JPS63103389A - 字体識別方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 文字認識等の前処理として、字体種別を自動識別するた
めの方式である。

文字を表す文字図形の、線を構成する全画素のうちの水
平方向成分の画素の割合を所定の値と比較して、その大
小によって印刷文字か手書き文字か等の字体種別を判定
する。

この方式により、字体種別を識別して、各種別に応じて
処理を自動的に切り換える等が可能になり、文字図形情
報の処理操作を容易にする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、文字認識等における、文字の字体種別を識別
するための方式に関する。

文字認識等においては、認識対象が印刷文字が手書き文
字か等の字体種別により、一般に認識処理が異なる。

〔従来の技術〕

第５図は、文字認識装置の構成を示し、観測部１は帳票
８の書面からの光を電気信号に変換することにより、例
えば書面上に所定密度でとられる点の明るさにより、文
字を構成する線の部分の点に対し論理゛ｌ”、他の部分
について論理°ｏ゛　とした信号からなる文字図形情報
を得る。

特徴抽出部２は、この文字図形情報を処理して、文字認
識のための論理により所定の文字特徴を抽出する。

照合部３は所定の判定条件に従って、辞書５がら特徴抽
出部２で抽出した文字特徴に最も近い文字特徴を有する
文字を検索して、認識結果の文字として表示／修正部６
に表示し、必要な場合には修正入力を受は付けて、修正
処理をする。

こ＼で、辞書５は各文字を区別する文字特徴の情報から
なり、一般に印刷文字と手書き文字のように異なる字体
種別に応じて、異なる辞書内容が必要である。

〔発明が解決しようとする問題点〕 前記のように、字体種別により異なる辞書を必要とする
ので、文字認識装置は印刷文字及び手書き文字等ごとに
専用にするか、又は兼用装置の場合には第５図に示すよ
うに操作者が字体を切換部７に予め指定して、辞書を切
り換えて使用しなければならない。

このため操作が不便であり、指定を誤れば認識精度の悪
い状態で使用される等の問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は、本発明の構成を示す字体判定部のブロック図
である。

図において、１０は文字図形情報のメモリ、１１はメモ
リ１０から読み出した文字を構成する線上の画素の総数
をカウントする全画素カウンタ、１２は文字の水平線の
画素を検出する水平線画素検出部、１３は水平線画素検
出部１２で検出した画素数をカウントする水平線画素カ
ウンタ、１４は両カウンタの値から字体種別を判定する
判定部を示す。

〔作　用〕

メモリ１０から画素を線１５に順次読み出し、全画素カ
ウンタ１１は、それが文字を構成する線上の画素であれ
ばカウントアツプする。

同時に水平線画素検出部１２は、線１５に読み出した画
素が文字線上の画素であれば、線１６にその画素の周辺
の画素を読み出し、所定のマスク処理等により、文字の
水平方向に延びる線上の画素を検出する。

水平方向の線上の画素の場合に、水平線画素カウンタ１
３はカウントアツプされる。

判定部１４は全画素カウンタ１１のカウント値に対する
、水平線画素カウンタ１３のカウント値の比が所定の判
定値より大きいか否かで字体を判定し、例えば大きい場
合を印刷文字、大きくない場合を手書き文字として、判
定結果の字体種別を出力する。

以上の処理により、字体種別が自動的に判定され、判定
結果出力により、前記の辞書を切り換える等の制御が可
能になる。

〔実施例〕

第２図は、字体判定部２０を有する、印刷文字／手書き
文字両用の文字認識装置の一構成例を示すブロック図で
ある。

第２図において観測部１、特徴抽出部２、照合部３等は
前記第５図によって説明した場合と同様の機能を有する
。

字体判定部２０は第１図の構成を有し、観測部１から出
力される文字図形信号をメモリ１０に保持して、字体判
定処理を実行する。

字体判定部２０では、メモリ１０から画素を線１５に順
次読み出し、全画素カウンタ１１は、それが文字を構成
する線上の画素であればカウントアツプする。

同時に水平線画素検出部１２は、線１５に読み出した画
素が文字線上の画素であれば、線１６にその画素の周辺
の画素を読み出して所定のマスク処理等により、文字の
水平方向に延びる線上の画素を検出し、水平方向の線上
の画素の場合に、水平線画素カウンタ１３をカウントア
ツプする。

例えば、文字の線上の画素が論理゛１゛、他が論理゛Ｏ
“信号で表されるとすると、水平線画素検出部１２は、
線１５で読み出した画素が論理°１”であると、その画
素を中心とする、例えば３×３画素からなるの正方形領
域の画素を線１６に読み出す。

この画素のなすドツトパターンを、例えば第３図に示す
マスクパターンと照合し、何れかと一致した場合に、こ
のパターンの中心画素を、文字の水平方向の線を構成す
る画素と判定する。なお、正方形領域の大きさは３×３
に限られず、判定精度と処理コスト等を考慮して適当に
定める。

以上の処理により、例えば第４図（ａｌに例示する印刷
文字「明」において、「・」で示す画素が、水平方向の
線上の画素として検出される。なお、図には前記マスク
処理で、Ｈが検出される場合の正方形領域の一例を破線
で示しである。

手書き文字の場合には、第４図（ｂ）の例のように、水
平方向に延びる線が比較的少ないので、マスク処理で検
出される画素の個数が比較的少なくなり、このような水
平方向の線上の画素の個数の相対的な量によって字体が
印刷文字か手書き文字かの判定が可能となる。

この判定手順を実行するために、判定部１４は全画素カ
ウンタ１１のカウント値に対する、水平線画素カウンタ
１３のカウント値の比を求める。

この比率を、予め判定部１４に設定しである判定値と比
較し、判定値より大きい場合、即ち前記の「・」画素が
比較的多い場合、を印刷文字と判定し、そうでない場合
を手書き文字と判定する。

字体判定部２０は上記判定結果の字体を示す信号を切換
部２１に送って、照合部３が参照する辞書５の種類を切
り換える。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、文字
認識等において、処理対象の文字の字体種別を自動的に
識別して、字体種別に応じた処理が自動的に選択される
ようになるので、文字認識装置の操作性を改善するとい
う著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図、第２図は本発
明の文字認識装置の一構成例ブロック図、 第３図はマスクパターンの説明図、 第４図は字体種別を説明する図、 第５図は従来の文字認識装置の一構成例ブロック図 である。 図において、 １は観測部、　　　　　　２は特徴抽出部、３は照合部
、　　　　　５は辞書、 ６は表示／修正部、　　７．２１は切換部、１０はメモ
リ、　　　　　　１１は全画素カウンタ、１２は水平線
画素検出部、１３は水平線画素カウンタ、１４は判定部
、　　　　　２０は字体判定部を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字を表す図形情報の処理において、該図形情報
   から、該文字図形の水平方向の線を構成する画素を検出
   する手段（１２）、及び、該検出した画素の数と該文字
   図形を構成する線の全画素の数との比を、所定値と比較
   した結果により、該文字の字体種別を判定する手段（１
   １、１３、１４）を有することを特徴とする字体識別方
   式。
2. （２）前記図形情報は点の画素からなり、 前記検出手段は前記文字図形を構成する線上の各画素を
   中心点とする所定範囲の正方形領域の画素によるドット
   パターンが所定のマスクパターンと一致することにより
   検出し、 前記判定手段は、前記比が所定値より大きい場合に、当
   該文字の字体種別を印刷文字と判定する特許請求の範囲
   第１項記載の字体識別方式。