JPS63103849A - セメント系填料内添紙およびその製法 - Google Patents

セメント系填料内添紙およびその製法

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JPS63103849A
JPS63103849A JP24787586A JP24787586A JPS63103849A JP S63103849 A JPS63103849 A JP S63103849A JP 24787586 A JP24787586 A JP 24787586A JP 24787586 A JP24787586 A JP 24787586A JP S63103849 A JPS63103849 A JP S63103849A
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JP
Japan
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cement
paper
weight
parts
slurry
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JP24787586A
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English (en)
Inventor
博幸 宮本
正記 三羽
伸二 河辺
省三 原田
伊東 潤子
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメント系填料内添紙(以下にセメント系抄
造紙またはセメント紙と略称することがある)およびそ
の製法に関する。更に詳しくは、セメント(好ましくは
セメント用骨材を含有する)およびバルブを主成分とす
る、セメント紙およびその製法に関する。該セメント系
抄造紙から、長大寸法の肉薄のセメント板、ハニカム状
セメント構造体、その他の多様な形状の肉薄のセメント
構造体等が製造可能である。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来、セメント板はあまり薄いものは製造できなかった
。最近、押出成形等の技術の進歩により、約2mm程度
の厚さのものが非能率的ながら製造可能となったが、約
1mm以下のものは未だ製造不可能な状態である。
一方、粘土等の鉱物粉をバルブと共にスラリー化し、紙
抄きして得られた粘土紙、水酸化アルミニウム又は石コ
ウを主な不燃成分とする不燃紙等が開発されている。し
かし、セメントとバルブとを主な成分とするセメント抄
造紙の製造を意図する場合には、〔イ〕バルブ/セメン
ト系スラリー中でセメント粒子が水和凝集するため抄造
および抄造物の硬化が不可能と予想され、更に同核スラ
リー中にCa (OH)2が溶出するため強アルカリ性
となってゼータ電位が大きく変化するので、バルブとセ
メント粒子とのゼータ電位等の不調和のため両者が静電
的に付着困難となり製造が不可能であると予想されてい
た。
ちなみに、粘土、水酸化アルミニウム、石コウ等はバル
ブとの静電的付着性が良好なのて、スラリー化および抄
造に際して通常の製紙と同様にして特に問題はなかった
。これらの抄造において、必要に応じて製紙用の定着剤
を使用する場合は、通常の定着剤を使用して、容易に抄
造可能である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、セメントおよびバルブからなる水性スラ
リーに少量の電離性定着剤またはこれらの混合物からな
る静電調節性定着剤を添加することにより、セメント系
抄造紙が得られることを見出した。
従って本発明によって、水硬性セメント100重量部、
セメント用骨材粉0〜約400重量部、およびバルブ約
5重量部以上(好ましくは約10〜約50ないし100
重量部)が実質的に均一に分散して付着したものから本
質的に成る、セメント系填料内添紙すなわち抄造紙が提
供される。
本発明のセメント紙は、セメント組成物を紙に単に塗布
又は含浸させたセメントコート紙とは異なり、セメント
材料およびバルブ系セルロースが実質的に均一に分散し
て付着している構造を更に含有する、。
上記のセメント系内添紙の所要表面に耐候性の塗料を塗
装することによって、表面化粧性、耐候性および防水性
等が向上する。該塗料としては、水ガラス系またはリン
酸塩系の無機系塗料、およびシリコン樹脂系、フッ素樹
脂系またはアクリル樹脂系の耐候性有機系塗料が有利に
使用できる。
上記のセメント紙は、水硬性セメント100重量部、セ
メント用骨材粉0〜約400重量部、バルブ約5重量部
以上(好ましくは約10〜約50ないし100重量部)
、有効量の電離性定着剤からなる静電調節性定着剤およ
び水から木質的に成る、バルブとセメント材料との静電
付着性を改善した製紙用スラリーを抄造することにより
製造される。
上記の水硬性セメントとは、水硬性(または水/気硬性
)を有する結合性粉状材料を意味し、代表的にはポルト
ランドセメント、アルミナセメント、フライアッシュセ
メント、高炉セメント、シリカセメント等、およびこれ
らの混合物が例示される。通常はポルトランドセメント
が有利に使用されろ。
上記の骨材粉としては、セメント用に使用されている骨
材成分であって平均粒径が約100メツシユ以下のもの
が通常使用される。骨材粉の使用は、セメント材料の強
度が向上するので、一般的に好ましい。また、セメント
材料とバルブとの付付着性が向上する傾向もある。
上記のバルブは特に限定されず、木材系バルブ、他のセ
ルロース系バルブ等の水分散性の繊維質原料であれば使
用できる。バルブの量は、上記の範囲内で、抄造可能な
範囲で少ないのが、セメント紙の湿潤強度の観点からは
好ましい。
上記の静電調節性定着剤とは、バルブとセメントとの間
の静電調節性を有する糊剤を一般に意味する。代表的に
は、アニオン性、カチオン性または両性イオン性の有機
高分子化合物またはこれらの混合物のような電離性定着
剤、或いはアニオン性化合物、カチオン性化合物または
両イオン性化合物のような電離性化合物またはこれらの
混合物と実質的に非イオン性の糊剤との混合物からなる
電離性定着剤が例示される。代表的には、アニオン系糊
剤とカチオン系糊剤との混合物が用いられる。かかる静
電調節性定着剤の使用量は、パルブ0.01〜約10重
量部、代表的には約0.1〜約2重量部である。カチオ
ン系定着剤とアニオン系定着剤との混合物を使用する場
合の割合(重量比)は、カチオン系定着剤1に対してア
ニオン系定着剤約0.05〜約0.5未満(好ましくは
約0.4未満)であるのが望ましい。
本発明においては、上記の配合材料の他に、必要に応じ
て種々の製紙助剤、例えば紙力増強剤、着色剤、フィラ
ー、分散剤等を配合することができる。また、抄造に差
支いない限り、無機質繊維、金属繊維、有a質繊維また
はこれらの混合物等の繊維材料を補強用に配合すること
も可能である。
本発明の方法においては、上記の諸原料を水又はセメン
ト上澄み液(以下、水等とも云う)と混合して水性のス
ラリーとし、該スラリーを常法に従って抄造する。各原
料と水等との混合方法および混合順序は限定されない。
例えば所定量の各原料を水等中に窺斗混合してスラリ゛
−とし、次いでこれらのスラリーを更に水等を添加して
撹胛混合した後、定着剤等の薬剤を添加してもよい。原
料組成物のスラリー濃度は特に限定されず、常法の抄紙
方法にて抄造可能な範囲である。
本発明の方法により得られるセメント紙の厚さは数百ミ
クロンないし数ミリメートルである。必要に応じて、湿
潤した該セメント紙を重ねて加圧し、更に厚いセメント
紙が容易に得られる。
〔実施例〕
本発明を以下の例により更に具体的に説明する。
例1:セメント原料として普通ポルトランドセメントと
石灰岩の微粉末との混合物[セメント/石灰岩(重量比
)=1:2]を用い、該原料100重量部と水およびセ
メント上澄み液2000重量部とをミキサーに投入し、
30秒間撹伴混合してセメントスラリーを調製した。
一方バルブは、−膜製紙用天然バルブ(NBKP/LB
KP=2/8)と水とを試験用叩解機(熊谷部槽工業製
)に投入し、55分間叩解処理を行って、ナ水度(c、
s、f)370mRのバルブスラリーを得た(バルブ濃
度2.5%)。上記のセメントスラリーとバルブスラリ
ー及び水またはセメント上澄みを混合して、セメント−
バルブ系の均一なスラリーとした[バルブ/セメント原
料(重量比)=13:87]。該セメントバルブ系スラ
リーに、カイメン557−H(ディック・バーキュレス
社製、カチオン系湿潤紙力増強剤)をバルブ+セメント
原料lOO重量部に対して0.5重量部(固形分換算)
添加し、1分間a評した。次いて、アクリバーズ(ダイ
ヤフロック社製、アニオン系粘剤)をバルブ+セメント
原料100重量部に対して0.04重量部(固形分換算
)添加し、同上の撹伴を行った。
このスラリーを角型シートマシン(熊谷部槽製)で抄造
して、!25cm、横25cm、坪m700g/ポのセ
メント生シートを得た。この生シートを湿潤状態で5k
gf/cryの圧力で30分間脱水プレスし、回転型乾
燥機(熊谷・理i!りで110℃−15分間乾燥して乾
燥セメントシートを得た。なお、この例の工程を第1図
のフローシートに示す。
〔作用および効果〕
セメント粒子とバルブとは抄造用スラリー中てのセメン
ト粒子の水和およびゼータ電位の不調和等により付着困
難とされていたが、予想外にも電離性定着剤を用いて抄
造に成功した。本発明にて骨材粉を使用すると、骨材粉
はセメントとの付着親和性が良いので、該骨材粉の存在
により一そう容易に抄造可能となる。
上記の作用により、本発明は代表的に次の効果を奏する
二〇従来不可能とされていたセメント抄造紙が容易に得
られる。■該セメント紙は可狽性であるため、通常の紙
と同様に曲折加工等が可能である。またセメントペース
ト等により糊付けが可能である。このようにして従来の
セメント材料の成形では困難な、多様の形状のおよび大
型のセメント体が得られる。■従来の製法では不可能で
あった、約1rlTl′11以下のセメント板が、本発
明のセメント紙から容易に得られる。
【図面の簡単な説明】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水硬性セメント100重量部、バルブ5重量部以
    上ならびに有効量の電離性定着剤からなる静電調節定着
    剤から本質的になり、そして該成分が実質的に均一に分
    散して付着していることを特徴とする、セメント系填料
    内添紙。
  2. (2)400重量部以下のセメント用骨材粉を更に含有
    する、特許請求の範囲第1項のセメント系内添紙。
  3. (3)該セメント系内添紙の表面に耐候性塗料を塗装し
    てなる、特許請求の範囲第1項または第2項のセメント
    系内添紙。
  4. (4)水硬性セメント100重量部、バルブ5重量部以
    上、および有効量の電離性定着剤からなる静電調節性定
    着剤から本質的になる、パルプとセメント材料との静電
    付着性を改善した製紙用スラリーを抄造することを特徴
    とする、セメント系填料内添紙の製法。
  5. (5)400重量部以下のセメント用骨材粉を更に含有
    するスラリーを抄造する、特許請求の範囲第4項のセメ
    ント系填料内添紙の製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904764A (en) * 1995-05-19 1999-05-18 Ciments Francais Cementitious product and method for producing same
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