JPS6285951A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本完明は、静電的手段によりインク滴を選択的に飛翔さ
せて画像形成を行なうようにした印刷装置に関する。

従来技術 従来、ノズルからインクｌ高を噴出させて画像を形成す
るようにしたインクドツトプリンタの欠陥であるノズル
部分の目詰り、を防止するため、ノズルに代えてスリッ
ト内に保持したインクを飛翔させて画像を形成するよう
にした構造のものが存する。このような構造のものの例
としては、特開昭５６−４４６７号公報や特開昭５６−
４４６６４号公報に記載されたような構造のものが存す
る。

原理を説明すると、スリット開口部に存するインクに部
分的に静電力を加え、当該部分のインクをインク滴とし
て飛翔させ、このインク１＾を記録紙に付着させてドラ
１−を形成する。そして、このようなドツトをインク滴
の選択的な飛翔によって多数形成することで印刷を行な
うようにしている。

ところが、このような構造のものでは、スリットからイ
ンク滴を離脱させるための構造が微妙で安定性に欠け、
インク飛翔の方向が一定せず、印刷状態が不安定である
という欠点を有する。又、少しでも安定した印刷を行な
うためには、スリットを記録紙に近接させなければなら
す、この場合にはスリットに保持させたインクによって
記Ｂｇが汚されてしまうことがある。

そこで、出願人は、記録紙を汚すことなく安定した印刷
を行なうことができる印刷装置を出願している。その−
例としては、第７図ないし第９図に示す特願昭６０−６
９４８６号公報に記載された構造のものが存する。すな
わち、インク１を収納するインクタンク２が設けられ、
このインクタンク２の下方−側面に形成された電極孔３
には導電性を有する記録電極４の先端部が嵌合固定され
ている。又、この記録電極４の先端には記録紙５を介し
て対向電極６が対向配置されている。そして、前記記録
電極４の後端は高電圧スイッチ７に接続されており、こ
の高電圧スイッチ７の一方の接点はグランド８に接続さ
れ、他方の接点は２つの高圧電源９，１０を介して前記
対向電極６に接続されている。２つの高圧電源９．ＩＯ
の接続中点は前記グランド８に接続されている。又、前
記高電圧スイッチ７に対しては、印刷制御回路１１が接
続されている。しかして、前記記録電極４は、先端部が
テーパ状になっており、外周面長手方向に複数本のイン
ク案内溝１２を有する。

このような構成のものは、インクタンク２内のインク１
はインク案内溝１２を通って記録電極４の先端に供給さ
れている。そこで、印刷信号によって高電圧スイッチ７
がオンにされると、記録電極４と対向’を極６との間に
は２つの高圧電源９゜１０によって電界が生じ、記録電
極４先端のインク１は強い静電力を受けて飛翔する。飛
翔したインク１は、記録紙５に付着してドツトを形成す
る。

このドツトの選択的な集合により印刷がなされる。

この際、記録紙５を汚すことなく安定した印刷が行なわ
九る。記録紙５を汚すことがないのは、記ａ電極４は、
先端がテーバ状であるので電界が集中し易く、対向電極
６から離反させて配置することができるからである。又
、印刷状態が安定するのは、記録′１ｆＬ４．！ｉ４の
先端にはインク滴となって飛翔するのに充分な量のイン
ク１のみが供給され、しかもこのインク１には強い静電
力が加わるため、飛翔するインク１の方向及び量が適性
化されるからである。

発明が解決しようとする問題点 記録電極４は先端がテーバ状になっているため。

テーバ状部分ではインク案内溝１２は最先端までは形成
されず、途中で跡切れてしまう。記録電極４は押出し成
形もしくは引出し成形によって形成されるので、−のイ
ンク案内溝１２においてはその深さを変化させることが
できないからである。

ここで、記録７１１極４先端に充分にインク１を供給し
ようとした場合には、記録Ｓｔ！４のテーパ部分におけ
るインク案内溝１２の形成部分を広くする必要があり、
このためにはインク案内溝１２を深く形成しなければな
らない。しかしながら、各インク案内溝１２はすべて同
一の深さに形成されているので、インク案内溝１２を深
くシすぎると記録電極４の肉厚が薄くなってその強度が
落ち、その上、加工性も悪くなるという欠点を有する。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので。

記録電極の先端に充分な量のインクを供給したとしても
、記録電極の強度を保つことができるとともにその加工
を容易にすることができる印刷装置を得ることを目的と
する。

問題点を解決するための手段 本発明は、対向電極と先端部にインクを付着させた記録
電極とを記録体を介して対向配置し、これらの記録電極
と対向１極との間の電界が所定値を越えたときに記録電
極の先端部よりインクが飛翔して記録体に画像を形成す
るようにした印刷装置において、記録電極の先端部をテ
ーパ状に形成するとともに、記９ｍ極の外周面に長手方
向に沿わせて少なくとも２種以上の深さが異なる複数本
のインク案内溝を深さが深いもの同士を対向させずに形
成した。

作用 しかして、インクは深いインク案内溝に案内されて記録
電極の先端に順調に供給され、このインクと浅いインク
案内溝より案内されたインクとが交わり、記Ｂ電極の先
端には充分な量のインクが供給される。一方、インク案
内溝は、深さが深いもの同士が対向しないので、深いイ
ンク案内溝を形成したとしても記録電極の肉厚はある程
度の厚さが確保される。したがって、記録電極の強度が
保たれ、その加工が容易になる。

発明の実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づいて説明
する。筐体状のケース２０内には２本のガイド軸２１が
水平に配設され、これらのガイド軸２１にはキャリア２
２が左右方向に往復動自在に取付けられている。このキ
ャリア２２には印刷ヘッド２３が載置されている。そし
て、前記ケース２０内中央部には、前記印刷ヘッド２３
に対向させて横長の対向電極２４が水平に取付けられて
いる。この対向電極２４の奥には、その対向電極２４と
前記印刷ヘッド２３との間に案内される記録体としての
記録紙２５を送るトラクタ２６が設けられている。これ
らのトラクタ２６には、外側方に突出した操作ノブ２７
が結合している。

ここで、前記印刷ヘッド２３の詳細を説明する。

内部にインク２８を収納するインクタンク２９が設けら
れ、このインクタンク２９の」二面に（ま蓋３０が被さ
れている。そして、前記インクタンク２９の一側面には
複数個のＴＭ　ｆＩ孔３１が水平方向に配設され、これ
らの電極孔３１それぞれには導電性を有する記録電極３
２の先端部が嵌合している。

これらの記ａｒＴｆ、極３２の後端は、前記蓋３０に固
定されて垂下する導電性を有するアーム３３に固定され
ており、前記記録電極３２全体は前記インクタンク２９
内のインク２８に浸漬されている。

しかして、そ九らの記録電極３２の詳細としては、前記
記Ｂ電極３２は、カーボンや焼結合金等を引抜き成形し
てワイヤ状にしたものであり、先端部にはテーバが付さ
れている。又、引抜き成形の際、記録電極３２の外周面
には長手方向に沿って複数本のインク案内溝３４も同時
に形成される。これらのインク案内溝３４は、深さ、か
深いものと浅いものとがあり、深さが深いもの同士が対
向し合わない位置に形成されている。

しかして、前記蓋３０の上部には前記アーム３３それぞ
れに接続される配線パターンを有するＰＣＣｓ２Ｏ取付
けられており、このＰＣＣｓ２Ｏ配線パターンは個々に
コネクタ３６を介して高電圧スイッチ３７に接続されて
いる。これらの高電圧スイッチ３７は２つの切替え接点
を有し、一方はグランド３８に直接接続され、他方は高
圧電源３９を介してそのグランド３８に接続されている
。

そして、前記グランド３８に対しては、前記対向電極２
４も高圧電源４０を介して接続されている。

このような構成において、インクタンク２９内のインク
２８は、インク案内溝３４を通って記録電極３２の先端
に達し、当該部分に保持されている。そこで、高電圧ス
イッチ３２の切替えにより、記ａ電極３２と対向電極２
４とが２つの高圧電源３９．４０を介して接続されると
、記録電極３２と対向電極２４との間には電界が生ずる
。すると、記録電極３２の先端のインク２８がインク滴
となって対向電極２４に向けて飛翔する。これにより、
記録紙２５に１−ットが形成され、このドツトの集合に
より印刷がなされる。

ここで、記り電極３２の先端に対するインク２８の供給
状態について説明する。インク２８は、深いインク案内
溝３４を通ってより多（の量が記８電極３２の先端に流
れる。深いインク案内溝３４は、テーパ状になった記録
電極３２先端においてその頂点近くまで存するからであ
る。一方、浅いインク案内溝３４を通ったインク２８は
、記録電極３２の先端において深いインク案内溝３４を
通ったインク２８と交わり、記録電極３２先端に対する
インク２８の供給量は更に増加する。したがって、記録
電極３２の先端に対しては充分な量のインク２８が供給
され、良好な印刷が行なわれる。

一方、深いインク案内溝３４が形成されていたとしても
記８屯極３２の強度は保たれている。これは、深さが深
いもの同士を対向させることなくインク案内溝３４が形
成されているので、記０電（艇３２の肉厚はある程度の
厚さが確保さ九るからである。同時に、記ａ電極３２の
肉厚が確保されるため、その加工性も良好になる。

ここで、第５図及び第６図に示すものはそれぞれ記録電
極３２の変形例である。第５図には、深さが深いインク
案内溝３４を２つ有する記録電極３２の例を示し、第６
図には、インク案内溝３４の深さが３段階に異なる記録
電極３２の例を示す。

なお、実施にあたっては、絶縁性部材を押出し成形した
ものに導電性薄膜を形成することにより記録電極３２を
形成するようにしてもよい。

発明の効果 本発明は、記録電極の先端に付着したインクを静電的手
段により選択的に飛翔させて画像形成を行なうようにし
た印刷装置において、記録電極の先端部をテーパ状に形
成するとともに、記録電極の外周面に長手方向に沿わせ
て少なくとも２種以上の深さが異なる複数本のインク案
内溝を深さが深いもの同士を対向させずに形成したので
、主に深さが深いインク案内溝によって記録電極の先端
に充分な量のインクを供給したとしても、記録電極の肉
厚がある程度厚くなって記録電極の強度を保つことがで
きるとともにその加工を容易にすることができる等の効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すもので印刷ヘッドと対
向電極との接続状態を示す縦断側面図、第２図は全体の
斜視図、第３図は記録１′！！極の側面図、第４図はそ
の縦断正面図、第５図はその変形例を示す縦断正面図、
第６図は別の変形例を示す縦断正面図、第７図は従来の
一例を示すもので印刷ヘッドと対向電極との接続状態を
示す縦断側面図、第８図は記録電極の側面図、第９図は
その縦断正面図である。 ２４・・・対向ＩＩ！極、２５・・・記録紙（記録体）
、２８・・・インク、３２・・・記録電極、３４・・・
インク案内溝 出　願　人　　東京電気株式会社 、％５　　図（砂州 、ｙ３９　口（翅１」）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向電極と先端部にインクを付着させた記録電極とを記
   録体を介して対向配置し、これらの記録電極と対向電極
   との間の電界が所定値を越えたときに前記記録電極の先
   端部よりインクが飛翔して前記記録体に画像を形成する
   ようにした印刷装置において、前記記録電極の先端部を
   テーパ状に形成するとともに、前記記録電極の外周面に
   長手方向に沿わせて少なくとも２種以上の深さが異なる
   複数本のインク案内溝を深さが深いもの同士を対向させ
   ずに形成したことを特徴とする印刷装置。