JPS6296862A - 流体検出装置 - Google Patents

流体検出装置

Info

Publication number
JPS6296862A
JPS6296862A JP23708085A JP23708085A JPS6296862A JP S6296862 A JPS6296862 A JP S6296862A JP 23708085 A JP23708085 A JP 23708085A JP 23708085 A JP23708085 A JP 23708085A JP S6296862 A JPS6296862 A JP S6296862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind
heating element
heat
fluid
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23708085A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tsunashima
綱島 俊行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
Priority to JP23708085A priority Critical patent/JPS6296862A/ja
Publication of JPS6296862A publication Critical patent/JPS6296862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体検出装置に関し、特に気体、液体等の流体
の速度、又は流れる方向を検出する場合に適用して好適
なものである。
〔発明の概要〕
本発明は、流体中に設けた発熱素子において発生される
熱を流体に放熱させるようになされた熱式流体検出装置
において、中心位置に発熱素子を配設すると共に、当該
中心位置から複数の方向に向かって形成された岐路にそ
れぞれ測定素子を設けるようにすることにより、比較的
簡易な構成によって高い精度で流体を検出することがで
きるようにし得る。
〔従来の技術〕
この種の流体検出装置として、従来例えば風速計、風向
計などにおいて、トランジスタ、サーミスタなどの発熱
感熱素子を発熱させ、その熱の一部が風によって風速に
対して所定の関係をもちながら奪われて行くことを利用
して、風速、風向を検出する方法が、例えば特開昭57
−10460号公報、特開昭57−96265号公報に
開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この種のいわゆる熱式風速計は、空気中に奪われる熱エ
ネルギーを風速に換算することを原理としているもので
、特開昭57−10460号公報の場合は、熱平衡状態
にある発熱素子の温度が、風速に対応した値になること
を利用して、発熱素子の温度を検出することによって、
風速を演算するようになされている。この場合発熱素子
の温度は、周囲の気温の影響を受けるので、発熱素子に
対して上流側に気温検出素子を配設して気温に相当する
検出信号を得、この気温検出信号によって、発熱素子の
温度検出出力を修正するようになされている。
ここで気温検出素子は、発熱素子を通る風の気温を正し
く測定する必要があると共に、発熱素子によって発生さ
れた熱の影響を受けないようにする必要がある。
特開昭57−10460号公報の場合は、東西南北の4
つの方位に向く4本の円筒状保護管内に発熱素子及び気
温検出素子を所定の間隔を保つように設けることにより
、気温検出素子を通った空気が発熱素子を通るように工
夫した風向検出計が開示されている。
これに対して特開昭57−96265号公報には、発熱
素子において発生された熱が風によって下流側に設けた
感温素子の位置に運ばれて来ることを利用して、当該感
温素子の位置における温度を検出することによって風速
を検出することを原理とする風向風速計が開示されてい
る。
この場合発熱素子の上流側には、気温検出素子が設けら
れ、感温素子の温度検出出力との差を検出出力として得
るようになされ、かくして気温による影響を補正するよ
うになされている。
この場合も、発熱素子の位置を通る風について正しく発
熱素子から到来する熱の温度を測定し、又は気温を測定
しなければならないので、特開昭57−96265号公
報にも、円筒内に発熱素子及び換温素子、気温検出素子
を順次配列するようにした構成が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで従来の構成の風向、風速計においては、発熱素
子とその他の検出素子とを風の通路に配列するために、
円筒を用いた基本構成をもっているので、360°の方
位の風について、風向及び風速を検出しようとする場合
には、4本の円筒を4方に向くように配設したり、上下
方向に積み重ねたりする必要があるため、全体としての
構成が大型になることを避は得ない問題がある。
これに加えて特開昭57−96265号公報に開示の構
成によれば、4本の円筒を上方に積み上げる構成をもっ
ているので、各円筒に入る風の位置が、風の方位によっ
て異なるために、高い精度での風向、風速の検出をなし
得ない問題がある。実際上風速及び風向の検出をする際
に、検出しようとする風の流れを大きく乱すような構成
の検出器を用いた場合、測定結果の精度が低下すること
を避は得ないが、特開昭57−96265号公報に開示
の構成は、風の流れを乱すおそれがある構造をもってい
る。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、3600
の全ての方位について、比較的簡易な構成によって、高
い精度で流体の検出をなし得るようにした流体検出装置
を提案しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、中心位
置から3つ以上の複数に向かってそれぞれ形成された複
数の岐路14N〜14Wでなる流体通路14を検出器本
体10に設け、当該中心位置に発熱素子Q、を配設する
と共に、この発熱素子QHからそれぞれ岐路14N〜1
4Wを見て当該発熱素子Q工から互いに等しい距離Rだ
け離れた位置に、それぞれ測定素子Q、〜Qアを配設し
てなる検出素子部2を設けるようにする。
〔作用〕
検出器本体10の中心位置から所定の方向に向かってそ
れぞれ形成された複数の岐路に対して検出すべき流体が
流れ込むと、その流体が発熱素子Q、の位置を通過した
とき、発熱素子Q、が発生した熱の一部が流体に奪われ
て、下流側の岐路の方向に流れる。従ってこの下流側の
岐路に設けられた測定素子Q、〜Q、が、発熱素子Q、
から運ばれて来る熱の温度をそれぞれ検出することによ
り、流体の流れる方向及び流体の流速を検出することが
できる。
かくするにつき発熱素子Qllは、流体通路14の中心
位置に1つだけ設ければよく、しかもこの発熱素子QH
を通過した流体が確実に下流側の岐路の流れるように案
内されることにより、測定素子Q、〜Q、によって高い
精度で流体の方向及び速度を検出することができる。
〔実施例〕
以下図面について、本発明を風向及び風速を検出する流
体検出装置に適用した一実施例を詳述する。
第1図は全体として流体検出装置を示し、検出回路部l
及び検出素子部2を有する。
検出素子部2は、検出対象となる流体(この実施例の場
合風)の中に置かれ、その流速(すなわち風速)、及び
流体の流れる方向(すなわち風向)に対応するピックア
ップ出力を得るもので、第2図及び第3図に示す構成の
ものを適用し得る。
検出素子部2は、球体の上端部を水平方向に切り取って
除去したとほぼ同様の形状を有する検出器本体10を有
し、この検出器本体10が、上平面11を上向きにして
ボール12の先端に固着されている。
検出器本体10の上平面11には、中心を通って互いに
直交するように延長する仮想線Lll及びL12上の外
縁部に4本の円柱状隆起13が形成され、各隆起13間
の空間及び上平面11によって、互いに直交する方向に
上平面10を通り抜ける十字路構成の流体通路14が形
成されている。
かくして検出素子部2に水平方向の任意の方位から風が
吹いて来たとき、当該風をその方位に対応するように必
要に応じて隆起13によって分流させて流体通路14の
対応する岐路を通じて風が流れるようになされている。
なお隆起13の上端及び流体通路14の外方端は、流体
の流れを乱さないように流線形状(例えばベルマウス形
状)に面とりされている。
このようにして流体通路14は、十字路の中心位置から
見て、北(これをNで表す)の方位に向う第1の岐路1
4Nと、南(これをSで表す)の方位に向う第2の岐路
14sと、東(これをEで表す)の方位に向う岐路14
Eと、西(これをWで表す)の方位を向う第4の岐路1
4Wとで形成される。そしてNの方位から風が吹いて来
たとき、当該風は岐路14N及び14Sを通ってSの方
向へ流体通路14を吹き抜ける。また逆にSの方位から
風が吹いて来れば、これが岐路14S、14Nを通って
Nの方向へ吹き抜ける。同様にしてE又はWの方位から
風が吹いて来れば、これが岐路14E及び14Wを通っ
て西の方向へ吹き抜け、又は岐路14W及び14Eを通
って東の方向へ吹き抜ける。
さらにこれら4つの方位の中間の方位の風が吹いて来た
場合には、これが隆起13によってその両側の岐路に分
けられることにより、風が隣り合う2つの岐路を通って
分流するようになされている。すなわち北東(NE)の
方位から風が吹いて来たときには、これが岐路14N及
び14Eの通路と、岐路14W及び14Sの通路とを通
って吹き抜ける。また南東(SE)の方位の風は、岐路
14E及び143と、14N及び14Wとを通って吹き
抜ける。また南西(SW)の方位の風は、岐路14S及
び14Wと、14E及び14Nとを通って吹き抜ける。
さらに北西(NW)の方位の風は、岐路14W及び14
Nと、14S及び14Eとを通って吹き抜ける。
かかる十字路構成の流体通路14の中心位置には、トラ
ンジスタでなる発熱素子Q、が設けられ、かくして流体
通路14の中心位置を風が通ったとき、この発熱素子Q
、の熱を奪って下流側の岐路に運ぶようになされている
かかる構成に加えて、流体通路14の上平面11におい
て、発熱素子Q、を中心として各岐路14N、14E、
14S、14Wを見たとき、各岐路の半径Rの仮想円上
の位置にそれぞれ測定素子Qs 、Qu 、Qs 、Q
tが配設されており、かくして発熱素子QNにおいて発
生した熱が風によって、半径Rの距離だけ離れた位置に
ある測定素子Qs −Qw −QN 、Qtに運ばれて
来たとき、各測定素子Qs 、Qw 、QN 、Qtか
ら当該運ばれて来た熱量に対応するピックアップ出力を
得ることができるようになされている。
、発熱素子QHは、第1図に示すように、検出回路部1
に設けられている定電流源21HH及び2IHBによっ
て間欠的に発熱するように駆動制御される。すなわち定
電流源21HBは、この定電流出力■1を常時発熱素子
Q、のベースに流し込んでいる。これに対して、定電流
源21HHは、その定電流出力■M (第4図(B))
をクロックパルス発生回路22の出力パルスCLK (
第4図(A))によってその立下りパルス幅の間だけ、
発熱素子Q、のコレクタに流し込む。かくして発熱素子
QHは、ベース電流I、によって決まるコレクタ損失に
相当する熱量を出力パルスCLKの立下り幅の間だけ、
その繰返し周期の周期で発熱し、これにより第4図(D
)に示すように、発熱素子Q、の温度TEMにが常温T
Aから間欠的に上昇することになる。
これに対して測定素子Q、4、G4、G5、Qlは、そ
れぞれベース及びコレクタを接続したいわゆるダイオー
ド接続構成となされ、そのベースに検出回路部lに設け
られた定電流源23N、23E、23S、23Wから定
電流出力■7が流し込まれ、エミッタを通じてアースに
流れる。
このようにダイオード接続された場合、測定素子Q s
 −Q wのベース電圧は、接合温度(従って外囲温度
)に応じて、温度T E M 、4〜T E M w 
 (第4図(El)〜(E4))が常温TAから上昇す
ればほぼ直線的に低下するような特性を呈するような状
態に制御される。かくして測定素子QN〜QWは、その
外囲温度が上昇すれば、これに応じてベース電圧が低下
し、このベース電圧の変化に対応して変化する温度ピッ
クアップ出力DT、、DTえ、DT3、DT8を、それ
ぞれ検出信号入力回路24N、24E、24S、24W
に送出する。
この検出信号入力回路24N〜24Wは、温度ピックア
ップ出力DTN〜DT、に対して所定のスレシホールド
レベル(対応する温度を第4図(E2)において符号T
Rで示す)を有する比較人力THLを受けて温度ピック
アップ出力DT、〜DTwと比較し、温度ピックアップ
出力DT、〜DT+、が比較人力THLより低下したと
き論理「L」レベルに立ち下がる検出信号TN −Tw
  (第4図(Fl)〜(F4))を移動時間信号形成
回路25N〜25Wに供給する。
移動時間信号形成回路25N〜25Wは、発熱素子Q4
がパルス的に発熱動作したとき、その熱が風によって測
定素子Q N ”’ Q uの1つに運ばれながら移動
して来たとき、当該移動時間を表す移動時間信号T I
 M N〜TIM、1 (第4図(G1)〜(04))
を発生する。
移動時間信号形成回路25N〜25Wは、第5図に示す
ような真理値をもつJKフリップフロ゛ンブ回路でなり
、百出力を移動時間信号TIMN〜TIMwとして送出
する。移動時間信号形成回路25N〜25Wのリセット
入力端R3には、リセットパルス発生回路26において
クロックパルスCLKが立ち上がるタイミングで発生さ
れるリセットパルスR3(第4図(C))が与えられ、
このリセットパルスR3が論理rHJレベルを維持して
いる間、移動時間信号形成回路25N〜25Wがリセッ
トされることによりその百出力端に得られる移動時間信
号T I M N−T I M wを強制的に論理rH
Jレベルに立ち上げさせる(第4図(Gl)〜(G4)
)。
この状態からリセットパルスRSが論理rLJレベルに
立ち下がると、移動時間信号形成回路25N〜25Wは
、その後クロック入力端CPに検出信号T、−T、が到
来してその論理レベルが「L」からrHJに立ち下がる
までの間、リセット状態を維持する。
この状態において、やがて測定素子QN〜Qいからピッ
クアップ出力が得られて検出出力T8〜T8の論理レベ
ルが一旦rLJに立ち下がった後rHJに戻ると、この
立上りによって移動時間信号形成回路25N〜25Wが
セットされ、その百出力が論理rLJレベルに立ち下が
る。かくして移動時間信号形成回路25N〜25Wの移
動時間信号TIM、〜TIMWは、発熱素子QHに対す
る加熱が終了した時点(すなわち電流■8が流れなくな
った時点)から、風に運ばれた熱が測定素子Q N −
Q wの位置を通過し終った時点までの間(従って発熱
素子QNにおいて発生した熱が測定素子Q、−Q、iの
位置に到達するまでの時間)、論理rHJレベルになる
その後、リセットパルス発生回路26のリセットパルス
R3が論理rHJレベルに立ち上がる状態になると、移
動時間信号形成回路25N〜25Wはリセットされて原
状前に戻る。
これに対して、リセットパルスR3によってリセットさ
れた後検出信号T、〜Twが到来しない場合には、移動
時間信号形成回路25N〜25Wはセットされることは
ないので、移動時間信号TIMN〜T I MWは論理
rHJレベルを維持する。
移動時間信号T I M s ”’ T I M uは
ナントゲート回路32N〜32Wにゲート信号として与
えられ、移動時間信号TIMN〜TIM、が論理「H」
レベルに立ち上がっている間カウントパルス発生回路3
1のカウントパルスC0NPを逆数カウンタ33N〜3
3Wにカウント入力として与える。
逆数カウンタ33N〜33Wは、カウントパルスC0N
Pをカウントして、そのカウント結果の逆数を風速デー
タvM〜v、として演算回路34に出力する。
ここでゲート回路32N〜32Wを通って逆数カウンタ
33N〜33Wに到来するカウントパルスC0NPのパ
ルス数は、発熱素子QHにおいて発生された熱が距離R
だけ離れた位置にある測定素子Q8〜Q、にそれぞれ移
動するまでの移動時間L8〜L1.lを表している。従
って逆数カウンタ33N〜33Wは、到達したカウント
パルスC0NPのトータルパルス数の逆数によって、発
熱素子QNにおいて発生された熱が、発熱素子QMから
Q N−Q wに到達するまでの移動速度(従って風速
)vH’yvWデータを次式に基づいて求めることがで
きる。
ところで風速データv2〜■8は、検出素子部2の流体
通路14を風が吹き抜けたとき、当該風のベクトルの9
0°成分を表す。例えば凧がEの方位から吹いていると
きには、逆数カウンタ33Eだけから速度データv4が
得られ、これにより、検出している風の向きはEであり
、かつその風速は■、であると判断し得る。
これに対して北東の風が吹いているときには、逆数カウ
ンタ33NからNの方位のベクトル成分を表す風速デー
タvHが得られると共に、逆数カウンタ33EからEの
方位のベクトル成分を表す風速データV、が得られる。
これにより検出すべき風の風向きは北東であり、かつ風
速は風速データvN及びV、をベクトル成分とする合成
ベクトルの絶対値として求めることができる。
演算回路34は、風速データv、4〜v8から、風向を
判定すると共に、次式 %式%(5) から風速Vを演算し、当該判定結果及び演算結果を風速
風向表示器35に送出して可視表示させる。
この実施例の場合逆数カウンタ33N〜33Wにはリセ
ットパルスR5が与えられ、これによりクロックパルス
の周期で繰返しカウント内容がリセットされる。かくし
てクロックパルスの各周期ごとに、風速風向の演算が実
行される。
以上の構成において、クロックパルス発生回路22のク
ロックパルスCLK (第4図(A))が所定の周期で
間欠的に発生するごとに、発熱素子Q、は、定電流源2
1HBから流れ込むベース電流■8によって決まるコレ
クタ損失に相当する熱量を発生し、これにより発熱素子
Q、の温度TEMW  (第4図(D))が間欠的に所
定の周期でパルス的に上昇する。
この発熱素子Q、において発生された熱の一部は、検出
素子部2(第2図及び第3図)の流体通路14を通る流
体(この実施例の場合風)に奪われて、当該熱が風と共
に下流側の岐路に移動して行く。
この熱の移動速度及び方向は、流体通路14に吹き込む
風の風速及び風向に対応している。従って、風速に相当
する時間だけ経過した後、発熱素子Q、から距離Rの位
置にある下流側の検出素子Q N” Q wに、風によ
って運ばれた熱が到来することにより、当該下流側の測
定素子QN−Qwの温度TEMN〜TEMw  (第4
図(El)〜(E4))が間欠的かつパルス的に上昇す
る。
ここで、風の向きがEであれば、発熱素子QHの風下に
ある測定素子QEの温度TEM□ (第4図(E2))
が常温TAから上昇し、これに対してその他の測定素子
QN 、Qs 、Qwの温度TEMN 、T E Ms
 、T E Mwには変化が生じない。
この結果風下にある測定素子Qイ〜Q、に対応する検出
信号入力回路24N〜24Wから移動して来た熱に対応
して論理rLJレベルに立ち下がる検出信号TN ’−
’r’w  (第4図(Fl) 〜(F4))が得られ
、その検出信号T、〜Twによって移動時間信号形成回
路25N〜25Wを駆動する。
かくして風の移動時間に相当する時間の間論理rLJレ
ベルに立ち下がる移動時間信号TIM。
〜TIM、1 (第4図(G1)〜(G4))を発生す
る。
この結果、風下にある測定素子Q、に対応するゲート回
路32Eを通じて逆数カウンタ33Eがカウント動作す
ることにより、風速を表す風速データVlが演算回路3
4に送出される。このときその他の逆数カウンタ33N
、33S、33Wからは風速データV、、V9 、Vw
は送出されないので、風向はEであることが分かる。
風速風向演算回路34は、これらの風速データv8〜V
wに基づいて風速についてベクトル演算を実行し、その
演算結果を風速風向表示器35上に表示する。
上述の場合はEの風向をもつ風が吹いた場合の動作を示
したが、中間の方位例えば北東の風が吹いた場合には、
Ql及びQNにそれぞれ熱の移動が生じ、その移動時間
は、発熱素子Q、lから各測定素子Q1及びQ、に向か
って吹く風の成分の速度に対応する値になる。従って当
該風速に対応する風速データが逆数カウンタ33N及び
33Hに風速データvN及びVアとして得られ、演算回
路34は、これら2つの風速データVN及びVEを互い
に直交するベクトル成分としてベクトル演算を実行する
ことにより、現在吹いている風の風向及び風速を演算し
て風速風向表示器35に表示する。
このように上述の実施例によれば、検出すべき風の風速
及び風向を、発熱素子QNにおいて間欠的、かつパルス
的に発生させた熱を下流側の測定素子QN〜Qwに移動
するまでの移動時間に基づいて、風速及び風向を確実に
検出することができる。かくするにつき、熱が風によっ
て移動される移動時間は検出素子部2が設けられている
位置の気温に依存しないことにより、測定結果として得
られる風速及び風向は、気温の影響を受けないようにで
きる。
従って従来の場合のように外囲温度によって測定結果を
補正するための構成を必要とせず、この分従来の場合と
比較して、全体としての構成が節易な流体検出装置を得
ることができる。
第6図〜第8図は本発明の第2の実施例を示すもので、
この場合検出素子部2は、第2図及び第3図との対応部
分に同一符号を付して示すように、次の点において相違
する。すなわち第2図及び第3図の場合の検出素子部2
は、円柱状の隆起13によって方位N、E、S、Wの中
間方位から吹いてくる風を隣合う岐路14N、14E、
14S、14Wに分流するようにしたが、第6図〜第8
図の検出素子部2の場合は、この隆起13が台形形状を
もつようになされている点とにおいて異なる。
このようにすれば、流体通路14の内、南北及び東西に
通り抜ける岐路部分が比較的長い直線的通路を形成する
ようにできる。
このようにしても、第2図及び第3図について上述した
と同様の効果を得ることができる。
第9図〜第12図は、本発明の第3実施例を示すもので
、第2図及び第3図との対応部分に同一符号を付して示
すように、この場合の検出素子部2は、球形の検出器本
体10を貫通するように流体通路がくりぬかれている点
に特徴がある。
すなわち球状検出器本体10の中心を通って東西及び南
北方向に貫通する断面円形の通路部が十字路状に形成さ
れ、その十字路の中心位置に、発熱素子QMが配設され
ている。
南北方向に貫通する通路部は、発熱素子QNから距離R
の位置に測定素子Q、及びQ、がそれぞれ配設されてい
るNの方位に向く岐路14N、及びSの方位に向く岐路
14Sでなる。また東西方向に貫通する通路部は同様に
して、発熱素子Qイから距離Rの位置に測定素子Q1.
l及びQアを開設してなるEの方位に向く岐路14E及
びWの方位に向く岐路14Wとで構成されている。
第9図〜第11図の実施例の検出素子部2を用いれば、
検出器本体10が全体として球状に形成されていること
により、各岐路14N、14B、14S、14Wに吹き
込む風の流れを、検出器本体10によって大きく乱すお
それを有効に防止し得、かくして各岐路を流れる風の速
度及び向きを高い精度で表してなる測定結果を得ること
ができる。
なお上述の実施例においては、流体として風を測定する
場合について述べたが、その他の気体、流体についても
上述の場合と同様にして流体の流速及び流れる方向を確
実に検出することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、検出器本体10に形成さ
れた流体通路の中心位置に発熱素子QHを配設すると共
に、各方位から見て下流側の位置に測定素子Q8〜Q、
4を配設した比較的簡易な構成によって、高い精度で風
速及び風向の検出をなし得る流体検出装置を確実に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による流体検出装置の回路構成を示す接
続図、第2図及び第3図は本発明による流体検出装置の
一実施例を示す斜視図及び平面図、第4図は第1図の各
部の信号を示す信号波形図、第5図は第1図の移動時間
信号形成回路の真理値を示す図表、第6図は本発明によ
る流体検出装置の第2の実施例を示す斜視図、第7図は
その平面図及び第8図は第7図の■−■線上にとった一
部断面図、第9図は本発明による流体検出装置の第3の
実施例を示す正面図、第10図はその平面図、第11図
は第1O図のXI−XI綿線上とって示す縦断面図、第
12図は第9図のXII−XII線上にとって示す横断
面図である。 ■・・・・・・検出回路部、2・・・・・・検出素子部
、10・・・・・・検出器本体、14・・・・・・流体
通路、14N〜14W・・・・・・岐路、13・・・・
・・隆起、Q、・・・・・・発熱素子、Q N””’ 
Q w・・・・・・測定素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中心位置から3つ以上の複数の方向に向かつてそれぞれ
    形成された複数の岐路でなる流体通路を検出器本体に設
    け、 上記中心位置に発熱素子を配設すると共に、上記発熱素
    子からそれぞれ上記岐路を見て当該発熱素子から互いに
    等しい距離だけ離れた位置に、それぞれ測定素子を配設
    してなる 検出素子部を具えることを特徴とする流体検出装置。
JP23708085A 1985-10-23 1985-10-23 流体検出装置 Pending JPS6296862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23708085A JPS6296862A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 流体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23708085A JPS6296862A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 流体検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6296862A true JPS6296862A (ja) 1987-05-06

Family

ID=17010116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23708085A Pending JPS6296862A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 流体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6296862A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0222564A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 風向センサ
JPH0269667A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Kazutoshi Asano イオン風速計
JPH0720141A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Chiyoda Corp 風向風速計

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510034A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Hitachi Ltd Moving vane of gas turbine
JPS60166868A (ja) * 1984-02-09 1985-08-30 Nippon Denso Co Ltd 風向風速検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510034A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Hitachi Ltd Moving vane of gas turbine
JPS60166868A (ja) * 1984-02-09 1985-08-30 Nippon Denso Co Ltd 風向風速検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0222564A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 風向センサ
JPH0269667A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Kazutoshi Asano イオン風速計
JPH0769343B2 (ja) * 1988-09-05 1995-07-26 和俊 浅野 イオン風速計
JPH0720141A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Chiyoda Corp 風向風速計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703336B2 (en) Multi-sensor mass flow meter along with method for accomplishing same
Van Oudheusden Silicon thermal flow sensors
ES2047818T3 (es) Caudalimetros masicos con detectores de temperatura.
US3443434A (en) Fluid flow measuring apparatus
CN108051610B (zh) 一种智能双检测模式的风速风向传感器及测量方法
US3592055A (en) Directional sensor
DK0403142T3 (da) Kompenseret termisk masseflow- eller strømningsmængdemåler
JPS6296862A (ja) 流体検出装置
JPH0625684B2 (ja) 流体の流量検出センサー
Hoffmeister Using a single hot-wire probe in three-dimensional turbulent flow fields
JPS6281571A (ja) 流体検出装置
SE7705919L (sv) Gasflodesavkennande anordning
JP3398251B2 (ja) 流量計
JP2005010153A (ja) 流量測定方法および装置
Scott et al. Low-cost fluid flow sensor to enable electronic control of fractional distillation columns
WANNER Laser Doppler anemometer measurement and analytical comparison of flow around a cylinder at low Reynolds number[M. S. Thesis]
CN221007623U (zh) 一种一体式测风速风向装置
CN100409134C (zh) 微射流陀螺仪射流速度控制装置
JPH08247806A (ja) 流量計
JP2005010152A (ja) 流量測定方法および装置
SU917090A1 (ru) Способ измерени скорости потока среды
Mazur et al. Measurement of velocity and concentration in a stream of a helium‐air mixture by hot‐wire/film anemometry
JPH05302935A (ja) 流速測定装置
JPH0447225A (ja) 熱式流速センサ及びこのセンサを用いたフルイディック流量計
RU133288U1 (ru) Трехкомпонентный струйный датчик угловой скорости