JPS6288952A - 酵素電極 - Google Patents

酵素電極

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Publication number
JPS6288952A
JPS6288952A JP60230425A JP23042585A JPS6288952A JP S6288952 A JPS6288952 A JP S6288952A JP 60230425 A JP60230425 A JP 60230425A JP 23042585 A JP23042585 A JP 23042585A JP S6288952 A JPS6288952 A JP S6288952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
electrode
polyallylamine
cholesterol
membrane
Prior art date
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Pending
Application number
JP60230425A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kobayashi
義昭 小林
Haruyuki Date
伊達 晴行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、コレステロール等の基質検出用の電極とし
て用いられる酵素電極に関する。
〔背景技術〕
酵素を白金電極に固定する方法として、シラン処理した
白金電極に、アルブミンおよび架橋剤としてのグルタル
アルデヒドを含む希薄な酵素溶液を塗布し、電極表面上
で製膜を行うとともに、酵素を共存結合的に固定化して
酵素固定化膜を形成する方法がある。ここで、アルブミ
ンは、酵素固定化膜のマトリックス成分となるものであ
って、希薄な酵素溶液とグルタルアルデヒドだけでは、
架橋反応により得られる酵素固定化膜の強度が弱いので
、膜強度を高めるために使用される。一般によく行われ
ているグルコースオキシダーゼの固定化法では、酵素1
重量%、アルブミン5重量%およびグルタルアルデヒド
0.3重量%の組成の溶液を用いて行われる。このよう
に、アルブミンは高濃度で用いられる。これは、アルブ
ミンの使用量が少ないと膜ができにくいからである。こ
の固定化法は、グルコースオキシダーゼの固定のほか、
コリンオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ等の
固定に適用できるが、コレステロールオキシダーゼの固
定には適用できない。この固定化法により設けられた°
コレステロールオキシダーゼの固定化膜を備えた酵素電
極(コレステロールオキシダーゼ固定化電極)では、普
通、コレステロールを測定することができないからであ
る。この理由は、前記のような固定化法の製膜条件では
、膜厚が厚く、そのうえ、孔径の非常に小さい固定化膜
ができるので、コレステロールのように大きな分子量の
ものが酵素固定化膜を通過できないためと考えられる。
そのため、コレステロールオキシダーゼは、酵素固定化
膜を形成する固定化法を用いて酵素電極をつくるのでは
なく、シリカゲル等の担体に固定する固定化法を用いて
固定化酵素をつくり、この固定化酵素をカラムに充填し
たものを測定系に組み込むようにして用いられている。
しかしながら、このような測定系を備えた測定装置は、
固定化酵素を充填したカラムに測定対象物を通さなけれ
ばならないので、酵素電極を備えた測定装置に比べ、高
圧のポンプが必要になるといった不都合が多いという問
題があり、応答性も悪いという問題がある。
そこで、コレステロールを感度よく検出するためには、
やはり、コレステロールオキシダーゼを膜に固定して酵
素電極として用いるのがよいことが解り、前述のごとき
不都合を生じることなく膜化できるマトリックス成分が
求められた。
ところで、コレステロール検出用以外の酵素電極におい
ても、感度が低いという問題の生じることがあった。こ
れは、酵素固定化膜を設けるとき、アルブミンを多く用
いると架橋剤も多(用いる必要が生じ、そのため、架橋
剤を多く用いると、酵素の失活が多(なってしまうから
である。
そのため、コレステロール検出用以外の酵素電極検出法
であっても、感度の高い酵素固定化膜の得られることが
求められ、マトリックス成分の改善が望まれていた。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、マトリックス成分の改善によりコレステロール等
の基質を感度よ(検出することを可能とさせた酵素電極
を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、この発明は、導電性
材料からなる電極本体に酵素固定化膜が設けられている
酵素電極であって、前記酵素固定化膜のマトリックス成
分の少なくとも一部がポリアリルアミンからなることを
特徴とする酵素電極をその要旨としている。以下に、こ
の発明の詳細な説明する。
ここで、導電性材料からなる電極本体としては、たとえ
ば、白金板(白金電極)が用いられる。
酵素固定化膜のマトリックス成分としては、ポリアリル
アミンが用いられる。ポリアリルアミンは、アミノ基を
多数含む水溶性高分子であって、製膜性がよい。ポリア
リルアミンは、ポリアリルアミン塩酸塩等の塩の形で用
いるとよい。
この発明にかかる酵素電極は、コレステロールオキシダ
ーゼ等の酵素、ポリアリルアミンおよび架橋剤を含む溶
液(酵素固定化溶液)を電極本体に所定量塗布し、架橋
反応を行わせて、電極表面上で製膜を行うとともに酵素
を固定化してつくることができる。
このようにして得られるこの発明にかかる酵素電極は、
酵素としてコレステロールオキシダーゼを用いた場合、
マトリックス成分としてポリアリルアミンが用いられて
いるので、酵素固定化膜の厚みを薄くシたり孔径を大き
くすることができるといった理由で、コレステロールを
18度よく検出することが可能になる。また、コレステ
ロールを担体に固定した固定化酵素が充填されたカラム
を備えた測定装置の応答性が、普通、1〜2分であるの
に対し、応答性が、普通、20〜30秒と非常にはやい
。さらに、コレステロールオキシダーゼ以外の酵素を用
いた場合であっても、マトリックス成分としてポリアリ
ルアミンを用いるようにすれば、架橋剤の使用量を減ら
して酵素の失活を減らすことができ、基質を感度よく検
出することが可能になる。そのうえ、この発明にかかる
酵素電極は、1000回以上の連続測定も可能であるな
お、マトリックス成分としては、ポリアリルアミンにア
ルブミンその他のマ]・リソクス成分を併用するように
してもよい。他のマトリックス成分を併用することによ
って却って検出感度の上昇することがあるからである。
つぎに、実施例を説明する。
酵素としてのコレステロールオキシダーゼ、マトリック
ス成分としてのポリアリルアミンとアルブミンおよび架
橋剤としてのグルタルアルデヒドが、第1表に示されて
いる割合で配合された酵素固定化溶液を調製し、この溶
液を白金電極表面上に所定量塗布したのち、架橋反応を
行わせて実施例1〜6の酵素電極を作製した。ただし、
ポリアリルアミンは塩酸塩として用いた。また、実施例
1〜5は、分子量1万のポリアリルアミン塩酸塩を使用
し、実施例6は分子量5万のポリアリルアミン塩酸塩を
使用することとした。
実施例1〜6の酵素電極をフローシステムに導入し、電
圧0.7V(対Ag/AgCl電極)、流速3ml/分
、サンプル量を10m1として、濃度100mg/dl
のコレステロール溶液を測定した。検出感度(測定感度
)を第1表に示す。
第1表より、実施例1〜6の酵素電極は、いずれも感度
よくコレステロールを検出することができたことがわか
る。また、実施例4,6のものは、ポリアリルアミンと
少量のアルブミンを併用したので他のものに比べて検出
感度が高くなっており、検出感度がアルブミンの影響を
受けることがわかる。さらに、原材料の使用割合が同じ
実施例4と6とを比べると、分子量の少ないポリアリル
アミンを用いた実施例4の方が実施例6よりも検出感度
が高くなっており、検出感度はポリアリルアミンの分子
量の影響を受けることがわかる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる酵素電極は、導電性材料からなる電極
本体に酵素固定化膜が設けられている酵素電極であって
、前記酵素固定化膜のマトリックス成分の少なくとも一
部がポリアリルアミンからなるので、コレステロール等
の基質を感度よく検出することができる。
代理人 弁理士  松 本 武 彦 考穐ザ酵甫正書く自発 昭和61年 1月17日 特許庁長官 殿                  
 ・、 j゛\1、事件の表示 昭和60年特許願第230425号 3、補正をする者 羽生との侃系    特許出願人 住   所     大阪府門真市大字門真1048番
地名 称(583)松下電工株式会社 代表者  ((J1m役藤 井 貞 夫4、代理人 6パ 7、 ぐ4つ 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第7頁第17行にrlOmlJとあるを、
「10μm」と訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性材料からなる電極本体に酵素固定化膜が設
    けられている酵素電極であって、前記酵素固定化膜のマ
    トリックス成分の少なくとも一部がポリアリルアミンか
    らなることを特徴とする酵素電極。
  2. (2)酵素がコレステロールオキシダーゼである特許請
    求の範囲第1項記載の酵素電極。
JP60230425A 1985-10-15 1985-10-15 酵素電極 Pending JPS6288952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60230425A JPS6288952A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 酵素電極

Applications Claiming Priority (1)

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JP60230425A JPS6288952A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 酵素電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6288952A true JPS6288952A (ja) 1987-04-23

Family

ID=16907691

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60230425A Pending JPS6288952A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 酵素電極

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JP (1) JPS6288952A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04173841A (ja) * 1990-11-05 1992-06-22 Nec Corp 機能性基を有する高分子膜の部分的形成方法
US6117289A (en) * 1996-12-20 2000-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cholesterol sensor and method for producing the same
WO2004059310A1 (en) * 2002-12-31 2004-07-15 Council Of Scientific And Industrial Research Electrode a enzyme pour cholesterol
US7267837B2 (en) 2003-01-16 2007-09-11 Arun Kumar Enzyme electrode and process for preparation thereof

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