JPS6288514A

JPS6288514A - 放電加工用電極送り制御装置

Info

Publication number: JPS6288514A
Application number: JP22600985A
Authority: JP
Inventors: Haruki Obara; 小原　治樹
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1985-10-12
Filing date: 1985-10-12
Publication date: 1987-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、放電加工用電極送り制御装置の改良に関する
。１＃に、異常状態の発生とともに遅滞なく電極の後退
制御がなされるようにする放電加工用電極送り制御装置
の改良に関する。

〔従来の技術〕

放電加工中に、電極と被加工体との間がアークで繋がり
、間欠的放電が持続しなくなる異常状態が発生すること
がある。このような異常状態においては、放電加工がな
されないばかりでなく、この異常状態が継続すると被加
工体を損傷することになるので、放電加工期間中、常時
放電状態をモニターしておき、この異常状態の発生を検
出したら、ただちに、電極を後退させて異常状態を解除
する必要がある。

そのため、従来技術に係る放電加工用電極送り制御装置
は、第２図に示すように、放電間隙電圧を積分（整流）
するとともにこれを基−電圧と比較し、その偏差電圧を
電圧・周波数変換し、この周波数にもとづいて電極送り
をなしていた０図において、ｌは電極であり、２は被加
工体であり。

１２は放電間隙電圧検出手段であり、３は積分機能を有
する差動増幅器であり、放電間隙電圧を積分するととも
に基準電圧Ａと比較して偏差電圧を出力する。４は電圧
・周波数変換器であり、偏差電圧に比例した周波数の信
号を出力し、この周波数に応答して、サーボ系５が動作
し、電極送り電動機６が制御される。

この従来技術に係る放電加工用電極送り制御装置は、異
常状態特にアーク状態における電圧が正常状態における
電圧より低いことを利用して、放電間隙電圧の平均値ま
たは印加電圧パルス幅のみの平均電圧と基準電圧との偏
差をもって電極送りの原始指令としたものである。アー
ク状態等異常状態が発生すれば、差動増幅器３の出力は
反転して電極を後退させうるからである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記せるように、従来技術に係る放電加工用電極送り制
御装置は、異常状態特にアーク状態における電圧が正常
状態における電圧より低いことを利用しているが１本発
明の発明者等の経験によれば、異常状態における放電間
隙電圧は必ずしも低くならず、異常状態が発生しても、
上記せる従来技術に係る放電加工用電極送り制御装置が
、意図するように、電極を後退させない場合がある。要
するに、上記せる従来技術に係る放電加工用電極送り制
ｍ装置をもっては、異常状態に対する保護が不十分であ
り、信頼性が不十分である。

本発明の目的は、このような経験にもとづくものであり
、より信頼性の高い放電加工用電極送り制′４：Ｂ装置
を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明が採った手段は、（イ）放電間隙電圧を検出し、（ロ）この放電間隙電圧に含まれる高周波成分のみを取
り出し、（ハ）この高周波成分を整流（積分）増幅の上。

上記の放電間隙電圧に重！！（加算、）シて修正放電間
隙電圧を発生させ。

（ニ）この修正放電間隙電圧を基準電圧と比較して、偏
差信号を検出し、（ホ）この偏差信号を電極送りの原始指令としたもので
ある。

〔作用〕

本発明は、（イ）正常状態においては、第３図に示すように、高周
波成分を含むが、異常状態においては、第４Ｖ４に示す
ように、この高周波成分が含まれないことに着目して、
この高周波成分の存在をもって正常・異常の判定根拠と
することとし。

（ロ）一方、この性質を電極送り制御装置に利用する場
合、送り制御としては、放電間隙電圧が立上ってから放
電が開始するまでの高電圧期間を所望の値にするように
制御することが、加工能率・電極消耗上望ましいことを
考慮に入れねばならない点を考慮に入れて。

（ハ）第４図に示す正常状態の放電間隙電圧の高周波成
分のみを増幅して、正常状態と異常状態との相違を明瞭
にし、放電加工用電極送り制御装置の信頼性を向上した
ものであ、る。

〔実施例〕

以下１図面を参照しつ一１本発明に係る放電加工用電極
送り制御装置についてさらに説明する。

第１図参照図において、ｌは電極であり、２は被加工体であり、１
２は放電間隙電圧検出手段である。９１は高周波成分ピ
ックアップ回路であり、８２は余波整流器であり、８３
は平滑回路であり、８４は差動増幅器であり、これらを
もって高周波成分整流−増幅手段８を構成する。この高
周波成分整流・増幅手段８は、放電間隙電圧に含まれる
高周波成分のみを検出して、整流・増幅する機能を有す
る。差動増幅器９は、高周波成分整流・増幅手段８の出
力を放電間隙電圧に重るして修正放電間隙電圧を発生す
る修正放電間隙電圧発生手段９１としての機能と、これ
を基準電圧Ａと比較してその偏差を検出する手段３２と
しての機能を併有する。４は電圧・周波数変換器であり
、偏差電圧に比例した周波数の信号を出力し、この周波
数に応答して、サーボ系５が動作し、電極送り電動機６
が制御される。

〔発明の効果〕

以上説明せるとおり、本発明に係る放電加工用電極送り
制御装置は、放電間隙電圧を検出する放電間隙電圧検出
手段と、この放電間隙電圧に含まれる高周波成分を検出
して、この高周波成分を整流の主増幅する高周波成分整
流・増幅手段と、この整流・増幅された高周波成分を前
記の放電間隙電圧に重畳して修正放電間隙電圧を発生す
る修正放電間隙電圧発生手段と、この修正放電間隙電圧
を基準電圧と比較してその偏差を検出する手段と、この
偏差に応答して電極を送る電極送り手段とをもって構成
されているので、正常状態に特有の高周波成分のみが強
調されており、この高周波成分が欠落する異常状態との
相違が極めて明瞭になり、しかも、放電間隙電圧が立上
ってから放電が開始するまでの高電圧期間を所望の値に
するように制御することも容易であり、より信頼性のす
ぐれた放電加工用電極送り制御装置として機能すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る放電加工用電極送り
制御装置のブロック図である。第２図は、従来技術に係る放電加工用電極送り制御装置
のブロック図である。第３図は５正常状態の放電間隙電圧の波形図である。第４図は、異常状態の放電間隙電圧の波形図である。ｌ・・・電極、　２・・・被加工体、　３・・・差動増
幅器、　１２・・・放電間隙電圧検出手段、４・Φ・電
圧・周波数変換器、　　５・・・サーボ系、　　６・・
・電極送り電動機、　８・　Φ　・高周波成分整流・増
幅手段、　９１・・・高周波成分ピックアップ回路、　
８２・・・全波整流器。８３・・拳平滑回路、　８４・・・作動増幅器、９・・
・作動増幅器、　９１−−−修正放電間隙電圧を発生す
る修正放電間隙電圧発生手段、　９２・・・偏差を検出
する手段、　Ａ・　・　・基準電圧。

Claims

【特許請求の範囲】放電間隙電圧を検出する放電間隙電圧検出手段（１２）
と、該放電間隙電圧に含まれる高周波成分を検出して、該高
周波成分を整流の上増幅する高周波成分整流・増幅手段
（８）と、該整流・増幅された高周波成分を前記放電間隙電圧に重
畳して修正放電間隙電圧を発生する修正放電間隙電圧発
生手段（９１）と、該修正放電間隙電圧を基準電圧と比較してその偏差を検
出する手段（９２）と、該偏差に応答して電極を送る電極送り手段とを有する放
電加工用電極送り制御装置。