JPS6286807A - 強磁性光透過膜及びその製造方法 - Google Patents
強磁性光透過膜及びその製造方法Info
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- JPS6286807A JPS6286807A JP22683185A JP22683185A JPS6286807A JP S6286807 A JPS6286807 A JP S6286807A JP 22683185 A JP22683185 A JP 22683185A JP 22683185 A JP22683185 A JP 22683185A JP S6286807 A JPS6286807 A JP S6286807A
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- halogen
- film
- compound
- light
- ferromagnetic
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、磁気光学材料の薄膜、特に強磁性光透過膜と
その製造方法に関するものである。
その製造方法に関するものである。
従来の技術
透光性を有する磁性体すなわち磁気光学材料としてはハ
ロゲン化合物系でFeF:+、CrX3(XはCI、B
r、I)、 RbN1F3、六方チタン酸バリウム型フッ化物などが
あり、酸化物系では磁性ガーネット(R31”e s
012 、RはYあるいは希土類元素)系、希土類オル
ソフェライト(RFe 03 )系が代表的である。そ
の他にもカルコゲナイドスピネル(Eu Se 、Eu
S、Eu O)、Fe BO:1などがある。
ロゲン化合物系でFeF:+、CrX3(XはCI、B
r、I)、 RbN1F3、六方チタン酸バリウム型フッ化物などが
あり、酸化物系では磁性ガーネット(R31”e s
012 、RはYあるいは希土類元素)系、希土類オル
ソフェライト(RFe 03 )系が代表的である。そ
の他にもカルコゲナイドスピネル(Eu Se 、Eu
S、Eu O)、Fe BO:1などがある。
ファラデー効果を応用する場合は、吸収が小さくファラ
デー回転が比較的大きな材料が望ましいが、上記材料の
中ではキューリ一点が低く実用的でないとか、性能指数
[光の強度が1デシベル減少する間に回転する角度(r
Jag/dB)]が低いなどのものがあり、現在使われ
ている材料は希土類ガーネット系が主流である。
デー回転が比較的大きな材料が望ましいが、上記材料の
中ではキューリ一点が低く実用的でないとか、性能指数
[光の強度が1デシベル減少する間に回転する角度(r
Jag/dB)]が低いなどのものがあり、現在使われ
ている材料は希土類ガーネット系が主流である。
磁性ガーネットは主に引上法(チョクラルスキー法)で
単結晶が作製されており実用に供している。
単結晶が作製されており実用に供している。
ハロゲン元素を含有する材料の中でファラデー効果につ
いてはl”eF:+が古くから研究されている材料であ
るが、Tc −394°にで0.01MBの寄生強磁性
体であり、磁性が低いことと複屈折が大きく、これまで
実用には供されなかった。
いてはl”eF:+が古くから研究されている材料であ
るが、Tc −394°にで0.01MBの寄生強磁性
体であり、磁性が低いことと複屈折が大きく、これまで
実用には供されなかった。
しかし、これらハロゲン元素を含有する材料は、主に結
晶引上法とか、フラックス内で結晶成長させるフラック
ス法などで、容易に単結晶を作り得る。
晶引上法とか、フラックス内で結晶成長させるフラック
ス法などで、容易に単結晶を作り得る。
上記の各化合物の結晶構造及び電子状態は次のようにな
る。化学式R3Fe50+zの場合、Fe3+が2:3
の割合で酸素八面体の中心位置と酸素四面体の中心位置
を占め、それら2種類のFe3+の磁気モーメントが、
反強磁性的に結合することによって、フェリ磁性を生じ
ている。また希土類元素は酸素十二面体の中心位置を占
め、その磁気モーメントはFe3+のモーメントと弱く
結合している。
る。化学式R3Fe50+zの場合、Fe3+が2:3
の割合で酸素八面体の中心位置と酸素四面体の中心位置
を占め、それら2種類のFe3+の磁気モーメントが、
反強磁性的に結合することによって、フェリ磁性を生じ
ている。また希土類元素は酸素十二面体の中心位置を占
め、その磁気モーメントはFe3+のモーメントと弱く
結合している。
次にハロゲン元素の中でも2価の金ff1Mイオンと結
合している場合(MF2)は、正六面体の単位胞のかど
と中心部に金属イオンM2+があり、それをF−がひず
んだ正四面体をなして取り囲んでいる。このものは、こ
の金属イオンの中で、中心とハロゲン元素をはさんだか
どのイオンとの超交換相互作用が最も強く作用し、この
ため反強磁性的である。Mが3価の場合は、ペロブスカ
イト型構造に近く、大部分が三方晶系へ少しひずんだも
のである。この磁性イオンはハロゲン元素をはさんだ最
近接イオン間の超交換相互作用が圧倒的に大きく、反強
磁性的である。
合している場合(MF2)は、正六面体の単位胞のかど
と中心部に金属イオンM2+があり、それをF−がひず
んだ正四面体をなして取り囲んでいる。このものは、こ
の金属イオンの中で、中心とハロゲン元素をはさんだか
どのイオンとの超交換相互作用が最も強く作用し、この
ため反強磁性的である。Mが3価の場合は、ペロブスカ
イト型構造に近く、大部分が三方晶系へ少しひずんだも
のである。この磁性イオンはハロゲン元素をはさんだ最
近接イオン間の超交換相互作用が圧倒的に大きく、反強
磁性的である。
次にこれらの化合物の化学結合状態をFeイオンを例に
して説明する。物質の化学結合状態の状態分析はX線マ
イクロアナライザーによって可能になっている。一般に
X線発光スペクトルは、外部からのエネルギーによって
原子内電子の軌道間遷移が起こり、その際の軌道エネル
ギーの差に相応して出てくるものである。原子の化学結
合状態によって、電子の軌道エネルギーに影響を受ける
結果、X線スペクトルもまたその影響を受けて変化する
。FeイオンがOイオン及びFイオンと化学結合すると
、Lα及びしβ線ピーク位置は鉄のピーク位置に比較し
て、化学シフトを起こす。また、そのイオン化度はLα
、Lβのピーク強度の比から押し測れる。
して説明する。物質の化学結合状態の状態分析はX線マ
イクロアナライザーによって可能になっている。一般に
X線発光スペクトルは、外部からのエネルギーによって
原子内電子の軌道間遷移が起こり、その際の軌道エネル
ギーの差に相応して出てくるものである。原子の化学結
合状態によって、電子の軌道エネルギーに影響を受ける
結果、X線スペクトルもまたその影響を受けて変化する
。FeイオンがOイオン及びFイオンと化学結合すると
、Lα及びしβ線ピーク位置は鉄のピーク位置に比較し
て、化学シフトを起こす。また、そのイオン化度はLα
、Lβのピーク強度の比から押し測れる。
通常原子が結合して分子を構成する場合、個々の内殻軌
道は化学シフトし、価電子帯軌道は相互に作用し合い、
軌道の分離が生じ分子軌道を構成する。これらの分子軌
道はそれぞれ個々の内殻軌道の性質の一部を持つと考え
られる。Lα、LβスペクトルはFeの場合M殻(3d
軌道)N殻(48軌道)からL殻(2P軌道)へと中の
軌道への遷移として観測され、それらの軌道の情報を得
ることができる。通常イオン結合は最外殻電子が関与し
、イオン化が高くなるほど内殻に移行し、イオン半径が
小さくなる。ここで、第1にFOとl:e F2 、F
e F3のX線スペクトルのプロファイルを示す。この
ようにFeイオンはF−イオンと結合することによりL
α、Lβのピーク・シフト、Lβ、Lαのピーク高さ比
、Lβ/Lαの変化を生じる。
道は化学シフトし、価電子帯軌道は相互に作用し合い、
軌道の分離が生じ分子軌道を構成する。これらの分子軌
道はそれぞれ個々の内殻軌道の性質の一部を持つと考え
られる。Lα、LβスペクトルはFeの場合M殻(3d
軌道)N殻(48軌道)からL殻(2P軌道)へと中の
軌道への遷移として観測され、それらの軌道の情報を得
ることができる。通常イオン結合は最外殻電子が関与し
、イオン化が高くなるほど内殻に移行し、イオン半径が
小さくなる。ここで、第1にFOとl:e F2 、F
e F3のX線スペクトルのプロファイルを示す。この
ようにFeイオンはF−イオンと結合することによりL
α、Lβのピーク・シフト、Lβ、Lαのピーク高さ比
、Lβ/Lαの変化を生じる。
このことはFe F2 、Fe F3共Lαのピーク・
シフトつまり3d軌道までF−イオンにより影響を受け
ており、そのためFeの磁気モーメントに影響を及ぼし
これら化合物は反強磁性、及び寄生強磁性になっている
。以上の点は酸素イオンと結合した場合にも同様のこと
が説明でき、この場合もLα、Lβのピーク・シフト、
及びLβ/Lαの変化を伴うことが解っている。
シフトつまり3d軌道までF−イオンにより影響を受け
ており、そのためFeの磁気モーメントに影響を及ぼし
これら化合物は反強磁性、及び寄生強磁性になっている
。以上の点は酸素イオンと結合した場合にも同様のこと
が説明でき、この場合もLα、Lβのピーク・シフト、
及びLβ/Lαの変化を伴うことが解っている。
発明が解決しようとする問題点
ハロゲン元素はすべて金属と反応し、また多くの非金属
とも反応する。中でもFは最も反応性に冨み、反応性は
原子番号が増加するにつれて減少する。このF元素の大
きな反応性はF−F結合のエネルギーが低いこと、酸化
力がきわめて強いこと及び電気隙性度が高いことによる
。
とも反応する。中でもFは最も反応性に冨み、反応性は
原子番号が増加するにつれて減少する。このF元素の大
きな反応性はF−F結合のエネルギーが低いこと、酸化
力がきわめて強いこと及び電気隙性度が高いことによる
。
この反応性の為、これまでハロゲンガスそのものは金属
内に含有量を変化して含まれることはなく、主にドライ
エツチング技術の反応性ガスとか、化学蒸着法のキャリ
ヤーガスとして使用されるだけであった。
内に含有量を変化して含まれることはなく、主にドライ
エツチング技術の反応性ガスとか、化学蒸着法のキャリ
ヤーガスとして使用されるだけであった。
ハロゲンは金属と結合した場合に、上述のように透光性
を有する結晶の薄膜を作製できるが、その化合物はフロ
ライドの場合、MF2、MF:l 、AMF3 、A2
MF4などでありいずれも、反強磁性体が主であり、
実用に供する磁気光学材料はほとんど無い。そこで光透
過する性質と強磁性の性質を併せ持つハロゲン化合物系
材料の開発が待たれていた。
を有する結晶の薄膜を作製できるが、その化合物はフロ
ライドの場合、MF2、MF:l 、AMF3 、A2
MF4などでありいずれも、反強磁性体が主であり、
実用に供する磁気光学材料はほとんど無い。そこで光透
過する性質と強磁性の性質を併せ持つハロゲン化合物系
材料の開発が待たれていた。
本発明の目的とするところは、ハロゲンとの結合によっ
ても、そのX線スペクトルにおいてピーク・シフトを生
じない、磁気光学効果が優れたハロゲン含有強磁性光透
過膜とその製造方法を提供することにある。
ても、そのX線スペクトルにおいてピーク・シフトを生
じない、磁気光学効果が優れたハロゲン含有強磁性光透
過膜とその製造方法を提供することにある。
問題点を 決するための手段
本発明(1)は、ハロゲン含有強磁性光透過膜であり、
前記目的を達成するため、下記の式Iで示される成分組
成の化合物より成っている。
前記目的を達成するため、下記の式Iで示される成分組
成の化合物より成っている。
J x L V Q (100−x−y ) ・= ・
” I式I中、JはF、CI、Brlの1種又は2種以
上の組合せを、しはB、C,AI 、Si、P、As
、Sb 、8i 、Ss 、Te 、Ti 、V、Cr
1Mn 、Ni 、Ga 1Ge 、Zr 、Nb
。
” I式I中、JはF、CI、Brlの1種又は2種以
上の組合せを、しはB、C,AI 、Si、P、As
、Sb 、8i 、Ss 、Te 、Ti 、V、Cr
1Mn 、Ni 、Ga 1Ge 、Zr 、Nb
。
Moの1種又は2種以上の組合せを、QはFe、COの
1種又は2種の組合せをそれぞれ表わし、Xは5〜80
であり、■は次式IIを満たす値である。
1種又は2種の組合せをそれぞれ表わし、Xは5〜80
であり、■は次式IIを満たす値である。
5≦x+y≦80……IIまた、
本発明+2]は、前記ハロゲン含有強磁性光透過膜の製
造方法であり、前記目的を達成するため、下記のとおり
の構成としている。
造方法であり、前記目的を達成するため、下記のとおり
の構成としている。
すなわち、各種薄膜製造装置内で、反応性ガスとして、
ハロゲンガス及びその化合物ガスを、該ハロゲン化合物
を分解することによって発生させ、これら発生ガスを、
金属プラズマと反゛応させて、生成化合物を基板上に薄
膜として析出させるものである。
ハロゲンガス及びその化合物ガスを、該ハロゲン化合物
を分解することによって発生させ、これら発生ガスを、
金属プラズマと反゛応させて、生成化合物を基板上に薄
膜として析出させるものである。
以下、本発明(1)、(2)について詳しく説明する。
本発明(1)のハロゲン含有強磁性光透膜は、その結晶
構造が非晶質、結晶質、準安定相と各種あり、又その原
子間の結合が原子の最外殻軌道のみで行なわれ、磁性に
影響を及ぼす3d軌道にあまり影響せず、このため強磁
性であり、かつ透光性を有する。
構造が非晶質、結晶質、準安定相と各種あり、又その原
子間の結合が原子の最外殻軌道のみで行なわれ、磁性に
影響を及ぼす3d軌道にあまり影響せず、このため強磁
性であり、かつ透光性を有する。
この強磁性光透過膜は、磁気光学のファラデー効果を利
用した光変調素子として、光通信用スイッチ、光アイソ
レータ−、サーキュレータ−などの光集積回路に応用可
能である。更に、カー効果を利用した光磁気ディスクメ
モリにおいて、カー効果とファラデー効果を組合せた多
層膜構造によりカー回転角を増大させることができるな
ど、その用途にはこれからの光技術にはなくてはならな
いものがある。
用した光変調素子として、光通信用スイッチ、光アイソ
レータ−、サーキュレータ−などの光集積回路に応用可
能である。更に、カー効果を利用した光磁気ディスクメ
モリにおいて、カー効果とファラデー効果を組合せた多
層膜構造によりカー回転角を増大させることができるな
ど、その用途にはこれからの光技術にはなくてはならな
いものがある。
本発明(1)の強磁性光透過膜の特性としては、次の4
つがあげられる。7Oライドを例として説明する。
つがあげられる。7Oライドを例として説明する。
1) F元素は良好な絶縁体であり、F含有量が増加す
ると電気抵抗率は直線的に上昇する。
ると電気抵抗率は直線的に上昇する。
2) F元素をSat%以上含有することにより透光性
が生じ、含有量が増加するほど透光性が良くなる。
が生じ、含有量が増加するほど透光性が良くなる。
3)反面、反磁性元素Fが増加して、強磁性元素1”e
が減少するのでファラデー回転係数が低下する。しかし
、ファラデー回転係数はFe 1Fe F3に比較して
大きな値を示す。
が減少するのでファラデー回転係数が低下する。しかし
、ファラデー回転係数はFe 1Fe F3に比較して
大きな値を示す。
4) F元素を入団に含有しても、X$1発光スぺクト
ルのLαLβ線の化学シフトを生じない。
ルのLαLβ線の化学シフトを生じない。
更に詳しく説明すると、第1に、ガス元素は一般に良好
な絶縁体であり、ハロゲン元素もその例である。一方、
Fe 、Goの強磁性元素は金属結合をしており良好な
電気伝導体である。
な絶縁体であり、ハロゲン元素もその例である。一方、
Fe 、Goの強磁性元素は金属結合をしており良好な
電気伝導体である。
これらが結合すると第2図に示すように、l”e元素が
減少し、F元素が増加するほど、電気抵抗率ρは上昇す
る。
減少し、F元素が増加するほど、電気抵抗率ρは上昇す
る。
第2に、透光性は同一膜厚の場合F元素が5at%以上
含有すると出現する。モしてF元素が増加するほど透過
率は改善されるが、F元素含有量の上限はFe4+に結
合する原子数である80a t%とした。伯の元素が含
有されても、この傾向は変らない。
含有すると出現する。モしてF元素が増加するほど透過
率は改善されるが、F元素含有量の上限はFe4+に結
合する原子数である80a t%とした。伯の元素が含
有されても、この傾向は変らない。
第3に、本発明の膜の磁気特性は反磁性元素Fの含有量
が増加するほど第3図に示すように、飽和磁化MSが低
下し、FeとFeF:+のMSを結んだ線上にある。ま
たこれら透光層のファラデー回転角θFの磁場依存性は
第4図に示すように、MSが高いほど回転角θFが一定
に飽和すると−きの磁場が大ぎい。更に、ファラデー回
転係数F′は第5図に示すように強磁性元素Feが減少
するほど低下するが、FeとFeF3の値に比較して、
非常に大きい。これは以下に述べる化学結合状態から由
来するものであると考える。
が増加するほど第3図に示すように、飽和磁化MSが低
下し、FeとFeF:+のMSを結んだ線上にある。ま
たこれら透光層のファラデー回転角θFの磁場依存性は
第4図に示すように、MSが高いほど回転角θFが一定
に飽和すると−きの磁場が大ぎい。更に、ファラデー回
転係数F′は第5図に示すように強磁性元素Feが減少
するほど低下するが、FeとFeF3の値に比較して、
非常に大きい。これは以下に述べる化学結合状態から由
来するものであると考える。
第4に本発明による強磁性光透過膜中のFeのX線発光
スペクトルLa、Laのプロファイルを第1図に示した
。また、第6図にはLa、Laのピーク・シフト、La
、[βのピーク高さの比(強度比)、とLβ/Lαの変
化をFe11”e F2 、Fe F3に比較して示す
。
スペクトルLa、Laのプロファイルを第1図に示した
。また、第6図にはLa、Laのピーク・シフト、La
、[βのピーク高さの比(強度比)、とLβ/Lαの変
化をFe11”e F2 、Fe F3に比較して示す
。
第1図及び第6図から明らかなように本発明の強磁性光
透過膜は、l”eと同じLa、Laのピーク位置を示し
、Lβ/Lαの高さ比はF元素を含有するほど増加して
いる。つまり1”e F2 、l”e F:lのように
はLa、Laのピーク・シフトを生じていないことが分
る。このことは、FeとFの化学結合が最外殻軌道4S
のみの結合になっており、内殻軌道である3d軌道には
影響していないことを意味している。そのため、本発明
の磁性光透過膜は強磁性的である。
透過膜は、l”eと同じLa、Laのピーク位置を示し
、Lβ/Lαの高さ比はF元素を含有するほど増加して
いる。つまり1”e F2 、l”e F:lのように
はLa、Laのピーク・シフトを生じていないことが分
る。このことは、FeとFの化学結合が最外殻軌道4S
のみの結合になっており、内殻軌道である3d軌道には
影響していないことを意味している。そのため、本発明
の磁性光透過膜は強磁性的である。
本発明(刀の強磁性光透過膜の製造方法は反応性成膜法
によるものであり、この方法は、それによって生成され
る化合物薄膜の少なくとも1つの組成が気相となってい
る状態で行なわれる。
によるものであり、この方法は、それによって生成され
る化合物薄膜の少なくとも1つの組成が気相となってい
る状態で行なわれる。
使用する製造装置は、例えば反応性Rf、DCスパッタ
リング装置である。この反応性スパッタリングでは物理
スパッタリングと化学スパッタリングの両方が生じてお
り、基板上では低温度で、かつ基板への衝突エネルギー
が低い状態で薄膜が成形される。反応性スパッタのため
、ガス分団とターゲット間の出力を変えることができ、
これにより非晶質、結晶質、又は準安定相と各種構造の
光透過膜ができる。また化学結合の程度(イオン化度)
もいろいろ変えることができる。
リング装置である。この反応性スパッタリングでは物理
スパッタリングと化学スパッタリングの両方が生じてお
り、基板上では低温度で、かつ基板への衝突エネルギー
が低い状態で薄膜が成形される。反応性スパッタのため
、ガス分団とターゲット間の出力を変えることができ、
これにより非晶質、結晶質、又は準安定相と各種構造の
光透過膜ができる。また化学結合の程度(イオン化度)
もいろいろ変えることができる。
本発明(2)では、反応性ガスとしてのハロゲンガス及
びその化合物ガスを、ハロゲン化合物を分解することに
より発生させる。この方法により反応性の高いハロゲン
ガスを配管系から導入する危険から逃れることができ、
更に不純物の混入も防止でき°るという利点がある。
びその化合物ガスを、ハロゲン化合物を分解することに
より発生させる。この方法により反応性の高いハロゲン
ガスを配管系から導入する危険から逃れることができ、
更に不純物の混入も防止でき°るという利点がある。
本発明(2)の製造方法で使用する薄膜製造装置には、
上記のほか、イオンビーム、クラスターイオンビーム、
トライマグ高速スパッターリング、蒸着などの各種装置
がある。
上記のほか、イオンビーム、クラスターイオンビーム、
トライマグ高速スパッターリング、蒸着などの各種装置
がある。
実施例
第7図に示すような対向ターゲットRf 、 DCスパ
ッターリング装置を使用して、対向DCターゲット1に
Fe1lOB10(a[%)を取り付ける。
ッターリング装置を使用して、対向DCターゲット1に
Fe1lOB10(a[%)を取り付ける。
DCターゲット 1は水冷されている。
R「ターゲット2にはF13F3ハロゲン化合物をプレ
ス成型して使用する。真空槽3内を5X 10−’ T
orrまで真空引きした後Arガスを導入して、槽内
が2X 10’ Torrになる様に調節する。
ス成型して使用する。真空槽3内を5X 10−’ T
orrまで真空引きした後Arガスを導入して、槽内
が2X 10’ Torrになる様に調節する。
4は直流電源、5は基板、6はアルゴンガスの供給口、
7は排気口、8はサブストレート、9はRf電源、10
はマツチング回路である。
7は排気口、8はサブストレート、9はRf電源、10
はマツチング回路である。
ハロゲンガス発生用Rf出力を例えば300Wにして、
Fe、。B /IIの付いている対向DCターゲット
1側のDC出力を変更することによって容易に基板5上
に生成する光透過膜のBとFの含有量を変動させること
が可能である。それらの結晶構造はFの含有量が25a
t%以下では非晶質であるが、25at%以上ではX1
1発光スペクトルにおいてフッ化物結晶のピークが出て
くる。
Fe、。B /IIの付いている対向DCターゲット
1側のDC出力を変更することによって容易に基板5上
に生成する光透過膜のBとFの含有量を変動させること
が可能である。それらの結晶構造はFの含有量が25a
t%以下では非晶質であるが、25at%以上ではX1
1発光スペクトルにおいてフッ化物結晶のピークが出て
くる。
R[出力300WでのDC出力変化によるFeBFのB
、Fの組成の変化を第8図に示す。
、Fの組成の変化を第8図に示す。
強磁性光透過膜は、その用途の一例として光磁気ディス
クメモリーのカー回転角θにの増加に使われる。第9図
にその場合の多層膜の例を示す。透明基板11側からレ
ーザービームを照射する。レーザ光は、透明膜12を通
り、本発明による強磁性光透過1!$13でファラデー
回転を受ける。次に透明膜14を通り垂直磁化膜15で
表面反射のカー効果、及びこの1115を透過するとき
のファラデー効果によりθよが増加される。次に透明膜
16と反射膜17の間で何回かの反射が行なわれて、カ
ー効果とファラデー効果が複合されてθtctfi増加
する。レーザ光が帰ってゆくときに本発明の強磁性光透
過膜13を通過する際、更にそのファラデー効果により
θよが増大する。
クメモリーのカー回転角θにの増加に使われる。第9図
にその場合の多層膜の例を示す。透明基板11側からレ
ーザービームを照射する。レーザ光は、透明膜12を通
り、本発明による強磁性光透過1!$13でファラデー
回転を受ける。次に透明膜14を通り垂直磁化膜15で
表面反射のカー効果、及びこの1115を透過するとき
のファラデー効果によりθよが増加される。次に透明膜
16と反射膜17の間で何回かの反射が行なわれて、カ
ー効果とファラデー効果が複合されてθtctfi増加
する。レーザ光が帰ってゆくときに本発明の強磁性光透
過膜13を通過する際、更にそのファラデー効果により
θよが増大する。
このため、θKが大幅に向上し、反射光量の減少を差し
引いても十分に実用的なS/N比60dB以上が得られ
る。なお、12の透明膜には反射防止作用が、16の透
明膜には反射増大作用がある。
引いても十分に実用的なS/N比60dB以上が得られ
る。なお、12の透明膜には反射防止作用が、16の透
明膜には反射増大作用がある。
発明の効果
本発明(1)により得られる効果は、次のとおりである
。
。
1)本発明(1)の強磁性光透過膜は、そのファラデー
回転係数がFe 、Fe F3に対して著しく大きい。
回転係数がFe 、Fe F3に対して著しく大きい。
したがってファラデー効果を利用する光磁気媒体として
好適に使用される。
好適に使用される。
2)前記本発明光透過膜は、そのハロゲン含有量が多く
ても、そのX線発光スペクトルのLα、Lβ線にピーク
・シフトを起こさない。
ても、そのX線発光スペクトルのLα、Lβ線にピーク
・シフトを起こさない。
したがって強磁性を有する。
3)前記光透過膜は、そのファラデー効果により、多層
膜構造体に使用して、そのカー回転角を増大させること
ができるので、光磁気ディスクメモリー媒体として利用
価値が高い。
膜構造体に使用して、そのカー回転角を増大させること
ができるので、光磁気ディスクメモリー媒体として利用
価値が高い。
本発明(21により得られる効果は、次のとおりである
。
。
1)本発明(刀の製造方法により、前記強磁性光透過膜
が、非晶質、結晶質又は準安定相の各構造のもので得ら
れる。また、化学結合の程度を任意にして得ることもで
きる。更に、前記式Iの化合物におけるJとLとの成分
比率を任意に変えて前記光透過膜を製造することができ
る。
が、非晶質、結晶質又は準安定相の各構造のもので得ら
れる。また、化学結合の程度を任意にして得ることもで
きる。更に、前記式Iの化合物におけるJとLとの成分
比率を任意に変えて前記光透過膜を製造することができ
る。
2)本発明+21の製造方法によれば、反応性の強いハ
ロゲンガスを直接、装置内に導入しないため、装置材を
侵すことがなく、かつ析出薄膜中に不純物が混入するの
を防止することができる。
ロゲンガスを直接、装置内に導入しないため、装置材を
侵すことがなく、かつ析出薄膜中に不純物が混入するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はFe及びFe−Fn化合物と本発明の強磁性光
透過膜X線スペクトルプロファイル、第2図は本発明の
強磁性光透過膜の室温における電気抵抗率ρとFe含有
量との関係を示すグラフ、 第3図は本発明の強磁性光透過膜の5KOeでの飽和磁
化MSとFe含有量との関係を示すグラフ、 第4図は、本発明による強磁性光透過膜のファラデー回
転角θFの磁場依存性を示すグラフ、第5図は本発明に
よる強磁性光透過膜のl”e含有量とファラデー回転係
数F′の関係を示すグラフ、 第6図はFeFz、FeF:+、Feと本発明の強磁性
光透過膜とのl”eのX線スペクトルの線しα、Lβの
ピーク位置及びピーク強度比Lβ/Lαの比較を示すグ
ラフ、 第7図は本発明の実施例で使用した対向ターゲットDC
スパッタ装置とハロゲンガス発生装置の模式図、 第8図は第2図のスパッター装置を使用して得た化合物
膜のDC出力変化によるBとFの組成変化を示すグラフ
、 第9図は本発明による強磁性光透過膜を使用した多層膜
構造によるカー効果の増大を説明するための図である。 1・・・DCターゲット、2・・・Rfターゲット、3
・・・直空槽、4・・・直流電源、5・・・基板、6・
・・アルゴンガスの供給口、7・・・同排気口、8・・
・サブストレート、9・・・R「電源、10・・・マツ
チング回路、11・・・透明基板、12・・・透明膜、
13・・・強磁性光透過膜、14・・・透明膜、15・
・・垂直磁化膜、16・・・透明膜、17・・・反射膜
。 特許出願人 新技術開発事業団 (ほか3名) 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 第2図 Fe ((戊2) 第3図 、8 (社幻 オD[J h (壮X) 第4図 オ6図
透過膜X線スペクトルプロファイル、第2図は本発明の
強磁性光透過膜の室温における電気抵抗率ρとFe含有
量との関係を示すグラフ、 第3図は本発明の強磁性光透過膜の5KOeでの飽和磁
化MSとFe含有量との関係を示すグラフ、 第4図は、本発明による強磁性光透過膜のファラデー回
転角θFの磁場依存性を示すグラフ、第5図は本発明に
よる強磁性光透過膜のl”e含有量とファラデー回転係
数F′の関係を示すグラフ、 第6図はFeFz、FeF:+、Feと本発明の強磁性
光透過膜とのl”eのX線スペクトルの線しα、Lβの
ピーク位置及びピーク強度比Lβ/Lαの比較を示すグ
ラフ、 第7図は本発明の実施例で使用した対向ターゲットDC
スパッタ装置とハロゲンガス発生装置の模式図、 第8図は第2図のスパッター装置を使用して得た化合物
膜のDC出力変化によるBとFの組成変化を示すグラフ
、 第9図は本発明による強磁性光透過膜を使用した多層膜
構造によるカー効果の増大を説明するための図である。 1・・・DCターゲット、2・・・Rfターゲット、3
・・・直空槽、4・・・直流電源、5・・・基板、6・
・・アルゴンガスの供給口、7・・・同排気口、8・・
・サブストレート、9・・・R「電源、10・・・マツ
チング回路、11・・・透明基板、12・・・透明膜、
13・・・強磁性光透過膜、14・・・透明膜、15・
・・垂直磁化膜、16・・・透明膜、17・・・反射膜
。 特許出願人 新技術開発事業団 (ほか3名) 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 第2図 Fe ((戊2) 第3図 、8 (社幻 オD[J h (壮X) 第4図 オ6図
Claims (2)
- (1)下記の式 I で示される成分組成の化合物よりな
るハロゲン元素含有強磁性光透過膜。 J_xL_yQ(100−x−y)…… I 式 I 中、JはF、Cl、Br、Iの1種又 は2種以上の組合せを、LはB、C、Al、Si、P、
As、Sb、Bi、Se、Te、Ti、V、Cr、Mn
、Ni、Ga、Ge、Zr、Nb、Moのいずれか1種
、又は2種以上の組合せを、QはFe、Coのいずれか
1種又は2種の組合せをそれぞれ表わし、xは5〜80
であり、yは次式IIを満たす値である。 5≦x+y≦80……II - (2)下記の式 I で示される成分組成の化合物よりな
るハロゲンガス含有薄膜を製造するに当り、各種簿膜製
造装置内で反応性ガスとしてハロゲンガス及びその化合
物ガスをハロゲン化合物を分解することにより発生させ
、これらガスを金属プラズマと反応させて、生成化合物
を基板上に薄膜として析出させることを特徴とするハロ
ゲン含有強磁性光透過膜の製造方法。 J_xL_yQ(100−x−y)…… I 式 I 中、J、L、Q、X、Yは前項と同じ である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60226831A JPH0773088B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 強磁性光透過膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60226831A JPH0773088B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 強磁性光透過膜及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6286807A true JPS6286807A (ja) | 1987-04-21 |
JPH0773088B2 JPH0773088B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=16851258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60226831A Expired - Lifetime JPH0773088B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 強磁性光透過膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773088B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0253282A2 (en) * | 1986-07-18 | 1988-01-20 | Research Development Corporation of Japan | Thin-film having large kerr rotation angle and production process thereof |
JPH05146595A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 衣類乾燥機 |
WO2011034161A1 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | 国立大学法人大阪大学 | ハーフメタリック反強磁性体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0573042A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子楽譜表示装置 |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP60226831A patent/JPH0773088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0573042A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子楽譜表示装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0253282A2 (en) * | 1986-07-18 | 1988-01-20 | Research Development Corporation of Japan | Thin-film having large kerr rotation angle and production process thereof |
JPS63107008A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-05-12 | Res Dev Corp Of Japan | 高カ−回転角を有する薄膜及びその製造方法 |
JPH05146595A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 衣類乾燥機 |
WO2011034161A1 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | 国立大学法人大阪大学 | ハーフメタリック反強磁性体 |
JP2011066334A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Osaka Univ | ハーフメタリック反強磁性体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0773088B2 (ja) | 1995-08-02 |
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