JP2006160572A - 水素製造装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水素製造の各工程から排出される熱を回収することにより、排熱の有効利用を図り、熱効率を改善する。
【解決手段】 水素製造装置は、ヨウ素21、二酸化硫酸24及び水18を熱化学的に分解してヨウ化水素21及び硫酸23を生成するブンゼン反応器4と、この生成し分離されたヨウ化水素21を濃縮分解するヨウ化水素濃縮分解手段と、分離された硫酸23を濃縮分解する硫酸濃縮分解手段と、前記ヨウ化水素濃縮分解手段及び硫酸濃縮分解手段から選択された少なくとも1器(例えば、三酸化硫黄分解器14)から排出される熱をこの選択された器より使用温度が低温側の器(例えば、ヨウ化水素分解器8)に伝達する手段(例えば、加熱器16a、16b、16c)を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は水を熱化学的に分解して水素を製造する水素製造装置及びその方法に関する。
未来社会の1つのビジョンとして水素をエネルギー媒介とした水素エネルギー社会の実現が注目されており、このため、いくつかの有力な水素製造方法が考えられている。水素エネルギー社会を実現するための、全ての水素製造方法における最も重要な指標は、その水素生成効率又は熱効率であり、この熱効率をなるべく高くすることが重要である。
ここでの熱効率とは、熱効率=(生成水素の燃焼熱量)/(水素生成のために使用された全エネルギー)で定義される。
いくつかの水素製造方法のうち、熱化学水素製造プロセスであるIS法(又はSI法、Iodine-Sulfur法、ヨウ素と硫酸を内部循環しながら、水を熱化学的に分解して水素製造する方法)は、水及び発電所等から得られる900℃程度の熱を供給することにより、主に3つの工程(ブンゼン反応工程、ヨウ化水素濃縮分解工程、硫酸濃縮分解工程)による内部循環を経て水を水素と酸素へと変換するものである(例えば、特許文献1、2及び非特許文献1参照)。
IS法において熱源としては高温ガス炉などを用い、ブンゼン反応工程で水、ヨウ素、二酸化硫黄をヨウ化水素(HI)、硫酸に変える。このうち、ヨウ化水素は加熱することにより水素及びヨウ素へ変える(HI濃縮分解工程)。一方の硫酸は、やはり加熱することで酸素、水、二酸化硫黄に変える。全体として、ヨウ素、水、二酸化硫黄はブンゼン反応工程へリサイクルし、水素と酸素は水素製造システムの系外へ排出し回収される。
特開昭52−20394号公報 特開2004−232031号公報 J.H.Norman et al.,GA−A 16300,1981
しかしながら、上述したIS法のプロセスフロー設計においては、さらに熱効率の向上が可能である。そのためには、HI濃縮分解工程、硫酸濃縮分解工程における熱の有効利用が重要である。
例えば、硫酸濃縮分解工程では、硫酸から二酸化硫黄を生成するための、反応エネルギー(吸熱反応)のみでも、生成される水素の燃焼量と同程度の熱量を消費するため、熱効率に対しての影響が大きく、熱効率を低くする原因となっている。
上述のように、熱効率をなるべく高くするためには、加熱に要するエネルギーを有効利用する手段を講じなければならないという課題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、水素製造の各工程から排出される熱を回収することにより、排熱の有効利用を図り、熱効率を改善することのできる水素製造装置及びその方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の水素製造装置は、ヨウ素、二酸化硫酸及び水を熱化学的に分解してヨウ化水素及び硫酸を生成するブンゼン反応器と、このブンゼン反応器で生成されたヨウ化水素及び硫酸を分離する二相分離器と、この分離されたヨウ化水素の純度を高めるヨウ化水素精製器と、この純度が高められたヨウ化水素を濃縮するヨウ化水素蒸留器と、この濃縮されたヨウ化水素を水素及びヨウ素に分解するヨウ化水素分解器と、この分解されたヨウ素を回収するヨウ素回収器と、前記分解されなかったヨウ化水素を回収するヨウ化水素回収器と、前記分離された硫酸の純度を高める硫酸精製器と、この純度が高められた硫酸を濃縮する硫酸濃縮器と、この濃縮された硫酸を三酸化硫黄及び水に分解する硫酸分解器と、この分解された三酸化硫黄を二酸化硫黄及び酸素に分解する三酸化硫黄分解器と、この分解された二酸化硫黄を回収する二酸化硫黄回収器と、前記ヨウ化水素精製器、ヨウ化水素蒸留器、ヨウ化水素分解器、ヨウ素回収器、ヨウ化水素回収器、硫酸精製器、硫酸濃縮器、硫酸分解器、三酸化硫黄分解器及び二酸化硫黄回収器から選択された少なくとも1個の容器から排出される熱をこの選択された容器より使用温度が低温側の他の容器に伝達して回収する排熱回収手段と、を有することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するため、本発明の水素製造方法は、ヨウ素、二酸化硫酸及び水を熱化学的に分解してヨウ化水素及び硫酸を生成し分離するブンゼン反応工程と、
この分離されたヨウ化水素の純度を高めるヨウ化水素精製工程と、この純度が高められたヨウ化水素を濃縮するヨウ化水素濃縮工程と、この濃縮されたヨウ化水素を水素及びヨウ素に分解するヨウ化水素分解工程と、この分解されたヨウ素を回収するヨウ素回収工程と、前記分解されなかったヨウ化水素を回収するヨウ化水素回収工程と、
前記分離された硫酸の純度を高める硫酸精製工程と、この純度が高められた硫酸を濃縮する硫酸濃縮工程と、この濃縮された硫酸を三酸化硫黄及び水に分解する硫酸分解工程と、この分解された三酸化硫黄を二酸化硫黄及び酸素に分解する三酸化硫黄分解工程と、この分解された二酸化硫黄を回収する二酸化硫黄回収工程と、前記ヨウ化水素精製工程、ヨウ化水素蒸留工程、ヨウ化水素分解工程、ヨウ素回収工程、ヨウ化水素回収工程、硫酸精製工程、硫酸濃縮工程、硫酸分解工程、三酸化硫黄分解工程及び二酸化硫黄回収工程から選択された少なくとも1工程から排出される熱をこの選択された工程より使用温度が低温側の工程に伝達して回収する排熱回収手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明に係る水素製造装置及びその方法よれば、ヨウ化水素濃縮分解工程又は硫酸濃縮分解工程を形成する各工程から選択された少なくとも1工程から排出される熱をこの選択された工程より使用温度が低温側の工程に伝達して回収することにより、排熱の有効利用を図り、熱化学的な水素製造における熱効率を大幅に改善することができる。
以下、本発明に係る水素製造装置及びその方法の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。ここで、同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図1は、発明の実施の形態の水素製造装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、IS法による熱化学的水素製造法は、主に3つの工程、すなわち、ブンゼン反応工程1、ヨウ化水素(HI)濃縮分解工程2、硫酸濃縮分解工程3から構成される。
まず、ブンゼン反応工程1について説明する。図1において、ヨウ素21、二酸化硫黄24、水18をブンゼン反応器4に供給して、ブンゼン反応と呼ばれる熱化学反応を起こし、ヨウ化水素22及び硫酸23を生成する。この生成したヨウ化水素22及び硫酸23を二相分離器5に移行する。この二相分離器5において、比重の相違により、ヨウ化水素22と硫酸23とに分離する。この分離したヨウ化水素22と硫酸23とは、それぞれHI濃縮分解工程2及び硫酸濃縮分解工程3へと送られる。未反応のヨウ素21、二酸化硫黄24、水18は、二相分離器2内の生成装置で分離されて元のブンゼン反応容器4に戻される。
次に、HI濃縮分解工程2について説明する。分離したヨウ化水素22は、HI精製器6に送り込まれる。このHI精製器6においては、ヨウ化水素22の純度を更に高めるためにブンゼン反応とは逆の反応(逆ブンゼン反応)を起こして、ヨウ化水素22水溶液中の硫酸23をヨウ素21、水18、二酸化硫黄24に分解して除去し、これらをブンゼン反応工程1へ戻す。この精製したヨウ化水素22は、ヨウ素21、水18と共にHI蒸留器7に送り込まれて濃縮される。
このHI蒸留器7においては、蒸留してヨウ化水素22の濃度を高める。この蒸留のための加熱は、例えば、次工程の硫酸濃縮分解工程3で排出された熱源を利用した加熱器16cにより行われる。
蒸留されて濃縮したヨウ化水素22は、ヨウ素21と共にHI分解器8に送り込まれる。HI分解器8では、加熱して、ヨウ化水素22を水素19とヨウ素21とに分解される。この加熱は、例えば、次工程の硫酸濃縮分解工程3で排出された熱源を利用した加熱器16bにより行われる。
この分解した水素19とヨウ素21は、未分解のヨウ化水素22と共にヨウ素回収器9に送り込まれる。ヨウ素回収器9では、ヨウ素21が回収され、HI蒸留器7又は元のブンゼン反応工程1に再度戻される。
この回収されなかった未分解のヨウ化水素22及び水素19は、HI回収器10に送り込まれる。HI回収器10では、ヨウ化水素22が回収され、前工程のHI分解器8に送り込まれる。このHI回収器10で回収されなかった水素19は、系外に排出され回収される。
次に、硫酸濃縮分解工程3について説明する。二相分離器5で分離した硫酸23は、硫酸精製器11に送り込まれる。硫酸23の純度を更に高めるためにブンゼン反応とは逆の反応(逆ブンゼン反応)を起こして、硫酸23水溶液中のヨウ化水素22をヨウ素21、水18、二酸化硫黄24に分解して除去し、これらはブンゼン反応容器4へ戻される。精製した硫酸23は、水18と共に硫酸濃縮器12に送り込まれて濃縮される。
この硫酸濃縮器12においては、蒸留して硫酸23の濃度を高める。蒸留した水18は、再循環されるか、冷却器17を経て元のブンゼン反応工程1に戻される。蒸留されて濃縮した濃硫酸23は、水18と共に硫酸分解器13に送り込まれる。
この硫酸分解器13では、濃硫酸23は加熱されて、三酸化硫黄25と水18とに分離される。この加熱は、例えば、後工程の三酸化硫黄分解器14で発生した熱源を利用した加熱器16aにより行われる。
この分離した三酸化硫黄25は、三酸化硫黄分解器14に送り込まれる。三酸化硫黄分解器14では、加熱することにより、三酸化硫黄25は、二酸化硫黄24及び酸素20に分解される。
また、この分解された二酸化硫黄24及び酸素20は、未分解の三酸化硫黄25及び水18と共に、排熱を回収するために後工程を経由して二酸化硫黄回収器15に送り込まれる。硫黄回収器15では、二酸化硫黄24は、回収されて元のブンゼン反応工程1に戻される。この二酸化硫黄回収器15で回収されなかった酸素20は、系外に排出され回収される。
上述のIS法による熱化学的水素製造装置の構成は、本実施の形態を実現するための基本的な構成であって、場合によって各機器を2段階に分けて反応工程を構成することもある。
このように構成された本実施の形態において、まずブンゼン反応工程1でヨウ化水素22及び硫酸23を生成した後に、二相分離器5においてヨウ化水素22及び硫酸23に分離し、次工程に送られる。次工程であるヨウ化水素濃縮分解工程2及び硫酸濃縮分解工程3においては、各種の工程を経た後に水素19及び酸素20が生成され回収される。ヨウ素21及び二酸化硫黄24はリサイクルして再びブンゼン反応工程1に戻される。
次に、排熱回収手段について詳述する。基本的な考え方は、各構成機器の使用温度を考慮して高温から低温に流れるように排熱の流れを構築する。
この排熱の流れを考慮して加熱器16a、16b、16cについては、熱源からの熱媒体26(例えば、ヘリウムや水蒸気)により加熱するもの(実線で表示した加熱器16a)、反応工程で生成した物質を熱媒体として加熱するもの(2点鎖線で表された加熱器16b)、熱源からの熱媒体を熱交換器(例えば、冷却器17)で水蒸気等に変換してから加熱するもの(破線で表された加熱器16c)等がある。
例えば、熱源からの熱媒体26を利用して加熱するものとしては、三酸化硫黄分解器14から硫酸分解器13への加熱器16a、16aを介した排熱の流れに適用されている。
反応工程で生成した物質を熱媒体として加熱するものとしては、三酸化硫黄分解器14からの流れをHI分解器8内の加熱器16bに導いて排熱を回収するものがある。さらにHI分解器8内の加熱器16bからの流れを硫酸濃縮器12内の加熱器16bに導いて排熱を回収して加熱に利用される。
熱源からの熱媒体を冷却器17で水蒸気等に変換してから加熱するものとしては、硫酸濃縮器12内の加熱器16bの下流側に介在する冷却器17で熱変換した水蒸気等をHI蒸留器7内の加熱器16cに導いて排熱を回収するものがある。また、HI蒸留器7の下流側に介在する冷却器17で熱変換した水蒸気等をHI精製器6内の加熱器16cに導いて排熱を回収するものがある。さらに、硫酸濃縮器12から排出された水18を冷却器17で熱変換して生成した水蒸気等を硫酸精製器11内の加熱器16cに導いて排熱を回収するものがある。なお、HI蒸留器7内の加熱器16cからの流れは、HI精製器6又は硫酸精製器11に導かれてさらに排熱が回収される。
このように、排熱の流れを使用温度の高温側から低温側へ流れるように構築しておけば、熱源から供給された熱エネルギーを各工程において充分利用できるようにすることができる。
なお、熱エネルギーを充分利用するためには、排熱をなるべく装置外へ逃げないようにする対策が必要である。そのためには、熱を外部へと拡散させないようなるべく短い距離で機器間を流れるように機器の配置にも留意する必要がある。例えば、図1で示すように、HI濃縮分解工程2と硫酸濃縮分解工程3とが並列になるように機器を配置すれば、排熱の流れる距離が短くすることができ、排熱回収の効率を高めることができる。
従来は、熱化学反応で使用した熱を比較的温度が高い(250〜400℃)まま排出していたが、本実施の形態によれば、熱源からのヘリウムや水蒸気等の熱媒体により加熱、反応工程で生成した物質を熱媒体とした加熱又は熱源からの熱媒体を熱交換器で水蒸気等に変換してから加熱する。これによって、排熱からさらにエネルギーを取り出す又は水素製造に利用することができ、これによって熱効率の向上を図ることができる。
図2は、図1の排熱を利用した発電システム27の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ヨウ素回収器9で回収されなかったヨウ化水素22及び水素19は、冷却器17を介してHI回収器10に送り込まれる。このヨウ化水素22及び水素19の持つ熱は、冷却器17を通過することにより水又は水蒸気18により回収される。この排熱を回収した水又は水蒸気18は、蒸気タービン、熱電素子などの発電システム27に導かれて所内電力28として利用される。
本実施の形態おいて、排熱された蒸気を冷却器17に導いて熱変換した水又は水蒸気18をタービンや熱電素子に導いて発電システム27を稼動させて発電を行い、水素製造装置や所内施設における必要な電力を賄うことができる。
本実施の形態によれば、熱化学反応で使用した比較的温度が高い(250〜400℃)排熱を、水又は水蒸気18を介して発電システムとして回収することによって、熱効率の向上に大幅に寄与することができる。
本発明の実施の形態の水素製造装置の構成を示すブロック図。 図1の排熱を利用した発電システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1…ブンゼン反応工程、2…HI濃縮分解工程、3…硫酸濃縮分解工程、4…ブンゼン反応器、5…二相分離器、6…HI精製器、7…HI蒸留器、8…HI分解器、9…ヨウ素回収器、10…HI回収器、11…硫酸精製器、12…硫酸濃縮器、13…硫酸分解器、14…三酸化硫黄分解器、15…ニ酸化硫黄回収器、16…加熱器、17…冷却器、18…水、19…水素、20…酸素、21…ヨウ素、22…HI(ヨウ化水素)、23…硫酸、24…二酸化硫黄、25…三酸化硫黄、26…熱源からの熱媒体、27…発電システム。

Claims (12)

  1. ヨウ素、二酸化硫酸及び水を熱化学的に分解してヨウ化水素及び硫酸を生成するブンゼン反応器と、
    このブンゼン反応器で生成されたヨウ化水素及び硫酸を分離する二相分離器と、
    この分離されたヨウ化水素の純度を高めるヨウ化水素精製器と、
    この純度が高められたヨウ化水素を濃縮するヨウ化水素蒸留器と、
    この濃縮されたヨウ化水素を水素及びヨウ素に分解するヨウ化水素分解器と、
    この分解されたヨウ素を回収するヨウ素回収器と、
    前記分解されなかったヨウ化水素を回収するヨウ化水素回収器と、
    前記分離された硫酸の純度を高める硫酸精製器と、
    この純度が高められた硫酸を濃縮する硫酸濃縮器と、
    この濃縮された硫酸を三酸化硫黄及び水に分解する硫酸分解器と、
    この分解された三酸化硫黄を二酸化硫黄及び酸素に分解する三酸化硫黄分解器と、
    この分解された二酸化硫黄を回収する二酸化硫黄回収器と、
    前記ヨウ化水素精製器、ヨウ化水素蒸留器、ヨウ化水素分解器、ヨウ素回収器、ヨウ化水素回収器、硫酸精製器、硫酸濃縮器、硫酸分解器、三酸化硫黄分解器及び二酸化硫黄回収器から選択された少なくとも1個の容器から排出される熱をこの選択された容器より使用温度が低温側の他の容器に伝達して回収する排熱回収手段と、
    を有することを特徴とする水素製造装置。
  2. 前記排熱回収手段は、前記選択された容器からの排熱を、熱媒体を介して低温側の器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1記載の水素製造装置。
  3. 前記排熱回収手段は、前記選択された容器で生成され排出された生成物が導かれる熱交換器を含むこと、を特徴とする請求項2記載の水素製造装置。
  4. 前記排熱回収手段は、前記選択された容器内で反応工程により生成された物質を熱媒体として加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1記載の水素製造装置。
  5. 前記排熱回収手段は、前記三酸化硫黄分解器からの排熱をヨウ化水素分解器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水素製造装置。
  6. 前記排熱回収手段は、前記ヨウ化水素分解器からの排熱を硫酸濃縮器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の水素製造装置。
  7. 前記排熱回収手段は、前記硫酸濃縮器からの排熱をヨウ化水素蒸留器、ヨウ化水素精製器及び硫酸精製器から選択された少なくとも1容器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の水素製造装置。
  8. 前記排熱回収手段は、前記ヨウ化水素蒸留器からの排熱をヨウ化水素精製器及び硫酸精製器から選択された少なくとも1容器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の水素製造装置。
  9. 前記排熱回収手段は、前記ヨウ素回収器からの排熱をヨウ化水素精製器及び硫酸精製器から選択された少なくとも1容器に伝達して加熱に利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の水素製造装置。
  10. 前記分離されたヨウ化水素の濃縮分解を行うシステムと硫酸の濃縮分解を行うシステムとを並列に配置すること、を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の水素製造装置。
  11. 前記排熱回収手段は、前記選択された器からの排熱を、発電システムに伝達して所内電力として利用するものであること、を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の水素製造装置。
  12. ヨウ素、二酸化硫酸及び水を熱化学的に分解してヨウ化水素及び硫酸を生成し分離するブンゼン反応工程と、
    この分離されたヨウ化水素の純度を高めるヨウ化水素精製工程と、
    この純度が高められたヨウ化水素を濃縮するヨウ化水素濃縮工程と、
    この濃縮されたヨウ化水素を水素及びヨウ素に分解するヨウ化水素分解工程と、
    この分解されたヨウ素を回収するヨウ素回収工程と、
    前記分解されなかったヨウ化水素を回収するヨウ化水素回収工程と、
    前記分離された硫酸の純度を高める硫酸精製工程と、
    この純度が高められた硫酸を濃縮する硫酸濃縮工程と、
    この濃縮された硫酸を三酸化硫黄及び水に分解する硫酸分解工程と、
    この分解された三酸化硫黄を二酸化硫黄及び酸素に分解する三酸化硫黄分解工程と、
    この分解された二酸化硫黄を回収する二酸化硫黄回収工程と、
    前記ヨウ化水素精製工程、ヨウ化水素蒸留工程、ヨウ化水素分解工程、ヨウ素回収工程、ヨウ化水素回収工程、硫酸精製工程、硫酸濃縮工程、硫酸分解工程、三酸化硫黄分解工程及び二酸化硫黄回収工程から選択された少なくとも1工程から排出される熱をこの選択された工程より使用温度が低温側の工程に伝達して回収する排熱回収手段と、
    を有することを特徴とする水素製造方法。
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