JPS63100168A - 溶射皮膜の封孔処理方法 - Google Patents
溶射皮膜の封孔処理方法Info
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- JPS63100168A JPS63100168A JP24407586A JP24407586A JPS63100168A JP S63100168 A JPS63100168 A JP S63100168A JP 24407586 A JP24407586 A JP 24407586A JP 24407586 A JP24407586 A JP 24407586A JP S63100168 A JPS63100168 A JP S63100168A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は耐熱、耐酸、耐アルカリ及び耐メタルピンクア
ンプ性に優れたセラミック、サーメット及び金属の溶射
皮膜中に存在する気孔やクラックを封孔処理する方法に
関するものである。
ンプ性に優れたセラミック、サーメット及び金属の溶射
皮膜中に存在する気孔やクラックを封孔処理する方法に
関するものである。
（従来の技術及び問題点）
従来の封孔処理方法では２００℃以下の使用制限とか、
耐酸性はあっても耐アルカリ性は得られない場合が多い
０通常、封孔剤にはフェノール系、エポキシ系、アクリ
ル系などの樹脂が用いられているが、これらは溶融、変
質、変態などにより封孔性が失われやすいため、２００
℃以上の使用には耐えられないのが現状である。このよ
うな問題点に留意し、種々の実験を試みた結果、本発明
を構成したものである。
耐酸性はあっても耐アルカリ性は得られない場合が多い
０通常、封孔剤にはフェノール系、エポキシ系、アクリ
ル系などの樹脂が用いられているが、これらは溶融、変
質、変態などにより封孔性が失われやすいため、２００
℃以上の使用には耐えられないのが現状である。このよ
うな問題点に留意し、種々の実験を試みた結果、本発明
を構成したものである。
（問題点を解決するための手段）
本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
（１） セラミック、サーメット及び金属の溶射皮膜
中に存在する気孔およびクラックをコールタールで充填
することを特徴とする溶射皮膜の封孔処理方法。
中に存在する気孔およびクラックをコールタールで充填
することを特徴とする溶射皮膜の封孔処理方法。
（２） セラミック、サーメット及び金属の溶射皮膜
中に存在する気孔およびクラックをコールタールで充填
後７００℃以上に加熱することを特徴とする溶射皮膜の
封孔処理方法。
中に存在する気孔およびクラックをコールタールで充填
後７００℃以上に加熱することを特徴とする溶射皮膜の
封孔処理方法。
本発明において使用するコールタールは溶射皮膜内に浸
透しやすくするため揮発性の溶媒に溶かして塗布する。
透しやすくするため揮発性の溶媒に溶かして塗布する。
塗布後３４０℃まで徐々に加熱して一部の揮発性成分を
気化し、その後皮膜が割れないように徐冷する。その結
果、皮膜内の気孔やクラ７りが完全に封孔され、母材は
耐酸、耐アルカリ性に優れた皮膜で保護される。この場
合の使用温度は３００℃までである。従来、７００℃以
上の高温で使用可能な封孔剤として水ガラスやリン酸ア
ルミニウムなどが考えられたが、これらは加熱時に体積
膨張や発泡を生じ、そのため溶射皮膜にはく離やピッチ
ングを生じ成功していない。
気化し、その後皮膜が割れないように徐冷する。その結
果、皮膜内の気孔やクラ７りが完全に封孔され、母材は
耐酸、耐アルカリ性に優れた皮膜で保護される。この場
合の使用温度は３００℃までである。従来、７００℃以
上の高温で使用可能な封孔剤として水ガラスやリン酸ア
ルミニウムなどが考えられたが、これらは加熱時に体積
膨張や発泡を生じ、そのため溶射皮膜にはく離やピッチ
ングを生じ成功していない。
本発明ではコールタールを揮発性溶媒に溶かして使用す
るため発泡せず、また加熱時の体積膨張もない、７００
℃以上に加熱するとコールタール自体が一部炭化し、大
気中の酸素と結合して残渣が灰化する。この性質を利用
して高温領域での封孔を可能にした。すなわち、３４０
℃で揮発性成分が気化し、５００℃で液体から固体へ転
移する。
るため発泡せず、また加熱時の体積膨張もない、７００
℃以上に加熱するとコールタール自体が一部炭化し、大
気中の酸素と結合して残渣が灰化する。この性質を利用
して高温領域での封孔を可能にした。すなわち、３４０
℃で揮発性成分が気化し、５００℃で液体から固体へ転
移する。
更に７００℃では灰化が始まり８００℃で完結する。こ
のとき、溶射皮膜表面は余剰に塗布されたコールタール
が灰化して付着し、これが皮膜内部への酸素の侵入を阻
止するため、皮膜へ浸透しているコールタールは炭素を
主成分とする物質に変化する。１１００℃ではすべての
有機物が分解するため、炭素を主成分とする物質のみに
なる。この物質は耐メタルピックアツプ性及び潤滑性に
も優れている。従って、母材は高温でメタルビックアン
プを生じやすくする気孔やクラックが封孔され、かつ潤
滑性に富んだ耐熱、耐酸、耐アルカリ性の溶射皮膜で保
護される。
のとき、溶射皮膜表面は余剰に塗布されたコールタール
が灰化して付着し、これが皮膜内部への酸素の侵入を阻
止するため、皮膜へ浸透しているコールタールは炭素を
主成分とする物質に変化する。１１００℃ではすべての
有機物が分解するため、炭素を主成分とする物質のみに
なる。この物質は耐メタルピックアツプ性及び潤滑性に
も優れている。従って、母材は高温でメタルビックアン
プを生じやすくする気孔やクラックが封孔され、かつ潤
滑性に富んだ耐熱、耐酸、耐アルカリ性の溶射皮膜で保
護される。
以下実施例について説明する。
ス崖■上
コールタール溶液は容量比で溶媒（２）、溶質（１）の
割合で調合した。溶媒は容量比でＭＩＢＫ、トルエン、
キシレンを等量、混合し、溶質にはコールタールを用い
た。
割合で調合した。溶媒は容量比でＭＩＢＫ、トルエン、
キシレンを等量、混合し、溶質にはコールタールを用い
た。
次にコールタール充填工程は（イ）４０〜５０℃に予熱
、（ロ）コールタール溶液塗布、（ハ）３４０℃まで大
気中で徐々に昇温後１ ｈｒ、保定。
、（ロ）コールタール溶液塗布、（ハ）３４０℃まで大
気中で徐々に昇温後１ ｈｒ、保定。
（ハ）終了後は常温まで徐冷した０以上の工程からなる
封孔処理方法を実機に適用した結果を第１表に示した０
本発明のコールタール封孔処理を施したロールは酸に腐
食されず２か刃稜も異常がなかったが、封孔処理を施さ
ないロールは１〜２通間で下地から浸食されて溶射皮膜
がはく離した。
封孔処理方法を実機に適用した結果を第１表に示した０
本発明のコールタール封孔処理を施したロールは酸に腐
食されず２か刃稜も異常がなかったが、封孔処理を施さ
ないロールは１〜２通間で下地から浸食されて溶射皮膜
がはく離した。
天上■１
コールタール溶液を容量比で溶媒（２）、溶ｔ ｔｌ）
の割合で調合した。溶媒は容量比でトルエン（４）、ア
ルコール（１１０割合で混合し、溶質にはコールタール
を用いた。
の割合で調合した。溶媒は容量比でトルエン（４）、ア
ルコール（１１０割合で混合し、溶質にはコールタール
を用いた。
次にコールタール充填工程は（イ）〜（ハ）は実施例１
と同じで引続き、（ニ）５００℃まで大気中で徐々に昇
温後３０ｍ１ｎ保定、（ホ）８００℃まで（ニ）と同様
に昇温し保定、（へ） １０００℃まで（ニ）と同様に
昇温後１ ｈｒ、保定、（へ）終了後は常温で徐冷した
。
と同じで引続き、（ニ）５００℃まで大気中で徐々に昇
温後３０ｍ１ｎ保定、（ホ）８００℃まで（ニ）と同様
に昇温し保定、（へ） １０００℃まで（ニ）と同様に
昇温後１ ｈｒ、保定、（へ）終了後は常温で徐冷した
。
以上の封孔処理方法を実機に適用した結果を第２表に示
した０本発明のコールタール封孔処理を施したロールは
１か月使用後も異常がなかったが、封孔処理を施さない
ロールは１〜２週間以内にメタルピンクアンプまたは腐
食が発生した。
した０本発明のコールタール封孔処理を施したロールは
１か月使用後も異常がなかったが、封孔処理を施さない
ロールは１〜２週間以内にメタルピンクアンプまたは腐
食が発生した。
メタルピックアップはスケールが溶射皮膜の上層部気孔
内に浸入し、これが還元されてメタルが付着し、成長し
たもので炉内ロールにこれが発生すると鋼板に疵かつ（
ため使用できなくなる。また、溶融亜鉛メツキ用ロール
では溶融亜鉛が上記気孔内に浸入するとロール素材を腐
食し皮膜がはく離して使用できな（なる。
内に浸入し、これが還元されてメタルが付着し、成長し
たもので炉内ロールにこれが発生すると鋼板に疵かつ（
ため使用できなくなる。また、溶融亜鉛メツキ用ロール
では溶融亜鉛が上記気孔内に浸入するとロール素材を腐
食し皮膜がはく離して使用できな（なる。
本発明の封孔処理を施したロールはこのような現象がみ
られずロールの寿命を著しく延長することができた。
られずロールの寿命を著しく延長することができた。
Claims (2)
- （１）セラミック、サーメット及び金属の溶射皮膜中に
存在する気孔およびクラックをコールタールで充填する
ことを特徴とする溶射皮膜の封孔処理方法。 - （２）セラミック、サーメット及び金属の溶射皮膜中に
存在する気孔およびクラックをコールタールで充填後７
００℃以上に加熱することを特徴とする溶射皮膜の封孔
処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24407586A JPS63100168A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 溶射皮膜の封孔処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24407586A JPS63100168A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 溶射皮膜の封孔処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63100168A true JPS63100168A (ja) | 1988-05-02 |
Family
ID=17113361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24407586A Pending JPS63100168A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 溶射皮膜の封孔処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63100168A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016079471A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 新日鐵住金株式会社 | 連続焼鈍炉用ハースロール及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP24407586A patent/JPS63100168A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016079471A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 新日鐵住金株式会社 | 連続焼鈍炉用ハースロール及びその製造方法 |
| US10329640B2 (en) | 2014-10-17 | 2019-06-25 | Nippon Steel & Sumikin Hardfacing Co., Ltd. | Hearth roll for continuous annealing furnaces, and method for manufacturing same |
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