JPS6290226A - 動力伝達用補助ベルトの製造方法 - Google Patents

動力伝達用補助ベルトの製造方法

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JPS6290226A
JPS6290226A JP23072085A JP23072085A JPS6290226A JP S6290226 A JPS6290226 A JP S6290226A JP 23072085 A JP23072085 A JP 23072085A JP 23072085 A JP23072085 A JP 23072085A JP S6290226 A JPS6290226 A JP S6290226A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
core material
auxiliary belt
resin layer
power transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP23072085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Jiyufuku
寿福 康信
Shoichi Yamamoto
山本 省一
Toshiya Endo
俊弥 遠藤
Shigenori Nakada
重範 仲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6290226A publication Critical patent/JPS6290226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動力伝達用補助ベルトの製造方法に関し、さ
らに詳しくは、例えば、無端金属ヘルドと、これに沿っ
て連ねられた金属ブロックとを含む伝達−、ルトを■プ
ーリに巻き掛けてなる動力伝達用装置において、この伝
達ベルトの金属ベルトと金属ブロックとの間に介在せし
められる無端状の動力伝達用補助ヘルドの製造方法に係
るものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば、無端金属ベルトと、これに沿って連ねら
れた金属ブロックとを含む伝達ベルトをVプーリに巻き
掛けてなる動力伝達用装置において、この伝達ベルトの
金属ベルトと金属ブロックとの間に介在せしめられる無
端状の補助ベルトの製造方法については、発明者らが特
許出願して既に公開となっている特開昭60−8235
0号(特願昭58−190412号)公報を挙げること
ができる。
すなわち、特開昭60−82350号公報の製造方法か
ら得られる補助ベルトにおいては、第4図に示すように
フッ素樹脂またはシリコン系樹脂からなる樹脂層51の
厚さ方向中央部に、芯材としてカーボン繊維、アモルフ
ァススチール繊維、セラミック繊維等の補強繊維52を
エンドレステープ状に埋め込んで補助ベルト50として
完成させたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような補助ベルト50においては
、樹脂層51がフ・ッ素系樹脂またはシリコン系樹脂に
よって形成されているため、摩擦係数は倶いものの、高
荷重下における耐摩耗性が劣るという不具合がある。
従って、この発明は、上記の不具合を解消するためにな
されたもので、芳香族ポリアミド繊維からなる補強芯材
を、ポリアミド系樹脂に耐摩耗性のフィラーを分散せし
めた樹脂液中に浸漬して樹脂層を形成した後、その樹脂
層を乾燥することによって、高荷重下で耐摩耗性の得ら
れる補助ベルトを製造することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この発明に係る動力伝達用補助ベルトの製造
方法においては、ポリイミド系樹脂に耐摩耗性のフィラ
ーが分散せしめられた樹脂液中に、芳香族ポリアミド繊
維からなる補強芯材を浸漬して樹脂層を形成せしめ、こ
の樹脂層が形成された補強芯材を絞りダイスに通過させ
て樹脂層の厚さを調整した後、この補強芯材を円形金型
に巻き取り、さらに、この円形金型を乾燥炉に搬入して
、補強芯材に形成された樹脂層を焼付・硬化せしめるよ
うにしたものである。
そして、補強芯材に使用される繊維としては、疲労特性
、柔軟性、耐衝撃性、軽量等の点から考慮するならば、
芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊維)が適している。
また、ポリイミド系樹脂としては、ポリアミド樹脂以外
にポリアミドイミド樹脂、ポリヘンズイミダゾール樹脂
、ポリアミドイミドエステル樹脂、ポリイミドヒダント
インエステル樹脂、ポリエステルイミド樹脂等を挙げる
ことができ、これらのポリイミド系樹脂をフェス状にし
たものが使用にあたって通している。
また、ポリイミド系樹脂の使用にあたっては、従来から
ポリイミドフィルムの製造方法に関して公知である種々
の原料および加工方法を応用することができる。例えば
、特開昭52−28822号、特開昭57−10961
4号、特開昭57−29425号等を挙げることができ
る。そして、一般には芳香族テトラカルボン酸成分と芳
香族ジアミン成分を有機極性溶媒中で縮重合してポリア
ミック酸を製造し、そのポリアミック酸をイミド化して
ポリイミド樹脂を得ることができる。この場合、芳香族
テトラカルボン酸成分としては、とロメリット酸の他に
、3.3′、4.41−ビフェニルテトラカルボン酸、
3.3′、4.4′−ヘンシフエノンテトラカルボン酸
、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボン酸等を使
用することができ、芳香族ジアミン成分としては、4.
41−ジアミノジフェニルエーテル、4.41−ジアミ
ノジフェニルプロパン、4.4′−ジアミノジフェニル
メタン等を使用することができる。また、有機極性溶媒
としては、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
一般に用いられているものが使用できる。さらに、加熱
のみで乾燥およびイミド転化を行う以外に、脱水剤とし
て無水酢酸などの脂肪族酸無水物、触媒としてピリジン
などの複素環式第3級アミンを添加し、イミド化反応を
促進することも可能である。
また、ポリイミド系樹脂に添加されるフィラーとしては
、ポリテトラフルオロエチレン、黒鉛、二硫化モリブデ
ン、カーボンファイバーの中カラ一種または二種以上を
選択して使用することができる。そして、選択にあたっ
ては、各フィラーとも耐摩耗性の改善および乾燥性の向
上に効果があるが、特にポリテトラフルオロエチレンは
HtM 係数の低減、黒鉛は耐荷重性の向上環において
著しい効果を有するため、使用条件に応じて適切なフィ
ラーを選択することが望ましい。
また、上述のフィラーをポリアミド系樹脂に添加する割
合は、ポリアミド系樹脂に対して5%ないし70%の範
囲が適しており、特20%ないし50%の範囲が最も優
れている。そして、フィラーの添加量が5%以下では耐
摩耗性の改善および乾燥性を向上させる効果が少なく、
70%以上ではマトリックスであるポリイミド樹脂が連
続層とならないため、十分な機械的強度を得ることがで
きなくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係る動力伝達用補助ベルトの製造方法
を説明する概略断面図、第2図は本発明の製造方法によ
って得られた動力伝達用補助ベルトの斜視図、第3図は
第2図の動力伝達用補助ベルトを無段変速装置に使用し
た断面図である。
第1図および第2図において、■は回転自在に設けられ
ているドラムであって、このドラム1には400デニー
ルの繊度を有し、その目付量が100ないし300g/
mに設定されているアラミド繊維からなる補強芯材21
が幾重にも巻き込まれている。そして、このドラム1の
下流側には乾燥炉2が配設されており、補強芯材11の
水分をコントロールするようになっている。
また、乾燥炉2の下流側には箱形形状に形成された浸漬
槽3が配設されており、その上方が開放されている。そ
して、この浸漬槽3の内部には二つのローラ4a、4b
が間隔を有して上下関係に配設されており、それぞれの
ローラ4a、4bは単独に回転自在となっている。さら
に、この浸漬槽3の上方には一方のローラ4aの下流側
に絞りダイス5a、5bが上下関係に対向して設けられ
ており、その間隔は自由に調整できるようになっている
また、浸漬槽3の内部には下記に示す樹脂液Mが収容さ
れており、下方のローラ4bの全部および上方のローラ
4aの一部が浸漬されている。
樹脂液M (a)ポリイミドフェス   :43g(b)ジメチル
アセトアミド ニアg (c)ポリテトラフルオロ エチレン       :4.5′g (d)  黒  鉛          :1.5gま
た、絞りダイス5a、5bの下流側にはセラミックガイ
ド6a、6bが上下関係に間隔を有して対向して設けら
れており、その下流側にはトラバースガイド7a、7b
が上下関係に間隔を有して対向して設けられている。さ
らに、トラへ゛−スガイド7a、7bの下流側には円形
金型8が回転自在に配設されている。
また、円形金型8の近傍には箱形形状の電気炉9が配設
されており、その側部および底部には断熱部材10で囲
まれたヒータ11が設けられ、赤外から遠赤外の領域の
熱線を放射するようになっている。さらに、電気炉9の
上部には断熱材からなる蓋12が設けられており、M1
2を開放させて円形金型8を炉内の中央部に回転自在に
保持できるようになっている。
そして、動力伝達用補助ヘルドを製造する際には、ドラ
ム1に巻き込まれた400デニールのアラミド繊維から
なる補強芯材21を乾燥炉2に通過させて過剰の水分を
除去する。その後、補強芯材21に浸漬槽3に設けられ
ている二つのローラ4a、4bに8の字形に巻き付けて
樹脂液M中に浸漬させつつ、補強芯材21に樹脂液Mを
含浸させ、その両面にポリテトラフルオロエチレンと黒
鉛からなるフィラー23の混入された樹脂層22a、2
2bを形成する。
次に、樹脂層22a、22bの形成された補強芯材21
を浸漬槽3の上方に配設されている絞りダイス5a、5
bの間隔に通過させ、樹脂層22a、22bの厚さをコ
ントロールした後、セラミックガイド5a、6bおよび
トラバースガイド7a、7bの間隔に通過させ、その下
流側に配設されている円形金型8に所定の間隔で螺旋状
に巻き取る。
つづいて、樹脂層22a、22bの形成された補強芯材
21を巻き取った円形金型8を電気炉9中に回転自在に
支持し、ゆっくり回転れせながら樹脂層22a、22b
の乾燥を行って、補強芯材21の両面に形成されている
樹脂層22a、22bを硬化させた後、さらに、加熱を
行って硬化された樹脂層22a、22bのイミド転化を
実施する。
その後、円形金型8を電気炉9から取り出して冷却して
、樹脂層22a、22bが形成されたフィルム状基材を
取り出し、一定幅に輪切りにして第2図に示すような補
強芯材21の両面にフィラー23の混入された樹脂層2
2a、22bが形成された補助ベルト20を得た。
得られた補助ベルト20は、総厚さが180μmで、引
張り強度は約280kg/m2であった。
また、PV=50kg/cn−m/sの条件での摩耗試
験の結果5×10 サイクル後も問題はなかった。
また、得られた補助ベルト20を第3図に示すように無
段変速装置の主ベルトに設けて伝達用ベルト30とした
第3図において、30は伝達用ベルトであって、この伝
達用ベルト30は、無端環状の金属製の主ベルト31と
、その内側において重ねられた無端環状の補助ベル1−
20と、これらベル1−31.20に沿って連ねられた
金属ブロック32とから構成されている。また、金属ブ
ロック32は本体33と本体33の両端から立ち上がる
支柱34a、34bと、これら支柱34a、34bを連
結する連結ピン35を備え、その本体33と支柱34a
、34bとに囲まれた切欠部36に、上述の主ベルト3
1と補助ベルト20とが通されている。さらに、本体3
3の長手方向の両端面は傾斜面37a、37bとされて
おり、本体33の上端部が補助ベルト20を介して、主
ベルト31により押し圧されることにより、■プーリ3
8の円錐面38aに押し付けられるようになっている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る動力伝達用補助ベル
トの製造方法においては、芳香族ポリアミド繊維からな
る補強芯材を、ポリアミド系樹脂に耐摩耗性のフィラー
を分散せしめた樹脂液中に浸漬して樹脂層を形成した後
、その樹脂層を乾燥するようにしたから、高荷重下で耐
摩耗性の得られる補助ベルトを製造することができる効
果がある。
また、本発明の製造方法で得られた補助ベルトにおいて
は、摩擦係数が低下するため、スチール製無端ベルトと
組み合わせて動作させても、発熱を少なくすることがで
きる効果がある。
また、本発明の製造方法で得られる補助ベルトにおいて
は、ポリアミド系樹脂層にフィラーを分散せしめたから
、樹脂層の表面張力が低下し、均一な膜厚を得ることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力伝達用補助ベルトの製造方法
を説明する概略断面図である。 第2図は本発明の製造方法によって得られた動力伝達用
補助ベルトの斜視図である。 第3図は第2図の動力伝達用補助ベルトを無段変速装置
に使用した断面図である。 第4図は従来の動力伝達用補助ベルトを説明する斜視図
である。 ■・−・・−ドラム     3−・−・−・浸漬槽4
as 4b−−−・−ローラ   5a、 5b−−−
−絞りダイス8・−一一一・円形金型    9−−−
−・・電気炉11−−−−・ヒータ     M−・−
・樹脂液20・・・−補助ベルト  21−・−・補強
芯材22a 、22b −−−一樹脂層 23−一一一
−−フィラー第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリイミド系樹脂に耐摩耗性のフィラーが分散せしめら
    れた樹脂液中に、芳香族ポリアミド繊維からなる補強芯
    材を浸漬して樹脂層を形成せしめ、この樹脂層が形成さ
    れた補強芯材を絞りダイスに通過させて樹脂層の厚さを
    調整した後、この補強芯材を円形金型に巻き取り、さら
    に、この円形金型を乾燥炉に搬入して、補強芯材に形成
    された樹脂層を焼付・硬化せしめることを特徴とする動
    力伝達用補助ベルトの製造方法。
JP23072085A 1985-10-16 1985-10-16 動力伝達用補助ベルトの製造方法 Pending JPS6290226A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6830378B2 (en) 1999-09-07 2004-12-14 Thk Co., Ltd. Method of manufacturing rolling element string
CN104019127A (zh) * 2013-02-28 2014-09-03 日本轴承有限公司 滚动体收纳件

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