JPS63101231A - 電子複写機の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的Ｊ （産業上の利用分野） 本発明は、電子複写機の給紙袋どに関し、更に詳しくは
コピー用紙の搬送効率を高めた電子複写機の給紙装置に
関するものである。

（従来の技術） 従来の電子複写機の給紙装置は、第４図にその断面説明
図を示したように、給紙ローラ１と、分離ａ−ラ２と、
支点シャフト６を基点にＬＰ降可能に支持された取出し
ローラ３とから構成されており、カセットケース１２内
に収納されたコピー用紙Ｐは、取出しローラ３により１
枚づつ給紙ローラ１側に取出され、分離ローラ２により
多重枚送りを防止されつつ、矢印六方向に進行し、さら
に図示されていない搬送ガイドおよびレジストローラ対
等を通じて、感光体ドラムの底部に送られるようになっ
ている。

そしてこの従来の電子複写機の給紙装置は、第５図にそ
の斜視説明図を示したように接続されており、次のよう
に駆動される。

すなわち、支点シャフト６に固定されている取出しロー
ラ駆動アーム９が、支点シャフト６の紡ぎに応じて上下
すると、前記取出しローラ駆動アーム９の先端について
いる取出しローラ３がカセットケース１２（第４図参照
）内のコピー用紙Ｐ上へ落ちる。

一方、給紙シャフト４ににり給紙ローラ１およびプーリ
７が回転し、ざらにベルト８およびアイドルプーリ１１
により取出しローラ３が回転しているので、この取出し
ローラ３が用紙Ｐの上に落らると、カセットケース１２
内のコピー用紙Ｐは、給紙ローラ１と分離ローラ２の間
へと送られるのである。

なお図において、５は分ｌｌ１ｌｌローラ２を支持する
分離シャフトである。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに上述した従来の給紙装置においては、支点シャ
フト６が給紙ローラ１と取出しローラ３の間に位置して
おり、取出しローラ３の分力は第６図に示したＦ２、す
なわちコピー用紙の取出し方向に対し逆方向に働いてい
る。

したがって、コピー用紙の取出し時において、用紙の先
端折れや紙間の摩擦抵抗等により、第４図および第６図
に示したＦ１方向に抵抗力が働くと、給紙効率がかなり
低下するという問題がある。

すなわち第６図に示したように、取出しローラ３におい
て、矢印Ｆ１の方向に抵抗力が働いた時、Ｆｌは分力Ｆ
２とＦ３の合力となり、しかも取出しローラ３の分力は
、支点シャフト６を基点としてＦ２の方向へ動いている
ため、Ｆｌの力が大きいほど、力が分力Ｆ２の方向へ逃
げ、給紙効率が低下することになるのである。

この給紙効率の低下は紙ずまり、すなわち、紙の送りす
ぎによるイメージがあるが、この場合は搬送不良、取出
しローラの紙に対するすべりのための送り不足等の原因
を招き、またコピー用紙がカセットケースから離れない
まま取出しローラ３により給紙動作されると、用紙にし
わやペーパジャムを生じ、装置自体の停止を招くため、
その都度リセット作業を必要とするのである。

本発明は上述した従来の電子複写機が有する問題点を解
決するために検討した結果、達成されたものである。

したがって本発明の目的は、コピー用紙の搬送効率が高
められ、紙ずまり、用紙のしりおよびペーパジャム等を
起こすことのない電子複写機の給紙装置を提供すること
にある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） すなわち本発明は、コピー用紙を収納するカセットケー
スと、給紙ローラと、用紙の多重枚送りを防止する分離
ローラと、カセットケース内の用紙を１枚づつ給紙ロー
ラ側に取出す取出しローラとを具備した電子複写機の給
紙装置において、前記取出しローラを支持する支点シャ
ツ１〜を前記給紙ローラよりも遠ざけることにより、前
記取出しローラが、前記給紙−ラと前記支点シャフトと
の間に位置するように配置し、取出しローラのコピー用
紙に対する押圧力を高めたことを特徴とする電子複写機
の給紙装置を、その要旨とするものである。

（発明の作用） 本発明の電子複写機の給紙装置によれば、取出しローラ
をその支点シャフトと給紙ローラの間に配置し、取出し
ローラが給紙ローラ方向に、すなわちコピー用紙の搬送
方向に向けて支点シャフトで支持されるようにしたこと
により、コピー用紙にその搬送方向と逆方向の抵抗力が
働いたとしても、その力は取出しローラの押圧力と相殺
され、搬送効率が低下することなく、高い給紙効率でコ
ピー用紙の搬送を行なうことができる。

（実施例の説明） 以下本発明の電子複写機の給紙装置の好適な実施例につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。

第１図は本発明の電子複写機の給紙装置を示Ｊ断面説明
図、第２図は同要部斜視説明図、第３図は同取出しロー
ラにかかる力の説明図である。

第１図に示したように、本発明の電子複写機の給紙装置
は、給紙ローラー、分離ローラ２、取出しローラ３およ
びコピー用紙Ｐを収納するカセットケース１２から構成
されている点は、上述の第４〜６図に示した従来の給紙
装置と同じであるが、取出しローラ３を支持する支点シ
ャフト６が給紙日−５３よりも遠ざけられ、取出しロー
ラ３が給紙ローラ１と支点シャフト６との間に位置する
ように配置されている点が上記従来例と相違している。

したがって本発明の給紙装置においては、コピー用紙Ｐ
の搬送方向にかけて、支点シャフト６、取出しローラ３
、給紙ローラ１の順で位置しており、取出しローラ３は
給紙ローラ１方向、すなわちコピー用紙Ｐの搬送方向に
向けて、支点シャフト６により支持されている。

そして本発明の給紙装置は、第２図に示したＪ：うに、
支点シャフト６にジヨイントプーリ１３を設け、これに
取出しローラ駆動アーム９を上述の第５図とは逆方向に
取付け、この取出しローラ駆動アーム９にプーリ７およ
びベルト８を介して取出しローラ３を回転可能に固定し
である。

なお第２図における伯の接続、駆動、伝達手段は、上述
した従来例（第５図）と同じである。

本発明の給紙装置においては、上述したように、取出し
ローラ３を支点シャフト６と給紙ローラ３の聞に、かつ
給紙ローラ１の方向に向けて位置させたため、取出しロ
ーラ３の分力は、第３図に示したＦ５の方向に働くこと
になる。

したがって、第２図および第３図において、コピー用紙
Ｐの搬送時に、用紙の先端折れや紙間の摩擦抵抗等によ
り、Ｆ４の方向に抵抗力が動いたとしても、コピー用紙
の搬送効率の低下を起こす恐れが全く解消される。

すなわち、第３図に示したように、抵抗力Ｆ４は分力Ｆ
５とＦ６の合力であり、しかも取出しローラ３の分力は
支点シャフト６を基点として「５方向に動いているため
、合力Ｆ４が大きくなっても、Ｆ６の方向に合力が逃げ
ることがなく、用紙を押圧する分力Ｆ５が大きくなって
、用紙の搬送効率は低下しないばかりか、逆に高められ
るのである。

［発明の効果］ 以上、実施例により詳細に説明したように、本発明の電
子複写機の給紙装置によれば、取出しローラをその支点
シャフトと給紙ローラの間に配置し、取出しローラが給
紙ローラ方向に、すなわちコピー用紙の搬送方向に向け
て支点シャフトで支持されるようにしたため、コピー用
紙にその搬送方向と逆方向の抵抗力が働いたとしても、
その力は取出しローラの押圧力と相殺され、搬送効率が
低下することなく、高い給紙効率でコピー用紙の搬送を
行なうことができる。

したがって、カセットケースからの用紙離れが向上し、
紙ずまり等の給紙不良によるしわ寄りゃ、ジャムリング
等を一帰することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の電子複写機の給紙装置を示す断面説明
図、第２図は同要部斜視説明図、第３図は同取出しロー
ラにかかる力の説明図であり、第４図は従来の電子複写
機の給紙装置を示す断面説明図、第５図は同要部斜視説
明図、第６図は同取出しローラにかかる力の説明図であ
る。 １・・・給紙ローラ ２・・・分離ローラ ３・・・取出しローラ ４・・・給紙シャフト ５・・・分離シャフト ６・・・支点シャフト ７・・・プーリ ８・・・ベルト ９・・・取出しローラ駆動アーム １０・・・アーム １１・・・アイドルプーリ １２・・・カセットケース １３・・・ジヨイントプーリ Ｐ・・・コピー用紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コピー用紙を収納するカセットケースと、給紙ローラと
   、用紙の多重枚送りを防止する分離ローラと、カセット
   ケース内の用紙を１枚づつ給紙ローラ側に取出す取出し
   ローラとを具備した電子複写機の給紙装置において、前
   記取出しローラを支持する支点シャフトを前記給紙ロー
   ラよりも遠ざけることにより、前記取出しローラが、前
   記給紙ローラと前記支点シャフトとの間に位置するよう
   に配置し、取出しローラのコピー用紙に対する押圧力を
   高めたことを特徴とする電子複写機の給紙装置。