JPS6284139A - 有機非線形光学基体 - Google Patents

有機非線形光学基体

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JPS6284139A
JPS6284139A JP61206671A JP20667186A JPS6284139A JP S6284139 A JPS6284139 A JP S6284139A JP 61206671 A JP61206671 A JP 61206671A JP 20667186 A JP20667186 A JP 20667186A JP S6284139 A JPS6284139 A JP S6284139A
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organic compound
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optically transparent
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JP61206671A
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ロナルド・エヌ・デ・マルチノ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/315Compounds containing carbon-to-nitrogen triple bonds
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/35Non-linear optics
    • G02F1/355Non-linear optics characterised by the materials used
    • G02F1/361Organic materials
    • G02F1/3615Organic materials containing polymers
    • G02F1/3617Organic materials containing polymers having the non-linear optical group in a side chain

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非線形光学応答を示す有機化合物成分と特定
の熱可塑性ポリマー成分との均質ブレンドからなる光学
的に透明な固溶体およびその製造方法、ならびにかかる
単相の固溶体からなるゲスト/ホスト型非線形光学媒体
に関する。
(従来の技術) 大きな非局在化π電子系を有する有機および重合体型の
材料が非線形光学応答を示すことができ、多くの場合に
その応答は無機基体が示すものよりはるかに大きくなる
ことは公知である。
また、有機および重合体材料の特性は、非線形光学効果
をもたらす電子相互作用を保持したまま、機械的安定性
および耐熱酸化安定性ならびに高レーザー損傷閾値など
の他の望ましい特性が最適になるように変動させること
ができる。
大きな二次非線形性を示す有機もしくは重合体材料の薄
膜をシリコン系電子回路と組合せたものは、レーザー変
調および偏向、光学回路の情報制御などのシステムとし
て利用可能性がある。
三次非線形性から起こる他の新規なプロセス、たとえば
光学場でリアルタイム処理が起こるようにする縮退四波
混合などは、光通信および光集積回路製作などの多様な
分野で潜在的な有用性を有している。
共役有機系の特に重要な点は、非線形効果を生ずる原因
が、無機材料に見られる核座標の変位もしくは再配置と
は異なり、π電子雲の電荷非対称性の分極にある点であ
る。
有機および重合体材料の非線形光学特性は、1982年
9月の米国化学会(AC3)第18回総会におけるAC
Sポリマー化学部会後援のシンポジウムのテーマでもあ
つた。この学会で発表された論文は、米国化学会(ワシ
ントン)発行のACSシンポジウム・’、p !J −
、(233(1983)に掲載されているので参照され
たい。
本発明の態様に関連する従来技術は、親水性および疎水
性の両方の種類の有機溶媒に対して広範囲に及ぶ相溶性
を示すような溶解特性を持った熱可塑性ポリマーに関す
るものである。米国特許第3.070.558; 3,
354.084; 3.658,734; 4.115
,339:4.254.249i 4.395.524
iおよび4,521.580号等に記載されているよう
に、一般にかかる熱可塑性ポリマーは、アクリルアミド
などの少なくとも1種の水溶性モノマーの反復単位を含
有している。
本発明に対して特に関連のある従来技術は、米国特許第
4.428.873号である。この米国特許には、カー
型の電気光学効果を有する低分子量極性物質と、この低
分子量極性物質と相溶性のある有機ポリマー物質とから
なる電気光学用固体要素が記載されている。
関連する別の光スィッチもしくはモジュレータ用の光学
系は、米国特許第2.42).019; 3.215,
338? 3,317.266; 4.128,496
;および4,199.698号に記載されている。
レーザー周波数変換、光学回路の情報制御、光パルプお
よび光スィッチに適した将来有望な新規、 な現象およ
びデバイスのための新規な有機非線形光学系の開発に関
する研究努力はなお続けられている。大!−’?l’二
次および三次非線形性を示す有機材料のVHF周波数用
途に対する有用可能性は、従来の無機電気光学的材料で
はバンド幅の制限があるのと好対照である。
(発明が解決しようとする問題点) よって、本発明の目的は、新規な有機非線形光学基体を
提供することである。
本発明の別の目的は、高いχ(1)感受率の値を示す有
機非線形光学基体を提供することである。
本発明の別の目的は、ミラー・デルタ値が高く、光損傷
闇値が高いという特徴を有する、ポリマー系非線形光学
媒体を提供することである。
本発明の別の目的は、ホストポリマー成分と、非線形光
学感受率を示すゲストを線化合物成分とからなる光学的
に透明な基体を提供することである。
本発明の上記以外の目的および利点は、以下の説明およ
び実施例から明らかとなろう。
(問題点を解決するための手段) 本発明の1もしくは2以上の目的は、非線形光学応答を
示す有機化合物成分と、−a式:%式% (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
R1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、−R1
基の一つは水素であってもよい)に対応する反復単量体
単位を含有する熱可塑性ポリマー成分との均質ブレンド
からなる、光学的にi明な固溶体の提供により達成され
る。
別の態様において、本発明は、(al一般式:%式% (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
R1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、R1基
の一つは水素であってもよい)に対応する反復単量体単
位を含をするホスト熱可塑性ポリマー;および(b)電
荷非対称性の電子構造を有し、非線形光学応答を示すゲ
スト有機化合物、からなる均質単相固体基体の形態の非
線形光学媒体を提供する。
好適態様において、本発明の非線形光学媒体の有機化合
物成分は、基体全重量の少なくとも約25重量%の量で
存在する。
一般に本発明の非線形光学媒体は、少なくとも約1rd
/クーロンのミラー・デルタ値と少な(とも約1 xx
o−” esuの二次非線形光学感受率χ(意)とを示
すことができる。
本明細書で第二高調波発生(SHG)に関連して使用し
た「ミラー・デルタ値」なる用語は、Garitoet
 alの論文「分子光学:有機および重合体結晶の非線
形光学特性(Molecular 0ptics: N
on1inear 0ptical Properti
es Of Organic And Polymer
ic Crystals) J +ACSシンポジウム
・シリーズ233 (1983)の第1章に定義されて
いる。
「デルタ」 (δ)値は、次式により定義される値をと
る。
d !jk−6゜χ、(1)χjj(1)χ、(1)δ
lJkここで、χtt 11)のような記号は、それぞ
れ−次感受率成分を意味し、d ijkは第二高調波係
数であって、次式により定義される。
χtji+  (−2ω; ω、ω)寓2 d目k(−
2ω: ω、ω)各種非線形光学結晶性基体のミラー・
デルタ値(1,06μmにおける10−”n?/C単位
での値)を例示すると、次の通りである: KDP (
3,5) 、LiNbO5(7,5)、GaAs (1
,8)、および2−メチル−4−ニトロアニリン(16
0)。
本明細書で使用した「位相整合」なる用語は、高調波を
入射基本光波と同じ実効屈折率で伝搬させる非線形光学
媒体中での効果を意味する。効率的な第二高調波発生は
、非線形光学媒体が、光学媒体複屈折が自然分散を相殺
するような伝搬方向を有している必要がある。すなわち
、基本波周波数および第二高調波周波数の光透過がその
媒体中で位相整合する必要がある。かかる位相整合によ
り、第二高調波への入射光の高い変換率を得ることがで
きる。
本明細書で用いた用語「外部場」とは、易動性有機分子
の基体に作用させて、その作用場に平行な分子の双極子
配列を誘起させるような電界もしくは磁界を意味する。
本明細書で用いた用語「光学的に透明」とは、液体もし
くは固体の媒体が入射基本光波周波数および発生高調波
周波数に間して透明、すなわち光透過性であることを意
味する。レーザー周波数変換装置において、本発明の非
線形光学レンズ媒体は、入射光および射出光のいずれの
周波数に対しても透明である。
本明細書で用いた用語「固溶体」とは、ゲスト有機化合
物成分とホストポリマー成分との均質な単相のアロイ 
(混合物)を意味する。ゲスト有機化合物はポリマーマ
トリックス中に物理的に分離した微結晶として検出する
ことができない、固溶体は、米国特許第4.428,8
73号に例示されている。
軌可  ポリマ一 本発明の非線形光学媒体の本質的な特徴は、ゲスト有機
化合物成分に対して高い溶媒和力を有しているホストポ
リマー成分を選択した点にある。
本発明のゲスト/ホスト型光学基体の二次および三次非
線形光学応答の大きさは、その光学基体に含まれる電荷
非対称性のゲスト有機化合物の量に正比例する。光学基
体中のゲス)f線化合物の分子数が増大するにつれて、
非線形応答の大きさも増大する。
ゲスト有機化合物がホストポリマー中に「熔解」する、
すなわち、ゲスト有機化合物とホストポリマーとの均質
な固溶体が形成されることが必要である。
ゲスト有機化合物をホストポリマーマトリックスに溶解
させると、同量の同じ有機化合物をホストポリマーに溶
解させるのではなく、物理的に分離した別の相として存
在させた場合に比べて、非線形応答の大きさが大きくな
る。
さらに、二次および三次非線形光学応答の太きさは、本
発明によらないホストポリマーマトリックスを使用した
ゲスト/ホスト型光学基体に比べて、本発明のホストポ
リマーをゲスト/ホストマトリックスとして使用したゲ
スト/ホスト型光学基体においてより大きくなる。たと
えば、同等条件下において、本発明により規定されるポ
リアクリルアミドをポリマーマトリックスして使用した
本発明のゲスト/ホスト型光学基体は、ポリ (メチル
メタクリレート)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、A
BS樹脂もしくはポリエチレンなどのホストポリマーマ
トリックスを使用したゲスト/ホスト型光学基体より効
率的な非線形光学応答を与える。
本発明のホストポリマーは、好ましくは、一般式: %式% (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
R1は炭素約1〜4のアルキル基を意味する)に対応す
る反復単量体単位を含有するものである。
R1のアルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、およびイソブチルである。また
、R1基の一つは水素であってもよい。
本発明のホストポリマーの重量平均分子量は約800〜
3,000,000の範囲内でよいが、代表的には約1
000〜500,000の範囲内であろう。
本発明のホストポリマーは、ホモポリマーおよびコポリ
マーのいずれでもよい、コポリマーの場合、上の一般式
で示したジアルキルアクリルアミド反復単量体単位は、
コポリマー分子の少なくとも約60モル%、好ましくは
少なくとも約80モル%を占める。
ジアルキルアクリルアミドモノマーと共重合させること
のできるモノマーの例は、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アルキルアクリレート、アルキルメタクリ
レート、アルキルビニルエ−fル、無水マレイン酸、ハ
ロゲン化ビニル、ビニルアルキレート、スチレン、アル
ケン、アルカジエンなどである。
上記ポリマーおよびコポリマーを製造するための重合法
は、米国特許第3.354.084;4.115.33
9;4.254.249: 4.395.524号、な
らびにこれらの米国特許に引用されている文献などの従
来技術に記載されている。
NLO” 本発明のゲスト/ホスト型光学媒体に非線形光学応答特
性(NLO応答性)を付与する有機化合物成分は、一般
に分子量約1000以下の低分子の化合物である。
好ましいNLo返答性分子は、電子吸引基と電子供与基
とを併せ持つことからなる電荷非対称性電子構造を有し
、少なくとも約500 X 10− ”・esuの二次
非線形光学感受率βを示すものである。
好適なNLO応答性有機化合物の例は、4−二トロアニ
リン、2−メチル−4−ニトロアニリン、1−ジメチル
アミノ−4−ニトロナフタレン、2−クロロ−4−ニト
ロアニリン、4−ジメチルアミノ−4′ −ニトロスチ
ルベンなどの、ニトロアニリン型構造の化合物である。
非常に高い非線形感受率特性を示す有機化合物群は、下
記一般式に対応する構造を持ったものである。
式中、Roは水素もしくははC+”−Cz。アルキル基
を意味する。
上の一般式で示される化合物の例を次に列挙する: 13、13−ジアミノ−14,14−ジシアノジフェノ
キノジメタン; 13、13−ジ(ジメチルアミノ)−14,14−ジシ
アノジフェノキノジメタン; 13、13−ジ(ジエチルアミノ)−14,14−ジシ
アノジフェノキノジメタン; 13、13−ジ(n−ヘキサデシルアミノ)−14,1
4−ジシアノジフェノキノジメタン; 13、13−ジアミノ−14,14−ジシアノ−4,5
,9,10−テトラヒドロピレノキノジメタン; 13、13−ジ(ジメチルアミノ)−14,14−ジシ
アノ−4゜5.9.10−テトラヒドロピレノキノジメ
タン;13.13−ジ(ジエチルアミノ)−14,14
−ジシアノ−4゜5、9.10−テトラヒドロピレノキ
ノジメタン;13、13−ジ(n−ヘキサデシルアミノ
)−14,14−ジシアノ−4,5,9,10−テトラ
ヒドロピレノキノジメタン;13.13−エチレンジア
ミノ−14,14−ジシアノジフェノキノジメタン; 13、13−エチレンジアミノ−14,14−ジシアノ
−4,5゜9.10−テトラヒドロピレノキノジメタン
上記の新規なジフェノキノジメタン系化合物は、特願昭
61−37151号により詳しく説明されているので、
参照されたい。
のゲスト/ホスト NLO媒 の1嘗゛1別の態様にお
いて、本発明は、la)非線形光学応答を示す有機化合
物、および伽)一般式:%式% (式中、Rは水素、メチル基または′エチル基を意味し
、R1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、R1
基の一つは水素であってもよい)に対応する少なくとも
1種の重合性モノマーからなる成分の均質ブレンドを調
製し、この均質ブレンドを重合させて、光学非線形性を
示すゲスト有機化合物とホストポリマーとの均質な固溶
体を形成することからなる、光学的に透明な固溶体の製
造方法を提供する。
代表的な方法にあっては、モノマー重量に基づいて約0
.05〜1.0重量%の量の遊離基重合開始剤を成分(
alおよび(blの均質混合物中に混入し、約15〜1
00℃の範囲内の温度で約1〜72時間重合させる、好
適な遊離基重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、
過酸化ジベンゾイルおよびアゾビスイソブチロニトリル
が挙げられる。
ゲスト/ホスト両成分と遊離基重合開始剤を含む最初の
液相均’l?R合物は、重合条件下で重合を受けると熱
可望性の固相に変換する。この固相は、常法により薄層
状もしくは塊状のマトリックスに成形することができる
本発明の光学的に透明な固溶体はまた、ゲストおよびホ
ストの両成分を共通の溶媒に溶解させ、次いでこの溶媒
を除去することによっても製造することができる。好適
な溶媒には、アセトン、ブタノール、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルアセトアミド、酢酸エチル、1−メチル−
2−ピロリジノン、1−メチル−2−ピペリジン、T−
ブチロラクトン、シクロヘキサノンなどがある。
さらに別の方法として、本発明の光学的に透明な固溶体
は、ゲスト成分とホスト成分とを混合し、この混合物を
溶融相になるまで加熱することによっても製造できる。
得られた溶融相は、室温まで冷却されると均質な固溶体
を形成する。
匪貞昆里ス叉主立り 非線形光学の基本概念およびその化学構造との関係は、
外部場に上り原生もしくは分子内に誘起された分極に対
する双極子近似(dipolar approxima
tion)により説明することができる。
前記ACSシンポジウム・シリーズ233 (1983
)の第3章にツバイクおよびジェインにより概説されて
いるように、下記の基本式(1)は、ある単一の分子に
ついて、電磁線の電気成分のような電界との相互作用に
よ、て起こる励起状態μ、と基底状態μ、との間の双極
子モーメントの変化を、電界Eのベキ級数として表わし
て説明するものである。
係数αは周知の線形もしくは一次分極率であり、係数β
およびTは、それぞれ二次および三次の超分極率(hy
perpolarizabi l i ty)である、
これらの趨分極率の係数はテンソル量であり、したがっ
て高度の対称性依存を示す、奇数次の係数は全分子につ
いてゼロとはならないが、β〔第二高調波発生(SHG
)の原因となる〕のような偶数次の係数は中心対称性の
分子についてはゼロとなる。奇数次係数γは、第三高調
波発生(T HG”)の原因となる。
下記の式(2)は式(1)と同じであるが、ただし、結
晶内の分子配列から生ずるような巨視的分極を説明する
ものである。
Δμ糟μ、−μ、鴫αE÷β該!+rEEE÷、、、 
(1)p−po+χ(凰)E+χ(:)εF!+χ”I
EI!H+ 、、、 (2)分子の列を通過する光波は
、分子と相互作用して新たな波動を生ずることができる
。この相互作用は、屈折率の変調から起こるとして、ま
たは分極の非線形性として解釈できる。かかる相互作用
は、基本波と高調波とで同一の伝搬速度を要件とするあ
る種の位相整合条件が満たされたときに、特に効率的に
起こる。複屈折性の結晶は、分散に打ち勝つように基本
波ωと第二高調波2ωとで屈折率が同一である伝搬方向
をしばしば有している。
本発明の有機固溶体型の基体は、一般に、第二高調波お
よび第三高調波発生のような超分極テンソル特性、カー
効果、ならびに−次電気光学効果(ポッケルス効果)を
示す光学的に透明なフィルムまたはディスクである。第
二高調波発生に関しては、本発明の有機固溶体基体のバ
ルク相は、真のもしくは配向平均で見た反転中心を有し
ていない、かかる基体は巨視的に非中心対称性の双極子
構造である。
石英に対する高調波発生の測定を実施して、本発明の光
学的に透明な固溶体基体の二次および三次の非線形感受
率の値を求めることができる。
高調波発生の好適な装置は、マクロモレキエールズ(M
acrosolecules)、 15.1386 (
1982)に略図で示されている。この装置は、Qスイ
ッチング型Nd”/YAGレーザーを偏光出力結合(p
olarization output coupli
B)による不安定な共振器として構成したものである。
このC−ザーは閾値のすぐ上で操作され、2〜5mJ/
パルスの1.06μ−の光線を、薄膜状の非線形光学基
体(厚み20〜30μm)の表面に集束させて供給する
。レーザー偏光の変動は、ダブル−クォーター・ウェー
ブ・ローム・ロテータ(double−quater 
wave rhobm rotator)により行われ
る。高調波光線は、f/16光学系により集光され、フ
ィルターにより基本波光線から分離され、焦点距離20
cmの格子型モノクロメータ(バンド幅8on)を通過
させる。検波は、11段増倍充電手増倍管を使用して行
う、このシステムは、コンビエータ制御ゲーテッド電子
検出およびディジタル化装置と統合させる。
分子および単位格子レベルで非中心対称性サイトからな
る巨視的非線形光学基体の場合、巨視的二次非線形光学
応答χf1)は相当する分子非線形光学応答βから構成
される。剛性格子ガス近似において、巨視的感受率χ(
1) は次の関係式により表される。
χ 山(−ω、Sω 3.0g)−If’ゝrj+J雪
r &)+ < β …(−ω3;ω3. ω、)〉式
中、Nは単位体積当たりのサイト数であり、f“は小さ
な局部電界相関を意味し、β17には単位格子について
平均化され、ω、は発生光波の周波数であり、ω、およ
びω8は入射基本光波の周波数である。
上記理論的考察は、上場のGartto et alの
^CSシンポジウム・シリーズ233 (1983)第
1章所載の論文;およびLipscomb et al
、ジャーナル・オブ・ケミカル・フィジックス(J、 
CheIIl、 Phys、)+−ヱ5、1509. 
(1981)に詳細に論じられている。また、Lala
ma at al+ フィジカル・レビx−(Phys
、 Rev。
)^20.1179 (1979)  ;ならびにGa
rito et al+モレキエラークリスタルズ・ア
ンド・リキッドクリス°タルズ(Mat、 Cryst
、 and Liq、 Cryst、)+ 106゜2
19 (1984)も参照できる。
*s        、      。
青線π電子系における非線形光学効果の電子的原因は、
D、J、WilliamsによりAngew、 Che
t In1、 <英語版)、 23.690 (198
4)に概説されているので、参照されたい。
この概説論文に説明されているように、分子を非中心対
称性結晶構造中に混入する必要のないβ値の測定技術が
開発された。電界誘起第二高調波発生(EFISO)と
呼ばれるこの方法では、媒体中の分子双極子の統計的整
列による配向平均化を取り除くために、強力な直流電界
を測定すべき分子の液体もしくは溶液に適用する0次い
で、誘起された二次非線形性により2ωの信号が発生す
るので、これからβ値を求めることができる。
1!FIS)1法によるβ測定用実験装置の略式図面が
、上記概説論文に示されている。この図に示されるよう
に、Nd”/YAGレーザーの1.06μmの出力を分
割し、試料セルおよび参照セルに当てる。
試料セルはレーザービームを横断するステップドモータ
制御ステージによりトランスレートされる。
レーザーパルスを高電圧直流パルスと同期させて、セル
内に高調波発生を誘起させる0発生した0、53μ−の
光を、フィルターおよびモノクロメータにより基本の1
.06μmのポンプビームから分離し、高調波の光強度
を光電子増倍管により検出する。
信号/雑音比(S/N比)はボックスカー・アベレージ
ヤにより改善することができる。参照ビームは二次非線
形特性がよく知られている石英などの結晶に当てること
により、出力データにおけるビーム強度の変動を容易に
補正することができる。
非線形係数の値は、試料セルおよびχ(=) が既知の
石英もしくはLiNbO5のような参照材料の信号の比
から得られる。
β値を求めるための液体溶液の電界誘起第二高調波発生
(DC5HG)の測定についても、Garito et
alによりフィジカル・レビs−,2B(12)、 6
766 (1983)に説明されているので、参照され
たい。
既述のように、極めて大きなβ値を示すゲスト有機化合
物は、下記構造式で示される13.13−ジアミノ−1
4,14−ジシアノジフェノキノジメタン(DCNDQ
^)などの、電荷非対称性のジフェノキノジメタン型構
造を有する化合物群である。
このDCNDQA分子は、2.2 eV(0,6μ)で
単一励起状態;双極子モーメント差Δμ+” : 23
n ;遷移モーメントμml+e:13.6 D;なら
びに1μ〜0.6μで103のオーダーのβを与える大
きな2ωおよびω、ならびにより高い励起からの干渉2
ω共鳴かない、という特徴を有する。
r ゲスト/ホスト   ロ ゲスト分子の分布がランダムであると、重合体ホスト中
において前記双極性分子は統計的整列により配向が平均
化し、かかる光学基体は三次非線形性〔χ(3)〕を示
すことになる。
ゲスト分子の分布が少な(とも部分的に1軸性の分子配
向を示す場合には、かかる光学基体は二次非線形性(χ
(8)】を示すことになる。大きな二次非線形係数を持
つ重合体フィルムを製造する方法の1例は、軟化したフ
ィルムに外部直流電界もしくは磁界を印加することによ
り、大きなβを持つドーパント分子の配向平均化を取り
除くことである。これは、かかるフィルムを、ホストポ
リマーのガラス転移温度Tgより高温に加熱し、次いで
外部基の存在下にTgより低温までフィルムを冷却する
ことにより達成できる。このポーリング(poling
)により、ボルツマンの分配の法則により予測される整
列が得られる。
たとえばl軸直交(orthogonal)分子配向し
たゲスト分子を含有するFill!ホストポリマー基体
の生成は、上述したような外部適用電界もしくは磁界で
基体中のゲスト分子の双極子整列を誘起させることによ
り実施できる。
かかる方法の1例にあっては、ゲスト分子(例、1)C
NflQA)を含有するポリマー〔例、ポリ(N、N−
ジメチルアクリルアミド)〕の薄膜を2枚の電極板の間
に流延する。このポリマー基体を次いで咳ポリマーの二
次転移温度より高温に加熱する0次に直流電界を、すべ
てのゲスト分子をこの横断電界に平行な1方向性の直交
形態に整列させるのに十分な時間だけ印加する(例、約
400〜100.000 V/cmの電界強度で)0通
常、この配向時開は、ゲスト分子構造および電界強度の
ような因子により決定されるが、約1秒〜約1時間の一
囲内である。
ゲスト分子の配向が完了したら、ポリマー基体をなお印
加された直流電界の作用下に保持しながら、これを該ポ
リマーの二次転移温度より低温に冷却する。このように
して、ゲスト分子の1軸直交分子配向が剛構造中に不動
化、すなわち固定される。
ポリマー基体中のゲスト分子の1軸分子配向は、X線回
折分析により確認できる0分子配向の別の測定法は、直
線偏光装置を備えた分光光度計による吸光量測定のよう
な光学特性の測定による方法である。
以下の実施例は、本発明をさらに例示するものである。
使用した要素および具体的成分は、代表例として挙げた
ものであり、上記の説明に基づいて本発明の範囲内で各
種の変更をなしうる。
非線形光学基体の螢光活性は、パーキン・ニルマー社(
Perkin−E1+*er)製の螢光分光装置MPF
−66もしくはLS−5型により測定される。
非線形光学基体が示す光損失は、Luc B、 Jeu
nhoma+e著、「単一モード光ファイバー(Sin
gle−ModeFiber 0ptics J + 
Marcel Dekker Inc、 (米国ニュー
ヨーク)刊(1984)に記載されているように、光学
時間−ドメインリフレクトメトリー(opticalt
iIle−don+ain reflectometr
y)または光学周波数−ドメインリフレクトメトリーに
より測定される。
これはまた、「光学工業およびシステム購買指針(Th
e  0ptical  夏ndustry  And
  Systems  Purchasing Dir
ectory)+ Photonics社刊(1984
)に記載の方法によっても測定される。光散乱損失は、
直交偏光子の間に置いた非線形試料を透過したHe−N
eレーザービームの垂直透過率と平行透過率との比によ
り数量的に測定される。
非線形光学基体の応答時間は、前出のP、J、 Dea
ul14.rオプトエレクトロニクス入門(Optoe
lectronicaHAn Introductio
n) Jに記載の方法により算出される。
非線形光学基体の誘電率は、Arnold Weiss
bergerlJi、  rW機化学の技術(Tech
nique of OrganicChemistry
)、 rnterscience Publisher
s Ltd、 (米国ニューヨーク)刊(1960)の
第1巻、第■部(有機化学の物理的方法)の第XXXV
 m章に記載の方法により測定される。
大嵐勇工 本実施例は、13.13−ジアミノ−14,14−ジシ
アノ−4,5,9,10−テトラヒドロピレノキノジメ
タンおよび本発明による固溶体の製造を例示する。
A)機械式攪拌機、窒素導入管、乾燥管、および無水ア
ンモニアガスボンベに接続されたガス導入管を備えた容
量31の三ツロフラスコに、前述した特願昭61−37
151号に記載の合成図式により副型した13.13.
14.14−テトラシアノ−4,5,9,10−テトラ
ヒドロピレノキノジメタン10gとテトラヒドロフラン
2βとを入れる。この溶液を攪拌しながら室温でアンモ
ニアガスを3日間溶液に通じる。沈澱形態で得られた粗
生成物を反応混合物から濾別し、蒸留水で洗浄し、DM
F−水から再結晶して、高純度の13.13−ジアミノ
−14,14−ジシアノ−4,5,9゜10−テトラヒ
ドロピレノキノジメタン生成物を得る。
この高純度生成物を使用した直流誘起第二高調波発生(
DCF I SR)により、この生成物において約9o
oxto−” esuの二次非線形光学感受率β、約3
.1X10−” esuの光学感受率χ(!) および
約2)/クーロンのミラー・デルタ値を得ることができ
る。
この生成物のNLO基体が巨視的形態において中心対称
性である場合、これは約2 X 10− ’ ”esu
の非線形光学感受率χ(2)、10−13秒未満の応答
時間、約0.3〜3μmの波長範囲内で螢光の不存在、
約104秒未満の光損失、ならびに約5未満の誘電率を
示すことができる。
B)重量平均分子量30,000のポリ(N、N−ジメ
チルアクリルアミド) 60 gと上記キノジメタン系
生成物40 gとの混合物を溶融して、均質な液相を形
成させる。この溶融液を冷却すると、非線形光学特性を
示す光学的に透明な固溶体が得られる。
五m 本実施例は、13.13−ジ(n−ヘキサデシルアミノ
)−14,14−ジシアノ−4,5,9,10−テトラ
ヒドロピレノキノジメタンおよび本発明による固溶体の
製造を例示する。
A)機械式攪拌機、窒素導入管、乾燥管、および滴下漏
斗を備えた容量3Itの三ツロフラスコに、13、13
.14.14−テトラシアノ−4,5,9,10−テト
ラヒドロピレノキノジメタン10 g (0,03モル
)とテトラヒドロフラン2jとを入れる。このフラスコ
に、テトラヒドロフラン100 ml中n−ヘキサデシ
ルアミン29 g (0,12モル)のm液を滴下し、
得られた混合物を室温で3日間攪拌する。得られたTH
F溶液を回転式蒸発器で濃縮する。
沈澱形態で得られた粗生成物を濾別し、蒸留水で洗浄し
、10%水酸化アンモニウム溶液で中和し、水洗した後
、N、N−ジメチルホルムアミド−水から再結晶して、
13.13−ジ(n−ヘキサデシルアミノ)−14,1
4−ジシアノ−4,5,9,10−テトラヒドロピレノ
キノジメタン生成物を得る。
この化合物は直流電界において約15kV/amを印加
することにより溶融相において整列し、直流電界の作用
下に徐冷すると整列した分子構造が凍結される。整列分
子からなる基体は光学的に透明であり、約1000x1
0−”・esuの二次非線形光学感受率β、約3.3 
X 10− ’ ”esuの光学感受率x ”’ 、オ
よび約4n?/クーロンのミラー・デルタ値を示すこと
ができる。
B)反応フラスコに、N、N−ジエチルメタクリルアミ
ド(重合後の重量平均分子量80.000) 75 g
と、上記キノジメタン系生成物25 gと、アゾビスイ
ソブチロニトリル0.1gとを入れる。このフラスコを
アルゴンでパージした後、密閉して、60〜70℃の油
浴に入れる。
得られた生成物は、非線形光学特性を示す光学的に透明
な固溶体である。
去血斑主 本実施例は、本発明にかかる光学的に透明なゲスト/ホ
スト型固溶体の製造を例示する。
下記に示す成分を用いて一連の重合を70〜80℃で4
8時間行う。
(以下 余白) ゝ       −一1=−]]L− −ジメチルアクリルアミド   8 6 4バニリン 
          2 4 6アゾビスイソブチロニ
トリル o、os  o、os  o、os−一量一」
搬− アクリルアミド        −  11ジメチルメ
タクリルアミド  8 5 32−メチル−4−二トロ
アニリン 2 4 6過酸化ベンゾイル      o
、os  o、os  o、os得られた生成物はいず
れも非線形光学特性を示す光学的に透明な固溶体である
上記重合において、メチルメタクリレートを重合性モノ
マーとして使用すると、均質度の小さな固溶体が得られ
、これは非線形光学基体としての効率がより低いもので
ある。
出願人 セラニーズ・コーポレーション代理人 弁理士
 広 瀬 章 − 手続補正書(旬発) 1、事件の表示 昭和61年特許順第206671号 2、発明の名称 有機非線形光学基体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 14号 寺本ビル 電話(03) 254−77675
、補正の対象  明細書の発明の詳細な説明の欄6、補
正の内容 (1)明細書第20頁3行目の最後に下記を加入する。
「実施例3で使用したバニリン(4−ヒドロキシ−3−
メトキシベンズアルデヒド)も好適なNLO応答性化合
物である。1 〈2)同第37真下から4行目にr3.3 xlO” 
Jとあるのをr3.3 Xl0−’Jと訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)非線形光学応答を示す有機化合物成分と、一般式
    : ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
    R^1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、R^
    1基の一つは水素であってもよい)に対応する反復単量
    体単位を含有する熱可塑性ポリマー成分との均質ブレン
    ドからなる、光学的に透明な固溶体。 (2)該有機化合物成分を、固溶体の重量に基づいて少
    なくとも約25重量%の量で存在させた、特許請求の範
    囲第1項記載の光学的に透明な固溶体。 (3)該有機化合物成分が電子吸引基と電子供与基とを
    併せ持つことからなる電荷非対称性の電子構造を有する
    ものである、特許請求の範囲第1項記載の光学的に透明
    な固溶体。(4)該有機化合物成分がニトロアニリン構
    造を有するものである、特許請求の範囲第1項記載の光
    学的に透明な固溶体。 (5)該有機化合物成分がキノジメタン構造を有するも
    のである、特許請求の範囲第1項記載の光学的に透明な
    固溶体。 (6)該熱可塑性ポリマー成分が重量平均分子量約10
    00〜500,000の範囲内のものである、特許請求
    の範囲第1項記載の光学的に透明な固溶体。 (7)該熱可塑性ポリマー成分がホモポリマーである、
    特許請求の範囲第1項記載の光学的に透明な固溶体。 (8)該熱可塑性ポリマー成分がコポリマーである、特
    許請求の範囲第1項記載の光学的に透明な固溶体。 (9)該熱可塑性ポリマー成分がポリ(N、N−ジメチ
    ルアクリルアミド)である、特許請求の範囲第1項記載
    の光学的に透明な固溶体。 (10)該熱可塑性ポリマー成分がポリ(N、N−ジメ
    チルメタクリルアミド)である、特許請求の範囲第1項
    記載の光学的に透明な固溶体。 (11)(a)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
    R^1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、R^
    1基の一つは水素であってもよい)に対応する反復単量
    体単位を含有するホスト熱可塑性ポリマー;および(b
    )電荷非対称性の電子構造を有し、非線形光学応答を示
    すゲスト有機化合物、からなる均質単相固体基体の形態
    の非線形光学媒体。 (12)該固体基体が光学的に透明な薄膜の形態のもの
    である、特許請求の範囲第11項記載の非線形光学媒体
    。 (13)該固体基体が非中心対称性であって、二次非線
    形光学応答を示すものである、特許請求の範囲第11項
    記載の非線形光学媒体。 (14)該固体基体が中心対称性であって、三次非線形
    光学応答を示すものである、特許請求の範囲第11項記
    載の非線形光学媒体。 (15)該固体基体が、少なくとも約1m^2/クーロ
    ンのミラー・デルタ値を示すものである、特許請求の範
    囲第11項記載の非線形光学媒体。 (16)該固体基体が、少なくとも約1×10^−^6
    esuの二次非線形光学感受率χ^(^2^)を示すも
    のである、特許請求の範囲第11項記載の非線形光学媒
    体。 (17)該ホスト熱可塑性ポリマー成分が、重量平均分
    子量約1000〜500,000の範囲内のポリ(N、
    N−ジメチルアクリルアミド)である、特許請求の範囲
    第11項記載の非線形光学媒体。 (18)該ゲスト有機化合物成分を、固体基体の重量に
    基づいて約20〜60重量%の量で存在させた、特許請
    求の範囲第11項記載の非線形光学媒体。 (19)該ゲスト有機化合物成分が、少なくとも約50
    0×10^−^3^0esuの二次非線形光学光学感受
    率βを示すものである、特許請求の範囲第11項記載の
    非線形光学媒体。 (20)該ゲスト有機化合物成分がニトロアニリン構造
    を有するものである、特許請求の範囲第11項記載の非
    線形光学媒体。 (21)該ゲスト有機化合物成分が2−メチル−4−ニ
    トロアニリンである、特許請求の範囲第11項記載の非
    線形光学媒体。 (22)該ゲスト有機化合物成分がキノジメタン構造を
    有するものである、特許請求の範囲第11項記載の非線
    形光学媒体。 (23)該ゲスト有機化合物成分が、一般式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素またはアルキル基を意味する)に
    対応する構造を有するものである、特許請求の範囲第1
    1項記載の非線形光学媒体。 (24)該ゲスト有機化合物成分が、13、13−ジア
    ミノ−14、14−ジシアノジフェノキノジメタンであ
    る、特許請求の範囲第11項記載の非線形光学媒体。 (25)該ゲスト有機化合物成分が、一般式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素またはアルキル基を意味する)に
    対応する構造を有するものである、特許請求の範囲第1
    1項記載の非線形光学媒体。 (26)該ゲスト有機化合物成分が、13、13−ジ(
    n−ヘキシルデシルアミノ)−14、14−ジシアノ−
    4、5、9、10−テトラヒドロピレノキノジメタンで
    ある、特許請求の範囲第11項記載の非線形光学媒体。 (27)(a)非線形光学応答を示す有機化合物、およ
    び(b)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、メチル基またはエチル基を意味し、
    R^1は炭素約1〜4のアルキル基を意味するが、R^
    1基の一つは水素であってもよい)に対応する少なくと
    も1種の重合性モノマーからなる成分の均質ブレンドを
    調製し、この均質ブレンドを重合させて、光学非線形性
    を示すゲスト有機化合物とホストポリマーとの均質固溶
    体を形成することからなる、光学的に透明な固溶体の製
    造方法。 (28)該重合性モノマーが、N、N−ジメチルアクリ
    ルアミドである、特許請求の範囲第27項記載の方法。 (29)該重合性モノマーが、N、N−ジメチルメタク
    リルアミドである、特許請求の範囲第27項記載の方法
    。 (30)該有機化合物成分を、有機成分の合計重量に基
    づいて少なくとも約25重量%の量で使用する、特許請
    求の範囲第27項記載の方法。 (31)該有機化合物成分が、ニトロアニリン構造を有
    するものである、特許請求の範囲第27項記載の方法。 (32)該有機化合物成分が、キノジメタン構造を有す
    るものである、特許請求の範囲第27項記載の方法。 (33)得られた固溶体を光学的に透明な薄膜状に成形
    する追加の工程を含む、特許請求の範囲第27項記載の
    方法。
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