JPS6283923A - パレツトの停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上１．の利用分野） 本発明はパレットの停止装置、詳しくは、コンベヤに載
せて搬送するパレットを設定停止位置に停止させる停止
装置に関する。

（従来の技術） 従来、フリーローラ付チェンコンベヤ等で搬送するパレ
ｙ）を設定停止位置に停止させる場合、静止部材に、前
記パレットの移動経路に突入するピン部材を出退自在に
設けて、前記パレットの１１１１記ビン部材との当接に
より、パレットを停止させる如く構成したものと、前記
ピン部材と静止部材との間に７ｇランクブソーバ等を設
けるか、又は、１）；Ｉ記ビン部材の外周に弾性体を設
けて前記パレットの移動エネルギーを吸収する如く構成
したものとが知られている。又、従来の装置には、前記
パレットが前記ピン部材に当った後の反動による後退移
動を少なくする後退阻止部材と、設定停止位置に停止し
たパレットを設定停止位置に保持するための保持部材と
が設けられている。

（発明が解決しようとする問題点） 所が、ピン部材のみで停止させる前者の装置によると、
パレｙ）の移動エネルギーの吸収効果が非常に小さいた
め、パレットとピン部材とが当接したときの街？による
反動により、パレットが後退移動し、該パレットが設定
停止位置に完全に停止するまでに要するに時間が長い問
題があり、又、／ヨノクアブソーバ或いは弾性体を備え
た後者の！Ａ置によると、エネルギー吸収効果は大きく
なるが、前記パレットを高速で移動させたり、或いは搬
送物のパレットへの積込量を多くしたりして搬送作業能
率を向上させる場合、パレットを、小さな／ヨノクで、
しかも一定時間以内で迅速に停止させることができなか
ったのである。

本発明の目的は、パレットを高速で移動させると共に、
搬送物のパレットへの積込物のパレットへの積込量を多
くした場合でも、パレットの停止時におけるショックを
小さくできると共に、パレットを短時間でスムーズに停
止させることができるようにするものである。

（問題点を解決するための手段） しかして、本発明は、コンベヤに載せて搬送するパレッ
ト（Ｐ）の停止装置であって、ピン部材（１）と該ピン
部材（１）が嵌合する嵌合溝（２１）をもった制御部材
（２）とから成る停止手段の前記ピン部材（１）と制御
部材（２）との一方を前記パレット（Ｐ）に取付け、他
方を静止部材（３）に前記パレット（Ｐ）の移動方向に
対し直交する方向に移動可能に設けると共に、前記嵌合
溝（２１）を、前記パレット（Ｐ）の移動方向一方側に
開口する入口（２１ａ）と、該入口（２１ａ）から前記
パレ７）（Ｐ）の移動方向に対し直交する側に傾斜する
ガイド面（２１　ｂ）と、該ガイド面（２１　ｂ）に連
続する保持面（２１ｃ）及びこの保持面（２Ｌ　ｃ）に
連続する出口（２１ｄ）とを備えた形状とする一方、前
記ピン部材（１）が前記ガイド面（２１　ｂ）と係合す
るとき１）ゴ記パレット（Ｐ）の移動エネルギーを吸収
するエネルギー吸収部材（４）と、前記ピン部材（１）
の前記保持面（２１ｃ）との係合状態を保持する保持部
材（５）とを設けたものである。

（作用） 第１，２図の如くピン部材（１）を静止部材（３）に、
パレット（Ｐ）の移動方向（Ｘ）に対し直交する方向に
移動可能に取付けて、前記バレ７　ト（Ｐ）の移動経路
に配設すると共に、前記ピン部材（１）と静止部材（３
）との間にエネルギー吸収部材（４）と保持部材（５ン
とを設ける一方、制御部材（２）をバレッ）　（Ｐ）に
取付けて、該バレ７　ト（Ｐ）を設定停止位置に停止さ
せる場合、前記ピン部材（１）が、前記制御部材（２）
における嵌合溝（２１）の入口（２１ａ）に入り、この
入口（２１ａ）から前記ピン部材（１）が、前記エネル
ギー吸収部材（４）を作動させ乍ら、前記移動方向（Ｘ
）に対し直交する側に傾斜するガイド面（２１　ｂ）に
沿って保持面（２１ｃ）に保持されるのであって、前記
入口（２１ａ）から保持面（２１ｃ）に移行する間に、
前記エネルギー吸収部材（４）により、バレッ）　（Ｐ
）の移動エネルギーを吸収することができるのであり、
又、前記保持面（２１ｃ）に移行したピン部材（１）の
保持面（２１ｃ）との係合により、前記バレッ）　（Ｐ
）の前進及び後退移動が阻止され、該パレット（Ｐ）を
設定停止位置に停止させることができるのである。

（実施例） 第１，２図に示した装置は、１対のエンドレスチェン（
Ｃ）（Ｃ）の内側に多数のローラ（Ｒ）（Ｒ）を回転自
由に支持して成るフリーロー−ｙ　付＋エンコンベヤ（
Ａ）に載せて水平方向に搬送するバレッ）　（Ｐ）を自
動的に停止させるものであって、ビン部材（１）と、該
ピン部材（１）が嵌合する嵌合溝（２１）をもった制御
部材（２）とから成る停止手段を用い、前記ピン部材（
１）を、前記コンベヤ（Ａ’）の幅方向中間部に配設す
る静止部材（３）に、前記１＜レフト（Ｐ）の移動方向
（Ｘ）に対し直交する方向に移動可能に設けて、前記バ
レツ）　（Ｐ）の移動経路に突出させ、又、前記制御部
材（２）を前記ノ寸レフ）　（Ｐ）の前端側底面に取付
けて、前記嵌合溝（２１）を下向きに開放させると共に
、この嵌合溝（２１）を、前記バレツ）　ＣＰ）の移動
方向（Ｘ）に開口する入口（２１ａ）と、該入口（２１
ａ）からバレッ）　ＣＰ）の移動方向（Ｘ）と反対方向
に向って前記移動方向（Ｘ）に対し直交する個に傾斜す
るガイド面（２１　ｂ）と、該ガイド面（２１　ｂ）に
連続し、前記移動方向（Ｘ）と直交する保持面（２１ｃ
）及びこの保持面（２１Ｃ）に連続し、前記移動方向（
Ｘ）と反対方向に開［−１する出口（２１ｅ）とを備え
た形状とする一方、前記ピン部材（１）と前記静止部材
（３）との間に、前記ピン部材（１）がｎｊ前記ガイド
面（２１ｂ）と係合するとき、前記パレット（Ｐ）の移
動エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材（４）と、
前記ピン部材（１）の前記保持面（２１ｃ）との係合状
態を保持する保持部材（５）とを設けたのである。

以上の構成において、前記ピン部材（１）は、前記コン
ベヤ（Ａ）の幅方向に延びるレール（３１）をもった前
記静止部材（３）に対し前記レール（３１）に沿って移
動可能に支持する支持部材（６）に、回転及び出退自在
に支持して、このピン部材（１）が、前記ガイド面（２
１　ｂ）と係合するとき、静止部材（３）に対し前記移
動方向（Ｘ）と直交する方向に移動し乍らガイド面（２
１　ｂ）との係合抵抗により、ピン部材（１）がフリー
に転動し、又、ピン部材（１）の前記保持面（２１ｃ）
との係合離脱時、該ピン部材（１）を一定ストローク後
退させて、前記出口（２１ｄ）から出すようにしている
。

又、前記嵌合溝（２１）は、前記入口（２１ａ）からガ
イド面（２１　ｂ＞を経て係合面（２１Ｃ）に至る間の
入口側溝部を、前記ガイド面（２１ｂ）の終端部から前
記出口（２１ｄ）に至る出口側溝部に対し深＜シ、前記
入口（２１ａ）に入った前記ビン部（１）が、出口側溝
部に影うされることなくガイド面（２１　ｂ）に沿って
保持面（２１ｃ）に移行するようにしている。

又、前記出口（２１ｄ）は、前記ガイド面（２１　ｂ）
の終端部から前記移動方向（Ｘ）と反対方向に向かって
、前記移動方向（Ｘ）と直交する側に傾斜する強制送り
面（２１ｅ）を介して設けるのであって、前記ピン部材
（１）の前記送り面（２１ｅ）との係合時、前記エネル
ギー吸収部材（４）の復元力により前記送り而（２１ｅ
）に、前記移動方向（Ｘ）への力を作用させて停止して
いるパレットの移動に弾みをつけるようにしている。

又、前記支持部材（６）には、ばね受（６１）をもつブ
ラケット（６２）を設けると共に、前記静止部材（３）
に、前記ばね受（６１）に対向するばね受（３２）を設
けて、これらばね受（６１）（３２）間に、コイルばね
から成る前記エネルギー吸収部材（４）を張設し、この
エネルギー吸収部材（４）の力により前記ピン部材（１
）を一定位置に保持している。

又、前記保持部材（５）は、流体圧シリンダから成り、
このシリンダを前記静止部材（３）に取付けて、そのピ
ストンロッド（５１）の先端を前記ブラケット（６２）
に当接させている。

又、…１記静止部材（３）にはリミットスイッチ（７）
を設けると共に、このリミットスイッチ（７）の作動部
材に接触する当たり（８）をパレット（Ｐ）に設けて、
前記ピストン部材（１）が前記保持面（２１ｃ）に係合
する少し手前位置で、前記当たり（８）により前記リミ
ットスイッチ（７）を動作させ、この動作信号により前
記保持部材（５）を作動させるようにしている。

本発明は以上の如く構成するもので、パレット（Ｐ）を
コンベヤ（Ａ）に載せて搬送する場合、ＯＭ記ピン部材
（１）は、パレット（Ｐ）の移動経路に突出している。

しかして、移動するパレット（Ｐ）が設定停止位置に近
づくと、先ずピン部材（１）が、嵌合溝（２１）の入口
（２１ａ）に入って、ガイド面（２１　ｂ）の入口部分
と係合し、このガイド面（２１　ｂ）により前記ピン部
材（１）が、静止部材（３）に対し前記移動方向（Ｘ）
と直交する方向に移動し、同時に前記エネルギー吸収部
材（４）が引張られて伸び、このエネルギー吸収部材（
４）により前記パレット（Ｐ）の移動エネルギーを吸収
するのである。又、前記ピン部材（１）が前記ガイド面
（２１　ｂ）に沿って移行するとき、該ピン部材（１）
は、前記支持部材（６）に対しフリーに転動するのであ
る。

そして、前記ピン部材（１）がガイド面（２１ｂ）から
保持面（２１ｃ）に移行する少し手前位置で、前記パレ
ット（Ｐ）に設けた当たり（８）により、リミットスイ
ッチ（７）が動作し、このリミットスイッチ（７）の動
作信号で保持部材（５）が作動し、該保持部材（５）に
おけるピストンロッド（５１）の先端がブラケット（６
２）に当接し、前記ピン部材（１）を前記保持面（２１
ｃ）に押付けるのである。従って、前記保持面（２１ｃ
）により、前記制御部材（２）のピン部材（１）に対す
る前記移動方向（Ｘ）及びその反対方向への移動を確実
に阻止できるため、バレッ）　（Ｐ）の停止精度を著る
しく向上できるのである。

例えば、パレット（Ｐ）に８．５ｋｇ、ｆの搬送物を載
せ、５００璽■／Ｓの速度で前記パレット（Ｐ）を移動
させた場合、本発明の停止’Ｘｉ　Ｔｌによると、減速
時間が平均０．２秒、停止時の衝撃値が最大値で、０．
５５Ｇ　（５，４ｍ／ｓ”　）の実験結果を得ることが
できたのに対し、シｅ　ツクアブソーバ方式による従来
の停止装置によると、減速時間が平均１秒、停止時の衝
撃値が最大値で１．７Ｇ　（１６，７ｍ／ｓ”　）であ
った。従って、本発明によると、減速時間を約１７５に
短縮でき、又停止時の衝撃力を約１／３に低減できるの
である。

又、前記保持部材（５）により、前記ピン部材（１）の
エネルギー吸収部材（４）による復帰が阻止され、ピン
部材（１）の保持面（２１ｃ）との係合状態が保持され
るため、前記パレット（Ｐ）を設定停止位置に確実に停
止させることができ、本実験によれば、繰返しの停止誤
差は±０．０２．Ｉ！であった。

又、前記パレ７　）　ＣＰ）を設定停止位置から移動方
向（Ｘ）に移動させる場合、作業ステー／コノでの作業
完了信号により前記保持部材（５）を、ピストンロッド
（５１）が後退移動するように作動させて、前記ピン部
材（１）の保持面（２１ｃ）への押付けを解除すると共
に、前記ピン部材（１）を一定ストローク後退させるの
である。

すると、前記エネルギー吸収部材（４）の弾性復元力に
より前記ピン部材（１）は、強制送り而（２１ｅ）側に
移行して、該送り而（２１ｅ）に係合するのであって、
この送り面（２１ｅ）との係合時、前記エネルギー吸収
部材（４）の復元力により前記送り面（２１ｅ）に、前
記移動方向（Ｘ）への力が作用して、前記制御部材（２
）が前記移動方向（Ｘ）に付彷され、その弾みで前記パ
レット（Ｐ）は加速し、前記ピン部材（１）は出口（２
１ｄ）から外方に出るので屍る。尚、前記設定停止位置
に停止したバレッ）　（Ｐ）には、前記コンベヤ（Ａ）
からの動力が常時作用しているため、パレット（Ｐ）の
停止を解除すると、該パレノ）（Ｐ）は前記コンベヤ（
Ａ）からの動力により移動方向（Ｘ）に自然に移動する
ことになるが、１ｌｉ７記した如く強制送り而（２１ｅ
）を設けることにより、前記パレ、）　（Ｐ）を、加速
させることができるので、パレット移動初期の時間損失
を少なくでき、それだけ搬送作業能率を向上できるので
ある。本実験によれば、減速、位置決め時間が０．８秒
、加速時間が０．２秒、トータル１秒短縮することがで
き、例えば６秒タクトのラインであれば、５秒タクトの
ラインにでき、生産効率を約２０％向上させることがで
きるのである。

尚、以上説明した実施例では、ピン部材（１）を静止部
材（３）に設け、制御部材（２）をパレット（Ｐ）に取
付けたが、その反対であってもよい。この場合、前記制
御部材（２）を、パレットの移動方向に対し直交する方
向に移動可能にするのである。

又、制御部材（２）の出口（２１ｄ）を、保持面（２１
ｃ）に対しパレットの移動方向と反対方向に開口させた
が、その他、下向きに開放した前記保持面（２１ｃ）の
開放口部分を前記出口と兼用させてもよい。

又、エネルギー吸収部材（４）として、コイルばねを用
いたが、その他、例えば／ヨノクアブソーバ或いはゴム
などの弾性体を用いてもよい。

又、保持部材（５）として、流体圧／リンダを用いたが
、その他、例えば磁性体と電磁石とを用いてもよい。こ
の場合、例えば前記ピン部材（１）を磁性体で形成し、
前記電磁石を前記制御部材（２）に設けるのである。

（発明の効果） 以上の如く本発明は、ピン部材（１）と、該ピン部材（
１）が嵌合する嵌合溝（２１）をもった制御部材（２）
とから成る停止手段の前記ピン部材（１）と制御部材（
２）との一方を前記パレット（Ｐ）に取付け、他方を静
止部材（３）に前記パレノ１　（Ｐ）の移動方向に対し
直交する方向に移動可能に設けると共に、前記嵌合溝（
２１）を、前記パレット（Ｐ）の移動方向一方何に開口
する入口（２１ａ）と、該入口（２１ａ）から前記パレ
ット（Ｐ）の移動方向に対し直交する側に傾斜するガイ
ド面（２１　ｂ）と、該ガイド而（２１ｂ）に連続する
保持面（２１ｃ）及びこの保持面（２１ｃ）に連続する
出口（２１ｄ）とを備えた形状とし、前記ピン部材（１
）と制御部材（２）との一方をバレッ）　（Ｐ）の移動
方向に対し直交する側に移行させ乍ら、エネルギー吸収
部材（４）でパレットの移動エネルギーを吸収すると共
に、前記ピン部材（１）と嵌合溝（２１）の保持面（２
１ｃ）とで、パレットの移動方向及びその反対方向への
動きを阻止するようにしたから、パレットを高速で移動
させると共に、搬送物のパレットへの積込量を多くした
場合でも、パレットの停止時におけるショックを小さく
できて、しかも、パレットを一定時間以内で短時間にス
ムーズに停止させることができるのである。従って、パ
レットによる搬送物の搬送作業能率を向上でき、それだ
けコストダウンを図ることができるのである。

その上、前記ピン部材（１）と、嵌合溝（２１）の保持
面（２１ｃ）とでパレットの移動方向及びその反対方向
への動きを阻止し得るから、従来の如くパレットの後退
を阻止する後退阻止部材を特別に設ける必要がないので
あり、それだけコストダウンを図ることができると共に
、構造を簡素化できるのである。

又、前記ピン部材（１）の前記保持面（２１Ｃ）との係
合状態を保持する保持部材（５）を設けたから、前記パ
レットの停止状態を確実に維持することができるのであ
る。

屯　図面のＩＴｉ’ｉ串な説明 第１図は本発明装置の一実施例を示す平面図、第２図は
側面図、第３図は制御部材のみの拡大底面図、第４図は
同左側面図、第５図は同右側面図、第６図は第３図Ｖｌ
−ＶＴ線断面図、第７図は第３図■−■線断面図、第８
図はピン部材の嵌合溝との係合状態を示す説明図である
。

（１）・・・・・・ピン部材 （２）・・・・・・制御部材 （２１）・・・・・・嵌合溝 （２１ａ）・・・・・・入口 （２１　ｂ）・・・・・・ガイド而 （２１ｃ）・・・・・・保持面 （２１ｄ）・・・・・・出口 （３）・・・・・・静止部材 （４）・・・・・・エネルギー吸収部材（５）・・・・
・・保持部材 （Ｐ）・・・・・・パレット 、Ｓ、′ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンベヤに載せて搬送するパレット（Ｐ）の停止装置で
   あって、ピン部材（１）と該ピン部材（１）が嵌合する
   嵌合溝（２１）をもった制御部材（２）とから成る停止
   手段の前記ピン部材（１）と制御部材（２）との一方を
   前記パレット（Ｐ）に取付け、他方を静止部材（３）に
   前記パレット（Ｐ）の移動方向に対し直交する方向に移
   動可能に設けると共に、前記嵌合溝（２１）を、前記パ
   レット（Ｐ）の移動方向一方側に開口する入口（２１ａ
   ）と、該入口（２１ａ）から前記パレット（Ｐ）の移動
   方向に対し直交する側に傾斜するガイド面（２１ｂ）と
   、該ガイド面（２１ｂ）に連続する保持面（２１ｃ）及
   びこの保持面（２１ｃ）に連続する出口（２１ｄ）とを
   備えた形状とする一方、前記ピン部材（１）が前記ガイ
   ド面（２１ｂ）と係合するとき前記パレット（Ｐ）の移
   動エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材（４）と、
   前記ピン部材（１）の前記保持面（２１ｃ）との係合状
   態を保持する保持部材（５）とを設けたことを特徴とす
   るパレットの停止装置。