JPS6289016A

JPS6289016A - 固体撮像素子を有する内視鏡

Info

Publication number: JPS6289016A
Application number: JP60230418A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Yamaya; 山家　捷一
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1985-10-15
Filing date: 1985-10-15
Publication date: 1987-04-23
Anticipated expiration: 2009-10-19
Also published as: JPH0682170B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は生体腔内又は機械の内部等を観察するために
用いられる内視鏡に関するもので、特に撮像系に固体撮
像素子を用いた内視鏡に関するものである。

［従来の技術］内視鏡を生体腔内等に挿入して観察している最中に、術
者がその挿入状態を確認するために、または体腔内に注
入した造影剤の拡散状況を観察するため等に、体外から
Ｘ線を照射する場合がある。ところが゛重荷結合素子（
ＣＣＤ）などの固体撮像素子を用いた内視鏡の場合、固
体撮像素子がＸ線に感応するため、光学像が乱されて正
常な観察ができなくなってしまう。

そこで、従来は第３図に示すように先端構成部ａ内の固
体撮像素子すをＸ線じゃへい部材Ｃで囲んだり（特開昭
５９−１０３１（４３号公報）、または第４図に示すよ
うに先端構成部ａ全体をＸ線じゃへい部材ｄで囲むこと
によって（特開昭５８−４４０２９号公報）固体撮像素
子すにＸ線が照射されるのを防止していた。

［発明が解決しようとする問題点］上記の従来の内視鏡は、いずれも先端構成部に厚さ　０
．５ないし１ミリメートルのＸ線しヤへい部材を新たに
設けなければならないので、その分だけ先端構成部が確
実に太くなり、生体腔内等に挿入して使用される内視鏡
の性質上重大な欠点となっていた。

また、固体撮像素子をＸ線じゃへい部材で囲んだ第３図
のものは、照明用ライトガイドファイ八−や↑１１子［
ゴなどの先端構成部材が観察光軸から離れてしまうので
、観察及び処置等がしにくくなるという欠点があった。

本発明はこのような従来の欠点を解消し、先端構成部を
太くすることなく、固体撮像素子にＸ線が照射されるの
を防止し、しかも観察及び処置等が容易な、固体撮像素
子を有する内視鏡を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］例えば照明用ライトガイドファイバーおよび鉗子口その
他の先端構成部材は、先端構成部の設計上品々少なくと
も　０．３ないし０．５ミリメートルの間隔をとって配
設する必要があるが、この境界部分は従来はデッドスペ
ースと考えられ、有効に活用されていなかった。

本発明は、先端構成部材間の境界部分のこのようなスペ
ースを有効に活用して、上記の目的を達成せんとするも
のであり、本発明の固体撮像素子を有する内視鏡を実施
例に対応する第１図及び第２［Ｚにもとづいて説明する
と、先端構成部１内には固体撮像素子１４が設けられており
、その固体撮像素子１４周辺の先端構成部材６，９，１
１，１５，１８，２０．２１が各々ＸＶｊＬやへい材料
よりなる薄ｐＩ！２３　（３ａ　、　３ｂ・・・３ｊ）
で被覆されていることを特徴とする。

［作用］Ｘ線じゃへい材料よりなる薄膜層３（３ａ、３ｂ・・・
３Ｊ）は従来デッドスペースと考えられる等して有効活
用されていなかった部分に形成されているので、これら
薄膜層３（３ａ、３ｂ・・・３ｊ）を形成しない場合に
比べて先端構成部ｌの外径寸法はほとんど変わらない。

そして、先端構成部ｌに外方からｘ！ｌａが照射された
場合、そのＸ線は薄膜層３（３ａ、３ｂ・・・３Ｄで少
しずつ何回も吸収され、固体撮像素子１４にはほとんど
照射されず、観察像が乱されない。

［実施例］本発明の一実施例を第１図及び第２図にもとづいて説明
する。

第１図は本発明の固体撮像素子を有する内視鏡の先端構
成部１の側面断面図、第２図はそのＩＩ　−ＩＩ線切断
面図であり、先端部本体２は例えばステンレス鋼などの
金属材料により形成され、その外周面及び前後端面など
は例えば鉛、ビスマス、タングステン、白金、又は金な
どを含むＸ線しゃへい材料よりなる薄膜層′３ａでコー
ティングされている。

上記先端部本体２の外周には、後方から湾曲部４の節輪
５が嵌挿されて図示しないネジにより先端部本体２に連
結固定されており、その外周には金属細線よりなる網状
管６の端部がＸ線しゃへい材料である鉛を多く含んだハ
ンダ層３ｂにより先端部本体２の大半を覆うように固着
されている。

そしてさらにその外周には、電気絶縁性を有する可撓性
チューブよりなる湾曲部外皮７の端部がＸ線じゃへい材
料を含む接着剤の薄膜層３ｃにより接合され、先端部本
体２の前端面ば電気絶縁性を有する合成樹脂製の先端カ
バ−８がやはりＸ線じゃへい材料を含む接着剤の薄膜層
３ｄにより接合され、先端部本体２が外面に露出しない
ように構成されている。

９は対物光学系（１２，１７，１４）を組み込んだ対物
枠を示し、その対物枠９の先端部には上記先端カバー８
と表面を略一致させてカバーレンズ１０が装着され、そ
のカバーレンズ１０の後端部に密着して、Ｘ線し轡へい
材料よりなる薄膜層３ｅを被覆した絞り板１１が配設さ
れ、さらにそれにつづいて対物レンズ１２・・・がＸ線
しゃへい材料により形成された間隔環１３．１３により
所定の間隔をおいて配設されている。

そして、対物レンズ１２・・・の結像位置の対物枠９後
部内には例えば電荷結合素子（ＣＯＤ）よりなる固体撮
像素子１４の撮像面が配設されており、その固体撮像素
子１４の後端面には固体撮像素子１４に信号を入出力す
るコード１６・・・が、Ｘ線じゃへい材料よりなる薄膜
層３ｆをコーティングした案内管１５内を通って、後方
に向って配設されている。１７は対物レンズ１２・・・
と固体撮像素子１４との間に配設された赤外線カットフ
ィルタである。このようにして対物光学系（１２，１７
゜１４）を１組み込んだ対物枠９は、先端部本体２に軸
方向に穿設された通孔２ａ内にＸ線しゃへい材料を含む
接着剤の薄膜層３ｇにより接着固定されている。

１８は鉗子その他の処置具等を挿通するための鉗子チャ
ンネルであり、その鉗子チャンネルエ８は合成樹脂製の
可撓性チューブにより形成され。

その先端部分Ｌ８ａは先端部本体２に軸方向に穿設され
た通孔２ｂ内にＸ線しヤへい材料を含む接着剤の薄膜層
３ｈにより接着固定され、上記先端カバー８の先端面に
穿設された鉗子口１９に連通している。

２０は照明用ライトガイドファイバー、２１及び２２は
カバーレンズ１０表面に向って噴出させる空気及び水を
供給するための送気送水チューブであり、これらはいず
れも上記鉗子チャンネル１８と同様にして、Ｘ線じゃへ
い材料を含む接着剤の薄膜層３ｉ　、３ｊにより、先端
部本体２に軸方向に穿設された通孔内に各々接着固定さ
れている。

本実施例の固体撮像素子を有する内視鏡は上記のように
構成されており、Ｘ線じゃへい材料よりなる薄膜層３（
３ａ、３ｂ・・・３Ｊ）は従来有効に活用されていなか
った先端構成部材間の境界部分に形成されているので、
これら薄膜層３（３ａ、３ｂ・・・３Ｄを形成しない場
合に比べて先端構成部ｌの外径寸法はほとんど変わらな
い。

そして、先端構成部ｌの外方からＸ線が照射された場合
には、そのＸ線は薄膜層（３ａ、３ｂ・・・３Ｄで少し
ずつ何回も吸収され、固体撮像素子１４にはほとんど照
射されない。

［発明の効果］本発明の固体撮像素子を有する内視鏡によれば、従来デ
ッドスペースと考えられる等して有効に活用されなかっ
た先端構成部材間の境界部分に、Ｘ線しゃへい材料より
なるＲ膜層を形成したので、先端構成部の直径がほとん
ど太くならず、従って生体腔内等への挿入に適し、しか
も外方から照射されたｘ！！ａは各薄膜層で何回も吸収
されて、固体撮像素子にはほとんど照射されないので、
Ｘ線照射によって観察像が乱されない。

さらに、観察光軸と各構成部材との距離を長くとる必要
がないので、良好な観察及び処置性能が得られ、また製
造が容易であり現実的で極めて実用性が高い等の効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の側面断面図、第２図はその
ＩＩ　−ＩＩ線切断面図、第３図及び第４図は各々従来
例の側面断面図である。１・・・先端構成部　　２・・・先端部本体３（３ａ、
３ｂ・・・３ｋ）・・・薄膜層　　６・・・網状管９・
・・対物枠　１１・・・絞り　１４・・・固体撮像素子
１５・・・案内管　　１８・・・鉗子チャンネル２０・
・・照明用ライトガイドファイバー２１．２２・・・送
気、送水チューブ特許出願人　旭光学工業株式会社代　理　人　弁理士　三井和彦

Claims

【特許請求の範囲】

先端構成部内に固体撮像素子を有する内視鏡において、
上記固体撮像素子周辺の先端構成部材を各々Ｘ線しゃへ
い材料よりなる薄膜層で被覆したことを特徴とする固体
撮像素子を有する内視鏡。