JPS629253A - 湿り蒸気の乾き度測定方法 - Google Patents
湿り蒸気の乾き度測定方法Info
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- JPS629253A JPS629253A JP14868285A JP14868285A JPS629253A JP S629253 A JPS629253 A JP S629253A JP 14868285 A JP14868285 A JP 14868285A JP 14868285 A JP14868285 A JP 14868285A JP S629253 A JPS629253 A JP S629253A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、管内を送給される湿り蒸気の乾き度を測定す
る方法に関する。
る方法に関する。
湿り蒸気の乾き度は、たとえば蒸気タービン等の運転に
際して重要な管理対象となっている。蒸気タービンにお
いては、タービンにて使用後の蒸気は湿り蒸気となって
排気されるが、この湿り蒸気中の飽和蒸気は凝結水発生
の原因となり、またタービンの金属部材等の腐食を進行
させる原因ともなっていた。
際して重要な管理対象となっている。蒸気タービンにお
いては、タービンにて使用後の蒸気は湿り蒸気となって
排気されるが、この湿り蒸気中の飽和蒸気は凝結水発生
の原因となり、またタービンの金属部材等の腐食を進行
させる原因ともなっていた。
またタービンのみに限らず、他にたとえば蒸気圧を利用
して真空を発生させる蒸気エジェクタ等の装置において
は、発生された真空の真空度が蒸気の湿り度に大きく影
響されることは明らかである。
して真空を発生させる蒸気エジェクタ等の装置において
は、発生された真空の真空度が蒸気の湿り度に大きく影
響されることは明らかである。
このような事情から、蒸気タービンの排気等を対象とし
て蒸気の乾き度の測定が行われるのであるが、従来はた
とえば、蒸気の断熱容器内での水との熱交換量を測定し
てその蒸気の比エンタルピを求め、これを基に乾き度を
求めるという方法が知られている。
て蒸気の乾き度の測定が行われるのであるが、従来はた
とえば、蒸気の断熱容器内での水との熱交換量を測定し
てその蒸気の比エンタルピを求め、これを基に乾き度を
求めるという方法が知られている。
しかし、たとえば上述のような従来の湿り蒸気の乾き度
測定方法では、実際の測定に際しては蒸気配管から断熱
容器へ蒸気を取出す必要があるため、蒸気配管の任意の
位置の蒸気の乾き度を測定することは困難である。また
測定対象の蒸気の重量、即ち断熱容器内での水との熱交
換量が測定された蒸気の重量がデータとして必要となる
が、測定対象の蒸気が乾き度を測定すべき、即ち乾き度
が未知の湿り蒸気であるため、その容積は容易に測定可
能であっても、重量を測定することは非常に困難であり
、実用には難点があった。換言すれば、現実には湿り蒸
気の容積と重量及びその温度が判明すればその蒸気の乾
き度も判明するのであり、f4+!り蒸気の重量を容易
かつ正確に求め得ないという点に従来技術の問題が存在
しているのである。
測定方法では、実際の測定に際しては蒸気配管から断熱
容器へ蒸気を取出す必要があるため、蒸気配管の任意の
位置の蒸気の乾き度を測定することは困難である。また
測定対象の蒸気の重量、即ち断熱容器内での水との熱交
換量が測定された蒸気の重量がデータとして必要となる
が、測定対象の蒸気が乾き度を測定すべき、即ち乾き度
が未知の湿り蒸気であるため、その容積は容易に測定可
能であっても、重量を測定することは非常に困難であり
、実用には難点があった。換言すれば、現実には湿り蒸
気の容積と重量及びその温度が判明すればその蒸気の乾
き度も判明するのであり、f4+!り蒸気の重量を容易
かつ正確に求め得ないという点に従来技術の問題が存在
しているのである。
従って従来の蒸気タービン、蒸気エジェクタ等の蒸気を
動作流体とする装置ではその性能の日常的管理に際して
、装置面の管理が優先され、蒸気の質はあまり顧みられ
ることが無かった。即ち、具体的にはたとえば、装置が
予定の性能を発揮しないような場合等には、機械的な構
造にまずその原因が求められた後、機械的な面での問題
が発見されない場合に蒸気の質(乾き度)にその原因が
ある、という方向で結論付けられることが多く、蒸気を
動作流体とする装置の性能改善が充分に行われ得ないの
が実情である。
動作流体とする装置ではその性能の日常的管理に際して
、装置面の管理が優先され、蒸気の質はあまり顧みられ
ることが無かった。即ち、具体的にはたとえば、装置が
予定の性能を発揮しないような場合等には、機械的な構
造にまずその原因が求められた後、機械的な面での問題
が発見されない場合に蒸気の質(乾き度)にその原因が
ある、という方向で結論付けられることが多く、蒸気を
動作流体とする装置の性能改善が充分に行われ得ないの
が実情である。
本発明は以上の如き問題点に鑑みてなされたものであり
、乾き度の測定対象である蒸気が送給される管の適宜位
置にて管内に翼を設け、管内を送給される蒸気によりこ
の翼に作用する揚力を測定し、また管内の蒸気の重量流
量を検出し、これらを基に翼及び蒸気に関する既知の諸
元とから管内を送給される蒸気の乾き度を求めることに
より、蒸気配管の任意の位置にて、蒸気配管から蒸気を
取出すことなく、蒸気量及びその乾き度を容易且つ正確
に測定し得る湿り蒸気の乾き度測定方法の提供を目的と
する。
、乾き度の測定対象である蒸気が送給される管の適宜位
置にて管内に翼を設け、管内を送給される蒸気によりこ
の翼に作用する揚力を測定し、また管内の蒸気の重量流
量を検出し、これらを基に翼及び蒸気に関する既知の諸
元とから管内を送給される蒸気の乾き度を求めることに
より、蒸気配管の任意の位置にて、蒸気配管から蒸気を
取出すことなく、蒸気量及びその乾き度を容易且つ正確
に測定し得る湿り蒸気の乾き度測定方法の提供を目的と
する。
本発明は、管内を送給される湿り蒸気の乾き度を測定す
る方法において、前記湿り蒸気による揚力が作用される
べくなした翼を前記管内に設け、この翼に作用する揚力
りを測定すると共に、前記管内を送給される蒸気の重量
流量Gを検出し、蒸気の乾き度Xを下記式 %式% G:蒸気の重量流量 A:管の断面積。
る方法において、前記湿り蒸気による揚力が作用される
べくなした翼を前記管内に設け、この翼に作用する揚力
りを測定すると共に、前記管内を送給される蒸気の重量
流量Gを検出し、蒸気の乾き度Xを下記式 %式% G:蒸気の重量流量 A:管の断面積。
V″:湿り蒸気と同温度の乾き飽和
、 蒸気の比容積
S:翼断面積
にて求めることを特徴とする。
まず、本発明の具体的実施例について説明する前に、本
発明の原理について説明する。
発明の原理について説明する。
第1図は蒸気配管Pの適宜位置に設置された揚力測定装
置lの構成を示している。この揚力測定装置lの構成自
体については〔実施例〕の項において詳述するが、白抜
き矢符の如く流体(後述する実施例では湿り蒸気MV)
が送給されると、管P内に突没する伏態で設けられた1
2には揚力I、が作用する。この翼2に作用する揚力■
、は、ロッド5にて翼2と連結されている管外の揚力測
定部3によりロッド5が受ける力、具体的にはロッド5
が管Pの内部方向へ引張される力を検出することにより
&IJ定可能である。
置lの構成を示している。この揚力測定装置lの構成自
体については〔実施例〕の項において詳述するが、白抜
き矢符の如く流体(後述する実施例では湿り蒸気MV)
が送給されると、管P内に突没する伏態で設けられた1
2には揚力I、が作用する。この翼2に作用する揚力■
、は、ロッド5にて翼2と連結されている管外の揚力測
定部3によりロッド5が受ける力、具体的にはロッド5
が管Pの内部方向へ引張される力を検出することにより
&IJ定可能である。
なお、この翼2に作用する揚力I7は下記(1)式にて
与えられる。
与えられる。
L=CL・T・v2 ・S ・(1)
g
但し、 CL二翼2の揚力係数
g:重力加速度
γ:湿り蒸気WV蒸気の比重量
V:湿り蒸気−Vの流速
s:!i!2の断面積
上記+11式において、揚力係数CL、重力加速度g、
翼断面積Sは公知、または適宜の方ン夫により実i1+
1しあるいは実験することによりその(Aを既知とする
ことが可能であるが、湿り蒸気−Vの比重量γ、湿り蒸
気−Vの流速Vは未知である。
翼断面積Sは公知、または適宜の方ン夫により実i1+
1しあるいは実験することによりその(Aを既知とする
ことが可能であるが、湿り蒸気−Vの比重量γ、湿り蒸
気−Vの流速Vは未知である。
これらのニ一つの未知数の内、湿り蒸気−Vの流速■に
関しては、湿り蒸気−Vが送給される管Pの断面積をA
、湿り蒸気−Vの比容積をV、湿り蒸気WVの重量流量
をGとすると、 V−A ・−=G ■ 即′ら、 ■ ■ = G ・ − の関係が成立するが、第1図に示す如く翼2にて測定す
る場合には偏流係数kにて補正した下記(2)式が湿り
蒸気匈νの流速Vを表すことになる。
関しては、湿り蒸気−Vが送給される管Pの断面積をA
、湿り蒸気−Vの比容積をV、湿り蒸気WVの重量流量
をGとすると、 V−A ・−=G ■ 即′ら、 ■ ■ = G ・ − の関係が成立するが、第1図に示す如く翼2にて測定す
る場合には偏流係数kにて補正した下記(2)式が湿り
蒸気匈νの流速Vを表すことになる。
V=k ・ V ・(2)
ところで、上記(2)式において比容積Vは湿り蒸気の
比容積であるが、湿り蒸気の比容積Vは、前述の〔従来
例〕の項にて説明した如く、その乾き度Xが判明してい
なければ求めることは容易でなく、従って(2)式はそ
のままでは使用できない。
比容積であるが、湿り蒸気の比容積Vは、前述の〔従来
例〕の項にて説明した如く、その乾き度Xが判明してい
なければ求めることは容易でなく、従って(2)式はそ
のままでは使用できない。
乾き度Xの湿り蒸気−Vにおいて、同一圧力、同r/、
&度の飽和水の比容積をv′、乾き飽和蒸気の比容梼を
■“とすると下記(3)式が成立することは公知である
。
&度の飽和水の比容積をv′、乾き飽和蒸気の比容梼を
■“とすると下記(3)式が成立することは公知である
。
V −(]−X)V ’ +XV“ −(31ここで(
3)式を変形して下記(4)式とする。
3)式を変形して下記(4)式とする。
一方、蒸気タービンの通常の排気圧が0.0526at
。
。
程度であることを勘案すると、公知の蒸気表よりv ’
/ v ” ′43.5 X 10−5なる数値が得
られるが、実用上において3.5X10−5=O→ v
’/v“=0と見做せば、前記(4)式は V ± X−V となり、これを前記(2)式に代入すると、蒸気の流速
■は、容易にその値を知り得る乾き飽和蒸気の比容積V
“を用いて下記(5)式にて表される。
/ v ” ′43.5 X 10−5なる数値が得
られるが、実用上において3.5X10−5=O→ v
’/v“=0と見做せば、前記(4)式は V ± X−V となり、これを前記(2)式に代入すると、蒸気の流速
■は、容易にその値を知り得る乾き飽和蒸気の比容積V
“を用いて下記(5)式にて表される。
■・k・x・■# ・(5)
一方、管内を送給される流体の容積流量Qは公知の流量
測定装置、たとえばオリフィスあるいはベンチュリ管等
を使用した差圧式流量計を適宜利用すれば容易に測定可
能である。流体の容積流量Qが求まると、その温度にお
ける比重量(比容積の逆数、具体的には単位容積光たり
の重量)γを乗することによりその重量流iGは、 G=γ ・ Q にて求められる。
測定装置、たとえばオリフィスあるいはベンチュリ管等
を使用した差圧式流量計を適宜利用すれば容易に測定可
能である。流体の容積流量Qが求まると、その温度にお
ける比重量(比容積の逆数、具体的には単位容積光たり
の重量)γを乗することによりその重量流iGは、 G=γ ・ Q にて求められる。
従って、たとえばタービンを挟んで閉鎖された系におけ
る2点間では、タービンに送給される前は乾き飽和蒸気
であり、タービンで使用された後は湿り蒸気となっては
いるが、その重量流iGは同一であると考えてよい。こ
のため、タービンに送給される乾き飽和蒸気を測定対象
として差圧式の流量計を使用して蒸気の重量流量Gを測
定する場合には、検出された差圧をΔρとすると、下記
(6)式により算出される。
る2点間では、タービンに送給される前は乾き飽和蒸気
であり、タービンで使用された後は湿り蒸気となっては
いるが、その重量流iGは同一であると考えてよい。こ
のため、タービンに送給される乾き飽和蒸気を測定対象
として差圧式の流量計を使用して蒸気の重量流量Gを測
定する場合には、検出された差圧をΔρとすると、下記
(6)式により算出される。
但し、γ:流体の比重量(蒸気タービンに送される蒸気
の場合には乾き飽和蒸 気である) 次に前記+11式において未知数であった翼2が設けら
れている位置の湿り蒸気Uνの比重量γは以下の如くし
て求める。
の場合には乾き飽和蒸 気である) 次に前記+11式において未知数であった翼2が設けら
れている位置の湿り蒸気Uνの比重量γは以下の如くし
て求める。
湿り蒸気の比容積Vに関しては前記(3)式、V −(
]−x)v ’ +XV“ ・+31が成立し、また比
重量Tと比容積Vは逆数、即ちv=I/r、r=I/v
、 v・γ−1の関係が有るから、湿り蒸気と同一温
度の乾き飽和蒸気の比容積v″、同比重比重量、同じく
飽和水の比容積V ’ 1 量比重量γ′との間にも湿
り蒸気の場合と同様に、 ■“=1/γ“、 V’=1#’ γ“=1/v“、 r’=1/v’V“・γ“=1
+ V ”γ′=1の各関係が成立する。従って、
y=1/vに(3)式を代入して整理すると、下記(6
)式が導かれる。
]−x)v ’ +XV“ ・+31が成立し、また比
重量Tと比容積Vは逆数、即ちv=I/r、r=I/v
、 v・γ−1の関係が有るから、湿り蒸気と同一温
度の乾き飽和蒸気の比容積v″、同比重比重量、同じく
飽和水の比容積V ’ 1 量比重量γ′との間にも湿
り蒸気の場合と同様に、 ■“=1/γ“、 V’=1#’ γ“=1/v“、 r’=1/v’V“・γ“=1
+ V ”γ′=1の各関係が成立する。従って、
y=1/vに(3)式を代入して整理すると、下記(6
)式が導かれる。
ここで前述の(4)式の場合と同様に、v’/v”=Q
とすれば、
γ#/T′−〇
と見做してよいから、前記(6)式から下記(7)式が
導かれる。
導かれる。
T “
T #□ ・・・(7)
以トのようにして求められた湿り蒸気りνの流速V、湿
り蒸気−νの比重量γを、揚力I、を表す(1)式に代
入して整理すると下記(8)式が導かれる。
り蒸気−νの比重量γを、揚力I、を表す(1)式に代
入して整理すると下記(8)式が導かれる。
1、、 = CL・r・V2 ・S ・fl1g
この(8)式を変形すると、湿り蒸気hvの乾き度Xを
表す下記(9)式が導かれる。
表す下記(9)式が導かれる。
上記(9)式中、揚力係数Ctは、翼2の形状、迎え角
1表面粗さ、 Re(レイノルズ)数等により決定さ
れるため、たとえば風洞実験等を行うことにより既知と
することが可能である。従って、湿り蒸気WVの乾き度
Xは、翼2に作用する揚力り、測定対象の湿り蒸気Wν
の圧力及び温度と等しい乾ぎ飽和蒸気の比容積V″を公
知の蒸気表から知ることにより求められる。
1表面粗さ、 Re(レイノルズ)数等により決定さ
れるため、たとえば風洞実験等を行うことにより既知と
することが可能である。従って、湿り蒸気WVの乾き度
Xは、翼2に作用する揚力り、測定対象の湿り蒸気Wν
の圧力及び温度と等しい乾ぎ飽和蒸気の比容積V″を公
知の蒸気表から知ることにより求められる。
本発明は上述の如き原理に基づいて湿り蒸気の乾き度を
、簡便ではあるが実用上充分の精度にて測定せんとする
ものである。
、簡便ではあるが実用上充分の精度にて測定せんとする
ものである。
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。
る。
第1図は本発明に係る湿り蒸気の乾き度測定方法の実施
に用いられる揚力測定装置lの構成を示ずための部分破
断図、第2図はこの揚力測定装置1によりタービン2】
の排気である湿り蒸気hvの乾き度Xの測定の状態を示
す模式図である。
に用いられる揚力測定装置lの構成を示ずための部分破
断図、第2図はこの揚力測定装置1によりタービン2】
の排気である湿り蒸気hvの乾き度Xの測定の状態を示
す模式図である。
タービン21には、図示しない蒸気発生装置により発生
された乾き飽和蒸気Dvがバルブ20を介して送給され
ており、バルブ20の下流側に流量計31が備えられて
いる。乾き飽和蒸気Dvはタービン21に与えられてタ
ービン21を動作させた後、排気管P内を復水器22に
まで送給され、冷却水23により冷却されて回収される
。
された乾き飽和蒸気Dvがバルブ20を介して送給され
ており、バルブ20の下流側に流量計31が備えられて
いる。乾き飽和蒸気Dvはタービン21に与えられてタ
ービン21を動作させた後、排気管P内を復水器22に
まで送給され、冷却水23により冷却されて回収される
。
排気管Pの適宜位置には第1図に示す揚力測定装置1が
設けられている。
設けられている。
揚力測定袋3置1は主要には、排気管P内に突設された
翼2、排気管Pの外部に位置していてロッド5にて12
と接続された揚力検出部3とから構成されている。翼2
はロッド5の一端に固着されており、所要の迎え角を有
し、その翼幅方向をタービン2の排気である湿り蒸気t
VVの送給方向と直交する方向に一致させ、更に翼幅方
向中心を排気管Pの軸心位置にほぼ一致させるように排
気管Pの管壁から突出されている。
翼2、排気管Pの外部に位置していてロッド5にて12
と接続された揚力検出部3とから構成されている。翼2
はロッド5の一端に固着されており、所要の迎え角を有
し、その翼幅方向をタービン2の排気である湿り蒸気t
VVの送給方向と直交する方向に一致させ、更に翼幅方
向中心を排気管Pの軸心位置にほぼ一致させるように排
気管Pの管壁から突出されている。
揚力検出部3は、排気管Pの管壁から管外へ突出された
ロッド5の他端部に固着されたカラー7、カラー7と排
気管Pの管壁の間においてロッド5に外嵌されたコイル
スプリング6、ロッド5の排気管l)の外部へ突出した
部分を覆うようにして排気管Pの管壁外側に取付けられ
たケーシング8、及びケーシング8の排気管Pの管壁と
対向する部分に取付けられた差動トランス等の変位検出
器9とから構成されており、ロッド5の他端部が変位検
出器9に接続されている。なお、排気管Pの管壁のロッ
ド5が貫通する部分には気密用のシール材11が装着さ
れていて湿り蒸気−りの漏洩を防止している。
ロッド5の他端部に固着されたカラー7、カラー7と排
気管Pの管壁の間においてロッド5に外嵌されたコイル
スプリング6、ロッド5の排気管l)の外部へ突出した
部分を覆うようにして排気管Pの管壁外側に取付けられ
たケーシング8、及びケーシング8の排気管Pの管壁と
対向する部分に取付けられた差動トランス等の変位検出
器9とから構成されており、ロッド5の他端部が変位検
出器9に接続されている。なお、排気管Pの管壁のロッ
ド5が貫通する部分には気密用のシール材11が装着さ
れていて湿り蒸気−りの漏洩を防止している。
従って、排気管P内を流体(この場合には湿り蒸気MV
)が流送されると、翼2に揚力りが作用し、第1図に実
線矢符にて示す方向に翼2が移動する。
)が流送されると、翼2に揚力りが作用し、第1図に実
線矢符にて示す方向に翼2が移動する。
この翼2に作用する揚力りによる移動に伴ってロッド5
もコイルスプリング6の張力に抗して翼2と一体的に移
動し、その移動量は変位検出器9により検出される。
もコイルスプリング6の張力に抗して翼2と一体的に移
動し、その移動量は変位検出器9により検出される。
変位検出器9により検出されたりソド5、換言すれば翼
2の変位量Δ[、は演算装置12に与えられ、前述した
〔発明の原理〕に基づいて排気管P内を送給される湿り
蒸気−Vの乾き度Xが算出される。
2の変位量Δ[、は演算装置12に与えられ、前述した
〔発明の原理〕に基づいて排気管P内を送給される湿り
蒸気−Vの乾き度Xが算出される。
次に、上述のような構成の装置により実施される本発明
方法の実際の演算処理過程について、演算装置12の演
算処理内容を示す第3図のフローチャートに従って説明
する。
方法の実際の演算処理過程について、演算装置12の演
算処理内容を示す第3図のフローチャートに従って説明
する。
なお、前辺って演算装置12にはそのメモリに、揚力測
定装置Iの変位検出器8の検出値であるロッド5 (翼
2)の移動量ΔLを翼2に作用する揚力I7に換算する
ための係数α、翼2の揚力係数CL、翼2の偏流係数に
、 翼2の断面積S、重力加速度g、排気管Pの断面積
Aがそれぞれ与えられて記憶されていると共に、公知の
蒸気表が近似多項式の形で記憶されている。
定装置Iの変位検出器8の検出値であるロッド5 (翼
2)の移動量ΔLを翼2に作用する揚力I7に換算する
ための係数α、翼2の揚力係数CL、翼2の偏流係数に
、 翼2の断面積S、重力加速度g、排気管Pの断面積
Aがそれぞれ与えられて記憶されていると共に、公知の
蒸気表が近似多項式の形で記憶されている。
まず演算装置12は、流量計31の検出値であるタービ
ン21に送給される乾き飽和蒸気Ovのff1ft流量
Gを読込む。この重量流量Gの検出は、前記(6)式の
基づいて流量計31が行い、その結果は演算装置12に
与えられる。また演算装置12は、翼2の設置位置に近
接されて取付けられている温度計32及び圧力計33か
ら排気管P内を送給される湿り蒸気WVの翼2の近傍に
おける温度T及び圧力Pをそれぞれ読取り、読取った温
度T及び圧力Pに対応する乾き飽和蒸気の比容積v I
Iを近似多項式から求める。
ン21に送給される乾き飽和蒸気Ovのff1ft流量
Gを読込む。この重量流量Gの検出は、前記(6)式の
基づいて流量計31が行い、その結果は演算装置12に
与えられる。また演算装置12は、翼2の設置位置に近
接されて取付けられている温度計32及び圧力計33か
ら排気管P内を送給される湿り蒸気WVの翼2の近傍に
おける温度T及び圧力Pをそれぞれ読取り、読取った温
度T及び圧力Pに対応する乾き飽和蒸気の比容積v I
Iを近似多項式から求める。
次に演算装置12は、揚力測定装置1の検出値、即ち変
位検出器8が検出したロッド5の移動量ΔLを読取り、
これに所定の係数αを乗じて翼2に作用する揚力りを算
出する。
位検出器8が検出したロッド5の移動量ΔLを読取り、
これに所定の係数αを乗じて翼2に作用する揚力りを算
出する。
以上により〔発明の原理〕の項で説明した(9)式の演
算のために必要な諸元、即ちL:翼2に作用する揚力、
Ct:翼2の揚力係数1g:重力加速係数、に:12の
偏流係数、G:湿り蒸気−Vの重量流量、A:管Pの断
面積、■#:湿り蒸気−Vと同温度の乾き飽和蒸気の比
容積、S:fi2の断面積の総てが求まったので、演算
装置12は(9)式に従って湿り蒸気−Vの乾き度Xを
算出し、適宜の表示装置に表示する。
算のために必要な諸元、即ちL:翼2に作用する揚力、
Ct:翼2の揚力係数1g:重力加速係数、に:12の
偏流係数、G:湿り蒸気−Vの重量流量、A:管Pの断
面積、■#:湿り蒸気−Vと同温度の乾き飽和蒸気の比
容積、S:fi2の断面積の総てが求まったので、演算
装置12は(9)式に従って湿り蒸気−Vの乾き度Xを
算出し、適宜の表示装置に表示する。
以上の如く、本発明によれば蒸気配管の任意の位置に翼
を利用した揚力測定装置を設置するのみの簡単な構成に
て連続的に蒸気の乾き度の測定が可能となり、たとえば
蒸気タービン、蒸気エジェクタ等の蒸気を作動流体とす
る装置の運転管理、保守等に資するところ大である。
を利用した揚力測定装置を設置するのみの簡単な構成に
て連続的に蒸気の乾き度の測定が可能となり、たとえば
蒸気タービン、蒸気エジェクタ等の蒸気を作動流体とす
る装置の運転管理、保守等に資するところ大である。
なお、前記実施例では蒸気配管内の翼に作用する揚力を
検出するための揚力測定装置は、翼の揚力による移動量
を偏位検出器により検出する電気的な構成としているが
、他に機械的な構成を採ることも、あるいは他の電気的
な構成を採ることも可能である。
検出するための揚力測定装置は、翼の揚力による移動量
を偏位検出器により検出する電気的な構成としているが
、他に機械的な構成を採ることも、あるいは他の電気的
な構成を採ることも可能である。
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は本発
明方法の実施に使用する揚力測定装置の構成を示す部分
破断図、第2図は本発明方法を蒸気タービンの排気に適
用する場合の実施状態を示す模式図、第3図は演算装置
による本発明方法の処理内容を示すフローチャートであ
る。 l・・・揚力測定装置゛ 2・・・翼 3・・・揚力
検出部 9・・・変位検出器 12・・・演算装置
21・・・タービン P・・・蒸気送給管 O
V・・・乾き飽和蒸気 tyv・・・湿り蒸気 特 許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理士
河 野 登 夫WV 第 3
明方法の実施に使用する揚力測定装置の構成を示す部分
破断図、第2図は本発明方法を蒸気タービンの排気に適
用する場合の実施状態を示す模式図、第3図は演算装置
による本発明方法の処理内容を示すフローチャートであ
る。 l・・・揚力測定装置゛ 2・・・翼 3・・・揚力
検出部 9・・・変位検出器 12・・・演算装置
21・・・タービン P・・・蒸気送給管 O
V・・・乾き飽和蒸気 tyv・・・湿り蒸気 特 許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理士
河 野 登 夫WV 第 3
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、管内を送給される湿り蒸気の乾き度を測定する方法
において、 前記湿り蒸気による揚力が作用されるべく なした翼を前記管内に設け、 この翼に作用する揚力Lを測定すると共に、前記管内を
送給される蒸気の重量流量Gを 検出し、 蒸気の乾き度xを下記式 x={L/[C_L・(1/2g)・k^2・(G^2
/A^2)・v″・S]}但し、C_L:翼の揚力係数 g:重力加速係数 k:翼の偏流係数 G:蒸気の重量流量 A:管の断面積 v″:湿り蒸気と同温度の乾き 飽和蒸気の比容積 S:翼断面積 にて求めることを特徴とする湿り蒸気の乾き度測定方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14868285A JPS629253A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 湿り蒸気の乾き度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14868285A JPS629253A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 湿り蒸気の乾き度測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629253A true JPS629253A (ja) | 1987-01-17 |
Family
ID=15458240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14868285A Pending JPS629253A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 湿り蒸気の乾き度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629253A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002243611A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気の乾き度又は湿り度測定装置 |
JP2002243612A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気の乾き度又は湿り度制御装置 |
JP2002277370A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Tlv Co Ltd | 二相流体の乾き度又は湿り度測定装置 |
US9194730B2 (en) | 2011-09-14 | 2015-11-24 | Spirax-Sarco Limited | Method and apparatus for determining the phase compositions of a multiphase fluid flow |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP14868285A patent/JPS629253A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002243611A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気の乾き度又は湿り度測定装置 |
JP2002243612A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気の乾き度又は湿り度制御装置 |
JP4480906B2 (ja) * | 2001-02-15 | 2010-06-16 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気の乾き度又は湿り度制御装置 |
JP4480905B2 (ja) * | 2001-02-15 | 2010-06-16 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気の乾き度又は湿り度測定装置 |
JP2002277370A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Tlv Co Ltd | 二相流体の乾き度又は湿り度測定装置 |
US9194730B2 (en) | 2011-09-14 | 2015-11-24 | Spirax-Sarco Limited | Method and apparatus for determining the phase compositions of a multiphase fluid flow |
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