JPS629248Y2 - - Google Patents

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JPS629248Y2
JPS629248Y2 JP13670681U JP13670681U JPS629248Y2 JP S629248 Y2 JPS629248 Y2 JP S629248Y2 JP 13670681 U JP13670681 U JP 13670681U JP 13670681 U JP13670681 U JP 13670681U JP S629248 Y2 JPS629248 Y2 JP S629248Y2
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cylinder
applicator
valve
piece
spout hole
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JP13670681U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧品、医薬品及び靴墨等の壜容器
に使用される塗布栓に関するもので、塗布目的物
への軽い押圧により内容液を自動的に塗布供給で
きる弁機能を有する塗布栓に関するものである。
〔従来の技術〕 化粧品、医薬品及び靴墨等の壜容器に使用され
る塗布栓として、中央の注出孔を開孔した弁座板
に、壜体の口部に密嵌入する組付き筒を垂下設す
ると共に狭い間隔で2重壁構造となつた外筒と内
筒とを立設した中栓体と、周端部を前記外筒と内
筒との間に挿入してカシメ固定されて前記内筒上
に張設される滲透性の塗布体と、前記弁座板の注
出孔開孔縁部に下方から当接することによつて前
記注出孔を閉塞する弁片に、前記注出孔を通つて
前記塗布体に軽く当接する高さの栓体を立設する
と共に下端を前記組付き筒に固定した弾発片を垂
下設した弁体とから成る塗布栓が、その使用の良
好さおよび製作のし易いことから多数使用されて
いる。
この塗布栓は、上記した構造から明らかなよう
に、他の物品に軽く押付けられた状態で摺動して
壜体内の内容液を他の物品の表面に塗布する必要
があることから、弁体は上記した塗布体の他の物
品に対する軽い押付けにより円滑に変位して注出
孔を開放し、前記した軽い押圧力の解除により確
実に復帰して注出孔を閉塞しなければならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、塗布体は、滲透性を有すると共に弾
性を持ち、さらに薬液を患部に塗布する場合に使
用されることもあるので、極めて肌触りの柔らか
いことが要求されるため、一般にはスポンジが使
用されることになるのであるが、周知のごとく、
スポンジは耐摩耗性が極めて低いものであるため
に、塗布体として寿命が極めて短く、力加減を充
分に注意しないと早期にこの塗布体が損傷して塗
布栓としての機能が失われてしまうこと、また塗
布体としてのスポンジは、弾性変形が自在であり
かつ決して機械的強度、特に引張強度の大きいも
のではないので、カシメ固定された周端部が中栓
体の外筒と中筒との間から容易に抜け出たり、前
記した他の物品との間に作用する摺動抵抗に伴つ
て発生する引張力により容易に破れたりする欠点
があつた。
さらに、弁体の弁片は、前記したごとく、わず
かな押圧力で円滑に変位しなければならないもの
であるがために、弁片と中栓体との間の摺動抵抗
をできる限り小さくすべく、中栓体に対する弁片
の姿勢規制は、栓片と注出孔孔周面との間だけに
より達成しているため、中栓体に対する弁片の姿
勢が不安定となり勝ちで、円滑な弁片の変位動作
が得られなくなる不都合がしばしば生じていた。
本考案は、この種の塗布栓における上記した従
来からの問題点および不都合を解消すべく考案さ
れたもので、部材間の強固な組付きを達成すると
共に可動部の円滑な作動を得ることを目的とした
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本考案を、本考案の一実施例を示す図面
を参照しながら説明する。
本考案による塗布栓は、中央に注出孔3を開孔
した平板形状の弁座板2に、壜体の口部20に密
嵌入する組付き筒4を垂下設すると共に狭い間隔
で2重壁構造となつた外筒5と内筒6とを立設し
た中栓体1と、周端部を外筒5と内筒6とでカシ
メ固定されて内筒6上に張設された滲透性の塗布
体17と、弁座板2に下方から当接して注出孔3
を閉塞する弁片12に、注出孔3を貫通して塗布
体17に軽く当接する高さで栓片13を立設する
と共に下端を組付き筒4に固定した弾発片15を
垂下設した弁体11とから成る塗布栓であつて、
中栓体1への弁体11の組付けに先立つて、塗布
体17の周端部をカシメ固定すべく外筒5の上端
を折曲成形し、組付き筒4の内周面に弁片12の
周面が軽く摺接する複数本の縦条7を設け、塗布
体17をスポンジ状の滲透性のある弾材を使用し
た弾性層18の両面にナイロン布等の織物を使用
した織物層19を配した3層構造として構成され
ている。
塗布体17を構成する織物層19は、ナイロン
織物のごとく、耐摩耗性および耐引張強度が高
く、かつ伸び変形をせず、さらに肌触りの柔らか
い織物を使用している。
〔作用〕
本考案による塗布栓は、上記したような構成と
なつているので、中栓体1は本考案による塗布栓
の壜体に対する組付き部分を提供すると共に、他
の構成部分の組付きベース部分となつており、こ
の中栓体1の組付き筒4の内周面に形成された複
数の縦条7は、弁体11の上下方向への変位範囲
全域にわたつて設けられているので、弁片12の
下端部外周面をこの縦条7に軽く接触させている
弁体11は、その上下方向への変位に際して、そ
の姿勢を縦条7により一定に保持されることにな
る。
弁体11の弁片12は、弁座板2の注出孔3開
孔縁となつた下面部分にそのテーパ面状となつた
上面を当接させることによつて注出孔3を閉塞
し、反対に栓片13に作用する押下げ力によつて
弁片12が下降変位してこの弁片12の上面が注
出孔3開孔縁の下面部分から離れると注出孔3は
開放されることになる。
塗布液の被塗布面への塗布は、壜体をほぼ逆立
姿勢にした状態で塗布体17を被塗布面に軽く押
圧し、しかる後この塗布体17を被塗布面に接触
させた状態のまま摺動移動させることにより達成
される。
塗布体17の被塗布面への軽い押圧によつて弁
片12と栓片13との一体物に押圧力が作用する
と、この押圧力の作用によつて弁片12と栓片1
3との一体物は弾発片15の弾力に逆らつて下降
変位し、この下降変位によつて注出孔3が開放さ
れて、内容液を塗布体17に流出させる。
この弁片12および栓片13の下降変位動作に
際して、弁片12の周面が複数の縦条7に接触し
てガイドされると共に、栓片13の周面が注出孔
3の孔面に接触してガイドされるので、この弁片
12と栓片13との一体物は極めて安定した姿勢
で昇降変位できることになる。
この際、弁片12の周面と縦条7とは、ほぼ線
接触した状態であるので、この弁片12と縦条7
との間にはほとんど摩擦抵抗が発生せず、それゆ
え弁片12と縦条7との接触が弁片12の中栓体
1に対する上下変位に支障を与えることは全くな
い。
また、塗布体17は、特公昭43−4110号公報中
に示された塗布体のごとく、弾性層の片面(外側
面)にだけ織物層を配した構造ではなく、弾性層
18の両面に織物層19,19を配した3層構造
となつているので、両織物層19,19により弾
性層18に強い引張力の作用することが阻止さ
れ、これによつて弾性層18は引張力から充分に
保護されることになり、また弾性層18は他の物
品および栓片13に直接接触することがないの
で、摩耗を生じることがなく、これによつて長期
間良好なクツシヨン作用および包水作用を発揮す
ることができる。
〔実施例〕
図示実施例の場合、中栓体1は熱可塑性合成樹
脂によつて成形されているので、この中栓体1に
対する塗布体17のカシメ固定は、外筒5を加熱
により内筒6側に折曲成形して達成している。
この中栓体1に対する塗布体17のカシメ固定
をより強固に達成すべく、塗布体17の周端部を
挟持つして対向する外筒5の上端と内筒6の外周
面箇所に、第1の突片8および第2の突片9をそ
れぞれ突設してあり、この両突片8,9が塗布体
17に食い込むので、外筒5と内筒6とによる塗
布体17の保持が極めて強固なものとなる。
また、組付き筒4は弁座板2の周端部にフラン
ジ10を残した位置に垂下設されており、このフ
ランジ10は、中栓体1の口部20内への嵌合組
付け限を設定するものとして作用している。
さらに、栓片13の周面には縦溝状となつた数
個(図示の場合は4個)の溝14が設けられてお
り、弁片12が下降変位して注出孔3を開放した
際に、内容液が栓片13に邪魔されることなく円
滑に注出孔3から流出することができるようにな
つていると共に、注出孔3の孔周面と栓片13と
の間の摩擦抵抗力をより小さいものとすべく作用
している。
そして、数個の弾発片15の下端は結合リング
16によつて一体に結合された状態で組付き筒4
に嵌合固定されているが、これは数個の弾発片1
5を個々に組付き筒4に固定するのが面倒であ
り、かつ数個の弾発片15をこの結合リング16
により予め結合しておくことにより、各弾発片1
5の発揮する弾力が均一となるからである。
なお、中栓体1と弁体11と塗布体17との組
立てに際しては、弁体11の中栓体1への組付け
に先立つて、塗布体17の中栓体1への組付けを
達成し、次いでこの塗布体17を組付けた中栓体
1に対して弁体11を組付けて、その組立を達成
する。
弁体11の中栓体1への組付けに先立つて塗布
体17を中栓体1に組付けるのは、塗布体17を
中栓体1により良好な張設状態で組付けるため
で、弁体11の組付けられた中栓体1に塗布体1
7を張設固定しようとすると、弁体11が邪魔と
なつて塗布体17の良効な張設形態を得ることが
困難となるし、また弁体11の中央が押上げられ
る状態となるので、塗布体17の周端を均一な位
置関係で中栓体1に組付けるのが難しくなるから
である。
この塗布体17の中栓体1に対する組付けは、
まず塗布体17の周端部を外筒5と内筒6との間
に押し込んでおき、この状態から外筒5を内筒6
側に折曲成形することによつて、塗布体17の全
周端部分を外筒5と内筒6との間で強固に挟持す
るのである。
〔効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案による
塗布栓は、弁片を安定してかつ円滑に昇降変位さ
せることができるので、注出孔の開閉を確実にか
つ良好に達成できると共に、軽い押圧力の作用に
より注出孔の開放を確実に達成できるので、内容
液塗布に要する被塗布面に対する塗布体の押付け
は軽いもので良く、それだけ被塗布面に対する外
部からの機械的刺激より小さくすることができる
ので、薬液の患部への塗布には極めて好都合であ
り、また塗布体はその他の物品と接触する上下両
面を機械的な耐摩耗性の高い織物層で被覆した構
成となつているので、繰返しの被塗布面への押圧
および押圧した状態での摺動移動使用にも充分に
耐えることができ、長期間にわたつて良好な含液
作用とクツシヨン性とそして透液性とを発揮維持
でき、さらに構造が簡単であるので、製作実施が
容易であると共に組立ても簡単である等多くの優
れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による塗布体の一実施例を示
す縦断面図である。第2図は、第1図に示した実
施例に使用される中栓体の縦断面図である。第3
図は、第2図に示した中栓体の平面図である。 符号の説明、1……中栓体、2……弁座板、3
……注出孔、4……組付き筒、5……外筒、6…
…内筒、7……縦条、11……弁体、12……弁
片、13……栓片、15……弾発片、17……塗
布体、18……弾性層、19……織物層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に注出孔3を開孔した平板形状の弁座板2
    に、壜体の口部20に密嵌入する組付き筒4を垂
    下設すると共に狭い間隔で2重壁構造となつた外
    筒5と内筒6とを立設した中栓体1と、周端部を
    前記外筒5と内筒6とでカシメ固定されて前記内
    筒6上に張設された滲透性の塗布体17と、前記
    弁座板2に下方から当接して前記注出孔3を閉塞
    する弁片12に、前記注出孔3を貫通して前記塗
    布体17に軽く当接する高さで栓片13を立設す
    ると共に下端を前記組付き筒4に固定した弾発片
    15を垂下設した弁体11とから成る塗布栓であ
    つて、前記中栓体1への前記弁体11の組付けに
    先立つて、前記塗布体17の周端部をカシメ固定
    すべく前記外筒5の上端を折曲成形し、前記組付
    き筒4の内周面に前記弁片12の周面が軽く摺接
    する複数本の縦条7を設け、前記塗布体17をス
    ポンジ状の滲透性のある弾材を使用した弾性層1
    8の両面にナイロン布等の織物を使用した織物層
    19を配した3層構造として成る塗布体。
JP13670681U 1981-09-14 1981-09-14 塗布栓 Granted JPS5841357U (ja)

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JP13670681U JPS5841357U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 塗布栓

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JP13670681U JPS5841357U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 塗布栓

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JPS5841357U JPS5841357U (ja) 1983-03-18
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JP13670681U Granted JPS5841357U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 塗布栓

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JP2008522645A (ja) * 2004-11-17 2008-07-03 オオツカアメリカファーマシューティカル、インコーポレイテッド 流体塗布装置および流体塗布方法

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