JPS6283026A - トリチウム分離装置 - Google Patents

トリチウム分離装置

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JPS6283026A
JPS6283026A JP22311385A JP22311385A JPS6283026A JP S6283026 A JPS6283026 A JP S6283026A JP 22311385 A JP22311385 A JP 22311385A JP 22311385 A JP22311385 A JP 22311385A JP S6283026 A JPS6283026 A JP S6283026A
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JP
Japan
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tritium
exchange reaction
reaction tower
water
hydrogen gas
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Pending
Application number
JP22311385A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Obara
敦 小原
Kusuo Ashibe
芦部 楠夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、軽水()i20)、皇水(D20)等(以下
、単に「水Jと呼ぶ)に含有されたトリチウムを、少な
い電力で水素ガス中に*kJするよりにしたトリチウム
分離装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
近時、新たなエネルギー源として核融合技術を利用した
ものが注目されてきた。核融合による発電は、水素の同
位体など比較的軽い原子同士が衝突して、融合反応を起
こす際に発生する大きなエネルギーを動力諒とするもの
である。
現在、この燃料として、最も実現しやすいといわれてい
るのは■水素とトリチウムとの組合せである。
ところで、水素同位体は、融合炉を構成する構造材中に
溶解・拡散する性質を有しているため、融合炉の運転に
伴なって、上記構造材を冷却する冷却水中にトリチウム
の証が保々に増加することになる。この場合、トリチウ
ムは放射性物質であるため、融合炉のノインテナンスを
困難化させたシ、環境への影響が予想される。
そこで、現在、この冷却水からトリチウムを除去するム
々の方法が提案はれている。
水からトリチウムを除去する方法には、たとえば水蒸留
法、水素の深冷蒸留法などがあり、トリチウムを99%
まで濃縮するKは水素の深冷蒸留法が最も適していると
考えられている。
水素の深冷蒸留法によ勺トリチウムを除去するためには
、トリチウムを含んだ冷却水をトリチウム濃度む水素ガ
スに転換させる必要がある。
さらに、この時点で、水素ガス中のトリチウム濃度を可
能な限り高めて、水素ガスの必要処理蓋の低減を図シ、
トリチウム除去効率の向上化および深冷蒸留塔の小型化
を図れることが望ましい。そこで、この水・水系交換工
程でトリチウムを濃縮するようにしたトリチウム分離装
置が考えられている。
すなわち、このトリチウム分離装置は、第1図に示す如
く、主として触媒反応塔1と電解槽2とで構成されてい
る。トリチウム全除云すべき冷却水3は、上記触媒交換
反応塔1の一方の導入口から導入される。触媒交換反応
塔lの他方の導入口には、上記冷却水よシも、さらにト
リチウムリッチな高濃度トリチウム貧有水素ガス4が導
入されておシ、この水素ガス4は上記冷却水3と触媒交
換反応塔1内で向流接触する。
水素ガス4に含まれたトリチウム(ηは、触媒の働きに
よって、以下のように軽水素(搏または重水素(Qと交
換される。
H20+HT4HTO+H2・・・・・・・・・・・・
(1)D20+DT−+DTO+D2       ・
・・・・・・・・・・・(2)このため、触媒交換塔1
からは、よシトリチウム濃度の高まった冷却水(以下1
トリチウム水」と呼ぶ)5と、トリチウム濃度の低い水
素ガス6とが生成される。そして、上記トリチウム水5
は、さらに′i!L解槽2に送出される。電解槽2内に
導入されたトリチウム水5は、電気分解によシ、前記高
濃度トリチクム含有水累ガス4と、酸素ガス7とに分解
される。そして、高濃度トリチウム含有水素ガス4は、
その一部が図示しない深冷蒸留塔へ送出される。また、
この高濃度トリチウム含有水素ガス4の残シは、前記触
媒交換反応塔lに送出され、前述した交換反応を利用し
て、トリチウム水5の含有トリチウムの高濃度化に供さ
れる。なお、前記水系ガス6および酸素ガス7は、たと
えば、図示しない貴結合器に送出され、水生成工程に供
せられることになる。
屯 ところで、このようなリチクム分離装置では供給された
水3の全てを電解槽2によって亀気分解し、これによっ
て得た高濃度トリチウム含有水素ガス4の一部を深冷蒸
留塔に供給し、また、その残シを前記触媒交換反応塔1
に供給して、前述した反応によシ、電気分解に供する水
3の含有トリチウム濃度を高めるようにしている。この
ため、たとえば10m3/dayの水を電気分解しよう
とすると、電極での電流密度が2000 A/m2の場
合、実に1500m2 という犬面積の電極板を有する
電解槽が必要となる。また、この場合、電解電圧を2v
とすると、2.5は、%解槽の容量および消費電力が極
めて大きくなってしまうという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであ
シ、その目的とするところは、電解槽の負担を軽減させ
て、電解槽の小型化、省電力化を図り、もって装置全体
の省電力化を図るようにしたトリチウム分離装置を提供
することにある。
〔発明の概要」 本発明は、低温度と高温度とで使用される2反応塔へ順
に通流式せるとともに1水素ガスを高温度触媒交換反応
塔から低温度触媒交換反応塔へ順に通流させるようにし
ている。そして、低温度触媒交換反応塔から前温度触媒
交換反応塔へ導入されるトリチウム水の一部?分流し、
この分流烙れたトリチウム水k ’r’i1.気分解し
て高分解トリチウム含有水素ガスを得るようにしている
すなわち、一般に、触媒交換反応塔における交換反応の
平衡定数は低温である程大きいので。
本発明における低温度触媒交換反応塔では水素ガスから
水へ) IJチウムが移行し、高温度触媒交換反応塔で
は水から水素ガスへトリチウムが移行する。本発明は、
この作用を利用したものである。
〔発明の効果〕
力1くして、本発明によれば、高温・低温の両触媒交換
反応塔によって、水に含有するトリチウム分離を効果的
に扁めつつ、トリチウム濃度の高い水を必賛蓋だけ電気
分解して高濃度の水素ガス金生成し、これを深冷蒸留塔
に供給することが可能となる。つ甘り、水素ガスを媒体
として、低温度触媒交換反応塔から高温度触媒交換反応
塔へ供給さilろ水の含有トリチウム含有水、1:群槽
の作用とは独立に尚めることかでき、その高濃度トリチ
ウム含有水全必要なt、iだけ1J−気分解して高濃度
水素ガス金生成し、これ全深冷蒸留塔に供給することが
ムエ能となる。このため本発明における亀解西は、その
容量、電力量ともに極めて僅かなもので足り、結局、装
置全体の必妾亀力量の低減化を図ることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の詳細を図示の実施例に基づき説明する。
第2因において、11は、たとえは20℃程度の温度で
稼動される低温度触媒交換反応塔である。また、12は
、たとえl−1’80℃程度の、翁温度状態で稼動され
る高温度触媒反応塔である。
これら両反応塔11.12は、水の通流系統J3と、水
素ガスの循環系統14とを介し7て1目列的に設けられ
ている。これら反応%iノ、ノ2は導入されたトリチウ
ム含有水とトリチウム含有水素ガスとをそれぞれ向流接
触埒せて、水素または重水素と、トリチウムとの9:換
反応を行わせるものである。すなわち、触媒交換反応塔
11.12におけるトリチウムの交換反応の平衡定数は
一般に温度に依存17、たとオ、ば軽水素−トリチウム
系の平衡定数1i80℃で約4.4.20℃で6.75
となる。したがって、低温度触媒反応塔11では水素ガ
スから水側にトリチウムが移動し、高温度触媒反応塔1
2では水側から水素ガス側にトリチウムが移動すること
になる。
また、低温度触媒交換反応塔11から高温度触媒交換反
応塔12に至る水の通流系統ノ3には分岐系統15を介
して、電解槽16が接続されている。
このように構成されたトリチウム分離装置において、ト
リチウムを除去すべき水2oは、低温度触媒交換反応塔
11の一方の導入口から導入される。反応塔11の他方
の導入口には、上記水20よりも、さらにトリチクムリ
ッチ々高洟度トリチクム含有水素ガス2ノが導入されて
いる。低温度状態での交換反応の場合、トリチウムは水
素ガスから水に移動するので、上記反応塔IIから排出
される水22は極めてトリチウム両度が筒いものとなり
、また、同水素力゛ス23はトリチウム濃度が低いもの
となる。高濃度トリチウム含有水22の一部は電解槽1
6に送出され、残プは高温度触媒交換反応塔12の一方
の導入口へ送出される。高温度触媒交換反応塔12の他
方の導入口には低温度触媒交換N応塔1ノから排出され
た前記低濃度トリチウム含有水素ガス23が供給されて
いる。測温1度状態での交換灰化、の場合、トリチウム
は水から水素ガスに移動するので、高温度触媒交換反応
塔12から排出される水24は極めてトリチウム濃度が
低く、また、水素ガス2Iは極めてトリチウム濃度が昼
いものとなる。そして、この水素ガス21は前記低温度
触媒交換反応塔11に送出され、前述した低温度におけ
る交換反応に使用される。これらの触媒交換反応塔11
.12により水素ガスを媒体として水の含有トリチウム
の濃度が筒められることになる。
一方、電解槽16は、前記高濃度トリチウム含有水22
を必要量たけ電気分解して高濃度トリチウム官有水素ガ
ス25と、酸素ガス26とに分解している。しかして、
高濃度トリチウム含有水素ガス25は図示しない深冷蒸
留塔に供給される。なお、上記酸素ガス26は、排出も
しくは、図示しない水成牛用の再結合器に送出される。
このよf)K本実施例によれば、低温度触媒交換反応塔
1ノでは、水側にトリチウムが濃縮され、高温度触媒交
換反応塔12では、水素ガスク1jにトリチウムが濃縮
される。そして、これらの触媒交換反応塔11.12間
で水素ガスを媒体としてトリチウム含有水の筒濃度化が
行われるととKなる。このため、電解槽16は、深冷蒸
留塔に供給する高濃度トリチウム含有水素ガス25の生
成に必要な量の水だけ電気分解すればよいことになる。
しかも、電気分解する水は、両反応塔11.12間を流
れる最もトリチウム濃度の商い水であるため、−気分解
する量は非常に少量で足ることになる。具体的な数字を
先の例に基づいて示せば、次のようになる。つまシ、1
0m5/dayの水を処理する場合、低温度触媒交換反
応塔1ノに導入される水のトリチウム含有水(C,F、
)を100、トリチウム分離装置のトリテクム除去率(
R,F’、)を0.31とすると、寛解槽での処理量は
0.031 m’ / dayとな尻電群槽の容量およ
び電力ともに、従来例の約1/300で済むことになる
。しかも、この場合、を群槽の容量が小さいために、電
解槽内に蓄積されるトリチウムの量が減少し、亀解格の
メインテナンスも極めて容易となる。
また、本実施例では、水素ガスの循壌糸杭13から水素
ガスが引き抜かれることがなく、水素ガスをトリチワム
高に炭化の媒体として用いているため、わされざ前記水
′t−篭気分解して、トリチウム濃度化に利用する水=
Wスを生成する必要がない。
なお、不発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で植種変形して実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリチウム分離装置の概略構成を示すブ
ロック図、第2図は本発明の一実施例に係るトリチウム
分離装置の概略構成を示すブロック図である。 1・・・触媒交換反応塔、2・・・電解槽、1ノ・・・
低温に触媒交換反応塔、12・・・高温度触媒交換反応
塔、ノロ・・・電解槽。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦し−\−7 會

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリチウム含有水と高濃度トリチウム含有水素ガスとを
    導入して向流接触させて上記トリチウム含有水素ガス中
    のトリチウムを上記トリチウム含有水に移動させ、高濃
    度トリチウム含有水と低濃度トリチウム含有水素ガスと
    を生成する低温度触媒交換反応塔と、この低温度触媒交
    換反応塔で得られた上記高濃度トリチウム含有水と低濃
    度トリチウム含有水素ガスとをそれぞれ導入して向流接
    触させ、低濃度トリチウム含有水と前記低温度触媒交換
    反応塔に供給する前記高濃度トリチウム含有水素ガスと
    を生成する高温度触媒交換反応塔と、前記低温度触媒交
    換反応塔から出力される前記高濃度トリチウム含有水の
    一部を電気分解して、新たな高濃度トリチウム含有水素
    ガスを生成する電解槽とを具備したことを特徴とするト
    リチウム分離装置。
JP22311385A 1985-10-07 1985-10-07 トリチウム分離装置 Pending JPS6283026A (ja)

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JP22311385A JPS6283026A (ja) 1985-10-07 1985-10-07 トリチウム分離装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6929776B1 (en) 1999-02-02 2005-08-16 Innomart Pte Ltd. Jewelry alloy compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6929776B1 (en) 1999-02-02 2005-08-16 Innomart Pte Ltd. Jewelry alloy compositions

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