JPS6297908A - 油剤付与方法 - Google Patents
油剤付与方法Info
- Publication number
- JPS6297908A JPS6297908A JP23972785A JP23972785A JPS6297908A JP S6297908 A JPS6297908 A JP S6297908A JP 23972785 A JP23972785 A JP 23972785A JP 23972785 A JP23972785 A JP 23972785A JP S6297908 A JPS6297908 A JP S6297908A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- lubricant
- running
- running yarn
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、糸条に油剤を付与する方法に関し、特に、合
成繊維の紡糸工程などにおける走行糸条に油剤を付与す
る方法に関する。
成繊維の紡糸工程などにおける走行糸条に油剤を付与す
る方法に関する。
(従来の技術)
従来、走行糸条に油剤を付与する方法としては、オイリ
ングローラに走行糸条を接触させて、該オイリングロー
ラから油剤を糸条に付与するオイリングローラ方式や、
予め計量された一定流量の油剤を走行糸条に付着させる
計量オイリング方式が広(用いられている。
ングローラに走行糸条を接触させて、該オイリングロー
ラから油剤を糸条に付与するオイリングローラ方式や、
予め計量された一定流量の油剤を走行糸条に付着させる
計量オイリング方式が広(用いられている。
(発明が解決しようとする問題点)
かかる従来の油剤付与方式では、走行糸条の片側から油
剤を付着させるものであるから、糸条の横断面方向、即
ち糸条を構成する各単糸全体に油剤を均一に付着させる
ことが難しく、その結果、毛羽、断糸が多発したり、染
斑等の各種の斑が発生するという問題が生ずる。特に、
糸条の走行速度が大きくなったり、糸条の繊度、単糸数
が大きくなった場合には、この傾向が一段と強くなる。
剤を付着させるものであるから、糸条の横断面方向、即
ち糸条を構成する各単糸全体に油剤を均一に付着させる
ことが難しく、その結果、毛羽、断糸が多発したり、染
斑等の各種の斑が発生するという問題が生ずる。特に、
糸条の走行速度が大きくなったり、糸条の繊度、単糸数
が大きくなった場合には、この傾向が一段と強くなる。
本発明は、かかる従来法の問題点を解消し、走行糸条に
均一に油剤を付着せしめ、毛羽、断糸、染斑等の発生を
防止することを目的とするものである。
均一に油剤を付着せしめ、毛羽、断糸、染斑等の発生を
防止することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、油剤を走行糸条内に均一に拡散させ、単
糸に均一に付着させるには、油剤を付与した走行糸条に
振動を与えればよいことを見出し本発明に到達した。
糸に均一に付着させるには、油剤を付与した走行糸条に
振動を与えればよいことを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、油剤を走行糸条に付与するに際し、走
行糸条に油剤を付与すると同時または付与直後の走行糸
条に超音波を付与することを特徴とする油剤付与方法で
ある。
行糸条に油剤を付与すると同時または付与直後の走行糸
条に超音波を付与することを特徴とする油剤付与方法で
ある。
以下、本発明の油剤付与方法を図面に基づいて説明する
。
。
第1図は本発明方法を実施するための油剤付与装置の一
例を示す概略図、第2図はその要部拡大断面図である。
例を示す概略図、第2図はその要部拡大断面図である。
第1図及び第2図において、■は油剤付与装置、2は油
剤付与部であり、油剤付与部2のほぼ垂直な一側面には
平滑な湾曲面3が形成され、湾曲面3の上部には油剤の
吐出口5が設けられている。
剤付与部であり、油剤付与部2のほぼ垂直な一側面には
平滑な湾曲面3が形成され、湾曲面3の上部には油剤の
吐出口5が設けられている。
6は多数の単糸からなる走行糸条であり、はぼ垂直方向
に走行し、吐出口5の下流側の湾曲面3上の突出点3a
で湾曲面3に接触する。8は超音波発振体であり、油剤
付与部2の中部の突出点3aから下部に設けられ、超音
波発振体8の発振により走行糸条が加振される。超音波
の発振周波数は、通常10〜30 KHzであり、出力
は100〜300w程度が用いられる。吐出口5はバイ
ブ10を介して油剤4を貯蔵する油剤タンク11に連通
している。12はギアポンプであり、油剤付与部2と油
剤タンク11との間に設けられ、油剤タンク11の油剤
4をバイブ10を介して油剤付与部2の吐出口5より一
定量ずつ計量して吐出させる。吐出口5から計量、吐出
された油剤は湾曲面3に沿って流下し、突出点3aにお
いて、走行糸条6に油剤を付与すると同時に超音波発振
体8の発振により走行糸条6に超音波を付与する。
に走行し、吐出口5の下流側の湾曲面3上の突出点3a
で湾曲面3に接触する。8は超音波発振体であり、油剤
付与部2の中部の突出点3aから下部に設けられ、超音
波発振体8の発振により走行糸条が加振される。超音波
の発振周波数は、通常10〜30 KHzであり、出力
は100〜300w程度が用いられる。吐出口5はバイ
ブ10を介して油剤4を貯蔵する油剤タンク11に連通
している。12はギアポンプであり、油剤付与部2と油
剤タンク11との間に設けられ、油剤タンク11の油剤
4をバイブ10を介して油剤付与部2の吐出口5より一
定量ずつ計量して吐出させる。吐出口5から計量、吐出
された油剤は湾曲面3に沿って流下し、突出点3aにお
いて、走行糸条6に油剤を付与すると同時に超音波発振
体8の発振により走行糸条6に超音波を付与する。
かくして、走行糸条6に油剤が付与されると同時に超音
波が付与され、走行糸条6を構成する単糸が振動する。
波が付与され、走行糸条6を構成する単糸が振動する。
この振動により、油剤は走行糸条6の単糸間全体に積極
的に分散され、油剤の均一な拡散が起こり、各単糸には
、走行糸条6の横断面方向にも、また走行糸条6の走行
方向にもともに、均一な油剤の付与が行なわれる。
的に分散され、油剤の均一な拡散が起こり、各単糸には
、走行糸条6の横断面方向にも、また走行糸条6の走行
方向にもともに、均一な油剤の付与が行なわれる。
以上の説明では、走行糸条6に油剤を付与すると同時に
走行糸条6に超音波を付与する例を示したが、超音波発
振体8の取付位置をもう少し下流側に移動させ、走行糸
条6に油剤を付与した直後に、走行糸条6に超音波を付
与するようにしても、同様な効果が得られる。
走行糸条6に超音波を付与する例を示したが、超音波発
振体8の取付位置をもう少し下流側に移動させ、走行糸
条6に油剤を付与した直後に、走行糸条6に超音波を付
与するようにしても、同様な効果が得られる。
また、本発明方法は、上述の計量オイリング方式に限定
されるものではなく、オイリングローラ方式等にも適用
することができる。
されるものではなく、オイリングローラ方式等にも適用
することができる。
(実施例)
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例
極限粘度が0.64のポリエチレンテレフタレートを3
6個の細孔を有する紡糸口金から290℃で溶融紡糸し
、第1図及び第2図に示した油剤付与装置で発振周波数
20KHz、出力250 Wの超音波を与えながら油剤
を付与して3,500 m7分の速度で引取り、75c
le/36filsの糸条を得た。得られた糸条の各単
糸には、油剤が均一に付与されており、紡糸工程での断
糸率は、わずか0.05%、得られた糸条の毛羽数は、
わずか0.01/10” mであった。
6個の細孔を有する紡糸口金から290℃で溶融紡糸し
、第1図及び第2図に示した油剤付与装置で発振周波数
20KHz、出力250 Wの超音波を与えながら油剤
を付与して3,500 m7分の速度で引取り、75c
le/36filsの糸条を得た。得られた糸条の各単
糸には、油剤が均一に付与されており、紡糸工程での断
糸率は、わずか0.05%、得られた糸条の毛羽数は、
わずか0.01/10” mであった。
一方、比較のために、超音波を付与せず、その他の条件
は上記実施例と同一にして溶融紡糸を行ったところ、油
剤の付着が不均一で、紡糸工程での断糸率は2.3%、
得られた糸条の毛羽数は0.35/10’ mにも達し
た。
は上記実施例と同一にして溶融紡糸を行ったところ、油
剤の付着が不均一で、紡糸工程での断糸率は2.3%、
得られた糸条の毛羽数は0.35/10’ mにも達し
た。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、油剤が走行糸条
の単糸間に積極的に拡散し、単糸に油剤を均一に付与さ
せることができ、断糸、毛羽、染斑等の発生を大幅に減
少させることができる。
の単糸間に積極的に拡散し、単糸に油剤を均一に付与さ
せることができ、断糸、毛羽、染斑等の発生を大幅に減
少させることができる。
第1図は本発明方法を実施するための装置の一例を示す
概略図、第2図はその要部拡大断面図である。 4・・・・・・油剤、 6・・・・・・走行糸条、 8・・・・・・超音波発振体。
概略図、第2図はその要部拡大断面図である。 4・・・・・・油剤、 6・・・・・・走行糸条、 8・・・・・・超音波発振体。
Claims (1)
- 油剤を走行糸条に付与するに際し、走行糸条に油剤を付
与すると同時または付与直後の走行糸条に超音波を付与
することを特徴とする油剤付与方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23972785A JPS6297908A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 油剤付与方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23972785A JPS6297908A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 油剤付与方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297908A true JPS6297908A (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=17049026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23972785A Pending JPS6297908A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 油剤付与方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6297908A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102162147A (zh) * | 2010-02-15 | 2011-08-24 | 日本Tmt机械株式会社 | 油剂扩散装置及纺丝卷绕机 |
CN111636105A (zh) * | 2019-03-02 | 2020-09-08 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 纺丝上油导纱器 |
-
1985
- 1985-10-25 JP JP23972785A patent/JPS6297908A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102162147A (zh) * | 2010-02-15 | 2011-08-24 | 日本Tmt机械株式会社 | 油剂扩散装置及纺丝卷绕机 |
JP2011162927A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Tmt Machinery Inc | 油剤拡散装置及び紡糸巻取機 |
CN111636105A (zh) * | 2019-03-02 | 2020-09-08 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 纺丝上油导纱器 |
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