JPS629365B2 - - Google Patents

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JPS629365B2
JPS629365B2 JP58231570A JP23157083A JPS629365B2 JP S629365 B2 JPS629365 B2 JP S629365B2 JP 58231570 A JP58231570 A JP 58231570A JP 23157083 A JP23157083 A JP 23157083A JP S629365 B2 JPS629365 B2 JP S629365B2
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JP
Japan
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cup
liquid
gas
diameter
outer edge
Prior art date
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Application number
JP58231570A
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English (en)
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JPS59120226A (ja
Inventor
Jon Ashurii Maikeru
Ansonii Guriiuzu Roi
Jon Gesuto Gurahamu
Dagurasu Hemufuiru Hooru
Kurinton Reibo Chaaruzu
Daniiru Peekaa Uooren
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dresser Industries Inc
Original Assignee
Dresser Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Dresser Industries Inc filed Critical Dresser Industries Inc
Publication of JPS59120226A publication Critical patent/JPS59120226A/ja
Publication of JPS629365B2 publication Critical patent/JPS629365B2/ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体の噴霧、時に、しかしこれに限
定されるものではないが研摩性の液体/固形物ス
ラリーの噴霧の改良に関する。
例えば英国特許出願第2084896A号(その全体
的内容をここに参考として示す)には、高速回転
カツプを有する液体の噴霧装置が記載されてお
り、この回転カツプの内部には伸長した表面を有
し、そこから液体が導かれ、その伸長した表面を
越えた直後に、液体はガス流と衝突し、それによ
つて液体の小滴の噴霧が生じる。
この噴霧装置に対する特許出願第2084896号に
記載された技術的応用の1つは、例えば、二酸化
硫黄を含む汚染ガスの処理であり、それは、噴霧
乾燥状態のもとで、例えば水性の石灰スラリーの
ような研摩性のある液体/固形スラリーのガスの
中に噴霧することによつて行われる。
そのような高速回転カツプ形噴霧装置を使用し
てスラリーを噴霧することに伴なつて時たま生じ
る1つの問題は、噴霧装置に固形物が無秩序に蓄
積されることであり、このことは、例えば、その
力学的バランスを逆転させたり、重大な機械的故
障を生じさせたりすることがある。そのような固
形物が蓄積すると、液体供給管が塞がれることも
ある。
固形物の蓄積は、例えば二酸化硫黄含有ガスの
逆循環から生じると考えられ、それが石灰スラリ
ーと反応して、固形物反応生成物を形成する。
特許出願第2084896にも記載されているよう
に、水性の石灰スラリーの代わりに、水性炭酸ナ
トリウム溶液が使用され、ここに説明されている
他の技術的応用は、電気集塵器を通過する前に水
と共にガスを導き、高熱の汚染ガスを水で蒸発に
より冷却する。これら全ての場合、例えば噴霧さ
れる液体が不純な固形粒子を含む場合に固形物の
蓄積が生じる。また、例えば、セメントプラント
からの汚染ガスを蒸発により冷却する場合に汚染
ガスの性質から固形物が蓄積する危険がある。
本発明の目的は、改良された噴霧装置を提供す
ることである。
本発明は、操作時にその伸長した表面から導か
れる液体を噴霧するのに使用される噴霧装置を提
供するもので、この装置は、(a)その内部に伸長し
た表面を有する軸方向に対称なカツプと、(b)伸長
した表面からカツプの外側の縁を越えて液体を導
くために、液体の膜が伸長した表面に連続的に備
えられるように、カツプの内部へ液体を供給する
装置と、(c)外側の縁をこえた直後に液体に衝撃を
与え、それによつて液状小滴の噴霧を生じさせる
ようにガス流を供給する装置と、(d)カツプ内にあ
つて、それと共軸に装着され軸方向に対称なバツ
フルであつて、伸長した表面との間に環状の間隙
が設けられたバツフルとからなる。
伸長した表面は、例えばカツプの外側の縁から
ほぼ円錐台形状に収斂し、包含円錐台形角は20゜
〜160゜であり、例えば60゜〜120゜、例えば80゜
〜100゜または120゜である。
円錐台形表面の軸方向の高さ(h)に対するカ
ツプのその外側の縁における直径(D)の比、
(D:h)は、例えば3:1〜6:1である。
バツフルは、例えばカツプの外側の縁から軸方
向へほぼ円錐台形的に収斂する逆向き円錐台形で
あつて、その包含円錐台形角は140゜、例えば120
゜を越えない。
又、バツフルはさらに、例えばカツプの外側の
縁から軸方向で半径方向へ戻され、直径(D)と
外側の縁からバツフルまでの距離(d)との比
(D:d)は8:1をこえず、例えば7:1〜
8:1である。
逆向きの円錐台形状バツフルの大きい方の直径
は前記外径の面でカツプの内面の直径の、例えば
少くとも70%、例えば少くとも75%である。
噴霧装置が毎分約15英ガロンまでの容量(例え
ば、毎分2〜15英ガロンの容量)を有するとき、 (i) その外側の縁におけるカツプの直径は、約
120mmをこえず、約110mmをこえないのが好まし
く、そして (ii) カツプの全高は約125mmをこえず、約90mmを
こえないのが好ましい。
噴霧装置が、例えば毎分30又は50英ガロンまで
の高い容量を有するとき、(i)と(ii)の数字の上限が
もつと増大するように思われる。
本発明を実施する噴霧装置は、特許出願第
2084896号に記載されているように、水性の石灰
スラリーを使つた噴霧式乾燥により二酸化硫黄含
有ガスを脱硫する方法と装置に関するが、その技
術的応用はこれに限定されるものではない。本発
明を実施する噴霧装置もまた、特許出願第
2084896号に記載されたような他の技術的応用に
も使用され、例えば、ガスから、特に塩化水素を
除去するために炭酸ナトリウム溶液が使用される
ような焼却プラントからの汚染ガスの処理のため
にさらに技術的応用が可能である。これらのあら
ゆる技術的応用において本発明を実施した噴霧装
置は液体から固形の分子不純物を除去するために
なんら特殊な手段を講じることなしに噴霧液の使
用を容易にすることがわかるであろう。
本発明を実施する噴霧装置は、化学作用あるい
は機械的作用のいづれかによつて固形物が蓄積さ
れる傾向を減少させるために液体又はスラリーの
接触時間を最少にし、カツプの伸長した面にうす
い膜を形成させるものである。
本発明はまた、ガスの流入口とガスの流出口を
有する室を備えるガス/液体接触装置を提供する
もので、この場合、本発明による噴霧装置は、液
体を室へ噴霧してガスと接触させるように配置さ
れ、このような配置によつて、操作時、室が噴霧
乾燥状態に維持される。
本発明はまた、(a)ガスの流入口と流出口を有す
るガス/液体接触用容器と、(b)化学反応により二
酸化硫黄を吸収する水溶液又はスラリーを前記容
器の中に噴霧する本発明による噴霧装置と、(c)前
記容器内でスラリー又は水溶液と接触したガスか
ら懸濁分子を除去するための、前記容器の流出口
と連通する装置と、(d)操作時、反応生成物がその
形成時に乾燥し、全部の水が蒸発するように、前
記容器内のガスの状態を制御する装置とを備え
る、高温の二酸化硫黄含有ガスを脱硫するのに使
用される装置を提供する。
本発明はまた、ガスを冷却及び/又は清浄にす
るために汚染ガスを液体で処理する方法を提供す
るもので、この場合、本発明による噴霧装置を使
用して汚染ガスの中へ液体が噴霧される。
ここで、本発明を実施した装置を、添付図面を
参照しながら説明する。本発明の方法、製品、及
び装置を示したこの説明は単なる例であつて、本
発明はこれに限定されるものではない。
石炭燃焼装置からの炎管ガスを脱硫する際に使
用される装置が第1図に概略的に示されている。
背が高くて細長い脱硫タワー6を通過した排ガス
を処理するユニツト5は、バツクフイルター又は
電気集塵器を有する。消石灰又は石灰岩の水性ス
ラリーが容器7に準備され、ポンプ8により管3
6を経て、脱硫タワー6の頂部にある回転カツプ
噴霧器9へ送られる。高温ガス、例えば二酸化硫
黄(体積比で例えば300〜3000p.p.m.のSO2)を含
む、温度が120゜〜200℃のボイラーの排ガスは流
入管10を通つて脱硫タワー6の頂部へ送られ
る。高温ガスと噴霧スラリーとが接触すると脱硫
タワー6の中で噴霧乾燥が行なわれ脱硫タワー6
の底部に乾燥粉末液が集められ、弁6aで除去さ
れる。排ガスはそれから流出管10aを経てバツ
グフイルター又は電気集塵器5を通り、さらに粉
末放出物とフライアシユ(微粉灰)(いくらかの
使用吸収剤を含む)はホツパー12に集められ、
弁12aから除去される。実質的に脱硫された排
ガスは、それからフアン11により煙突13を通
つて大気へ排出される。
脱硫タワー6とその操作は、特許出願第
2084896号の第6,7,8図に示した脱硫タワー
にほぼ同じである。代表的なものでは、1本の脱
硫タワー6が排ガスを毎分500000立方フイート
(毎分14000立方メートル)まで処理し、500メガ
ワツトの出力の石炭燃焼の発電所は、その全部の
排ガスの放出量を処理するために、そのようなタ
ワーを4本又は5本必要とする。
回転カツプ噴霧器9が第2図にさらに詳しく示
されている。回転カツプ形噴霧器9において、液
体供給通路は、ハウジング14bの下方部分14
aに形成された室14と、この室14から出てい
る中空の垂直回転軸16と、この垂直回転軸16
の下端部分20に螺合した軸方向に対称な分配部
材17aの頂部にある垂直ダクト17と、軸方向
へ対称な分配部材17aに設けられた垂直ダクト
17から出る下方へ傾斜した6本のダクト19と
を有する。スラリー管36は室14へ通じてい
る。
室14から下方へのびる液体供給通路は垂直回
転軸16の軸線のまわりで対称をなすことがわか
る。
一体構造をなし、軸対称で質量が大きい回転カ
ツプ18は、垂直回転軸16の下端部分20に取
付けられている。この下端部分20は、カツプ1
8の対応するテーパーの凹部18aと嵌合するよ
うに外側が下向きにテーパーをなしている。カツ
プ18は分配部材17aにより垂直回転軸16上
に保持されることがわかる。カツプ18とそのカ
ツプ18内の分配部材17aとは共軸をなし、噴
霧器9の作動時、垂直回転軸16と共に、その軸
線のまわりを回転する。
空気は、例えばブロワー21aによりカツプ1
8の外側にある環状室21を通つて噴霧器9へ送
られる。ブロワー21aは制御弁21cを有する
管21bを経て室21に接続されている。その空
気は、カツプ18と、このカツプ18を取巻き、
室21の外壁を形成する固定カツプの側壁23と
の間で、しかもそのカツプ18の下方外側縁22
aのまわりに形成された環状のノズル孔22を通
つて高速度(少くとも280フイート/秒)で室2
1から流出する。側壁23は下方リング部分22
bを有し、その内部は下方へ収斂してノズル孔2
2の外側境界を形成している。
側板23は符号23bの所で、それぞれのフラ
ンジ23aと15aを介して、ハウジング部材1
5にボルト締めされている。フランジ15aは脱
硫タワー6内に噴霧器9を取付けるために使用さ
れる。垂直回転軸16はハウジング部材30を通
つて上方へ伸長し、この垂直回転軸16は、ハウ
ジング部材30内で軸方向に間隔をおいて位置す
るボールベヤリング32,34に支持されてい
る。ハウジング部材30は符号33の所でフラン
ジ31を介してハウジング部材15にボルト締め
され、フランジ31から下方、ハウジング部材1
5のくぼみ部分33a内へ伸長している。
垂直回転軸16の上端部分は、フランジ35を
介して符号37の所でハウジング部材30にボル
ト締めされているベルトハウジング38内へ伸長
している。ベルトハウジング38内で垂直回転軸
16には、ベルトプーリー40が取付けられ、駆
動ベルト42はベルトハウジング38内で、ベル
トプーリー40と電気モータ46の駆動プーリー
44のまわりに張られている。電気モータ46は
符号48の所で、ベルトハウジング38にボルト
締めされている。ハウジング14bはベルトハウ
ジング38に取付けられ、垂直回転軸16の上端
部分はベルトハウジング38の上壁と液体シール
50を通つて室14内へ伸長している。
回転カツプ形噴霧器9はまた、分配部材17a
に固形物がたまる危険を最少限にするために、分
配部材17aにある軸方向のくぼみ部54に螺合
した浄化ヘツド52を有する空気浄化装置を備え
ている。
浄化ヘツド52は、垂直回転軸16内にそれと
共軸に受入れられた垂直管56に取付けられてい
る。垂直管56の内部は、浄化ヘツド52内にあ
る複数の浄化通路58に連絡している。垂直管5
6はハウジング14bの上方部分14cにある室
62内へ室14を通つて伸長している。ハウジン
グ14bの上方部分14aと下方部分14cはね
じ64により一緒に取付けられ、そして水平板6
6で分離されている。水平板66内で垂直管56
の上端部分が、シールされたボールベヤリング7
0の中に垂直回転軸16と共に回転するように取
付けられている。空気は室62から垂直管56を
介して浄化ヘツド52へ供給され、その空気は、
ブロワー21aにより管72を通つて室62へ供
給されている。管72は管21bから分岐し、制
御弁72aを有する。
操作時、カツプ18は例えば3000〜6000r.p.m
の速度で電気モータ46により回転し、例えば水
酸化カルシウムのような液状スラリーが、ダクト
19を有する供給通路を介して回転しているカツ
プ18の内部へ連続的に供給され、そして均一な
うすい膜としてカツプ18の伸長した内面74の
まわりに連続的に分配される。遠心力がカツプ1
8の縁22aを越えて懸濁液を押出すので、それ
は縁22aをこえた直後に、ノズル孔22から出
る空気の高速流と衝突することにより噴霧され
る。これは液状膜を不安定にし、小滴の噴霧を生
じさせ、これが二酸化硫黄を含む炎管ガスの中へ
噴霧され、それによつて化学反応によりそのガス
から二酸化硫黄が吸収される。排ガスの周囲は、
脱硫タワー6の中に噴霧の乾燥状態が保持される
ような条件をもつ。水は全部蒸発し、吸収生成物
の形成時それは乾燥する。
ここで、カツプ18と分配部材17aと浄化ヘ
ツド52をさらに詳しく説明する。
この大きな一体型のカツプ18は外形が円筒形
の上流端部分76と縁22aから上方へ収斂する
円錐台形の下流端部分78とを有する。この縁2
2aは鋭く尖つていて、内面74は円錐台形をな
す。内面74の円錐台形角β(第7図)は約90゜
であり、縁22aから円筒形部分76の頂部まで
のカツプ18の高さは約75mmである。縁22aに
おけるカツプ18の直径Dもまた約75mmである。
分配部材17aの下方部分80はカツプ18と
共軸で、カツプ18の中に円錐台形のバツフル部
分80を形成し、下方部分80の外側の縁22a
とカツプ18の内部との間に環状の間隙82を残
している。ダクト19は、バツフル部分80から
上方へ伸長する分配部材17aの円筒部分80a
に設けられている。バツフル部分80の下方水平
面84はカツプ18の縁22aの面に位置する。
水平面84の直径、即ち円錐台形のバツフル部分
80の大きい方の直径は、縁22aの直径の約93
%であり、環状の間隙82は少くとも、ダクト1
9を通過したスラリー中の固形粒子による妨害の
可能性をなくすように十分な幅を有する。バツフ
ルの包含円錐角は約100゜である。
浄化ヘツド52は球根状本体86を有する。こ
の球根状本体86は、水平面84から下方へ伸長
する上方六角部分86aを有して半球形部分86
bと合同している。球根状本体86は分配部材1
7aのくぼみ部54に螺合した中空の円筒形スタ
ツブ87と一体をなしている。通路58は、垂直
管56と共軸な垂直通路58、複数の上方半径方
向で水平な浄化通路58、そして45゜の角度で下
方へ傾斜した複数の浄化通路58と対称をなすよ
うに配置されている。全ての浄化通路58は、そ
れ自身、垂直管56に連絡する円筒形スタツブ8
7の内部と連通している。
バツフル部分80は、カツプ18内の二酸化硫
黄を含有するガスの再循環を最少限にするように
働き、それによつて、カツプ18内に固形の反応
生成物が沈澱するのを最少限にする。空気浄化装
置は、二酸化硫黄を含有するガスがバツフル部分
80の下面84へ向つて接近するのを最少限に
し、それによつてバツフル部分80への固形物の
付着を最少限にする。
回転カツプ形噴霧器9はスラリーの流量比が、
例えば毎分2〜8英ガロンで、スラリーの濃度
が、例えば重量比で40%に至るまでの石灰の固形
物の状態で満足に作動することがわかつた。
変形例として、バツフル部分80の包含角は、
それがダクト19の出口端まで伸長する(第3,
6図の場合のように)ように約70゜に減少させ
る。これは、バツフル部分80と円筒部分80a
との間のかどの停滞し易い部分に固形物が付着す
るのを最少限にする。
第1変形例の回転カツプ形噴霧器(第3,4
図)は、回転カツプと分配部材の組立てに関し
て、そしてそこに空気浄化装置がないことを除け
ば、第2図の噴霧器9に構造も、配置も、操作も
同じである。第1変形例の噴霧器のカツプ118
と分配部材117については、それらがそれぞれ
カツプ18及び分配部材17aとは異なるので、
これから説明する。
第1変形例の噴霧器は垂直回転軸16に対応す
る中空軸116を有する。カツプ118は中空軸
116に螺合されている。
分配部材117はカツプ118内の対応するく
ぼみ128中に受入れられたフランジ121の中
に終わつている垂直ダクト120を有している。
下方円錐台形バツフル部分122は対称に間隔を
おいて位置する3本のねじ124(第4図参照)
によりフランジ121に取付けられている。フラ
ンジ121は3個の一体的になつた狭い台脚12
6を有し、そこを通つてねじ124が伸長してい
る。周囲方向に幅広のスラリーの分配器スロツト
130(第4図)は各対の隣接した台脚126間
に形成され、それらの台脚126はスラリーの流
れを最低限にしか妨害せず、又固形物の付着によ
るスラリーの流れを塞ぐ危険も最少限にする。
各台脚126は、カツプ118の半径のまわり
で対称をなす流線形の輪郭を有している。各流線
形の輪郭は鈍い曲線の尾部分132を有し(第4
図の平面図)、これはバツフル部分122の上方
周囲に正接し、先のとがつた先行部分134は分
配部材117の円筒部分120の内周に位置する
(平面図で)。バツフル部分122の下方水平面1
36はカツプ118の軸方向で内方へ、カツプ1
18の縁140から上方へ戻され、この戻しが空
気浄化装置の必要をなくすことがわかつた。
カツプ118は低い円錐台形面142を有し、
これは環状の面取り部144になめらかに合同
し、その環状の面取り部144それ自身、フラン
ジ121の水平面146へなめらかに合同し、そ
の水平面146はスロツト130の上部境界とな
り、かくして面取り部144はスロツト130か
ら円錐台形面142へスラリーが滑らかに移動し
易くする。
カツプ118の表面142の包含円錐台形角は
また約90゜であつて、そのカツプ118の直径D
(第7図)は、縁140の所で約75mmであり、カ
ツプ118の全高は約70mmであり、縁140から
表面146までの軸方向の高さh(即ち、表面1
42の軸方向の高さ)は約16mmである。
したがつて、直径Dと高さhの比は約4.7:1
である。バツフル部分122の面136の直径
は、表面136の平面における表面142の水平
直径の約77%である。バツフル部分122の包含
円錐台形角は表面142のそれと同じであり、か
くしてバツフル部分122の円錐台形面は表面1
42に平行となる(第3図)。
第5図は第3,4図の噴霧器の変形例を示して
おり、台脚126により生じる液体の流れの妨害
は、流線形輪郭の尾部分として、ねじ124の輪
郭(第5図)を使用し、台脚126の先端輪郭を
もつと狭くすることによつてさらに減少する。流
線形輪郭の尾部分は、バツフル部分122の上方
周囲より半径方向内方に位置している。
第2変形例の回転カツプ形噴霧器(第6図)
は、回転カツプと分配部材の組立を除けば、第1
変形例の回転カツプ形噴霧器に、構造も、配置
も、操作も同じである。第2変形例のカツプ21
8と分配部材217については、それらがカツプ
118及び分配部材117とはそれぞれ異なるの
で、以下説明する。
カツプ218は一体構造に作られていて、第2
図のダクト19に幾分似た12本の下方に傾斜した
ダクト219を有している。分配部材217の下
方部分222はまた、ダクト219を備える拡大
された中間部分224により上方ダクト220に
接続された円錐台形のバツフル部分を形成してい
る。
カツプ218は環状の面取り部244へ滑らか
に合同する下方円錐台形面242を有し、この面
取り部244それ自身、ダクト219の頂部へな
めらかにつながつている。
下方円錐台形面242の包含円錐台形角は約90
゜であり、カツプ218の全高は約85mmである。
外側の縁250の所におけるカツプ218の直径
Dは約115mmであり、下方円錐台形面242の軸
方向の高さhは約30mmである。従つて、直径Dと
高さhの比は約3.8:1である。縁250から表
面252までの軸方向の距離d(第7図)は約16
mmであり、したがつて、直径Dと距離dの比は約
7.2対1である。バツフル部分217の下方水平
面252の直径は下方水平面252の平面におけ
る表面242の水平直径の約80%である。バツフ
ル部分222の包含円錐台形角は約120゜であ
る。
第6図の回転カツプ形噴霧器はスラリーの流量
比が毎分約15英ガロンまででもつて満足に作動す
る。
第2図の符号19や第6図の符号219のよう
に、液体分配のために複数のダクトを使用する場
合、ダクトの数は5〜15本位が好ましく、6〜12
本がもつとも好ましい。
第8図には例えば、第3図の噴霧器に使用され
る変形分配装置が示され、その他は変りない。第
8図の分配部材317とバツフル部分322につ
いてはそれらが分配部材17及びバツフル部分1
22とは異なるので、以下説明する。
分配部材317は分配部材17と同じ方法で軸
116に螺合され、分配部材317はカツプ11
8にあるくぼみ128に受入れられたフランジ3
21の所で終わつている垂直ダクト320を有す
る。
バツフル部分322は、4個の垂直羽根400
の組立体(第8図にはそのうちの3個が示されて
いる)と軸方向の台脚402とにより適所に固定
される。軸方向の台脚402の下方端部はバツフ
ル部分322の円錐台形の上方伸長部423にあ
る対応くぼみ403に螺合する。上方伸長部42
3は、ダクト320の下端部にある平行な幅広の
円錐台形面425に対面する。羽根400は台脚
402の上方部分に取付られ、台脚402の軸線
のまわりに90゜の間隔をおいて、そこから半径方
向へ伸長する。又その4個の羽根400を、120
゜の間隔にして3個にしたり、又180゜の間隔に
して2個にすることもできる。各羽根400にあ
る耳部404はダクト320にある対応するスロ
ツト405に取付けられている。台脚402は円
錐形の上流端突起440を有している。この上流
端突起440は液体の流れを導いて、流線形の流
れを促進し、各羽根400は水平下縁406と、
突起440の頂点から耳部404へ下方へ傾斜す
る上縁408とを有する。
第8図の装置は、幅広くて環状の妨害されない
分配部材スロツト430を備え、これは更に固形
物の付着によりスラリーの流れを妨害する危険を
最少限にする。フランジ321からバツフル部分
322までの垂直方向の間隔、したがつてスロツ
ト430の幅は、台脚402の下端部分にありバ
ツフル部分322にねじ込まれる所であるねじ部
の長さにより決まる。又、バツフル部分322を
台脚402上で上下へねじまわしすることによつ
て、スロツト430の幅を調整することもでき
る。
バツフル部分322の下面の直径は表面436
の平面における表面142の水平直径の約75%で
ある。バツフル部分322の包含円錐台形角は表
面142のそれと同じである。
以上の参考となるものが、1983年11月17日付で
ドレツサーインダストリー社の名前で出願された
英国特許出願第8330662号と第8330663号とに示さ
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は排ガスを脱硫する際に使用される装置
の流れ図、第2図は回転カツプ形噴霧器の部分断
面図、第3図は第1変形例の回転カツプ形噴霧器
の一部の断面図、第4図は第1変形例の噴霧器の
一部の部分平面図、第5図は第4図の変形例を示
す図、第6図は第2変形例の回転カツプ形噴霧器
の部分断面図、第7図は寸法の変数を示す図、第
8図は第3図の噴霧器に使用される変形の分配装
置を示す図である。 5:電気集塵器、6:脱硫タワー、6a:弁、
7:容器、8:ポンプ、9:回転カツプ形噴霧
器、10:流出管、11:フアン、12:ホツバ
ー、12a:弁、13:煙突、14,62:室、
14a:ハウジングの下方部分、14b:ハウジ
ング、15:ハウジング部材、15a,23a,
31,35,121,321:フランジ、16:
垂直回転軸、17:垂直ダクト、17a,11
7,217,317:分配部材、18,118,
218:カツプ、18a:テーパー形くぼみ、1
9,219:ダクト、20:軸の下方部分、2
1:環状室、21a:ブロワー、21b,72:
管、21c:制御弁、22:ノズル孔、22a,
140,250:縁、23:側壁、30:ハウジ
ング部材、32,34,70:ボールベヤリン
グ、38:ベルトハウジング、40:ベルトプー
リー、44:駆動プーリー、46:電気モータ、
50:液体シール、52:浄化ヘツド、56:垂
直管、58:浄化通路、72a:制御弁、80,
122,217,222,322:バツフル部
分、82:間隙、126:台脚。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガスの流入口と流出口を有するガス/液体接
    触容器と、 水溶液又はスラリーを前記容器の中へ噴霧する
    噴霧装置と、 前記容器内でスラリー又は溶液と接触したガス
    から懸濁粒子を除去するための、前記容器の流出
    口と連通する電気集塵器又はバツクフイルター
    と、 噴霧乾燥の条件が得られ、全部の水が蒸発する
    ように、前記容器内のガスの状態を制御する装置
    とを備える、ガス中へ液体を噴霧する装置であつ
    て、噴霧装置は、 毎分6000回転以下の回転数で回転し、質量が大
    きな一体化された軸対称なカツプであつて、その
    内部はカツプの外側の縁からほぼ円錐台形状に収
    斂する伸長した表面を備え、その包含円錐台形角
    は20゜〜160゜であり、円錐台形面の軸方向の高
    さ(h)に対する、カツプの外側の縁におけるそ
    の直径(D)の比(D:h)が3:1〜6:1で
    あるカツプと、 前記の伸長した表面からカツプの外側の縁を越
    えて液体を方向づけるための液体膜がその伸長し
    た表面上に連続的に供給されるように、カツプの
    内部へ液体を供給する装置であつて、カツプと共
    軸の分配器組立体と液体の流れに関して先導をな
    す円錐形の上流端部分を有する装置と、 外側の縁をこえた直後に液体に衝撃を与えるた
    めにガス流を供給し、それによつて液体の点滴噴
    霧を生じさせる装置と、 カツプ内にそれと共軸に装着された軸対称の円
    錐台形状のバツフルであつて、該バツフルと前記
    の伸長した表面との間には、環状の間隙が設けら
    れ、カツプの外側の縁に対して軸方向で内方へ戻
    され、カツプの外側の縁における直径(D)と外
    側の縁からバツフルまでの軸方向の距離(d)と
    の間の比(D:d)が、8:1を越えず、そして
    バツフルの大きい方の直径が前記直径の平面にお
    けるカツプの内面の直径の少くとも70%であるバ
    ツフルと、 カツプを取り巻く固定された側壁であつて、カ
    ツプとカツプの外側の縁の近くの側壁との間に環
    状のオリフイスが形成され、ガス流を供給する装
    置が、衝撃用のガス流を環状のオリフイスを通つ
    て与えるためにガスを側壁に向けて供給するよう
    に配置されている側壁を有する、ガス中へ液体を
    噴霧する装置。
JP58231570A 1982-12-10 1983-12-09 ガス中へ液体を噴霧する装置 Granted JPS59120226A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8235331 1982-12-10
GB8235331 1982-12-10
GB8330664 1983-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59120226A JPS59120226A (ja) 1984-07-11
JPS629365B2 true JPS629365B2 (ja) 1987-02-27

Family

ID=10534890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58231570A Granted JPS59120226A (ja) 1982-12-10 1983-12-09 ガス中へ液体を噴霧する装置

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JP (1) JPS59120226A (ja)
ZA (1) ZA838883B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59120226A (ja) 1984-07-11
ZA838883B (en) 1984-07-25

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