JPS6299322A - 硬カプセル剤の新しい剤形 - Google Patents

硬カプセル剤の新しい剤形

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JPS6299322A
JPS6299322A JP23966585A JP23966585A JPS6299322A JP S6299322 A JPS6299322 A JP S6299322A JP 23966585 A JP23966585 A JP 23966585A JP 23966585 A JP23966585 A JP 23966585A JP S6299322 A JPS6299322 A JP S6299322A
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JP
Japan
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drug
layer
hard capsule
coating
drugs
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JP23966585A
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English (en)
Inventor
Shinjiro Tsuji
辻 新次郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硬カプセル剤の新しい剤形に関する。
同じ製剤中に同一または異なる薬物成分を分離して配合
したい場合がある。例えば配合禁忌の薬剤や、消化管の
崩壊部位を分離したり、薬剤の放出を持続的にしたい場
合などである。このような場合、多層錠や多層顆粒とし
たり、薬物を配合したフィルムコーティング錠とするこ
とによって目的を達成し得る。
しかしながら薬物によっては核となる錠剤や顆粒を製造
するのに通さないものもあり、その場合は通常の顆粒ま
たはそれを充填した硬カプセル剤としなければならない
。ところが例えば腸溶性の顆粒を製造する場合、顆粒が
腸溶性および耐酸性を満足するためにはその形状、大き
さなどの均一性が必要であり、熟練を要するほか、腸溶
性コーティング剤の使用量も錠剤に比べて多く、また薬
剤が異なる毎に顆粒の形状、寸法が異なるから、コーテ
ィング条件を変えなければならない。さらに例えば腸溶
性顆粒と胃溶性顆粒とに薬物を分離して配合し、同一カ
プセル内に収容する場合、それらの形状、寸法、比重等
の違いにより均一に混合することが困難であり、かつ充
填などの作業中分級され易い。このため充填したすべて
のカプセル剤について配合した薬物の比率を一定に保つ
ことは困難となる。
本発明は、分離して配合しようとする薬物成分を、一方
は硬カプセル内部に充填し、他方は該カプセルのコーテ
ィング層に配合することによって前述した諸問題を解決
しようとするものである。
従って本発明は、第1の薬物成分を充填した硬カプセル
の表面に、薬物成分を含まずかつ消化液に選択的に熔解
し得る第1のフィルムコーティング層を設け、該第1の
フィルムコーティング層の上に、第2の薬物成分を配合
した消化液に選択的に熔解し得る第2のコーティング層
を設けたことを特徴とする硬カプセル剤の新しい剤形を
提案するものである。
限定するものではないが、本発明の典型的な応用例であ
る最i!!pHの異なる酵素を配合した消化剤の場合に
ついて説明する。
周知のように、酵素にはその活性を発揮する最適のpH
範囲があり、それ以外のpH域では失活する場合もある
。例えばプロメライン、トリプシン、キモトリプシン、
パンクレアチン等は酸性域では失活するので腸で放出さ
れることが望ましい。
このような酵素と、酸性側に最適pH域を持ち、従って
胃で放出されることが望ましいアミラーゼのような酵素
とを同一製剤中に配合したい場合に本発明を適用するこ
とができる。その場合、腸内で放出させることを望む第
1の薬物成分を含む通常の顆粒をカプセル内に常法によ
り充填する。次に該カプセルに腸溶性の第1のフィルム
コーティングを施す。最後に、このようにして製造した
腸溶性カプセル剤の上に、胃で放出させることを望む第
2の薬物成分を配合した、速溶性(胃液に可溶)の第2
のコーティングを施す。このようにして得られるカプセ
ル剤は、胃液によりまず第2のコーティング層が崩壊し
、その内の第2の薬物成分が胃中に放出される。しかし
ながら腸溶性の第1のフィルムコーティング層の存在に
より、残余の部分は胃中で崩壊せず、腸内で崩壊し、第
1の薬物を腸内へ放出することになる。
上記の例は、第1の薬物成分と第2の薬物成分とが異な
る場合であるが、それらが同じ薬物である場合には持続
性製剤となる。すなわち同し薬物が長時間にわたり、胃
と腸とにおいて放出されることになるからである。
また上記の例は、第1のフィルムコーティングとして腸
溶性のものを、第2のコーティングとして胃溶性のもの
を使用しているが、両者とも腸溶性または速溶性のもの
を使用してもよい。この場合は、第1および第2の薬物
は消化管内の同じ部位で放出されるが、配合禁忌の薬物
を同じ製剤に分離して配合する場合に有用である。
硬カプセルの腸溶性フィルムコーティングについてはす
でにいくつかの提案がなされている。それらは、硬カプ
セル剤に公知の腸溶性コーティング剤を常法によりコー
ティングするものであるが、本出願人が特願昭60−1
69395号で提案した真空下のフィルムコーティング
法が、カプセルの合わせ目が完全にシールされること、
下掛けの必要がないこと、カプセル内部が脱気されしか
も合わせ目も完全に脱気される結果充填した薬剤の経時
変化が少ない等の理由で特に通している。
腸溶性コーティング剤としては、セルロースアセテート
フタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテー
トサクシネートカルボキシメチルエチルセルロース、メ
タクリル酸−メタクリル酸メチル共重合体、メタクリル
酸−アクリル酸メチル(エチル)共重合体、セラックな
ど公知のものを使用し得る。
速溶性コーティング剤としては、錠剤のフィルムコーテ
ィングに使用されている公知の水溶性または胃溶性のコ
ーティング剤を使用することができる。
本発明のコーティングは、いずれの場合でも前述した理
由により真空下で実施することが特に好ましい。
薬物としては、カプセル剤として投与するのに適した薬
物であればよく、特にビタミン、ホルモン、酵素、抗生
物質、化学療法剤など腸溶性製剤として投与することが
望ましい薬物が通している。
以上のように、本発明の剤形は、従来の多層錠や多層顆
粒とその用途、応用は殆ど同じであるが、核となる錠剤
または顆粒の製造が何らかの理由で困難であるため、多
層錠または多層顆粒とすることができない場合に特にそ
の応用がある。
実施例 】X・−フィルムコーティング 「日周J IIPMcP 200731 (ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート グリセリン脂肪酸エステル70gを、塩化メチレン−エ
タノール混液(7:3)3045gに溶解し、精製水3
5gを加えて均質のコーテイング液とする。
田・°・・  Δ コーティング 「日周J HPMC 2910  (ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース ール混液(7:3)3060gに溶解し、これにビオジ
アスターゼ(大野製薬@製)360gを懸濁分散させ、
コーテイング液とする。
田ン′  フィルムコー−インクン [日周J HPMC 2910  (上山)90gを塩
化メチレン−エタノール混液(7:3)1410gに溶
解し、コーテイング液とする。
カプセル の ゛・・ コー− フグ 1カプセル中、膵臓性消化酵素8AP (天野製薬住菊
製)60ng,プロザイム6 (大野製薬■製)10■
,添加剤として乳糖57mg.)ウモロコシデンプン1
5mg,タルク3■を含むカプセル剤20、000個を
:!ーティ7グ機(VG−50, @菊水製作所製)に
投入後、コーティングパン回転数18 rpm,ジャケ
ット温度50℃に設定し、コーティングパン内部を真空
度2Torrまで排気して、−流体扇形スプレーチップ
(オリフィス径0.15+u。
スプレーイングシステム社製)を用い、腸溶性フィルム
コーテイング液3500gを吐出圧20kg/ cJで
噴霧した。コーティング時の内部製品温度は31.7〜
21.1℃,真空度は2 〜1 2 Torr,所要時
間は66分であった。
このようにして得られたものは「日周」腸溶性製剤の崩
壊試験に合格した。
!!2!+IM    のコーティング上記で得た腸溶
性フィルムコーティングカプセル剤18.000個を上
記と同じコーテイング機に投入後、コーティングパン回
転数2Orpm,ジャケット温度50℃でコーティング
パン内部を真空度’l Torrまで排気し、−流体ス
プレーチップ(オリフィス径Q,45m,スプレーイン
グシステム社製)を用いて胃熔成分含有コーティング液
3600gを吐出圧12kg/CI11で噴霧した。
コーティング時の製品温度は26.8〜20.6℃。
真空度は5〜15Torr,所要時間は76分であった
。引き続いて「カプセル剤の腸溶性フィルムコーティン
グ」と同一条件で、フィルムコーテイング液1 500
gに、色素として酸化チタン3g。
青1号レーキ0.6gを懸濁させたものを噴霧し、青色
のフィルムコーティングを施した。コーティング時の製
品温度は20.0〜18.4℃,真空度は5〜1 2T
orr.所要時間は35分であった。
このようにして得られた多層性カプセル剤は、下記の製
品試験に示すように腸溶性の硬カプセル剤の上に胃溶成
分層を有し、更にフィルムコーティングが施されている
製品試験 表1 平均重量および含量(消化力) 表2 「日周」崩壊試験

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1の薬物成分を充填した硬カプセルの表面に、薬物成
    分を含まずかつ消化液に選択的に溶解し得る第1のフィ
    ルムコーティング層を設け、該第1のフィルムコーティ
    ング層の上に、第2の薬物成分を配合した消化液に選択
    的に溶解し得る第2のコーティング層を設けたことを特
    徴とする硬カプセル剤。
JP23966585A 1985-10-24 1985-10-24 硬カプセル剤の新しい剤形 Pending JPS6299322A (ja)

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