストボツクス
   は、両側部を直角状に屈曲させるとともに、この
   角部を境に一方に縦方向の凹条、他方に縦方向の
   凸条を両側にそれぞれ有し、かつ各屈曲部を重合
   させ、相互隣接する凹，凸条の係合により四角状
   に結合された４枚の側板と底板とで構成し、さら
   にこれら側板の下縁内面部には底板の外縁を係止
   させるための係止溝を凹設してなるシユレツダ
   ー。