JPS63100907A - フイルタ−プレスの濾板の開き防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 零発所は、フィルタープレス特に水平な上部フレームに
多数の濾板を懸垂させた懸垂式フィルタープレスに使用
し、開板時の隣接濾板からの脱水ケーキの離脱、落下を
防止するのに好適な′濾板の開き防止装置に関するもの
である。

（従来の技術） 従来、フィルタープレスの一例として懸垂式フィルター
プレスにおいては、濾板の上方に張設させたチェーンの
掛金機構により、濾過終了後に濾板を１〜２枚ずつ引掛
けて順次開板させつつ脱水ケーキを下方のコンベアに落
下させる必要があり、例えば懸垂部をフックにより引掛
けて開板する装置が特開昭６０−１６１７０８号公報お
よび特開昭６０−１６１７０９号公報において開示され
ている。

（発明が解決しようとする問題点） これらのフィルタープレスにおいては、例えば懸垂部を
フックにより引掛けて開板する際に開板濾板以外の濾板
も揺動して濾板間隔が広がる欠点が特に懸垂式フィルタ
ープレスにおいて顕著であった。

−ａにケーキは濾板間の濾室内に下方を凸にして形成さ
れているため、濾板間隔が広がると開板濾板に隣接する
濾板からケーキが下方のコンベア上に同時に落下し、コ
ンベア負荷を一時的に増大させるためコンベアを故障さ
せる原因となる欠点があった。また、コンベア負荷が一
時的に増大すると、次工程のケーキ切断破砕工程の負荷
の増大も招き故障の原因となる欠点もあった。さらに、
これを防止するため負荷変動に耐える様に大型設備にす
ると設備コストの増大を招く欠点もあった。

本発明の目的は上述した不具合を解消して、濾板開板時
点に開板濾板に隣接する濾板が連動開口してケーキが同
時に落下することによるトラブルを防止可能なフィルタ
ープレスの濾板の開き防止装置を提供しようとするもの
である。

（問題点を解決するための手段） 本発明のフィルタープレスの濾板の開き防止装置は、水
平な上部フレームに摺動自在に懸垂された多数の濾板の
側面下方部に、マグネット部材を張設させるとともにこ
のマグネット部材に対向してばね部材を設けることによ
り、隣接する濾板相互をばね部材を介してマグネット部
材の磁力により接合させて、濾板の間板時に開板濾板以
外の隣接濾板の開きを防止したことを特徴とするもので
ある。

（作　用） 上述した構成において、濾板の側面下方部にマグネット
部材とばね部材とを設け、マグネット部材により開板濾
板以外の隣接濾板を接合するとともに、ばね部材により
マグネット部材相互の平面度の差による未接合の防止お
よび接合時の接合外力によるマグネット部材の破壊の防
止を達成している。

（実施例） 第１図は本発明に使用する）５垂式フィルタープレスの
一実施例を示す線図である。第１図に示す懸垂式フィル
タープレスにおいては、複数の濾板１を上部フレーム２
間に吊り下げ、この濾板１の上方に張設させたチェーン
３の掛金機構４により濾板１を１〜２枚ずつ引掛けて順
次開板させっつ濾布５間の濾過終了後の断水ケーキを下
方のコンベア６に落下させている。このとき、本発明に
おいては、各濾板１の側面下方部にマグネット部材とば
ね部材とからなる濾板の開き防止装置７を設けて、開板
濾板以外の隣接する濾板の開きを防止している。

第２図は本発明の濾板の開き防止装置の一実施例を示す
線図である。第２図に示す実施例においては、各濾板１
の側部に支持部材１１を設け、この支持部材１１の先端
部にマグネット部材１２を各別に設けるとともに、支持
部材１１のマグネット部材１２と反対側に金属よりなる
接着板１３をポル）１４−１゜１４−２とばね１５−１
　、１５−２により可動可能に配置したばね部材１６を
設けている。そのため、マグネット部材１２と接着板１
３とが接着する際接着板１３がばね１４により前後左右
に動くことが可能となる。

このとき、第３図に示すように凸部１７を有する接着板
１３を使用してポル）１４−１．１４−２およびばね１
５−１　、１５−２の長さを短くして構成することもで
きる。

なお開き防止の観点からは濾板の開き防止装置を側面下
部に張設する程良いが、濾板があまり傾斜することなく
はずれるようにするため、上述した各実施例ともに例え
ば１５００ｍ　Ｘ　１５００ｍｍの形状の濾板を使用す
る場合、側面における濾板寸法の下部からｌ／、〜′／
４の位置に本発明の濾板の開き防止装置を設けるのが好
ましい。また、マグネット部材２の吸着力は１０〜２０
ｋｇのものが好ましい。

（発明の効果） 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
のフィルタープレスの濾板の開き防止装置によれば、各
濾板の側方下部にマグネット部材とばね部材とよりなる
装置を設けることにより、フィルタープレス特に懸垂式
フィルタープレスの開板時に開板源キ反に隣接する濾板
が部分的に開板してケーキがコンベア上に同時に落下す
ることによるトラブルを解消することができる。その結
果、コンベアの故障防止、ケーキ切砕機の故障防止、コ
ンベア、ケーキ切砕機のスペックダウンによりコストダ
ウンも達成することができる。

さらに、濾板の開き防止装置をマグネット部材とばね部
材とより構成しているため、濾板の締付時にマグネット
部材に外力が加わることが防止されマグネットの破損が
防止できるとともに、濾布およびケーキの膨張や寸法変
動等による反発力も吸収でき、濾板の開き防止装置間の
接合効果を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用する懸垂式フィルタープレスの一
実施例を示す線図、 第２図および第３図はそれぞれ本発明の濾板の開き防止
装置の一実施例を示す線図である。 １・・・濾板　　　　　　　２・・・上部フレーム３・
・・チェーン　　　　　４・・・掛金機構５・・・濾布
　　　　　　　６・・・コンベア７・・・濾板の開き防
止装置 １１・・・支持部材　　　　　１２・・・マグネット部
材１３・・・接着板 １４−１　、１４−２・・・ボルト １５−１　、１５−２・・・ばね １６・・・ばね部材　　　　　１７・・・凸部第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、水平な上部フレームに摺動自在に懸垂された多数の
   濾板の側面下方部に、マグネット部材を張設させるとと
   もにこのマグネット部材に対向してばね部材を設けるこ
   とにより、隣接する濾板相互をばね部材を介してマグネ
   ット部材の磁力により接合させて、濾板の開板時に開板
   濾板以外の隣接濾板の開きを防止したことを特徴とする
   フィルタープレスの濾板の開き防止装置。